JPH08238560A - 自由デザイン模様の表面を有する無機物と金属の複合材の製造方法 - Google Patents

自由デザイン模様の表面を有する無機物と金属の複合材の製造方法

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JPH08238560A
JPH08238560A JP4295495A JP4295495A JPH08238560A JP H08238560 A JPH08238560 A JP H08238560A JP 4295495 A JP4295495 A JP 4295495A JP 4295495 A JP4295495 A JP 4295495A JP H08238560 A JPH08238560 A JP H08238560A
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cavity
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、板材表面に自由なデザ
インの凹凸模様を備えたものの製造方法を提供すること
である。 【構成】 成形金型摺動ケース11は保持炉坩堝5
の底部に接続する範囲に複数の小孔10を備え、上面に
キャビティ15を備えかつキャビティ15の底面に自由
デザインの模様を備えた複数の成形金型14が、順次成
形金型摺動ケース11内にその一方の側から、前後に続
いて嵌入され、一体的に所定の速度で進行して、その他
方の側から1つづつ送り出され、その際保持炉坩堝5の
成形金型14の進入側の中空球状粒体ホッパ16から成
形金型14のキャビティ15内に中空球状粒体17が充
填され、保持炉坩堝5の底部の多数の小孔10から中空
球状粒体17中に金属溶湯が含浸された後、保持炉坩堝
5の外方で成形金型摺動ケース11外に成形金型14が
送り出される無機物と金属の複合板材の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無機物と金属の複合板
材の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来無機物と金属の均一な複合板材を連
続的に製造する方法については、本出願人の先の出願
(平成6年特許願第320967号)において記載した
通りであるが、このように連続して板材を成形する方法
では生産性が高いことからコストの低減を期待できる反
面、板材の商品化に伴って要求される表面模様の凹凸の
デザインには制限がある。即ち、板材の押出される方向
に対してアンダカットの状態の凹凸は作られない、また
板材成形後にロール圧印或いは平面圧印することも考え
られるが、この場合複合板材を構成する中空球状粒体の
層が板表面から極めて浅い位置にあるため圧印の時に中
空球状粒体が破壊されて表面の美観が損なわれる。この
ため連続して複合板材を製造する方法では表面の凹凸模
様は板材の押出される方向に等しい横幅で進行するもの
でかつヘアライン程度の極めて浅い範囲の凹凸模様に制
限される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、無機質の中
空球状粒体と金属の均質な複合板材であって、その板材
表面に自由なデザインの凹凸模様を備えたものの製造方
法を提供するを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の課題は特許請求
の範囲第1項に記載された構成により解決される。具体
的には、本発明の課題は、製造しようとする板材の外形
寸法と等しい容積の凹部(キャビティー)を有する金型
のそのキャビティーの底面に凹凸によって自由なデザイ
ンの模様を備えることにより解決される。このキャビテ
ィに中空球状粒体を充填して成形金型を成形金型摺動ケ
ースに嵌入し、油圧シリンダシリンダにより一定速度で
成形金型摺動ケース内を一方向に移動させる。成形金型
摺動ケースの上部には保持炉坩堝が固定され、保持炉坩
堝はその底部に開口を備え、坩堝底部開口と密接する成
形金型摺動ケースの上面部分には複数の小孔が設けられ
ている。成形金型の移動の間坩堝内の液相の金属溶湯の
湯面は不活性ガス或いは圧縮空気により一定圧力で加圧
される。金属溶湯は坩堝底部開口から成形金型摺動ケー
ス上面の複数の小孔を通じて中空球状粒体層の粒体間隙
に滲透する。成形金型は複数用意されていて、運転開始
時に溶湯ストッパが第1の成形金型に先行して成形金型
摺動ケース中に装着されて溶湯ストッパは第1の成形金
型と共に成形金型摺動ケース中を進行し、続いて油圧シ
リンダシリンダのストローク端で溶湯ストッパが成形金
型摺動ケース外に押し出された後、第1の成形金型に密
着して第2の成形金型がセットされ、第1の成形金型に
おける成形後常に第1成形金型を押圧しながら移動して
いる第2の成形金型によって第1の成形金型は成形金型
摺動ケース外に押し出される。成形金型のキャビティ内
で製造された複合板材が冷気による冷却後真空吸着板を
備えた製品取り出し装置により成形金型から取り出され
る。この工程により所望の自由なデザインの模様を板材
の表面に備えた壁板、天板、床板等の商品が得られる。
【0005】
【実施例】次に図面の実施例に基づいて本発明による自
由デザイン模様の表面を有する無機物と金属の複合材の
製造方法を説明する。
【0006】加圧蓋開閉用シリンダ1は保持炉坩堝5の
上部に位置し、保持炉坩堝5の上部の保持炉蓋板2に加
圧蓋3を押し当てて保持炉坩堝5の内部を外気に対して
密閉して所定の圧力に保持することができる。加圧蓋3
の両側には加圧蓋クランプ用シリンダ4、4が加圧蓋3
をクランプするために水平方向に延びて相互に対向して
配設されており、これによって加圧蓋3を保持炉加圧蓋
板2上に圧着された状態に保持することができる。保持
炉坩堝5は周囲を加熱用ヒータ6によって取り囲まれて
おり、加熱用ヒータ6の外方を断熱保温材7が緊密に取
り囲んでいる。断熱保温材7の外方は構築された耐火煉
瓦8によって取り囲まれている。保持炉坩堝5内には溶
解された金属溶湯9が収容される。
【0007】保持炉坩堝5の底部は金属溶湯9を成形金
型14のキャビティ15中に導入するための多数の小孔
10を備えている。金属溶湯9はこの小孔10を通って
成形金型14内に導入される。保持炉坩堝5及び耐火煉
瓦8の下端には架台23上に搭載された断熱ボード12
上に成形金型摺動ケース11が固定されている。成形金
型摺動ケース11内には上面に成形キャビティ15を備
えた成形金型14が移動可能に配設されている。成形金
型14のキャビティ15の底面には自由デザインの模様
を成形するための凹凸が彫られている。成形作業の開始
の際には金属溶湯9の流出を防止するために、保持炉坩
堝5の底部の小孔10を塞ぐために溶湯ストッパ13が
成形金型摺動ケース11内に装着され、溶湯ストッパ1
3の後端に成形金型14の先端を密着させる形で、従っ
て成形金型摺動ケース11内を成形金型14と溶湯スト
ッパ13とを一体的に運動させることができるようにな
っている。作業開始後第2番目以降の成形金型14は先
行する成形金型14の後端に後続の成形金型14の前端
を密着させて成形金型摺動ケース11内を送られる。そ
れによって溶湯ストッパ13、続いて順次成形金型1
4′が成形範囲から前方排出位置(図1の左端の範囲)
に送り出されて成形金型摺動ケース11外へ送り出され
る。
【0008】16は中空球状粒体ホッパであり、図示し
ないコンベア等により給送された中空球状粒体17とし
て、例えばシラースバルーン、中空ガラス球粒体等を成
形金型摺動ケース11中の成形金型14の所定の後方準
備位置において(図1の右端の範囲)そのキャビティ1
5中に充填するために役立つ。18は金型移動用シリン
ダを示しそのピストンロッドの先端に取り付けられ、ロ
ーラを備えた金型移動用金具19により成形金型14の
後端が押圧されて、成形金型14が成形金型摺動ケース
11中を図1の右側から左側へ通過することができる。
21は金型移動用シリンダ18のピストンロッドの先端
に固定された金型移動用金具19のローラが案内される
金型移動用シリンダ補助ガイド20を示す。21は金型
移動用ローラであり、保持炉坩堝5の前後において成形
金型14の移動方向に渡ってかつ成形金型14の下面と
同じ高さ位置に多数配列されており、成形金型14を支
持・案内するために役立つ。22は金型移動用ローラ支
持ブラケットであり、架台23上に取付けられている。
【0009】本発明による無機物と金属の複合材の製造
方法において、16は中空球状粒体ホッパであり、図示
しないコンベア等により給送された中空球状粒体17が
中空球状粒体ホッパ16から、成形金型14の所定の後
方準備位置において(図1の右端の範囲)そのキャビテ
ィ15中に充填される。成形金型14が成形範囲、従っ
て保持炉坩堝5の下方を一定の走行速度で通過しつつ、
その底部の多数の小孔10を通じて金属溶湯9が成形金
型14のキャビティ15中に導入される。その間中保持
炉坩堝5内の金属溶湯9の湯面に不活性ガス又は圧縮空
気により必要な圧力が作用され、前記小孔10を通して
金属溶湯9の成形金型14のキャビティ15中への導入
が好適に支持され、無機物の中空球状粒体と金属の均質
な複合板材でかつ自由デザインの模様の凹凸の表面をも
つ板材が製造される。即ち一定寸法で片面の表面に希望
する自由なデザインの模様を凹凸によって形成されるこ
とができる。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、軽く、不燃性で建築用
の壁材、天板、床材等に広く利用される比較的広い面積
で板厚が薄くて均質な板材であって、かつその表面に自
由なデザインの模様を表面の凹凸で表現した板面が得ら
れ、壁材、天板、床材の商品としてのグレードアップが
図られて複合板材の用途の幅を広くすることができる。
また、無機質の中空球状粒体としてシラスバルーンを使
用することで未開発資源の用途を開発し、また中空ガラ
ス球を使用することでガラス類のリサイクルの開発に資
する。本発明による製造方法は定尺の複合板材の製造で
あるが、成形金型が順次連続的に成形金型摺動ケース内
を送られるので、特に表面に自由デザインの模様を備え
た高い品質の複合板材の製造として優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による無機物と金属の複合板材を製造す
る方法を実施するための装置を中心断面で示す正面図で
ある。
【図2】図1に示す装置の中心断面で示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1 加圧蓋開閉用シリンダ 2 保持炉蓋板 3 加圧蓋 4 加圧蓋クランプ用シリンダ 5 保持炉坩堝 6 加熱用ヒータ 7 断熱保温材 8 耐火煉瓦 9 金属溶湯 10 小孔 11 成形金型摺動ケース 12 断熱ボード 13 溶湯ストッパ 14 成形金型 15 成形キャビティ 16 中空球状粒体ホッパ 17 中空球状粒体 18 金型移動用シリンダ 19 金型移動用金具 20 シリンダピストン用補助ガイド 21 成形金型移動用ローラ 22 ローラ支持ブラケット 23 架台
【手続補正書】
【提出日】平成7年10月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 自由デザイン模様の表面を有する無機
物と金属の複合材の製造方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無機物と金属の複合板
材の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来無機物と金属の均一な複合板材を連
続的に製造する方法については、本出願人の先の出願
(平成6年特許願第320967号)において記載した
通りであるが、このように連続して板材を成形する方法
では生産性が高いことからコストの低減を期待できる反
面、板材の商品化に伴って要求される表面模様の凹凸の
デザインには制限がある。即ち、板材の押出される方向
に対してアンダカットの状態の凹凸は作られない、また
板材成形後にロール圧印或いは平面圧印することも考え
られるが、この場合複合板材を構成する中空球状粒体の
層が板表面から極めて浅い位置にあるため圧印の時に中
空球状粒体が破壊されて表面の美観が損なわれる。この
ため連続して複合板材を製造する方法では表面の凹凸模
様は板材の押出される方向に等しい横幅で進行するもの
でかつヘアライン程度の極めて浅い範囲の凹凸模様に制
限される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、無機質の中
空球状粒体と金属の均質な複合板材であって、その板材
表面に自由なデザインの凹凸模様を備えたものの製造方
法を提供するを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の課題は特許請求
の範囲第1項に記載された構成により解決される。具体
的には、本発明の課題は、製造しようとする板材の外形
寸法と等しい容積の凹部(キャビティー)を有する金型
のそのキャビティーの底面に凹凸によって自由なデザイ
ンの模様を備えることにより解決される。このキャビテ
ィに中空球状粒体を充填して成形金型を成形金型摺動ケ
ースに嵌入し、油圧シリンダシリンダにより一定速度で
成形金型摺動ケース内を一方向に移動させる。成形金型
摺動ケースの上部には保持炉坩堝が固定され、保持炉坩
堝はその底部に開口を備え、坩堝底部開口と密接する成
形金型摺動ケースの上面部分には多数の小孔又は透過性
部分が設けられている。成形金型の移動の間坩堝内の液
相の金属溶湯の湯面は不活性ガス或いは圧縮空気により
一定圧力で加圧される。金属溶湯は坩堝底部開口から成
形金型摺動ケース上面の多数の小孔又は透過性部分を通
じて中空球状粒体層の粒体間隙に滲透する。成形金型は
複数用意されていて、運転開始時に溶湯ストッパが第1
の成形金型に先行して成形金型摺動ケース中に装着され
て溶湯ストッパは第1の成形金型と共に成形金型摺動ケ
ース中を進行し、続いて油圧シリンダシリンダのストロ
ーク端で溶湯ストッパが成形金型摺動ケース外に押し出
された後、第1の成形金型に密着して第2の成形金型が
セットされ、第1の成形金型における成形後常に第1成
形金型を押圧しながら移動している第2の成形金型によ
って第1の成形金型は成形金型摺動ケース外に押し出さ
れる。成形金型のキャビティ内で製造された複合板材が
冷気による冷却後真空吸着板を備えた製品取り出し装置
により成形金型から取り出される。この工程により所望
の自由なデザインの模様を板材の表面に備えた壁板、天
板、床板等の商品が得られる。
【0005】
【実施例】次に図面の実施例に基づいて本発明による自
由デザイン模様の表面を有する無機物と金属の複合材の
製造方法を説明する。
【0006】加圧蓋開閉用シリンダ1は保持炉坩堝5の
上部に位置し、保持炉坩堝5の上部の保持炉蓋板2に加
圧蓋3を押し当てて保持炉坩堝5の内部を外気に対して
密閉して所定の圧力に保持することができる。加圧蓋3
の両側には加圧蓋クランプ用シリンダ4、4が加圧蓋3
をクランプするために水平方向に延びて相互に対向して
配設されており、これによって加圧蓋3を保持炉加圧蓋
板2上に圧着された状態に保持することができる。保持
炉坩堝5は周囲を加熱用ヒータ6によって取り囲まれて
おり、加熱用ヒータ6の外方を断熱保温材7が緊密に取
り囲んでいる。断熱保温材7の外方は構築された耐火煉
瓦8によって取り囲まれている。保持炉坩堝5内には溶
解された金属溶湯9が収容される。
【0007】保持炉坩堝5の底部は金属溶湯9を成形金
型14のキャビティ15中に導入するための多数の小孔
又は透過性部分10を備えている。保持炉坩堝5の底部
は多数の小孔10を備えるか、又は透過性部分10を備
えた、即ち多孔質の材料(透過性のセラミックス等)か
ら成ることもできる。金属溶湯9はこの小孔又は透過性
部分10を通って成形金型14内に導入される。保持炉
坩堝5及び耐火煉瓦8の下端には架台23上に搭載され
た断熱ボード12上に成形金型摺動ケース11が固定さ
れている。成形金型摺動ケース11内には上面に成形キ
ャビティ15を備えた成形金型14が移動可能に配設さ
れている。成形金型14のキャビティ15の底面には自
由デザインの模様を成形するための凹凸が彫られてい
る。成形作業の開始の際には金属溶湯9の流出を防止す
るために、保持炉坩堝5の底部の小孔又は透過性部分1
0を塞ぐために溶湯ストッパ13が成形金型摺動ケース
11内に装着され、溶湯ストッパ13の後端に成形金型
14の先端を密着させる形で、従って成形金型摺動ケー
ス11内を成形金型14と溶湯ストッパ13とを一体的
に運動させることができるようになっている。作業開始
後第2番目以降の成形金型14は先行する成形金型14
の後端に後続の成形金型14の前端を密着させて成形金
型摺動ケース11内を送られる。それによって溶湯スト
ッパ13、続いて順次成形金型14′が成形範囲から前
方排出位置(図1の左端の範囲)に送り出されて成形金
型摺動ケース11外へ送り出される。
【0008】16は中空球状粒体ホッパであり、図示し
ないコンベア等により給送された中空球状粒体17とし
て、例えばシラースバルーン、中空ガラス球粒体等を成
形金型摺動ケース11中の成形金型14の所定の後方準
備位置において(図1の右端の範囲)そのキャビティ1
5中に充填するために役立つ。18は金型移動用シリン
ダを示しそのピストンロッドの先端に取り付けられ、ロ
ーラを備えた金型移動用金具19により成形金型14の
後端が押圧されて、成形金型14が成形金型摺動ケース
11中を図1の右側から左側へ通過することができる。
21は金型移動用シリンダ18のピストンロッドの先端
に固定された金型移動用金具19のローラが案内される
金型移動用シリンダ補助ガイド20を示す。21は金型
移動用ローラであり、保持炉坩堝5の前後において成形
金型14の移動方向に渡ってかつ成形金型14の下面と
同じ高さ位置に多数配列されており、成形金型14を支
持・案内するために役立つ。22は金型移動用ローラ支
持ブラケットであり、架台23上に取付けられている。
【0009】本発明による無機物と金属の複合材の製造
方法において、16は中空球状粒体ホッパであり、図示
しないコンベア等により給送された中空球状粒体17が
中空球状粒体ホッパ16から、成形金型14の所定の後
方準備位置において(図1の右端の範囲)そのキャビテ
ィ15中に充填される。成形金型14が成形範囲、従っ
て保持炉坩堝5の下方を一定の走行速度で通過しつつ、
その底部の多数の小孔又は透過性部分10を通じて金属
溶湯9が成形金型14のキャビティ15中に導入され
る。その間中保持炉坩堝5内の金属溶湯9の湯面に不活
性ガス又は圧縮空気により必要な圧力が作用され、前記
小孔又は透過性部分10を通して金属溶湯9の成形金型
14のキャビティ15中への導入が好適に支持され、無
機物の中空球状粒体と金属の均質な複合板材でかつ自由
デザインの模様の凹凸の表面をもつ板材が製造される。
即ち一定寸法で片面の表面に希望する自由なデザインの
模様を凹凸によって形成されることができる。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、軽く、不燃性で建築用
の壁材、天板、床材等に広く利用される比較的広い面積
で板厚が薄くて均質な板材であって、かつその表面に自
由なデザインの模様を表面の凹凸で表現した板面が得ら
れ、壁材、天板、床材の商品としてのグレードアップが
図られて複合板材の用途の幅を広くすることができる。
また、無機質の中空球状粒体としてシラスバルーンを使
用することで未開発資源の用途を開発し、また中空ガラ
ス球を使用することでガラス類のリサイクルの開発に資
する。本発明による製造方法は定尺の複合板材の製造で
あるが、成形金型が順次連続的に成形金型摺動ケース内
を送られるので、特に表面に自由デザインの模様を備え
た高い品質の複合板材の製造として優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による無機物と金属の複合板材を製造す
る方法を実施するための装置を中心断面で示す正面図で
ある。
【図2】図1に示す装置の中心断面で示す側面図であ
る。
【符号の説明】 1 加圧蓋開閉用シリンダ 2 保持炉蓋板 3 加圧蓋 4 加圧蓋クランプ用シリンダ 5 保持炉坩堝 6 加熱用ヒータ 7 断熱保温材 8 耐火煉瓦 9 金属溶湯 10 小孔又は透過性部分 11 成形金型摺動ケース 12 断熱ボード 13 溶湯ストッパ 14 成形金型 15 成形キャビティ 16 中空球状粒体ホッパ 17 中空球状粒体 18 金型移動用シリンダ 19 金型移動用金具 20 シリンダピストン用補助ガイド 21 成形金型移動用ローラ 22 ローラ支持ブラケット 23 架台

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形金型摺動ケース(11)は保持炉坩
    堝(5)の底部に接続する範囲に複数の小孔(10)を
    備え、上面にキャビティ(15)を備えかつキャビティ
    (15)の底面に自由デザインの模様を備えた複数の成
    形金型(14)が、順次成形金型摺動ケース(11)内
    にその一方の側から、前後に続いて嵌入され、一体的に
    所定の速度で進行して、その他方の側から1つづつ送り
    出されるようにされており、その際保持炉坩堝(5)の
    成形金型(14)の進入側に設けられている中空球状粒
    体ホッパ(16)から成形金型(14)のキャビティ
    (15)内に中空球状粒体(17)が充填され、金属溶
    湯(9)の湯面に所定の圧力が印加されて保持炉坩堝
    (5)の底部の多数の小孔(10)から中空球状粒体
    (17)中に金属溶湯が含浸された後、保持炉坩堝
    (5)の外方で成形金型摺動ケース(11)外に成形金
    型(14)が送り出されるようにしたことを特徴とす
    る、自由デザイン模様の表面を有する無機物と金属の複
    合板材の製造方法。
  2. 【請求項2】 成形金型摺動ケース(11)中での成形
    金型(14)の進行のために成形金型移動用シリンダ
    (18)が使用される、請求項1記載の自由デザイン模
    様の表面を有する無機物と金属の複合板材の製造方法。
  3. 【請求項3】 成形金型摺動ケース(11)中での成形
    金型(14)の進行速度が一定である、請求項1又は2
    記載の自由デザイン模様の表面を有する無機物と金属の
    複合板材の製造方法。
  4. 【請求項4】 成形金型摺動ケース(11)中での成形
    金型(14)の進行の案内のためにシリンダ移動用補助
    ガイド(20)が使用される、請求項1から3までのう
    ちのいずれか一記載の自由デザイン模様の表面を有する
    無機物と金属
  5. 【請求項5】 成形金型摺動ケース(11)中での成形
    金型(14)の挿入の前に溶湯ストッパ(13)が成形
    金型摺動ケース(11)内に嵌入される、請求項1から
    4までのうちのいずれか一記載の自由デザイン模様の表
    面を有する無機物と金属の複合板材の製造方法。
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