JPH08240855A - 磁気記録/再生システムおよびスチル写真システム - Google Patents

磁気記録/再生システムおよびスチル写真システム

Info

Publication number
JPH08240855A
JPH08240855A JP7308524A JP30852495A JPH08240855A JP H08240855 A JPH08240855 A JP H08240855A JP 7308524 A JP7308524 A JP 7308524A JP 30852495 A JP30852495 A JP 30852495A JP H08240855 A JPH08240855 A JP H08240855A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
head
filmstrip
recording
magnetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7308524A
Other languages
English (en)
Inventor
Wlodzimierz S Czarnecki
スタンレー クザーネッキ ウロジミアーツ
George W Brock
ウィリアム ブロック ジョージ
Kent R Gandola
ラファエル ガンドーラ ケント
Lellis Joseph De
デ レリス ジョセフ
Christopher P Mencher
ピー.メンチャー クリストファー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eastman Kodak Co
Original Assignee
Eastman Kodak Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eastman Kodak Co filed Critical Eastman Kodak Co
Publication of JPH08240855A publication Critical patent/JPH08240855A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/127Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/24Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor with means for separately producing marks on the film, e.g. title, time of exposure
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/127Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
    • G11B5/31Structure or manufacture of heads, e.g. inductive using thin films
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2217/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B2217/24Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor with means for separately producing marks on the film
    • G03B2217/242Details of the marking device
    • G03B2217/244Magnetic devices

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Camera Data Copying Or Recording (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルム横断方向に交差曲率を有し、フィル
ム表面に設けられた実質的に透明の磁気層を有する細長
いフィルムストリップを受け入れ、フィルムストリップ
の画像フレームの露光に関連した情報を磁気層上に記録
し、再生するスチル写真システムであり、フィルムの引
っ張り・圧縮にかかわらず、作動ヘッドギャップと磁気
フィルム層トラックとの弾性的適合を保証する。 【解決手段】 磁気ヘッドは、複数の作動ヘッド・ギャ
ップを内側領域に支える内側切頭体と少なくとも1つの
別の外側切頭体をフィルム横断方向に沿って備えた複数
の切頭体から形成され、切頭体と作動ヘッド・ギャップ
は、フィルム面に入り込み且つフィルム搬送通路の凹み
部において切頭体の周囲にフィルムストリップが巻き付
くように位置決めされかつ、フィルム横断方向に外形を
修正された輪郭を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に、情報を写真
フィルムストリップの画像エリア内の磁気フィルム(MO
F: Magnetic-On-Film)層に記録して読み取るため使用す
る、磁気的に記録し再生するヘッド、特に、カメラまた
は他のフィルムストリップ処理装置の比較的堅いフィル
ムストリップと MOF層に特に適合するヘッドの構成と取
付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人に譲渡されている米国特許番号
4,933,780および 4,977,419には、フィルム・タイプ、
フィルム速度、フィルム露出情報、長手方向専用の延長
トラック上に露出される画像フレームの処理と次の用途
(例えば焼き付け)に関連する情報のような情報を記録
する層の専用記録エリアまたはトラックと、フィルムの
非感光側( MOF層と呼ばれる)を被う実質的に透明な磁
気層を具備する写真フィルムが開示されている。そこに
開示されたシステムは、フィルム製造中の情報の記録、
カメラ使用中の或るトラック上の情報の読取または記録
あるいはその両方、 MOF層を用いる写真仕上げ中の焼き
付け関連情報の読取または記録あるいはその両方の機能
を提供する。情報は、撮影された場面に付随する音声メ
ッセージまたは音を含む場合もあり、またトラックの或
る部分にデジタルまたはアナログ・フォーマットで記録
される場合もある。上記の'419及び'780特許に特に開示
されたカメラ記録トラックと記録ヘッドは、フィルムの
長手方向の端部に沿いかつ画像フレーム内の MOFトラッ
クの外側に位置するトラックに記録するように構成され
ている。オーディオを、画像フレーム・エリア内部の M
OF層の或るトラックの内部に記録する可能性が、本出願
人に譲渡されている米国特許番号 5,276,472に記載され
ている。
【0003】スチルカメラ内の写真フィルム上の画像フ
レーム・エリアにおける磁気コーティング・ストライプ
または磁気コーティングのトラックの情報を読み取るこ
と或いはそこに記録することは、他の装置において現れ
る問題とは異なる対策を要する。平均的な消費者にアピ
ールするように必然的にかつ可能な限り小型で軽量にし
なければならないような携帯式の手持ち型スチルカメラ
においては空間的な制限があり、磁気記録/再生ヘッド
およびフィルム駆動システムの大きさと場所に制約を加
える。そのうえ、ヘッドとフィルム間の記録/読取の境
界面は、前述の'780 特許に一般的に説明されるよう
に、デジタル磁気テープ・ドライブまたはディスク・ド
ライブに一般的に付随するものとは大きく異なってい
る。画像フレーム・エリアにおいては、感光層または M
OF層とフィルム・ベースへの引っ掻きは、画像の品質を
維持するために避けなければならない。
【0004】テープ・ドライブの場合、磁気テープは、
テープ送り方向と交差テープ方向の両方向におけるヘッ
ドの外形形状に適合した張力のもとで、十分な柔軟性を
備えている。ディスク・ドライブの場合、ヘッドは、デ
ィスクの平面が高速で回転する際に生成される空気膜の
上を飛行するか浮遊する。磁気テープは、非常に薄く
て、実質的に剛性を示さない。写真フィルムは、市販の
消費者用の記録/再生に用いられる磁気テープより、遥
かに厚い。そのカートリッジからフィルムストリップが
取り出される時、そのフィルムストリップは、比較的高
い剛性と、フィルムの非感光側においてその幅方向に凸
面の形状をなす非常に注目すべき交差曲率とを示す。更
に、巻かれていないフィルムストリップも、フィルムの
非感光側で再び、その長手方向に沿って凸面をなす曲面
を示す。この後者の曲面が生じるのは、フィルム・カー
トリッジ・スプールに強く巻き付けられていたフィルム
ストリップから生じる、コア・セット・カールが主な原
因である。
【0005】フィルムストリップの幅方向の交差曲率
は、感光層およびもしあれば MOF層の多重層の層数の影
響を受ける。感光剤の多重層(およびもしあれば MOF
層)は、アセテート、PET または PEN素材よりなるベー
ス・フィルムとは異なる伸縮特性を示す。交差曲率はア
ンチクラスチック(anticlastic) 曲面と呼ばれる湾曲現
象の影響も受ける。フィルムストリップ交差曲率の程度
は、フィルムの時間的かつ熱的な経過と相対湿度とフィ
ルムの厚みとを含む環境条件に依存する。この交差曲率
のために、広いマルチトラックの記録ヘッドの幅方向に
好ましい接触または適合性を得ることが難しくなる。信
頼性の高い読取または書込み信号を得るために、磁気ヘ
ッドは磁気コーティングとの密着状態を保持しなければ
ならない。フィルム・カールのようないかなる乱れも、
ヘッドと磁気コーティングとの間の関係を変化させ、従
って信号の信頼性を損ねる結果になる。
【0006】図1を参照すると、写真フィルムストリッ
プ20が、磁気テープ・ヘッド50に普通に用いられている
ような円筒状外形表面52の周囲に巻かれている場合、前
述の交差曲率の大半は減少する。この図1に示されるよ
うに、通常、フィルムストリップ20は、フィルム搬送通
路のフィルム面に矢印54と56の方向に加えられた張力に
よって引っ張られている。ヘッド50の外形表面52はフィ
ルム面に入り込み、フィルムストリップ20は、ギャップ
・ライン60を形成する外形表面52に被さる。
【0007】このフィルム面への入り込みにもかかわら
ず、円筒状外形表面52に対するフィルムストリップ20表
面の良好な適合性即ち接触性は得られない。フィルムス
トリップと円筒状外形表面52との間の接触の、ギャップ
・ライン60の部分においてフィルムを横断する部分で
の、マイクロインチ(= 2.54 μm)の単位の離隔状態のバ
ラツキが、図2にプロットされている。この例の場合、
磁気テープ・ヘッド50は、半径 13 mm (0.523") の円筒
状表面を有し、デモンストレーションのためにガラス製
によりモデル化されている。ギャップ・ライン60での円
筒状表面は1°と3°の巻付き角度(W.A.: Wrap Angle)
でフィルムストリップ20のフィルム面に入り込み、55
グラムのフィルム張力が、図1の矢印54と56の方向の各
々に加えられている。
【0008】MOF層を用いる記録システムは、ギャップ
・ライン60に沿って、すなわちフィルムストリップ MOF
層を横断して、20マイクロインチ(= 50.8 μm)以下の
離隔距離に保持することが、指定された記録/再生性能
を達成するために、必要とされる。図2は、20マイク
ロインチ(= 2.54 μm)を越える空間が、2つの狭いゾー
ン(ゾーン1とゾーン2)を除いて、適合ゾーンの頂点
における境界面を広い部分にわたって占めていることを
示す。巻付き角度を3°以上に変えると、適合ゾーンは
フィルムストリップ縁部から内側に約 1 mm 入ったとこ
ろに集中された状態のままとなる。前述のケースのよう
に、適合ゾーンは狭い。しかし、両者間の分離は広が
る。ギャップ・ライン60に沿う最長の距離は、20マイ
クロインチ(= 50.8 μm)を越える許容できないほどの離
隔状態を保ち続ける。
【0009】図3に図示されるように、ギャップ・ライ
ン60に沿う離隔距離は、感光層側での支持が無いとき
(荷重=0)で、境界面に対して0から約500マイク
ロインチ(= 1.27mm)に変わる。想像できるように、感
光層側の力が徐々に大きくなるのに伴って、ギャップ・
ライン60に沿う隔離距離に大幅な減少が見られる。シリ
コン・ゴムのような適合性のあるバッキング上に支えら
れた不織布性ポリエステル・ファイバー素材の如き小さ
い係数の摩擦材料から構成された感光層側支持要素が、
円筒状ヘッド表面の反対側に位置しかつギャップ・ライ
ン60に沿うフィルムストリップの感光層側に対し、0〜
50グラムの範囲に分布した押圧力を加えるために、用
いられる。しかし、50グラムの押圧荷重でも、5 mm〜
8.7 mm の範囲のギャップ・ライン60の部分について
は、許容離隔状態を越えてしまう。かかる離隔状態の改
善にもかかわらず、画像エリア支持要素に押圧パッドを
使用することは、感光層の引っ掻きの可能性により、写
真画像品質を損ねる恐れがあるので好ましいことでな
い。
【0010】写真スチルカメラ内の MOF層に情報を記録
またはそこから情報を再生することに特有の別の問題
は、フィルムの進行は限られた運動量でかつ短時間に行
われることにある。ステッパ駆動モータが、フィルムス
トリップを1つの画像フレーム毎に移動するために広く
用いられているが、磁気テープの記録であれば普通に得
られる、安定状態下での媒体前進という状況を得ること
ができない。記録と再生は、フィルムが記録ヘッドから
離れそうな過渡状態において行われなければならない。
これらの条件のもとで、最適な磁気記録とするために、
磁気ヘッドは、 MOF層と、20マイクロインチ未満、好
ましくは10マイクロインチ未満の離隔状態での接触を
維持しなければならない。
【0011】他の従来の装置においてヘッドと磁気コー
ティングとの間の所望の関係を維持するための技術は、
写真スチルカメラ、特に小型カメラのフィルムストリッ
プに適用する上では実用的ではない。例えば、サウンド
・ムービー・カメラの場合、磁気ストライプが端部に沿
って形成されている映画用フィルムが用いられるが、こ
の映画用フィルムはドラム上に通常は連続して移動して
おり、情報は、そのドラムに特に隣接して位置する磁気
ヘッドによって記録される。ドラムを用いるとフィルム
を堅固に支持するので、フィルム・カールは生じなくな
り、均一なヘッドとフィルムの関係を保証できる。音声
ドラムのような、固定された支持要素ならば、満足でき
る結果が得られるが、写真スチルカメラのように空間的
な制限があるときは、そのような支持要素は実現できな
い。また、ドラム/ヘッドの境界面は、前述の過渡状態
のもとでは不適当である。
【0012】更に、スチルカメラ・システムの場合、ネ
ガのフィルムストリップは写真仕上げ時に時々分断され
るという理由により、また、前述の '780 と '419 特許
に指摘されている他の理由のために、カメラによって撮
影された写真画像に関連した固有の情報を記録すること
が望まれる。サウンド・ムービー・カメラの場合、露光
中の断続的な動きとは異なり、記録中における連続的な
フィルムの動きを実現するために、記録情報は画像から
取り除かれる。
【0013】写真フィルム上の記録に関連する従来の技
術によると、高信頼性の記録を保証するために、記録ヘ
ッドと反対側に、記録媒体への押圧パッド支持要素を設
け、そして記録媒体を連続的に動かすことが教示されて
いる。米国特許番号 5,097,278では、フィルム搬送通路
とフィルム面に関して、逆に配置された押圧パッドを用
いて磁気ヘッドを取り付けるというカメラ内の構造が開
示されている。また前述の '780 特許には、別の手法が
用いられており、カメラの記録/再生ヘッドが変更され
たフィルム・カートリッジを支える室を基準にして位置
設定されている。磁気ヘッドは、フィルム・カートリッ
ジ・リップ内の開口部を通して露出されたフィルムスト
リップの MOF層を支えるが、フィルムは、リップ内部で
支えられて平らにされ、感光層はカートリッジ・リップ
の低い側のフランジの上に位置する軽い阻止用プラッシ
(plush)素材によって形成された、適合性のよい支持要
素を支えている。
【0014】この技術を小型写真スチルカメラに応用す
る際に生じる更に別のヘッド境界面の問題は、フィルム
の動きが張力の脈動(すなわち急激な動きまたは軽い動
き)によりフレームのステッピングモードで行われるこ
とにある。張力の脈動が、固定したフィルムストリップ
に加えられると、フィルム張力条件は大きく変動する。
従来のテープ・レコーダの場合、そのような条件により
不安定な境界面になってしまう。フィルム張力を制御す
る1つの手法としては、連続して励磁されるサーボ制御
システムの使用が考えられる。これは、フィルム張力を
維持するために要求されるべきカメラのバッテリーから
更に大きな電力放出を強いるものであり、非現実的な手
法である。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、カメラ或い
は他のフィルムストリップ処理/取扱い装置において、
フィルムストリップの MOF層に情報を記録し再生する際
における前述の問題を、画像フレーム・エリアのフィル
ムストリップを損ねずに解決することを目的とする。
【0016】従って、本発明の主な目的は、撮影画像の
品質に悪い影響を与えずに、 MOF層の画像エリア内の複
数のトラックに、情報を正確に記録或いは再生するため
に、磁気的な記録/再生ヘッドとフィルムストリップの
MOF層との適合性を高めることにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様によ
れば、フィルム横断方向に交差曲率を有し、フィルムス
トリップの画像フレームに関連して情報を記録・再生す
るためにフィルム面に設けられた実質的に透明な磁気層
を有する細長いフィルムストリップを受容する、記録/
再生装置であって、フィルム面内のフィルム搬送通路を
進行するフィルムストリップをフィルムストリップ送り
側からフィルムストリップ巻取り側に記録/再生用の凹
み部を経て案内する手段と、情報を記録または再生する
ためにフィルム横断方向の特定の位置でフィルムストリ
ップの磁気層と接触するように前記凹み部に対してフィ
ルム横断方向に前記案内手段と整合している磁気ヘッド
とを具備し、前記磁気ヘッドは前記フィルム面に入り込
み、前記フィルムストリップを前記凹み部内に方向転換
させて前記磁気ヘッドに巻き付かせるように位置決めさ
れ、且つ、前記特定位置において磁気ヘッドとフィルム
ストリップの磁気層との高度の適合性が保証されるよう
に、フィルム搬送方向とフィルム横断方向において外形
が設定された輪郭を有する。
【0018】本発明の別の態様によれば、磁気ヘッド
は、支持体に取付けられてフィルムストリップを横切っ
て延在する複数の磁気記録/再生ヘッドの直線状アレイ
を具備し、前記各磁気記録/再生ヘッドは、フィルムス
トリップがフィルム搬送通路内で前記凹み部に位置する
場合フィルムストリップの交差曲率に順応するようにフ
ィルム搬送方向とフィルム横断方向において形状が設定
されている本発明の更に別の態様によれば、前記複数の
記録/再生ヘッドは、内部領域にフィルム横断方向の複
数の作動ヘッド・ギャップを支持する内側切頭体と、前
記内側切頭体の各側に設けられた少なくとも一つの外側
切頭体とを含む複数の切頭体の形状をなすように製作さ
れている。
【0019】前記切頭体と作動ヘッド・ギャップとは、
フィルム面に入り込みフィルムストリップを前記凹み部
内の切頭体の周囲に巻き付けるように位置決めされフィ
ルム横断方向の高さが曲面をなすような外形を有し、こ
れによって作動ヘッド・ギャップと磁気層トラックとの
適合性が保証される。磁気ヘッドを前記ガイド手段と連
携して作動するように取付け、フィルムストリップの搬
送通路を前記ガイド手段を経て通過するフィルムストリ
ップと同じ交差曲率を呈する研磨ストリップによって前
記複数の切頭体と作動ヘッド・ギャップをラップ仕上げ
し、切頭体の高さを前記交差曲率に適合する曲率になる
ように削ることによって、このヘッドの外形を形成する
ことが望ましい。別のやり方としては、機械加工その他
の手法によって切頭体を所望の形状にすることによっ
て、磁気ヘッドの外形を形成してもよい。
【0020】本発明は、フィルムストリップをカメラの
露光ゲートを経て搬送し、 MOF層の反対側にあるフィル
ムストリップの感光層の画像フレームを露光させるよう
に構成されたカメラ内に組み込まれることが好ましい。
本発明は、情報を或るトラックに予め記録するために、
または露光フィルムストリップを処理して画像フレーム
を現像する際に、または更なる情報を他のトラックに記
録するために画像フレームからプリントを製作する際
に、または情報をトラックから読み取り或いは書き込み
且つ情報を MOF層の選択されたトラックから読み取り或
いは記録することが効果的であるなどの理由のために、
フィルム製作に付随する他のフィルムストリップ搬送装
置にも実施できる。
【0021】本発明の種々の特徴によって、マルチヘッ
ド・トラックの幅全体および個々の磁気ヘッドギャップ
の周囲の大きな領域にわたっての準接触状態の適合を可
能にするフィルム搬送通路内での、ヘッドとフィルムと
の境界面が得られる。このヘッドとフィルムの境界面
は、発生すると思われる広い範囲のフィルム交差曲率の
範囲にわたって得られる。そのうえ、本発明によれば、
フィルムが一フレームずつ進行する間に起こる、フィル
ム張力の過渡的な変化の影響を受けない、安定した記録
境界面が得られる。更に、この境界面を得るのに感光層
側の支持要素は不要なので、画像フレーム・エリアの M
OF表面に対する大きな表面破壊は生じない。
【0022】本発明のこれらのおよびその他の目的、長
所、特徴は、添付の図面を参照して以下の述べる詳細な
説明から明らかになるであろう。
【0023】
【発明の実施の形態】図1〜3に図示される実験データ
を参照すると、 MOFトラックとマルチヘッド・アレイと
の間の限られた或いは部分的な適合性は、フィルムスト
リップ20を、或る巻付き角度で記録ヘッドの周囲に屈曲
させることにより実現される。その適合性は、ギャップ
・ライン60で表される部分と反対側のフィルムストリッ
プの感光層側に設けられる押圧パッドの押圧によって更
に改善できる。それにもかかわらず、ギャップ・ライン
60に沿う全てのトラックに対しては、完全な適合性は達
成されない。本発明によれば、 MOF層に対するマルチヘ
ッド・アレイの好適な適合性は押圧パッドを用いなくて
も実現される。
【0024】図4〜8は、フィルムストリップ搬送通路
を構成するカメラ・フィルム・レールとゲート・フレー
ム10を具備するスチルカメラで実現する本発明の第1の
好ましい実施例を示す。ゲート・フレーム10は、フィル
ムストリップ20を受容するための、細長いチャンネル26
に形成された平行フィルム・レール12および14と、細長
いチャンネル26を横断して形成された湾曲引込部或いは
凹み部16を備えている。フィルムストリップ20は、本発
明により、プラテン40内のギャップ42に沿って延在する
凹み部16内に延びるマルチヘッド・アレイ30に巻かれ
る。記録ヘッド30は、更なるサドルまたはヘッド支持部
材38によってギャップ42内に支えられている。
【0025】フィルムストリップ20は、送り側22から、
カメラ露光ゲート18と凹み部16を横切って、巻取り側24
に、プラテン40およびゲート・フレーム10間でかつフィ
ルム・レール12および14の間を延びるようになってい
る。フィルムストリップ20は、カメラ露光ゲート18内で
レール12と14によって支えられ、かつ押圧プレートある
いはプラテン40およびレール12と14の間のフィルム面で
平らにされる。
【0026】この点に関して、ゲート・フレーム10内の
細長いチャンネル26に向けて延びる凸部の頂上部を有す
るフィルム横断方向凸面曲率(convex cross film curva
ture) をなすように、フィルムストリップが作られ位置
決めされる。プラテン40(図5に部分的に図示される)
は、伸縮自在かもくしは固定されており、そしてカメラ
のバック・カバーおよびフィルム装着の設計に応じて、
ゲート・フレーム10の長手方向の全体かまたはその一部
に延びる。フィルムが位置決めもしくは装着されると、
プラテン40は、送り側22と巻取り側24との間のゲート・
フレーム10の長手方向において、ゲート・フレームのベ
ース10内の細長いチャンネル26を包囲し、フィルム搬送
通路を構成する。細長いチャンネル26とプラテン40との
間のギャップによって形成されるフィルム搬送通路にフ
ィルムストリップ20を固定すると、特にレール12および
14と接触するフィルムストリップの端部において、強い
張力が発生し、フィルムストリップの交差方向に生じた
カール(cross-film curl)を平らにするようになる。
【0027】かくして、装着位置でのプラテン40は、フ
ィルムストリップ感光層が画像フレーム・エリアで細長
いチャンネル26に接触せず且つ損傷させないように、プ
ラテン40とレール12および14とゲート・フレーム10の各
面によって規定される空間内に、フィルム交差曲率(fil
m cross curvature)を制限する。このような小型スチル
カメラ・フィルム搬送通路の設計とメカニズムは周知の
技術である。
【0028】ここで本発明の第1の態様では、ゲート・
フレーム10とプラテン40は、任意の更なる張力をフィル
ムストリップに与えることなしに、また受け板、ローラ
などを用いて圧力または荷重をフィルムストリップの感
光層側に印加することなしに、高度の適合性を実現でき
るようなマルチヘッド・アレイ30の取付位置に修正を加
えている。この点に関して、凹み部16は、部分的に円筒
あるいは楕円のような連続湾曲面として形成され、かつ
フィルム・レール12と14によって定められた面よりも 5
mm 未満だけ下方に凹まされている。凹み部16は、約 1
0 〜 20 mmの範囲でフィルム搬送方向に延び、フィルム
搬送通路を横切ってフィルムストリップ20の幅方向に延
びている。フィルムストリップの先端がゲートを通る時
に、フィルム表面が引き裂かれないように、フィルム支
持レール12と14は、本実施例では、凹み部16の外形に沿
う形となっている。つまりフィルム支持レール( 平行フ
レーム・レール)12 と14は、図14に図示されるように、
局部的なフィルム張力を和らげるために、凹み部16を通
る部分はテーパになっている。
【0029】図5に図示されるように、プラテン40は、
磁気記録ヘッド30が取り付けられている、凹み部16の上
方に長方形の形状に切断されたギャップ42を備えてい
る。磁気マルチヘッド・アレイ30は、サドル(ヘッド支
持部材)38上かつギャップ42内に取り付けられる時に、
フィルムストリップを横切って延び、凹み部16における
フィルムストリップ20のフィルム面に当接するかこれを
超えて入り込む。磁気マルチヘッド・アレイ30がフィル
ム面に入り込むとき、適当な隙間がフィルムの感光層側
と凹み部16の表面との間にできるので、フィルムストリ
ップ20が動いているときに、フィルムが引き裂かれる可
能性はなくなる。
【0030】カメラ・フィルム・レールとゲート・フレ
ーム10は、図6に図示されるように、スラスト(thrus
t)型作動カメラ(すなわち、本出願人に譲渡されてい
る米国特許番号 5,049,914に開示されるタイプのリーダ
ーレス(leaderless)・フィルム・カートリッジを用いる
カメラ)に特に効果的であり、そこではフィルムストリ
ップにおける前述のフィルム横断方向凸面曲率は一定の
方向を呈する。フィルムストリップ20は、データが記録
される非感光層側に付着された連続する MOF層を備えて
いる。前述の '780 と '419 特許に図解して説明されて
いるように、複数の MOF層記録エリア 281〜28n がフォ
ーマット化され、そこでは、画像フレームに関するデー
タがマルチヘッド・アレイ30内の作動ヘッド・ギャップ
に並行するトラックに、記録されている。 MOF層の画像
エリア・トラックの一部に予め記録されている情報も、
マルチヘッド・アレイ30内の個別の作動ヘッド・ギャッ
プから読み取ることができる。
【0031】フィルムストリップ20の先端は、フィルム
ストリップ送り側22から巻取り側24に向けて、レール12
および14とこれらに対面するプラテン40の表面によって
規定される空間を通して、前方に進む。フィルムストリ
ップ20の本来的な或いはコア・セットによるカール(co
re-set curl)によって、その先端が、円筒状の凹み部16
の曲面に沿いながら、マルチヘッド・アレイ30と凹み部
16の間を、マルチヘッド・アレイ30を引き込むことをな
しに通過することを可能にする。フィルムストリップ20
が円筒状凹み部16とマルチヘッド・アレイ30との境界面
を出て、装着時に既にフィルムストリップが捕捉されて
いる巻取りスプール(図示されていないが、フィルムス
トリップ巻取り側24の外部にある)に向けてマルチヘッ
ド・アレイ30の下側を通る際に、フィルムストリップ20
が曲がってしまうことを、フィルム・ベースと層の剛性
が防いでいる。
【0032】ゲート・レール12と14とプラテン40が凹み
部16の何れかの側に存在しているので、フィルムストリ
ップ20は、マルチヘッド・アレイ30の外周に正確に巻き
付けられることができる。磁気マルチヘッド・アレイ30
は、フィルム面に或る深さまで入り込み、凹み部16内の
マルチヘッド・アレイ30の周囲に巻き付けられたフィル
ムストリップの先端と後端のなす巻付き角度が 0.5〜
4.5°の範囲の一定の値となるようにしている。これに
よって、フィルムストリップ20とマルチヘッド・アレイ
30の間の狭い接触部分が磁気ヘッド・ギャップの真上に
位置することが保証される。
【0033】図6は、フィルム搬送通路、特にフレーム
10の部分における平行フィルム・レール12および14と凹
み部16に対するマルチヘッド・アレイ30のトラックの相
対位置を示す。次に説明するように、図示の実施例の磁
気マルチヘッド・アレイ30は、8つの作動ヘッド・ギャ
ップ 341〜 348を含む切頭体 320〜 329の形をした離散
的に配置された10個のヘッドからなる直線状アレイで
形成されている。フィルムストリップの MOF層エリア 2
8 n に記録されるトラックには、1〜8の番号が付けら
れている。
【0034】図4〜6は、フィルムストリップ20のフィ
ルム面とフィルム搬送通路を形成する、カメラ・ゲート
10とプラテン40と磁気マルチヘッド・アレイ30との間の
関係を示している。この構成の主な特徴は、フィルム面
に対してマルチヘッド・アレイ30を入り込ませ、フィル
ムストリップ20に凹み部16の内部で曲がり即ちバックリ
ングを生じさせてマルチヘッド・アレイ30の周囲に巻き
付け、スプリング荷重をヘッド・ギャップに与え、30 P
SI (21 kPa) 未満の境界条件で圧接させることによっ
て、フィルムストリップ基体の曲げ剛性を活用できるよ
うにしたことにある。この自然のスプリング荷重のおか
げで、堅固な境界面を設定して保持するのに、媒体(す
なわちフィルム)の張力は必要でなく、なおかつ、フレ
ームをステッピング運動させるために張力の脈動がフィ
ルムストリップに加えられると、適合性は更に高められ
る。マルチヘッド・アレイ30の両側のレール12と14に沿
うフィルムストリップ20の自己前進運動は、フィルムス
トリップの拘束や詰まりを生じさせることなしに行われ
るので、磁気マルチヘッド・アレイ30を後退させる必要
はない。
【0035】本発明の第2の態様では、フィルム幅方向
即ちフィルム横断方向だけでなくフィルムの長さ方向即
ち搬送方向に合わせてマルチヘッド・アレイの形状を設
定することで、マルチヘッド・アレイ30の作動ヘッドの
各々の、フィルムストリップの幅方向における適合性が
更に改善されている。発明の好適実施例においては、磁
気マルチヘッド・アレイ30は、複数の、例えばn=10個
の切頭体32n であり、これは図7に模式的に示されると
共に、図8の実施例にも示され、そして図9〜13に示
されているような形状をなしている。切頭体32n は正四
角形ピラミッドの形状なし、各々が長方形の頂面を有し
ている。各切頭体の頂面の幅(トラック幅方向に測っ
て) は約 0.381〜 1.0 mm であり、長さは約 0.381〜
1.0 mm である。各切頭体32n の側面は約 10 〜 30 °
の面角度で切頭体のベースに向けて傾斜しているが、頂
面の縁が丸くなっている場合には、更に大きな面角度が
予想される。
【0036】図の8つの中央部切頭体 321〜 328が作動
ヘッドギャップ 341〜 348の周囲に形成されて、8つの
作動ヘッド30(すなわち記録/再生を行うヘッド)を形
成している。最も外側の切頭体 320と329 は作動ヘッド
を含んでおらず、単に作動ヘッドに対するフィルムスト
リップ交差曲率の安定化を行う。図12と13の比較に基づ
いて次に示されるように、作動切頭体だけを用いると、
フィルム交差曲率が連続して変動するために、外部トラ
ックに適合性の問題が生じる。外側即ち肩部の2つの
“ダミー”切頭体 320と329 を設けることにより、作動
ヘッド切頭体 321〜 328の外形を形成する条件も改善す
る。
【0037】ヘッド・ギャップの寸法は記録波長によっ
て決まる。8,000 FCI の場合、ギャップは約 2.0〜 5.0
ミクロンの範囲であるが、16,000 FCIの場合、ギャップ
は約1.2〜 2.1ミクロンの範囲になる。マルチヘッド・
アレイ30は、書込み/読取用の作動マルチヘッド・アレ
イとして作動するように構成される。図8は基体36に形
成されたフェライト・コア・ヘッド 320〜 329から構成
されたマルチヘッド・アレイ30を示し、各ヘッドは前述
の寸法を有し、比較的均一の高さを備えている。各ヘッ
ド32は、ヘッド・ギャップ34を図7の切頭体の形状で形
成するために、互いに接合された直線状片側コア要素44
とC字形片側コア要素46から形成されている。ヘッド・
ギャップ34に周知の方法で電界を与えるために、銅線コ
イル48が、直線状片側コア要素44の周囲に巻かれてい
る。ギャップ 340〜 349は各々一定の高さを備え、C字
形半体コア要素46の両端部が直線状半体コア要素44の側
面に接合している。2つの外部フェライト・コア・ヘッ
ド 320と 329は、ダミー・ヘッドとして作用し、銅線コ
イル48を装着していない。基体36はヘッド支持部材38に
取り付けられる。
【0038】本発明のヘッド切頭体32nの外形形成は、
図4〜7の実際のカメラ・ゲート・フレーム10とマルチ
ヘッド・アレイ30とプラテン40との構成に対応する取付
け具上で、ヘッド切頭体を“ラップ仕上げ" することに
よって行われる。ラップ仕上げされるマルチヘッド・ア
レイ30は、取付け具のプラテン40のギャップ42に取り付
けられ、図5に示されている、実際のカメラ(または他
の機器)において意図されているのと同じ使用時の位置
にある凹み部16に入れられる。第1のラップ仕上げ方式
の場合、写真フィルムストリップと研磨フィルムストリ
ップはカメラ・フレームを模したフィルム搬送通路に共
に通される。研磨フィルムは、ラップ仕上げされるマル
チヘッド・アレイ30と対面するようにフィルムストリッ
プと組み合わされ、写真フィルムはレール12と14に載
る。このように、マルチ切頭体ヘッドの外形はフィルム
ストリップの交差曲率と一致するようにラップ仕上げさ
れる。接触の初期に高い接触圧を受けていたポイントが
研磨されて、作動切頭体の全てが同じ圧力を受けるよう
になるまで、ヘッドはラップ仕上げされる。予想されて
いたように、初期の高圧ポイントは、図7の実施例のダ
ミー切頭体 320と 329に対応する最も外側のトラックの
部分に位置している。これらの高圧ポイントは、フィル
ムストリップの交差曲率と、ゲート・レール12と14の近
傍の高い張力とに起因して生じる。このようにして、図
4〜7の装置がラップ仕上げ工程に用いられる。
【0039】前記第1の方法を用いて実施された実験で
は、25ミクロンの厚みのダイアモンド研磨テープを挟ん
だ 100ミクロンの厚みの 24 mm幅のフィルムストリップ
が、図9の条件のもとで11の切頭体ヘッドをラップ仕
上げするのに用いられた。初期のヘッド半径は 20 mmで
あり、この実施例の切頭体 320〜 3211 は図6に図示さ
れるように 2 mm のピッチで 0.64 mm x 0.76 mmの寸法
になるように機械加工された。切頭体の側面も、この実
施例のベースに対して 20 °の角度をなしていた。図9
のグラフにおいて、垂直目盛は、切頭体の高さの特長の
全てを1つの頁に示すために、水平目盛に対してかなり
誇張して表されていることに留意されたい。グラフの垂
直目盛は 30 ミクロンの範囲を示しているが、水平目盛
はマルチヘッド・アレイ30の長手方向に沿う28 mm の範
囲を示している。
【0040】図9は、このようなマルチヘッド・アレイ
の輪郭の横方向(幅方向)の高さの4つの測定結果のシ
ーケンスを示す。この輪郭は、初期の輪郭から最後の外
形に至る交差曲率の形成の進展状態を示すために、ラッ
プ仕上げ工程の4つの段階で抽出された。各ラップ仕上
げ段階において横方向に順次に測った切頭体の輪郭の高
さをヘッドの初期の外形と比較するために、マルチギャ
ップ・ヘッド・アレイの共通ベースの X- 座標の -13 m
m と+13 mmの位置にあるラップ仕上げされていない二つ
の外表面70と80が、図9に図示されている。この実施例
の切頭体 320〜3211 の初期の輪郭は、ラップ仕上げさ
れていない外側の表面70と80の間に延び、且つそれぞれ
比較的直線状で平らであるが、アレイは製造公差に起因
してポイント"0”即ち326 を中心とする僅かに上方に凸
な面を示している。
【0041】10フィートの長さの6ミクロン粒子ダイ
アモンド・テープを用いる最初のラップ仕上げから、そ
れぞれ、20フィートの長さを有する3ミクロン粒子と
1ミクロン粒子ダイアモンド・ラッピングテープを用い
る2番目と最後のラップ仕上げまで、取付け具を通る研
磨テープの長さが増加するにつれて、外部切頭体 320
3211 の高さのラップ仕上げの磨耗量が著しく増加して
いることを、連続する横方向の輪郭が示している。従っ
て、最終的な交差曲率を生成するために、6ミクロン、
3ミクロンおよび1ミクロンの粒子を 25 μm の厚みの
PETテープ・ベース上に合計で50フィートにわたって
設けた3つの異なるダイアモンド・ラッピング・テープ
が使用された。
【0042】種々のマルチヘッド・アレイ・システムに
採用される方法では、写真フィルムストリップの張力は
12 g/mm以下であり、研磨テープの張力は 5 g/mm 以下
であることが好ましい。フィルムストリップによって与
えられる圧力分布を保持するために、非常に弱い張力が
ダイアモンド・ラッピング・テープに加えられる。研磨
テープのバッキングは76ミクロン未満の厚みであること
が好ましい。研磨テープのバッキングの厚みの選択は、
ヘッド外形と縁部のブレンディング(blending)との所
望の組み合わせを得る上で重要である。研磨テープのバ
ッキングの厚みを適正に選択すれば、多少なりとも各切
頭体 321〜 3210 に縁部の丸みを設けることができる。
図9に図示されるような各ラップ仕上げ段階における縁
部の丸み出し即ちブレンディングは、それが個々のヘッ
ドで生じるかもしれないフィルムの引っ掻き作用を最小
限にするので望ましいことである。しかし、切頭体縁部
の過度の丸み出しは、個々のトラック幅の縁部周辺に空
間損失を招く結果になる。この切頭体縁部の過剰なブレ
ンディングは、ヘッドの研磨時に過度の張力が研磨テー
プに加えられた時に生じる。
【0043】図10は、Mn-Zn フェライトと Al2O3-TiCか
ら製作されたマルチヘッド・アレイ30だけでなく、ホウ
珪ガラスから製作されたダミー・ヘッド・アレイのラッ
プ仕上げデータを示す。マルチヘッド・アレイは、フィ
ルムストリップ MOF層の種々のトラック数に対応して、
例えば12個の切頭体ヘッドを 1.5 mm ピッチで、10個の
切頭体ヘッドを 2 mm ピッチで、17個の切頭体ヘッドを
1 mm ピッチでそれぞれ設ける等、幾つかの形態で製作
された。図10に挙げられたフィルム面入り込み条件に基
づいて、ヘッド・アレイはラップ仕上げされた。
【0044】これらの方法で製作された、マルチトラッ
クの、記録/再生用の切頭体形状の分散ヘッドを具備す
る磁気マルチヘッド・アレイ30は、凹み部境界面のフィ
ルム面に入り込む時に、局部的な圧力ゾーンを生成する
ように、約 30 °未満の切頭体壁角度でヘッド・ギャッ
プ・ラインの周囲の背の低い円筒状切頭体によって形成
された複数の3次元合成支持面を備えている。図11は、
これらのプロセスによってラップ仕上げされた代表的な
10個の分散ヘッド・アレイのヘッド切頭体 320〜 329
の代表的な輪郭の表面マッピングから得られたさらなる
図である。
【0045】ラップ仕上げ工程によって、図11の拡大図
に図示されるように、大きな半径を有する個々の楕円形
状が作動ヘッドの切頭体の最上部に生成される。10個
のヘッド・システム内の切頭体 321〜 328は、約 0.75
mm幅の支持面エリアをフィルム横断方向に、0.64 mm の
長さをフィルム搬送方向に有し、磁気ギャップ・ライン
は 0.64 mmの寸法の中で対称に位置している。切頭体の
縁部、例えば、31と33はフィルムの引っ掻きを回避する
ようにブレンド即ち丸み付けされ(図9にも図示)、最
終的な切頭体ヘッド支持面は、フィルム搬送方向で 12.
7 mm(0.5 インチ)〜25.4mm(1.0 インチ)、フィルム
横断方向で 152mm(6.0 インチ)〜254mm(10.0イン
チ)の各半径を備えた楕円形状になる。この形状は、優
れた適合性を与えると共に、ヘッド切頭体 320〜 32
9が、重要な画像フレーム・エリアのフィルムストリッ
プを引っ掻く可能性を減少する。図11を導くために用い
られた表面マッピング技術によれば、大部分の切頭体表
面で得られたラップ仕上げの深さが示されているが、こ
の縁部のブレンディングは誇張されたものであり、実際
にはもっと緩やかで、そして縁部31と33だけでなく他の
縁部でもブレンディングされている。
【0046】図12と13に図示される適合性パターンは、
前述のラップ仕上げ工程によって製作されたガラス・ヘ
ッド・アレイ原寸模型間の境界面におけるギャップ空間
を示す干渉図である。ガラス・ヘッド・アレイによっ
て、図4〜8に関連して既に説明されたフィルム搬送通
路を前進する写真フィルムストリップ20と、ラップ仕上
げされたヘッド表面との適合性を直接確認することがで
きる。透明フィルム・ベースと透明カメラ・フィルム・
レールとゲート・フレーム10とを用いても、同様の図を
作成できる。図12と13は、それぞれ8個と10個のヘッ
ド・アレイに最適の動作条件でフィルムストリップの面
に入り込む個々のヘッド表面の適合性を示している。こ
れらの干渉縞パターンは、ラップ仕上げ工程から得た境
界面の仕上りの判定に用いられる。パターンの中心の0
次の縞は、フィルムストリップとの明確な十分且つ均一
な接触を表しているが(0ギップ空間)、そこから離れ
た高次の縞は0.25ミクロンステップのギャップ空間を表
している。
【0047】システムの信頼性と機能性を向上させるた
めには、切頭体の支持面の全体にわたって接触適合ゾー
ンを与えることが望まれる。しかし、圧力集中要素とし
て作用する各切頭体の支持面の縁部と隅部は、フィルム
引っ掻きの可能性を小さくするために、最小で約 0.25
ミクロンのステップで分離すべきである。図12と13は、
前述の実験の方法に従ってラップ仕上げされた8個と1
0個の場合の切頭体ヘッド構成の適合性の改善も示して
いる。ゲート・レール12および14に最も近い最外部のト
ラック部分に当る、10個の切頭体ヘッド構成のヘッド
・トラック0および9と、8個の切頭体ヘッド構成のヘ
ッド・トラックの1および8上に、それぞれ最大磨耗部
分があることが注目される。図13の最外部の切頭体をダ
ミー切頭体 320と 329とすれば、内側の8個の切頭体 3
21〜 328が最高度の適合性を有するヘッド・ギャップ 3
21〜 328を確保でき、図12の外側切頭体の少し不十分な
適合性が回避される。
【0048】図9と12に示すように、厳密にダミー切
頭体 320〜 329をラップ仕上げすることが、困難な場合
もある。或る磁気記録/再生ヘッドにおいては、ギャッ
プの深さに厳しい公差範囲が設けられている。要求され
る公差範囲が、所望のマルチトラック交差曲率を達成す
るのに必要な程度のラップ仕上げと矛盾する場合があ
る。これらの厳しい公差を要求されるヘッドの場合、凹
み部16をとおしてフィルムストリップ20の交差曲率を小
さくできれば、マルチヘッド・アレイ30の外形を容易に
作ることができる。
【0049】図4〜8のカメラ・フィルム搬送メカニズ
ムに関して小さなフィルム交差曲率を得るための一つの
方法は、凹み部16内のヘッド位置に近いところのフィル
ム支持レール12および14の配置を広げることである。凹
み部16のフィルム搬送通路エリアの両側のフィルム支持
レール12と14は、図14のようにそれらの正規の位置を保
っている。しかし、凹み部16間を橋かけするフィルム・
レールセグメント12’と14’は外側に移動せしめられ
る。これは、強い張力の部分をダミー・ヘッド切頭体 3
20と 329の外側に移動して、ヘッド外形の交差曲率を減
少させる。
【0050】前述のマルチヘッド・システムの外形をラ
ップ仕上げする別の方法においては、ラップ仕上げ用フ
ィルムと写真フィルムの代わりに、目的とする写真フィ
ルムと類似の曲げ剛性をもったベース基体を有する一枚
の研磨フィルムが使用されている。これによれば、所望
の外形を得るために、写真フィルムストリップを用いる
必要がなくなる。更に別の方法においては、最終的な外
形に仕上げる手段として、張力を加えた標準バッキング
付きラッピング・フィルムが使用される。
【0051】別の方法においては、写真フィルムの代わ
りに、凹み部境界位置の取付け具に設置される機械加工
された堅固な工具プレートが使用され、フィルム・ベー
スの外形が再生される。ラップ仕上げによる最終的な外
形寸法は、研磨フィルム技術を含まない他の手段からも
得ることができる。例えば、例えば図9に図示される相
対高さと縁部の丸みとなるように、個々のヘッド要素を
組み立てることによって、所望のヘッド交差曲率を得る
ことができる。各ヘッドの所望の交差曲率も高精度の形
状になる。しかし、これらの両方のケースにおいて、軽
いラップ仕上げを行ってヘッドの縁部を丸く修正し、フ
ィルム画像エリアの引っ掻きを防止することが、多くの
場合に必要であろう。
【0052】写真フィルムが、変化する環境条件に長時
間曝されると、自由状態での交差曲率が影響を受ける。
このような交差曲率の変動は、ヘッドとフィルムの適合
性に悪影響を与える。しかし、前述の技術を用いると、
自由状態の交差曲率が大きく異なる写真フィルムを使用
する時でも、ヘッドとフィルムの適合性は維持される。
このフィルムに対する不感応性は、フィルム搬送通路へ
のヘッドの入り込みによる平坦化効果と、フィルム面の
ダイバージョン(diversion )とによるものである。入
り込んだヘッドに沿って前進するにつれて、フィルムス
トリップは曲がって堅固になり、スプリング荷重をヘッ
ドに与えることになる。このスプリング荷重によって、
フィルムに張力を与える必要性がなくなると共に、フィ
ルムストリップ交差曲率の経時変化が解消する。
【0053】特定のタイプのフィルムストリップ・ベー
ス上でラップ仕上げされ、特定の交差曲率を有するこれ
らのヘッドは、大きい又は小さい交差曲率を有する同種
または異種のフィルムストリップに対して満足できる適
合性を以て使用できることが分かった。換言すれば、前
述の特徴を示すように作られたヘッド・アレイは、前述
のように末端で拘束されたフィルムストリップのフィル
ム面に当接するように取り付けられると、多種多様なフ
ィルムストリップに対してフィルム表面を損傷しない良
好な適合性を与える。
【0054】フィルム搬送通路の写真フィルムの交差曲
率と一致する、スチルカメラの磁気マルチヘッド・アレ
イの外形設定と、それを行うための方法と装置について
説明を行った。これと同じ方法と装置は、ドライブ、カ
メラ、リーダー、またはスキャナーの写真フィルムと組
み合わせても使用できる。そのうえ、開示された方法と
装置は、2つ以上の平行ギャップを有する読取/書込み
ヘッドの外形を設定するために使用できる。これらの技
術は、フィルム損傷の原因になると考えられる(鋭い角
や縁部のような)高圧のかかる部分が無くて均一の圧力
分布をもつ MOF表面に対して優れた適合性を有するヘッ
ド外形を生成する。
【0055】本発明の好適な実施例と考えられるものに
ついてを説明したが、数多くの変更と修正が発明の基本
的な精神を逸脱せずに実施できることは自明のことであ
る。従って、特許請求の範囲は、本発明の範囲に属する
このような変更と修正の全てをカバーするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】交差曲率を減少させるように、連続曲面ヘッド
の周囲にフィルムストリップを巻き付けた状態の代表的
な例の斜視図である。
【図2】1°と3°の巻付き角度の代表的な連続曲面ヘ
ッドの周囲に巻かれたフィルムのギャップ・ラインに沿
う離隔状態を示すグラフである。
【図3】3°の巻付き角度で代表的な連続曲面ヘッドの
周囲に巻かれ、3つの異なる背圧を受ける、ギャップ・
ラインに沿うフィルムの離隔状態を示すグラフである。
【図4】ヘッドとの接触によって方向転換されたフィル
ムストリップを受けるための凹み部に関連するカメラ・
フィルム・レールとゲート・フレームの斜視図である。
【図5】カメラ・フィルム・レールとゲート・フレーム
とプラテン内における、フィルム搬送通路とヘッドと凹
み部境界面の部分断面図である。
【図6】図4のカメラ・フィルム・レールとゲート・フ
レームの凹み部に対するマルチトラック・ヘッドの相対
位置を示す平面図である。
【図7】本発明によって形成されたマルチヘッド・アレ
イの一実施例の切頭体の模式的斜視図である。
【図8】図7の切頭体を具備し且つ本発明によって外形
が設定された、磁気マルチヘッド・アレイの一実施例の
斜視図である。
【図9】本発明の外形設定プロセスによる順次の段階で
得られたマルチトラック・ヘッド・アレイの切頭体の横
方向の輪郭を示す図である。
【図10】本発明の別の実施例のマルチトラック直線状
ヘッド・アレイと、このヘッド・アレイのガラス製原寸
模型から得られたデータ表である。
【図11】本発明の図7の実施例による凹み部境界面に
おけるフィルムストリップの交差曲率と適合するように
ラップ仕上げされた、一対の外側安定化切頭体を具備し
た8トラックの作動ギャップを有するマルチヘッド・ア
レイの切頭体の頂面の大きな楕円形状と、8個のヘッド
の中の一つのヘッドの仕上げ前後のコンピュータ描画斜
視図である。
【図12】本発明によって凹み部境界面におけるフィル
ムストリップの交差曲率と一致するようにラップ仕上げ
された8トラック・ヘッド・アレイの切頭体の最上部に
見られる適合性パターンの干渉図である。
【図13】補助切頭体を有する図7と図11の実施例の切
頭体を具備した8トラック・ヘッドの切頭体の最上部に
見られる適合性パターンの干渉図である。
【図14】ヘッドとの接触によって方向転換されたフィ
ルムストリップを受けるための凹み部に関連する、修正
されたカメラのフィルム・レールとゲート・フレームの
別の実施例の斜視図である。
【符号の説明】
10…カメラ・フィルム・レールとゲート・フレーム 12,14…平行フィルム・レール 12’,14’…フィルム・レールセグメント 16…凹み部 18…露光ゲート 20…フィルムストリップ 22…フィルムストリップ送り側 24…フィルムストリップ巻取り側 26…細長いチャンネル 281 〜28n …MOF 層エリア 30…マルチヘッド・アレイ 31,33…修正された縁部 320 〜329 …切頭体 341 〜348 …作動ヘッド・ギャップ 36…基体 38…ヘッド支持部材 40…プラテン 42…プラテン・ギャップ 44…直線状片側コア要素 46…C字形片側コア要素 48…コイル 50…磁気テープ・ヘッド 52…外形表面 54,56…張力の矢印 60…ギャップ・ライン 70,80…外側のラップ仕上げされない表面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョージ ウィリアム ブロック アメリカ合衆国,カリフォルニア 92037, ラ ジョーラ,ニューカーク ストリート 1036 (72)発明者 ケント ラファエル ガンドーラ アメリカ合衆国,カリフォルニア 92009, カールスバッド,アルゴノータ ストリー ト 2715 (72)発明者 ジョセフ デ レリス アメリカ合衆国,カリフォルニア 92027, エスコンディド,ロレト グレン 1892 (72)発明者 クリストファー ピー.メンチャー アメリカ合衆国,カリフォルニア 92024, エンシニタス,ナード ストリート 701

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムストリップを幅方向に横切るフ
    ィルム横断方向の交差曲率を有する写真フィルムストリ
    ップの画像フレームに関連する情報を写真フィルムスト
    リップの表面の実質的に透明の磁気層に記録/再生する
    ための磁気記録/再生システムであって、 フィルム面と適合するように前記フィルムストリップを
    直線状に且つ平らにするように構成され且つ記録/再生
    用凹み部を備えた細長いフィルムストリップ搬送通路を
    形成する手段と、 フィルム搬送方向において前記フィルム面に沿って、フ
    ィルムストリップ送り側からフィルムストリップ巻取り
    側に向かって、フィルムストリップをフィルム搬送方向
    に前進させると共に前記記録/再生用凹み部を通し、該
    凹み部を横切って延在する前記フィルムストリップが前
    記フィルム面に入り込み、交差曲率を形成するようにな
    す手段と、 情報を記録/再生するために磁気層と接触する磁気ヘッ
    ドであって、細長い該磁気ヘッドとの弾性的な適合を保
    証するために前記フィルムストリップの交差曲率に合致
    するように前記フィルム横断方向において外形が設定さ
    れた輪郭を有する磁気ヘッドと、 前記フィルムストリップ搬送通路と前記記録/再生用凹
    み部とに対して前記磁気ヘッドを位置決めして前記フィ
    ルム面に入り込ませ、前記フィルムストリップを前記記
    録/再生用凹み部内に方向転換させ、フィルム搬送方向
    とフィルム横断方向に沿って前記磁気ヘッドに適合する
    ようにその周囲に巻き付かせる手段とを備えた磁気記録
    /再生システム。
  2. 【請求項2】 フィルムストリップを幅方向に横切るフ
    ィルム横断方向に交差曲率を有し、フィルム表面に設け
    られた実質的に透明の磁気層を有する細長いフィルムス
    トリップを受け入れ、フィルムストリップの画像フレー
    ムの露光に関連した情報を磁気層上に記録しまたそこか
    ら再生するスチル写真システムであって、 フィルムストリップ送り側とフィルムストリップ巻取り
    側を具備するベースと、 前記フィルムストリップの幅を収容するできる幅を有す
    る、前記ベースに形成された細長いチャンネルと、 前記細長いチャンネルの前記フィルムストリップ送り側
    とフィルムストリップ巻取り側の間に平行に延在し、且
    つ前記フィルムストリップの縁部と接触するように離隔
    して分離されている、一対の細長いフィルム・レール
    と、 前記細長いチャンネルの凹み部境界位置に形成された湾
    曲した凹み部と、 情報を記録または再生するために磁気層と接触するよう
    に前記凹み部に対して前記フィルム横断方向に並べられ
    た細長いマルチヘッド・アレイであって、前記細長いマ
    ルチヘッドアレイが前記フィルムストリップの交差曲率
    と弾性的な適合が保証されるように前記フィルム横断方
    向に外形が設定された輪郭を持つように構成された、細
    長いマルチヘッド・アレイと、 前記ベースの前記細長いチャンネルの上方に位置決め可
    能で、前記フィルムストリップが前記チャンネルと凹み
    部を経て搬送される際に、前記フィルムストリップの縁
    部を前記の凹み部を横断して前記フィルム・レールに対
    して押し付けて拘束して平らにすることによってフィル
    ム搬送通路を形成するためのプラテンと、 前記フィルム面に入り込み且つ前記のフィルムストリッ
    プを方向転換させるために前記フィルムストリップ搬送
    通路と前記記録/再生用凹み部に対して磁気ヘッドを位
    置決めする手段であって、前記フィルムストリップは、
    前記記録/再生用凹み部で方向転換され、且つ前記細長
    いフィルム・レールによって前記フィルム面を拘束しな
    がら、フィルム搬送方向とフィルム横断方向に沿って前
    記ヘッドに適合して前記磁気ヘッドの周囲に巻き付くよ
    うに構成された手段を備えたスチル写真システム。
JP7308524A 1994-11-02 1995-11-02 磁気記録/再生システムおよびスチル写真システム Pending JPH08240855A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/333,532 US5502528A (en) 1994-11-02 1994-11-02 Magnetics-on-film image area recording head and interface
US333532 1994-11-02

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08240855A true JPH08240855A (ja) 1996-09-17

Family

ID=23303193

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7308524A Pending JPH08240855A (ja) 1994-11-02 1995-11-02 磁気記録/再生システムおよびスチル写真システム

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5502528A (ja)
EP (1) EP0710872A3 (ja)
JP (1) JPH08240855A (ja)
KR (1) KR960019090A (ja)
CN (1) CN1160263A (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3594093B2 (ja) * 1994-09-30 2004-11-24 富士写真フイルム株式会社 フイルム搬送装置
US5572269A (en) * 1995-05-08 1996-11-05 Eastman Kodak Company Magnetic head translation system for recording and reproducing on magnetic-on-film layer
JPH0968745A (ja) * 1995-09-04 1997-03-11 Nikon Corp 撮影用フィルムを使用する装置
US5678086A (en) * 1996-07-22 1997-10-14 Eastman Kodak Company Patterned multi-track thin film heads for image area record/reproduce on magnetics-on-film
US5828506A (en) * 1996-08-08 1998-10-27 Eastman Kodak Company Magnetic head interface having a single narrow band of contact for longitudinal edge track record/reproduce on magnetics-on-film (MOF)
US6014165A (en) * 1997-02-07 2000-01-11 Eastman Kodak Company Apparatus and method of producing digital image with improved performance characteristic
US6271876B1 (en) 1997-05-06 2001-08-07 Eastman Kodak Company Using two different capture media to make stereo images of a scene
US5805942A (en) * 1997-07-30 1998-09-08 Eastman Kodak Company Horizontal head assembly and suspension method for magnetically coated film recording
US5802409A (en) * 1997-07-30 1998-09-01 Eastman Kodak Company Retractable two track head assembly with controllable roll stiffness
US8861132B2 (en) 2010-07-06 2014-10-14 International Business Machines Corporation Low friction tape head and system implementing same

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3289188A (en) * 1962-01-22 1966-11-29 Honeywell Inc Mechanical apparatus for controlling movement of a flexible medium
US3370157A (en) * 1963-10-21 1968-02-20 Burroughs Corp Pressure pad
US3391399A (en) * 1964-05-20 1968-07-02 Honeywell Inc Magnetic tape pneumatic capstan drive with movable pneumatic brake
US4439793A (en) * 1981-10-22 1984-03-27 Fuji Photo Film Co., Ltd. Thin film head array
DE3428800A1 (de) * 1984-08-04 1986-02-13 Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart Duennschicht-magnetkopf
US4894737A (en) * 1986-12-05 1990-01-16 Canon Kabushiki Kaisha Magnetic head apparatus having projections extending from at least a front side thereof
JPH0778857B2 (ja) * 1987-10-02 1995-08-23 富士写真フイルム株式会社 磁気ヘッド
US4839959A (en) * 1987-10-22 1989-06-20 Odetics, Inc. Method of forming a magnetic head
JPH0298806A (ja) * 1988-10-06 1990-04-11 Canon Inc マルチトラック薄膜磁気ヘッド
US4977419A (en) * 1988-10-07 1990-12-11 Eastman Kodak Company Self-clocking encoding/decoding film information exchange system using dedicated magnetic tracks on film
US4933780A (en) * 1988-10-07 1990-06-12 Eastman Kodak Company Camera apparatus for magnetically recording on film
US5005031A (en) * 1988-10-07 1991-04-02 Eastman Kodak Company Camera apparatus for magnetically recording on film
US5023635A (en) * 1989-06-23 1991-06-11 Eastman Kodak Company Dual film and still video studio portrait system using parallel dedicated magnetic tracks on film
US5025283A (en) * 1989-09-14 1991-06-18 Eastman Kodak Company Magnetic recording on film of scene parameters and photofinishing process for use therewith
US5097278A (en) * 1990-03-15 1992-03-17 Canon Kabushiki Kaisha Camera using a film with a magnetic memory
US5049914A (en) * 1990-06-26 1991-09-17 Eastman Kodak Company Cassette ejecting apparatus
JP2536819Y2 (ja) * 1990-09-17 1997-05-28 富士写真フイルム株式会社 カメラ用磁気ヘッド装置
US5173828A (en) * 1990-11-29 1992-12-22 Digital Equipment Corporation Compact multiple roller tape guide assembly
US5276472A (en) * 1991-11-19 1994-01-04 Eastman Kodak Company Photographic film still camera system with audio recording

Also Published As

Publication number Publication date
KR960019090A (ko) 1996-06-17
EP0710872A3 (en) 1996-10-09
EP0710872A2 (en) 1996-05-08
CN1160263A (zh) 1997-09-24
US5502528A (en) 1996-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5005031A (en) Camera apparatus for magnetically recording on film
US5678086A (en) Patterned multi-track thin film heads for image area record/reproduce on magnetics-on-film
JPH04501022A (ja) フィルム上に磁気記録するためのカメラ装置
JPH08240855A (ja) 磁気記録/再生システムおよびスチル写真システム
US7486479B2 (en) Magnetic head assembly with at least one guide block set back from sliding surface of servo signal recording head
US4123791A (en) Magnetic transducer device with outrigger bars
US5519464A (en) Magnetics-on-film image area recording head with film flattening emulsion side support
EP0362891A2 (en) Camera apparatus for magnetically recording on film
JPH08220624A (ja) フィルム上磁気画像領域記録ヘッドおよびサスペンション機構
EP0397713A1 (en) PROFILED HEAD DEVICE FOR TAPE PLAYERS.
EP0715207B1 (en) Magnetics-on-film image area recording head suspension system
JPH09197538A (ja) 画像領域のフィルム上の磁気への記録再生に適合する形を持つ複数トラック薄膜フィルムヘッド
US5572269A (en) Magnetic head translation system for recording and reproducing on magnetic-on-film layer
US5828506A (en) Magnetic head interface having a single narrow band of contact for longitudinal edge track record/reproduce on magnetics-on-film (MOF)
JPH04501014A (ja) フィルム上に磁気記録するためのカメラ装置
JPH0943710A (ja) 磁気読取り/書込みヘッドの支持システム
US3873994A (en) Magnetic recording and reproducing apparatus with grooved recording medium and tracking guide
US5563751A (en) Longitudinal bending interface for thick film magnetic recording
JP2605524Y2 (ja) 磁気ヘッド装置
JPH07152081A (ja) 磁気ヘッド支持装置
JPH0562116A (ja) 磁気ヘツド
JP2587047Y2 (ja) 磁気ヘッド装置
JPH05188469A (ja) 磁気ヘッド
JPH03212878A (ja) 磁気テープヘッド
JPH0737221A (ja) 写真フィルム用磁気ヘッド及びその支持装置