JPH08242167A - 位相同期ループ回路 - Google Patents

位相同期ループ回路

Info

Publication number
JPH08242167A
JPH08242167A JP7042733A JP4273395A JPH08242167A JP H08242167 A JPH08242167 A JP H08242167A JP 7042733 A JP7042733 A JP 7042733A JP 4273395 A JP4273395 A JP 4273395A JP H08242167 A JPH08242167 A JP H08242167A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
frequency
control
circuit
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7042733A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2962183B2 (ja
Inventor
Koji Asahi
光司 朝日
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP7042733A priority Critical patent/JP2962183B2/ja
Publication of JPH08242167A publication Critical patent/JPH08242167A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2962183B2 publication Critical patent/JP2962183B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 PLL回路においてPLLを狭帯域としてジ
ッタ良好な特性を得ておき、かつ広いキャプチュアレン
ジを得ることができるPLL回路の提供。 【構成】 PLL回路は、入力端子に入力された基準信
号と、電圧制御発信器18の出力をN分周回路19でN
分周した比較信号を、位相比較器12で位相比較する。
位相比較器12からの出力信号は、低域通過フィルタ1
3に入力される。低域フィルタ13の出力信号は増幅器
15により制御電圧Vcにされる。この制御電圧Vcは
掃引回路16に入力される。一方、入力周波数と出力周
波数のビート周波数を検出するビート周波数検出回路2
0からのビート周波数検出結果から、ビート周波数があ
る設定値よりも高いとされたときには、掃引回路16
は、VCO18 の周波数制御電圧Vccを強制的に引き上
げたり引き下げたり交互に行なわせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、位相同期ループ回路
(PLL回路)に係わり、特に狭帯域を保つことができ
るとともに、広い補足範囲を有するPLL回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種のPLL回路は、大別して、位相
比較器、電圧制御発振器(VCO)と、ループフィルタ
とからなることは周知のとおりである。
【0003】図3は、このようなPLL回路の従来構成
例を示す。同図において、基準クロックパルス入力端子
101からの基準クロックパルスを取り込み、比較信号
との位相を比較する位相比較器102と、位相比較器1
02からの位相誤差信号をフィルタリングする低域フィ
ルタ103と、低域フィルタ103からの出力信号と基
準電圧発生回路104からの基準電圧とから制御信号を
形成する増幅回路105と、増幅回路105からの制御
信号に応じた出力信号発生して外部端子1077に与え
る電圧制御発振器(VCO)106と、VCO106か
らの出力信号を1/Nに分周して比較信号にする分周回
路108とを具備するものである。
【0004】このように構成されたPLL回路では、V
CO106は、入力端子101に入力される基準クロッ
クパルスの周波数fs のN倍を中心周波数として発振し
ている。この発振周波数fo は、分周回路108で分周
されて、基準クロック周波数fs とほぼ同じ周波数fo
にされている。
【0005】このような状態において、入力端子101
に入力された基準クロックパルス(周波数fs )は、位
相比較器102に入力される。位相比較器102では、
VCO6からの出力を分周回路108でN分周した周波
数fo のクロックパルスと位相比較され、それらの位相
誤差信号を出力する。位相誤差信号は、低域フィリタ1
03でフィルタリングされることにより、誤差電圧Ve
となる。この誤差電圧Ve は増幅器105で増幅された
後に、VCO106に入力される。このとき、誤差電圧
e は、VCO106の出力周波数fo を、周波数fo
と周波数fs の差が縮まる方向にVCO106を制御す
る。したがって、周波数fo と周波数f s が十分近けれ
ば、周波数fo は周波数fs にロックし、その周波数お
よび位相差はなくなる。すなわち、入力周波数fs のN
倍の周波数が出力端子107から出力される。
【0006】このように従来のPLL回路にあっては、
良好なジッタ特性を得るためには、PLLの帯域を十分
狭くする必要がある。しかしながら、このように帯域を
狭くしたときには、PLLのキャプチュアレンジは狭く
なってしまい、良好なジッタ特性と広い補足範囲(キャ
プチュアレンジ)を同時に得ることが困難となってしま
うという不都合があった。
【0007】このような不都合を解消するために、電圧
制御発振器に入力する制御電圧を取り込み、低域フィル
タの特性を可変したり、低域フィルタに加える電圧を可
変すくようにしたものがある(特開平4−296117
号公報、特開昭60−186147号公報)。あるい
は、特性の異なる低域フィルタを複数個用意しておき、
信号の状態に応じて切り換えるもの(特開平2−141
127号公報)、入力信号に応じて他の経路の制御電圧
を使用するようにしたものがある(特開平2−9081
2号公報、特開平1−2436622号公報等)。
【0008】
【課題を解決するための手段】しかしながら、従来のP
LL回路にあっては、電圧制御発振器に入力する電圧等
により、あるいは入力される基準信号に応じて低域フィ
ルタの特性等を変更等しているので、出力信号が基準か
らずれていることを正確に検知できないという欠点があ
る。
【0009】そこで、本発明の目的は、良好なジッタ特
性を得るとともに、広い補足範囲をもつPLL回路を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)入力された基準信号と出力信号を所定の分周
値で分周した比較信号との位相差を検出して誤差信号を
形成する位相比較器と、(ロ)位相比較からの誤差信号
の低周波成分を抽出する低域フィルタと、(ハ)低域フ
ィルタの抽出信号を増幅する増幅器と、(ニ)入力基準
信号と比較信号との周波数差によるビート周波数を検出
するとともに、このビート周波数が設定値以上になった
ことを識別し、かつビート周波数の状態を示す情報を持
つ掃引制御信号を出力するビート周波数検出回路と、
(ホ)ビート周波数検出回路から、ビート周波数が設定
値以上であるという情報を持つ掃引制御信号が入力され
たときに強制的に周波数制御電圧を掃引し、あるいはビ
ート周波数が設定以下であるという情報を持つ掃引制御
電圧が入力されたときに増幅器からの制御電圧そのもの
を周波数制御電圧として出力する掃引回路と、(ヘ)掃
引回路からの周波数制御電圧に応じて出力信号の周波数
を制御する電圧制御発振器とを具備させる。
【0011】すなわち、請求項1記載の発明では、基準
信号と比較信号との間にビートが発生したときに、ビー
ト周波数検出回路により、これを検出して掃引制御信号
を形成する。この掃引制御信号が掃引回路に入力される
と、掃引回路は周波数制御電圧を正負極性に掃引して、
電圧制御発振器の発振周波数を可変させる。これによ
り、周波数ロックがされる。
【0012】請求項2記載の発明では、掃引回路は、ビ
ート周波数検出回路からの掃引制御信号を基に第1のコ
ントロール信号および第2のコントロール信号を形成す
る電圧制御回路と、電圧制御回路からの第1のコントロ
ール信号を応じて正極性側の電圧を周波数制御電圧とし
て出力する第1の電圧供給手段と、電圧制御回路からの
第2のコントロール信号を応じて負極性側の電圧を周波
数制御電圧として出力する第2の電圧供給手段と、増幅
回路からの制御電圧を周波数制御電圧として出力する抵
抗器とを具備させる。
【0013】請求項3記載の発明では、第1の電圧供給
手段は、NPN型トランジスタのエミッタを電圧制御発
振器の入力端子に、そのコレクタを正極性の電源にそれ
ぞれ接続し、かつそのベースに第1のコントロール信号
を供給し、かつ第2の電圧供給手段は、PNP型トラン
ジスタのエミッタを電圧制御発振器の入力端子に、その
コレクタを負極性の電源にそれぞれ接続し、かつそのベ
ースに第2のコントロール信号を供給するようにしてな
るものである。
【0014】請求項4記載の発明では、ビート周波数検
出回路は、基準信号をデータ入力とし、比較信号をクロ
ック入力とする第1のフリップフロップと、第1のフリ
ップフロップ回路の出力信号の立ち上がりをトリガ入力
とし所定の時間パルスを出力するモノステーブルマルチ
バイブレータと、モノステーブルマルチバイブレータか
らの出力信号をデータ入力とし、第1のフリップフロッ
プ回路からの出力信号をクロック入力とする第2のフリ
ップフロップとを具備させる。
【0015】請求項5記載の発明では、(イ)入力され
た基準信号と出力信号を所定の分周値で分周した比較信
号との位相差を検出して誤差信号を形成する位相比較器
と、(ロ)位相比較からの誤差信号の低周波成分を抽出
する低域フィルタと、(ハ)低域フィルタの抽出信号を
増幅する増幅器と、(ニ)入力基準信号と比較信号との
周波数差によるビート周波数を検出するとともに、この
ビート周波数が設定値以上になったことを識別し、かつ
ビート周波数の状態を示す情報を持つ掃引制御信号を出
力するビート周波数検出回路と、(ホ)ビート周波数検
出回路から、ビート周波数が設定値以上であるという情
報を持つ掃引制御信号が入力されたときに第1のコント
ロール信号および第2のコントロール信号を形成する電
圧制御回路、電圧制御回路からの第1のコントロール信
号を応じて正極性側の電圧を周波数制御電圧として出力
する第1の電圧供給手段、電圧制御回路からの第2のコ
ントロール信号を応じて負極性側の電圧を周波数制御電
圧として出力する第2の電圧供給手段、増幅回路からの
制御電圧を周波数制御電圧として出力する抵抗器を備
え、第1の電圧制御手段および第2の電圧制御手段によ
り強制的に周波数制御電圧を正負極性に掃引し、あるい
はビート周波数が設定以下であるという情報を持つ掃引
制御電圧が入力されたときに第1の電圧制御手段および
第2の電圧制御手段の動作を停止して増幅器からの制御
電圧を抵抗器を介して周波数制御電圧として出力する掃
引回路と、(へ)掃引回路からの周波数制御電圧に応じ
て出力信号の周波数を制御する電圧制御発振器とを具備
させる。
【0016】すなわち、請求項5記載の発明では、基準
信号と比較信号との間にビートが発生したときに、ビー
ト周波数検出回路により、これを検出して掃引制御信号
を形成する。この掃引制御信号が掃引回路に入力される
と、掃引回路は周波数制御電圧を正負極性に掃引して、
電圧制御発振器の発振周波数を可変させる。これによ
り、周波数ロックがされる。
【0017】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0018】図1は本発明の一実施例におけるPLL回
路を示す。同図において、基準クロックパルス入力端子
11からの基準クロックパルスを取り込み、比較信号と
の位相を比較する位相比較器12と、位相比較器12か
らの位相誤差信号をフィルタリングする低域フィルタ1
3と、低域フィルタ13からの出力信号と基準電圧発生
回路14からの基準電圧とから制御電圧Vc を形成する
増幅回路15と、増幅回路15からの制御電圧Vc を取
り込み、掃引制御信号Sc が入力されたときには制御電
圧Vc を強制的に掃引した制御電圧Vccを出力し、ある
いは掃引制御信号Sc が入力されないときには入力され
た制御電圧Vc のままの制御電圧Vccを出力する掃引回
路16と、掃引回路16からの周波数制御電圧Vccに応
じた出力信号を発生して外部出力端子17に与える電圧
制御発振器(VCO)18 と、VCO18からの出力信
号を1/Nに分周して比較信号にする分周回路19と、
基準クロックパルスと分周回路19からの比較信号との
ビート周波数を得るとともに、ビート周波数が設定以下
であることを検出したときに掃引制御信号Sc を形成す
るビート周波数検出回路20とを具備するものである。
【0019】また、掃引回路16は、ビート周波数検出
回路20からの掃引制御信号Sc を基に第1のコントロ
ール信号および第2のコントロール信号を形成する電圧
制御回路61と、電圧制御回路61からの第1のコント
ロール信号を応じて正極性側の電圧を周波数制御電圧V
ccとして出力する第1の電圧供給手段62と、電圧制御
回路61からの第2のコントロール信号を応じて負極性
側の電圧を周波数制御電圧Vccとして出力する第2の電
圧供給手段63と、増幅回路15からの制御電圧Vc
周波数制御電圧Vccとして出力する抵抗器64とからな
る。
【0020】第1の電圧供給手段62は、NPN型トラ
ンジスタQ1 のコレクタを図示しない正極性の電圧源
に、そのエミッタをVCO18 の入力端子にそれぞれ
接続されており、そのベースに電圧制御回路61からの
第1のコントロール信号を与えるようにしたものであ
る。
【0021】第2の電圧供給手段63は、PNP型トラ
ンジスタQ2 のコレクタを図示しない負極性の電圧源
に、そのエミッタをVCO18 の入力端子にそれぞれ
接続し、そのベースに電圧制御回路61からの第2のコ
ントロール信号を供給できるようにしている。
【0022】図2はビート周波数検出回路の一構成例を
示すものである。同図において、入力端子21および2
2はフリップフロップ回路23のデータ(D)入力端子
およびクロック(C)入力端子に接続されている。フリ
ップフロップ回路23のQ出力端子は、モノステーブル
マルチバイブレータ24の入力端子と、フリップフロッ
プ回路25のクロック(C)入力端子に接続されてい
る。モノステーブルマルチバイブレータ24の出力端子
はフリップフロップ回路25のデータ(D)入力端子に
接続されている。フリップフロップ回路25のQ出力端
子は出力端子26に接続されている。
【0023】このように構成された実施例において、通
常は、従来のPLL回路と同様に、基準クロックパルス
にロックされることになる。したがって、入力基準周波
数f s と、VCO18 の出力信号を分周回路19でN
分周したクロック周波数foとの差はなくなる。このと
きには、周波数fs と周波数fo との間にはビート周波
数は発生しない。このため、ビート周波数検出回路20
は、ビート周波数がある設定値以下であるという情報を
持った掃引制御電圧Sc を、掃引回路16の電圧制御回
路61に与える。電圧制御回路61は、この情報を持つ
掃引制御電圧S c を基に第1の電圧供給手段62のトラ
ンジスタQ1 および第2の電圧供給手段63のトランジ
スタQ2 が両者ともオフとなるような電圧を発生し、ト
ランジスタQ1 、Q2 のベースに供給する。したがっ
て、トランジスタQ1 、Q2 は動作せず、増幅回路15
から出力された制御電圧Vc は抵抗器64を通して周波
数制御電圧Vccとして出力される。
【0024】次に、PLLのロックが外れた場合につい
て説明する。PLLのロックが外れると、入力周波数f
s と出力周波数に差が生じ、基準クロックパルスの周波
数f s と比較信号の周波数fo との間にビート周波数が
発生する。このような周波数差がさらに拡大すると、ビ
ート周波数もさらに高くなる。ビート周波数検出回路2
0は、このビート周波数がある設定値よりも高くなった
ことを検出する。
【0025】この検出動作について、図2を参照して説
明すると、まず、入力端子21には周波数fs の基準信
号(クロックパルス)が入力され、入力端子22には周
波数fo の比較信号が入力される。両周波数fs 、fo
が一致しているときにはフリップフロップ回路23のQ
出力端子の出力信号は変化しない。しかしながら、両周
波数fs 、fo が不一致となると、フリップフロップ回
路23のQ出力端子の出力信号が“1”、“0”と変化
し、その変化の割合がモノステーブルマルチバイブレー
タ24で決められた時間を超えると、フリップフロップ
回路25がセットされ、フリップフロップ回路25のQ
出力端子から、ビート周波数がある設定値よりも高くな
ったことを意味する掃引制御電圧Sc を出力する。この
ような掃引制御電圧Sc は、掃引回路16の電圧制御回
路61に供給される。
【0026】電圧制御回路61では、掃引制御電圧Sc
を基に、まず第1の電圧供給手段62のトランジスタQ
1 のみをオンさせ、VCO18 の制御電圧を、強制的
にゆっくりと引き上げる。VCO18に与えられた制御
電圧Vccが電源電圧に達すると、こんどは第1の電圧供
給手段62のトランジスタQ1 をオフとし、第2の電圧
供給手段63のトランジスタQ2 をオンとしてVCO1
8 の制御電圧を引き下げる。そして、VCO18 に与
えられた制御電圧Vccがまた負極性の電圧源の電源電圧
に達すると、再びトランジスタQ2 をオフとし、トラン
ジスタQ1 をオンとしてVCO18の制御電圧Vccを引
き上げる。
【0027】このような動作は、入出力のビート周波数
が設定値以下となるまで繰り返される。ビート周波数が
設定値以下となってときは、ビート周波数検出回路20
からその情報をもった掃引制御電圧Sc を掃引回路16
の電圧制御回路61に与える。電圧制御回路61で
は、、定常状態と同じく、トランジスタQ1 およびトラ
ンジスタQ2 の両者ともオフとするものである。
【0028】この実施例によれば、基準クロックパルス
の周波数fs と、VCO18 の出力をN分周した比較
信号のクロック周波数fo とのビート周波数を監視し、
このビート周波数がある設定値を越えた場合に、VCO
18の制御電圧Vccを強制的に変化させ、ビート周波数
が設定値以下になるまでこの動作を続けるため、PLL
の帯維持を狭帯域とした場合でも広いキャブチュアレン
ジが得られる。
【0029】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、基準信号と比
較信号との間にビートが発生したときに、ビート周波数
検出回路により、これを検出して掃引制御信号を形成
し、この信号により電圧制御発振器に入力する周波数制
御電圧を正負極性に掃引して、電圧制御発振器の発振周
波数を可変させているので、正確に基準信号と出力信号
との変化を検出でき、かつPLL回路の特性を狭帯域と
したとしても広いキャブチュアレンジが得られる。
【0030】請求項2記載の発明では、掃引回路により
電圧制御発振器に印加する信号を正負極に交互に掃引さ
せることができる。
【0031】請求項3記載の発明では、第1の電圧供給
手段をNPN型トランジスタにより構成し、かつ第2の
電圧供給手段をPNP型トランジスタにより構成してい
るので、回路構成が簡単になる。
【0032】請求項4記載の発明では、ビート周波数検
出回路が、基準信号をデータ入力とし、比較信号をクロ
ック入力とする第1のフリップフロップと、第1のフリ
ップフロップ回路の出力信号の立ち上がりをトリガ入力
とするモノステーブルマルチバイブレータと、モノステ
ーブルマルチバイブレータからの出力信号をデータ入力
とし、第1のフリップフロップ回路からの出力信号をク
ロック入力とする第2のフリップフロップとで構成した
ので、正確にビート周波数を検出できる。
【0033】請求項5記載の発明では、基準信号と比較
信号との間にビートが発生したときに、ビート周波数を
検出して掃引制御信号を形成し、この掃引制御信号で周
波数制御電圧を正負極性に掃引して、ビート周波数が設
定値以下になるま電圧制御発振器の発振周波数を可変さ
せるようにしたので、PLLの帯域を狭帯域としても広
いキャブチュアレンジが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すフロック図である。
【図2】同実施例で使用する周波数検出回路を示すブロ
ック図である。
【図3】従来のPLL回路を示すブロック図である。
【符号の説明】
12 位相比較器 13 低域フィルタ 14 基準電圧発生回路 15 増幅回路 16 掃引回路 17 外部出力端子 18 電圧制御発振器(VCO) 19 分周回路 20 ビート周波数検出回路 23 第1のフリップフロップ回路 24 モノステーブルマルチバイブレータ 25 第2のフリップフロップ回路 61 電圧制御回路 62 第1の電圧供給手段 63 第2の電圧供給手段 64 抵抗器 Q1 NPN型トランジスタ Q2 PNP型トランジスタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された基準信号と出力信号を所定の
    分周値で分周した比較信号との位相差を検出して誤差信
    号を形成する位相比較器と、 この位相比較器からの誤差信号の低周波成分を抽出する
    低域フィルタと、 この低域フィルタの抽出信号を増幅する増幅器と、 入力基準信号と前記比較信号との周波数差によるビート
    周波数を検出するとともに、このビート周波数が設定値
    以上になったことを識別し、かつビート周波数の状態を
    示す情報を持つ掃引制御信号を出力するビート周波数検
    出回路と、 このビート周波数検出回路から、ビート周波数が設定値
    以上であるという情報を持つ掃引制御信号が入力された
    ときに強制的に周波数制御電圧を掃引し、あるいはビー
    ト周波数が設定以下であるという情報を持つ掃引制御電
    圧が入力されたときに前記増幅器からの制御電圧そのも
    のを周波数制御電圧として出力する掃引回路と、 この掃引回路からの周波数制御電圧に応じて前記出力信
    号の周波数を制御する電圧制御発振器とを具備すること
    を特徴とする位相同期ループ回路。
  2. 【請求項2】 前記掃引回路は、 ビート周波数検出回路からの掃引制御信号を基に第1の
    コントロール信号および第2のコントロール信号を形成
    する電圧制御回路と、 この電圧制御回路からの第1のコントロール信号を応じ
    て正極性側の電圧を周波数制御電圧として出力する第1
    の電圧供給手段と、 前記電圧制御回路からの第2のコントロール信号を応じ
    て負極性側の電圧を周波数制御電圧として出力する第2
    の電圧供給手段と、 前記増幅回路からの制御電圧を周波数制御電圧として出
    力する抵抗器とを具備することを特徴とする請求項1記
    載の位相同期ループ回路。
  3. 【請求項3】 前記第1の電圧供給手段は、NPN型ト
    ランジスタのエミッタを電圧制御発振器の入力端子に、
    そのコレクタを正極性の電源にそれぞれ接続し、かつそ
    のベースに第1のコントロール信号を供給し、かつ前記
    第2の電圧供給手段は、PNP型トランジスタのエミッ
    タを電圧制御発振器の入力端子に、そのコレクタを負極
    性の電源にそれぞれ接続し、かつそのベースに第2のコ
    ントロール信号を供給するようにしてなることを特徴と
    する請求項1記載の位相同期ループ回路。
  4. 【請求項4】 前記ビート周波数検出回路は、 基準信号をデータ入力とし、比較信号をクロック入力と
    する第1のフリップフロップと、 第1のフリップフロップ回路の出力信号の立ち上がりを
    トリガ入力とし所定の時間パルスを出力するモノステー
    ブルマルチバイブレータと、 モノステーブルマルチバイブレータからの出力信号をデ
    ータ入力とし、前記第1のフリップフロップ回路からの
    出力信号をクロック入力とする第2のフリップフロップ
    とを具備することを特徴とする位相同期ループ回路。
  5. 【請求項5】 入力された基準信号と出力信号を所定の
    分周値で分周した比較信号との位相差を検出して誤差信
    号を形成する位相比較器と、 この位相比較器からの誤差信号の低周波成分を抽出する
    低域フィルタと、 この低域フィルタの抽出信号を増幅する増幅器と、 入力基準信号と前記比較信号との周波数差によるビート
    周波数を検出するとともに、このビート周波数が設定値
    以上になったことを識別し、かつビート周波数の状態を
    示す情報を持つ掃引制御信号を出力するビート周波数検
    出回路と、 このビート周波数検出回路から、ビート周波数が設定値
    以上であるという情報を持つ掃引制御信号が入力された
    ときに第1のコントロール信号および第2のコントロー
    ル信号を形成する電圧制御回路、前記電圧制御回路から
    の第1のコントロール信号を応じて正極性側の電圧を周
    波数制御電圧として出力する第1の電圧供給手段、前記
    電圧制御回路からの第2のコントロール信号を応じて負
    極性側の電圧を周波数制御電圧として出力する第2の電
    圧供給手段、増幅回路からの制御電圧を周波数制御電圧
    として出力する抵抗器を備え、前記第1の電圧制御手段
    および前記第2の電圧制御手段により強制的に周波数制
    御電圧を正負極性に掃引し、あるいはビート周波数が設
    定以下であるという情報を持つ掃引制御電圧が入力され
    たときに前記第1の電圧制御手段および前記第2の電圧
    制御手段の動作を停止して前記増幅器からの制御電圧を
    前記抵抗器を介して周波数制御電圧として出力する掃引
    回路と、 この掃引回路からの周波数制御電圧に応じて前記出力信
    号の周波数を制御する電圧制御発振器とを具備すること
    を特徴とする位相同期ループ回路。
JP7042733A 1995-03-02 1995-03-02 位相同期ループ回路 Expired - Lifetime JP2962183B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7042733A JP2962183B2 (ja) 1995-03-02 1995-03-02 位相同期ループ回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7042733A JP2962183B2 (ja) 1995-03-02 1995-03-02 位相同期ループ回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08242167A true JPH08242167A (ja) 1996-09-17
JP2962183B2 JP2962183B2 (ja) 1999-10-12

Family

ID=12644247

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7042733A Expired - Lifetime JP2962183B2 (ja) 1995-03-02 1995-03-02 位相同期ループ回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2962183B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100526386B1 (ko) * 1997-03-06 2005-12-21 텍사스 인스트루먼츠 인코포레이티드 자동적인 초기화 및 차단에 의해서 위상 동기 루프를 로크 상태로 스위핑시키기 위한 시스템
US10461756B2 (en) 2016-12-19 2019-10-29 Mitsubishi Electric Corporation PLL circuit

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100526386B1 (ko) * 1997-03-06 2005-12-21 텍사스 인스트루먼츠 인코포레이티드 자동적인 초기화 및 차단에 의해서 위상 동기 루프를 로크 상태로 스위핑시키기 위한 시스템
US10461756B2 (en) 2016-12-19 2019-10-29 Mitsubishi Electric Corporation PLL circuit

Also Published As

Publication number Publication date
JP2962183B2 (ja) 1999-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0195500B1 (en) Charge-pump circuit for a phase-locked loop
US20020008586A1 (en) PLL Frequency synthesizer circuit
JPH08242167A (ja) 位相同期ループ回路
JP3849368B2 (ja) Pll回路
US5153725A (en) Automatic frequency control circuit
JP3080007B2 (ja) Pll回路
JP2743133B2 (ja) 位相検出器
JP3152191B2 (ja) アナログ形位相同期回路
JPH0741217Y2 (ja) Pll回路
JP2002050961A (ja) フェイズロックループ回路
JP2870466B2 (ja) 位相同期回路
JP3439143B2 (ja) 水平同期回路
JP2520762Y2 (ja) Pll回路
JPH09331254A (ja) Pll回路
JPH0546357Y2 (ja)
JPH11330960A (ja) Pll回路
JP3042009B2 (ja) Pll周波数シンセサイザ
JPH033166A (ja) 位相同期方法、位相同期回路、データ速度検出方式および位相同期回路の自走発振周期制御手段
JPS60160220A (ja) ドリフト検出回路
JPH09191420A (ja) Pll回路装置
JP2766094B2 (ja) 位相ロックループ
JPH1013224A (ja) Pll回路
JPH0936735A (ja) ロックはずれ検出回路
JPH08195964A (ja) カラーテレビジョン受像機における電圧制御発振回路
JPH07120947B2 (ja) クロック形成回路