JPH08236748A - 量子半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

量子半導体装置及びその製造方法

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JPH08236748A
JPH08236748A JP3326895A JP3326895A JPH08236748A JP H08236748 A JPH08236748 A JP H08236748A JP 3326895 A JP3326895 A JP 3326895A JP 3326895 A JP3326895 A JP 3326895A JP H08236748 A JPH08236748 A JP H08236748A
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quantum
groove
mask
semiconductor device
plane
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JP3326895A
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Yoshiki Sakuma
芳樹 佐久間
Shunichi Muto
俊一 武藤
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 量子半導体装置及びその製造方法に関し、量
子サイズ効果や単一電子トンネリングを利用したシリコ
ン系デバイスを確実に再現性良く製造するための素子構
造及びその製造方法を提供する。 【構成】 ダイヤモンド型の結晶構造を有する半導体基
板1に逆角錐状の溝3を設けると共に、この溝3内にバ
リア層5となる禁制帯幅の大きな半導体層及び量子箱形
成用ウエル層4等となる禁制帯幅の小さな半導体層を交
互に積層させて量子箱6等の微細構造を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は量子半導体装置及びその
製造方法に関するものであり、特に、Si或いはGe等
のダイヤモンド型結晶構造を有する半導体の{100}
面方位の基板に設けた逆四角錐状の溝を利用して形成し
た単一電子トンネリング素子等の量子半導体装置及びそ
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、次世紀用の電子デバイスや光デバ
イスの動作原理として、量子箱(3次元量子井戸)、量
子細線(2次元量子井戸)、或いは、量子井戸(1次元
量子井戸)等の量子サイズ効果や単一電子トンネリング
を利用して、これまでにない新しい素子を開発しようと
する機運が高まっており、特に、GaAsやInP等の
III-V族化合物半導体の分野で研究が盛んである。
【0003】しかし、現在の電子デバイスの主流はシリ
コンを基本としたデバイス群であり、微細化の象徴的デ
バイスであるDRAM(ダイナミック・ランダム・アク
セス・メモリ)は、現在の研究レベルで256Mビット
の集積度に至っているものの、西暦2000年ごろに1
Gビットの時代を迎えたあとの方針がいまだ打ち出され
ていない。そして、1G時代以降は、現在のMOSFE
Tの動作原理が微細寸法下で適用できないことが危惧さ
れており、そのために、上記の様にIII-V族化合物半導
体を用いた単一電子トンネリングに基づく新しい素子の
研究が進められているわけである。
【0004】一方、別の動きとしては、現在の電子デバ
イスの主流であるシリコン系を維持したまま、シリコン
系半導体にヘテロ接合を導入して、新しい電子デバイス
や光デバイスを作ろうとする研究もなされており、例え
ば、Si/Geヘテロ接合を用いてSi層をワイドエミ
ッタとしたHBT(ヘテロ接合バイポーラトランジス
タ)の研究(H.V.Schreiber et a
l.,ElectronLett.,vol.25,1
989,p.185)や、Si/Geヘテロ接合を用い
た発光デバイスの研究(D.J.Robbins et
al.,Appl.Phys.Lett.,vol.
59,1991,p.1350)も成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の研究は
概念上の研究がほとんどであり、量子サイズ効果や単一
電子トンネリングを実現するための微細な構造を均一に
且つ高密度で製造するための具体的方法に欠けている問
題がある。例えば、1次元の量子井戸(以下、本明細書
において単に量子井戸と言う)の様に、数10Åの厚さ
の層を多層に堆積させた超格子構造のデバイスは比較的
確実に製造可能であるが、これを、細線化して量子細線
を形成したり、ドット化して量子箱を形成するために
は、フォトリソグラフィー或いは電子線リソグラフィー
技術を用いて行うことは提案されていても、具体的にど
の様な方法で細線化するか或いはドット化するかについ
ては、実用レベルの提案はほとんどなされていない。
【0006】また、GaAs系については、本発明者に
よって具体的方法の提案(特願平6−92576号、平
成6年4月28日出願)がなされているものの、現在の
主流デバイスであるシリコン系には直ちには応用できな
いものであった。
【0007】したがって、本発明は、量子サイズ効果や
単一電子トンネリングを利用したシリコン系デバイスを
確実に再現性良く製造するための素子構造及びその製造
方法を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理的構
成の説明図であり、図1を参照して本発明の課題を解決
するための手段を説明する。なお、図1(a)は量子箱
を形成した半導体ウェハを概念的に説明する上面図であ
り、図1(b)は図1(a)のA−A’を結ぶ一点鎖線
における断面図を拡大したものであり、形成した溝と半
導体ウェハの相対的大きさは実際のものではない。
【0009】図1(a)及び(b)参照 本発明は、オリエンテーションフラットが(011)面
で、主面の面方位が(100)面のシリコンやゲルマニ
ウム等のダイヤモンド型の結晶構造を有する半導体基板
1上に、円形或いは正方形状の開口部を有するマスク2
を設け、異方性ウェット・エッチングを行うことによっ
て底面がマスクの開口部に略外接し、且つ、その側壁面
部が(100)面に対して約54.74°に傾斜した
{111}面となる逆正四角錐状の溝3を形成し、溝内
に禁制帯幅の小さな量子箱形成用ウエル層4と禁制帯幅
の大きなバリア層5を堆積させて量子箱6を形成するこ
とに特徴を有するものである。
【0010】なお、この場合の溝3は、その側壁面部が
(111)面、(11T)面、(1TT)面、及び、
(1T1)面の4つの(111)面と等価な面、即ち、
{111}面で構成されるものであり、また、その底面
の辺の方向は<0T1>方向、及び、<0TT>方向で
ある。この場合の面及び方向の表記においては、1バー
を便宜的に“T”で表記するものであり、さらに、〔1
11〕方向は、<111>方向や<1TT>方向等と等
価な方向を表す。
【0011】要するに、本発明は、ダイヤモンド型の結
晶構造を有する半導体基板に逆角錐状の溝を設けると共
に、この溝内に禁制帯幅の大きな半導体層及び禁制帯幅
の小さな半導体層を交互に積層させて微細構造を形成
し、この微細構造を能動領域とした量子半導体装置に特
徴を有するものである。また、本発明は、量子半導体装
置における微細構造の能動領域が逆角錐状の溝の底部を
利用した量子箱、溝の稜線部を利用した量子細線、或い
は、溝の側壁面部を利用した量子井戸であることを特徴
とする。
【0012】また、本発明は、ダイヤモンド型の結晶構
造を有する半導体基板に逆角錐状の溝を設けると共に、
この溝内に、溝表面に設けたキャリアのトンネルが可能
な厚さの絶縁膜を介して導電体層とトンネルが可能な厚
さの絶縁膜を交互に設けて微細構造を形成し、この微細
構造を能動領域とした量子半導体装置に特徴を有するも
のである。
【0013】また、本発明は、量子半導体装置における
微細構造の能動領域が、共鳴トンネリング素子を構成す
ることを特徴とする。また、本発明は、量子半導体装置
における微細構造の能動領域が、単一電子トンネリング
素子を構成することを特徴とする。
【0014】また、本発明は、半導体基板が{100}
面を有する半導体基板であり、逆角錐状の溝が、その側
壁面部が{111}からなる逆正四角錐状の溝であるこ
とを特徴とする。
【0015】また、本発明は、量子半導体装置の製造方
法において、ダイヤモンド型の結晶構造を有する{10
0}面の半導体基板上に、円形又は正方形の開口部を有
するマスクを設け、このマスクを利用して{111}面
のエッチング速度が他の結晶面のエッチング速度に比べ
て小さくなる異方性ウェット・エッチングを行うことに
よって、底面が小さくともマスクの開口部に外接する大
きさの逆正四角錐状の溝を形成することを特徴とする。
【0016】また、本発明は、半導体基板上にマスクを
残存させた状態で、微細構造を形成するための処理工程
を行うことを特徴とする。また、本発明は、半導体基板
に設けるマスクが絶縁性マスク或いは導電性マスクであ
ることを特徴とする。
【0017】
【作用】本発明においては、単結晶半導体基板のエッチ
ング速度の面方位依存性を利用して形成した逆角錐状の
溝を用いて微細構造を形成しているため、微細構造の能
動領域を簡単な工程によって、正確な形状に、且つ、再
現性良く形成することができる。また、溝の底部、稜線
部、及び、側壁面部を利用することによって、量子箱、
量子細線、及び、量子井戸という、次元の異なる量子井
戸構造を別個に、或いは、複合的に形成することができ
る。
【0018】また、微細構造を構成するバリア層の厚さ
を、電子或いは正孔、即ち、キャリアがトンネルするこ
とが可能な厚さにすることによって、共鳴トンネリング
素子を構成することができ、さらに、また、共鳴トンネ
リング素子の一部を量子サイズ効果が得られる程度の大
きさにすることによって単一電子トンネリング素子を構
成することができる。また、半導体基板として、{10
0}面を有する基板を用いることによって、その側壁面
部が{111}面である逆正四角錐状の溝を正確に形成
することができる。
【0019】また、ダイヤモンド型の結晶構造を有する
{100}面の半導体基板上に、円形又は正方形の開口
部を有するマスクを設け、このマスクを利用して{11
1}面のエッチング速度が他の面のエッチング速度に比
べて小さくなる異方性ウェット・エッチングを行うこと
によって、エッチングをマスクの開口部の外周において
停止することができるので、溝の底辺の大きさを、マス
クの開口部の大きさによって正確に規定することができ
る。
【0020】また、半導体基板上に設けるマスクを残存
させた状態で、微細構造を形成するための処理工程を行
うことによって、処理工程の影響が他の領域に及ぶこと
を防止することができ、さらに、マスクとして導電性マ
スクを用いることによって、この導電性マスクを配線層
の一部としても使用することができる。
【0021】
【実施例】まず、本発明の第1の実施例の製造工程を、
図2を用いて説明する。 図2(a)参照 主面が(100)面で厚さが600μmのシリコン基板
7上にCVD法を用いて厚さ20nmのSiO2 膜を堆
積し、通常のフォトリソグラフィー技術を用いて直径1
μmの円形の穴を開けてSiO2 マスク8を形成する。
【0022】次いで、このシリコン基板7をエチレンジ
アミン〔NH2(CH2)2 NH2 〕:ピロカテコール〔C
6 4(OH)2〕:H2 O=46.4モル%:4モル%:
49.6モル%からなる水溶液を用いて約100℃の温
度条件でエッチングする。
【0023】このエッチング工程においては、円形の開
口部から異方性エッチングが起こり、図1(a)に示し
たような{111}面で囲まれた逆正四角錐状の溝9
が、その底面が円形の開口部に対して略外接四角形(図
における点線)を形成するように形成される。
【0024】このような形状の溝9が形成される理由
は、ダイヤモンド型の結晶構造を有するシリコンに対す
るエチレンジアミンとピロカテコールとからなる水溶液
のエッチング速度が{111}面で非常に小さくなるか
らであり、条件にもよるが、円形の開口部の外周に{1
11}面が生ずるとそれ以上エッチングが進行しなくな
るため、逆正四角錐状の溝9の底面が円形の開口部に対
して外接四角形を形成することになると考えられる。
【0025】なお、この様なエッチング方法は、既知の
方法であり(E.Bassous,IEEE Tran
s.on ED,vol.25,1978,pp.11
78−1185)、インクジェットプリンタのノズルや
各種マイクロマシンの作製手段として応用されている。
そして、この逆正四角錐状の溝9の最深部を高分解能の
走査電子顕微鏡(SEM)で観測した結果、4つの{1
11}面は略完全に交わっていることが観測された。
【0026】図2(b)参照 次いで、SiO2 マスク8を残存させた状態で、横型の
減圧化学気相成長装置(LPCVD装置)内にシリコン
基板7を収容し、シリコン基板7の温度を700℃とし
た状態で、H2 で希釈した2%濃度のゲルマン(GeH
4 )を50sccm供給する共に、高純度のH2 ガスを
キャリアガスとして供給して反応管内の総H2 流量が5
000sccmとなるようにして、ゲルマニウム層10
を33.3Å/分の成長速度で50Å成長させる。
【0027】この場合、シリコン等のダイヤモンド型の
結晶構造を有する半導体の気相成長速度は面方位依存性
があることが知られており、一般には{100}〜{1
10}>{111}となるので(S.K.Tung,
J.Electrochem.Soc.,vol.11
2,1965,pp.436−438)、(100)面
の結晶状態に近い溝9の底面近傍において優先的に成長
が進行し、溝9は次第に逆四角錐台状の形状になる。
【0028】図2(c)参照 続いて、高純度のH2 ガスをキャリアガスとしてシラン
(SiH4 )を供給して、シリコン層11を300Å成
長させることによって、溝9の底部においてバリア層と
なるシリコン基板7とシリコン層11とで3次元的に囲
まれたゲルマニウム層10をウエル層とする量子箱が形
成される。
【0029】この量子箱は、レーザや発光ダイオード
(LED)などの発光デバイスや、セルオートマンや神
経回路網に基づく将来のナノエレクトロニクス、或い
は、テラビット(Tbit)級の量子準位を用いた超高
密度メモリの基本要素として重要であり、その応用が期
待されるものである。
【0030】また、この量子箱の形成に伴って、逆四角
錐の稜線に沿って、ゲルマニウム層をウエル層とする量
子細線が形成され、また、逆四角錐の側壁面部に沿って
量子井戸が形成される。この量子細線及び量子井戸も発
光デバイスとしての応用が期待され、特に、量子井戸に
ついては、側壁面部全体を発光させ、且つ、傾斜した側
壁面部を反射面とすることによって基板と垂直方向に指
向性を持った光を取り出すことが可能になる。
【0031】さらに、これらの溝の底部の量子箱と1対
の溝の稜線部に形成された量子細線を組み合わせて用い
ることによって、一方の量子細線における1次元の自由
度を有する電子が0次元の自由度の量子箱を介して他の
量子細線へ到達する通過特性を制御することによって新
たな特性を有する電子デバイスの可能性も開けるもので
ある。
【0032】なお、上記第1の実施例においては、エッ
チング液としてエチレンジアミンとピロカテコールとか
らなる水溶液を用いているが、44重量%のKOHと水
とからなるKOH水溶液を用いて85℃の温度条件でエ
ッチングしても良い(D.L.Kendall,App
l.Phys.Lett.,vol26,1975,p
p.195〜198)ものである。
【0033】また、SiO2 マスクに設ける円形の開口
部の直径も必要とする溝の大きさに応じて決定すれば良
いものであり、例えば、通常のフォトリソグラフィー技
術を用いる場合には1〜50μmの範囲であれば良く、
さらに、電子ビームリソグラフィー技術を用いれば、直
径100Åまでの小さな開口を形成することも可能であ
る。
【0034】また、上記第1の実施例においては、Si
2 マスクを残存させているので、このSiO2 マスク
を利用して自己整合的にバリア層となるシリコン層にコ
ンタクト電極を形成することができる。
【0035】また、ゲルマニウム層の厚さも量子サイズ
効果が得られる厚さであれば良く、通常は100Å以下
の範囲であれば良いものであり、その他の製造条件及び
シリコン層の厚さも、目的に応じて適宜設定すれば良い
ものである。
【0036】次に、図3を参照して、本発明の第2の実
施例であるSi/SiC系共鳴トンネル構造の製造方法
を説明する。 図3(a)参照 まず、主面が(100)面で、表面に0.5〜0.6μ
mのp型領域14を設けた厚さが600μmのn型シリ
コン基板13上に、CVD法を用いて厚さ20nmのS
iO2 膜を堆積し、通常のフォトリソグラフィー技術を
用いて直径1μmの円形の穴を開けてSiO2 マスク1
5を形成し、次いで、このシリコン基板13を44重量
%のKOHと水とからなる水溶液でエッチングすること
によって、{111}面で囲まれた逆正四角錐状の溝1
6を形成する。
【0037】なお、このエッチング工程においてKOH
水溶液を用いるのは、エチレンジアミンとピロカテコー
ルとからなる水溶液のp型シリコンに対するエッチング
速度が極端に小さくなり、効率的ではないためである。
【0038】図3(b)参照 次いで、SiO2 マスク15を残存させた状態で、横型
のLPCVD装置内にシリコン基板13を収容し、(1
00)面の結晶状態に近い溝16の底部近傍にその表面
が(100)面の厚さ100Åの逆四角錐状のシリコン
層17を成長させる。なお、この場合、{111}面の
側壁面部にも実際には若干の成長が生ずることになる。
【0039】図3(c)参照 次いで、シリコンより禁制帯幅の大きな厚さ20ÅのS
iCバリア層18、厚さ50Åのシリコンウエル層1
9、厚さ20ÅのSiCバリア層20、及び、厚さ10
0Åのシリコン層21を連続して堆積させ、最後に電極
22を通常の方法を用いて形成することによって、共鳴
トンネリング構造が完成する。この共鳴トンネリング構
造は、通常の共鳴トンネリングデバイスとして用いるこ
とができるのは勿論のこと、逆四角錐状のシリコン層1
7を微小領域とすることによって、シリコンウエル層1
9も量子箱となるような微小領域にし、単一電子トンネ
リング素子としても動作させることが期待できる。
【0040】次に、図4を用いて本発明の第3の実施例
の基本構成を説明する。なお、図4(a)はSi系単一
電子トンネリング素子の断面図であり、図4(b)は図
4(a)の電子トンネリング素子の等価回路である。
【0041】図4(a)参照 まず、主面が(100)面で、表面からの深さ0.3μ
m近傍にn+ 型イオン注入領域23(図においては、説
明を簡単にするために、基板の下側全体をイオン注入領
域としている)を設けた厚さが600μmのシリコン基
板7上に、CVD法を用いて厚さ20nmのSiO2
を堆積し、電子線リソグラフィー技術を用いて直径0.
5μmの円形の穴を開けてSiO2 マスクを形成し、次
いで、このシリコン基板7をエチレンジアミンとピロカ
テコールとからなる水溶液でエッチングすることによっ
て、{111}面で囲まれた逆正四角錐状の溝9を形成
する。
【0042】次いで、SiO2 マスクを除去したのち、
横型のLPCVD装置内にシリコン基板7を収容し、全
面を熱酸化して溝9を含む表面に電子のトンネルが可能
な厚さ30Åの熱酸化膜24を形成し、次いで、溝9の
底部に厚さ100Åのn+ 型多結晶シリコン層を堆積さ
せて中間電極25としたのち、その表面を熱酸化して厚
さ30Åのトンネル酸化膜26形成し、最後に再びn+
型多結晶シリコンを堆積させて上部電極27を堆積させ
ることによって、共鳴トンネリング構造が完成する。
【0043】この場合、n+ 型イオン注入領域23−熱
酸化膜24−中間電極25からなる微小トンネル接合2
8、及び、中間電極25−トンネル酸化膜26−上部電
極27からなる微小トンネル接合29が形成され、中間
電極25が十分小さい場合には単一電子トンネリング素
子としての動作が可能になるものである。
【0044】図4(b)参照 この等価回路を示したのが図4(b)であり、2つの微
小トンネル接合28,29が直列接続した状態となって
おり、この様な微小領域でトンネル接合を形成すること
によって接合の容量を小さくすることができる。なお、
上記の第3の実施例の基本構成の説明においては、溝が
+ 型イオン注入領域に達しているが、必ずしも達して
いなくとも良い。
【0045】また、上記の第3の実施例の基本構成の説
明における各種数値条件は適宜変更可能なものであり、
例えば、基板表面に設ける熱酸化膜の厚さ及びトンネル
酸化膜の厚さは10〜50Åの範囲が望ましく、また、
中間電極の厚さは100Å以下であることが望ましい
が、100Å以下に限られるものではない。
【0046】また、上記の第3の実施例の基本構成の説
明においては、中間電極及び上部電極として多結晶シリ
コンを用いているが、Al等の他の導電性材料でも良
く、Al等の低融点の導電性材料を用いた場合には、リ
フローによってAlを溝内に充填し、エッチバックによ
って所定の厚さにすることができ、この場合には、溝の
側壁面に付着した導電性材料を無視することができる。
【0047】また、上記の第3の実施例の基本構成の説
明においては、中間のトンネル膜を熱酸化により形成し
たSiO2 膜で構成しているが、導電性材料としてAl
を用いた場合には、アルミナ膜を用いることになり、ま
た、熱酸化膜以外のCVD法によって堆積させたSiO
2 等の酸化膜を用いても良く、更に、酸化膜以外のシリ
コンオキシナイトライド膜(SiON膜)、或いは、シ
リコン窒化膜(Si34 膜)を用いても良い。
【0048】次に、図5を参照して、本発明の第3の実
施例の具体的構成を説明する。なお、図5(a)は複数
のSi系単一電子トンネリング素子を直列接続した単一
電子トンネリング装置の断面図であり、図5(b)は図
5(a)の単一電子トンネリング装置の等価回路であ
る。
【0049】図5(a)参照 この単一電子トンネリング装置の製造工程は、図4で説
明した単一電子トンネリング素子の製造工程と実質的に
同じであり、SiO2 マスクに複数に開口部を設けて同
時に形成した単一電子トンネリング素子を接続配線層3
1によって直列接続する共に、イオン注入によって形成
した引出領域30によって電極を取り出す。
【0050】なお、第3の実施例の場合には、シリコン
基板7の表面にn型不純物をイオン注入したのち、約
0.3μmのシリコン層をエピタキシャル成長させても
良く、また、エピタキシャル層を0.5μm以上に厚く
成長させる場合には、引出領域30は、シリコン基板7
表面に拡散係数の大きな不純物を局所的にイオン注入し
たのちエピタキシャル成長させ、エピタキシャル成長層
表面からもイオン注入したのち、熱処理することによっ
て形成すれば良く、さらに、一回のエピタキシャル成長
と熱処理によって引出領域30を形成することが困難で
ある場合には、この工程を多数回繰り返せば良い。
【0051】図5(b)参照 この等価回路を示したのが図5(b)であり、2つの微
小トンネル接合28,29が直列接続した状態のもの
が、複数個(図においては4個)接続された状態になっ
ている。この様に、2つの微小トンネル接合28,29
からなる素子領域を複数個直列接続することによって、
1個の場合には不安定であった動作を安定化することが
できる。
【0052】次に、図6を参照して、本発明の第3の実
施例の変形である第4の実施例を説明する。なお、図6
(a)は複数のSi系単一電子トンネリング素子を直列
接続した単一電子トンネリング装置の断面図であり、図
6(b)は図6(a)の単一電子トンネリング装置の等
価回路である。
【0053】図6(a)参照 この単一電子トンネリング装置の製造工程は、図5で説
明した単一電子トンネリング素子の製造工程と実質的に
同じであり、この場合には、各溝9に対して1つの引出
領域30を形成したものである。
【0054】図6(b)参照 この第4の実施例と、図5に示す第3の実施例の相違
は、第3の実施例の等価回路において、微小トンネル接
合28,29の接続順序が、28−29−29−28−
28−29−29−28であるのに対して、第4の実施
例においては、28−29−28−29−28−29−
28−29の順序になる点である。このような接続順序
によって、単一電子トンネリング素子単位においては、
電流は常に容量の小さな微小トンネル接合28側から容
量の大きな微小トンネル接合29に流れるので、対称性
が高まることになり、特性がより安定化することが期待
される。
【0055】次に、図7を参照して、本発明の第5の実
施例を説明する。なお、図7(a)は制御電極付単一電
子トンネリング素子、即ち、単一電子トンネリングトラ
ンジスタ(SET)の断面図であり、図7(b)は図7
(a)の単一電子トンネリングトランジスタの等価回路
である。
【0056】図7(a)参照 この単一電子トンネリングトランジスタの製造工程は、
第3の実施例である単一電子トンネリング素子の製造工
程と基本的に同様であり、相違は、シリコン基板7にn
型不純物をイオン注入してn+ 型イオン注入領域23
(図においては、説明を簡単にするために、基板の下側
全体をイオン注入領域としている)を形成したのち、続
いて、p型不純物をイオン注入して制御電極となるp+
型領域32を形成する点である。
【0057】なお、この場合には、p+ 型領域32が存
在するため、エッチング液としてはKOH水溶液を用い
るものであり、また、この場合の制御電極はn+ 型領域
で構成しても良いが、p+ 型領域を用いた方が拡散電位
を利用して、側壁面からの不所望な電子のトンネリング
を防止することができる。
【0058】図7(b)参照 この単一電子トンネリングトランジスタの等価回路を示
したのが図7(b)であり、2つの微小トンネル接合2
8,29との間にゲートGとなる制御電極33が設けら
れた状態になっている。この制御電極33の電位を制御
することによって、中間電極25の電位を制御して電子
のトンネリングを制御することができ、ソースS、ドレ
インD、及び、ゲートGとからなるトランジスタとして
の動作が可能となる。
【0059】なお、この第5の実施例においては、単一
電子トンネリングトランジスタとして説明しているが、
中間電極の形状を大きくして共鳴トンネリングトランジ
スタとしても良いものである。
【0060】また、この第5の実施例を含め、他の実施
例においても単一素子、或いは、単一装置として説明し
ているが、通常は多数の素子を集積化して使用するもの
であることは、その目的から見て当然の事項である。
【0061】また、上記各実施例においては、基板の面
方位を(100)面としているが、(100)面に限ら
れるものではなく、この面に等価な{100}面であれ
ば良く、更に、厳密に{100}面である必要はなく、
{100}面から少し傾斜したカット面、例えば、10
°以下に傾斜するカット面を有する基板を用いても良い
ものであり、要するに、本発明の目的とする{111}
面に囲まれた逆四角錐状の溝を形成できる程度の傾きで
あれば良いものである。
【0062】また、上記各実施例においては、マスクに
設ける開口部の形状を円形としているが、円形に限られ
るものではなく、その辺が<0TT>方向及び<0T1
>方向に延在する正方形のマスクを用いても良いもので
ある。
【0063】また、上記各実施例においては、単結晶半
導体層(エピタキシャル成長層)、絶縁層、及び、導電
性材料層の堆積に際しては、LPCVD法或いはCVD
法を用いているが、この様なCVD法に限られるもので
はなく、単結晶半導体層の堆積の場合には、、MOVP
E法(有機金属気相成長法)、MBE法(分子線エピタ
キシャル成長法)、ALE法(原子層エピタキシャル成
長法)、GSMBE法(ガスソースMBE法)、MOM
BE法(有機金属MBE法)、或いは、LPE(液相エ
ピタキシャル成長法)等の他の堆積法を用いても良い。
また、絶縁層及び導電性材料層の場合には、スパッタ法
或いは蒸着法を用いても良いものである。
【0064】また、上記第3乃至第4の実施例において
も、第1の実施例と同様にエッチング液としてエチレン
ジアミンとピロカテコールとからなる水溶液の代わりに
KOH水溶液を用いても良いものであり、また、SiO
2 マスクに設ける円形の開口部の直径も必要とする溝の
大きさに応じて決定すれば良いものであり、例えば、通
常のフォトリソグラフィーを用いる場合には1〜50μ
mの範囲であれば良く、また、電子線ソグラフィーを用
いる場合には100Å程度まで可能である。
【0065】また、上記各実施例においては、溝を形成
するためにSiO2 マスクを用いているが、SiO2
限られるものではなく、シリコンオキシナイトライド膜
(SiON膜)或いはシリコン窒化膜(Si3 4 膜)
等の絶縁性マスクでも良く、更に、W、WSi、或い
は、Al等の導電性マスクであっても良い。但し、溝の
形状の制御のためには、マスクが基板と密着しているこ
とが重要であるので、この点からはSiO2 が最適であ
る。
【0066】また、上記第1及び第2の実施例において
は、マスク層を残存させた状態で、エピタキシャル成長
を行っているが、このマスク層を除去してエピタキシャ
ル成長しても良いものであり、さらに、上記第3乃至第
5の実施例においては、逆にマスク層を除去してから、
酸化工程及び堆積工程を行っているが、マスク層を残存
させた状態で酸化工程及び堆積工程を行っても良いもの
であり、この場合には、第1及び第2の実施例と同様
に、上部電極に対するコンタクト層をマスクを利用した
段切れによって自己整合的に形成することができる。
【0067】さらに、上記各実施例においては、基板と
してシリコン基板を用いているが、原理的にはダイヤモ
ンド型の結晶構造を有する半導体であれば良いものであ
るので、ゲルマニウム等の他のダイヤモンド型の結晶構
造を有する半導体を用いてもよいものである。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば、ダイヤモンド型の結晶
構造を有する半導体基板のエッチング速度の面方位依存
性を利用することによって、簡単な製造工程で量子箱等
の量子サイズ効果を利用したデバイス、或いは、共鳴ト
ンネリング素子を再現性良く形成することができ、さら
に、量子井戸構造に電界を印加することによって、ポテ
ンシャルエネルギーの差に基づきキャリアをより小さな
領域に閉じ込めることができるので、次世紀用の電子デ
バイス及び光デバイスにとっての有用な基本素子構造及
び製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理的構成の説明図である。
【図2】本発明の第1の実施例の説明図である。
【図3】本発明の第2の実施例の説明図である。
【図4】本発明の第3の実施例の基本構成の説明図であ
る。
【図5】本発明の第3の実施例の具体的構成の説明図で
ある。
【図6】本発明の第4の実施例の説明図である。
【図7】本発明の第5の実施例の説明図である。
【符号の説明】
1 ダイヤモンド型の結晶構造を有する半導体基板 2 マスク 3 溝 4 量子箱形成用ウエル層 5 バリア層 6 量子箱 7 シリコン基板 8 SiO2 マスク 9 溝 10 ゲルマニウム層 11 シリコン層 12 Ge量子箱 13 n型シリコン基板 14 p型領域 15 SiO2 マスク 16 溝 17 シリコン層 18 SiCバリア層 19 シリコンウエル層 20 SiCバリア層 21 シリコン層 22 電極 23 n+ 型イオン注入領域 24 熱酸化膜 25 中間電極 26 トンネル酸化膜 27 上部電極 28 微小トンネル接合 29 微小トンネル接合 30 引出領域 31 接続配線層 32 p+ 型領域 33 制御電極

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイヤモンド型の結晶構造を有する半導
    体基板に逆角錐状の溝を設けると共に、前記溝内に禁制
    帯幅の大きな半導体層及び禁制帯幅の小さな半導体層を
    交互に積層させて微細構造を形成し、前記微細構造を能
    動領域としたことを特徴とする量子半導体装置。
  2. 【請求項2】 上記微細構造が、上記逆角錐状の溝の底
    部を利用した量子箱、溝の稜線部を利用した量子細線、
    及び、溝の側壁面部を利用した量子井戸の内のいずれか
    1種類の量子構造を少なくとも有していることを特徴と
    する請求項1記載の量子半導体装置。
  3. 【請求項3】 ダイヤモンド型の結晶構造を有する半導
    体基板に逆角錐状の溝を設けると共に、前記溝の表面に
    設けたキャリアのトンネルが可能な厚さの絶縁膜を介し
    て導電体層とトンネルが可能な厚さの絶縁膜を交互に設
    けて微細構造を形成し、前記微細構造を能動領域とした
    ことを特徴とする量子半導体装置。
  4. 【請求項4】 上記微細構造の能動領域が、共鳴トンネ
    リング素子を構成することを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれか1項に記載の量子半導体装置。
  5. 【請求項5】 上記微細構造の能動領域が、単一電子ト
    ンネリング素子を構成することを特徴とする請求項4記
    載の量子半導体装置。
  6. 【請求項6】 上記半導体基板が、{100}面を有す
    る半導体基板であり、且つ、上記逆角錐状の溝が、前記
    溝の側壁面部が{111}面からなる逆正四角錐状の溝
    であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項
    に記載の量子半導体装置。
  7. 【請求項7】 ダイヤモンド型の結晶構造を有する{1
    00}面の半導体基板上に、円形又は正方形の開口部を
    有するマスクを設け、前記マスクを利用して{111}
    面のエッチング速度が他の結晶面のエッチング速度に比
    べて小さくなる異方性ウェット・エッチングを行うこと
    によって、溝の底面が小さくとも前記マスクの開口部に
    外接する大きさの逆正四角錐状の溝を形成すると共に、
    前記溝内に微細構造の能動領域を形成することを特徴と
    する量子半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 上記半導体基板上に上記マスクを残存さ
    せた状態で、上記微細構造を形成するための堆積工程を
    行うことを特徴とする請求項7記載の量子半導体装置の
    製造方法。
  9. 【請求項9】 上記マスクが、絶縁性マスクであること
    を特徴とする請求項8記載の量子半導体装置の製造方
    法。
  10. 【請求項10】 上記マスクが、導電性マスクであるこ
    とを特徴とする請求項8記載の量子半導体装置の製造方
    法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01244403A (ja) * 1988-03-25 1989-09-28 Nissin Electric Co Ltd 光学膜の作製方法
KR100497051B1 (ko) * 2001-06-22 2005-06-23 샤프 가부시키가이샤 반도체 기판 특성의 면 방위 의존성 평가방법 및 이를이용한 반도체 장치
JP2006023571A (ja) * 2004-07-08 2006-01-26 Ricoh Opt Ind Co Ltd 三次元周期構造体及びその製造方法、光学素子、並びに光学製品
WO2023016270A1 (zh) * 2021-08-13 2023-02-16 合肥本源量子计算科技有限责任公司 掩模版制备方法、掩模版、约瑟夫森结元件及量子芯片

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