JPH08235459A - 識別標識および盗難防止システム - Google Patents

識別標識および盗難防止システム

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JPH08235459A
JPH08235459A JP3686095A JP3686095A JPH08235459A JP H08235459 A JPH08235459 A JP H08235459A JP 3686095 A JP3686095 A JP 3686095A JP 3686095 A JP3686095 A JP 3686095A JP H08235459 A JPH08235459 A JP H08235459A
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JP
Japan
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magnetic field
identification mark
metal wire
coercive force
article
Prior art date
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Application number
JP3686095A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Kurihara
達也 栗原
Itsuo Takeuchi
逸雄 竹内
Shuichi Hoshino
秀一 星野
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NHK Spring Co Ltd
Original Assignee
NHK Spring Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大型化および製造コストの増加を生じること
なく正確に検出可能な識別標識および盗難防止システム
を提供することを目的とする。 【構成】 識別標識10は、Fe−Si合金で形成され
その保磁力を越える交番磁界が与えられた時に急峻な磁
化反転を生じる金属線を備え、そのSi濃度は6.2〜
6.7wt%に設定されている。金属線の線径は30〜1
25μmに形成され、長さは線軽の300〜500倍に
形成されている。識別標識10を検出する検出装置20
は、金属線の保磁力よりも大きな振幅の交番磁界を検査
領域22に印加する発信機24と、検査領域の磁界を検
出する受信機26と、金属線の磁化反転により生じるパ
ルス状出力が検出された際に警報を発する警報装置44
と、を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、物品等の識別に用い
られる識別標識、およびこの識別標識を用いた盗難防止
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、盗難防止用に用いられる識別標識
として、例えば、特開昭55ー143695号公報、特
開昭58ー39396号公報等に開示されているよう
な、Fe、Co等の強磁性の非晶質金属片で構成された
識別標識が知られれている。
【0003】このような非晶質金属片は、交番磁界を受
けると急峻に磁化の向きが反転するため、この磁化反転
を検出用コイル等によって検出すると、検出出力は高周
波成分を多く含んだ出力信号が得られる。従って、出力
信号中における高周波成分の有無を検出することによ
り、交番磁界内における非晶質金属片の有無を検出する
ことができる。
【0004】そして、上記のような非晶質金属片を識別
標識として書籍、衣類の包装等の物品に取付けるととも
に、建物の出口等の所定の場所に交番磁界の発生領域を
設け、識別標識の付された物品が発生領域を通過する際
に警報を発することにより、物品の盗難防止を図ること
が可能となる。
【0005】また、上記のような非晶質金属片を物品の
特性を示す識別標識として用いることにより、非接触状
態で物品の特性を検出することができ、識別標識を物品
の物流管理等に利用することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た非晶質金属片は、磁化反転を生じる際に磁歪を伴う。
そのため、非晶質金属片を例えば、物品の表面に完全に
固定してしまうと、非晶質金属片の磁歪が阻害され、そ
の結果、識別標識の検出が困難となる。従って、物品に
識別標識を固定する際、非晶質金属片の周囲に隙間を設
ける等の対策が必要となり、製造コストの増加を招く。
【0007】更に、非晶質金属はその飽和磁束密度が低
く、磁化反転に起因して検出用コイルに誘起される出力
電圧も小さい。そのため、磁化反転の有無を正確に検出
ためには、検出用コイルの巻き数を増加する、非晶質金
属片の断面積および長さを大きくする、あるいは、ノイ
ズを低減させる等の対策が必要となる。その結果、識別
標識あるいは検出装置の大型化および製造コストの増加
等の問題が生じる。
【0008】この発明は以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、大型化および製造コストの増加を生じ
ることなく正確に検出可能な識別標識および盗難防止シ
ステムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る識別標識は、Si濃度が6.2〜
6.7wt%のFe−Si合金で形成されその保磁力を越
える交番磁界が印加された際に急峻な磁化反転を生じる
金属片を備えて構成されている。
【0010】上記金属片は線状に形成され、線径は30
〜125μmに、長さは線径の300〜500倍に形成
されている。また、この発明に係る盗難防止システム
は、Si濃度が6.2〜6.7wt%のFe−Si合金で
形成されその保磁力を越える交番磁界が印加された際に
急峻な磁化反転を生じる金属片を有し、物品に取り付け
られた盗難防止用標識と、所定の検査領域を通過する物
品に関して上記盗難防止用標識の有無を判別し、盗難防
止用標識の存在を検出した際に警報を発する検出装置
と、を備えたことを特徴としている。
【0011】上記検出装置は、上記検査領域に、金属片
の保磁力を越える強さの交番磁界を印加する磁界印加手
段と、上記検査領域における磁界の変化を出力信号とし
て出力する受信手段と、上記出力信号から上記金属片の
磁化反転に起因して生じるパルス状出力を検出する検出
手段と、上記検出されたパルス状出力を予め用意された
基準データと比較する比較手段と、上記パルス状出力が
上記基準データと一致した際に警報を発する警報手段
と、を備えている。
【0012】
【作用】上記のように構成された識別標識の金属片は、
その保磁力よりも大きな振幅の交番磁界を受けると大バ
ルクハウゼン効果により急峻な磁化反転を生じる。金属
片として、Fe−Si合金からなる金属線を用いた場
合、金属片の磁歪を伴うことなく磁化反転が生じる。こ
の磁化反転に伴なう磁界変化を電磁誘導コイル等の受信
手段によってとらえることにより、パルス状の出力が検
出される。磁化反転は、与える交番磁界の周波数にはほ
とんど依存せず、交番磁界の周波数が低くい場合でも同
等のパルス状出力が得られる。このパルス状出力を所定
の基準データ等と比較することにより、識別標識の有
無、種類等を判別することができる。
【0013】上記識別標識を物品に取り付けて盗難防止
標識として使用する場合、物品が所定の検査領域を通過
する際に、検出装置によって盗難防止標識の有無を検出
し、盗難防止標識の存在が検出された場合に警報を発す
る。
【0014】この盗難防止標識の検出において、検出装
置は、磁界印加手段により金属片の保磁力を越える強さ
の交番磁界を検査領域に印加し、検出コイル等の受信手
段により検査領域における磁界の変化を出力信号に変換
する。この出力信号は、磁界印加手段により印加された
交番磁界に対応する低周波の出力信号を含んでいるた
め、低域フィルタ等によってこの低周波の出力信号を除
去することにより、磁化反転に伴う高周波のパルス状出
力が検出される。そして、検出されたパルス状出力を比
較手段によって所定の基準データと比較し、一致した場
合に盗難防止標識の存在を判別して警報手段により警報
を発する。
【0015】検出装置の管理者は、上記警報により、盗
難防止標識の付された物品が検査領域を通過しているこ
とを検知でき、上記物品の盗難を未然に防止することが
可能となる。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照しながらこの発明の実施例
について詳細に説明する。図1および図2は、この発明
に係る識別標識を利用した盗難防止システムの実施例を
示すもので、図1には、箱状の物品に取り付けられた盗
難防止標識としての識別標識10が、また、図2には、
識別標識を検出する検出装置20がそれぞれ示されてい
る。
【0017】図1に示すように、識別標識10は、金属
片としての細長い金属線12を備えている。この金属線
12は、Si濃度が6.2〜6.7wt%、線径30〜1
25μm、長さが線径の200〜600倍程度、好まし
くは300〜500倍程度に形成されたFe−Si単結
晶合金線で構成されている。金属線12の断面形状は、
円であることが望ましいが、楕円や多角形等の異形断面
を有していてもよい。そして、この金属線12は、非晶
質金属線に比較して、約1.2〜2.0倍の飽和磁束密
度を有している。
【0018】このような金属線12は、その形状および
結晶構造による磁気的な効果によって、軸線方向に強い
磁気異方性を有している。そのため、金属線12は、そ
の保磁力(例えば0.1〜1.0エルステッド)よりも
大きな振幅の交番磁界を受けると、大バルクハウゼン効
果によって、きわめて急峻な磁化反転を生じる。
【0019】この磁化反転を例えばソレノイドコイルに
よって検出すると、図3に示すようなパルス状の出力が
得られる。つまり、図3において、金属線12の正の保
磁力をHp、負の保磁力を−Hpとした場合、交番磁界
がこれらの保磁力Hp、−Hpを越えた時点で金属線1
2の磁化反転が生じ、この磁気反転に対応したバルス状
の出力電圧が検出される。このパルスの幅は10〜10
0μsecと非常に小さいため、出力電圧は数KHz以
上の高周波成分を多く含んでいる。また、磁化反転は、
与える交番磁界の周波数にほとんど依存せず、周波数が
低い場合でも同等のパルス状出力を得ることができる。
【0020】金属線12に交番磁界を印加した場合に生
じる上述のパルス状出力電圧は、金属線の線径に対する
長さ、およびSi濃度(wt%)に応じて変化する。図4
は、Fe−Si合金からなる本実施例の金属線12およ
び非晶質合金からなる金属線に関して、長さ/線径比と
出力電圧との関係を測定した測定結果を示している。な
お、測定は、200巻/5mmの検出コイル内に配置され
た線径55μmの金属線に、励磁磁界が±1.5エルス
テッド、励磁周波数が50Hzの交番磁界を印加した状
態で行なった。
【0021】図4から分かるように、Fe−Si合金か
らなる本実施例の金属線12は、長さが線径の300倍
以上であれば、非晶質合金の金属線よりも大きくかつ充
分な出力電圧を得ることができる。なお、例えば、線径
が30〜125μmの金属線においては、線径に対して
長さが500倍を越えると大きく実用的ではなくなるた
め、金属線の長さは線径に対して300〜500倍の範
囲に設定されていることが望ましい。
【0022】また、図5は、上記と同一の測定条件に
て、Fe−Si合金からなる本実施例の金属線12に関
するSi濃度と出力電圧との関係を測定した測定結果を
示している。この図から分かるように、Si濃度を約
6.2〜6.7wt%の範囲内に設定することにより、充
分な出力電圧を得ることができる。
【0023】このような金属線12は、図1に示すよう
に、裏面に接着剤の塗布されたラベル14に固定され、
このラベルを物品16の任意の部位に貼り付けることに
よって物品に取り付けられている。また、図6に示すよ
うに、バーコードの印字されたラベル14に金属線12
を予め固定するようにしてもよく、この場合、金属線専
用のラベルを省略することが可能となる。ここで、金属
線12は非常に細く柔軟であることから、平坦な面を有
する物品に限らず、瓶、カン等の湾曲した表面を有する
物品にも容易に取り付けることができる。
【0024】更に、ラベルに限らず、金属線12を荷
札、値札等のタグ等に固定し、このタグを物品に取り外
し自在に取り付けるようにしてもよい。あるいは、物品
16が例えば、プラスチック等によって形成されている
場合には、金属線12を物品内に埋め込んで取り付ける
ようにすることも可能である。
【0025】一方、図2に示すように、盗難防止システ
ムにおける金属線12を備えた識別標識10を検出する
検出装置20は、物品16が通過する検査領域22に交
番磁界を発生させる磁界印加手段として機能する送信機
24と、検査領域11における磁界の変化を検出する受
信機26と、を備えている。
【0026】発信機24は、発信コイル27、およびこ
の発信コイルにアンプ28を介して交流電流を供給する
交流発生器30を有している。そして、発信コイル27
は、交流発生器30からアンプ28を介して供給される
交流電流に応じた交番磁界を発生し、検査領域22に印
加する。
【0027】受信機26は、電磁誘導コイルとして機能
する検出コイル32および検出コイルに接続された検出
回路34を備えている。検出コイル32は、人が通れる
程度の間隔、例えば、1mの間隔をおいて発信コイル2
7と対向配置され、発信コイル27と間に検査領域22
を形成している。そして、受信手段を構成する検出コイ
ル32には、検査領域22における磁界に応じた電流が
誘起され、この電流は出力信号として検出回路34に出
力される。
【0028】検出回路34は、発信コイル32に順次接
続された低域フィルタ36、アンプ38、および比較器
40を備えている。低域フィルタ36は検出手段を構成
するもので、検出コイル32からの出力信号の内、発信
機24が発生する交番磁界に応じた低周波の出力信号を
カットし、識別標識10の磁化反転に起因するパルス状
出力を伴う高周波成分の出力信号のみを取り出す。な
お、パルス状出力は高周波成分を含むことから、低域フ
ィルタ32で減衰することなく取り出される。また、パ
ルス状出力は、交番磁界の正負が変わる度に周期的に出
力されるため、識別標識10の付された物品16を交番
磁界に対して相対移動させることなくほぼ一瞬の間に検
出される。
【0029】比較手段として機能する比較器33は、検
出されたパルス状出力を、予め用意された基準データと
比較することによって、識別標識10の照合を行う。比
較器40には、駆動部42を介して警報装置44が接続
されている。この駆動部42は、比較器40の照合結果
に応じて警報装置44を作動させ、警報装置は、例え
ば、表示灯や報知音などの表示手段によって第三者に照
合結果を知らせる。
【0030】このような構成の検出装置20は、例え
ば、建物の出口等に設置され、検査領域22を通過する
物品を監視することにより、盗難を防止する。つまり、
通常、発信機24は、識別標識10の金属線12の保磁
力よりも大きな交番磁界を検査領域22に発生させ、受
信機26は、検査領域22における磁界変化を常に監視
している。
【0031】図2に示すように、識別標識10の付され
た物品16を所持した者が検査領域22を通過すると、
受信機26によりパルス状の出力が検出され、比較器4
0により識別標識10に対応する基準データと比較され
る。照合の結果、検出されたパルス状出力と基準データ
とが一致した場合、検出回路34は、物品16に付され
た識別標識10が盗難防止標識であることを判断し、駆
動部42を介して警報装置44を作動させる。従って、
検査領域22の管理者は、警報装置44からの警報によ
り、物品16が盗難品であることを認識することがで
き、盗難を未然に防止することができる。
【0032】以上のように構成された識別標識10によ
れば、金属線12はFe−Si合金により形成されてい
るため、その飽和磁束密度は非晶質合金により形成され
た金属線に比較して1.2〜2.0倍と大きく、非晶質
合金線と断面積が同一であれば、磁化反転に起因して検
出されるパルス状出力も大きくなる。従って、金属線1
2の長さを線径の約300〜500倍程度に設定するこ
とにより、充分な検出出力を得ることができ、その結
果、大型化することなく正確に認識可能な識別標識を得
ることができる。また、検出出力が大きいことからS/
N比も向上し、一層正確な認識が可能となる。
【0033】金属線12の検出出力を非晶質合金線と同
等に設定する場合には、非晶質合金線に比較して線径を
細くすることができ、更に、長さも短くすることができ
るため、識別標識を小型にすることが可能となる。
【0034】更に、検出出力が増大することから、識別
標識の有無を検出する検出装置20の検出コイル32の
巻数を低減した場合でも正確な検出が可能となり、その
結果、検出装置の小型化および低コスト化を図ることが
できる。
【0035】また、Fe−Si合金で形成された金属線
12は、磁化反転の際に殆ど磁歪を伴わないため、物品
に完全に固定されても、つまり、移動不能に固定されて
も、上述した所望の検出出力を得ることができる。従っ
て、非晶質合金線のように、磁歪による変位分を吸収す
るための特別な対策を施す必要がなく、製造コストの低
減を図ることができる。また、上述したように、識別標
識を物品内部に埋め込んで取り付けることが可能とな
り、識別標識の適応範囲を拡大することがができる。
【0036】なお、この発明は上述した実施例に限定さ
れることなく、この発明の範囲内で種々変更可能であ
る。例えば、この発明に係る識別標識は、物品の通過を
非接触状態で検出可能であることから、上述した商品、
重要書類、書籍等の物品の盗難防止に限らず、貨物の物
流管理等にも適用することができる。
【0037】このような貨物の物流管理に識別標識を使
用する場合、図7に示すように、上記実施例と同一の構
成を有する識別標識10を貨物50の表面あるいは内部
に設け、この貨物の搬送路52の両側に検出装置20の
発信コイル27および検出コイル32を設置する。そし
て、発信コイル27と検出コイル32との間を通過する
貨物50に付された識別標識10に基づくパルス状出力
を検出し、貨物50の識別を行う。識別の結果、例え
ば、所定の識別標識10が検知された場合に駆動部42
を介して分別機構54を作動させることにより、搬送路
52を切換えて貨物50の仕分けを自動的に行うことが
できる。
【0038】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
S/N比が高い大きなパルス状出力を得ることができ、
正確な識別が可能な小型の識別標識を提供することがで
きる。これに伴い、識別標識を検出する検出装置の小型
化および低コスト化も図ることができ、盗難防止システ
ム全体の小型化および低コスト化が可能となる。また、
磁化反転の際に磁歪を伴うことがなく、取付けが容易で
安価な識別標識を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る識別標識の付された物
品を示す斜視図。
【図2】上記識別標識を盗難防止標識として用いた盗難
防止システム全体を示す斜視図。
【図3】上記識別標識の金属線の励起磁界と出力との関
係を示す図。
【図4】上記金属線の長さ/線径比と出力電圧との関係
を非晶質金属線と比較して示す図。
【図5】上記金属線のSi濃度と出力電圧との関係を示
す図。
【図6】本発明に係る識別標識をバーコードラベルに組
み合わせた実施例を示す平面図。
【図7】本発明に係る識別標識を貨物の物流管理に適用
した実施例を概略的に示す斜視図。
【符号の説明】
10…識別標識、 12…金属線、 20…検出装置、
22…検査領域 24…発信機、 26…受信機、 34…検出回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Si濃度が6.2〜6.7wt%のFe−
    Si合金で形成され、その保磁力を越える交番磁界が印
    加された際に急峻な磁化反転を生じる金属片を備えた識
    別標識。
  2. 【請求項2】 Si濃度が6.2〜6.7wt%のFe−
    Si合金で形成され、その保磁力を越える交番磁界が印
    加された際に急峻な磁化反転を生じる金属線を備え、上
    記金属線の線径は30〜125μmに形成され、長さは
    線径の300〜500倍に形成されている識別標識。
  3. 【請求項3】 Si濃度が6.2〜6.7wt%のFe−
    Si合金で形成され、その保磁力を越える交番磁界が印
    加された際に急峻な磁化反転を生じる金属片を備え物品
    に取り付けられた盗難防止用標識と、 所定の検査領域を通過する物品に関して上記盗難防止用
    標識の有無を判別し、盗難防止用標識の存在を検出した
    際に警報を発する検出装置と、を、備えた盗難防止シス
    テム。
  4. 【請求項4】 上記金属片は、線径が30〜125μ
    m、長さが上記線径の300〜500倍の細長い線状に
    形成されていることを特徴とする請求項3に記載の盗難
    防止システム。
  5. 【請求項5】 上記検出装置は、上記検査領域に、上記
    金属片の保磁力を越える強さの交番磁界を印加する磁界
    印加手段と、上記検査領域における磁界の変化を出力信
    号として出力する受信手段と、上記出力信号から上記金
    属片の磁化反転に起因して生じるパルス状出力を検出す
    る検出手段と、上記検出されたパルス状出力を予め用意
    された基準データと比較する比較手段と、上記パルス状
    出力が上記基準データと一致した際に警報を発する警報
    手段と、を備えていることを特徴とする請求項3に記載
    の盗難防止システム。
JP3686095A 1995-02-24 1995-02-24 識別標識および盗難防止システム Pending JPH08235459A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2024011808A (ja) * 2022-07-15 2024-01-25 笹田磁気計測研究所株式会社 高周波磁界センサ及び盗難防止システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2024011808A (ja) * 2022-07-15 2024-01-25 笹田磁気計測研究所株式会社 高周波磁界センサ及び盗難防止システム

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