JPH08239672A - 高性能燃料油 - Google Patents

高性能燃料油

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JPH08239672A
JPH08239672A JP2362696A JP2362696A JPH08239672A JP H08239672 A JPH08239672 A JP H08239672A JP 2362696 A JP2362696 A JP 2362696A JP 2362696 A JP2362696 A JP 2362696A JP H08239672 A JPH08239672 A JP H08239672A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐ノック性、特に高速時における耐ノック性
にすぐれるとともに、低温運転性,始動性,燃焼性,加
速性などにおいてすぐれたガソリン自動車用燃料油を提
供する。 【解決手段】 リサーチ法オクタン価99.5以上, モー
ター法オクタン価87.9以上,芳香族分50容量%以
下,70℃までの留出分27容量%以上,リード蒸気圧
0.667kg/cm2 以上の性状、好ましくは更に50
%(容量)留出温度110℃以下の性状を有する燃料油
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高性能燃料油に関
し、詳しくは高速耐ノック性, 加速性, 燃焼性,始動性
ならびに低温運転性等に優れた無鉛で高オクタン価の燃
料油に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、四エチル鉛などの鉛化合物をガソ
リンに添加することが規制されて以来、鉛を含まない高
オクタン価ガソリンの開発が望まれ、今までに様々な燃
料油が提案されている。例えば、ベンゼン50容量%未
満とトルエン,キシレン,アルキルベンゼンの中から選
ばれた一種以上を89〜2容量%と残部が飽和炭化水素
からなるガソリン機関用燃料(特公昭60−10070
号公報)、ベンゼン, トルエン, 混合キシレンの混合物
45〜96容量%に、引火点−11℃以下の低引火点成
分2〜53容量%を加え、残部に引火点30℃以上, 沸
点150℃以上の重質油成分を配合してなるガソリン機
関用燃料(特開昭59−4689号公報)、あるいは改
質ガソリンの重質留分10〜55重量%と流動接触分解
法により得られる分解ガソリンの軽質留分10〜50重
量%を必須成分とする無鉛高オクタン価ガソリンの製造
方法(特開昭61−16985号公報)などが知られて
いる。しかしながら、これらの燃料は高速時の耐ノック
性,加速性,燃焼性,始動性あるいは低温運転性などの
点において未だ充分満足すべきものではなく、一層の改
良が望まれている。
【0003】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは上
記従来の燃料の欠点を解消して、高速耐ノック性に優れ
るとともに、加速性, 燃焼性,始動性, 低温運転性など
の良好な高性能燃料油を開発すべく鋭意研究を重ねた。
その結果、リサーチ法オクタン価, モーター法オクタン
価,芳香族分,70℃までの留出分及びリード蒸気圧に
おいて特定の性状を有するガソリンが、上記要求特性を
すべて満たす高性能ガソリンになることを見出し、本発
明を完成するに至った。すなわち本発明は、リサーチ法
オクタン価99.5以上, モーター法オクタン価87.9以
上,芳香族分50容量%以下,70℃までの留出分27
容量%以上でありかつリード蒸気圧0.667kg/cm
2 以上であることを特徴とする高性能燃料油を提供する
ものである。
【0004】
【発明の実施の形態】本発明の燃料油は、リサーチ法オ
クタン価99.5以上(通常は100前後),モーター法
オクタン価87.9以上(通常は87.9以上88.6未
満),芳香族分50容量%以下,70℃までの留出分
(ΔE70)が27容量%以上であって、さらにリード
蒸気圧が0.667kg/cm2 以上、好ましくは0.66
7〜0.750kg/cm2 の性状を有するものである。
ここで、芳香族分の含量が50容量%を超えるもので
は、燃料系統に使用されているゴムが劣化したり、排気
ガス中の有害物質が増加するなどの問題が生ずる。ま
た、ΔE70が27容量%未満のものでは、たとえリサ
ーチ法オクタン価やモーター法オクタン価が高いもので
あっても、始動性や低温運転性に劣る。また、本発明の
燃料油は、さらに50%(容量)留出温度が110℃以
下のものが好ましい。なお、本発明の燃料油は、上記の
性状を有するものであるが、通常はイソペンタン留分及
び/又は改質ガソリンをその成分として含有するもので
ある。さらに、本発明の燃料油には、この性状を維持で
きる範囲で、さらにブタン留分(特に、i−ブタンを多
量に含むものが好ましい。)やトルエン等の芳香族分あ
るいは清浄添加剤などを適量加えることも有効である。
【0005】本発明の燃料油は、上記性状を有するもの
であるが、特に好ましくは(A)改質ガソリン,(B)
アルキレート及び(C)イソペンタン留分の三成分、あ
るいはさらに(D)軽質接触分解ガソリンの四成分を必
須成分とするものである。ここで、(A)成分である改
質ガソリンは、一般に重質の直留ナフサなどを、従来か
ら広く知られている接触改質法(プラットフォーミング
法,マグナフォーミング法,アロマイジング法,レニフ
ォーミング法,フードリフォーミング法,ウルトラフォ
ーミング法,パワーフォーミング法など)により、水素
気流中で高温,加圧下で触媒と接触処理して得られるも
のであり、本発明ではリサーチ法オクタン価101.5以
上(通常は102〜104), リード蒸気圧0.3kg/
cm2 以上(好ましくは0.5kg/cm2 以上)および
沸点範囲30〜200℃の性状を有する改質ガソリンで
あれば、各種の接触改質法によって得られたものを好適
に使用することができる。しかし、(A)成分である改
質ガソリンは、原油を常圧蒸留して得られるフルレンジ
ナフサ(初留点20〜30℃,終点145〜175℃)
を、水添脱硫装置にかけ、得られる脱硫重質ナフサ(初
留点80〜100℃,終点145〜175℃)を接触改
質法により改質したものが最も好適に使用される。
【0006】次に、(B)成分であるアルキレートは、
イソブタンと低級オレフィン(ブテン,プロピレンな
ど)を原料として酸触媒(硫酸,フッ化水素,塩化アル
ミニウムなど)の存在下で反応させて得られるものであ
る。この(B)成分として、各種のアルキレートを用い
ることができるが、イソオクタン(2,2,4−トリメ
チルペンタン)を25〜35重量%含むものが好まし
く、特にこのうちリサーチ法オクタン価95以上のもの
が最適である。
【0007】続いて、(C)成分であるイソペンタン留
分は、リサーチ法オクタン価90〜95のものであれば
よいが、特に軽質ナフサ、好ましくは脱硫軽質ナフサを
精密蒸留にかけて得られるイソペンタン留分が好適に使
用される。この精密蒸留は、原料である(脱硫)軽質ナ
フサの20容量%程度のイソペンタン留分が純度90〜
95%の範囲で得られるような条件を適宜選定すればよ
い。
【0008】本発明の燃料油には、上記(A),
(B),(C)成分を含有するものが好ましいが、その
含有割合は用いる各成分の性状等により異なり一義的に
決定することはできない。要するに前述した燃料油の要
求性状を満たすように選定すればよい。通常は、(A)
成分である改質ガソリン100容量部に対して、(B)
成分であるアルキレート6〜55容量部、(C)成分で
あるイソペンタン留分3〜28容量部の範囲で含有する
ように調製すればよい。
【0009】本発明の燃料油では、さらに上記(A),
(B),(C)成分とともに、(D)成分として軽質接
触分解ガソリンを必須成分とすることもできる。この軽
質接触分解ガソリンは、灯・軽油から常圧残油に至る広
範囲の石油留分、好ましくは重質軽油や減圧軽油を、従
来から広く知られている接触分解法、特に流動接触分解
法(UOP法,シェル二段式法,フレキシクラッキング
法,ウルトラオルソフロー法,テキサコ法,ガルフ法,
ウルトラキャットクラッキング法,RCC法,HOC法
など)により、固体酸触媒で分解して得られる接触分解
ガソリンのうちの軽質分である。この軽質接触分解ガソ
リンとしては、上記接触分解ガソリンを蒸留して軽質分
と重質分に分け、そのうちリサーチ法オクタン価93.5
〜96.5, リード蒸気圧0.6〜1.05kg/cm2 およ
び沸点範囲25〜100℃の性状を有する軽質分が利用
される。
【0010】上述のように(A),(B),(C),
(D)成分を必須成分とする場合、その含有割合は、上
記(A),(B),(C)の三成分を必須成分とする場
合と同様に用いる各成分の性状等により異なり一義的に
決定することはできず、要するに前述した燃料油の要求
性状を満たすように選定すればよい。通常は、(A) 成
分である改質ガソリン100容量部に対して、(B)成
分であるアルキレート6〜86容量部、(C)成分であ
るイソペンタン留分3〜43容量部、(D)成分である
軽質接触分解ガソリン3〜58容量部の範囲で適宜含有
するように調製すればよい。
【0011】
【実施例】次に、本発明を実施例および比較例により、
更に詳しく説明する。 実施例1 (1)(A)改質ガソリンIの調製 ナフテン分17.2容量%,芳香族分11.1容量%を含有
し、初留点(IBP)86℃,終点(EP)156℃の
脱硫重質ナフサ(DHN)を、516℃にてプラットフ
ォーミングして、リサーチ法オクタン価(RON)10
2.2,モーター法オクタン価(MON)90.7,ΔE7
0が9.0容量%,IBP39.0℃,EP191.5℃,リ
ード蒸気圧0.400kg/cm2 の改質ガソリンIを得
た。 (2)(B)アルキレートの調製 イソブタンとブテンを原料として硫酸触媒下で反応させ
て、イソオクタンを約30容量%含有し、RON96.
4,MON93.9,ΔE70が8.0,IBP35.0℃,
EP203.0℃,リード蒸気圧0.425kg/cm2
アルキレートを得た。 (3)(C)イソペンタン留分の調製 初留点(IBP)27℃,終点(EP)80℃の脱硫軽
質ナフサ(DLN)を、精密蒸留して、純度92容量
%,RON90.3,MON88.3,リード蒸気圧1.50
0kg/cm2 のイソペンタン留分を得た。 (4)(D)軽質接触分解ガソリンの調製 RON92.5,MON80.0,リード蒸気圧 0.690kg/cm2 ,IBP30℃,EP165℃の
接触分解ガソリン(FCCガソリン)を蒸留して、その
うち重質分を除き、RON94.7,MON81.0,ΔE
70が97.0容量%,IBP31.0℃,EP88.0℃,
リード蒸気圧1.02kg/cm2 の軽質接触分解ガソリ
ンを得た。 (5)高性能燃料油の製造 上記(1)で得られた(A)改質ガソリンI,上記
(2)で得られた(B)アルキレート,上記(3)で得
られた(C)イソペンタン留分,上記(4)で得られた
(D)軽質接触分解ガソリン及びブタン留分を第1表に
示す割合で混合して、RON 100.0,MON89.2,
リード蒸気圧0.667kg/cm2 ,ΔE70が27.0
容量%,芳香族分43.0容量%,50%(容量)留出温
度101.0℃の性状を有する高性能燃料油を製造した。
【0012】(6)高速ノック性及び低温運転性の評価 上記(5)で得られた高性能燃料油を用いて、その高速
ノック性及び低温運転性の評価を行った。結果を第2表
に示す。なお、高速耐ノック性の評価は、室温25℃に
調整されたシャーシーダイナモメーター上に排気量15
00cc,圧縮比9.5,マニュアルミッション,走行距離
10万kmの乗用車を設置し、常温にてトップギヤで3
0km/hrからアクセル全開で120km/hrまで
上げてノッキングの程度を調べることにより行った。 ◎ ・・・ ノッキングなし ○ ・・・ トレースノック △ ・・・ ライトノック(人によっては不快感を覚え
る) × ・・・ ヘビーノック また、低温運転性の評価は、室温0℃に調整されたシャ
ーシーダイナモメーター上で行い、次の如く始動直後の
加速性を測定することにより行った。すなわち、0℃に
おいて気化器タイプ,オートチョーク式の1300ccエ
ンジンを始動し、30秒間暖気運転を行い、その後トッ
プギヤでアクセルを全開し、20秒間の回転数を測定
し、完全暖気後の同一測定時間における回転数と比較し
た。つまり、低温運転性は、 低温運転性=(30秒暖気運転後アクセル全開20秒後
の回転数)/(完全暖気後アクセル全開20秒後の回転
数)×100(%) により定義した。この低温運転性が80%以上を良好
○,60〜80%をやや不良 △,60%未満を不良
×とした。加速性の評価は、室温を25℃に調整したシ
ャーシーダイナモメーター上で、代表的な国産乗用車8
台を用いて実施した。評価方法は、40km/hrにな
ったときにアクセルを全開して80km/hrになるま
での時間(加速時間)および60km/hrになったと
きにアクセルを全開して120km/hrになるまでの
時間(加速時間)を測定し、従来の代表的なプレミアム
ガソリン使用時の加速時間と比較することにより行っ
た。 ○ ・・・ 従来の代表的なプレミアムガソリン使用時
より加速時間が4%以上短縮 △ ・・・ 従来の代表的なプレミアムガソリン使用時
より加速時間が0〜3%短縮 プラグくすぶりの評価は、室温を−10℃に調整したシ
ャーシーダイナモメーター上で代表的な国産乗用車(排
気量1500cc,手動変速機付,気化器仕様)を用いて
次の様にして行った。すなわちエンジンを冷却した後、
通常の始動方法でエンジンを始動させ、始動後トップギ
ヤで車速30km/hrで350m走行後、エンジンを
停止し、5分後に再始動させるサイクル運転を50回繰
り返し、終了後のプラグの絶縁抵抗値を絶縁抵抗計によ
り測定した。 ○ ・・・ 絶縁抵抗値が1MΩ超 × ・・・ 絶縁抵抗値が1MΩ以下 燃料系統のゴムへの影響の評価は、JIS−K−630
1に準拠して加硫ゴム物理試験方法における浸せき試験
による体積変化および硬さ試験を行い、次の基準で評価
した。 ○ ・・・ 変化率(%)が25%未満 × ・・・ 変化率(%)が25%以上
【0013】実施例2 (1)(A)改質ガソリンIIの調製 ナフテン分24.5容量%,芳香族分10.0容量%を含有
し、初留点(IBP)84℃,終点(EP)163℃の
脱硫重質ナフサ(DHN)を、529℃にてプラットフ
ォーミングして、RON102.6,MON90.5,ΔE
70が14.0容量%,IBP34.0℃,EP196.0
℃,リード蒸気圧0.530kg/cm2 の改質ガソリン
IIを得た。 (2)高性能燃料油の製造 上記実施例2(1)で得られた(A)改質ガソリンII,
上記実施例1(2)で得られた(B)アルキレート,上
記実施例1(3)で得られた(C)イソペンタン留分,
(D)上記実施例1(4)で得られた軽質接触分解ガソ
リン及びブタン留分を第1表に示す割合で混合して、R
ON 100.0,MON89.1,リード蒸気圧0.686k
g/cm2 ,ΔE70が27.0容量%,芳香族分42.0
容量%,50%(容量)留出温度100.0℃の性状を有
する高性能燃料油を製造した。 (3)高速ノック性及び低温運転性の評価 上記実施例2(2)で得られた高性能燃料油を用いたこ
と以外は、実施例1(6)と同様にして、高速ノック性
及び低温運転性の評価を行った。結果を第2表に示す。
【0014】実施例3 (1)高性能燃料油の製造 上記実施例2(1)で得られた(A)改質ガソリンII,
上記実施例1(2)で得られた(B)アルキレート,上
記実施例1(3)で得られた(C)イソペンタン留分及
びブタン留分を第1表に示す割合で混合して、RON 1
00.0,MON89.9,リード蒸気圧0.730kg/c
2 ,ΔE70が27.0容量%,芳香族分44.3容量
%,50%(容量)留出温度105.0℃の性状を有する
高性能燃料油を製造した。 (2)高速ノック性及び低温運転性の評価 上記実施例3(1)で得られた高性能燃料油を用いたこ
と以外は、実施例1(6)と同様にして、高速ノック性
及び低温運転性の評価を行った。結果を第2表に示す。
【0015】実施例4 (1)高性能燃料油の製造 上記実施例2(1)で得られた(A)改質ガソリンII,
上記実施例1(2)で得られた(B)アルキレート,上
記実施例1(3)で得られた(C)イソペンタン留分,
上記実施例1(4)で得られた(D)軽質接触分解ガソ
リン及びブタン留分を第1表に示す割合で混合して、R
ON 100.0,MON89.8,リード蒸気圧0.716k
g/cm2 ,ΔE70が27.0容量%,芳香族分44.0
容量%,50%(容量)留出温度103.0℃の性状を有
する高性能燃料油を製造した。 (2)高速ノック性及び低温運転性の評価 上記実施例4(1)で得られた高性能燃料油を用いたこ
と以外は、実施例1(6)と同様にして、高速ノック性
及び低温運転性の評価を行った。結果を第2表に示す。
【0016】実施例5 (1)燃料油の製造 上記実施例2(1)で得られた(A)改質ガソリンII,
上記実施例1(2)で得られた(B)アルキレート,上
記実施例1(3)で得られた(C)イソペンタン留分,
上記実施例1(4)で得られた(D)軽質接触分解ガソ
リン及びブタン留分を第1表に示す割合で混合して、R
ON 100.0,MON87.9,リード蒸気圧0.725k
g/cm2 ,ΔE70が35容量%,芳香族分45容量
%,50%(容量)留出温度93.0℃の性状を有する燃
料油を製造した。 (2)高速ノック性及び低温運転性の評価 上記実施例5(1)で得られた燃料油を用いたこと以外
は、実施例1(6)と同様にして、高速ノック性及び低
温運転性の評価を行った。結果を第2表に示す
【0017】比較例1 (1)燃料油の製造 上記実施例1(1)で得られた(A)改質ガソリンI,
上記実施例1(2)で得られた(B)アルキレート,上
記実施例1(3)で得られた(C)イソペンタン留分及
びブタン留分を第1表に示す割合で混合して、RON 1
00.0,MON89.0,リード蒸気圧0.735kg/c
2 ,ΔE70が22.0容量%,芳香族分55容量%,
50%(容量)留出温度114.5℃の性状を有する燃料
油を製造した。 (2)高速ノック性及び低温運転性の評価 上記比較例1(1)で得られた燃料油を用いたこと以外
は、実施例1(6)と同様にして、高速ノック性及び低
温運転性の評価を行った。結果を第2表に示す。
【0018】
【表1】
【0019】
【表2】
【0020】
【発明の効果】本発明の高性能燃料油は、RON,MO
Nが高いのみならず、蒸気圧,蒸留性状さらには芳香族
分含量等のバランスがとれているため、耐ノック性、特
に高速時における耐ノック性にすぐれるとともに、低温
運転性,始動性,燃焼性,加速性などにおいてすぐれて
おり、ガソリン自動車用燃料、とりわけターボ,ツイン
カムなどの高性能エンジン搭載車の高品質ガソリン燃料
として、極めて有効に利用しうる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リサーチ法オクタン価99.5以上, モー
    ター法オクタン価87.9以上,芳香族分50容量%以
    下,70℃までの留出分27容量%以上でありかつリー
    ド蒸気圧0.667kg/cm2 以上であることを特徴と
    する高性能燃料油。
  2. 【請求項2】 50%(容量)留出温度が、110℃以
    下である請求項1記載の高性能燃料油。
  3. 【請求項3】 リード蒸気圧が、0.667〜0.750k
    g/cm2 である請求項1又は2記載の高性能燃料油。
  4. 【請求項4】 イソペンタン留分を含有する請求項1〜
    3のいずれかに記載の高性能燃料油。
  5. 【請求項5】 改質ガソリンを含有する請求項1〜4の
    いずれかに記載の高性能燃料油。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003129067A (ja) * 2001-10-24 2003-05-08 Jgc Corp ガソリンの製造装置及びガソリンの製造方法

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