JP2018020659A - 車両用シートのエアクッション - Google Patents

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貴之 野坂
Takayuki Nosaka
貴之 野坂
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Abstract

【課題】着座したときの不安定感を低減させ、快適性を向上させる。【解決手段】車両用シートのエアクッション10であって、エアクッション10の表面10f側と裏面10b側とを接合する接合部20と、接合部20によって区分けされたエアセル30と、を備え、当該エアクッション10の幅方向中央寄りのエアセル30(30A)の幅aと、幅方向外寄りのエアセル30(30B)の幅bとが a<b である。【選択図】図4

Description

本発明は、車両用シートのエアクッションに関する。
車両用シートのランバーサポートなどを構成する部材としてエアクッションが使われる場合がある。エアクッションとしては、その内部に複数の袋状のエアセルを並設し、これらエアセルの内圧を、人体を掴みこむような圧力に構成したエアマット装置(特許文献1参照)などが提案されている。
特開2002−126013号公報
しかしながら、上述のごとき従来のエアクッション(エアマット装置)によると人体が安定しないことがある。すなわち、従来のエアクッションにおけるエアセルは空気を充填させ膨らませると丸みを帯びた形状になり、人体形状に沿わないため、乗員らが着座した時に不安定感があり、快適ではないことがある(図7参照) 。
このような問題に対しては、図7に示すような丸みを帯びてしまうのを抑えるために、当該エアクッションの中央部で表裏を接合するという対策が施されることがある(図6参照)。ところが、それでも人体の形状に適合させられない場合がある。
本発明は、着座したときの不安定感を低減させ、快適性を向上させることを可能とした車両用シートのエアクッションを提供することを目的とする。
かかる課題を解決するべく、本発明は、車両用シートのエアクッションであって、
表面側と裏面側とを接合する接合部と、
前記接合部によって区分けされたエアセルと、
を備え、
当該エアクッションの幅方向中央寄りの前記エアセルの幅aと、幅方向外寄りの前記エアセルの幅bとが a<b であることを特徴とする。
本発明によれば、エアクッションが、エア充填時、人体の腰部や臀部などの丸みに沿った形状(中央が後方に凹んだ形状であり、本明細書ではインバース形状ともいう)となることから、着座した時の不安定感を低減させ、快適性を向上させる。
前記エアセルの幅が、当該エアクッションの幅方向外寄りほど幅広であってもよい。
エアクッションの幅方向中央に位置する中央接合部の下端が、該中央接合部よりも幅方向外側に位置する前記接合部の下端よりも鉛直方向下に位置していてもよい。
エアクッションにおいて、前記接合部の前記表面側と前記裏面側との接続距離である前後幅Wが、当該エアクッションの幅方向中央寄りの位置よりも、幅方向外寄りの位置のほうで厚く形成されていてもよい。
上記の車両用シートのエアクッションは、乗員の腰部をサポートするランバーサポートとして用いることができる。
本発明によれば、着座したときの不安定感を低減させ、快適性を向上させることができる。
エアクッションが取り付けられた車両用シートのフレームなどの構成例を示す斜視図である。 エア充填されたエアクッションの一例を示す斜視図である。 エアクッションの構成例を示す正面からみた図である。 図2のIV-IV線におけるエアクッションの断面構造を示す図である。 図2のV-V線におけるエアクッションの断面構造を示す図である。 従来のエアクッションの構造例を示す斜視図である。 図6のVII-VII線における断面の構造を示す図である。
以下、図面を参照しつつ本発明に係るエアクッション10の好適な実施形態を詳細に説明する(図1〜図5等参照)。
図1は、車両のフロアパネル上で前後可能な座のフレーム(クッションフレーム)2f、背もたれのフレーム(バックフレーム)3fなどを含む車両用シート1の構成例を示したものである。本実施形態のエアクッション10は例えば背もたれのフレーム3fに取り付けられて車両用シート1に内蔵されるもので(図1参照)、接合部20と、エアセル30とを備えている。
接合部20は、当該エアクッション10の表面10f側と裏面10b側とを縦方向(エアクッション10が車両用シート1に取り付けられた状態(図1、図2等参照)における鉛直に沿った方向)に接合しており、エア充填時のエアクッション10の形状変化(膨らみ)の度合いや丸まりを適度に抑制する。ここでいう表面10fとは例えば乗員の背中を向く面、裏面10bとは車両の後方を向く面をいうが、表面10fと裏面10bを逆にしても使用可能なエアクッション10もあるため、表面、裏面の説明はあくまで便宜的なものにすぎない。接合部20により、エアクッション1の内部は複数のエアセル30に区分けされる。また、接合部20は、各エアセル30が一つの気室となるように表面10f側と裏面10b側とを接合している。エアクッション10の使用状態における上部および下部において、接合部20は表面10f側と裏面10b側とを接合しておらず、当該部分(非接合領域)においてエアクッション10内は連通した状態となっている(図2、図3参照)。
なお、接合部20およびエアセル30の数は特に限定されるものではなく、例えば接合部20の数を増やせばエアセル30の数も増えるが、本実施形態では、簡単な例として、3つの接合部20によって内部空間が4つのエアセル30に仕切られたエアクッション10を図示しつつ説明する。以下では、幅方向中央寄りの接合部を符号20C、幅方向外寄りの接合部(本実施形態のように単一である場合と、複数である場合とがある)を符号20Sで示し、また、幅方向中央寄りのエアセルを符号30A、幅方向外よりのエアセルを符号30Bで示すこととする(図4等参照)。
本実施形態のエアクッション10において、幅方向中央寄りのエアセル30Aの幅aと、幅方向外寄りのエアセル30Bの幅bとは、a<b である(図3、図4参照)。このようなエアクッション10においては、エア充填時の膨らみ量(出代)が、中央寄りエアセル30Aよりも外寄りエアセル20Bのほうで大きくなる。これによれば、充填時のエアクッション10の形状がインバース形状(人体の腰部や臀部などの丸みに沿った形状)となり、着座時の不安定感を低減させる(図4参照)。
また、本実施形態のエアクッション10において、各接合部20は、幅方向中央の接合部20Cの下端Ucが、幅方向外側に位置する接合部20Sの下端Usよりも鉛直方向下に位置するように形成されている(図3参照)。こうした場合、エアクッション10の下部における非接合領域の高さhが、中央よりも幅方向外側のほうで高く(広く)なり(図2参照)、エア充填時のエアクッション10の上部における出代つまりは前後方向の膨らみ幅(図4参照)よりも下部における出代(図5参照)のほうが大きくなる。このように、エアセル30下部の接合部20を調整し、エアセル30の一つあたりの充填量を大きくすることで、人体の腰部付近の形に合わせて出代を変化させ、特にランバーサポートとして使用された場合により高い効果を発揮しうるエアクッション10を実現することができる。
また、エアクッション10において、接合部20の表面側10fと裏面10b側との接続距離である前後幅を符号Wで表すと(図4参照)、幅方向中央の接合部20Cの幅Wよりも、外寄りの接合部20Sの幅Wのほうが厚くなるように形成されていてもよい。図4ではこれら幅Wの違いを特に示していないが、このように異ならせることで、エア充填時のエアクッション10の形状を、さらに、人体の腰部や臀部などの丸みに沿った形状とすることができる。
上述のごとき本実施形態のエアクッション10は、着座したときの人体の不安定感を低減させることができ、また、快適性を向上させることができる。このようなエアクッション10は、車両用シート1のランバーサポート構成部材といった、人体をサポートする部材に適用して好適である。
なお、上述の実施形態は本発明の好適な実施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば、本発明に係るシート1は各種車両などの乗り物用のシート(自動車用シートのほか、航空機用シート、旅客船用シートなど)に適用することができる。
また、上述した実施形態では、3つの接合部20によって内部空間が4つのエアセル30に仕切られたエアクッション10について説明したが上述のようにこれは一例にすぎず、接合部20およびエアセル30の数を増やしても構わない。また、この場合において、エアセル30の幅が、当該エアクッション10の幅方向外寄りほど幅広となるよう形成すれば、人体の腰部や臀部などの丸みに沿ったインバース形状としやすい。この場合、当該エアクッション10の幅方向外寄りほど、一律に、あるいは徐々に幅広となるようにしてもよいし、幅広となる変化の度合を途中で変えてもよい(途中で幅がいったん狭くなる態様を含む)。
本発明は、車両用シートのエアクッションに適用して好適である。
1…車両用シート
10…エアクッション
10f…表面
10b…裏面
20…接合部
20C…幅方向中央の接合部
20S…幅方向外寄りの接合部
30…エアセル
30A…幅方向中央寄りのエアセル
30B…幅方向外寄りのエアセル
a…中央寄りエアセル30Aの幅
b…外寄りエアセル30Bの幅
h…エアクッション10の下部における非接合領域の高さ
Uc…幅方向中央の接合部20Cの下端
Us…幅方向外側に位置する接合部20Sの下端

Claims (5)

  1. 車両用シートのエアクッションであって、
    表面側と裏面側とを接合する接合部と、
    前記接合部によって区分けされたエアセルと、
    を備え、
    当該エアクッションの幅方向中央寄りの前記エアセルの幅aと、幅方向外寄りの前記エアセルの幅bとが a<b であることを特徴とする車両用シートのエアクッション。
  2. 前記エアセルの幅が、当該エアクッションの幅方向外寄りほど幅広であることを特徴とする、請求項1に記載の車両用シートのエアクッション。
  3. 当該エアクッションの幅方向中央に位置する中央接合部の下端が、該中央接合部よりも幅方向外側に位置する前記接合部の下端よりも鉛直方向下に位置していることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用シートのエアクッション。
  4. 前記接合部の前記表面側と前記裏面側との接続距離である前後幅が、当該エアクッションの幅方向中央寄りの位置よりも、幅方向外寄りの位置のほうで厚く形成されている、請求項1から3のいずれか一項に記載の車両用シートのエアクッション。
  5. 乗員の腰部をサポートするランバーサポートとして用いられる、請求項1から4のいずれか一項に記載の車両用シートのエアクッション。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102259893B1 (ko) * 2019-12-17 2021-06-02 주식회사 디에스시동탄 럼버 서포트 장치

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