JPH08242506A - 左右車輪独立駆動方式車両の制御装置 - Google Patents

左右車輪独立駆動方式車両の制御装置

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Publication number
JPH08242506A
JPH08242506A JP4307595A JP4307595A JPH08242506A JP H08242506 A JPH08242506 A JP H08242506A JP 4307595 A JP4307595 A JP 4307595A JP 4307595 A JP4307595 A JP 4307595A JP H08242506 A JPH08242506 A JP H08242506A
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JP
Japan
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torque command
wheel
torque
speed
right wheel
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JP4307595A
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English (en)
Inventor
Yosuke Nakazawa
洋介 中沢
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 左右車輪独立駆動方式車両において左右車輪
の速度差の発生を抑えて蛇行を少なくし、乗り心地を改
善する。 【構成】 トルク指令設定部14によって列車速度に対
応するトルク指令を出力し、左右車輪速度差補正トルク
演算部15によって左右各車輪の回転速度に基づいて速
度差補正トルクを算出する。そして左右車輪速度差補正
部16において、トルク指令設定部から出力されるトル
ク指令Tqに対して、左右車輪速度差補正トルク演算部
が出力する左右車輪速度差補正トルクΔTqを加減する
ことにより左車輪、右車輪それぞれの最終トルク指令T
qL,TqRを算出し、左車輪駆動用電動機、右車輪駆
動用電動機それぞれに出力する。こうして、左右各車輪
駆動用電動機に対して左右車輪の速度差のアンバランス
を吸収した最終トルク指令を与えるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は左右車輪独立駆動方式車
両の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の鉄道車両では、図7に示すよう
に、左右に並ぶ駆動輪1R,1Lが1本の車軸2で結合
されていて、1つの電動機3によって同時に駆動するよ
うになっており、列車速度に対してあらかじめ設定され
ているトルクパターンに基づいてトルク指令を出力する
トルク指令設定部4と、ここからのトルク指令に対して
電動機3を所定の回転速度で回転駆動させる電動機駆動
装置5によってこの電動機3の回転速度制御を行うよう
にしている。
【0003】そしてこのような従来の左右車輪同時駆動
方式の車両の場合には、左右に並ぶ左右の車輪が異なっ
た速度で回転できないために、カーブを曲がるときの内
外輪差を吸収するために外側のレールを高くすると共
に、車輪自体にテーパを付けて、内側に来る車輪は径が
小さくなる部分でレールと接触して回転し、外側に来る
車輪は径が大きくなる部分でレールと接触して回転する
ようにしていた。
【0004】しかしながら近年、電動機の回転速度制御
が正確にできるようになったために、左右の車輪を結合
する車軸を省略して左右の車輪を駆動する電動機を左右
それぞれに設けて独立に駆動する左右車輪独立駆動方式
車両が提案されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、提案されて
いる左右車輪独立駆動方式車両の各電動機の制御方式
は、互いに他の電動機と完全に独立して制御するもので
あり、左右の車輪で協調をとりながら行う方式ではない
ために、左右の車輪が発生する推進力にアンバランスが
生じて蛇行による乗り心地の悪化や車輪フランジとレー
ルとの不必要な摩擦による磨耗度の増加が大きい問題点
があった。
【0006】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたもので、左右車輪の協調をとりながら独立駆動
を行うことができ、推進力にアンバランスが生じて蛇行
による乗り心地の悪化や車輪フランジとレールとの不必
要な摩擦による磨耗度の増加を避けることができる左右
車輪独立駆動方式車両の制御装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の左右車
輪独立駆動方式車両の制御装置は、列車速度を入力と
し、列車速度に対応して、あらかじめ設定されているト
ルク指令パターンにしたがってトルク指令を出力するト
ルク指令設定部と、左右各車輪の回転速度を入力とし、
左右各車輪の回転速度に基づいて速度差補正トルクを算
出する左右車輪速度差補正トルク演算部と、トルク指令
設定部から出力されるトルク指令に対して、左右車輪速
度差補正トルク演算部が出力する左右車輪速度差補正ト
ルクを加減することにより左車輪、右車輪それぞれの最
終トルク指令を算出し、左車輪駆動用電動機、右車輪駆
動用電動機それぞれに最終トルク指令を出力する左右車
輪速度差補正部とを備えたものである。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の左右車輪独
立駆動方式車両の制御装置において、左右車輪速度差補
正トルク演算部に設けられ、レール曲率半径に対応する
補正係数を求める曲線補正係数演算部と、左右車輪速度
差補正トルク演算部に設けられ、曲線補正係数演算部に
よって算出された曲線補正係数を左右各車輪の実回転速
度に掛けて左右各車輪の回転速度とする曲線補正係数乗
算部とを備えたものである。
【0009】請求項3の発明の左右車輪独立駆動方式車
両の制御装置は、所定の速度パターンに基づく速度指令
を出力する速度指令設定部と、速度指令設定部が出力す
る速度指令に対して、レール曲率半径に対応する左右各
車輪の曲線補正係数に基づく補正を行い、左右各車輪の
速度指令として出力する曲線補正係数乗算部と、曲線補
正係数乗算部が出力する左右各車輪の速度指令に対して
左右各車輪の実速度との偏差に基づきトルク指令のフィ
ードバック制御を行い、左車輪、右車輪それぞれの最終
トルク指令を算出し、左車輪駆動用電動機、右車輪駆動
用電動機それぞれに最終トルク指令を出力する左右車輪
速度トルク制御部とを備えたものである。
【0010】請求項4の発明の左右車輪独立駆動方式車
両の制御装置は、列車速度を入力とし、列車速度に対応
して、あらかじめ設定されているトルク指令パターンに
したがってトルク指令を出力するトルク指令設定部と、
左車輪空転速度を入力とし、左車輪空転速度に見合った
空転抑制トルクを算出する左車輪空転速度演算部と、右
車輪空転速度を入力とし、右車輪空転速度に見合った空
転抑制トルクを算出する右車輪空転速度演算部と、トル
ク指令設定部から出力されるトルク指令に対して、左車
輪空転速度演算部から出力される空転抑制トルクを減算
して左車輪トルク指令値を出力する左車輪トルク指令用
減算器と、トルク指令設定部から出力されるトルク指令
に対して、右車輪空転速度演算部から出力される空転抑
制トルクを減算して右車輪トルク指令値を出力する右車
輪トルク指令用減算器と、左車輪トルク指令値と右車輪
トルク指令値との差が0となるようなトルク指令補正値
を算出するトルク指令補正値演算部と、左車輪トルク指
令値とトルク指令補正値とに基づいて左車輪最終トルク
指令を算出する左車輪最終トルク指令演算部と、右車輪
トルク指令値とトルク指令補正値とに基づいて右車輪最
終トルク指令を算出する右車輪最終トルク指令演算部と
を備えたものである。
【0011】請求項5の発明の左右車輪独立駆動方式車
両の制御装置は、列車速度を入力とし、列車速度に対応
して、あらかじめ設定されているトルク指令パターンに
したがってトルク指令を出力するトルク指令設定部と、
1つの台車内の1つの左車輪空転速度を入力とし、その
左車輪空転速度に見合った空転抑制トルクを算出する第
1の左車輪空転速度演算部と、1つの台車内のもう1つ
の左車輪空転速度を入力とし、その左車輪空転速度に見
合った空転抑制トルクを算出する第2の左車輪空転速度
演算部と、1つの台車内の1つの右車輪空転速度を入力
とし、その右車輪空転速度に見合った空転抑制トルクを
算出する第1の右車輪空転速度演算部と、1つの台車内
のもう1つの右車輪空転速度を入力とし、その右車輪空
転速度に見合った空転抑制トルクを算出する第2の右車
輪空転速度演算部と、トルク指令設定部から出力される
トルク指令に対して、第1の左車輪空転速度演算部から
出力される空転抑制トルクを減算して第1の左車輪トル
ク指令値を出力する第1の左車輪トルク指令用減算器
と、トルク指令設定部から出力されるトルク指令に対し
て、第2の左車輪空転速度演算部から出力される空転抑
制トルクを減算して第2の左車輪トルク指令値を出力す
る第2の左車輪トルク指令用減算器と、トルク指令設定
部から出力されるトルク指令に対して、第1の右車輪空
転速度演算部から出力される空転抑制トルクを減算して
第1の右車輪トルク指令値を出力する第1の右車輪トル
ク指令用減算器と、トルク指令設定部から出力されるト
ルク指令に対して、第2の右車輪空転速度演算部から出
力される空転抑制トルクを減算して第2の右車輪トルク
指令値を出力する第2の右車輪トルク指令用減算器と、
第1の左車輪トルク指令値と第2の左車輪トルク指令値
との合計と、第1の右車輪トルク指令値と第2の右車輪
トルク指令値との合計との差が0となるようなトルク指
令補正値を算出するトルク指令補正値演算部と、第1の
左車輪トルク指令値とトルク指令補正値とに基づいて第
1の左車輪最終トルク指令を算出する第1の左車輪最終
トルク指令演算部と、第2の左車輪トルク指令値とトル
ク指令補正値とに基づいて第2の左車輪最終トルク指令
を算出する第2の左車輪最終トルク指令演算部と、第1
の右車輪トルク指令値とトルク指令補正値とに基づいて
第1の右車輪最終トルク指令を算出する第1の右車輪最
終トルク指令演算部と、第2の右車輪トルク指令値とト
ルク指令補正値とに基づいて第2の右車輪最終トルク指
令を算出する第2の右車輪最終トルク指令演算部とを備
えたものである。
【0012】
【作用】請求項1の発明の左右車輪独立駆動方式車両の
制御装置では、トルク指令設定部によって列車速度に対
応するトルク指令を出力し、左右車輪速度差補正トルク
演算部によって左右各車輪の回転速度に基づいて速度差
補正トルクを算出する。そして左右車輪速度差補正部に
おいて、トルク指令設定部から出力されるトルク指令に
対して、左右車輪速度差補正トルク演算部が出力する左
右車輪速度差補正トルクを加減することにより左車輪、
右車輪それぞれの最終トルク指令を算出し、左車輪駆動
用電動機、右車輪駆動用電動機それぞれに出力する。こ
うして、左右各車輪駆動用電動機に対して左右車輪の速
度差のアンバランスを吸収した最終トルク指令を与え
る。
【0013】請求項2の発明の左右車輪独立駆動方式車
両の制御装置では、曲線補正係数演算部によってレール
曲率半径に対応する補正係数を求め、また曲線補正係数
乗算部によって曲線補正係数演算部の算出した曲線補正
係数を左右各車輪の実回転速度に掛けて左右各車輪の回
転速度とし、この左右各車輪の回転速度を請求項1の発
明の左右車輪速度差補正トルク演算部に与え、ここで左
右各車輪の回転速度に基づいて速度差補正トルクを算出
するようにする。これによって、左右車輪独立駆動方式
車両でも内外輪差が出るカーブでの走行制御を円滑に行
う。
【0014】請求項3の発明の左右車輪独立駆動方式車
両の制御装置では、速度指令設定部が出力する速度指令
に対して、曲線補正係数乗算部がレール曲率半径に対応
する左右各車輪の曲線補正係数に基づく補正を行い、左
右車輪速度トルク制御部がこの補正後の左右各車輪の速
度指令に対して左右各車輪の実速度との偏差に基づきト
ルク指令のフィードバック制御を行い、左車輪、右車輪
それぞれの最終トルク指令を算出し、左車輪駆動用電動
機、右車輪駆動用電動機それぞれに出力する。これによ
って、左右車輪独立駆動方式車両でも内外輪差が出るカ
ーブでの走行制御を円滑に行う。
【0015】請求項4の発明の左右車輪独立駆動方式車
両の制御装置では、トルク指令設定部において列車速度
に対応して、あらかじめ設定されているトルク指令パタ
ーンにしたがってトルク指令を出力し、左車輪空転速度
演算部において左車輪空転速度を入力とし、左車輪空転
速度に見合った空転抑制トルクを算出し、右車輪空転速
度演算部において右車輪空転速度を入力とし、右車輪空
転速度に見合った空転抑制トルクを算出する。
【0016】そして、左車輪トルク指令用減算器でトル
ク指令設定部から出力されるトルク指令に対して、左車
輪空転速度演算部から出力される空転抑制トルクを減算
して出力し、右車輪トルク指令用減算器でトルク指令設
定部から出力されるトルク指令に対して、右車輪空転速
度演算部から出力される空転抑制トルクを減算して右車
輪トルク指令値を出力し、さらに、トルク指令補正値演
算部においてこれらの左車輪トルク指令値と右車輪トル
ク指令値との差が0となるようなトルク指令補正値を算
出する。
【0017】そして、左車輪最終トルク指令演算部にお
いて左車輪トルク指令値とトルク指令補正値とに基づい
て左車輪最終トルク指令を算出し、右車輪最終トルク指
令演算部において右車輪トルク指令値とトルク指令補正
値とに基づいて右車輪最終トルク指令を算出し、左車輪
駆動用電動機、右車輪駆動用電動機それぞれに出力す
る。これによって、左右車輪独立駆動方式車両でも内外
輪差が出るカーブでの走行制御を円滑に行う。
【0018】請求項5の発明の左右車輪独立駆動方式車
両の制御装置では、トルク指令設定部において列車速度
に対応して、あらかじめ設定されているトルク指令パタ
ーンにしたがってトルク指令を出力する。一方、第1の
左車輪空転速度演算部において1つの台車内の1つの左
車輪空転速度を入力とし、その左車輪空転速度に見合っ
た空転抑制トルクを算出し、第2の左車輪空転速度演算
部において1つの台車内のもう1つの左車輪空転速度を
入力とし、その左車輪空転速度に見合った空転抑制トル
クを算出し、また第1の右車輪空転速度演算部において
1つの台車内の1つの右車輪空転速度を入力とし、その
右車輪空転速度に見合った空転抑制トルクを算出し、第
2の右車輪空転速度演算部において1つの台車内のもう
1つの右車輪空転速度を入力とし、その右車輪空転速度
に見合った空転抑制トルクを算出する。
【0019】そして、第1の左車輪トルク指令用減算器
において、トルク指令に対して第1の左車輪空転速度演
算部から出力される空転抑制トルクを減算して第1の左
車輪トルク指令値を出力し、第2の左車輪トルク指令用
減算器において、トルク指令に対して第2の左車輪空転
速度演算部から出力される空転抑制トルクを減算して第
2の左車輪トルク指令値を出力し、また第1の右車輪ト
ルク指令用減算器において、トルク指令に対して第1の
右車輪空転速度演算部から出力される空転抑制トルクを
減算して第1の右車輪トルク指令値を出力し、第2の右
車輪トルク指令用減算器において、トルク指令に対して
第2の右車輪空転速度演算部から出力される空転抑制ト
ルクを減算して第2の右車輪トルク指令値を出力し、さ
らに、トルク指令補正値演算部において、第1の左車輪
トルク指令値と第2の左車輪トルク指令値との合計と、
第1の右車輪トルク指令値と第2の右車輪トルク指令値
との合計との差が0となるようなトルク指令補正値を算
出する。
【0020】そして、第1の左車輪最終トルク指令演算
部において第1の左車輪トルク指令値とトルク指令補正
値とに基づいて第1の左車輪最終トルク指令を算出し、
第2の左車輪最終トルク指令演算部において第2の左車
輪トルク指令値とトルク指令補正値とに基づいて第2の
左車輪最終トルク指令を算出し、また第1の右車輪最終
トルク指令演算部において第1の右車輪トルク指令値と
トルク指令補正値とに基づいて第1の右車輪最終トルク
指令を算出し、第2の右車輪最終トルク指令演算部にお
いて第1の右車輪最終トルク指令演算部と、第2の右車
輪トルク指令値とトルク指令補正値とに基づいて第2の
右車輪最終トルク指令を算出し、これらの左右各2つず
つの最終トルク指令それぞれに基づいて1つの台車内の
左右各2つずつの車輪駆動用電動機それぞれを独立に駆
動制御する。
【0021】これによって、1つの台車内の左右2つず
つの車輪それぞれを内外輪差が出るカーブでも円滑に走
行するように制御する。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて詳説す
る。図1は請求項1の発明の一実施例を示しており、車
両の左車輪10L、右車輪輪10Rそれぞれに対して駆
動電動機11L,11Rが直接回転駆動するように設置
されており、さらに、外部から与えられるトルク指令に
比例する電力をこれらの各駆動電動機11L,11Rに
与えて回転駆動するための電動機駆動装置12L,12
Rが備えられている。
【0023】そして左車輪駆動用の電動機駆動装置12
Lに対して左車輪トルク指令を与え、右車輪駆動用の電
動機駆動装置12Rに対して右車輪トルク指令を与える
制御装置13の回路は、トルク指令設定部14と、左右
車輪速度差補正トルク演算部15と、左右車輪速度差補
正部16から構成されている。
【0024】上記のトルク指令設定部14は、列車速度
Vsを入力とし、あらかじめ登録されている速度−トル
クパターンにしたがって列車速度Vsに対応するトルク
指令値Tqを出力するようになっている。
【0025】また左右車輪速度差補正トルク演算部15
は、左車輪11Lに取り付けられている角速度検出器1
7Lからの左車輪回転角速度ωrLと右車輪11Rに取
り付けられている角速度検出器17Rからの右車輪回転
角速度ωrRを入力とし、左車輪回転角速度ωrLから
右車輪回転角速度ωrRを減算した結果を比例積分制御
(PI制御)演算し、この結果を左右車輪速度差補正ト
ルクΔTqとして出力するようになっている。
【0026】また左右車輪速度差補正部16は、左車輪
トルク指令用の減算器18と右車輪トルク指令用の加算
器19を有していて、減算器18でトルク指令設定部1
4からのトルク指令Tqから左右車輪速度差補正トルク
ΔTqを減算して左車輪トルク指令TqLを出力し、加
算器19でトルク指令設定部14からのトルク指令Tq
に左右車輪速度差補正トルクΔTqを加算して右車輪ト
ルク指令TqRを出力するようになっている。
【0027】次に、上記構成の左右車輪独立駆動方式車
両の制御装置の動作について説明する。トルク指令設定
部14で、外部から入力される列車速度Vsに対してあ
らかじめ登録されている速度−トルクパターンにしたが
って対応するトルク指令Tqを出力する。この実施例で
は、速度−トルクパターンは、列車速度Vsがある値V
sBよりも小さい時に一定値TqBを出力し、列車速度
Vsがある値VsBよりも大きい時には列車速度Vsに
反比例するトルク指令値Tqを出力するように設定され
ている。すなわち、
【数1】 に基づいてトルク指令値Tqを出力するのである。
【0028】これと同時に、左右車輪速度差補正トルク
演算部15では、左車輪11Lに取り付けられている角
速度検出器17Lからの左車輪回転角速度ωrLと右車
輪11Rに取り付けられている角速度検出器17Rから
の右車輪回転角速度ωrRを入力とし、左車輪回転角速
度ωrLから右車輪回転角速度ωrRを減算した結果を
比例積分制御(PI制御)演算し、この結果を左右車輪
速度差補正トルクΔTqとして出力する。
【0029】これらの左右車輪速度差補正トルクΔTq
は左右車輪速度差補正部16において左車輪用の減算器
18、右車輪用の加算器19に与えられ、それぞれトル
ク指令設定部14からのトルク指令Tqと減算、加算処
理され、最終的に左車輪トルク指令TqL、右車輪トル
ク指令TqRとしてそれぞれ左車輪電動機駆動装置12
L、右車輪電動機駆動装置12Rに出力される。すなわ
ち、
【数2】TqL=Tq−ΔTq TqR=Tq+ΔTq として得られるトルク指令TqL,TqRが出力され
る。
【0030】左車輪電動機駆動装置12L、右車輪電動
機駆動装置12Rそれぞれでは、電動機11L,11R
それぞれをこれらのトルク指令TqL,TqRに追従す
るように制御する。
【0031】こうして、第1の実施例では、左右車輪速
度差が常に0となるように電動機11L,11Rの速度
制御を行い、列車が蛇行して乗り心地を悪化させたり、
車輪フランジとレールの磨耗を増加させたりするのを防
ぐのである。
【0032】次に、請求項2の発明の一実施例を図1〜
図3に基づいて説明する。この実施例の左右車輪独立駆
動方式車両の制御装置13は、図1に示した請求項1の
実施例の左右車輪速度差補正トルク演算部15におい
て、さらにカーブ走行時の補正機能を付加したものであ
り、外部からそのカーブの曲率半径rが入力されると、
内外輪差が発生するのでその内外輪差を補正するための
補正係数kL,kRを算出する曲線補正係数演算部21
と、左車輪10L、右車輪10Rそれぞれの角速度検出
器17L,17Rからの角速度信号ωrL,ωrRそれ
ぞれに対してこれらの曲線補正係数kL,kRを乗算し
てあらたな角速度信号とする曲線補正係数乗算部22と
が付加されており、この曲線補正係数乗算部22の演算
結果に対してPI制御演算を実行して左右車輪速度差補
正トルクΔTqを出力する構成となっている。
【0033】上記構成の左右車輪速度差補正トルク演算
部15では、図3に示すように、車両が走行している走
行路が地点x1に達してこれからカーブに差しかかろう
とする場合に外部からそのカーブの曲率半径rが入力さ
れると、内外輪差が発生するのでその内外輪差を補正す
るための補正係数kL,kRを曲線補正係数演算部21
で、次の式に基づいて算出する。すなわち、
【数3】 ここで、2wは左右レール23L,23R間の距離を求
めるのである。なお、曲率半径rは車両が走行している
線路状況に対応して常時入力されるものであり、直線路
では曲率半径rとして∞の数値が入力され、この場合に
は補正係数kL,kRは1となる。
【0034】曲線補正係数乗算部22では、角速度検出
器17L,17Rそれぞれからの角速度信号ωrL,ω
rRに対してこれらの補正係数kL,kRを乗算して新
たな角速度ωrL´,ωrR´を得る。
【0035】これらの角速度ωrL´,ωrR´に対し
ては、以後、第1の実施例と同じように、左車輪回転角
速度ωrL´から右車輪回転角速度ωrR´を減算した
結果を比例積分制御(PI制御)演算し、この結果を左
右車輪速度差補正トルクΔTqとして出力する。
【0036】得られた左右車輪速度差補正トルクΔTq
を用いてトルク指令Tqを補正し、左車輪トルク指令T
qL、右車輪トルク指令TqRを得る手順は、第1の実
施例と同じである。
【0037】こうして、第2の実施例では、曲線路を走
行する際に発生する内外輪差をも組み込んで左右車輪速
度差補正を行い、曲線路の走行が円滑に行えるようにな
る。
【0038】次に、請求項3の発明の一実施例を図4に
基づいて説明する。この第3の実施例の左右車輪独立駆
動方式車両の制御装置13は、スタート指令によってあ
らかじめ登録されている速度パターンに基づく速度指令
Vrを出力する速度指令設定部31と、列車の走行位置
が曲線路である時に次の数4の演算式に基づいて算出さ
れる曲線補正係数kL,kRを速度指令Vrに掛けて左
車輪速度指令VrL、右車輪速度指令VrRを出力する
曲線補正係数乗算部32と、左車輪実速度VL、右車輪
実速度VRそれぞれとこれらの左車輪速度指令VrL、
右車輪速度指令VrRとの偏差に基づき比例積分制御演
算を行い、左車輪トルク指令TqL、右車輪トルク指令
TqRそれぞれを図1に示した電動機駆動装置12L,
12Rそれぞれに出力する速度制御部33L,33Rと
から構成されている。
【0039】次に、上記構成の左右車輪独立駆動方式車
両の制御装置の動作について説明する。速度指令設定部
31では、スタート指令によってあらかじめ登録されて
いる速度パターンに基づく速度指令Vrを出力し、この
速度指令Vrが曲線補正係数乗算部32に与えられる。
【0040】曲線補正係数乗算部32では、列車の走行
している位置の線路状況を把握していて、その線路状況
に応じた曲率半径rに対する曲線補正係数kL,kRを
次の演算式に基づいて算出していて、
【数4】 これを速度指令設定部31から与えられる速度指令Vr
に掛けることによって、左車輪速度指令VrL、右車輪
速度指令VrRを出力する。
【0041】そして左車輪速度制御部33Lでは、左車
輪実速度VLとこの左車輪速度指令VrLとの偏差に基
づき比例積分制御演算を行い、左車輪トルク指令TqL
を図1に示した左車輪電動機駆動装置12Lに出力す
る。また、右車輪実速度VRと右車輪速度指令VrRと
の偏差に基づき比例積分制御演算を行い、右車輪トルク
指令TqRを図1に示した右車輪電動機駆動装置12R
に出力する。
【0042】左右の各車輪の電動機駆動装置12L,1
2Rそれぞれはこれらのトルク指令TqL,TqRに基
づいて第1の実施例と同じく電動機11L,11Rそれ
ぞれをこれらのトルク指令TqL,TqRに追従するよ
うに制御する。
【0043】こうして、第3の実施例では、左右車輪速
度差が常に0となるように電動機11L,11Rの速度
制御を行い、列車が蛇行して乗り心地を悪化させたり、
車輪フランジとレールの磨耗を増加させたりするのを防
ぐことができ、また曲線路で発生する内外輪差による速
度差の補正を行い、曲線路の走行も円滑に行えるように
なる。
【0044】次に、請求項4の発明の一実施例を図5に
基づいて説明する。この第4の実施例の左右車輪独立駆
動方式車両の制御装置13は、列車速度Vsに対してあ
らかじめ設定されているトルクパターンにしたがってト
ルク指令Tqを出力する、第1の実施例と同じトルク指
令設定部14と、左車輪の空転速度を入力として従来広
く用いられている空転再粘着制御演算を行い、空転速度
がある値を超えると空転と判断して空転抑制トルクTa
Lを出力する左車輪空転再粘着制御部42Lと、同じく
右車輪の空転速度を入力としてある値を超えると空転と
判断して空転抑制トルクTaRを出力する右車輪空転再
粘着制御部42Rと、トルク指令設定部14からのトル
ク指令Tqに対して左車輪空転抑制トルクTaLを差し
引いて左車輪予備トルク指令TqpLとして出力する減
算器43Lと、トルク指令設定部14からのトルク指令
Tqに対して右車輪空転抑制トルクTaRを差し引いて
右車輪予備トルク指令TqpRとして出力する減算器4
3Rを備えている。
【0045】また第4の実施例の制御装置13は、これ
らの左車輪予備トルク指令TqpLと右車輪予備トルク
指令TqpRを入力し、左車輪予備トルク指令TqpL
から右車輪予備トルク指令TqpRを減算した値に所定
のゲインG(s)を乗じて台車回転抑制トルクTqaを
算出するゲイン乗算部44と、この台車回転抑制トルク
Tqaに対して後述する所定のリミット処理を施して左
車輪台車回転抑制トルクTqaLを得る左車輪台車回転
抑制トルクリミット処理部45Lと、台車回転抑制トル
クTqaに対して後述する所定のリミット処理を施して
右車輪台車回転抑制トルクTqaRを得る右車輪台車回
転抑制トルクリミット処理部45Rとを備えていて、こ
れらのゲイン乗算部44と左車輪台車回転抑制トルクリ
ミット処理部45Lと右車輪台車回転抑制トルクリミッ
ト処理部45Rによって台車回転抑制トルク演算部41
が構成されている。
【0046】さらにこの実施例の制御装置13は、前述
の左車輪予備トルク指令TqpLに対して左車輪台車回
転抑制トルクTqaLを減じて最終トルク指令TqLを
出力する減算器46Lと、前述の右車輪予備トルク指令
TqpRに対して右車輪台車回転抑制トルクTqaRを
加算して最終トルク指令TqRを出力する加算器46R
とを備えている。
【0047】次に、上記構成の第4の実施例の左右車輪
独立駆動方式車両の制御装置の動作について説明する。
トルク指令設定部14では列車速度Vsに対してあらか
じめ設定されているトルクパターンにしたがってトルク
指令Tqを出力する。
【0048】これと同時に、左車輪空転再粘着制御部4
2Lにおいて、左車輪の空転速度を入力として空転再粘
着制御演算を行い、空転速度がある値を超えると空転と
判断して左車輪のトルクを低減すべく空転抑制トルクT
aLを出力し、同じく右車輪空転再粘着制御部42Rに
おいて、右車輪の空転速度を入力としてある値を超える
と空転と判断して右車輪のトルクを低減すべく空転抑制
トルクTaRを出力する。
【0049】減算器43Lでは、トルク指令設定部14
からのトルク指令Tqに対して左車輪空転抑制トルクT
aLを差し引いて左車輪予備トルク指令TqpLを出力
し、もう一つの減算器43Rでは、トルク指令設定部1
4からのトルク指令Tqに対して右車輪空転抑制トルク
TaRを差し引いて右車輪予備トルク指令TqpRを出
力する。すなわち、次の数5の演算を行う。
【0050】
【数5】TqpL=Tq−TaL TqpR=Tq−TaR ゲイン乗算部44では、次の数6の式のように、これら
の左車輪予備トルク指令TqpLと右車輪予備トルク指
令TqpRを入力し、左車輪予備トルク指令TqpLか
ら右車輪予備トルク指令TqpRを減算した値に所定の
ゲインG(s)を乗じて台車回転抑制トルクTqaを算
出する。
【0051】
【数6】Tqa=G(s)・(TqpL−TqpR) ゲイン乗算部44の出力Tqaに対して、左車輪台車回
転抑制トルクリミット処理部45Lでは、台車回転抑制
トルクTqaに対して次の数7のリミット処理を施して
左車輪台車回転抑制トルクTqaLを得る。
【0052】
【数7】 TqaL=Tqa (Tqa>0) =0 (Tqa≦0) 同様にし、右車輪台車回転抑制トルクリミット処理部4
5Rでは、台車回転抑制トルクTqaに対して次の数8
のリミット処理を施して右車輪台車回転抑制トルクTq
aRを得る。
【0053】
【数8】 TqaR=Tqa (Tqa>0) =0 (Tqa≦0) 続いて、減算器46Lで左車輪予備トルク指令TqpL
に対してこの左車輪台車回転抑制トルクTqaLを減じ
て最終トルク指令TqLを出力し、同様に加算器46R
で右車輪予備トルク指令TqpRに対して右車輪台車回
転抑制トルクTqaRを加算して最終トルク指令TqR
を出力する。
【0054】こうして得られた最終トルク指令TqL,
TqRそれぞれは左右の各車輪の電動機駆動装置12
L,12Rそれぞれに与えられ、これらのトルク指令T
qL,TqRに基づいて第1の実施例と同じく電動機1
1L,11Rそれぞれをこれらのトルク指令TqL,T
qRに追従するように制御する。
【0055】こうして、第4の実施例では、左右車輪速
度差が常に0となるように電動機11L,11Rの速度
制御を行い、列車が蛇行して乗り心地を悪化させたり、
車輪フランジとレールの磨耗の増加させたりするのを防
ぐことができ、加えて、左右車輪独立に行う空転再粘着
制御によって台車回転トルクの発生を抑制することがで
き、列車走行の安定性を一層向上させることができる。
【0056】次に、請求項5の発明の一実施例を図6に
基づいて説明する。この第5の実施例の特徴は1つの台
車内の左右に車輪が2つずつ備えられている場合に、そ
れらの4つの車輪のトルク制御を個別に行うところにあ
る。そこで、図1に示した第1の実施例や図5に示した
第4の実施例と同じトルク指令設定部14と、1つの台
車内の2つの左車輪それぞれに対して空転速度を入力と
して従来広く用いられている空転再粘着制御演算を行
い、空転速度がある値を超えると空転と判断して空転抑
制トルクTaL1,TaL2それぞれを出力する第1と
第2の左車輪空転再粘着制御部42L1,42L2と、
同じく1つの台車内の2つの右車輪それぞれの空転速度
を入力としてある値を超えると空転と判断して空転抑制
トルクTaR1,TaR2それぞれを出力する第1と第
2の右車輪空転再粘着制御部42R1,42R2とを備
えている。
【0057】この第5の実施例の制御装置13はまた、
トルク指令設定部14からのトルク指令Tqに対して第
1、第2の左車輪空転抑制トルクTaL1,TaL2そ
れぞれを差し引いて第1、第2の左車輪予備トルク指令
TqpL1,TqpL2として出力する第1、第2の減
算器43L1,43L2と、トルク指令設定部14から
のトルク指令Tqに対して第1、第2の右車輪空転抑制
トルクTaR1,TaR2それぞれを差し引いて第1、
第2の右車輪予備トルク指令TqpR1,TqpR2と
して出力する第3、第4の減算器43R1,43R2と
を備えている。
【0058】また第5の実施例の制御装置13は、これ
らの第1、第2の左車輪予備トルク指令TqpL1,T
qpL2を加算し、第1、第2の右車輪予備トルク指令
TqpR1,TqpR2を加算し、第1、第2の左車輪
予備トルク指令の合計値から第1、第2の右車輪予備ト
ルク指令の合計値を減算した値に所定のゲインG(s)
を乗じて台車回転抑制トルクTqaを算出するゲイン乗
算部44と、第4の実施例と同様に、この台車回転抑制
トルクTqaに対して後述する所定のリミット処理を施
して左車輪台車回転抑制トルクTqaLを得る左車輪台
車回転抑制トルクリミット処理部45Lと、台車回転抑
制トルクTqaに対して後述する所定のリミット処理を
施して右車輪台車回転抑制トルクTqaRを得る右車輪
台車回転抑制トルクリミット処理部45Rとを備えてい
て、これらのゲイン乗算部44と左車輪台車回転抑制ト
ルクリミット処理部45Lと右車輪台車回転抑制トルク
リミット処理部45Rによって台車回転抑制トルク演算
部41が構成されている。
【0059】さらにこの実施例の制御装置13は、前述
の第1、第2の左車輪予備トルク指令TqpL1,Tq
pL2それぞれに対して左車輪台車回転抑制トルクTq
aLを減じて第1、第2の左車輪最終トルク指令TqL
1,TqL2それぞれを出力する減算器46L1,46
L2と、前述の第1、第2の右車輪予備トルク指令Tq
pR1,TqpR2それぞれに対して右車輪台車回転抑
制トルクTqaRを加算して第1、第2の右車輪最終ト
ルク指令TqR1,TqR2それぞれを出力する加算器
46R1,46R2とを備えている。
【0060】次に、上記構成の第5の実施例の左右車輪
独立駆動方式車両の制御装置の動作について説明する。
トルク指令設定部14は第1、第4の実施例と同様にし
て列車速度Vsに対応したトルク指令Tqを出力する。
【0061】これと同時に、第1、第2の左車輪空転再
粘着制御部42L1,42L2それぞれにおいて、1つ
の台車内の2つの左車輪それぞれの空転速度を入力とし
て空転再粘着制御演算を行い、空転速度がある値を超え
ると空転と判断して第1、第2の空転抑制トルクTaL
1,TaL2それぞれを出力し、同じく第1、第2の右
車輪空転再粘着制御部42R1,42R2それぞれにお
いて、1つの台車内の2つの右車輪それぞれの空転速度
を入力としてある値を超えると空転と判断して第1、第
2の空転抑制トルクTaR1,TaR2それぞれを出力
する。
【0062】減算器43L1,43L2それぞれでは、
トルク指令設定部14からのトルク指令Tqに対して第
1、第2の左車輪空転抑制トルクTaL1,TaL2そ
れぞれを差し引いて第1、第2の左車輪予備トルク指令
TqpL1,TqpL2それぞれを出力し、減算器43
R1,43R2それぞれでは、トルク指令設定部14か
らのトルク指令Tqに対して第1、第2の右車輪空転抑
制トルクTaR1,TaR2それぞれを差し引いて第
1、第2の右車輪予備トルク指令TqpR1,TqpR
2それぞれを出力する。すなわち、次の数9の演算を行
う。
【0063】
【数9】TqpL1=Tq−TaL1 TqpL2=Tq−TaL2 TqpR1=Tq−TaR1 TqpR2=Tq−TaR2 ゲイン乗算部44では、次の数10の式のように、これ
らの第1、第2の左車輪予備トルク指令TqpL1,t
qpL2の合計値と第1、第2の右車輪予備トルク指令
TqpR1,TqpR2の合計値とを入力し、左車輪予
備トルク指令合計値から右車輪予備トルク指令の合計値
を減算した値に所定のゲインG(s)を乗じて台車回転
抑制トルクTqaを算出する。
【0064】
【数10】Tqa=G(s)・((TqpL1+Tqp
L2)−(TqpR1+TqpR2) ゲイン乗算部44の出力Tqaに対して、左車輪台車回
転抑制トルクリミット処理部45Lでは、台車回転抑制
トルクTqaに対して上記の第4の実施例で用いた数7
のリミット処理を施して左車輪台車回転抑制トルクTq
aLを得る。
【0065】同様にし、右車輪台車回転抑制トルクリミ
ット処理部45Rでは、台車回転抑制トルクTqaに対
して前述の数8のリミット処理を施して右車輪台車回転
抑制トルクTqaRを得る。
【0066】続いて、減算器46L1で第1の左車輪予
備トルク指令TqpL1に対してこの左車輪台車回転抑
制トルクTqaLを減じて第1の左車輪最終トルク指令
TqL1を出力し、減算器46L2で第2の左車輪予備
トルク指令TqpL2に対して左車輪台車回転抑制トル
クTqaLを減じて第2の左車輪最終トルク指令TqL
2を出力し、同様に加算器46R1で第1の右車輪予備
トルク指令TqpR1に対して右車輪台車回転抑制トル
クTqaRを加算して第1の右車輪最終トルク指令Tq
R1を出力し、加算器46R2で第2の右車輪予備トル
ク指令TqpR2に対して右車輪台車回転抑制トルクT
qaRを加算して第2の右車輪最終トルク指令TqR2
を出力する。
【0067】こうして得られた第1、第2の左車輪最終
トルク指令TqL1,TqL2それぞれは1つの台車内
の2つの左車輪それぞれに対する電動機駆動装置に与え
られ、同じく第1、第2の右車輪最終トルク指令TqR
1,TqR2それぞれは1つの台車内の2つの右車輪そ
れぞれに対する電動機駆動装置に与えられ、これらのト
ルク指令TqL1,TqL2,TqR1,TqR2に基
づいて1つの台車内の左右4つの車輪それぞれに対応す
る電動機それぞれが制御される。
【0068】こうして、第5の実施例では、1つの台車
内の左右4つの車輪速度が常に0となるように各電動機
の速度制御を行い、列車が蛇行して乗り心地を悪化させ
たり、車輪フランジとレールの磨耗の増加させたりする
のを防ぐことができ、加えて、4つの車輪それぞれに対
して独立に行う空転再粘着制御によって台車回転トルク
を抑制することができ、列車走行の安定性を一層向上さ
せることができる。
【0069】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
左右各車輪の回転速度に基づいて速度差補正トルクを算
出し、列車速度に対応するトルク指令に対して、この左
右車輪速度差補正トルクを加減することにより左車輪、
右車輪それぞれの最終トルク指令を算出し、左車輪駆動
用電動機、右車輪駆動用電動機それぞれのトルク制御を
行うので、左右各車輪駆動用電動機に対して左右車輪の
速度差のアンバランスを吸収したトルク指令に基づくト
ルク制御を行うことができ、列車が蛇行して乗り心地を
悪化させたり、車輪フランジとレールの磨耗の増加させ
たりするのを防ぐことができる。
【0070】請求項2の発明によれば、レール曲率半径
に対応する補正係数を求め、この曲線補正係数を左右各
車輪の実回転速度に掛けて左右各車輪の回転速度とし、
この左右各車輪の回転速度に基づいて速度差補正トルク
を算出するようにしているので、左右車輪独立駆動方式
車両でも内外輪差が出るカーブでの走行制御が円滑に行
える。
【0071】請求項3の発明によれば、速度指令設定部
が出力する速度指令に対して、曲線補正係数乗算部がレ
ール曲率半径に対応する左右各車輪の曲線補正係数に基
づく補正を行い、左右車輪速度トルク制御部がこの補正
後の左右各車輪の速度指令に対して左右各車輪の実速度
との偏差に基づきトルク指令のフィードバック制御を行
い、左車輪、右車輪それぞれの最終トルク指令を算出
し、左車輪駆動用電動機、右車輪駆動用電動機それぞれ
に出力するようにしているので、左右車輪独立駆動方式
車両でも内外輪差が出るカーブでの走行制御が円滑に行
える。
【0072】請求項4の発明によれば、左車輪空転速度
演算部において左車輪空転速度を入力とし、左車輪空転
速度に見合った空転抑制トルクを算出し、右車輪空転速
度演算部において右車輪空転速度を入力とし、右車輪空
転速度に見合った空転抑制トルクを算出し、トルク指令
設定部から出力されるトルク指令に対して、左車輪空転
速度演算部から出力される空転抑制トルクを減算して左
車輪トルク指令値を出力し、またトルク指令に対して、
右車輪空転速度演算部から出力される空転抑制トルクを
減算して右車輪トルク指令値を出力し、さらに、トルク
指令補正値演算部においてこれらの左車輪トルク指令値
と右車輪トルク指令値との差が0となるようなトルク指
令補正値を算出し、左車輪トルク指令値とトルク指令補
正値とに基づいて左車輪最終トルク指令を算出し、同じ
く右車輪トルク指令値とトルク指令補正値とに基づいて
右車輪最終トルク指令を算出し、左車輪駆動用電動機、
右車輪駆動用電動機それぞれに出力するようにしている
ので、左右車輪速度差が常に0となるように電動機の速
度制御を行い、列車が蛇行して乗り心地を悪化させた
り、車輪フランジとレールの磨耗の増加させたりするの
を防ぐことができ、加えて、左右車輪独立に行う空転再
粘着制御によって台車回転トルクの発生を抑制すること
ができ、列車走行の安定性を一層向上させることができ
る。
【0073】請求項5の発明によれば、1つの台車内の
左右2つずつ、計4つの車輪に対してそれぞれ独立にト
ルク制御すると共に空転再粘着制御し、加えて第1の左
車輪トルク指令値と第2の左車輪トルク指令値との合計
と、第1の右車輪トルク指令値と第2の右車輪トルク指
令値との合計との差が0となるようなトルク指令補正値
を算出し、これに基づいて各車輪のトルク指令を補正す
るので、左右4つの各車輪速度差が常に0となるように
各電動機の速度制御を行い、列車が蛇行して乗り心地を
悪化させたり、車輪フランジとレールの磨耗の増加させ
たりするのを防ぐことができ、加えて、1つの台車内の
左右2つずつの各車輪に独立に空転再粘着制御を行うこ
とによって台車回転トルクの発生を抑制することがで
き、列車走行の安定性を一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の一実施例の回路ブロック図。
【図2】請求項2の発明の一実施例の回路ブロック図。
【図3】上記実施例の曲線補正の演算処理のための説明
図。
【図4】請求項3の発明の一実施例の回路ブロック図。
【図5】請求項4の発明の一実施例の回路ブロック図。
【図6】請求項5の発明の一実施例の回路ブロック図。
【図7】従来例の回路ブロック図。
【符号の説明】
10L 左車輪 10R 右車輪 11L 左車輪駆動用電動機 11R 右車輪駆動用電動機 12L 電動機駆動装置 12R 電動機駆動装置 13 制御装置 14 トルク指令設定部 15 左右車輪速度差補正トルク演算部 16 左右車輪速度差補正部 17L 左車輪電動機回転速度検出器 17R 右車輪電動機回転速度検出器 18 減算器 19 加算器 21 曲線補正係数演算部 22 曲線補正係数乗算部 31 速度指令設定部 32 曲線補正係数乗算部 33L 左車輪速度制御部 33R 右車輪速度制御部 41 台車回転抑制トルク演算部 42L 左車輪空転再粘着制御部 42L1 第1の左車輪空転再粘着制御部 42L2 第2の左車輪空転再粘着制御部 42R 右車輪空転再粘着制御部 42R1 第1の右車輪空転再粘着制御部 42R2 第2の右車輪空転再粘着制御部 43L,43L1,43L2 減算器 43R,43R1,43R2 減算器 44 ゲイン乗算器 45L 左車輪台車回転抑制トルクリミット処理部 45R 右車輪台車回転抑制トルクリミット処理部 46L,46L1,46L2 減算器 46R,46R1,46R2 加算器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 列車速度を入力とし、列車速度に対応し
    て、あらかじめ設定されているトルク指令パターンにし
    たがってトルク指令を出力するトルク指令設定部と、 左右各車輪の回転速度を入力とし、左右各車輪の回転速
    度に基づいて速度差補正トルクを算出する左右車輪速度
    差補正トルク演算部と、 前記トルク指令設定部から出力されるトルク指令に対し
    て、前記左右車輪速度差補正トルク演算部が出力する左
    右車輪速度差補正トルクを加減することにより左車輪、
    右車輪それぞれの最終トルク指令を算出し、左車輪駆動
    用電動機、右車輪駆動用電動機それぞれに前記最終トル
    ク指令を出力する左右車輪速度差補正部とを備えて成る
    左右車輪独立駆動方式車両の制御装置。
  2. 【請求項2】 前記左右車輪速度差補正トルク演算部に
    設けられ、レール曲率半径に対応する補正係数を求める
    曲線補正係数演算部と、 前記左右車輪速度差補正トルク演算部に設けられ、前記
    曲線補正係数演算部によって算出された曲線補正係数を
    前記左右各車輪の実回転速度に掛けて左右各車輪の回転
    速度とする曲線補正係数乗算部とを備えて成る請求項1
    記載の左右車輪独立駆動方式車両の制御装置。
  3. 【請求項3】 所定の速度パターンに基づく速度指令を
    出力する速度指令設定部と、 前記速度指令設定部が出力する前記速度指令に対して、
    レール曲率半径に対応する左右各車輪の曲線補正係数に
    基づく補正を行い、左右各車輪の速度指令として出力す
    る曲線補正係数乗算部と、 前記曲線補正係数乗算部が出力する左右各車輪の速度指
    令に対して左右各車輪の実速度との偏差に基づきトルク
    指令のフィードバック制御を行い、左車輪、右車輪それ
    ぞれの最終トルク指令を算出し、左車輪駆動用電動機、
    右車輪駆動用電動機それぞれに前記最終トルク指令を出
    力する左右車輪速度トルク制御部とを備えて成る左右車
    輪独立駆動方式車両の制御装置。
  4. 【請求項4】 列車速度を入力とし、列車速度に対応し
    て、あらかじめ設定されているトルク指令パターンにし
    たがってトルク指令を出力するトルク指令設定部と、 左車輪空転速度を入力とし、左車輪空転速度に見合った
    空転抑制トルクを算出する左車輪空転速度演算部と、 右車輪空転速度を入力とし、右車輪空転速度に見合った
    空転抑制トルクを算出する右車輪空転速度演算部と、 前記トルク指令設定部から出力されるトルク指令に対し
    て、前記左車輪空転速度演算部から出力される空転抑制
    トルクを減算して左車輪トルク指令値を出力する左車輪
    トルク指令用減算器と、 前記トルク指令設定部から出力されるトルク指令に対し
    て、前記右車輪空転速度演算部から出力される空転抑制
    トルクを減算して右車輪トルク指令値を出力する右車輪
    トルク指令用減算器と、 前記左車輪トルク指令値と右車輪トルク指令値との差が
    0となるようなトルク指令補正値を算出するトルク指令
    補正値演算部と、 前記左車輪トルク指令値と前記トルク指令補正値とに基
    づいて左車輪最終トルク指令を算出する左車輪最終トル
    ク指令演算部と、 前記右車輪トルク指令値と前記トルク指令補正値とに基
    づいて右車輪最終トルク指令を算出する右車輪最終トル
    ク指令演算部とを備えて成る左右車輪独立駆動方式車両
    の制御装置。
  5. 【請求項5】 列車速度を入力とし、列車速度に対応し
    て、あらかじめ設定されているトルク指令パターンにし
    たがってトルク指令を出力するトルク指令設定部と、 1つの台車内の1つの左車輪空転速度を入力とし、その
    左車輪空転速度に見合った空転抑制トルクを算出する第
    1の左車輪空転速度演算部と、 1つの台車内のもう1つの左車輪空転速度を入力とし、
    その左車輪空転速度に見合った空転抑制トルクを算出す
    る第2の左車輪空転速度演算部と、 1つの台車内の1つの右車輪空転速度を入力とし、その
    右車輪空転速度に見合った空転抑制トルクを算出する第
    1の右車輪空転速度演算部と、 1つの台車内のもう1つの右車輪空転速度を入力とし、
    その右車輪空転速度に見合った空転抑制トルクを算出す
    る第2の右車輪空転速度演算部と、 前記トルク指令設定部から出力されるトルク指令に対し
    て、前記第1の左車輪空転速度演算部から出力される空
    転抑制トルクを減算して第1の左車輪トルク指令値を出
    力する第1の左車輪トルク指令用減算器と、 前記トルク指令設定部から出力されるトルク指令に対し
    て、前記第2の左車輪空転速度演算部から出力される空
    転抑制トルクを減算して第2の左車輪トルク指令値を出
    力する第2の左車輪トルク指令用減算器と、 前記トルク指令設定部から出力されるトルク指令に対し
    て、前記第1の右車輪空転速度演算部から出力される空
    転抑制トルクを減算して第1の右車輪トルク指令値を出
    力する第1の右車輪トルク指令用減算器と、 前記トルク指令設定部から出力されるトルク指令に対し
    て、前記第2の右車輪空転速度演算部から出力される空
    転抑制トルクを減算して第2の右車輪トルク指令値を出
    力する第2の右車輪トルク指令用減算器と、 前記第1の左車輪トルク指令値と第2の左車輪トルク指
    令値との合計と、前記第1の右車輪トルク指令値と第2
    の右車輪トルク指令値との合計との差が0となるような
    トルク指令補正値を算出するトルク指令補正値演算部
    と、 前記第1の左車輪トルク指令値と前記トルク指令補正値
    とに基づいて第1の左車輪最終トルク指令を算出する第
    1の左車輪最終トルク指令演算部と、 前記第2の左車輪トルク指令値と前記トルク指令補正値
    とに基づいて第2の左車輪最終トルク指令を算出する第
    2の左車輪最終トルク指令演算部と、 前記第1の右車輪トルク指令値と前記トルク指令補正値
    とに基づいて第1の右車輪最終トルク指令を算出する第
    1の右車輪最終トルク指令演算部と、 前記第2の右車輪トルク指令値と前記トルク指令補正値
    とに基づいて第2の右車輪最終トルク指令を算出する第
    2の右車輪最終トルク指令演算部とを備えて成る左右車
    輪独立駆動方式車両の制御装置。
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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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