JPH08236804A - 半導体装置及びフォトカプラ - Google Patents
半導体装置及びフォトカプラInfo
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- JPH08236804A JPH08236804A JP6333695A JP6333695A JPH08236804A JP H08236804 A JPH08236804 A JP H08236804A JP 6333695 A JP6333695 A JP 6333695A JP 6333695 A JP6333695 A JP 6333695A JP H08236804 A JPH08236804 A JP H08236804A
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Abstract
素子において、コモンモードノイズの影響を少なくする
光結合半導体装置を提供する。 【構成】 このフォトカプラは、フォトダイオード22
と、これに接続され電流信号を電圧信号に変換する増幅
器A1と、ダイオード22より面積の小さい遮光ダイオ
ード28と、これに接続されダイオード22と面積略と
が等しく、この上又は近傍に延在している遮光電極11
と、ダイオード28及び電極11に接続された増幅器A
2とを備え、この回路の出力信号を基準信号として、回
路A1の出力信号に基づいて動作してコモンモードノイ
ズに対する環境を等しくできる。
Description
コモンモードノイズ耐量の大きな光結合半導体装置に関
するものである。
は、半導体発光素子と半導体受光素子とを組み合わせて
構成されている。半導体発光素子側を入力とし、それか
ら放射される光エネルギーを半導体受光素子で受け、入
出力間は完全に電気的に分離された状態で出力側に入力
信号を伝達させるものである。フォトカプラは、受光側
に増幅器や波形成形回路などの回路を内蔵し、主にデジ
タル信号の伝送に使用されている。図11を参照して従
来のフォトカプラの1例を説明する。この図は、フォト
カプラの断面図を示すものである。入力側にある発光素
子21は、発光ダイオード(LED)からなり、例え
ば、GaAs、GaAsP、GaAlAsなどの化合物
半導体を材料として用いる。出力側にある受光素子2
は、例えば、フォトダイオードからなる。受光素子とし
ては、この他にフォトサイリスタやフォトトランジスタ
などが用いられる。発光素子21は、信号を入力するリ
ード20の上に固着され、受光素子2は、リード27上
に固着されている。リード20、27は、互いに発光素
子21及び受光素子2を対向させるように配置されてお
り、両者の間には光路が形成されている。
脂封止体5によって被覆保護されているがリード20、
27の先端部分は露出している。対向する発光素子21
及び受光素子2との間の光路はシリコン樹脂などの透明
樹脂体4からなり、その外側はエポキシ樹脂などの樹脂
封止体5によって被覆されている。樹脂封止体5は、ト
ランスファモールド(Transfermold) やキャスティング
(Casting) などの手段で形成される。図14は、フォト
カプラの内部回路をブロック図で説明するもので、鎖線
で囲った領域は、樹脂封止体5の内部を示している。こ
の内部には発光素子21と受光素子2が対向して配置さ
れている。受光素子2は、半導体基板(図示せず)に形
成されるが、フォトダイオード22からなる受光部と差
動増幅器などの周辺回路とを備えている。入力端子であ
るリード20に入力された信号によって、発光素子21
のLEDから発生した信号光は、フォトダイオード22
で電気信号に変換され、この電気信号は帰還抵抗24を
並列に接続した増幅器A1で増幅され、電圧比較器とし
て動作する差動増幅器A3に導かれる。樹脂封止体5に
は、フォトダイオード22以外のフォトダイオード23
が設けられている。フォトダイオード23は、遮光電極
26によって外部の光から遮光されており、遮光ダイオ
ードといわれている。
の真上にこれを十分覆うように形成されている。前記増
幅器A1と全く同じに構成されている帰還抵抗25を備
えた増幅器A2が遮光フォトダイオード23に接続され
ており、その出力は、電圧比較器の基準電圧として利用
される。増幅器A1及び増幅器A2の出力はそれぞれ差
動増幅器A3に入力され、この差動増幅器A3が増幅器
A1及び増幅器A2の出力を比較してフォトダイオード
22及び遮光ダイオード23のデータを比較しその比較
結果を出力する。増幅器A1と増幅器A2を全く同じ構
成にするのは、温度変化によるドリフト等に起因する誤
動作などの不安定性を除くために基準電圧側(増幅器A
2)も信号側(増幅器A1)同じ条件にするのである。
電圧比較器には差動増幅器を用いているので同じ方向へ
のドリフトなどはキャンセルされて動作に影響しないか
らである。受光素子2を構成するダイオード、増幅器、
電圧比較器などは1つの半導体基板(チップ)に形成さ
れ、光路を介して対向している発光素子21を構成する
チップと共に樹脂封止体5に収納されてフォトカプラを
形成している。
の重要な特性の1つであるコモンモードノイズに対して
もフォトダイオード22と遮光ダイオード23とを同じ
面積にしておけば、増幅器A1及び増幅器A2のノイズ
による出力電圧変動は、等しくなり、差動増幅器A3の
出力変動はない。次に、図15を参照して、図14のフ
ォトカプラに用いられる受光素子が形成された半導体基
板のダイオードについて説明する。この半導体基板1
は、P型シリコン半導体から構成され、フォトカプラを
構成するフォトダイオード22と遮光ダイオード23が
形成されている。同じように半導体基板に形成されてい
る周辺回路の表示は省略する。半導体基板1の表面領域
には、フォトダイオード22が形成されるNウエル12
と遮光ダイオード23が形成されるNウエル13が形成
されている。Nウエル12、13と半導体基板1との間
にはN型不純物拡散埋め込み領域3が形成されている。
Nウエル12、13の表面にはそれぞれ引き出し電極が
形成される高濃度N+不純物拡散領域14、15が形成
されている。また、Nウエル12、13にはP型不純物
拡散領域16、17が形成され、NウエルとP型不純物
拡散領域とでダイオードを構成している。半導体基板1
の表面は、SiO2 などの絶縁膜6で被覆されている。
純物拡散領域を部分的に開口するように開口部が形成さ
れていて、これらの開口部を介して半導体基板表面にN
+拡散領域14、15にN側電極31、32、P型不純
物拡散領域16、17にP側電極33、34のAlやA
l合金などの金属電極がそれぞれ形成されている。これ
らの金属電極及び絶縁膜7を被覆するように半導体基板
1の表面にSiO2 などの絶縁膜7が、例えば、CVD
法などにより形成されている。この絶縁膜7はフォトダ
イオード22の表面にも形成されているので、半導体基
板外部からの信号光に対して透明で無ければならない。
この様な材料としては、SiO2 の他にSi3 N4 やポ
リイミドなどがある。絶縁膜7の上には遮光ダイオード
23の真上に遮光電極26が形成されている。この遮光
電極26は、AlやAl合金などの金属膜やポリシリコ
ン膜などの半導体膜等からなり、絶縁膜7に形成された
開口部を介してP側電極34に接続されている。この遮
光電極は、信号光からの影響を阻止することができる。
また、前述のように電圧比較器の出力の変化を無くすた
めに、ダイオード22、23は、同じ面積にしているの
で、遮光電極の面積もこれらダイオードとほぼ同じ面積
になっている。
ズやコモンモードノイズに対してフォトダイオード22
と遮光ダイオード23とを同じ面積にすることによって
増幅器A1及び増幅器A2のノイズによる出力電圧変動
を等しくし、差動増幅器A3の出力変動を減少させてい
る。とくにコモンモードノイズ耐量を良好にするために
は、2つのダイオードのコモンモードノイズに対する環
境を同じにする必要がある。そのためには、例えば、フ
ォトダイオード22と遮光ダイオード23と同じ面積に
する。また、金属膜の遮光電極で遮光した場合には、こ
の金属膜によってノイズ吸収などが発生し、ダイオード
からの信号を比較するときに増幅器に入力されるコモン
モードノイズ量が両者では異なってくる。このような状
態では両者の信号は正確に比較することができない。し
たがって、コモンモードノイズの影響を無くすには、遮
光電極を備えた遮光ダイオードの面積を幾分大きくして
両ダイオードの増幅器に入るコモンモードノイズ量を等
しくしていた。
において、この素子が最も大きな面積をとる素子の1つ
である。したがって、このダイオードよりさらに大きな
遮光ダイオードを搭載することは、チップサイズを小さ
くする方向に進む半導体装置の製造技術の動向とは反す
るものであり、チップサイズの縮小に対する大きな障害
となっている。また、現在のフォトダイオードは、半導
体基板表面の位置によってもコモンモードノイズが検知
される単位面積当たりの量が異なる場合も認められ、し
たがって両ダイオードのコモンモードノイズに対する環
境を等しくしなければならないという問題があった。本
発明は、このような事情によりなされたものであり、フ
ォトダイオードに遮光電極を備えた遮光ダイオードを併
置するか、あるいはフォトダイオードに遮光電極を併置
した受光素子において、これらのダイオードをコモンモ
ードノイズに対して同じ環境におくように配置した半導
体装置を提供することを目的にしている。
ドの遮光電極を遮光ダイオードの上からフォトダイオー
ドの近傍もしくはその上に延在させ、遮光ダイオードの
面積をフォトダイオードの面積より小さくし、あるいは
遮光ダイオードを無くし、さらに遮光電極の面積は、フ
ォトダイオードの面積と等しいかこれよりも大きくする
ことを特徴としている。すなわち、本発明の半導体装置
は、半導体基板と、前記半導体基板に形成され、第1の
電極領域と第2の電極領域とを有する光信号を電流信号
に変換する第1のダイオード領域と、前記半導体基板に
形成され、前記第1のダイオード領域が接続され、かつ
前記電流信号を電圧信号に変換する第1の回路領域と、
前記半導体基板に形成され、第1の電極領域と第2の電
極領域とを有する第2のダイオード領域と、前記半導体
基板に形成され、前記第2のダイオード領域の前記第1
の電極領域に電気的に接続され、前記第1のダイオード
領域の前記第1の電極領域と面積が、等しいかそれより
面積が大きく、かつ前記第1のダイオード領域の前記第
1の電極領域上又はその近傍に延在する電極と、前記半
導体基板に形成され、前記第2のダイオード領域及び前
記電極が電気的に接続され、かつ前記第1の回路領域と
同じ構成になっている第2の回路領域とを備え、前記第
2のダイオード領域の面積は、前記第1のダイオード領
域の面積より小さく、前記第2の回路領域の出力信号を
基準信号として前記第1の回路領域の出力信号に基づい
て動作することを第1の特徴とする。
成され、第1の電極領域と第2の電極領域とを備えた光
信号を電流信号に変換するダイオード領域と、前記半導
体基板に形成され、前記ダイオード領域が接続された前
記電流信号を電圧信号に変換する第1の回路領域と、前
記半導体基板に形成され、前記ダイオード領域の前記第
1の電極領域と面積が等しいか、それより面積が大き
く、前記ダイオード領域の前記第1の電極領域上又はそ
の近傍に延在している電極と、前記半導体基板に形成さ
れ、前記電極が電気的に接続された前記第1の回路領域
と同じ構成になっている第2の回路領域とを備え、前記
第2の回路領域の出力信号を基準信号として前記第1の
回路領域の出力信号に基づいて動作することを第2の特
徴とする。前記第1の回路領域の出力信号を前記第2の
回路領域の出力信号と比較する際に前記第2の回路領域
には、定電位を加える様にしても良い。前記電極の前記
第1のダイオード領域又は前記ダイオード領域の上に延
在している部分は、格子状になっており、この格子状の
部分は前記第1のダイオード領域又は前記ダイオード領
域の真上に形成されている様にしても良い。前記電極の
前記第1のダイオード領域又はダイオード領域の上に延
在している部分は、前記第1のダイオード領域の少なく
とも半分を被覆している様にしても良い。前記電極の前
記第1のダイオード領域又はダイオード領域の上に延在
している部分は、前記第1のダイオード領域又は前記ダ
イオード領域の周囲を囲んでいるようにしても良い。ま
た、本発明の半導体装置は、前記半導体装置を受光素子
部とし、この受光素子部と、この受光素子部と対向配置
された発光素子部と、前記受光素子部と前記発光素子部
との間に介在された透明樹脂体と、前記受光素子部、前
記発光素子部及び前記透明樹脂体を封止する樹脂封止体
とを備えていることを特徴とする。
上からフォトダイオードの近傍もしくはその上にまで延
在させることにより、遮光電極とフォトダイオードのコ
モンモードノイズに対する環境を等しくすることができ
る。さらに遮光ダイオードの面積は、フォトダイオード
の面積より小さくすることにより、半導体チップのサイ
ズを縮小させることができる。この様に、本発明では、
遮光電極は、遮光ダイオードを外部からの信号光から遮
蔽する作用など止まらず、信号光から得られた信号を基
準電圧に基づいて比較する際にコモンモードノイズの影
響を無くすために比較回路の基準電圧側にフォトダイオ
ードに吸収されるコモンモードノイズと同じ量のコモン
モードノイズを供給する作用を備えている。したがっ
て、従来フォトダイオードと同じ大きさであった遮光ダ
イオードは、フォトダイオードより小さくすることがで
きるし、これを不要にすることもできる。
する。まず、図1乃至図3を参照して第1の実施例を説
明する。図1は、光結合半導体装置であるフォトカプラ
の内部回路を示すブロック図、図2は、このフォトカプ
ラの受光素子部が形成されている半導体基板の一部を示
す断面図、図3は、この半導体基板の平面図であり、A
−A′線に沿う部分の断面図が図2である。図1の鎖線
で囲った領域は、受光素子と発光素子とを被覆する樹脂
封止体5の内部を示している。この内部には発光素子部
21と受光素子部8が対向して配置されている。受光素
子部8は、半導体基板(図示せず)に形成されるが、フ
ォトダイオード22からなる受光素子と差動増幅器など
の周辺回路とを備えている。入力端子であるリード20
に入力された信号によって、発光素子部21のLEDか
ら発生した信号光は、フォトダイオード22で電気信号
に変換され、この電気信号は、帰還抵抗24を並列に接
続した増幅器A1で増幅され電圧比較器として動作する
差動増幅器A3に導かれる。樹脂封止体5には、フォト
ダイオード22以外のダイオード28が設けられてい
る。ダイオード28は、遮光電極11によって外部の光
から遮光されており、遮光ダイオードといわれている。
上にこれを十分覆うように形成されおり、さらに、従来
と異なり、フォトダイオード22の近傍及びその上に延
在している。この実施例では、遮光電極11は、その大
部分がフォトダイオード22の真上に来るように配置さ
れている。遮光電極11は、フォトダイオード22の上
に配置された領域は、格子状になっていてフォトダイオ
ード22の受光部に信号光が入射するのを妨げられない
ようになっている。この実施例では、遮光電極11は、
ダイオード28の第1の電極領域であるアノード30に
電気的に接続されている。そしてフォトダイオード22
と遮光ダイオード28の第2の電極領域であるカソード
12、18は定電位に接続されている。前記増幅器A1
と全く同じに構成されている帰還抵抗25を備えた増幅
器A2が遮光ダイオード28に接続されており、その出
力は、電圧比較器の基準電圧として利用される。増幅器
A1及び増幅器A2の出力はそれぞれ差動増幅器A3に
入力され、この差動増幅器A3が増幅器A1及び増幅器
A2の出力を比較してフォトダイオード22及び遮光ダ
イオード28のデータを比較し、その比較結果を出力す
る。増幅器A1と増幅器A2を全く同じ構成にするの
は、温度変化によるドリフト等に起因する誤動作などの
不安定性を除くために基準電圧側(増幅器A2)も信号
側(増幅器A1)同じ条件にするためである。
で同じ方向へのドリフトなどは、キャンセルされて動作
に影響しないからである。受光素子部8を構成するダイ
オード、増幅器、電圧比較器などは1つの半導体基板
(チップ)に形成され、光路を介して対向しているLE
D21を構成するチップと共に樹脂封止体5に収納され
てフォトカプラを形成している。この発光素子及び受光
素子は、従来と同じような配置構造で樹脂封止体に収納
されている(図11参照)。すなわち、入力側にある発
光ダイオード(LED)からなる発光素子は、例えば、
GaAs、GaAsP、GaAlAsなどの化合物半導
体を材料として用いる。出力側にある受光素子は、例え
ば、フォトダイオードからなる。受光素子としては、こ
の他にフォトサイリスタやフォトトランジスタなどが用
いられる。発光素子は、信号を入力するリードの上に固
着され、受光素子は、信号を出力するリード上に固着さ
れている。発光素子及び受光素子は互いに対向するよう
に配置されており、両者の間には光路が形成されてい
る。発光素子、受光素子及びリードの一部は樹脂封止体
によって被覆保護されているがリードの先端部分は露出
している。対向する発光素子及び受光素子との間の光路
は、シリコン樹脂などの透明樹脂体からなり、その外側
はエポキシ樹脂などの樹脂封止体によって被覆されてい
る。樹脂封止体は、トランスファモールドやキャスティ
ングなどの手段で形成される。
ラに用いられる受光素子部が形成されている半導体基板
について説明する。この半導体基板1は、例えば、P型
シリコン半導体から構成され、フォトカプラを構成する
フォトダイオード22と遮光ダイオード28が形成され
ている。同じように半導体基板1に形成されている周辺
回路はその表示を省略する。半導体基板1の表面領域に
は、フォトダイオード22が形成されるNウエル12と
遮光ダイオード28が形成されるNウエル18が形成さ
れている。Nウエル12、18と半導体基板1との間に
は高濃度N型不純物拡散埋め込み領域3が形成されてい
る。Nウエル12、18の表面にはそれぞれ引き出し電
極が形成される高濃度N+不純物拡散領域14、19が
形成されている。また、Nウエル12、18には、P型
不純物拡散領域16、30が形成され、NウエルとP型
不純物拡散領域とでダイオードを構成している。半導体
基板1の表面は、SiO2 などの絶縁膜6で被覆されて
いる。この絶縁膜6には、N+不純物拡散領域、P型不
純物拡散領域を部分的に開口するように開口部が形成さ
れていてこれらの開口部を介してN+拡散領域14、1
9にN側電極31、36及びP型不純物拡散領域16、
18にP側電極33、37のAl又はAl合金などの金
属電極がそれぞれ形成されている。
融点金属等がもちいらる。これらの金属電極及び絶縁膜
7を被覆するように半導体基板1の表面にSiO2 など
の絶縁膜7が、例えば、CVD法などにより形成されて
いる。この絶縁膜7は、フォトダイオード22の表面に
も形成されているので、半導体基板外部からの信号光に
対して透明である。この様な材料としては、SiO2 の
他にSi3 N4 やポリイミドなどがある。絶縁膜7の上
には遮光ダイオード28の真上とフォトダイオード22
の上にAlやAl合金などの金属膜からなる遮光電極1
1が形成されている。この遮光電極11には、Alなど
の他に、W、Ti、Moなどの高融点金属やポリシリコ
ン膜などの半導体膜等が用いられる。絶縁膜7に形成さ
れた開口部を介してP側電極37に接続されている。遮
光電極11は、金属電極37に接続されている。遮光ダ
イオード28の幅lは、フォトダイオード22の幅Lよ
り小さく形成されており(l<L)、そのサイズも1/
10〜1/3程度である。本発明では、遮光ダイオード
28の面積は、フォトダイオード22の面積の1/20
〜1/2にすることができる。
電極の配置状態を説明する。フォトダイオード22は、
半導体基板1の任意の位置に形成される。遮光ダイオー
ド28は、このフォトダイオード22に比較的近接して
形成されている。両者を互いに近づけると遮光電極11
の形状は複雑にならない。また、フォトダイオード22
と遮光電極11は、殆ど重なっているので、コモンモー
ドノイズに対する環境が同じになる。この遮光電極は、
信号光からの影響を阻止することができる。また、電圧
比較器の出力の変化を無くすために、遮光電極11の面
積をフォトダイオード22と同じか幾分大きくしている
ので、遮光ダイオード28の面積変化によるコモンモー
ドノイズの影響は実質的に無視でき、したがって、遮光
ダイオード28の大きさは、コモンモードノイズの影響
に関係なく必要な限り小さく形成することができるよう
になる。
する。図1と同じ様に、鎖線で囲った領域は、受光素子
と発光素子とを被覆する樹脂封止体5の内部を示してい
る。この内部には発光素子部21と受光素子部8が対向
して配置されている。受光素子部8は、半導体基板(図
示せず)に形成されるが、フォトダイオード22からな
る受光素子と差動増幅器などの周辺回路とを備えてい
る。入力端子であるリード20に入力された信号によっ
て、発光素子部21のLEDから発生した信号光はフォ
トダイオード22で電気信号に変換され、この電気信号
は、帰還抵抗24を並列に接続した増幅器A1で増幅さ
れ電圧比較器として動作する差動増幅器A3に導かれ
る。この実施例では樹脂封止体5に遮光ダイオードが設
けられていない。その代わり、電源電圧Vccなどの定電
位が増幅器A1、A2の正入力に加えられるようになっ
ている。そして、遮光電極11が増幅器A2の負入力に
接続されている。遮光電極11は、遮光ダイオード覆う
必要がなく、図3に示すような格子状の膜を用いてフォ
トダイオード22の上に重ねるか、図6に示すように実
質的にフォトダイオード22と同じ形状にして両者を近
接配置するか、あるいは図5に示すようにフォトダイオ
ード22に部分的に重ねるように形成される。
る帰還抵抗を備えた増幅器A2の出力は、電圧比較器の
基準電圧として利用される。増幅器A1及び増幅器A2
の出力はそれぞれ差動増幅器A3に入力され、この差動
増幅器A3が増幅器A1及び増幅器A2の出力を比較し
てフォトダイオード22のデータを基準電位と比較しそ
の比較結果を出力する。受光素子部8を構成するダイオ
ード、増幅器、電圧比較器などは1つの半導体基板(チ
ップ)に形成され、光路を介して対向しているLED2
1を構成するチップと共に樹脂封止体5に収納されてフ
ォトカプラを形成している。この実施例では、遮光電極
11の面積をフォトダイオード22の面積と等しいかそ
れよりも広くし、さらに遮光電極11の大部分の領域を
フォトダイオード22に近接させるかその上に配置する
ように延在させることにより電圧比較におけるコモンモ
ードノイズの影響をなくすことができる。また、遮光ダ
イオードを利用しないので、半導体装置のチップサイズ
を縮小させることができる。
施例を説明する。各図は、フォトカプラの受光素子部が
形成された半導体基板の平面図であり、半導体基板上の
遮光電極とフォトダイオード及び遮光ダイオードとの配
置を説明する。図はいづれも半導体基板の絶縁膜7(図
2参照)上の遮光電極11を示し半導体基板に形成され
ているダイオードは、点線で表示する。また、遮光電極
11は、すべての図においてフォトダイオード22とほ
ぼ同じ面積か、それよりも少し広く形成されている。図
5は、フォトダイオード22と遮光ダイオード28とが
近接して形成されている。そして、遮光電極11は、遮
光ダイオード28を信号光から保護する遮光領域Aとそ
れ以外の領域Dからなり、領域Dはフォトダイオード2
2の半分近くを覆っている。遮光電極11の面積をフォ
トダイオード22の面積と等しいかそれよりも広くし、
さらに遮光電極11の大部分の領域をフォトダイオード
22に近接させ、かつその上に部分的に配置するように
延在させることにより電圧比較におけるコモンモードノ
イズの影響をなくすことができる。また、遮光ダイオー
ドを小さくするので半導体装置のチップサイズを縮小さ
せることができる。
11とが近接して形成されている。遮光電極11は、遮
光領域Aとそれ以外の領域Dからなり、フォトダイオー
ド22と大きさ・形状をほぼ等しく配置している。この
ように、二者の大きさ・形状をほぼ等しくし、両者を近
接配置することにより、両者を重ねるよりは劣るがコモ
ンモードノイズに対する環境をより等しくし、電圧比較
におけるコモンモードノイズの影響をなくすことができ
る。また、遮光ダイオードを小さくするので半導体装置
のチップサイズを縮小させることができる。図7は、フ
ォトダイオード22の周囲を囲むように遮光電極11が
近接して形成されている。そして、遮光電極11は、遮
光ダイオード28を信号光から保護する遮光領域Aとそ
れ以外の領域Dからなっている。遮光電極11の面積を
フォトダイオード22の面積と等しいかそれよりも広く
し、さらに遮光電極11の大部分の領域をフォトダイオ
ード22に近接させるようにに遮光ダイオードの上から
延在させることにより電圧比較におけるコモンモードノ
イズの影響をなくすことができる。また、遮光ダイオー
ドを小さくするので半導体装置のチップサイズを縮小さ
せることができる。
フォトダイオード22に近接して形成する例である。図
8は、フォトフォトダイオード22の3辺に遮光電極1
1を対向配置し、図9は、遮光電極11が、フォトダイ
オードの1辺のみに近接配置されている。遮光遮光電極
11は、遮光ダイオード28を信号光から保護する遮光
領域Aとそれ以外の領域Dからなっている。遮光電極1
1の面積をフォトダイオード22の面積と等しいかそれ
よりも広くし、さらに遮光電極11の大部分の領域をフ
ォトダイオード22に近接させることにより電圧比較に
おけるコモンモードノイズの影響をなくすことができ
る。また、遮光ダイオードを小さくするので半導体装置
のチップサイズを縮小させることができる。図10は、
図8と同じ様にフォトダイオード22の三方を囲むよう
に遮光電極11が近接して形成されている。しかし、遮
光ダイオード28は、フォトダイオード22からは離れ
て半導体基板1に形成されている。コモンモードノイズ
の吸収を遮光ダイオードに代えて遮光電極が行うため
に、遮光ダイオードがフォトダイオードから離れていて
も遮光電極の形状を適宜変形することにより、電圧比較
における入力信号側と基準電圧側のコモンモードノイズ
を等しくするようにフォトダイオード22と遮光電極1
1のコモンモードノイズの環境を等しくすることは容易
に成し得るものである。
ド28を信号光から保護する遮光領域Aと、フォトダイ
オード22の近傍の領域Dと、これらの領域を接続する
配線領域Hから構成されている。前記環境をより近付け
るために、領域H及び領域Aは、領域Dに比較して極力
小さくする。遮光ダイオードは、半導体基板の任意の位
置に形成できるので、その製造時の自由度が大きくな
る。以上の実施例では遮光電極11は、ダイオード28
のアノードに電気的に接続されていたが、図12及び図
13に示す第4の実施例においては遮光電極11はダイ
オード28の第1の電極領域であるカソード18にN側
金属電極36を介して電気的に接続されている。図12
は、フォトカプラの回路ブロック図、図13は、図12
のフォトカプラの受光素子部8の半導体基板の断面図で
ある。フォトダイオード22と遮光ダイオード28の第
2の電極領域であるアノードは、GNDになっている。
電圧比較器の出力の変化を無くすために、遮光電極11
の面積をフォトダイオード22の第1の電極領域である
カソード18と同じか幾分大きくしている。
オード22の幅Lより小さく形成されており(l<
L)、そのサイズも1/10〜1/3程度である。本発
明では、遮光ダイオード28の面積は、フォトダイオー
ド22の面積の1/20〜1/2にすることができる。
オードの面積と等しいかそれよりも広くし、さらに遮光
電極の大部分の領域をフォトダイオードに近接させるよ
うに遮光ダイオードの上から延在させることにより電圧
比較におけるコモンモードノイズの影響を著しく減少さ
せることができる。また、遮光ダイオードが小さくなる
ので半導体装置のチップサイズを縮小させることができ
る。また、その半導体チップに形成される位置も選択の
自由度が大きくなる。
ロック図。
図。
図。
図。
断面図。
・・・N+埋込み領域、 4・・・透明樹脂体、5・
・・樹脂封止体、 6、7・・・絶縁膜、11、26
・・・遮光電極、 12、13、18・・・Nウエ
ル、14、15、19・・・N+不純物拡散領域、1
6、17、30・・・P型不純物拡散領域、20・・・
リード(入力端子)、 21・・・発光素子(発光素
子部)、22・・・フォトダイオード、 23、28
・・・遮光ダイオード、24、25・・・帰還抵抗、
27・・・リード(出力端子)、31、32、36・
・・N側電極、 33、34、37・・・P側電極
イズやコモンモードノイズに対してフォトダイオード2
2と遮光ダイオード23とを同じ面積にすることによっ
て増幅器A1及び増幅器A2のノイズによる出力電圧変
動を等しくし、差動増幅器A3の出力変動を減少させて
いる。とくにコモンモードノイズ耐量を良好にするため
には、2つのダイオードのコモンモードノイズに対する
環境を同じにする必要がある。そのためには、例えば、
フォトダイオード22と遮光ダイオード23と同じ面積
にする。また、金属膜の遮光電極で遮光した場合には、
この金属膜によってノイズ吸収などが発生し、ダイオー
ドからの信号を比較するときに増幅器に入力されるコモ
ンモードノイズ量が両者では異なってくる。このような
状態では両者の信号は正確に比較することができない。
したがって、コモンモードノイズの影響を無くすには、
遮光電極を備えた遮光ダイオードの面積を幾分大きくし
て両ダイオードの増幅器に入るコモンモードノイズ量を
等しくしていた。
Claims (7)
- 【請求項1】 半導体基板と、前記半導体基板に形成さ
れ、第1の電極領域と第2の電極領域とを有する光信号
を電流信号に変換する第1のダイオード領域と、 前記半導体基板に形成され、前記第1のダイオード領域
が接続され、かつ前記電流信号を電圧信号に変換する第
1の回路領域と、 前記半導体基板に形成され、第1の電極領域と第2の電
極領域とを有する第2のダイオード領域と、 前記半導体基板に形成され、前記第2のダイオード領域
の前記第1の電極領域に電気的に接続され、前記第1の
ダイオード領域の前記第1の電極領域と面積が等しいか
それより面積が大きく、かつ前記第1のダイオード領域
の前記第1の電極領域上又はその近傍に延在する電極
と、 前記半導体基板に形成され、前記第2のダイオード領域
及び前記電極が電気的に接続され、かつ前記第1の回路
領域と同じ構成になっている第2の回路領域とを備え、 前記第2のダイオード領域の面積は、前記第1のダイオ
ード領域の面積より小さく、前記第2の回路領域の出力
信号を基準信号として前記第1の回路領域の出力信号に
基づいて動作することを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 半導体基板と、 前記半導体基板に形成され、第1の電極領域と第2の電
極領域とを備えた光信号を電流信号に変換するダイオー
ド領域と、 前記半導体基板に形成され、前記ダイオード領域が接続
された前記電流信号を電圧信号に変換する第1の回路領
域と、 前記半導体基板に形成され、前記ダイオード領域の前記
第1の電極領域と面積が等しいか、それより面積が大き
く、前記ダイオード領域の前記第1の電極領域上又はそ
の近傍に延在している電極と、 前記半導体基板に形成され、前記電極が電気的に接続さ
れた前記第1の回路領域と同じ構成になっている第2の
回路領域とを備え、 前記第2の回路領域の出力信号を基準信号として、前記
第1の回路領域の出力信号に基づいて動作することを特
徴とする半導体装置。 - 【請求項3】 前記第1の回路領域の出力信号を前記第
2の回路領域の出力信号と比較する際に前記第2の回路
領域には、定電位を加えることを特徴とする請求項2に
記載の半導体装置。 - 【請求項4】 前記電極の前記第1のダイオード領域又
は前記ダイオード領域の上に延在している部分は、格子
状になっており、この格子状の部分は前記第1のダイオ
ード領域又は前記ダイオード領域の真上に形成されてい
ることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいづれかに
記載の半導体装置。 - 【請求項5】 前記電極の前記第1のダイオード領域又
はダイオード領域の上に延在している部分は、前記第1
のダイオード領域の少なくとも半分を被覆していること
を特徴とする請求項1乃至請求項3のいづれかに記載の
半導体装置。 - 【請求項6】 前記電極の前記第1のダイオード領域又
はダイオード領域の上に延在している部分は、前記第1
のダイオード領域又は前記ダイオード領域の周囲を囲ん
でいることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいづれ
かに記載の半導体装置。 - 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいづれかに記載
の半導体装置を受光素子部とし、この受光素子部と、こ
の受光素子部と対向配置された発光素子部と、前記受光
素子部と前記発光素子部との間に介在された透明樹脂体
と、前記受光素子部、前記発光素子部及び前記透明樹脂
体を封止する樹脂封止体とを備えていることを特徴とす
るフォトカプラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06333695A JP3402831B2 (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | 半導体装置及びフォトカプラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06333695A JP3402831B2 (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | 半導体装置及びフォトカプラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08236804A true JPH08236804A (ja) | 1996-09-13 |
JP3402831B2 JP3402831B2 (ja) | 2003-05-06 |
Family
ID=13226303
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06333695A Expired - Lifetime JP3402831B2 (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | 半導体装置及びフォトカプラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3402831B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002217447A (ja) * | 2001-01-16 | 2002-08-02 | Toshiba Corp | 半導体受光装置及び半導体受送信システム |
US7787780B2 (en) | 2005-06-02 | 2010-08-31 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Optical signal receiving circuit |
JP2013038161A (ja) * | 2011-08-05 | 2013-02-21 | Toshiba Corp | 光結合装置 |
-
1995
- 1995-02-27 JP JP06333695A patent/JP3402831B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002217447A (ja) * | 2001-01-16 | 2002-08-02 | Toshiba Corp | 半導体受光装置及び半導体受送信システム |
US7787780B2 (en) | 2005-06-02 | 2010-08-31 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Optical signal receiving circuit |
JP2013038161A (ja) * | 2011-08-05 | 2013-02-21 | Toshiba Corp | 光結合装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3402831B2 (ja) | 2003-05-06 |
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