JPH05227762A - インバータ装置及びそれを使用した無停電電源装置 - Google Patents

インバータ装置及びそれを使用した無停電電源装置

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JPH05227762A
JPH05227762A JP4030366A JP3036692A JPH05227762A JP H05227762 A JPH05227762 A JP H05227762A JP 4030366 A JP4030366 A JP 4030366A JP 3036692 A JP3036692 A JP 3036692A JP H05227762 A JPH05227762 A JP H05227762A
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秀文 白濱
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順人 地福
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彰 小林
Keizo Shimada
恵三 嶋田
Kiichi Tokunaga
紀一 徳永
Yoshimi Sakurai
芳美 櫻井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】並列運転時にインバータ相互間に流れる横流を
効果的に抑制し得るインバータ装置及びそれを使用した
無停電電源装置を提供する。 【構成】インバータ2c及び3cの出力電流の大きさに
応じて電圧波形制御回路23及び24の指令値を変化さ
せる電流制御ループを設けた。また、該電流制御ループ
のゲインを可変とすることで、インバータ間の電流分担
を任意に設定できるようにした。 【効果】本発明によれば、インバータを並列運転する際
のインバータ間に流れる横流を効果的に抑制し、各イン
バータを安定に運転することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インバータ装置及び無
停電電源装置に係り、特に過渡時のインバータ出力過電
流を抑制して並列運転する各インバータを安定に運転す
るのに好適なインバータ装置及び無停電電源装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】小容量の電源装置で大容量の負荷を駆動
する場合、あるいは並列多重化により信頼度の高い電源
システムを構成する場合に、複数台の電源装置の出力端
子を並列接続して運転する方法が採られる。コンピュー
タ用の無停電電源装置を例に上げ、従来のインバータ並
列運転方法を説明する。無停電電源装置は、通常は商用
交流系統から電力の供給を受け、停電時は蓄電池の電力
を利用して負荷に無停電で所定電圧所定周波数の交流電
力を供給する電源装置で、通常整流器(コンバータ)、
インバータ及び蓄電池からなる無停電電源ユニットと、
無停電電源ユニットを制御する制御回路とで構成されて
いる。整流器は商用交流系統からの交流電力を直流電力
に変換し、蓄電池を充電すると共にインバータの入力と
して供給される。蓄電池は停電時に整流器に代わってイ
ンバータに直流電力を供給する。また、インバータは整
流器あるいは蓄電池から直流電力の供給を受け安定した
所定電圧所定周波数の交流電力を出力する。このような
無停電電源装置を複数台並列接続して運転する場合に
は、各無停電電源装置のインバータ出力電圧の電圧差及
び位相差を抑制し、各無停電電源装置間を流れる電流す
なわち横流を極力小さくして電源装置を過電流から保護
する必要がある。この横流を抑制するため、従来、特開
平1−255475 号公報に述べられているように、各インバ
ータの出力電圧間の位相差及び電圧差を検出し、位相差
を抑制するように各インバータ出力電圧の周波数を、電
圧差を抑制するように各インバータ出力電圧の大きさを
補正する方法が知られている。位相差及び電圧差の検出
方法は各種方式があり、上記公開特許公報では各インバ
ータが出力する有効電力の差により位相差を、また無効
電力の差により電圧差を間接的に検出している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の位相差及び電圧
差検出方式を採用した場合、位相差及び電圧差を直流成
分として検出する必要上、検出回路に数10msの時定
数のフィルタを用いている。このため、インバータの並
列投入時の横流は数10msの間はインバータ出力側の
主回路インピーダンスにより抑制される。ところが、最
近電力用半導体素子の性能向上に伴い、インバータのス
イッチング周波数を高くすることにより、インバータの
出力リプル低減のためのフィルタの小型化をねらった高
周波インバータが用いられるようになってきている。こ
のような高周波インバータにおいては、インバータ出力
側の主回路インピーダンスが小さいため、主回路インピ
ーダンスのみではインバータ出力側の過電流を抑制する
ことが困難である。また、高周波インバータの高速応答
特性を十分に活かすため出力フィルタの電圧を瞬時に指
令値に合わせる瞬時電圧制御方式を採用した場合は、出
力側の過電流による出力電圧低下を瞬時に補正するた
め、出力フィルタのインピーダンスによる過電流抑制も
期待できない。
【0004】本発明の目的は、上述の問題点を解決した
インバータ装置及び無停電電源装置を提供することにあ
る。
【0005】本発明の他の目的は、高周波インバータを
並列運転する場合に生じる出力側の過電流を抑制し得る
改良されたインバータ装置及び無停電電源装置を提供す
ることにある。
【0006】更に本発明の他の目的は、以下の説明から
明らかとなろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明インバータ装置の特徴は、入力側が直流電源に接続さ
れ出力側が同一負荷に接続された複数個のインバータ
と、各インバータを制御する複数個の制御回路とから成
り、各制御回路が、(1)インバータの出力電圧を検出す
る電圧検出手段、(2)インバータの出力電流を検出する
電流検出手段、(3)複数個のインバータの出力電圧の偏
差を検出する第1の偏差検出手段、(4)電圧検出手段の
出力信号と第1の偏差検出手段の出力信号とに基づいて
インバータが出力すべき電圧の周波数及び振幅に応じた
正弦波形の電圧波形指令信号を発生する並列運転制御回
路、(5)電流検出手段の出力信号を電圧信号に換え、こ
れと並列運転制御回路の出力信号との偏差を検出する第
2の偏差検出手段、(6)第2の偏差検出手段の出力信号
と電圧検出手段の出力信号との偏差を検出する第3の偏
差検出手段、(7)第2の偏差検出手段の出力信号と電圧
検出手段の出力信号との偏差を小さくするようにインバ
ータのデューティを制御する制御手段、を具備する点に
ある。
【0008】上記課題を解決する本発明無停電電源装置
の特徴は、商用交流系統からの交流電力を直流電力に変
換する整流器、整流器の出力側に接続され直流電力を交
流電力に変換するインバータ、商用交流系統が停電時に
インバータに直流電力の供給する蓄電池を備え、それぞ
れインバータの出力側が同一負荷に接続された複数個の
無停電電源ユニットと、各無停電電源ユニットを制御す
る複数個の制御回路とから成り、各制御回路が、(1)無
停電電源ユニットの出力電圧を検出する電圧検出手段、
(2)無停電電源ユニットの出力電流を検出する電流検出
手段、(3)複数個の無停電電源ユニットの出力電圧の偏
差を検出する第1の偏差検出手段、(4)電圧検出手段の
出力信号と第1の偏差検出手段の出力信号とに基づいて
無停電電源ユニットが出力すべき電圧の周波数及び振幅
に応じた正弦波形の電圧波形指令信号を発生する並列運
転制御回路、(5)電流検出手段の出力信号を電圧信号に
換え、これと並列運転制御回路の出力信号との偏差を検
出する第2の偏差検出手段、(6)第2の偏差検出手段の
出力信号と電圧検出手段の出力信号との偏差を検出する
第3の偏差検出手段、(7)第2の偏差検出手段の出力信
号と電圧検出手段の出力信号との偏差を小さくするよう
にインバータのデューティを制御する制御手段、を具備
する点にある。
【0009】
【作用】かかる構成によれば、電圧検出手段の出力信号
と第1の偏差検出手段の出力信号とに基づいてインバー
タが出力すべき電圧の周波数及び振幅に応じた正弦波形
の電圧波形指令信号を発生する並列運転制御回路によっ
て各インバータが出力すべき電圧の周波数及び振幅が決
められ、この時電流検出手段の出力信号を電圧信号に換
え、これと並列運転制御回路の出力信号との偏差を検出
する第2の偏差検出手段とにより各インバータが出力す
べき電圧の周波数及び振幅に補正が加えられ、その結果
インバータの並列投入時の過電流が抑制される。
【0010】
【実施例】以下本発明インバータ装置を実施例として示
した図面により詳細に説明する。図1は本発明インバー
タ装置を適用した無停電電源装置を示す概略回路構成図
で、無停電電源装置は無停電電源ユニットと制御回路と
から構成されている。図において、1は商用交流系統、
2及び3は入力側が商用交流系統1にそれぞれ接続され
た無停電電源ユニット、4は無停電電源ユニット2及び
3の出力側にそれぞれ抵抗5及び6,リアクトル7及び
8並びにスイッチ9及び10の直列回路を介して接続さ
れた負荷である。ここで、抵抗5及び6,リアクトル7
及び8は配線のインピーダンスを表したものである。無
停電電源ユニット2及び3はそれぞれ商用交流系統1に
接続され整流器2a及び3a,整流器2a及び3aの出
力側に接続されたインバータ2c及び3c,整流器2a
及び3aとインバータ2c及び3cとの接続点に接続さ
れた蓄電池2b及び3b,インバータ2c及び3cと抵
抗5及び6との間に接続された変圧器2d及び3d,変
圧器2d及び3dと抵抗5及び6との接続点に接続され
たコンデンサ2e及び3eで構成され、インバータ2c
及び3cは通常商用交流系統1から整流器2a及び3a
を介して直流電力の供給を受け、停電時は蓄電池2b及
び3bから直流電力の供給を受け、これを交流電力に変
換して負荷4に安定した交流電力を供給する働きをす
る。ここで、変圧器2d及び3dは商用交流系統1と負
荷4を絶縁するためのものであるが、それぞれの漏れリ
アクタンスとコンデンサ2e及び3eでインバータ2c
及び3cの出力フィルタを構成している。無停電電源ユ
ニット2及び3の制御回路は、インバータ2c及び3c
の出力電流を検出する電流検出器11及び12、電流検
出器11及び12の検出信号kI1 及びkI2 に比例し
た電圧信号△V1 及び△V2 を出力する電流制御回路1
3及び14,無停電電源ユニット2及び3が出力すべき
電圧の周波数及び振幅に応じた正弦波形の電圧波形指令
信号VR10 及びVR20 を発生する並列運転制御回路15
及び16,電圧信号△V1 及び△V2 と電圧波形指令信
号VR10 及びVR20 との偏差VR1 及びVR2 を検出する
ために電流制御回路13及び14の出力信号△V1 及び
△V2 をその極性を代えて並列運転制御回路15及び1
6の出力信号VR10 及びVR20 に加える加算器17及び
18,インバータ2c及び3cの出力電圧V1 及びV2
を検出する電圧検出器19及び20,出力信号kV1
びkV2 と出力信号VR1 及びVR2 との偏差VR1 及び
R2 を検出するために電圧検出器19及び20の出力
信号kV1 及びkV2 をその極性を代えて加算器17及
び18の出力信号VR1 及びVR2 に加える加算器21及
び22,加算器21及び22の出力信号に基づきインバ
ータ2c及び3cを制御する信号D1 及びD2 を発生す
る電圧波形制御回路23及び24,電圧検出器19及び
20の出力信号の偏差信号ε1 及びε2 を並列運転制御
回路15及び16に付与する加算器25及び26から構
成されている。並列運転制御回路15及び16は偏差信
号ε1 及びε2 の他にそれぞれ制御する側の無停電電源
ユニット2c又は3cの出力電圧を検出する電圧検出器
19又は20の出力信号kV1 及又はkV2 を入力信号
としている。
【0011】電流制御回路13(及び14)は、例えば
図2の構成となっている。直流電圧Vccを可変抵抗器1
3aで分圧した電圧に比例した信号G1 を電流検出器1
1の検出信号kI1 に乗じて出力信号ΔV1 を出力す
る。信号G1 は電流制御回路13の検出信号kI1 に対
する感度であり、可変抵抗器13aを操作することで無
停電電源ユニット2が安定に動作し得る値に設定するこ
とができる。ここで、13b及び13cは演算増幅器、
13d,13e,13f,13g,13h及び13iは
抵抗、13jは乗算器である。
【0012】また、並列運転制御回路15(及び16)
は例えば図3の構成となっている。この回路は、図4に
示すように、電圧検出器19の出力信号kV1 からコン
パレータ15cを介して信号CP1 を作成し、一方信号
kV1 を微分回路15a及びコンパレータ15bを介し
て信号CP1 より電気角で90度だけ位相の進んだ信号
CP2を作成し、スイッチ15dが閉じている間だけ電
圧偏差ε1に信号CP1を乗じた信号を平滑フィルタ15
hを介して電圧補正値ΔEを直流信号として作成し、電
圧偏差ε1 に信号CP2 を乗じた信号を平滑フィルタ1
5gを介して周波数補正値Δfを直流信号として作成
し、加算器15iにより基準周波数指令f0 と周波数補
正値Δfとから周波数指令f(f=f0+Δf) を作成
し、加算器15jにより基準電圧指令E0 と電圧補正値
ΔEとから電圧指令Eを作成し、正弦波発生回路15k
により周波数指令fと電圧指令Eに応じた正弦波形の電
圧波形指令VR10 を作成するように構成されている。
【0013】かかる構成の制御回路を具備する無停電電
源装置の動作を説明する。並列運転制御回路15は、図
3のブロック図から理解されるように、無停電電源ユニ
ット2の出力電圧V1 に比例した信号kV1 及び無停電
電源ユニット3の出力電圧V2 に比例した信号kV2
の電圧偏差信号ε1 を入力として無停電電源ユニット2
が出力すべき電圧の周波数及び振幅を決定し、正弦波形
の電圧波形指令信号VR10 を作成する。電流制御回路1
5は、図2のブロック図から理解されるように、出力電
流I1 に比例した信号ΔV1 を出力する。これらの信号
より電圧波形制御ループの電圧波形指令信号VR1(=V
R10−ΔV1)が求まり、電圧波形制御回路23はVR1
出力電圧V1 との偏差を小さくするようにインバータ2
cのデューティ指令信号D1 を制御する。この動作は無
停電電源ユニット3についても同様である。
【0014】以上述べた図1の回路構成において、スイ
ッチ10のみを閉じて無停電電源ユニット3を備える第
2の無停電電源装置のみで負荷4を駆動している状態か
ら、無停電電源ユニット2を備える第1の無停電電源装
置を並列投入する場合を考える。この場合、まず図3に
示すスイッチ15dを閉じて並列運転制御回路15及び
16を動作させ、次にスイッチ9を投入して第1及び第
2の無停電電源装置の並列運転を行う。従って、図3に
示すフィルタ15g及び13hの応答遅れ及び電圧波形
制御回路23及び24の応答特性の差などにより第1及
び第2の無停電電源ユニットの出力電圧V1 及びV2
間に偏差があると両無停電電源装置間に横流が流れる。
特に電流抑制に寄与するインピーダンスが配線の抵抗5
及び6及びリアクトル7及び8のみであることを考慮す
ると、電流制御回路13及び14が無ければ各インバー
タが過電流状態となる危険性がある。しかしながら、図
1では電流制御回路13及び14の出力信号△V1 及び
△V2 によって電圧波形指令信号VR1 及び△VR2 が補
正されることから、過電流は効果的に抑制される。この
ときの動作波形を図5に示す。図5は、第1の無停電電
源装置の出力電圧V1 が第2の無停電電源装置の出力電
圧V2 よりも大きいときにおける電圧検出器19及び2
0の出力信号kV1 及びkV2 、及び電流検出器11及
び12の出力信号kI1 及びkI2 の応答を振幅の大き
さを示している。実線で示す波形は電流制御回路13及
び14がない場合の応答を、また破線で示す波形は電流
制御回路13及び14がある場合の応答をそれぞれ示し
ている。まず、t1 の時点でスイッチ9を投入すると、
電流制御回路13及び14がない場合には実線で示すよ
うにV1とV2との差により両無停電電源装置間に横流電
流が流れ、電流I1 は定常値I10よりも大きくなる。ま
た、電流I2 は定常値I20よりも小さくなる。その後は
並列運転制御回路15及び16の働きで両無停電電源装
置間の出力電圧差が抑制され、それに伴い電流I1 及び
2 も定常値に落ち着く。これに対し、電流制御回路1
3及び14がある場合には破線で示すように電流I1
びI2 の大きさに応じて両無停電電源装置の出力電圧の
大きさが抑制され、両無停電電源装置間の電圧差が小さ
くなるため電流I1 及びI2 の差も抑制される。従っ
て、本実施例によれば複数台の無停電電源装置を並列運
転する際の無停電電源装置間に流れる横流を効果的に抑
制できる。
【0015】この実施例は複数台の無停電電源装置を並
列運転する場合を例にとって説明したが、本発明はこれ
に限定されることなく、蓄電池を持たない通常のインバ
ータ装置の並列運転の場合にもそのまま適用することが
できる。
【0016】図6は本発明の異なる実施例を示す概略回
路図、図7はその動作波形図を示す。この実施例が図1
の実施例と相違するところは、電流検出器11及び12
の出力信号の偏差ΔkI1(=kI1−kI2)及びΔkI2
(=kI2−kI1)が電流制御回路13及び14の入力信
号となるように加算器27及び28を設けた点にある。
このような構成にすると、図7に破線で示すように電流
制御回路13の動作により無停電電源ユニット2の出力
電圧V1 が下がるのに対し、無停電電源ユニット3の出
力電圧V2 は電流制御回路14の動作により上昇する。
従って、この実施例では図5と図7とを比較すれば判る
ように図1の実施例に比べ無停電電源装置間の電圧差抑
制効果はさらに大きくなる利点を有する。また、定常状
態においては電流制御回路13及び14の動作により出
力電圧の低下が抑制される効果を有する。よって、本実
施例によれば、負荷の大きさによる出力電圧の変動が小
さい理想的な無停電電源装置を提供できる。
【0017】図8及び図9は本発明の他の実施例を示す
概略回路図、図10はその動作波形図を示す。この実施
例が図1の実施例と相違するところは、並列運転システ
ム全体を管理するシーケンス制御回路29を設け、これ
により各電流制御回路13及び14の信号kI1 及びk
2 に対する感度を操作するようにした点にある。シー
ケンス制御回路29は、電流制御回路13及び14の感
度を操作するシーケンス信号S1 及びS2 を発生するシ
ーケンス信号発生回路29a、シーケンス信号S1 及び
2 を所定時間遅らせたスイッチ駆動信号SD1 及びS
2 にしてスイッチ9及び10に付与する遅延回路29
b及び29cから構成されている。電流制御回路13及
び14の感度は過電流抑制が必要な無停電電源ユニット
の並列投入時に高くし、安定した並列運転を行っている
時及び無停電電源ユニット1台で運転している時には低
くし、出力電流の変化に対する出力電圧の変動を小さく
するのが理想的である。この実施例では、シーケンス制
御回路29により各電流制御回路14及び14の信号k
1 及びkI2 に対する感度を操作するようにしている
ため、無停電電源ユニット2を並列投入する場合シーケ
ンス信号発生回路29aが図10に示す並列投入指令と
してのシーケンス信号S1 を発生し、電流制御回路14
はこのシ−ケンス信号S1に応じて感度G1を図10の
(4)に示すように変化させて上記を達成している。即
ち、感度G1 は並列投入時は高く、時間とともに低くな
っていき、定常運転状態ではほとんど0となる。このよ
うな特性を持つ電流制御回路14は図9に示す構成で容
易に実現できる。図9では、演算増幅器32a〜32
c,コンデンサ32d,抵抗32e〜32m及び可変抵
抗32nから成る電流感度操作回路32で感度G1 を操
作しており、図10に示すシーケンス信号S1 が入力さ
れると演算増幅器32aの出力ST1 は図10(3)のよ
うに変化する。このとき、感度G1 の値は図10の
(1)と図10の(3)を加算して図10の(4)のよう
に求まる。図8のスイッチ9は電流制御回路13の感度
1 が確立した後に動作させる必要があり、シーケンス
信号S1 を遅延回路29bで遅らせたスイッチ駆動信号
SD1 で操作する。また、感度G1 のピーク値の調節は
可変抵抗32nを操作することで行える。
【0018】図11は電流制御回路13(及び14)の
異なる実施例で、装置容量の異なる無停電電源装置間の
並列運転を可能にする電流制御回路を提供するものであ
る。この電流制御回路は、シーケンス信号発生回路29
aの出力側に接続される電流感度操作回路32(図9に
示す)及び遅延回路33,電流検出器11の出力側に接
続される実効値検出回路36,Vccから基準電流値Ie
10 を設定する可変抵抗35,実効値検出回路36の出
力信号Ie1 と基準電流値Ie10を比較する加算器37,
加算器37の出力側に接続される電流制御関数38,電
流感度操作回路32の出力信号と電流制御関数38の出
力信号とを遅延回路33の出力信号に切換えるスイッチ
34、スイッチ34の出力側に接続される加算器13j
から成っている。かかる電流制御回路では、遅延回路3
3の出力信号SD3 でスイッチ34を操作し、SD3
LowレべルのときはG3=G1、またSD3 がHighレべ
ルのときはG3=G2になるように動作する。ここで、G
2 は、電流制御関数38が実効値検出回路36を介して
得られる電流kI1 の実効値Ie1を、可変抵抗35で設
定される設定値Ie10 に近付けるように出力する信号で
ある。従って、遅延回路33の出力信号SD3 がHighレ
べル時は電流I1 の実効値Ie1が設定値Ie10 に従い制
御されるので、各無停電電源装置ごとに出力電流実効値
の設定値Ie10 を変えることにより、装置間の電流分担
を操作することができる。図12は図11の動作波形図
であり、遅延回路33の出力信号SD3 は、図12に示
すように図8におけるシーケンス信号発生回路29aの
シーケンス信号S1 に対し遅延回路33で決まる時間T
Dだけ遅れた波形となる。このとき、電流制御回路15
は時点t3 以前は単純な電流抑制動作をし、時点t3
降は電流分担制御動作をする。よって本実施例によれ
ば、遅れ時間TDを調整することで各無停電電源装置を
並列投入時の過渡応答が継続している間は電流抑制動作
をさせ、定常状態に達した後は電流分担動作させること
が可能である。
【0019】図13及び図14は本発明の更に異なる実
施例で、無停電電源装置を多数台並列にして運転する場
合の構成を示している。図13では3個の無停電電源装
置39,40及び41をそれぞれスイッチ9,10及び
45で並列投入できるように構成し、並列運転制御回路
15(40及び41内のものは省略)がそれぞれの出力
電圧の電圧差及び位相差を判断する基準波形として各イ
ンバータの平均値電圧すなわち電圧検出器42を介して
得られる負荷電圧VL に比例する信号kVLを用いてい
る。従って、加算器25は電圧検出器19からの信号k
1 と電圧検出器42からの信号kVL との偏差を検出
する働きをする。このようにすると多数台の並列運転が
可能となる。更に、図14は図8の変形例でシーケンス
制御回路29より各無停電電源装置39,40及び41
の電流制御回路の感度を変化させると共に、スイッチを
シーケンス信号より所定時間遅れて駆動するように構成
したものである。43は抵抗、44はリアクトルであ
る。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、インバータを並列運転
する際のインバータ間横流を効果的に抑制し、各インバ
ータを安定に運転することができる。また、各装置ごと
に分担電流を設定できるので、容量の異なるインバータ
間の並列運転も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した無停電電源装置の実施例を示
す概略回路構成図である。
【図2】図1の無停電電源装置に使用する電流制御回路
の詳細図である。
【図3】図1の無停電電源装置に使用する並列運転制御
回路の詳細図である。
【図4】図3の並列運転制御回路の動作を説明するため
の波形図である。
【図5】図1の無停電電源装置の動作を説明するための
波形図である。
【図6】本発明を適用した無停電電源装置の異なる実施
例を示す概略回路構成図である。
【図7】図6の無停電電源装置の動作を説明するための
波形図である。
【図8】本発明を適用した無停電電源装置の他の実施例
を示す概略回路構成図である。
【図9】図8の無停電電源装置に使用する並列運転制御
回路の詳細図である。
【図10】図8の無停電電源装置に図9の並列運転制御
回路を適用した場合の動作を説明するための波形図であ
る。
【図11】図8の無停電電源装置に使用する並列運転制
御回路の他の実施例を示す詳細図である。
【図12】図8の無停電電源装置に図11の並列運転制
御回路を適用した場合の動作を説明するための波形図で
ある。
【図13】本発明を適用した無停電電源装置の更に異な
る実施例を示す概略回路構成図である。
【図14】本発明を適用した無停電電源装置の更に他の
実施例を示す概略回路構成図である。
【符号の説明】
1…商用交流系統、2,3…無停電電源ユニット、2
a,3a…整流器、2b,3b…蓄電池、2c,3c…
インバータ、4…負荷、9,10…スイッチ、11,1
2…電流検出器、13,14…電流制御回路、15,1
6…並列運転制御回路、17,18,21,22,2
5,26,27,28…加算器、29…シーケンス制御
回路、39,40,41…無停電電源。
フロントページの続き (72)発明者 嶋田 恵三 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 徳永 紀一 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社日 立製作所日立研究所内 (72)発明者 櫻井 芳美 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社日 立製作所日立研究所内 (72)発明者 大和 育男 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社日 立製作所日立研究所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力側が直流電源に接続され出力側が同一
    負荷に接続された複数個のインバータと、 各インバータを制御する複数個の制御回路とから成り、 各制御回路が、 (1) インバータの出力電圧を検出する電圧検出手段、 (2) インバータの出力電流を検出する電流検出手段、 (3) 複数個のインバータの出力電圧の偏差を検出する第
    1の偏差検出手段、 (4) 電圧検出手段の出力信号と第1の偏差検出手段の出
    力信号とに基づいてインバータが出力すべき電圧の周波
    数及び振幅に応じた正弦波形の電圧波形指令信号を発生
    する並列運転制御回路、 (5) 電流検出手段の出力信号を電圧信号に換え、これと
    並列運転制御回路の出力信号との偏差を検出する第2の
    偏差検出手段、 (6) 第2の偏差検出手段の出力信号と電圧検出手段の出
    力信号との偏差を検出する第3の偏差検出手段、 (7) 第2の偏差検出手段の出力信号と電圧検出手段の出
    力信号との偏差を小さくするようにインバータのデュー
    ティを制御する制御手段、 を具備することを特徴とするインバータ装置。
  2. 【請求項2】入力側が直流電源に接続され出力側が同一
    負荷に接続された複数個のインバータと、 各インバータを制御する複数個の制御回路とから成り、 各制御回路が、 (1) インバータの出力電圧を検出する電圧検出手段、 (2) インバータの出力電流を検出する電流検出手段、 (3) 複数個のインバータの出力電圧の偏差を検出する第
    1の偏差検出手段、 (4) 複数個のインバータの出力電流の偏差を検出する第
    2の偏差検出手段、 (5) 電圧検出手段の出力信号と第1の偏差検出手段の出
    力信号とに基づいてインバータが出力すべき電圧の周波
    数及び振幅に応じた正弦波形の電圧波形指令信号を発生
    する並列運転制御回路、 (6) 第2の偏差検出手段の出力信号を電圧信号に換え、
    これと並列運転制御回路の出力信号との偏差を検出する
    第3の偏差検出手段、 (7) 第3の偏差検出手段の出力信号と電圧検出手段の出
    力信号との偏差を検出する第4の偏差検出手段、 (8) 第3の偏差検出手段の出力信号と電圧検出手段の出
    力信号との偏差を小さくするようにインバータのデュー
    ティを制御する制御手段、 を具備することを特徴とするインバータ装置。
  3. 【請求項3】入力側が直流電源に接続され出力側がそれ
    ぞれスイッチを介して同一負荷に接続された複数個のイ
    ンバータと、 各インバータを制御する複数個の制御回路とから成り、 各制御回路が、 (1) インバータの出力電圧を検出する電圧検出手段、 (2) インバータの出力電流を検出する電流検出手段、 (3) 複数個のインバータの出力電圧の偏差を検出する第
    1の偏差検出手段、 (4) 電圧検出手段の出力信号と第1の偏差検出手段の出
    力信号とに基づいてインバータが出力すべき電圧の周波
    数及び振幅に応じた正弦波形の電圧波形指令信号を発生
    する並列運転制御回路、 (5) 電流検出手段の出力信号を電圧信号に換え、これと
    並列運転制御回路の出力信号との偏差を検出する第2の
    偏差検出手段、 (6) 第2の偏差検出手段の出力信号と電圧検出手段の出
    力信号との偏差を検出する第3の偏差検出手段、 (7) 第2の偏差検出手段の出力信号と電圧検出手段の出
    力信号との偏差を小さくするようにインバータのデュー
    ティを制御する制御手段、 (8) 並列運転システム全体を管理すると共に第2の偏差
    検出手段の電流検出手段の出力信号に対する感度を操作
    する信号及びスイッチ駆動信号を発生するシーケンス制
    御回路、 を具備することを特徴とするインバータ装置。
  4. 【請求項4】入力側が直流電源に接続され出力側が同一
    負荷に接続された複数個のインバータと、 各インバータを制御する複数個の制御回路とから成り、 各制御回路が、 (1) インバータの出力電圧を検出する電圧検出手段、 (2) インバータの出力電流を検出する電流検出手段、 (3) 電圧検出手段の出力信号と複数個のインバータの平
    均出力電圧の偏差を検出する第1の偏差検出手段、 (4) 電圧検出手段の出力信号と第1の偏差検出手段の出
    力信号とに基づいてインバータが出力すべき電圧の周波
    数及び振幅に応じた正弦波形の電圧波形指令信号を発生
    する並列運転制御回路、 (5) 電流検出手段の出力信号を電圧信号に換え、これと
    並列運転制御回路の出力信号との偏差を検出する第2の
    偏差検出手段、 (6) 第2の偏差検出手段の出力信号と電圧検出手段の出
    力信号との偏差を検出する第3の偏差検出手段、 (7) 第2の偏差検出手段の出力信号と電圧検出手段の出
    力信号との偏差を小さくするようにインバータのデュー
    ティを制御する制御手段、 を具備することを特徴とするインバータ装置。
  5. 【請求項5】入力側が直流電源に接続され出力側がそれ
    ぞれスイッチを介して同一負荷に接続された複数個のイ
    ンバータと、 各インバータを制御する複数個の制御回路とから成り、 各制御回路が、 (1) インバータの出力電圧を検出する電圧検出手段、 (2) インバータの出力電流を検出する電流検出手段、 (3) 電圧検出手段の出力信号と複数個のインバータの平
    均出力電圧の偏差を検出する第1の偏差検出手段、 (4) 電圧検出手段の出力信号と第1の偏差検出手段の出
    力信号とに基づいてインバータが出力すべき電圧の周波
    数及び振幅に応じた正弦波形の電圧波形指令信号を発生
    する並列運転制御回路、 (5) 電流検出手段の出力信号を電圧信号に換え、これと
    並列運転制御回路の出力信号との偏差を検出する第2の
    偏差検出手段、 (6) 第2の偏差検出手段の出力信号と電圧検出手段の出
    力信号との偏差を検出する第3の偏差検出手段、 (7) 第2の偏差検出手段の出力信号と電圧検出手段の出
    力信号との偏差を小さくするようにインバータのデュー
    ティを制御する制御手段、 (8) 並列運転システム全体を管理すると共に第2の偏差
    検出手段の電流検出手段の出力信号に対する感度を操作
    する信号及びスイッチ駆動信号を発生するシーケンス制
    御回路、 を具備することを特徴とするインバータ装置。
  6. 【請求項6】商用交流系統からの交流電力を直流電力に
    変換する整流器、整流器の出力側に接続され直流電力を
    交流電力に変換するインバータ、商用交流系統が停電時
    にインバータに直流電力の供給する蓄電池を備え、それ
    ぞれインバータの出力側が同一負荷に接続された複数個
    の無停電電源ユニットと、 各無停電電源ユニットを制御する複数個の制御回路とか
    ら成り、 各制御回路が、 (1) 無停電電源ユニットの出力電圧を検出する電圧検出
    手段、 (2) 無停電電源ユニットの出力電流を検出する電流検出
    手段、 (3) 複数個の無停電電源ユニットの出力電圧の偏差を検
    出する第1の偏差検出手段、 (4) 電圧検出手段の出力信号と第1の偏差検出手段の出
    力信号とに基づいて無停電電源ユニットが出力すべき電
    圧の周波数及び振幅に応じた正弦波形の電圧波形指令信
    号を発生する並列運転制御回路、 (5) 電流検出手段の出力信号を電圧信号に換え、これと
    並列運転制御回路の出力信号との偏差を検出する第2の
    偏差検出手段、 (6) 第2の偏差検出手段の出力信号と電圧検出手段の出
    力信号との偏差を検出する第3の偏差検出手段、 (7) 第2の偏差検出手段の出力信号と電圧検出手段の出
    力信号との偏差を小さくするようにインバータのデュー
    ティを制御する制御手段、 を具備することを特徴とする無停電電源装置。
  7. 【請求項7】商用交流系統からの交流電力を直流電力に
    変換する整流器、整流器の出力側に接続され直流電力を
    交流電力に変換するインバータ、商用交流系統が停電時
    にインバータに直流電力の供給する蓄電池を備え、それ
    ぞれインバータの出力側が同一負荷に接続された複数個
    の無停電電源ユニットと、 各無停電電源ユニットを制御する複数個の制御回路とか
    ら成り、 各制御回路が、 (1) 無停電電源ユニットの出力電圧を検出する電圧検出
    手段、 (2) 無停電電源ユニットの出力電流を検出する電流検出
    手段、 (3) 複数個の無停電電源ユニットの出力電圧の偏差を検
    出する第1の偏差検出手段、 (4) 複数個の無停電電源ユニットの出力電流の偏差を検
    出する第2の偏差検出手段、 (5) 電圧検出手段の出力信号と第1の偏差検出手段の出
    力信号とに基づいて無停電電源ユニットが出力すべき電
    圧の周波数及び振幅に応じた正弦波形の電圧波形指令信
    号を発生する並列運転制御回路、 (6) 第2の偏差検出手段の出力信号を電圧信号に換え、
    これと並列運転制御回路の出力信号との偏差を検出する
    第3の偏差検出手段、 (7) 第3の偏差検出手段の出力信号と電圧検出手段の出
    力信号との偏差を検出する第4の偏差検出手段、 (8) 第3の偏差検出手段の出力信号と電圧検出手段の出
    力信号との偏差を小さくするようにインバータのデュー
    ティを制御する制御手段、 を具備することを特徴とする無停電電源装置。
  8. 【請求項8】商用交流系統からの交流電力を直流電力に
    変換する整流器、整流器の出力側に接続され直流電力を
    交流電力に変換するインバータ、商用交流系統が停電時
    にインバータに直流電力の供給する蓄電池を備え、各イ
    ンバータの出力側がそれぞれスイッチを介して同一負荷
    に接続された複数個の無停電電源ユニットと、各無停電
    電源ユニットを制御する複数個の制御回路とから成り、 各制御回路が、 (1) 無停電電源ユニットの出力電圧を検出する電圧検出
    手段、 (2) 無停電電源ユニットの出力電流を検出する電流検出
    手段、 (3) 複数個の無停電電源ユニットの出力電圧の偏差を検
    出する第1の偏差検出手段、 (4) 電圧検出手段の出力信号と第1の偏差検出手段の出
    力信号とに基づいて無停電電源ユニットが出力すべき電
    圧の周波数及び振幅に応じた正弦波形の電圧波形指令信
    号を発生する並列運転制御回路、 (5) 電流検出手段の出力信号を電圧信号に換え、これと
    並列運転制御回路の出力信号との偏差を検出する第2の
    偏差検出手段、 (6) 第2の偏差検出手段の出力信号と電圧検出手段の出
    力信号との偏差を検出する第3の偏差検出手段、 (7) 第2の偏差検出手段の出力信号と電圧検出手段の出
    力信号との偏差を小さくするようにインバータのデュー
    ティを制御する制御手段、 (8) 並列運転システム全体を管理すると共に第2の偏差
    検出手段の電流検出手段の出力信号に対する感度を操作
    する信号及びスイッチ駆動信号を発生するシーケンス制
    御回路、 を具備することを特徴とする無停電電源装置。
  9. 【請求項9】商用交流系統からの交流電力を直流電力に
    変換する整流器、整流器の出力側に接続され直流電力を
    交流電力に変換するインバータ、商用交流系統が停電時
    にインバータに直流電力の供給する蓄電池を備え、それ
    ぞれインバータの出力側が同一負荷に接続された複数個
    の無停電電源ユニットと、 各無停電電源ユニットを制御する複数個の制御回路とか
    ら成り、 各制御回路が、 (1) 無停電電源ユニットの出力電圧を検出する電圧検出
    手段、 (2) 無停電電源ユニットの出力電流を検出する電流検出
    手段、 (3) 電圧検出手段の出力信号と複数個の無停電電源ユニ
    ットの平均出力電圧の偏差を検出する第1の偏差検出手
    段、 (4) 電圧検出手段の出力信号と第1の偏差検出手段の出
    力信号とに基づいて停電電源ユニットが出力すべき電圧
    の周波数及び振幅に応じた正弦波形の電圧波形指令信号
    を発生する並列運転制御回路、 (5) 電流検出手段の出力信号を電圧信号に換え、これと
    並列運転制御回路の出力信号との偏差を検出する第2の
    偏差検出手段、 (6) 第2の偏差検出手段の出力信号と電圧検出手段の出
    力信号との偏差を検出する第3の偏差検出手段、 (7) 第2の偏差検出手段の出力信号と電圧検出手段の出
    力信号との偏差を小さくするようにインバータのデュー
    ティを制御する制御手段、 を具備することを特徴とする無停電電源装置。
  10. 【請求項10】商用交流系統からの交流電力を直流電力
    に変換する整流器、整流器の出力側に接続され直流電力
    を交流電力に変換するインバータ、商用交流系統が停電
    時にインバータに直流電力の供給する蓄電池を備え、各
    インバータの出力側がそれぞれスイッチを介して同一負
    荷に接続された複数個の無停電電源ユニットと、 各無停電電源ユニットを制御する複数個の制御回路とか
    ら成り、 各制御回路が、 (1) 無停電電源ユニットの出力電圧を検出する電圧検出
    手段、 (2) 無停電電源ユニットの出力電流を検出する電流検出
    手段、 (3) 電圧検出手段の出力信号と複数個の無停電電源ユニ
    ットの平均出力電圧の偏差を検出する第1の偏差検出手
    段、 (4) 電圧検出手段の出力信号と第1の偏差検出手段の出
    力信号とに基づいて無停電電源ユニットが出力すべき電
    圧の周波数及び振幅に応じた正弦波形の電圧波形指令信
    号を発生する並列運転制御回路、 (5) 電流検出手段の出力信号を電圧信号に換え、これと
    並列運転制御回路の出力信号との偏差を検出する第2の
    偏差検出手段、 (6) 第2の偏差検出手段の出力信号と電圧検出手段の出
    力信号との偏差を検出する第3の偏差検出手段、 (7) 第2の偏差検出手段の出力信号と電圧検出手段の出
    力信号との偏差を小さくするようにインバータのデュー
    ティを制御する制御手段、 (8) 並列運転システム全体を管理すると共に第2の偏差
    検出手段の電流検出手段の出力信号に対する感度を操作
    する信号及びスイッチ駆動信号を発生するシーケンス制
    御回路、 を具備することを特徴とする無停電電源装置。
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