JPH08236367A - 無停電電源装置用電源変圧器 - Google Patents
無停電電源装置用電源変圧器Info
- Publication number
- JPH08236367A JPH08236367A JP7036351A JP3635195A JPH08236367A JP H08236367 A JPH08236367 A JP H08236367A JP 7036351 A JP7036351 A JP 7036351A JP 3635195 A JP3635195 A JP 3635195A JP H08236367 A JPH08236367 A JP H08236367A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power supply
- phase
- bypass circuit
- transformer
- ups
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Ac-Ac Conversion (AREA)
- Inverter Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 小形で、損失や重量が軽減された、経済的な
無停電電源装置用電源変圧器を提供する。 【構成】 三相交流入力をコンバータにより直流に変換
しこの直流をインバータにより単相交流に変換する電力
変換回路と、前記三相交流入力のうちの一相に接続され
るバイパス回路とを切換可能に並列接続した無停電電源
装置の電源側に接続される電源用変圧器において、二次
巻線が△結線の場合には、バイパス回路５の接続に合わ
せ、バイパス回路５と接続した１相の巻線容量を、バイ
パス回路５を接続しない他の２相の２倍としたものであ
り、二次巻線がＹ結線の場合には、バイパス回路５の接
続に合わせ、電源変圧器１のバイパス回路５の負荷電流
が流れる２相の巻線容量を、バイパス回路５の負荷電流
の流れない他の１相の巻線容量の１．７３倍とした無停
電電源装置用電源変圧器である。
無停電電源装置用電源変圧器を提供する。 【構成】 三相交流入力をコンバータにより直流に変換
しこの直流をインバータにより単相交流に変換する電力
変換回路と、前記三相交流入力のうちの一相に接続され
るバイパス回路とを切換可能に並列接続した無停電電源
装置の電源側に接続される電源用変圧器において、二次
巻線が△結線の場合には、バイパス回路５の接続に合わ
せ、バイパス回路５と接続した１相の巻線容量を、バイ
パス回路５を接続しない他の２相の２倍としたものであ
り、二次巻線がＹ結線の場合には、バイパス回路５の接
続に合わせ、電源変圧器１のバイパス回路５の負荷電流
が流れる２相の巻線容量を、バイパス回路５の負荷電流
の流れない他の１相の巻線容量の１．７３倍とした無停
電電源装置用電源変圧器である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、無停電電源装置に係る
ものであり、詳しくは無停電電源装置の電源回路に使用
される変圧器に関するものである。
ものであり、詳しくは無停電電源装置の電源回路に使用
される変圧器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】無停電電源装置（以下、ＵＰＳと称す
る）では、図５のＵＰＳシステムの一例を示す構成図の
ように、三相の電源用変圧器１の二次側出力の三相交流
をコンバータ２で整流して直流に変換し、この直流をイ
ンバータ３により単相交流に変換する電力変換回路で負
荷４側に供給されている。この場合、装置の故障時や点
検時に負荷４側を停電させないようにするため、バイパ
ス回路５を設け、コンバータ２、インバータ３、バイパ
ス回路５および電池６により、ＵＰＳ７を構成してい
る。
る）では、図５のＵＰＳシステムの一例を示す構成図の
ように、三相の電源用変圧器１の二次側出力の三相交流
をコンバータ２で整流して直流に変換し、この直流をイ
ンバータ３により単相交流に変換する電力変換回路で負
荷４側に供給されている。この場合、装置の故障時や点
検時に負荷４側を停電させないようにするため、バイパ
ス回路５を設け、コンバータ２、インバータ３、バイパ
ス回路５および電池６により、ＵＰＳ７を構成してい
る。
【０００３】ＵＰＳ用電源回路（受変電設備等）ではＵ
ＰＳ回路用に専用の変圧器を設置するのが一般的であ
る。ＵＰＳの入力回路が三相で、出力回路が単相の場合
（出力側は計算機負荷が主となるので、大容量以外では
単相出力が多いが、入力側は電源に適合し易い三相入力
とすることが多い）、常時のＵＰＳ入力回路は三相であ
るがバイパス回路の使用時には単相となる。電源用変圧
器はどちらの負荷に対しても電力を供給できるように選
定されている。
ＰＳ回路用に専用の変圧器を設置するのが一般的であ
る。ＵＰＳの入力回路が三相で、出力回路が単相の場合
（出力側は計算機負荷が主となるので、大容量以外では
単相出力が多いが、入力側は電源に適合し易い三相入力
とすることが多い）、常時のＵＰＳ入力回路は三相であ
るがバイパス回路の使用時には単相となる。電源用変圧
器はどちらの負荷に対しても電力を供給できるように選
定されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、三相入
力単相出力形のＵＰＳ用電源変圧器は、常時は三相負荷
で、バイパス回路の使用時は単相負荷になる。ＵＰＳ用
電源用変圧器は、その電流容量を単相負荷に合わせて選
定するため大形になる。単純に考えると、電源変圧器の
容量ＰTFは単相負荷の電圧をＶL、電流をＩLとすると、 ＰTF＝√３×ＩL×ＶL と考えられるが、実際には三相変圧器に単相負荷を接続
するため、変圧器巻線の利用率が悪くなり、 ＰTF＝２×ＩL×ＶL で決まる変圧器容量が必要となる。
力単相出力形のＵＰＳ用電源変圧器は、常時は三相負荷
で、バイパス回路の使用時は単相負荷になる。ＵＰＳ用
電源用変圧器は、その電流容量を単相負荷に合わせて選
定するため大形になる。単純に考えると、電源変圧器の
容量ＰTFは単相負荷の電圧をＶL、電流をＩLとすると、 ＰTF＝√３×ＩL×ＶL と考えられるが、実際には三相変圧器に単相負荷を接続
するため、変圧器巻線の利用率が悪くなり、 ＰTF＝２×ＩL×ＶL で決まる変圧器容量が必要となる。
【０００５】一方、通常のＵＰＳ使用状態である三相入
力の場合は、ＵＰＳの効率や力率を無視すると、 ＰTF＝ＩL×ＶL でよいことになり、バイパス回路のためだけに電源変圧
器は２倍の容量が必要となり、非常に不経済である、と
いう問題点を有していた。
力の場合は、ＵＰＳの効率や力率を無視すると、 ＰTF＝ＩL×ＶL でよいことになり、バイパス回路のためだけに電源変圧
器は２倍の容量が必要となり、非常に不経済である、と
いう問題点を有していた。
【０００６】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたもので、ＵＰＳに使用する電源
変圧器を小形にすることを目的とする。
問題点に鑑みてなされたもので、ＵＰＳに使用する電源
変圧器を小形にすることを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明は電源側が三相入力で、出力側が単相出力
の無停電電源装置の電源側に接続される電源変圧器にお
いて、三相交流入力をコンバータにより直流に変換しこ
の直流をインバータにより単相交流に変換する電力変換
回路と、三相交流入力のうちの一相に接続されるバイパ
ス回路に電力を供給し、各相の巻線容量をバイパス回路
の使用時の各相電流に合わせた巻線容量としたものであ
る。
めに、本発明は電源側が三相入力で、出力側が単相出力
の無停電電源装置の電源側に接続される電源変圧器にお
いて、三相交流入力をコンバータにより直流に変換しこ
の直流をインバータにより単相交流に変換する電力変換
回路と、三相交流入力のうちの一相に接続されるバイパ
ス回路に電力を供給し、各相の巻線容量をバイパス回路
の使用時の各相電流に合わせた巻線容量としたものであ
る。
【０００８】
【作用】上述のように構成することにより、本発明のＵ
ＰＳ用電源変圧器は巻線の利用率が最大となり、電源変
圧器を小形軽量で経済的なものにすることができる。
ＰＳ用電源変圧器は巻線の利用率が最大となり、電源変
圧器を小形軽量で経済的なものにすることができる。
【０００９】
【実施例】以下、本発明のＵＰＳ用電源変圧器の実施例
を図に基づいて説明する。
を図に基づいて説明する。
【００１０】図１は電源変圧器１が△−△結線の場合の
電流分担を説明するための結線図で、例えば、二次側ｕ
−ｖにバイパス回路５を接続し、バイパス回路５に単相
負荷４の電流ＩLが流れたときは、変圧器巻線には図１
に示すように、二次側巻線ｕ−ｖ間には２／３ＩLが、
ｖ−ｗ間およびｗ−ｕ間にはそれぞれ１／３ＩLの電流
が流れる。
電流分担を説明するための結線図で、例えば、二次側ｕ
−ｖにバイパス回路５を接続し、バイパス回路５に単相
負荷４の電流ＩLが流れたときは、変圧器巻線には図１
に示すように、二次側巻線ｕ−ｖ間には２／３ＩLが、
ｖ−ｗ間およびｗ−ｕ間にはそれぞれ１／３ＩLの電流
が流れる。
【００１１】ＵＰＳ７が通常負荷で三相入力の場合は、
変圧器１の各巻線には平衡した電流が流れる。この電流
を１００％とすると、バイパス回路５の使用時はＩLが
三相時の√３倍となることから、バイパス回路５に接続
される相の巻線電流は、三相時の２００％となる。した
がって、各相の巻線を同一容量とすると電源変圧器１の
容量はＵＰＳ７の通常使用時の２倍となる。
変圧器１の各巻線には平衡した電流が流れる。この電流
を１００％とすると、バイパス回路５の使用時はＩLが
三相時の√３倍となることから、バイパス回路５に接続
される相の巻線電流は、三相時の２００％となる。した
がって、各相の巻線を同一容量とすると電源変圧器１の
容量はＵＰＳ７の通常使用時の２倍となる。
【００１２】そこで、図２の本発明のＵＰＳ用電源変圧
器の第１実施例（△−△結線の場合）の巻線の容量分担
を示す結線図に示すように、バイパス回路５の接続に合
わせ、バイパス回路５と接続した１相の巻線容量を、バ
イパス回路５と接続しない他の相の２倍としたものであ
る。
器の第１実施例（△−△結線の場合）の巻線の容量分担
を示す結線図に示すように、バイパス回路５の接続に合
わせ、バイパス回路５と接続した１相の巻線容量を、バ
イパス回路５と接続しない他の相の２倍としたものであ
る。
【００１３】Ｙ−△変圧器の場合もバイパス回路５と接
続される二次側の△巻線は同じ電流分担となるため、△
−△変圧器と同じである。
続される二次側の△巻線は同じ電流分担となるため、△
−△変圧器と同じである。
【００１４】図３は電源変圧器が△−Ｙ結線の場合の電
流分担を示す結線図で、例えば、二次側ｕ−ｖにバイパ
ス回路５と接続し、バイパス回路５に単相負荷の電流Ｉ
Lが流れたときには、変圧器巻線には図３に示すよう
に、二次側巻線ｕ−ｖ間およびｗ−ｖ間に電流ＩLが流
れる。
流分担を示す結線図で、例えば、二次側ｕ−ｖにバイパ
ス回路５と接続し、バイパス回路５に単相負荷の電流Ｉ
Lが流れたときには、変圧器巻線には図３に示すよう
に、二次側巻線ｕ−ｖ間およびｗ−ｖ間に電流ＩLが流
れる。
【００１５】ＵＰＳが通常負荷で三相入力の場合は、変
圧器の各巻線には平衡した電流が流れる。この電流を１
００％とすると、バイパス回路５の使用時にはＩLがそ
のまま流れることから、バイパス回路５に接続される相
の巻線電流は三相時の１７３％となる。したがって、各
相の巻線を同一容量とすると、電源変圧器１の容量はＵ
ＰＳ７の通常使用時の１．７３倍となる。
圧器の各巻線には平衡した電流が流れる。この電流を１
００％とすると、バイパス回路５の使用時にはＩLがそ
のまま流れることから、バイパス回路５に接続される相
の巻線電流は三相時の１７３％となる。したがって、各
相の巻線を同一容量とすると、電源変圧器１の容量はＵ
ＰＳ７の通常使用時の１．７３倍となる。
【００１６】そこで、図４の本発明のＵＰＳ用電源変圧
器の第２実施例（△−Ｙ結線の場合）の巻線の容量分担
を示す結線図に示すように、バイパス回路５の接続に合
わせ、電源変圧器１のバイパス回路５の負荷電流が流れ
る２相の巻線容量を、バイパス回路５の負荷電流が流れ
ない他の１相の巻線容量の１．７３倍としたものであ
る。
器の第２実施例（△−Ｙ結線の場合）の巻線の容量分担
を示す結線図に示すように、バイパス回路５の接続に合
わせ、電源変圧器１のバイパス回路５の負荷電流が流れ
る２相の巻線容量を、バイパス回路５の負荷電流が流れ
ない他の１相の巻線容量の１．７３倍としたものであ
る。
【００１７】
【発明の効果】本発明は、上述のように構成されている
ので、ＵＰＳに適用する電源変圧器を小形にすることが
できる。
ので、ＵＰＳに適用する電源変圧器を小形にすることが
できる。
【図１】ＵＰＳ用電源変圧器の△−△結線の場合の電流
分担を示す結線図である。
分担を示す結線図である。
【図２】本発明のＵＰＳ用電源変圧器の第１実施例（△
−△結線の場合）の巻線の容量分担を示す結線図であ
る。
−△結線の場合）の巻線の容量分担を示す結線図であ
る。
【図３】ＵＰＳ用電源変圧器の△−Ｙ結線の場合の電流
分担を示す結線図である。
分担を示す結線図である。
【図４】本発明のＵＰＳ用電源変圧器の第２実施例（△
−Ｙ結線の場合）の巻線の容量分担を示す結線図であ
る。
−Ｙ結線の場合）の巻線の容量分担を示す結線図であ
る。
【図５】ＵＰＳシステムの構成図である。
１…電源用変圧器 ２…コンバータ ３…インバータ ４…負荷 ５…バイパス回路 ６…電池 ７…ＵＰＳ（無停電電源装置）
Claims (3)
- 【請求項１】 三相交流入力をコンバータにより直流に
変換しこの直流をインバータにより単相交流に変換する
電力変換回路と、前記三相交流入力のうちの一相に接続
されるバイパス回路とを切換可能に並列接続して負荷に
交流電力を供給する無停電電源装置の電源変圧器におい
て、 該電源変圧器の各相の巻線容量を、バイパス回路の使用
時における各相に流れる電流に合わせた容量としたこと
を特徴とする無停電電源装置用電源変圧器。 - 【請求項２】 二次側が三角結線である電源変圧器のバ
イパス回路と接続する１相の巻線容量を、バイパス回路
と接続しない他の相の巻線容量の２倍としたことを特徴
とする請求項１に記載の無停電電源装置用電源変圧器。 - 【請求項３】 二次側が星形結線である電源変圧器のバ
イパス回路の電流が流れる２相の巻線容量を、バイパス
回路の電流が流れない他の相の１．７３倍としたことを
特徴とする請求項１に記載の無停電電源装置用電源変圧
器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7036351A JPH08236367A (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | 無停電電源装置用電源変圧器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7036351A JPH08236367A (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | 無停電電源装置用電源変圧器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08236367A true JPH08236367A (ja) | 1996-09-13 |
Family
ID=12467425
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7036351A Pending JPH08236367A (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | 無停電電源装置用電源変圧器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08236367A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20100084919A1 (en) * | 2008-06-09 | 2010-04-08 | Korea Electric Power Corporation | Replacement system of distribution transformers and low-voltage power line without outage |
-
1995
- 1995-02-24 JP JP7036351A patent/JPH08236367A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20100084919A1 (en) * | 2008-06-09 | 2010-04-08 | Korea Electric Power Corporation | Replacement system of distribution transformers and low-voltage power line without outage |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US9373979B2 (en) | Digital control method for operating UPS systems in parallel | |
| CA2436163C (en) | Inverter drive system | |
| US11431190B2 (en) | DC power supply system and method | |
| JP3478700B2 (ja) | ３相力率改善型コンバータ | |
| JPH0564376A (ja) | 充電器の並列運転方法 | |
| JP2001047894A (ja) | 交流き電装置及び交流き電装置の制御方法 | |
| JP3115143B2 (ja) | 無停電電源装置 | |
| JP3130234B2 (ja) | インバータ装置 | |
| JPH08154349A (ja) | 交流無停電電源装置 | |
| JPH08236367A (ja) | 無停電電源装置用電源変圧器 | |
| JP2000083330A (ja) | 分散型電源設備 | |
| JP3189398B2 (ja) | 不平衡補償付灯動共用発電装置 | |
| JP3478701B2 (ja) | ３相力率改善型コンバータ | |
| KR101343953B1 (ko) | 배터리 방전기를 제거한 이중변환 무정전전원장치 | |
| JP2002044953A (ja) | 三相半電圧出力形整流装置 | |
| JP3079610B2 (ja) | 電源不平衡対策装置 | |
| JP2002320390A (ja) | 蓄電装置 | |
| JP2000069763A (ja) | 電鉄用電力供給装置 | |
| JPH05111165A (ja) | 系統連系電力変換装置 | |
| JP3386630B2 (ja) | 無停電電源装置 | |
| JP2754517B2 (ja) | １２パルス整流負荷高調波補償方式 | |
| JPH0898527A (ja) | トランス装置 | |
| JP3230644B2 (ja) | 三相高力率コンバータ | |
| JPH0197138A (ja) | 三相平衡装置 | |
| JPH02155401A (ja) | 電気車用補助電源装置 |