JP3386630B2 - 無停電電源装置 - Google Patents
無停電電源装置Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は入力部と出力部に交流−
直流間の両方向の電力変換機能を備えた無停電電源装置
に関するものであり、入力部或いは出力部のどちらかが
故障した場合でも蓄電池を充電すると共に、負荷に電力
を供給することができる無停電電源装置に関するもので
ある。
直流間の両方向の電力変換機能を備えた無停電電源装置
に関するものであり、入力部或いは出力部のどちらかが
故障した場合でも蓄電池を充電すると共に、負荷に電力
を供給することができる無停電電源装置に関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】商用電源から供給される交流を直流に変
換する順変換部と、この順変換部の出力である直流を交
流に変換する逆変換部及び商用電源の停電時或いは瞬時
電圧低下時に順変換部に直流電力を供給する蓄電池から
成る無停電電源装置は、安定した交流を得られることか
ら数多く利用されている。無停電電源装置は一般に電子
計算機等の電源として用いられることが多く、社会的に
も重要な箇所に使用される場合が多い。
換する順変換部と、この順変換部の出力である直流を交
流に変換する逆変換部及び商用電源の停電時或いは瞬時
電圧低下時に順変換部に直流電力を供給する蓄電池から
成る無停電電源装置は、安定した交流を得られることか
ら数多く利用されている。無停電電源装置は一般に電子
計算機等の電源として用いられることが多く、社会的に
も重要な箇所に使用される場合が多い。
【０００３】図４は無停電電源装置（以下、ＵＰＳとい
う）の従来例を示す。図において、１は入力交流電源、
１２は入力変換部、３は出力変換部、４は蓄電池、６は
第２のスイッチ、８は第４のスイッチ、１０は停電検出
器、１１は制御回路を示す。入力変換部１２は図５に示
すように構成され、即ちブリッジ接続されたトランジス
タ等のような自己消弧素子（以下、トランジスタとい
う）５３Ａ〜５３Ｄと、これらの素子に逆接続されたダ
イオード５４Ａ〜５４Ｄと、直流端子Ｐ，Ｎとの間に接
続されるコンデンサ５５と、交流入力側に接続されるリ
アクトル５２から構成される。
う）の従来例を示す。図において、１は入力交流電源、
１２は入力変換部、３は出力変換部、４は蓄電池、６は
第２のスイッチ、８は第４のスイッチ、１０は停電検出
器、１１は制御回路を示す。入力変換部１２は図５に示
すように構成され、即ちブリッジ接続されたトランジス
タ等のような自己消弧素子（以下、トランジスタとい
う）５３Ａ〜５３Ｄと、これらの素子に逆接続されたダ
イオード５４Ａ〜５４Ｄと、直流端子Ｐ，Ｎとの間に接
続されるコンデンサ５５と、交流入力側に接続されるリ
アクトル５２から構成される。
【０００４】出力変換部３は図３に示すように構成さ
れ、即ちブリッジ接続されたトランジスタ３２Ａ〜３２
Ｄと、これらの素子に逆接続されたダイオード３３Ａ〜
３３Ｄと、直流端子Ｐ，Ｎとの間に接続されるコンデン
サ３１と、交流出力側に接続されるリアクトル３４とコ
ンデンサ３５から構成される。ここで、コンデンサ３１
は入力変換部１２のＰ，Ｎに接続されるコンデンサ５５
と兼用されるため取り外すことが出来る。なお、図５，
３は単相回路を例にとっているが、三相回路も同様に使
われている。
れ、即ちブリッジ接続されたトランジスタ３２Ａ〜３２
Ｄと、これらの素子に逆接続されたダイオード３３Ａ〜
３３Ｄと、直流端子Ｐ，Ｎとの間に接続されるコンデン
サ３１と、交流出力側に接続されるリアクトル３４とコ
ンデンサ３５から構成される。ここで、コンデンサ３１
は入力変換部１２のＰ，Ｎに接続されるコンデンサ５５
と兼用されるため取り外すことが出来る。なお、図５，
３は単相回路を例にとっているが、三相回路も同様に使
われている。
【０００５】図５において、トランジスタ５３Ａ〜５３
Ｄとダイオード５４Ａ〜５４Ｄからなるブリッジ回路は
交流電源の電圧を整流してコンデンサ５５を充電すると
共に、図４の蓄電池４を充電し、出力変換部３に給電す
る。単に整流するだけであればダイオード５４Ａ〜５４
Ｄで機能が果たせる。トランジスタ５３Ａ〜５３Ｄは入
力の電流の波形を制御するために設けている。その目的
とするところは、装置の入力電流を交流電源の電圧と同
相の正弦波とすることによって力率を１とし、また高調
波の発生を抑えることにある。
Ｄとダイオード５４Ａ〜５４Ｄからなるブリッジ回路は
交流電源の電圧を整流してコンデンサ５５を充電すると
共に、図４の蓄電池４を充電し、出力変換部３に給電す
る。単に整流するだけであればダイオード５４Ａ〜５４
Ｄで機能が果たせる。トランジスタ５３Ａ〜５３Ｄは入
力の電流の波形を制御するために設けている。その目的
とするところは、装置の入力電流を交流電源の電圧と同
相の正弦波とすることによって力率を１とし、また高調
波の発生を抑えることにある。
【０００６】ここでＵＰＳの動作の説明を行う。図４に
おいて、入力交流電源１から供給される交流電力は入力
変換部１２により直流電力に変換され、所定の直流電圧
で蓄電池４を充電するとともに、出力変換部３の入力に
なる。出力変換部３にて直流より交流へ変換された電力
は、一定電圧，一定周波数の質の高い電力として、第２
の切換スイッチ６を介し負荷９に供給される。次に入力
交流電源１の停電あるいは異常時、停電検出器１０の動
作により、入力変換部１２を停止することにより蓄電池
４に蓄えられた直流エネルギを出力変換部３により交流
に変換し、第２の切換スイッチ６を介し、負荷９に供給
することで、電力の中断なしに電力を給電することがで
きる。又、出力変換部３の出力電圧を常時商用同期させ
ておくことにより万一出力変換部３が故障した場合、第
４のスイッチ８を閉路し、第２のスイッチ６を開路し、
無瞬断でバイパス給電に切換えることができる。
おいて、入力交流電源１から供給される交流電力は入力
変換部１２により直流電力に変換され、所定の直流電圧
で蓄電池４を充電するとともに、出力変換部３の入力に
なる。出力変換部３にて直流より交流へ変換された電力
は、一定電圧，一定周波数の質の高い電力として、第２
の切換スイッチ６を介し負荷９に供給される。次に入力
交流電源１の停電あるいは異常時、停電検出器１０の動
作により、入力変換部１２を停止することにより蓄電池
４に蓄えられた直流エネルギを出力変換部３により交流
に変換し、第２の切換スイッチ６を介し、負荷９に供給
することで、電力の中断なしに電力を給電することがで
きる。又、出力変換部３の出力電圧を常時商用同期させ
ておくことにより万一出力変換部３が故障した場合、第
４のスイッチ８を閉路し、第２のスイッチ６を開路し、
無瞬断でバイパス給電に切換えることができる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】このような構成から成
るＵＰＳにおいて、入力変換部又は出力変換部の故障時
にバイパス給電している際、商用電源に停電等の異常が
発生した場合、本来の停電時のバックアップシステムの
使命を果たせず、負荷給電を停止させてしまう危険性が
あった。本発明は上記の欠点を改善するために提案され
たもので、その目的は、入力変換部又は出力変換部の故
障時にバイパス給電している際、商用電源に停電等の異
常が発生した場合でも、負荷に無瞬断にて給電を継続す
ることが出来る無停電電源装置を提供することにある。
るＵＰＳにおいて、入力変換部又は出力変換部の故障時
にバイパス給電している際、商用電源に停電等の異常が
発生した場合、本来の停電時のバックアップシステムの
使命を果たせず、負荷給電を停止させてしまう危険性が
あった。本発明は上記の欠点を改善するために提案され
たもので、その目的は、入力変換部又は出力変換部の故
障時にバイパス給電している際、商用電源に停電等の異
常が発生した場合でも、負荷に無瞬断にて給電を継続す
ることが出来る無停電電源装置を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は交流を直流に変換する入力変換部と、入力
変換部に交流電力を供給する入力交流電源と、前記入力
変換部よりの直流電力を交流に再変換する出力変換部
と、前記入力電源異常時に前記出力変換部に直流を供給
する蓄電池と、前記入力変換部と入力端子との間に設け
た第１のスイッチと、前記出力変換部と負荷との間に設
けられる第２のスイッチと、前記負荷と前記入力変換部
の第１のスイッチ側との間に設けられる第３のスイッチ
と、前記入力交流電源と前記負荷との間に設けられる第
４のスイッチを備えたバイパス回路と、前記入力交流電
源の停電等の異常を検出する停電検出器とを備え、かつ
前記入力変換部，出力変換部はいずれも交流を直流に変
換する順変換機能と、直流を交流に変換する逆変換機能
を有した装置において、前記入力変換部に故障が発生し
た際には、前記第１のスイッチを開路し、前記第４のス
イッチを閉路し、前記出力変換部を順変換動作させ、前
記蓄電池に直流を供給するとともに、前記バイパス回路
で負荷に給電し、前記出力変換部に故障が発生した際に
は、前記第１，第２のスイッチを開路し、前記第３，第
４のスイッチを閉路し、前記入力変換部を順変換動作さ
せ、前記蓄電池に直流を供給するとともに、前記バイパ
ス回路で負荷に給電し、前記入力変換部が故障している
間に前記停電検出器が停電を検出した際に、前記第４の
スイッチを開路し、前記出力変換部を逆変換させ、前記
負荷に蓄電池給電し、前記出力変換部が故障している間
に前記停電検出器が停電を検出した際に、前記第４のス
イッチを開路し、前記入力変換部を逆変換させ、前記負
荷に蓄電池給電することを特徴とする無停電電源装置を
発明の要旨とするものである。
め、本発明は交流を直流に変換する入力変換部と、入力
変換部に交流電力を供給する入力交流電源と、前記入力
変換部よりの直流電力を交流に再変換する出力変換部
と、前記入力電源異常時に前記出力変換部に直流を供給
する蓄電池と、前記入力変換部と入力端子との間に設け
た第１のスイッチと、前記出力変換部と負荷との間に設
けられる第２のスイッチと、前記負荷と前記入力変換部
の第１のスイッチ側との間に設けられる第３のスイッチ
と、前記入力交流電源と前記負荷との間に設けられる第
４のスイッチを備えたバイパス回路と、前記入力交流電
源の停電等の異常を検出する停電検出器とを備え、かつ
前記入力変換部，出力変換部はいずれも交流を直流に変
換する順変換機能と、直流を交流に変換する逆変換機能
を有した装置において、前記入力変換部に故障が発生し
た際には、前記第１のスイッチを開路し、前記第４のス
イッチを閉路し、前記出力変換部を順変換動作させ、前
記蓄電池に直流を供給するとともに、前記バイパス回路
で負荷に給電し、前記出力変換部に故障が発生した際に
は、前記第１，第２のスイッチを開路し、前記第３，第
４のスイッチを閉路し、前記入力変換部を順変換動作さ
せ、前記蓄電池に直流を供給するとともに、前記バイパ
ス回路で負荷に給電し、前記入力変換部が故障している
間に前記停電検出器が停電を検出した際に、前記第４の
スイッチを開路し、前記出力変換部を逆変換させ、前記
負荷に蓄電池給電し、前記出力変換部が故障している間
に前記停電検出器が停電を検出した際に、前記第４のス
イッチを開路し、前記入力変換部を逆変換させ、前記負
荷に蓄電池給電することを特徴とする無停電電源装置を
発明の要旨とするものである。
【０００９】
【作用】本発明によれば、入力変換部あるいは出力変換
部の故障時にバイパス給電している際、正常な変換部を
順変換動作する事により蓄電池を充電し、かつ停電検出
器の動作によって第４のスイッチを開路し、正常変換部
を逆変換し蓄電池運転することにより、無瞬断で負荷に
給電継続できるものである。
部の故障時にバイパス給電している際、正常な変換部を
順変換動作する事により蓄電池を充電し、かつ停電検出
器の動作によって第４のスイッチを開路し、正常変換部
を逆変換し蓄電池運転することにより、無瞬断で負荷に
給電継続できるものである。
【００１０】
【実施例】以下本発明の実施例について説明する。なお
実施例を一つの例示であって、本発明の精神を逸脱しな
い範囲で種々の変更あるいは改良を行いうることはいう
までもない。図１に本発明の一実施例を示す。図におい
て、１は入力交流電源、５は第１のスイッチ、２は入力
変換部、３は出力変換部、４は蓄電池、６から８はそれ
ぞれ第２から第４のスイッチ、１０は停電検出器、１１
は制御回路部を示す。入力変換部２は図２に示すように
構成され、これは従来技術の入力変換部１２（図５）に
おいて、交流入力側にコンデンサ２１を挿入したもので
ある。出力変換部は従来技術の出力変換部３（図３）を
使用している。図３のＰ，Ｎに接続されるコンデンサ３
１は図２のＰ，Ｎに接続されるコンデンサ２５と兼用さ
れるため取り外すことが出来る。
実施例を一つの例示であって、本発明の精神を逸脱しな
い範囲で種々の変更あるいは改良を行いうることはいう
までもない。図１に本発明の一実施例を示す。図におい
て、１は入力交流電源、５は第１のスイッチ、２は入力
変換部、３は出力変換部、４は蓄電池、６から８はそれ
ぞれ第２から第４のスイッチ、１０は停電検出器、１１
は制御回路部を示す。入力変換部２は図２に示すように
構成され、これは従来技術の入力変換部１２（図５）に
おいて、交流入力側にコンデンサ２１を挿入したもので
ある。出力変換部は従来技術の出力変換部３（図３）を
使用している。図３のＰ，Ｎに接続されるコンデンサ３
１は図２のＰ，Ｎに接続されるコンデンサ２５と兼用さ
れるため取り外すことが出来る。
【００１１】ここで入力変換部の図２と出力変換部の図
３を見ると、それぞれコンデンサ２５，３１を中心にし
て回路構成が左右対称である。つまり入力変換部２も出
力変換部３も同じ構成となる。従って、入力変換部２及
び出力変換部３は順変換機能及び逆変換機能を有する。
３を見ると、それぞれコンデンサ２５，３１を中心にし
て回路構成が左右対称である。つまり入力変換部２も出
力変換部３も同じ構成となる。従って、入力変換部２及
び出力変換部３は順変換機能及び逆変換機能を有する。
【００１２】次に動作について説明する。ここで図６は
本発明の無停電電源装置の入力交流電源の異常モード、
入力変換部及び出力変換部の事故モードにおける各切換
スイッチ、入力変換部及び出力変換部の動作状態を示し
たものである。図１において、入力交流電源１から供給
される交流電力は第１のスイッチ５を通して入力変換部
２により直流電力に変換され、所定の直流電圧で蓄電池
４を充電するとともに、出力変換部３の入力になる。出
力変換部３にて直流より交流へ変換された電力は、一定
電圧，一定周波数の質の高い電力として、第２の切換ス
イッチ６を介し負荷９に供給される。
本発明の無停電電源装置の入力交流電源の異常モード、
入力変換部及び出力変換部の事故モードにおける各切換
スイッチ、入力変換部及び出力変換部の動作状態を示し
たものである。図１において、入力交流電源１から供給
される交流電力は第１のスイッチ５を通して入力変換部
２により直流電力に変換され、所定の直流電圧で蓄電池
４を充電するとともに、出力変換部３の入力になる。出
力変換部３にて直流より交流へ変換された電力は、一定
電圧，一定周波数の質の高い電力として、第２の切換ス
イッチ６を介し負荷９に供給される。
【００１３】次に入力交流電源１の停電あるいは異常
時、停電検出器１０の動作により、入力変換部２を停止
することにより蓄電池４に蓄えられた直流エネルギを出
力変換部３により交流に変換し、第２の切換スイッチ６
を介し負荷９に供給することで、電力の中断なしに電力
を給電することができる。ここまでは従来のＵＰＳの動
作である。
時、停電検出器１０の動作により、入力変換部２を停止
することにより蓄電池４に蓄えられた直流エネルギを出
力変換部３により交流に変換し、第２の切換スイッチ６
を介し負荷９に供給することで、電力の中断なしに電力
を給電することができる。ここまでは従来のＵＰＳの動
作である。
【００１４】ここで出力変換部３が故障した場合、第４
のスイッチ８を閉路し、第２のスイッチ６を開路するこ
とで無瞬断でバイパス給電に切換え、かつ、第１のスイ
ッチ５を開路し、第３のスイッチ７を閉路し、入力変換
部２を順変換動作させて、入力交流電源１からバイパス
回路を経由して供給される交流電力を直流に変換し、蓄
電池４を充電する。この状態で入力交流電源１が停電す
ると、停電検出器１０の動作により、入力変換部２を逆
変換動作させ、第４のスイッチ８を開路することで、蓄
電池４の直流エネルギは入力変換部２で交流電力に変換
され、第３のスイッチ７を介して負荷９に給電される。
さらに入力交流電源１が復電すると、停電検出器１０が
復電信号を送出し、その信号により第４のスイッチ８が
閉路し、入力変換部２が順変換動作することで、入力交
流電源１からバイパス回路を経由し第４のスイッチ８を
介して負荷９に交流電力を供給しつつ、蓄電池４に直流
電力を供給する。
のスイッチ８を閉路し、第２のスイッチ６を開路するこ
とで無瞬断でバイパス給電に切換え、かつ、第１のスイ
ッチ５を開路し、第３のスイッチ７を閉路し、入力変換
部２を順変換動作させて、入力交流電源１からバイパス
回路を経由して供給される交流電力を直流に変換し、蓄
電池４を充電する。この状態で入力交流電源１が停電す
ると、停電検出器１０の動作により、入力変換部２を逆
変換動作させ、第４のスイッチ８を開路することで、蓄
電池４の直流エネルギは入力変換部２で交流電力に変換
され、第３のスイッチ７を介して負荷９に給電される。
さらに入力交流電源１が復電すると、停電検出器１０が
復電信号を送出し、その信号により第４のスイッチ８が
閉路し、入力変換部２が順変換動作することで、入力交
流電源１からバイパス回路を経由し第４のスイッチ８を
介して負荷９に交流電力を供給しつつ、蓄電池４に直流
電力を供給する。
【００１５】次に入力変換部２が故障した場合の動作を
説明する。入力変換部２が故障すると、第１のスイッチ
５を開路し、第４のスイッチ８を閉路し出力変換部３を
順変換動作することで負荷９への給電をバイパス給電に
切換え、かつ、入力交流電源１からバイパス回路を経由
して供給される交流電力を出力変換部３で直流に変換
し、蓄電池４を充電する。この状態で入力交流電源１が
停電すると、停電検出器１０の動作により、出力変換部
３を逆変換動作させ、第４のスイッチ８を開路すること
で、蓄電池４の直流エネルギは出力変換部３で交流電力
に変換され、第２のスイッチ６を介して負荷９に給電さ
れる。
説明する。入力変換部２が故障すると、第１のスイッチ
５を開路し、第４のスイッチ８を閉路し出力変換部３を
順変換動作することで負荷９への給電をバイパス給電に
切換え、かつ、入力交流電源１からバイパス回路を経由
して供給される交流電力を出力変換部３で直流に変換
し、蓄電池４を充電する。この状態で入力交流電源１が
停電すると、停電検出器１０の動作により、出力変換部
３を逆変換動作させ、第４のスイッチ８を開路すること
で、蓄電池４の直流エネルギは出力変換部３で交流電力
に変換され、第２のスイッチ６を介して負荷９に給電さ
れる。
【００１６】さらに入力交流電源１が復電すると、停電
検出器１０が復電信号を送出し、その信号により第４の
スイッチ８が閉路し、出力変換部３が順変換動作するこ
とで、入力交流電源１からバイパス回路を経由し第４の
スイッチ８を介して負荷９に交流電力を供給しつつ、蓄
電池４に直流電力を供給する。
検出器１０が復電信号を送出し、その信号により第４の
スイッチ８が閉路し、出力変換部３が順変換動作するこ
とで、入力交流電源１からバイパス回路を経由し第４の
スイッチ８を介して負荷９に交流電力を供給しつつ、蓄
電池４に直流電力を供給する。
【００１７】
【発明の効果】以上の説明のように本発明は、交流電源
の給電を受けてこれを一旦直流電圧に変換し、再度、交
流に変換して無停電で給電する電源において、入力変換
部又は出力変換部の故障時にバイパス給電している際、
交流電源に停電等の異常が発生した場合でも、正常な変
換部で逆変換を行い、蓄電池運転することで負荷に給電
を継続できる。
の給電を受けてこれを一旦直流電圧に変換し、再度、交
流に変換して無停電で給電する電源において、入力変換
部又は出力変換部の故障時にバイパス給電している際、
交流電源に停電等の異常が発生した場合でも、正常な変
換部で逆変換を行い、蓄電池運転することで負荷に給電
を継続できる。
【図１】本発明の一実施例を示す無停電電源装置のブロ
ック図を示す。
ック図を示す。
【図２】入力変換部の構成図を示す。
【図３】出力変換部の構成図を示す。
【図４】従来の無停電電源装置のブロック図を示す。
【図５】従来装置における入力変換部の構成図を示す。
【図６】本発明の無停電電源装置の各部の動作状態表を
示す。
示す。
１ 入力交流電源
２ 本発明の入力変換部
３ 出力変換部
４ 蓄電池
５ 第１の切換スイッチ
６ 第２の切換スイッチ
７ 第３の切換スイッチ
８ 第４の切換スイッチ
９ 負荷
１０ 停電検出器
１１ 制御回路
１２ 従来の無停電電源装置の入力変換部
２１ コンデンサ
２２ リアクトル
２３Ａ〜２３Ｄ トランジスタ
２４Ａ〜２４Ｄ ダイオード
２５ コンデンサ
３１ コンデンサ
３２Ａ〜３２Ｄ トランジスタ
３３Ａ〜３３Ｄ ダイオード
３４ リアクトル
３５ コンデンサ
５２ リアクトル
５３Ａ〜５３Ｄ トランジスタ
５４Ａ〜５４Ｄ ダイオード
５５ コンデンサ
フロントページの続き
(72)発明者 山下 隆司
東京都千代田区内幸町一丁目１番６号
日本電信電話株式会社内
(72)発明者 竹内 典和
東京都千代田区内幸町一丁目１番６号
日本電信電話株式会社内
(72)発明者 小泉 泰之
東京都港区六本木一丁目４番33号 株式
会社エヌ・ティ・ティ ファシリティー
ズ内
(56)参考文献 特開 平５−260683（ＪＰ，Ａ)
特開 平６−51871（ＪＰ，Ａ)
特開 平３−65031（ＪＰ，Ａ)
特開 平７−7873（ＪＰ，Ａ)
特開 昭63−157630（ＪＰ，Ａ)
特開 平５−161282（ＪＰ，Ａ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
H02J 9/00 - 11/00
H02M 7/48
Claims (2)
- 【請求項１】 交流を直流に変換する入力変換部と、入
力変換部に交流電力を供給する入力交流電源と、前記入
力変換部よりの直流電力を交流に再変換する出力変換部
と、前記入力電源異常時に前記出力変換部に直流を供給
する蓄電池と、前記入力変換部と入力端子との間に設け
た第１のスイッチと、前記出力変換部と負荷との間に設
けられる第２のスイッチと、前記負荷と前記入力変換部
の第１のスイッチ側との間に設けられる第３のスイッチ
と、前記入力交流電源と前記負荷との間に設けられる第
４のスイッチを備えたバイパス回路と、前記入力交流電
源の停電等の異常を検出する停電検出器とを備え、かつ
前記入力変換部，出力変換部はいずれも交流を直流に変
換する順変換機能と、直流を交流に変換する逆変換機能
を有した装置において、 前記入力変換部に故障が発生した際には、前記第１のス
イッチを開路し、前記第４のスイッチを閉路し、前記出
力変換部を順変換動作させ、前記蓄電池に直流を供給す
るとともに、前記バイパス回路で負荷に給電し、 前記出力変換部に故障が発生した際には、前記第１，第
２のスイッチを開路し、前記第３，第４のスイッチを閉
路し、前記入力変換部を順変換動作させ、前記蓄電池に
直流を供給するとともに、前記バイパス回路で負荷に給
電し、 前記入力変換部が故障している間に前記停電検出器が停
電を検出した際に、前記第４のスイッチを開路し、前記
出力変換部を逆変換させ、前記負荷に蓄電池給電し、 前記出力変換部が故障している間に前記停電検出器が停
電を検出した際に、前記第４のスイッチを開路し、前記
入力変換部を逆変換させ、前記負荷に蓄電池給電するこ
とを特徴とする無停電電源装置。 - 【請求項２】 入力変換部及び出力変換部は同じ構成で
あり、かつ夫々順変換機能および逆変換機能を有するこ
とを特徴とする請求項１記載の無停電電源装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16290495A JP3386630B2 (ja) | 1995-06-05 | 1995-06-05 | 無停電電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP16290495A JP3386630B2 (ja) | 1995-06-05 | 1995-06-05 | 無停電電源装置 |
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Family Applications (1)
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-
1995
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