JPH08238964A - 複座型シート - Google Patents

複座型シート

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JPH08238964A
JPH08238964A JP7042858A JP4285895A JPH08238964A JP H08238964 A JPH08238964 A JP H08238964A JP 7042858 A JP7042858 A JP 7042858A JP 4285895 A JP4285895 A JP 4285895A JP H08238964 A JPH08238964 A JP H08238964A
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Shiyunji Kuranami
俊司 藏並
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シートピッチを広くすることなく座り心地を
よくすることができ、長時間の着座にも耐え得るように
する。 【構成】 3つのシート1A,1B,1Cを横方向に並
設して三人掛け用シート30とする。両端のシート1
A,1Cの背もたれ面11を、シートの並設方向と平行
な面12に対してそれぞれ外側に角度αだけ傾斜させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は航空機、鉄道車輌、バ
ス、船舶等の各種乗物のシートに関し、特に複数個のシ
ートを横方向に並設した複座型シートに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】航空機、鉄道車輌、バス、船舶等の各種
乗物のシートとしては、二人掛け用または三人掛けのよ
うに複数個のシートを横方向に並設して構成した、いわ
ゆる複座型シートがある。例えば、特開平6−1561
29号公報に開示された複座型シートは航空機の客室に
搭載されるもので、図7に示すように2つのシート1
A,1Bを並設して二人掛け用シート10を構成したも
のである。各シート1A,1Bは、シートボトム2、ア
ームレスト3、シートバック4、脚台5およびシートバ
ック4を前後方向に傾動させる図示しない傾斜装置等で
構成されている。航空機用のシートの場合、ファースト
クラス用シートやビジネスクラス用シートと、エコノミ
ークラス用シートとではそのシートピッチが異なってい
る。ファーストクラス用シートやビジネスクラス用シー
トは、隣合う着座者同士の間隔を広くするためにシート
ピッチをエコノミークラス用シートに比べて広くした
り、2つのシート1A,1Bを仕切っている中央のアー
ムレスト3aの幅を外側2つのアームレスト3bの幅よ
りも大きく設定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した通り従来のこ
の種の複座型シートにあっては、航空機の客室に使用さ
れるファーストクラス用シートやビジネスクラス用シー
トの場合、隣合う着座者の間隔を広くするためにシート
ピッチを広くしたり、シート間のアームレストの幅を大
きく設定しているが、シートピッチが狭いエコノミーク
ラス用シートは、着座すると隣合う着座者の肩や肘が触
れたり、顔を隣のシート側に向けると隣の着座者の顔が
間近に見えるため、見ず知らずの他人同士が座っている
場合は居り心地が悪く、気を使ったり緊張したりし、長
時間座っていることが苦痛になることもある。
【0004】したがって、本発明は上記した従来の問題
点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
シートピッチを広くすることなく肩や肘が触れたりせず
居り心地をよくすることができ、長時間の着座にも耐え
得るようにした複座型シートを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、2つのシートを横方向に並設した複座型シー
トにおいて、各シートの背もたれ面をシートの並設方向
と平行な面に対して外側にそれぞれ傾斜させたことを特
徴とする。また、本発明は、3つのシートを横方向に並
設した複座型シートにおいて、両側のシートの背もたれ
面をシートの並設方向と平行な面に対して外側にそれぞ
れ傾斜させたことを特徴とする。また、本発明は、4つ
のシートを横方向に並設した複座型シートにおいて、両
側のシートの背もたれ面をシートの並設方向と平行な面
に対して外側にそれぞれ傾斜させたことを特徴とする。
【0006】
【作用】シートバックの背もたれ面は外側を指向するよ
う傾斜しており、着座者をごく自然にやゝ外側に向かせ
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。図1は本発明に係る複座型シートを三
人掛け用シートに適用した場合の一実施例を示す正面
図、図2は同シートの側面図、図3は同シートの平面図
である。本実施例は3つのシート1A,1B,1Cを横
方向に並設して三人掛け用シート20を構成したもので
ある。各シート1A,1B,1Cは、上記した従来の二
人掛け用シートと同様に、シートボトム2、アームレス
ト3、シートバック4、脚台5およびシートバック4を
前後方向に傾動させる図示しない傾斜装置等で構成され
ている。シートボトム2とシートバック4は、一般のこ
の種のシートと同様に剛性を有するフレーム部材を内蔵
し、これをウレタン、フォームラバー等のクッション材
を織物、合成樹脂製のカバー、皮革等で覆うことによっ
て形成されている。アームレスト3は全て同一の幅を有
している。両端に位置するシート1A,1Cのシートバ
ック4の背もたれ面11は、三人掛け用シート20の外
側を指向するようにシートの並設方向と平行な面12に
対して角度αだけ傾斜するように形成している。このた
め、図3において、右端のシート1Aの背もたれ面11
は正面に対して右方向に+αだけ傾斜し、左端のシート
1Cの背もたれ面11は正面に対して左方向に−αだけ
傾斜しているため、着座者がやゝ外側を向くように着座
することになる。背もたれ面11の傾斜角度αは、シー
トバック4の内部に組み込まれているクッション材の成
形時に、クッション材の厚みを内側を厚く、外側にいた
るにしたがい薄くなるように形成することで簡単に得る
ことができる。傾斜角度αとしては5°〜30°程度
で、シートピッチによって決定される。一方、中央のシ
ート1Bの背もたれ面11は、上記した従来のシートと
同様に正面を正しく向いているため左右方向の傾斜角度
が0で、着座者は正面を向いて着座することになる。な
お、13はシートバック4の背面側に付設される折畳み
自在な後部着座者用のテーブルである。
【0008】このような三人掛け用シート20において
は、両端に位置するシート1A,1Cの背もたれ面11
を外側を指向するようにそれぞれ+α,−αだけ傾斜さ
せているので、これらシート1A,1Cに着座する者の
身体を自然にやゝ外側に向かせることができる。一方、
中央のシート1Bに着座する者は正面を向いて着座する
ため、シートピッチは従来と同じでも着座者同士の隣合
う肩が前後にずれる。したがって、着座者同士の肩や肘
が触れたりせず、また隣の着座者と顔を間近に合わせる
こともない。
【0009】図4は本発明を二人掛け用シートに適用し
た例を示す平面図である。この実施例は2つのシート1
A,1Bを横方向に並設して二人掛け用シート30を構
成したものである。各シート1A,1Bの背もたれ面1
1は、二人掛け用シート30の外側をそれぞれ指向する
ようにシート1A,1Bの並設方向と平行な面に対して
角度αだけ傾斜させている。
【0010】このような構造からなる二人掛け用シート
30においても、各シート1A,1Bの背もたれ面11
を外側を指向するように傾斜させているので、着座者の
身体を自然に外側に向かせることができる。したがっ
て、シートピッチは従来と同じでも隣合う着座者同士の
肩や肘が触れたりせず、また互いにやや顔を背けるよう
にして座っているので隣の着座者の顔が視野に入ること
もない。
【0011】図5は本発明を四人掛け用シートに適用し
た例を示す平面図である。本実施例は、背もたれ面11
がシートの並設方向と平行な面に対して外側に角度αだ
け傾斜したシート1Aと、背もたれ面11が正面を向い
た通常のシート1Bとからなる二人掛け用シート40を
横方向に2つ並設することで四人掛け用シート41を構
成したものである。二人掛け用シート40の並設に際し
ては、背もたれ面11が外側に角度+α,−αだけ傾斜
したシート1Aが外側、言い換えればに背もたれ面11
が正面を向いた通常のシート1Bが互いに隣り合うよう
に並設する。2つの二人掛け用シート40の間隔Dは、
2つのアームレスト3が隣合うため通常の倍の間隔とな
る。
【0012】このような構造からなる四人掛け用シート
41においても、左端と右端の者はそれぞれ正面に対し
て+αと−αだけ左と右を向いて座り、内側の者はそれ
ぞれ正面を向いて座ることになるので、上記した実施例
と同様に互いに肩や肘が触れたりせず、また隣の着座者
の顔が視野に入ることもない。この場合、内側2つのシ
ート1Bについてはその背もたれ面11がともに正面を
向いているが、そのシート間隔Dを2つのアームレスト
3によって通常の倍の広さに設定しているのであまり気
にならず、肩や肘が触れたりすることもない。
【0013】図6は本発明を五人掛け用の複座型シート
に適用した例を示す平面図である。本実施例は図1〜図
3に示した三人掛け用シート20と図4に示した二人掛
け用シート30を横方向に並設することで五人掛け用シ
ート50を構成したものである。この場合、三人掛け用
シート20と二人掛け用シート30の間隔Dは、2つの
アームレスト3が隣合うため、通常の倍の間隔となる。
【0014】このような構造からなる五人掛け用シート
50において、二人掛け用シート30に着座する二人の
着座者については、図4に示した二人掛け用シート30
に着座する場合と同様に互いに肩や肘が触れたりせず、
また隣の着座者の顔が視野に入らない。三人掛け用シー
ト20に着座する三人の着座者についても、図1〜図3
に示した三人掛け用シート20に着座する場合と同様に
互いに肩や肘が触れたりせず、また隣の着座者の顔が視
野に入らない。この場合、図において左から二番目のシ
ート1Aの背もたれ面11が右方向を、三番目のシート
1Cの背もたれ面11が左方向をそれぞれ指向するよう
傾斜しているので、これらシート1A、1Cに座る二人
の着座者が身体を斜めにして互いに向き合う格好になる
が、そのシート間隔を2つのアームレスト3によって通
常の倍の広さに設定しているのであまり気にならず、肩
や肘が触れたりすることもない。
【0015】なお、本発明は、二人掛け用、三人掛け
用、四人掛け用および五人掛け用の複座型シートに適用
した例を示したが、これに何等特定されるものではな
く、二人掛け用シート30,40と三人掛け用シート2
0を適宜組み合わせることで六人掛け用以上の複座型シ
ートにも適用することができる。また、二人掛け用シー
ト30を2つ並設して四人掛け用シートを構成してもよ
い。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る複座型
シートは、二人掛け用シートにおいて各シートの背もた
れ面を、シートの並設方向と平行な面に対して外側に傾
斜させたので、着座者が着座した際身体を自然に外側に
向かせることができる。したがって、シートピッチを広
くすることなく、着座者同士の肩や肘が触れたりせず、
また隣の着座者の顔が視野に入らず、居り心地が快適で
長時間の着座にも耐え得る。
【0017】また、本発明は三人掛け用シートにおい
て、両端のシートの背もたれ面を、シートの並設方向と
平行な面に対して外側に傾斜させたので、両端のシート
に着座する者の身体を自然に外側に向かせることができ
る。したがって、シートピッチを広くすることなく、隣
合う着座者同士の肩や肘が触れたりせず、また隣の着座
者の顔が視野に入らず、居り心地が快適で長時間の着座
にも耐え得る。
【0018】また、本発明は四人掛け用シートにおい
て、両端のシートの背もたれ面を、シートの並設方向と
平行な面に対して外側に傾斜させたので、両端のシート
に着座する者の身体を自然外側に向かせることができ
る。したがって、シートピッチを広くすることなく、隣
合う着座者同士の肩や肘が触れたりせず、また隣の着座
者の顔が視野に入らず、座り心地が快適で長時間の着座
にも耐え得る。
【0019】また、本発明に係る複座型シートにあって
は、背もたれ面のみを傾斜させるだけでよく、他の部分
については一切通常の部材をそのまま使用することがで
きるので、コストがそれほど高くなることがなく、また
シートの背面側に付設する後部着座者用のテーブルを通
常の状態で設置できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る複座型シートを三人掛け用シー
トに適用した場合の一実施例を示す正面図である。
【図2】 同シートの側面図である。
【図3】 同シートの平面図である。
【図4】 本発明を二人掛け用シートに適用した場合の
実施例を示す正面図である。
【図5】 本発明を四人掛け用シートに適用した場合の
実施例を示す正面図である。
【図6】 本発明を五人掛け用シートに適用した場合の
実施例を示す正面図である。
【図7】 従来の二人掛け用シートの斜視図である。
【符号の説明】
1A,1B,1C…シート、2…シートボトム、3…ア
ームレスト、4…シートバック、11…背もたれ面、2
0…三人掛け用シート、30,40…二人掛け用シー
ト、41…四人掛け用シート、…50…五人掛け用シー
ト。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つのシートを横方向に並設した複座型
    シートにおいて、各シートの背もたれ面をシートの並設
    方向と平行な面に対して外側にそれぞれ傾斜させたこと
    を特徴とする複座型シート。
  2. 【請求項2】 3つのシートを横方向に並設した複座型
    シートにおいて、両端のシートの背もたれ面をシートの
    並設方向と平行な面に対して外側にそれぞれ傾斜させた
    ことを特徴とする複座型シート。
  3. 【請求項3】 4つのシートを横方向に並設した複座型
    シートにおいて、両端のシートの背もたれ面をシートの
    並設方向と平行な面に対して外側にそれぞれ傾斜させた
    ことを特徴とする複座型シート。
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