JPH0823930B2 - 磁気記録媒体 - Google Patents
磁気記録媒体Info
- Publication number
- JPH0823930B2 JPH0823930B2 JP61256292A JP25629286A JPH0823930B2 JP H0823930 B2 JPH0823930 B2 JP H0823930B2 JP 61256292 A JP61256292 A JP 61256292A JP 25629286 A JP25629286 A JP 25629286A JP H0823930 B2 JPH0823930 B2 JP H0823930B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- magnetic recording
- recording medium
- magnetic
- alkali metal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Magnetic Record Carriers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、アルカリ金属含有ガラス基板を用いた磁気
記録媒体に関し、特に耐久性に優れた磁気記録媒体に関
する。
記録媒体に関し、特に耐久性に優れた磁気記録媒体に関
する。
ガラス基板を用いた磁気記録媒体として第２図に示す
構造の磁気記録媒体が知られている。（例えば特開昭61
-54018） 磁気記録媒体は、ガラス基板１上に非磁性ニッケルリ
ン無電解めっき膜２が設けられ、その上に強磁性金属膜
（例えばCo−Ni−Ｐ磁性膜）３が設けられている。
構造の磁気記録媒体が知られている。（例えば特開昭61
-54018） 磁気記録媒体は、ガラス基板１上に非磁性ニッケルリ
ン無電解めっき膜２が設けられ、その上に強磁性金属膜
（例えばCo−Ni−Ｐ磁性膜）３が設けられている。
上記従来の磁気記録媒体は、安価で低熱膨張率のガラ
ス基板を用いた生産性信頼性の高い磁気記録媒体である
利点は有するものの、経時変化に供なって磁気的特性が
低下するという問題点があった。
ス基板を用いた生産性信頼性の高い磁気記録媒体である
利点は有するものの、経時変化に供なって磁気的特性が
低下するという問題点があった。
本発明は上記従来の問題点を解決するために、アルカ
リ金属含有ガラス基板上に磁性膜が設けられた磁気記録
媒体において、ガラス基板と磁性膜との間にアルカリ金
属拡散防止膜を設けている。
リ金属含有ガラス基板上に磁性膜が設けられた磁気記録
媒体において、ガラス基板と磁性膜との間にアルカリ金
属拡散防止膜を設けている。
該アルカリ金属拡散防止膜としては、例えばSiO2,Si3
N4,AlN,Al2O3等の材質の薄膜が例示でき、拡散防止の効
果および生産性のかねあいから15nm〜300nmの厚さの薄
膜が好ましい。
N4,AlN,Al2O3等の材質の薄膜が例示でき、拡散防止の効
果および生産性のかねあいから15nm〜300nmの厚さの薄
膜が好ましい。
該アルカリ金属拡散防止膜はスパッタリング法、蒸着
法、液相成膜法等により作成することができる。
法、液相成膜法等により作成することができる。
該アルカリ金属拡散防止膜としては、SiO2膜が比較的
安価な成膜法が種々開発されており使用しやすい。又電
気伝導性の高い膜であれば基板面への帯電したほこりの
付着防止効果もあり望ましい。
安価な成膜法が種々開発されており使用しやすい。又電
気伝導性の高い膜であれば基板面への帯電したほこりの
付着防止効果もあり望ましい。
SiO2を使用する際その厚さはスパッタ法によるもので
あれば15〜100nm,CVD法によるものであれば15〜100nm,
アルキルシリケートの焼成によるものであれば60〜300n
m,珪弗化水素酸のSiO2過飽和溶液を用いる方法によるも
のであれば30〜200nmが好ましい。
あれば15〜100nm,CVD法によるものであれば15〜100nm,
アルキルシリケートの焼成によるものであれば60〜300n
m,珪弗化水素酸のSiO2過飽和溶液を用いる方法によるも
のであれば30〜200nmが好ましい。
本発明は、従来の磁気記録媒体の経時的性能劣化がガ
ラス基板中のアルカリ金属イオンが磁性膜内に拡散して
腐食等が生じるために引き起こされていることに鑑みな
されたものであり、ガラス基板と磁性膜との間に設けら
れたアルカリ金属拡散防止膜の作用により耐久性が向上
する。
ラス基板中のアルカリ金属イオンが磁性膜内に拡散して
腐食等が生じるために引き起こされていることに鑑みな
されたものであり、ガラス基板と磁性膜との間に設けら
れたアルカリ金属拡散防止膜の作用により耐久性が向上
する。
〔実施例〕 市販のガラス基板（ソーダ・ライム・シリカガラス）
１上に、スパッタリング法により500nm厚のSiO2膜４、2
00nm厚のCr膜５（下地膜）、70nm厚のCo62.5Ni30Cr7.5
の膜６（磁性膜）、40nm厚のＣ膜７（保護膜）を順次積
層した。
１上に、スパッタリング法により500nm厚のSiO2膜４、2
00nm厚のCr膜５（下地膜）、70nm厚のCo62.5Ni30Cr7.5
の膜６（磁性膜）、40nm厚のＣ膜７（保護膜）を順次積
層した。
作成された磁気記録媒体の概略断面図を第１図に示
す。
す。
次に、同様のガラス基板１上に直接200nm厚のCr膜
５、70nm厚のCo62.5Ni30Cr7.5の膜６、40nm厚のＣ膜７
を設けた比較サンプルを作成した。
５、70nm厚のCo62.5Ni30Cr7.5の膜６、40nm厚のＣ膜７
を設けた比較サンプルを作成した。
上記本考案の磁気記録媒体と比較サンプルとを温度60
℃、湿度90％、の恒温槽内に10日間保持した後取り出
し、100倍の光学顕微鏡で観察した。その結果本発明の
磁気記録媒体には変化がみられなかったが、比較サンプ
ルには多数の班点が観察された。
℃、湿度90％、の恒温槽内に10日間保持した後取り出
し、100倍の光学顕微鏡で観察した。その結果本発明の
磁気記録媒体には変化がみられなかったが、比較サンプ
ルには多数の班点が観察された。
上記実施例では、SiO2膜をスパッタリング法により作
成したが、該SiO2膜はその他の気相成長法（蒸着法、CV
D法等）、液相生成法（金属アルコラートを用いる方
法、SiO2過飽和溶液を用いる方法等）により作成された
ものであってもかまわない。
成したが、該SiO2膜はその他の気相成長法（蒸着法、CV
D法等）、液相生成法（金属アルコラートを用いる方
法、SiO2過飽和溶液を用いる方法等）により作成された
ものであってもかまわない。
本発明によれば、生産性が高く、低価格であり、平滑
性があり、熱膨張が少ないソーダ・ライム・シリカガラ
ス等のアルカリ金属含有ガラス基板を用いて耐候性の高
い磁気記録媒体を提供することができる。
性があり、熱膨張が少ないソーダ・ライム・シリカガラ
ス等のアルカリ金属含有ガラス基板を用いて耐候性の高
い磁気記録媒体を提供することができる。
第１図は実施例により作成された磁気記録媒体の概略を
示す断面図、第２図は従来の磁気記録媒体の概略を示す
断面図である。
示す断面図、第２図は従来の磁気記録媒体の概略を示す
断面図である。
Claims (3)
- 【請求項１】アルカリ金属含有ガラス基板上に磁性膜が
設けられた磁気記録媒体において、前記ガラス基板と前
記磁性膜との間に、SiO2,Si3N4,AlN,またはAl2O3からな
るアルカリ金属拡散防止膜が設けられ、前記アルカリ金
属拡散防止膜の膜厚は、15〜300nmであることを特徴と
する磁気記録媒体。 - 【請求項２】特許請求の範囲第１項に記載の磁気記録媒
体において、 前記アルカリ金属拡散防止膜と前記磁性膜の間に磁性膜
作製用下地膜が設けられている磁気記録媒体。 - 【請求項３】特許請求の範囲第２項に記載の磁気記録媒
体において、 前記磁性膜作製用下地膜がCr膜である磁気記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61256292A JPH0823930B2 (ja) | 1986-10-28 | 1986-10-28 | 磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61256292A JPH0823930B2 (ja) | 1986-10-28 | 1986-10-28 | 磁気記録媒体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63112819A JPS63112819A (ja) | 1988-05-17 |
| JPH0823930B2 true JPH0823930B2 (ja) | 1996-03-06 |
Family
ID=17290631
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61256292A Expired - Lifetime JPH0823930B2 (ja) | 1986-10-28 | 1986-10-28 | 磁気記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0823930B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2547994B2 (ja) * | 1987-01-16 | 1996-10-30 | ティーディーケイ株式会社 | 磁気記録媒体 |
| JP2519982B2 (ja) * | 1988-07-19 | 1996-07-31 | 日本板硝子株式会社 | 面内磁気記録媒体の製造方法 |
| JP2541318B2 (ja) * | 1989-09-08 | 1996-10-09 | 日本電気株式会社 | 磁気記憶体 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS522603B2 (ja) * | 1972-09-08 | 1977-01-22 | ||
| JPS61222021A (ja) * | 1985-03-28 | 1986-10-02 | Hoya Corp | 磁気記録媒体 |
-
1986
- 1986-10-28 JP JP61256292A patent/JPH0823930B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63112819A (ja) | 1988-05-17 |
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