JPH08241623A - 金属粉末及びこれを用いた導電ペースト - Google Patents

金属粉末及びこれを用いた導電ペースト

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JPH08241623A
JPH08241623A JP4535195A JP4535195A JPH08241623A JP H08241623 A JPH08241623 A JP H08241623A JP 4535195 A JP4535195 A JP 4535195A JP 4535195 A JP4535195 A JP 4535195A JP H08241623 A JPH08241623 A JP H08241623A
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JP
Japan
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polyaniline
metal powder
acid
conductive paste
conductive
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JP4535195A
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English (en)
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Hideaki Uehara
秀秋 上原
秀次 ▲桑▼島
Hideji Kuwajima
Hiroshi Wada
和田  弘
Shozo Yamana
章三 山名
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Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属粉末を大気中に放置したり、導電ペース
トを大気中で硬化しても導電率が低下せず、導電ペース
トの長期信頼性を向上させることが可能な金属粉末及び
これを用いた導電ペーストを提供する。 【構成】 プロトン酸、非極性又は極性が低い有機溶剤
及びポリアニリンを含む導電性ポリアニリン組成物で表
面処理した金属粉末及びこれを用いた導電ペースト。

Description

【発明の詳細な説明】
【000l】
【産業上の利用分野】本発明は、金属粉末及びこれを用
いた導電ペーストに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、銅は安価な導電材料として導電ペ
ースト用の導電性粉末として検討されてきた。しかし、
銅は大気中で酸化されやすいため、粉末状態で大気に触
れたり、大気中で銅を使用した導電ペーストを熱硬化し
ようとしたりすると、銅粉末表面に形成された絶縁性の
酸化層のために導電率が低下した。このため、高導電率
を得るには水素気流中又は水素を含んだ窒素気流中でペ
ーストを作製したり硬化させる必要があった。
【0003】この銅の酸化を防止するために、一般に銅
の酸化防止の目的で用いられるベンゾトリアゾールやベ
ンゾイミダゾール、チアジアゾール等を用いると銅の酸
化は防止できるが、銅表面に形成される酸化防止膜がや
はり絶縁性であるため、熱硬化後のペーストの導電率は
向上しなかった。また、銅表面を銀等の酸化を受けにく
い金属で被覆する手段が考えられるが、形成法が複雑な
ため必ずしも工業的に有利な方法ではなかった。
【0004】一方、特開平5−320958号公報に
は、導電性高分子を用いた金属の腐食防止方法が示され
ており、また、特開平5−105828号公報には、導
電性高分子を導電ペーストのビヒクル成分として使用す
る技術が公開されている。しかし、特開平5−3209
58号公報の方法は、導電性高分子層にわずかでも導電
性があれば電気化学的腐食が防げるというものであり、
開示されている技術では、導電ペーストの酸化防止層と
しては不充分な導電率しか得られず、また、粉末へのコ
ーティング方法も開示されていない。また、特開平5−
105828号公報は、導電性高分子を導電ペーストの
ビヒクル成分として使用する技術であるが、導電ペース
トの熱膨張や硬化温度、相手材料との接着性等をコント
ロールすることができず、また、銅粉末が既に酸化を受
けている場合は効果が期待できないものである。
【0005】一方、銀又は銀で覆われた銅粉末を使用す
る導電ペーストは、銅を単独使用した導電ペーストのよ
うな表面酸化層が導電率を低下させる心配は低い。しか
し、材料費を低減するために銀の使用量を低下させる
と、銅粉末を単独で使用したときと同様の問題が生じ
る。また、例えば、配線板の配線材料として使用する際
には、配線間に起こる銀のマイグレーションのため長期
信頼性に欠けるという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような従
来技術の問題点を解決し、金属粉末を大気中に放置した
り、導電ペーストを大気中で硬化しても導電率が低下せ
ず、導電ペーストの長期信頼性を向上させることが可能
な金属粉末及びこれを用いた導電ペーストを提供するも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、プロトン酸、
非極性又は極性が低い有機溶剤及びポリアニリンを含む
導電性ポリアニリン組成物で表面処理した金属粉末及び
これを用いた導電ペーストに関する。
【0008】本発明の金属粉末は、プロトン酸、非極性
又は極性が低い有機溶剤及びポリアニリンを含む導電性
ポリアニリン組成物で表面処理したものである。
【0009】本発明におけるプロトン酸とは、水素をカ
ウンターイオンとする酸であり、ドーパントとして機能
する。ここで、ドーパントとは、塩基性で絶縁性のポリ
アニリンに付加して生じた複合体に、導電性を与える効
果を持つ化合物をいう。本発明におけるプロトン酸は、
ポリアニリンに導電性を与えると同時に、ポリアニリン
を無極性又は極性が低い有機用溶剤に可溶にする作用を
有する。また、このプロトン酸は、導電性ポリアニリン
組成物中でポリアニリンと複合体を形成している。以
後、ポリアニリンとドーパントの複合体は、「本発明に
おけるポリアニリン」と称し、ドーパントと複合体を形
成していないポリアニリン及びポリアニリンとドーパン
トの複合体中のポリアニリンだけを指すときは、「ポリ
アニリン」と称する。
【0010】本発明におけるプロトン酸としては、特に
制限なく公知のものを使用でき、例えば、ジフェニル水
素化リン酸、ビス(2−エチルヘキシル)水素化リン
酸、スルホン酸誘導体等が挙げられ、非極性又は極性が
低い有機溶剤への溶解性やポリアニリンへの導電性付与
性の点から、スルホン酸誘導体が好ましい。
【0011】スルホン酸誘導体としては、例えば、n−
ヘキサンスルホン酸、n−オクチルスルホン酸、ドデシ
ルスルホン酸、セチルスルホン酸、4−ドデシルベンゼ
ンスルホン酸、カンファースルホン酸、ポリ(ビニル)
スルホン酸、ジノニルナフタレンスルホン酸、p−クロ
ロベンゼンスルホン酸、ハイドロキシベンゼンスルホン
酸、トリクロロベンゼンスルホン酸、4−ニトロトルエ
ン−2−スルホン酸、1−オクタンスルホン酸、スルホ
ン化ポリスチレン、スルホン化ポリエチレン、4−オク
チルベンゼンスルホン酸、2−メチル−5−イソプロピ
ルベンゼンスルホン酸が挙げられ、これらの内、ドデシ
ルベンゼンスルホン酸とカンファースルホン酸が好まし
い。
【0012】本発明におけるプロトン酸のポリアニリン
に対する添加量は、ポリアニリン中のアニリンの繰り返
し数1に対して0.5〜2.0であることが好ましく、
0.8から1.5であることがより好ましい。この添加
量が、0.5未満であると、非極性又は極性が低い有機
溶剤への溶解性が劣る傾向があり、1.5を超えると導
電性ポリアニリン組成物の酸性が強くなりすぎる傾向が
ある。なお、カンファースルホン酸をドーパントとして
ポリアニリンをm−クレゾールに溶解する場合において
は、実用的な溶解性が得られる点から、ポリアニリン中
のアニリン繰り返し数1に対してカンファースルホン酸
の添加量が0.5とすることが好ましい。
【0013】本発明における非極性又は極性が低い有機
溶媒の誘電率は、22以下であることが好ましい。この
誘電率が、22を超えると、溶媒の持つ極性のために、
導電性ポリアニリン組成物から製膜した皮膜の導電率が
低下する傾向がある。
【0014】本発明において使用される非極性又は極性
が低い有機溶媒としては、例えば、置換もしくは非置換
の芳香族炭化水素、アルカン、アルケン、鉱油、ハロゲ
ン化アルカン、脂肪族アルコール、アルキルエーテル、
ケトン、ハロゲン化芳香族、シクロアルカン、シクロア
ルケン、ヘテロ環化合物等が挙げられ、これらの有機溶
媒のなかでも好ましく用いられる有機溶媒としては、例
えば、ベンゼン、トルエン、p−キシレン、m−キシレ
ン、ナフタレン、エチルベンゼン、スチレン、アニリ
ン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナ
ン、デカン、デカハイドロナフタレン、クロロホルム、
ブロモホルム、ジクロロメタン、モノクロロメタン、ク
ロロベンゼン、o−ジクロロベンゼン、m−ジクロロベ
ンゼン、p−ジクロロベンゼン、m−クレゾール、クレ
ゾールの異性物混合体、ベンジルアルコール、2−ブタ
ノール、1−ブタノール、ヘキサノール、ペンタノー
ル、デカノール、2−メチル−1−プロパノール、ヘキ
サノン、ブタノン、ペンタノン、モルフォリン、パーフ
ルオロデカリン、パーフルオロベンゼン等が挙げられる
が、これらに限定されるものではない。また、これらの
有機溶媒は、単独で又は2種類以上を組み合わせて使用
される。また、これらの有機溶媒のなかでも、ポリアニ
リンとドーパントの複合体の溶解性の点から特に好まし
いものとしては、キシレン、トルエン、m−クレゾー
ル、クレゾールの異性物混合体等が挙げられる。
【0015】本発明におけるポリアニリンの重量平均分
子量は、10,000〜300,000とすることが好
ましく、50,000〜200,000とすることがよ
り好ましい。この重量平均分子量が、10,000未満
であると、フィルム形成性が劣る傾向があり、300,
000を超えると、非極性又は極性が低い有機溶剤への
溶解性が低下する傾向がある。
【0016】本発明におけるポリアニリンの製造に用い
る重合用のアニリンモノマーとしては、一般式(I)
【化1】 (式中、Rは各々独立にアルキル基、アルケニル基、ア
ルコキシ基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、
アルカノイル基、アルキルチオ基、アリルチオアルキル
基、アリロキシ基、アルキルアリル基、アリルアルキル
基、アルコキシアルキル基、アルキルスルホニル基、ア
リル基、アリルチオ基又はアルコキシカルボニル基を示
し、mは1〜5の整数であり、nは0〜4の整数であ
り、m+nは5である)で表される化合物が挙げられ、
これらは、非極性又は極性が低い有機溶剤への溶解性等
の点で好ましく、なかでも置換基を有さないアニリンモ
ノマーが、安価等の点でより好ましい。
【0017】本発明におけるポリアニリンの製造法とし
ては、電解酸化重合法、化学酸化重合法等公知の方法が
挙げられるが、工業的な観点からは、化学酸化重合法で
製造することが好ましい。化学酸化重合後のポリアニリ
ンは、粉末で得られ、この粉末を塩基で脱ドープしてか
ら乾燥し、塩基性ポリアニリンを得ることができる。こ
の場合、後の乾燥行程で塩基を完全に取り除くことがで
きるように、アンモニア、有機アミン等の揮発性の塩基
を用いることが好ましい。また、脱ドープしたポリアニ
リンの乾燥温度は、有機溶剤への溶解性、酸化による劣
化防止等の点から、真空中で50℃以下で行うのが好ま
しい。
【0018】本発明における導電性ポリアニリン組成物
は、前記塩基性ポリアニリン粉末とプロトン酸であるド
ーパントとを混合し、非極性又は極性が低い有機溶剤に
溶解して得ることが好ましい。ポリアニリンとドーパン
トは、導電性ポリアニリン組成物中で複合体が形成され
ることから、この導電性ポリアニリン組成物により作成
された皮膜は、1S/cm以上の高い導電率を示す傾向があ
る。
【0019】前記導電性ポリアニリン組成物の製造法
は、特表平6−508390号公報等に記載されてい
る。
【0020】本発明におけるポリアニリンの含有量は、
導電性ポリアニリン組成物中に、20重量%以下とする
ことが好ましく、12重量%以下とすることがより好ま
しい。このポリアニリンの含有量が、20重量%を超え
ると、未溶解物が多くなり過ぎる傾向がある。
【0021】本発明における導電性ポリアニリン組成物
には、ポリアニリンとプロトン酸との複合体の溶解度を
向上させるために、界面活性剤を添加することができ
る。界面活性剤としては、特に制限はないが、例えば、
4−ヘキシルエチルフェノール、3−ペンタデシルフェ
ノール、ノニルフェノール、4−ドデシルレゾルシノー
ル、4−(tert−オクチル)フェノール、2、6−ジ−
tert−ブチル−4メチルフェノール、3、4−ジメチル
フェノール、2、6−ジメチルフェノール、メチルパラ
トルエンスルホネート、エチルパラトルエンスルホネー
ト、n−ヘキシルパラトルエンスルホネート、n−ヘキ
シルパラトルエンスルホネート、エチルドデシルベンゼ
ンスルホン酸、イソプロピルアミンアルキルアリルスル
ホネート、1−ドデカノール、1−トリデカノール、1
−ドコサノール、下記一般式(II)
【化2】 (式中、xは6〜14であり、yは1〜3である)で表
されるエトキシレイト等挙げられる。
【0022】本発明の金属粉末は、前記導電性ポリアニ
リン組成物で表面処理をすることが必要である。この表
面処理をすることにより、金属の酸化の防止及びマイグ
レーションの防止をすることができる。本発明の金属粉
末において使用される金属としては、例えば、銅、銀、
パラジウム、白金、金、アルミニウム、ニッケル等が挙
げられ、そのなかでも導電性、廉価性等の点で銅、銀、
銀で覆われた銅等が好ましい。
【0023】導電性ポリアニリン組成物による金属粉末
の表面処理方法としては、特に制限はないが、例えば、
導電性ポリアニリン組成物に金属粉末を浸漬後、熱風乾
燥機で乾燥する方法、導電性ポリアニリン組成物に金属
粉末を浸漬後、ロータリエバポレータで乾燥してから熱
風乾燥機で乾燥する方法、導電性ポリアニリン組成物に
金属粉末を浸漬後、フィルタープレス等で脱溶剤してか
ら熱風乾燥機で乾燥する方法、導電性ポリアニリン組成
物に金属粉末を浸漬したものを、撹拌しながらドライヤ
で乾燥し、さらに必要に応じて熱風乾燥機等で乾燥する
方法等により被覆することが挙げられる。
【0024】本発明の金属粉末における導電性ポリアニ
リン組成物による被覆の厚みは、1nm〜1000nmとす
ることが好ましく、5nm〜500nmとすることがより好
ましい。この被覆の厚みが、1nm未満であると、酸化防
止効果もマイグレーション防止効果も低下する傾向があ
り、1000nmを超えると、導電率が低下する傾向があ
る。
【0025】本発明の金属粉末は、導電性が必要な分野
や耐マイグレーション性が必要な分野に好適に用いられ
る。
【0026】本発明の導電ペーストは、前記金属粉末及
びビヒクル成分を含むものである。ビヒクル成分として
は、例えば、絶縁性又は半導性であり、熱によって硬化
又は橋かけする有機組成物及び有機溶剤を含み、必要に
応じて可塑剤を含むものが挙げられる。
【0027】本発明におけるビヒクル成分に含まれる絶
縁性又は半導性であり、熱により硬化する有機組成物と
しては、例えば、熱硬化性樹脂を含む組成物、熱可塑性
樹脂と官能基含有オリゴマ、熱可塑性樹脂と不飽和オリ
ゴマ等に添加剤(橋かけ剤、硬化剤、熱硬化開始剤、禁
止剤等)を加えた混合物などが挙げられる。
【0028】前記熱硬化性樹脂としては、フェノール樹
脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル、ジアリルフタ
レート樹脂、アルキド樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、
ポリウレタン、ポリアミドイミド、ケイ素樹脂、イオノ
マー等が挙げられる。前記熱可塑性樹脂としては、例え
ば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポ
リエチルビニルアセテート、ポリブタジエン、ポリイソ
プレン、エチレンビニレン共重合体、エチレンプロピレ
ン共重合体、ポリシロキサン、ポリスルホン、ポリカル
ボネート、ポリエチレンテレフタレート、アクリロニト
リルの共重合体やホモポリマ、ポリブチレンテレフタレ
ート、ナイロン12、ナイロン8、ナイロン6、ナイロ
ン6.6、ナイロン4.6、アモルファスナイロン、ポ
リビニルアセテート、ポリビニルアルコール、ポリエテ
ール、ポリビニルブチラール、ポリビニルピロリドン、
ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニリデ
ン、ポリアクリレート、エチルセルロース、メチルセル
ロース、ポリエステル、ポリアミドイミド、ポリイミ
ド、ポリウレタン、ポリスルホン、ポリイソプレン等が
挙げられる。
【0029】また、前記官能基含有オリゴマ及び不飽和
オリゴマとしては、例えば、不飽和ポリエステル、ウレ
タン化合物、エポキシオリゴマ、アミド酸オリゴマ、ア
ミドイミドオリゴマ、レゾール型フェノール、ノボラッ
ク型フェノール、ポリビニルシンナメート、アルキッド
樹脂アクリレート、エポキシアクリレート、ウレタンア
クリレート、モノ、ジ又はトリアクリル酸エステル(ポ
リエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ト
リメチロールプロパン等)、モノ、ジ又はトリメタクリ
ル酸エステル(ポリエチレングリコール、ポリピロピレ
ングリコール、トリメチロールプロパン等)などが挙げ
られる。これらは、単独で又は2種類以上を組み合わせ
て使用される。
【0030】また、前記橋かけ剤及び硬化剤としては、
例えば、低分子量エポキシ、メラミン、酸無水物、ポリ
アミン、イソシアネート基含有化合物等が挙げられる。
【0031】また、前記熱硬化開始剤としては、例え
ば、有機酸、過酸化物(過酸化ベンゾイル等)、アゾ化
合物(アゾビスイソブチロニトリル等)、過硫酸塩、ビ
スアジド化合物、ジアゾニウム塩などが挙げられる。ま
た、禁止剤としては、例えば、キノン類、ハイドロキノ
ン類、ニトロ化合物、ニトロソ化合物、アミノ化合物、
ポリヒドロキシ化合物等が挙げられる。
【0032】本発明におけるビヒクル成分に含まれる有
機溶剤としては、例えば、ジオキサン、エチレングリコ
ール、ブチルカルビトール、エチルカルビトール、エチ
レングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコー
ルモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノプロ
ピルエーテル、シクロヘキサノン、テレピネオール、カ
ルビトールアセテート、ブチルセロソルブ、エチルセル
ソルブ等が挙げられる。
【0033】また、本発明におけるビヒクル成分に含ま
れる可塑剤としては、例えば、フタル酸ジエステル類、
ブタノールのジエステル、脂肪族二塩基酸エステル、リ
ン酸エステル、エポキシ脂肪酸エステル、ショウノウ等
が挙げられる。
【0034】本発明の導電ペースト中の金属粉末の含有
量は、導電ペーストの固形分総量を100重量%とし
て、60〜90重量%とすることが好ましく、70〜9
0重量%とすることがより好ましい。この含有量が、6
0重量%未満であると、導電率が低下する傾向があり、
90重量%を超えると、皮膜形成性が低下する傾向があ
る。
【0035】本発明の導電性ペーストは、配線板のスル
ーホール導通用ペースト、配線形成用ペースト、EMI
シールド用ペースト、各種電極材料、接点材料等に好適
に使用できる。
【0036】以下、本発明を実施例を用いて説明する。
【実施例】ポリアニリン及びポリアニリン組成物は、Y.
CAO,A.ANDERETTA,A.J.HEEGER,POLYMER,30(1989)2305及
び特表平6−508390号公報に基づいて作製した。
【0037】合成例1 アニリン(和光純薬工業(株)、試薬)40mlと35%塩
酸(和光純薬工業(株)製、試薬)50mlと蒸留水400
mlを1リットルの三角フラスコに入れ、0℃に冷却し、
溶液Aとした。ペルオキシ二硫酸アンモニウム(和光純
薬工業(株)製、試薬)46gを蒸留水100mlに溶解
し、溶液Bとした。溶液Aを0℃に保った状態で、撹拌
しながら、溶液Bを2時間かけて添加し、添加終了後も
撹拌しながら0℃で3時間放置した。次いで、この溶液
をろ過し、蒸留水で充分に洗浄し、メタノール洗浄及び
エーテル洗浄を行った後、50℃の真空乾燥器で乾燥
し、粉末状のポリアニリンを得た。次に、前記ポリアニ
リン10gを、3%アンモニア水1000mlに入れ、2
時間撹拌した。次いで、この溶液をろ過し、蒸留水で充
分に洗浄し、メタノール洗浄及びエーテル洗浄を行った
後、50℃の真空乾燥器で乾燥し、粉末状の塩基性ポリ
アニリンを得た。得られた塩基性ポリアニリンの収率は
36重量%であり、重量平均分子量は100,000
(ポリスチレン換算)であった。
【0038】合成例2 合成例1で得られた塩基性ポリアニリン0.5gとドデ
シルベンゼンスルホン酸(和光純薬工業(株)製、試薬)
1.81gを窒素置換したグローブボックス内でよく混
合した。この混合物に、キシレン20.8gを加え、超
音波洗浄器で48時間撹拌した後、遠心分離器で不要物
を分離させ、不溶物をデカンテーションで取り除き、導
電性ポリアニリン組成物の溶液(ドデシルベンゼンスル
ホン酸をドーパントにしたポリアニリンのキシレン溶
液)を得た。得られた溶液を溶液1(NV=10重量
%)とする。
【0039】合成例3 合成例1で得られた塩基性ポリアニリン0.5gとカン
ファースルホン酸(関東化学(株)製、試薬)0.65g
を窒素置換したグローブボックス内でよく混合した。こ
の混合物に、m−クレゾール10.35gを加え、超音
波洗浄器で48時間撹拌した後、遠心分離器で不溶物を
分離させ、不溶物をデカンテーションで取り除き、導電
性ポリアニリン組成物の溶液(カンファースルホン酸を
ドーパントにしたポリアニリンのm−クレゾール溶液)
を得た。得られた溶液を溶液2(NV=10重量%)と
する。
【0040】合成例4 合成例2で得られた導電性ポリアニリン組成物の溶液
(溶液1)1gにキシレン9gを加え、溶液3(NV=
1重量%)とした。この溶液3をポリエステルフィルム
上に塗布し、120℃で60分間乾燥し、皮膜を形成し
た後、アセトンで洗浄し、風乾した。得られた被膜を、
デジタル・マルチメータ TR6846((株)アドベン
テスト製)で導電率を測定した結果、導電率は80S/cm
であった。
【0041】合成例5 合成例1で得られた塩基性ポリアニリン0.5gとドデ
シルベンゼンスルホン酸0.9gと3−ペンタデシルフ
ェノール1.05gとを窒素置換したグローブボックス
内でよく混合した。この混合物に、キシレン12.6g
に加え、超音波洗浄器で48時間撹拌した後、遠心分離
器で不溶物を分離させ、不要物をデカンテーションで取
り除き、導電性ポリアニリン組成物の溶液(ドデシルベ
ンゼンスルホン酸をドーパントにしたポリアニリンのキ
シレン溶液)を得た。得られた溶液を溶液4(NV=1
6重量%)とする。
【0042】合成例6 合成例3で得られた導電性ポリアニリン組成物の溶液
(溶液2)1gにm−クレゾール9gを加え、溶液5
(NV=1重量%)とした。この溶液5をガラス基板上
に塗布し、150℃で60分間乾燥し、皮膜を形成し
た。得られた被膜の導電率を測定した結果、導電率は1
50S/cmであった。
【0043】合成例7 合成例5で得られた導電性ポリアニリン組成物の溶液
(溶液4)1gにキシレン8.3gを加え、溶液6(N
V=1.7重量%)とした。この溶液6を合成例4と同
様にして、皮膜を形成した後、アセトンで洗浄し、風乾
した。得られた被膜の導電率を測定した結果、導電率は
40S/cmであった。
【0044】合成例8 レゾール型フェノール樹脂(群栄化学工業(株)製、商品
名PLー2211)100重量部とエチルカルビトール
(和光純薬工業(株)製、試薬1級)30重量部とブチル
セロソルブ(和光純薬工業(株)製、試薬1級)25重量
部を加えて、均一に混合し、導電ペースト用のビヒクル
成分とした。
【0045】合成例9 合成例1で得られた塩基性ポリアニリン0.5gと硫酸
(和光純薬製工業(株)製、試薬)1.1gを窒素置換し
たグローブボックス内でよく混合した。この混合物に、
キシレン12gに加え、超音波洗浄器で48時間撹拌し
たが、全く溶解しなかった。
【0046】
【実施例】
実施例1 化学還元銅粉末(平均粒径2μm)1kgを合成例4で得
られた溶液3と同様品300mlに混合し、スリーワンモ
ータで10分間撹拌した後、ロータリエバポレータを使
用し、80℃で濃縮した。次いで、得られた濃縮物を、
窒素で置換した防爆乾燥器を使用し、100℃で1時間
乾燥して金属粉末1を得た。
【0047】実施例2 フレーク状銀粉末(比表面積0.1m2/g)1kgを合成例
4で得られた溶液3と同様品200mlに混合し、スリー
ワンモータで10分間撹拌した後、ロータリエバポレー
タを使用し、80℃で濃縮した。次いで、得られた濃縮
物を、窒素で置換した防爆乾燥器を使用し、100℃で
1時間乾燥して金属粉末2を得た。
【0047】実施例3 フレーク状銀粉末(比表面積0.1m2/g)1kgを合成例
6で得られた溶液5と同様品200mlに混合し、スリー
ワンモータで10分間撹拌した後、撹拌を行いながら内
部を窒素で置換し、防爆型のドライヤを使用して、20
0℃の熱風を吹き付けながら、乾燥させた。次いで、得
られた粉末を、窒素で置換した防爆乾燥器を使用し、1
20℃で1時間乾燥して金属粉末3を得た。
【0048】実施例4 フレーク状銅粉末表面を銀で覆った銀被覆銅粉(銀の重
量比率30重量%、平均粒径1μm)1kgを合成例7で
得られた溶液6と同様品300mlに混合し、スリーワン
モータで10分間撹拌した後、撹拌を行いながら内部を
窒素で置換し、防爆型のドライヤを使用して、200℃
の熱風を吹き付けながら、乾燥させた。次いで、得られ
た粉末を、窒素で置換した防爆乾燥器を使用し、100
℃で1時間乾燥して金属粉末4を得た。
【0049】実施例5 合成例8で得られた導電ペースト用のビヒクル成分10
gと実施例1で得られた金属粉末1 13gを撹拌らい
かい機及び三本ロールで均一混合し、導電ペースト1を
得た。次に、厚さが1.6mmのガラスエポキシ基板に、
直径が0.8mmのスルーホールを形成したスルホール配
線板用の基板に、スクリーン印刷法で、導電ペースト1
を使用して、テストパターンを形成した後、積層板のス
ルーホールに、導電ペースト1を充填した(図1に表
示)。次に、このものを大気中において、60℃で30
分間、次いで、160℃で60分間加熱処理して、スル
ーホール配線板を作製した。なお、図1において、1は
スルーホールであり、2はスルホール配線板用の基板で
ある。得られたスルーホール配線板の抵抗を測定し、湿
中負荷試験(40℃90%RH中、隣り合うライン間に
50Vの電圧を印加して1000時間保持し、スルーホ
ール間の絶縁抵抗を測定した)を行った。試験結果を表
1に示した。
【0050】実施例6 合成例8で得られた導電ペースト用のビヒクル成分10
gに実施例2で得られた金属粉末2 17gを使用した
以外は、実施例5と同様に導電ペースト3を得、スルー
ホール配線板を作製し、得られたスルーホール配線板の
抵抗を測定し、湿中負荷試験を行った。試験結果を表1
に示した。
【0051】実施例7 合成例8で得られた導電ペースト用のビヒクル成分10
gに実施例3で得られた金属粉末3 17gを使用した
以外は、実施例5と同様に導電ペースト3を得、スルー
ホール配線板を作製し、得られたスルーホール配線板の
抵抗を測定し、湿中負荷試験を行った。試験結果を表1
に示した。
【0052】実施例8 合成例8で得られた導電ペースト用のビヒクル成分10
gに実施例4で得られた金属粉末4 14gを使用した
以外は、実施例5と同様に導電ペースト4を得、スルー
ホール配線板を作製し、得られたスルーホール配線板の
抵抗を測定し、湿中負荷試験を行った。試験結果を表1
に示した。
【0053】比較例1 合成例8で得られた導電ペースト用のビヒクル成分10
gに銅粉末20gを使用した以外は、実施例5と同様に
導電ペースト5を得、スルーホール配線板を作製し、得
られたスルーホール配線板の抵抗を測定し、湿中負荷試
験を行った。試験結果を表1に示した。
【0054】比較例2 合成例8で得られた導電ペースト用のビヒクル成分10
gに、銀粉末23gを使用した以外は、実施例5と同様
に導電ペースト6を得、スルーホール配線板を作製し、
得られたスルーホール配線板の抵抗を測定し、湿中負荷
試験を行った。試験結果を表1に示した。
【0055】
【表1】
【0056】以上の結果から、本発明の範囲内の実施例
5〜8では、スルーホール配線板の抵抗が低く、導電性
に優れ、湿中負荷試験(スルーホール間の絶縁抵抗)が
高く、耐マイグレーション性に優れる。一方、本発明の
範囲外の比較例1は、導電性に劣り、比較例2は、耐マ
イグレーション性に劣る。
【0057】
【発明の効果】請求項1、2又は3記載の金属粉末は、
導電ペースト用の導電粉末として用いた際に、従来の導
電性粉末を用いた導電ペーストに比較して、大気中で硬
化しても高い導電率を持ち、耐マイグレーション性に優
れ、長期信頼性に優れたものである。請求項4記載の金
属粉末は、請求項1、2又は3記載の金属粉末の効果を
奏し、さらに、大気中で硬化しても特に高い導電率を持
ち、廉価である。請求項5記載の金属粉末は、請求項
1、2又は3記載の金属粉末の効果を奏し、さらに、大
気中で硬化しても特に高い導電率を持ち、耐マイグレー
ション性により優れる。請求項6記載の金属粉末は、請
求項1、2又は3記載の金属粉末効果を奏し、さらに、
大気中で硬化しても特に高い導電率を持ち、耐マイグレ
ーション性により優れ、廉価である。請求項7記載の金
属粉末は、請求項1、2、3、4、5又は6記載の金属
粉末の効果を奏し、ポリアニリンとプロトン酸の複合体
の非極性または極性が低い有機溶剤への溶解性が向上
し、導電性ポリアニリン組成物による金属粉末の表面処
理をスムーズにするものである。請求項8及び9記載の
金属粉末は、請求項7の効果を奏し、さらに、ポリアニ
リンとプロトン酸の複合体の非極性又は極性が低い有機
溶剤への溶解性がより向上し、導電性ポリアニリン組成
物による金属粉末の表面処理をよりスムーズにするもの
である。請求項10記載の導電性ペーストは、大気中で
硬化しても高い導電率を持ち、耐マイグレーション性に
優れ、長期信頼性に優れたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】スルーホール配線板用の基板に導電ペーストを
印刷するとともにスルーホールに導電ペーストを充填し
た状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1.スルーホール 2.スルーホール配線板用の基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01B 1/20 H01B 1/20 A (72)発明者 山名 章三 茨城県日立市鮎川町三丁目3番1号 日立 化成工業株式会社山崎工場内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロトン酸、非極性又は極性が低い有機
    溶剤及びポリアニリンを含む導電性ポリアニリン組成物
    で表面処理した金属粉末。
  2. 【請求項2】 導電性ポリアニリン組成物中のポリアニ
    リンが、プロトン酸の作用によって導電性とされ、かつ
    非極性又は極性が低い溶剤に可溶とされたものである請
    求項1記載の金属粉末。
  3. 【請求項3】 導電性ポリアニリン組成物中のポリアニ
    リンが、プロトン酸と複合体を形成している請求項1記
    載の金属粉末。
  4. 【請求項4】 金属が銅である請求項1、2又は3記載
    の金属粉末。
  5. 【請求項5】 金属が銀である請求項1、2又は3記載
    の金属粉末。
  6. 【請求項6】 金属が銀で覆われた銅である請求項1、
    2又は3記載の金属粉末。
  7. 【請求項7】 プロトン酸がスルホン酸誘導体である請
    求項1、2、3、4、5又は6記載の金属粉末。
  8. 【請求項8】 プロトン酸がカンファースルホン酸であ
    る請求項7記載の金属粉末。
  9. 【請求項9】 プロトン酸がドデシルベンゼンスルホン
    酸である請求項7記載の金属粉末。
  10. 【請求項10】 請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8又は9記載の金属粉末及びビヒクル成分を含む導電ペ
    ースト。
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