JPH08243403A - 排ガス浄化用メタル担体の製造方法 - Google Patents

排ガス浄化用メタル担体の製造方法

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JPH08243403A
JPH08243403A JP7051399A JP5139995A JPH08243403A JP H08243403 A JPH08243403 A JP H08243403A JP 7051399 A JP7051399 A JP 7051399A JP 5139995 A JP5139995 A JP 5139995A JP H08243403 A JPH08243403 A JP H08243403A
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安部  洋一
Kazuo Yoshida
和雄 吉田
Haruo Kimura
春男 木村
Toru Uchiumi
徹 内海
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 最高の切断条件で効率よく切断することによ
り、メタル担体の生産性を向上させる。 【構成】 耐熱金属製の平箔と波箔を重ね合わせて渦巻
状に巻回してハニカム体を形成し、該ハニカム体を耐熱
金属製外筒内に挿入してメタル担体を製造するに際し、
1個の長尺のハニカム体外周に対し成品寸法に応じた長
さをもつ複数個の外筒を嵌め込み、次いで各外筒長さ位
置でハニカム体を切断して複数個のメタル担体を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の排ガスを浄
化するための触媒コンバータ担体として使用するメタル
担体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、従来からのセラミックス製担体に
代わり、優れた耐熱性、低圧損性及び搭載性の点から、
SUS等の耐熱性金属箔よりなるメタル担体が用いられ
るようになってきた。このメタル担体は、耐熱金属製の
平箔と波箔を重ね合わせて渦巻状に巻回して筒状のハニ
カム体を形成し、該ハニカム体を耐熱金属製の外筒内に
挿入し、適宜平箔と波箔を、また、ハニカム体と外筒を
ろう材等を用いて或いは抵抗溶接で接合して製造され
る。
【0003】而して、最近ではメタル担体自体の機能向
上に加えてその生産性の向上が意図されるようになり、
例えば、その例として出来るだけ長尺のメタル担体を製
作し、その後これを成品寸法に合わせて複数に電解複合
切断方式で分断する方法が提案されている(特開平6−
262091号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の分断による製造方法では、図3に示す如く、外
筒2とハニカム体1を同時に切断する必要がある。切断
方式としては、電解複合切断或いはワイヤ放電切断が考
えられるが、いずれの切断方式を採用しても、外筒とハ
ニカム体という厚み(通常、外筒厚1.5mm、ハニカム
体厚50μm)と断面構造が非常に異なる二つの材料を
同時に切断するため、切断面にバリやタレが生じやす
く、両者にとって支障のない切断条件を選択して切断を
行わざるを得ず、換言すれば、それぞれの材料にとって
最高の切断条件で切断することができないことから、切
断作業の効率化を図ることには限界があった。
【0005】本発明は、このような従来の製造方法では
達成できなかった切断作業の効率化、即ち、最高の切断
条件で効率よく切断することが可能であって、それによ
ってメタル担体の生産性を向上させることを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は次の通り
である。 (1)耐熱金属製の平箔と波箔を重ね合わせて渦巻状に
巻回してハニカム体を形成し、該ハニカム体を耐熱金属
製外筒内に挿入してメタル担体を製造するに際し、1個
の長尺のハニカム体外周に対し成品寸法に応じた長さを
もつ複数個の外筒を嵌め込み、次いで各外筒長さ位置で
ハニカム体を切断して複数個のメタル担体を得ることを
特徴とする排ガス浄化用メタル担体の製造方法。 (2)複数個の外筒相互が向い合う端部の少なくとも一
方に開先を形成してなる上記(1)記載の排ガス浄化用
メタル担体の製造方法。 (3)ハニカム体の切断を電解複合切断或いはワイヤ放
電切断にて行うことよりなる(1)又は(2)記載の排
ガス浄化用メタル担体の製造方法。
【0007】
【作用】以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明す
る。図1は一個の長尺のハニカム体1と最終成品寸法に
応じた長さをもつ2個の短尺外筒2A,2Bを示すが、
ハニカム体1の長さは外筒長さの約2倍である(場合に
よっては切断代分だけハニカム体を長めにしておく)。
該ハニカム体1は、耐熱ステンレス製の平箔と同材質の
波箔を重ね合わせて渦巻状に巻回して形成されるが、こ
の製作工程及びこれに用いる巻取り装置は公知のものを
使用し、特に限定しない。また、2個の外筒2は前記の
ハニカム体1の外周部に嵌め込まれるもので、任意の板
厚の耐熱ステンレス鋼板にて製作される。
【0008】ハニカム体1の外周部に2個の外筒2を嵌
め込む場合には、ハニカム体外径を外筒内径よりも僅か
に大きくしておき、外筒にハニカム体を圧入する方法
か、外筒内径をハニカム体外径よりも僅かに大きくして
おき、外筒内にハニカム体を挿通後外筒を径方向に絞る
方法のいずれかによる。圧入方式の場合、ハニカム体1
の一端より1個の外筒2Aを圧入した後、ハニカム体1
を転回して他端から別の外筒2Bを圧入すればよい。
【0009】2個の外筒のハニカム体1外周部に対する
嵌め込みが終了した状態を図2に示す。外筒2A,2B
相互の突き合わせ部には、図示の如く、開先3を設けて
おきハニカム体の切断に支障のないようにすることが好
ましい。この開先は少なくとも一方だけ形成しておけば
足りる。図2の状態でこれを真空炉等に装入し、平箔と
波箔を、また、必要に応じハニカム体と外筒相互を接合
するが、予め必要箇所にろう材等を貼付しておく。次い
で、開先3位置にてハニカム体1のみを切断し、2個の
メタル担体を得る。なお、1個のハニカム体より2個の
メタル担体を製造する場合に限らず、より長尺のハニカ
ム体を得ることができる場合には、必要に応じて3個以
上の外筒を1個のハニカム体に嵌め込み、外筒数に対応
する3個以上のメタル担体を得ることも可能である。
【0010】ハニカム体の切断としては、公知のワイヤ
放電加工切断或いは電解複合切断のいずれかを採用す
る。ワイヤ放電切断方式は、電極として細い銅線、黄銅
線、タングステン線を用い、水等の加工液中でワイヤと
被切断材との間に放電させ、その際の熱と圧力により被
加工物を糸鋸式に切断するものであり、また、電解複合
切断方式は、電解液を供給しつつ導電性の砥石を回転さ
せて被切断材に当接し、この被切断材を陽極とし両者間
に電流を流し切断する方法である。いずれの方式を採用
しても、バリやタレのない切断面が得られるが、一般
に、切断速度の面では電解複合切断の方が早く、また、
設備費や操作面ではワイヤ放電切断方式の方が有利であ
る。切断するハニカム体のサイズ、材質等に応じていず
れかを選択すればよい。
【0011】なお、上記した方法では、最終成品寸法に
対応した外筒を複数個用意し、これらを1個のハニカム
体に嵌め込みハニカム体のみを切断する工程を説明した
が、本発明ではこれに限らず、外筒についても当初はハ
ニカム体と同じ長さのものを1個用意し、この外筒の成
品寸法に応じた位置に予め切り込みを入れておき、ハニ
カム体を挿入してからこの切り込み位置にてワイヤ放電
加工切断或いは電解複合切断により切断してメタル担体
を製造することも包含するものである。切断効率は図2
の方式に比し若干落ちるものの、従来の方式に比較すれ
ば有利性は認められる。
【0012】
【実施例】本発明の実施例1として1個のφ87mmのハ
ニカム体の外周に2個の1.5mm厚の外筒を嵌め込み、
ワイヤ放電切断でハニカム体の切断を行った場合、その
切断条件と切断時間を表1に示す。なお、比較例として
上記と同一のハニカム体を、1個の外筒(1.5mm厚)
に挿入したメタル担体(ハニカム体+外筒)を切断した
場合の例(従来例)を示す。
【0013】また、実施例2として1個のφ42mmのハ
ニカム体の外周に2個の1.5mm厚の外筒を嵌め込み、
電解複合切断でハニカム体を切断した場合の切断条件と
切断時間についても、比較例と共に表1に示す。
【0014】表1から分かる如く、いずれの切断によっ
ても実施例及び比較例により切断されて得たメタル担体
の切断面については遜色はなかったが、本発明によると
切断時間が大幅に短くなっている。
【0015】
【表1】
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、長尺のメタル担体1個
から複数個の担体が製造でき、しかも、切断時間がハニ
カム体の切断だけであるので、従来の切断時間に比し1
/2〜1/4で済み、大幅な生産性の向上と製作コスト
の低減が図れる。また、ハニカム体のみの切断に合った
最適な切断条件を選べるので、切断品質面でも満足でき
るものが得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を説明するためのハニカム体と外筒
の斜視図。
【図2】1個のハニカム体の外周に2個の外筒を嵌め込
んだ状態で切断時の断面図。
【図3】従来の分断方式のメタル担体製造工程を説明す
る図。
【符号の説明】
1 ハニカム体 2 外筒 3 開先
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内海 徹 愛知県東海市東海町5−3 新日本製鐵株 式会社名古屋製鐵所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐熱金属製の平箔と波箔を重ね合わせて
    渦巻状に巻回してハニカム体を形成し、該ハニカム体を
    耐熱金属製外筒内に挿入してメタル担体を製造するに際
    し、1個の長尺のハニカム体外周に対し成品寸法に応じ
    た長さをもつ複数個の外筒を嵌め込み、次いで各外筒長
    さ位置でハニカム体を切断して複数個のメタル担体を得
    ることを特徴とする排ガス浄化用メタル担体の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 複数個の外筒相互が向い合う端部の少な
    くとも一方に開先を形成してなる請求項1記載の排ガス
    浄化用メタル担体の製造方法。
  3. 【請求項3】 ハニカム体の切断を電解複合切断或いは
    ワイヤ放電切断にて行うことよりなる請求項1又は2記
    載の排ガス浄化用メタル担体の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016073893A (ja) * 2014-10-02 2016-05-12 新日鉄住金マテリアルズ株式会社 触媒担持用基材、触媒担体、触媒担持用基材の製造方法及び触媒担体の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016073893A (ja) * 2014-10-02 2016-05-12 新日鉄住金マテリアルズ株式会社 触媒担持用基材、触媒担体、触媒担持用基材の製造方法及び触媒担体の製造方法

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