JPH08240182A - コンプレッサの吸入装置 - Google Patents

コンプレッサの吸入装置

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Publication number
JPH08240182A
JPH08240182A JP4299095A JP4299095A JPH08240182A JP H08240182 A JPH08240182 A JP H08240182A JP 4299095 A JP4299095 A JP 4299095A JP 4299095 A JP4299095 A JP 4299095A JP H08240182 A JPH08240182 A JP H08240182A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suction
coil spring
pipe
suction pipe
compressor
Prior art date
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Pending
Application number
JP4299095A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Tanaka
清 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Publication of JPH08240182A publication Critical patent/JPH08240182A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンプレッサの吸入装置において、低騒音化
および組立作業性の向上を図る。 【構成】 コンプレッサ本体の密閉ケース1に設けられ
た吸入パイプ12を曲げて、この吸入パイプの開口部を
コンプレッサ本体内に設置された吸入マフラ14の尾管
14Aの開口部とほぼ対向する位置に設け、コイルスプ
リング16によって両開口部をつないでいる。吸入パイ
プ12はコイルスプリング16の一端が嵌め込まれた後
に曲げ加工されている。また、コイルスプリング16の
他端の内径を吸入マフラ14の尾管14Aの外径よりも
大きく設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小型密閉レシプロコン
プレッサの吸入装置、詳しくは、コンプレッサ本体の密
閉ケースに設けられた吸入パイプの開口部とコンプレッ
サ本体内に設置された吸入マフラの尾管の開口部とをほ
ぼ対向位置に設け、且つコイルスプリングによって前記
両開口部をつなぎほぼダイレクト吸入構造としたコンプ
レッサの吸入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述のような小型密閉レシプロコ
ンプレッサにおける吸入装置は、例えば実開昭54−1
00203号公報[F04B 39/12]に開示され
ている。これは、密閉ケースに開口した吸入パイプと吸
入マフラの開口孔とを対向配置し、コイルスプリングの
一端を吸入パイプ開口に嵌め込み、他端を吸入マフラ開
口孔に隙間をもって挿入してダイレクト吸入構造として
いる。このような構成の吸入装置は、吸入パイプ開口と
吸入マフラの位置関係が制約を受ける。この問題を解消
するものとして、図3に示す小型密閉レシプロコンプレ
ッサのように吸入パイプ2の開口部を密閉ケース1内に
延在させて、吸入マフラ4の開口部と対向させるよう構
成したダイレクト吸入構造がある。図3において、1は
コンプレッサ密閉ケース、2は吸入パイプ、3はコンプ
レッサ本体、4は吸入マフラ、5はダイレクト吸入構
造、6はコイルスプリングである。
【0003】同図の密閉レシプロコンプレッサにおい
て、本出願人は図4に示すダイレクト吸入構造を有する
吸入装置を提案した(特願平5−243155号)。以
下にこの吸入装置について説明する。
【0004】コンプレッサ密閉ケース1側に設けられた
金属製吸入パイプ2の開口部と、コンプレッサ本体3側
に設置されたプラスチック製吸入マフラ4の尾管4Aの
開口部とがほぼ対向位置に設けらている。吸入パイプ2
は密閉ケース1の内方に真直ぐに伸びた吸入パイプ2を
上方に曲げ加工することにより、その開口部が吸入マフ
ラ4の尾管4Aの開口部とほぼ対向している。
【0005】密閉ケース1側の吸入パイプ2の開口部と
吸入マフラ4の尾管4Aの開口部とはそれぞれ開口端部
よりコイルスプリング6が嵌め込まれる直線部を有して
いる。吸入マフラ4の尾管4Aの外径寸法はコイルスプ
リング6の密着巻部6Aが隙間なく嵌め込まれるような
大きさであり、吸入パイプの外径はそれよりも小さい。
【0006】コイルスプリング6は密着巻部6Aとピッ
チ巻部6Bを有しており、吸入マフラ4の尾管4Aに密
着巻部6Aを、吸入マフラ4の尾管4Aの外周面と密着
巻部6Aの内周面とに隙間が生じないように圧入し、吸
入パイプ2にピッチ巻部6Bを、吸入パイプ2の外周面
とピッチ巻き部6Bの内周面とに隙間が生じるように嵌
め込んでいる。このようにして吸入パイプ2及び吸入マ
フラ尾管4Aの開口部がコイルスプリング6によりつな
がれる。
【0007】このように密閉ケース1側吸入パイプ2の
開口部のパイプ外周面とコイルスプリング6内周面とに
隙間を設けることにより、冷蔵庫回路での液バック発生
時の液逃げ機構となる。
【0008】ところが、吸入パイプ2の開口部のパイプ
外周面とコイルスプリング6内周面とに隙間があるため
に、コンプレッサの運転振動により、吸入パイプ2とコ
イルスプリング6とが擦れて、そこから金属擦れ音が発
生するという問題がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記の金属擦れ音の問
題を解消しつつ、同様の効果を得るために、吸入パイプ
2外周面とコイルスプリング6内周面とを密着して嵌め
込み、吸入マフラ4の尾管4Aとコイルスプリング6と
に隙間を設けて嵌め込む構造が考えられる。
【0010】しかしながら、吸入パイプ2は曲げ加工を
した際に外周が変形するので、コイルスプリング6を、
圧入するためにコイルスプリング6内径の挿入公差を大
きくとる必要がある。そうすると、吸入パイプ2にコイ
ルスプリング6を嵌め込んだときに、吸入パイプ2外周
面とコイルスプリング6内周面に隙間が生じ、振動音の
原因となる。
【0011】そこで、本発明は上記問題を解決するコン
プレッサの吸入装置を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の問題を
解決するために、コンプレッサ本体の密閉ケースに設け
られた吸入パイプを曲げてこの吸入パイプの開口部をコ
ンプレッサ本体内に設置された吸入マフラの尾管の開口
部とほぼ対向する位置に設け、且つコイルスプリングに
よって両開口部をつないだコンプレッサの吸入装置にお
いて、吸入パイプはコイルスプリングの一端が嵌め込ま
れた後に曲げ加工されていることを特徴とする。
【0013】また、コイルスプリングの他端の内径が吸
入マフラの尾管の外径よりも大きく設定したことを特徴
とする。
【0014】
【作用】吸入パイプの曲げ加工前にコイルスプリングを
吸入パイプに嵌めこみ、その状態で吸入パイプを曲げ加
工することにより吸入パイプの外周が変形し、これによ
りコイルスプリングが吸入パイプに密着して嵌め込ま
れ、嵌め込み部分において、吸入パイプ外周面とコイル
スプリング内周面に隙間が生じない。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図3を参照
して説明する。
【0016】図1は本発明の吸入装置を示す図である。
コンプレッサ本体の密閉ケース1に設けられた金属製吸
入パイプ12の開口部は、後述するように吸入パイプ1
2の曲げ加工により、コンプレッサ本体3内に設置され
たプラスチック製吸入マフラ14の尾管14Aの開口部
とほぼ対向するように設けらている。吸入パイプ12の
開口部と吸入マフラ14の尾管14Aの開口部は、金属
製のコイルスプリング16によりつながれている。
【0017】吸入パイプ12の開口部と吸入マフラ14
の尾管14Aの開口部とはそれぞれ開口端部よりコイル
スプリング16が嵌め込まれる直線部を有している。コ
イルスプリング16の内径は吸入マフラ14の尾管14
Aの外径よりも大きく、吸入マフラ14の尾管14Aの
外径は吸入パイプ12の外径よりも小さく設定されてい
る。
【0018】図1に示されるように、コイルスプリング
16は一端が吸入マフラ14の尾管14Aに、吸入マフ
ラ尾管14Aの外周面とコイルスプリング16の内周面
とに隙間が生じるように嵌め込まれており、他端が吸入
パイプ12に以下に説明するようにして密着して嵌めこ
まれている。
【0019】すなわち、図2に示すように曲げ加工前の
密閉ケース1内に伸びる直管状の吸入パイプ12に、コ
イルスプリング16を嵌め込み、この状態で吸入パイプ
12を上方に曲げる。この曲げ加工により吸入パイプの
外周が変形し、嵌め込み部分においてコイルスプリング
16の内周面と吸入パイプ12外周面とが密着する。な
お、直管状の吸入パイプ12にコイルスプリング16を
挿入する際には、圧入しなくとも曲げ加工によりコイル
スプリング16の内周面が吸入パイプに密着するよう
に、吸入パイプ12の外径及びコイルスプリング16の
内径の寸法が設定されている。従って、コイルスプリン
グ16を吸入パイプ12に嵌め込むにあたって、組立作
業性が向上する。
【0020】このようにして、コイルスプリング16は
吸入パイプ12に密着して嵌め込まれるので、吸入パイ
プ12とコイルスプリング16の嵌め込み部分におい
て、吸入パイプ12外周面とコイルスプリング16内周
面に隙間が生じないので、ここでの振動音は生じない。
また、吸入マフラ14の尾管14Aとスプリングコイル
16とは隙間を有して嵌め込まれるが、吸入マフラ14
はプラスチック製であり、且つ最適な嵌め込み寸法を初
期に確保できるので、ここで音の発生は生じない。
【0021】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によるコ
ンプレッサのダイレクト吸入装置は、曲げ加工前の吸入
パイプにコイルスプリングを嵌め込んだ後に吸入パイプ
を曲げ加工することにより、吸入パイプの曲げ加工によ
る変形を利用してコイルスプリングを吸入パイプに密着
させることができ、吸入パイプ外周面とコイルスプリン
グ内周面とに隙間が生じることがなく、吸入パイプとコ
イルスプリングとの嵌め込み部分での振動音の発生を防
止できる。また、コイルスプリングを吸入パイプに嵌め
込む際には、圧入しなくてもよいので、容易に嵌め込む
ことができ、組立作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吸入装置の実施例を示す図である。
【図2】本発明の吸入パイプの曲げ加工を説明する図で
ある。
【図3】小型密閉コンプレッサの部分断面図である。
【図4】従来のダイレクト吸入構造を示す図である。
【符号の説明】
1 コンプレッサ密閉ケース 2 吸入パイプ 3 コンプレッサ本体 4 吸入マフラ 4A 吸入マフラの尾管 5 ダイレクト吸入構造 6 コイルスプリング 12 吸入パイプ 14 吸入マフラ 14A 吸入マフラの尾管 16 コイルスプリング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンプレッサ本体の密閉ケースに設けら
    れた吸入パイプを曲げて、この吸入パイプの開口部をコ
    ンプレッサ本体内に設置された吸入マフラの尾管の開口
    部とほぼ対向する位置に設け、且つコイルスプリングに
    よって前記両開口部をつないだコンプレッサの吸入装置
    において、 前記吸入パイプは前記コイルスプリングの一端が嵌め込
    まれた後に曲げ加工されていることを特徴とするコンプ
    レッサの吸入装置。
  2. 【請求項2】 前記コイルスプリングの他端の内径を前
    記吸入マフラの尾管の外径よりも大きく設定したことを
    特徴とする請求項1記載のコンプレッサの吸入装置。
JP4299095A 1995-03-02 1995-03-02 コンプレッサの吸入装置 Pending JPH08240182A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4299095A JPH08240182A (ja) 1995-03-02 1995-03-02 コンプレッサの吸入装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP4299095A JPH08240182A (ja) 1995-03-02 1995-03-02 コンプレッサの吸入装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08240182A true JPH08240182A (ja) 1996-09-17

Family

ID=12651476

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4299095A Pending JPH08240182A (ja) 1995-03-02 1995-03-02 コンプレッサの吸入装置

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JP (1) JPH08240182A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100816829B1 (ko) * 2001-11-26 2008-03-27 주식회사 엘지이아이 밀폐형 압축기의 작동유체 흡입장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100816829B1 (ko) * 2001-11-26 2008-03-27 주식회사 엘지이아이 밀폐형 압축기의 작동유체 흡입장치

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