JPH08237061A - ローパスフィルタ - Google Patents

ローパスフィルタ

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JPH08237061A
JPH08237061A JP3994095A JP3994095A JPH08237061A JP H08237061 A JPH08237061 A JP H08237061A JP 3994095 A JP3994095 A JP 3994095A JP 3994095 A JP3994095 A JP 3994095A JP H08237061 A JPH08237061 A JP H08237061A
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JP
Japan
Prior art keywords
pass filter
inductances
inductance
low pass
low
Prior art date
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Pending
Application number
JP3994095A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Umeda
和裕 梅田
Shuji Ichikawa
修次 市川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOKYO TSUUKI KK
Original Assignee
TOKYO TSUUKI KK
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Publication date
Application filed by TOKYO TSUUKI KK filed Critical TOKYO TSUUKI KK
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Publication of JPH08237061A publication Critical patent/JPH08237061A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ローパスフィルタを小型化しかつ部品点数を
削減する。 【構成】 ローパスフィルタの直列枝に設けられたイン
ダクタンスL1及びL2を例えば2mm程度の小さな間
隔Lで近接配置する。近接配置によって相互誘導が生
じ、相互誘導によって等価的に生じたインダクタンスが
並列枝に設けられたキャパシタンスと共振する。この共
振によって減衰極を形成するため要求される減衰特性を
確実に実現できると共に、間隔Lが小さいため省スペー
ス化が実現される。共振のために別途回路素子を挿入す
る必要がないため部品点数も低減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば輸出用ファクシ
ミリ通信機器において課金フィルタとして使用されるロ
ーパスフィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】欧州に輸出されるフィクシミリ通信機器
においては、課金によるパルスノイズを除去するため、
課金フィルタが使用されている。この種のフィルタにお
いては、所定周波数で所定値以上の減衰量を満たすこと
が規格として要請されている。例えばドイツでは、16
kHzにおいて30dB以上減衰させることが求めら
れ、スイスでは12kHzにおいて30dB以上減衰さ
せることが求められる。
【0003】このような減衰特性を満たすためには、課
金フィルタ内に共振回路を挿入する必要がある。例え
ば、図5に示されるように、直列枝にインダクタンスL
1及びL2を接続し、並列枝にキャパシタンスC1〜C
3を接続したローパスフィルタにおいて、急なカットオ
フを実現し必要な減衰極を形成するためには、例えばコ
ンデンサC2と直列にインダクタンスL3を接続すれば
よい。この図においては、L1及びL2としては15m
Hの素子が、L3としては3mHの素子が、C1及びC
3としては0.015μFの素子が、C2としては0.
03μFの素子が使用されている。このような設計によ
って得られる特性は、図6に示されるような減衰特性を
呈する。
【0004】また、図7に示されるように、直列枝にキ
ャパシタンスC4を挿入することによりインダクタンス
L1とキャパシタンスC4にて共振回路を構成する方法
もある。この例では、C4としては6800pFの素子
が使用されている。このような設計によって得られる減
衰特性は、図8に示されるような特性となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成には、インダクタンスの占有スペースが大きく
また部品点数が多いという問題がある。すなわち、図5
及び図7に示される回路においては、インダクタンス間
の誘導を避けるため、例えば30〜50mmといった大
きな間隔を開けて各インダクタンスを配置する必要があ
る。そのため、インダクタンスの配置スペースが大きく
なってしまう。また、図5に示される回路ではインダク
タンスが3個、キャパシタンスが3個必要であり、図7
に示される回路ではインダクタンスが2個、キャパシタ
ンスが4個必要であるため、いずれも合計6個の部品が
必要である。
【0006】本発明は、このような問題点を解決するこ
とを課題としてなされたものであり、要求されている減
衰特性を満たすべく減衰極を形成しながらも、従来に比
べインダクタンスの占有スペースが小さくかつ部品点数
の少ないローパスフィルタを実現することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明に係るローパスフィルタは、直列枝に
複数のインダクタンスが、並列枝に所定個数のキャパシ
タンスが接続されたローパスフィルタにおいて、上記複
数のインダクタンスが、相互誘導するよう近接配置さ
れ、上記近接配置により等価的に構成されるインダクタ
ンスと上記キャパシタンスにより所定周波数に減衰極が
形成されることを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明においては、ローパスフィルタを構成す
る複数のインダクタンスが、相互誘導を避けるのではな
く、逆に十分大きな相互誘導が発生するよう、近接配置
される。この近接配置により、ローパルスフィルタの並
列枝にはキャパシンタスと共振するインダクタンスが等
価的に挿入される。従って、この等価的なインダクタン
スと並列枝に設けられているキャパシタンスが共振し所
定周波数に減衰極が形成されるよう、各インダクタンス
及びキャパシンタスを設定することにより、要求される
減衰特性を満たしつつ、インダクタンスの間隔を低減す
ることができる。また、キャパシンタスと共振するイン
ダクタンスは相互誘導によって等価的に生じるインダク
タンスであるから、従来に比べ部品点数も低減される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について図面に
基づき説明する。なお、図5〜図8に示される従来例と
同様の構成には同一の符号を付し説明を省略する。
【0010】図1には、本発明の一実施例に係るローパ
ルスフィルタの構成が示されている。また、図2には、
この実施例におけるインダクタンス配置が示されてい
る。
【0011】図2に示されるように、本実施例において
は、直列枝に設けられた2個のインダクタンスL1及び
L2が例えば2mm程度の小さな間隔で近接配置されて
いる。従って、インダクタンスL1とインダクタンスL
2の間には相互誘導Mが発生するから、図1に示される
回路を等価回路表現すると図3に示されるような回路と
なり、インダクタンスL1とL2の誘導によって生じた
インダクタンス2MがキャパシタンスC2と共振する。
【0012】従って、各インダクタンスL1及びL2の
値、各キャパシタンスC1〜C3の値並びにインダクタ
ンスL1とL2の間隔Lを適宜設定することにより、例
えば図4に示されるように所定周波数(図では16kH
z近傍)に所望の減衰量の減衰極を形成することができ
る。また、図5または図7に示される従来例に比べ、イ
ンダクタンスL1とL2の間隔が小さくなるため、省ス
ペース化が実現されローパスフィルタ全体の寸法も小さ
くなる。具体的には、図5では約4cm2 の、図6では
約2cm2 の面積が必要であったのに対し、図1では約
2cm2 でよい。加えて、図1に示される回路では部品
点数が合計5点で済むため、合計6個の部品が必要であ
った各従来例に比べ部品点数が低減される。これは、ロ
ーパスフィルタアセンブリの組立工数の低減や部品コス
トの低減につながり、より安価なローパルスフィルタを
実現することにつながる。
【0013】なお、以上の説明においては、欧州向け輸
出用のファクシミリ通信機器に使用する課金フィルタを
例としたが、本発明は課金フィルタ以外にも適用するこ
とができる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
直列枝に接続された複数のインダクタンスを相互誘導す
るよう近接配置し、近接配置により等価的に生じたイン
ダクタンスと並列枝に接続されたキャパシタンスにより
所定周波数に減衰極を形成するようにしたため、従来に
比べ少ない部品点数かつ省スペースにて、同程度または
それ以上の減衰特性を実現することができる。この結
果、より小型かつ安価なローパスフィルタを実現するこ
とができ、応用機器、例えば欧州向け輸出用のファクシ
ミリ通信機器の小型化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るローパスフィルタの
回路構成を示す回路図である。
【図2】 この実施例におけるインダクタンスの配置を
示す斜視図である。
【図3】 この実施例の等価回路を示す回路図である。
【図4】 この実施例の減衰特性を示す図である。
【図5】 第1従来例に係るローパスフィルタの構成を
示す回路図である。
【図6】 第1従来例の減衰特性を示す図である。
【図7】 第2従来例に係るローパスフィルタの構成を
示す回路図である。
【図8】 第2従来例の減衰特性を示す図である。
【符号の説明】
L1〜L2 インダクタンス C1〜C3 キャパシタンス M 相互インダクタンス L インダクタンスL1とL2の間隔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直列枝に複数のインダクタンスが、並列
    枝に所定個数のキャパシタンスが接続されたローパスフ
    ィルタにおいて、 上記複数のインダクタンスが、相互誘導するよう近接配
    置され、 上記近接配置により等価的に構成されるインダクタンス
    と上記キャパシタンスにより所定周波数に減衰極が形成
    されることを特徴とするローパスフィルタ。
JP3994095A 1995-02-28 1995-02-28 ローパスフィルタ Pending JPH08237061A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3994095A JPH08237061A (ja) 1995-02-28 1995-02-28 ローパスフィルタ

Applications Claiming Priority (1)

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JP3994095A JPH08237061A (ja) 1995-02-28 1995-02-28 ローパスフィルタ

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ID=12566954

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003096532A1 (en) * 2002-05-08 2003-11-20 Pulsus Technologies Demodulation apparatus for digital audio amplifier
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