JPH08235124A - 電子計算機 - Google Patents
電子計算機Info
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- JPH08235124A JPH08235124A JP7062178A JP6217895A JPH08235124A JP H08235124 A JPH08235124 A JP H08235124A JP 7062178 A JP7062178 A JP 7062178A JP 6217895 A JP6217895 A JP 6217895A JP H08235124 A JPH08235124 A JP H08235124A
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Abstract
やエラー解除操作など計算上必然性のない操作を行った
場合でも、検算のときにはこれらの操作を省略できる操
作性の良い電子計算機を提供する。 【構成】 キー入力5と、入力されたデータを記憶する
RAM4と、入力されたデータに基づいて演算を行い、
かつキー入力部5よりデータが入力されると、RAM4
に記憶されている前回のデータと新たに入力された今回
のデータとを比較し、前回のデータと今回のデータとが
一致しないとき告知を行うCPU2とを備えてなる装置
構成において、CPU2はさらに、入力されたデータが
有効であるか否かを判断し、無効なデータの場合はRA
M4に記憶させないようにする機能を有している。
Description
とを備えた電子計算機に関するものである。
刷機能を備えたものがある。この種の電子計算機は、通
常の演算モードでのキー操作をジャーナルメモリに記憶
しておき、検算モードでキー入力操作が行われると、通
常の演算モードのときと同様に計算および結果の表示を
行いつつ、ジャーナルメモリに記憶されている前回の入
力データと今回の入力データとを比較し、比較の結果、
差異が認められたら警報音などによって誤入力があった
ことを入力者に通知するようになっている。
従来の電子計算機では、通常の演算モードでの全てのキ
ー操作データを逐一ジャーナルメモリに記憶し、検算モ
ードでのキー操作データがジャーナルメモリに記憶され
ているキー操作データと一致しているか否かが判断され
るため、通常の演算モードにおいて、誤入力の訂正操作
やエラー解除操作など計算上必然性のない操作を行った
場合には、検算の際にもそれと全く同じ操作を行って再
入力しなければならず、操作性が悪いという問題があっ
た。
解消し、通常の演算モードにおいて計算上必然性のない
操作を行った場合でも、検算のときにはその操作を省略
できる操作性の良い電子計算機を提供することにある。
にこの発明の電子計算機は、データを入力するための入
力手段と、前記入力手段により入力されたデータに基づ
いて演算を行う演算手段と、前記入力手段により入力さ
れたデータを記憶する記憶手段と、前記入力手段により
入力されたデータが有効であるか否かを判断し、無効な
データの場合は前記記憶手段に記憶させないようにする
記憶制御手段と、前記入力手段により新たにデータが入
力されると、前記記憶手段に記憶されているデータと新
たに入力されたデータとを比較し、前記記憶手段に記憶
されているデータと前記入力手段により新たに入力され
たデータとが一致しないとき告知を行う検算手段と、を
備えてなることを特徴としている(請求項1)。
制御手段は、前記入力手段により入力されたデータが、
その前後に入力されたデータとの関係で算術上有効であ
るか否かを判断することが望ましい(請求項2)。
データ並びに当該誤入力されたデータを消去するために
入力されたデータを無効と判断することが望ましい(請
求項3)。
たデータが後に入力されたデータにより更新された場
合、当該先に入力されたデータを無効と判断することが
望ましい(請求項4)。また、前記記憶制御手段は、入
力不可状態を解除するために入力されたデータを無効と
判断することが望ましい(請求項5)。
力手段により入力されたデータは、前記演算手段で演算
処理されるとともに、前記記憶制御手段により有効であ
ると判別された場合のみ前記記憶手段に記憶される。そ
して、検算のために再度入力手段によりデータが入力さ
れると、前記記憶手段に記憶されているデータと、新た
に入力されたデータとが前記検算手段によって比較さ
れ、新たに入力されたデータと記憶手段に記憶されてい
るデータとが一致しないとき告知がなされる。このよう
に、無効なデータは前記記憶手段に記憶されず、有効な
データのみ前記記憶手段に記憶されるようにしたことに
より、前回の計算の際に無効なデータの入力操作を行っ
た場合でも、検算のときにはその操作を省略でき、極め
て操作性良く検算を行うことができる。
よれば、前後に入力されたデータとの関係で算術上有効
であるデータのみ前記記憶手段に記憶されるので、前回
の計算の際に算術上無効なデータの入力操作を行った場
合でも、検算のときにはその操作を省略できる。
よれば、誤入力されたデータ並びに当該誤入力されたデ
ータを消去するために入力されたデータは無効と判断さ
れ、前記記憶手段に記憶されないので、前回の計算の際
に誤入力操作並びにその消去操作を行った場合でも、検
算のときにはこれらの操作を省略できる。
よれば、先に入力されたデータが後に入力されたデータ
により更新された場合、当該先に入力されたデータは無
効と判断され、前記記憶手段に記憶されないので、前回
の計算の際に先に入力されたデータを更新する入力操作
を行った場合でも、検算のときには当該先に入力された
データの入力操作を省略できる。
よれば、入力不可状態を解除するために入力されたデー
タは無効と判断され、前記記憶手段に入力されないの
で、前回の計算の際に入力不可状態となりそれを解除す
るための操作を行った場合でも、検算のときには入力不
可状態にするような無駄な操作、並びに、それを解除す
るための無駄な操作を省略できる。
て説明する。
示すブロック図である。
命令に従って電子計算機1全体の制御を行う中央演算処
理装置(CPU)2と、CPU2で処理するマイクロプ
ログラムを記憶した読み出し専用メモリ(ROM)3
と、データを記憶する随時書き込み読み出しメモリ(R
AM)4と、データ入力や後述するモードの切換など行
うためのキー入力部5と、CPU2から出力される数値
データや各種メッセージデータを表示するための表示駆
動回路6および表示部7と、CPU2から出力される告
知音信号を増幅して放音するための増幅回路8およびス
ピーカ9とからなる。
表示部7に表示するデータを記憶する表示レジスタ(置
数入力レジスタを兼ねる)10の領域と、CPU2が演
算するための数値を一時記憶する演算用レジスタ11の
領域と、演算結果を一時記憶するメモリレジスタ12の
領域と、プログラム実行中の各種条件を表すフラグF、
H、Mの内容を記憶するフラグレジスタ13の領域とを
有する。
力内容を一時記憶するジャーナルメモリ14の領域と、
ジャーナルメモリ14の各レジスタを指定するアドレス
ポインタPnを記憶するポインタメモリ15の領域とを
有している。
を記憶する置数メモリの領域14aと、入力された演算
命令(+、−、×、÷、=、√、%、+/−)などを記
憶するファンクションメモリの領域14bとを有する。
そして、キー入力部5から演算のための入力がなされる
毎に、数値データと、その直後に入力された演算命令デ
ータとをセットにして、アドレスポインタP0、P1、P
2、P3、・・・によって指定されているジャーナルメモ
リ14の領域のレジスタに順次記憶するようになってい
る。
電子計算機1の操作面16上に配設された置数キー群1
7、演算命令キー群18、19、メモリーキー群20、
クリアーキー「C」21、オールクリアーキー「AC]
22、桁下げキ−「▼」23、および検算キー「検算」
24を備えている。
それぞれ入力するための数字キー「0」〜「9」と、小
数点を入力するための少数点キー「.」キーとからな
る。
れぞれ入力するための四則演算命令キー「+」、
「−」、「×」、「÷」と、答を求めるためのイコール
キー「=」とからなる。
値の正負を切り換えるための正負キー「+/−」と、百
分率計算を行うためのパーセントキー「%」と、平方根
演算を行うためのルートキー「√」とからなる。
値を上記メモリレジスタに記憶されている数値に足す
(プラスの数値で入力)ためのメモリープラスキー「M
+]と、引く(マイナスの数値で入力)ためのメモリー
マイナスキー「M−」と、上記メモリレジスタに記憶さ
れている数値を呼び戻すためのメモリーリコールキー
「MR]と、上記メモリレジスタに記憶されている数値
を呼び戻すと同時にメモリー内容を消去するためのメモ
リーリコールクリアーキー「MC]とからなる。
正(置数訂正)をするためのキーである。
タを全て消去(初期化)するためのキーである。
最小桁を消去するためのキーであり、1回押す度に1桁
桁下げされる。また、この「▼」キー23は後述する演
算モードにおいて、前回の演算結果と今回の演算結果と
を交互に表示させるためのキーでもある。
算モードとを交互に切り換えるための命令キーである。
めスイッチ24と小数点指定スイッチ25とが設けられ
ている。
うに処理するかを指定するためのスイッチで、小数点以
下を可能なだけ自由に求めるフリーモード゛F″と、小
数点指定スイッチ26によって指定された桁の下1桁を
切り捨てるカットモード゛C″と、四捨五入する四捨五
入モード゛5/4″のいずれかを指定できるようになっ
ている。
25がカットモード゛C″または四捨五入モード゛5/
4″の指定になっているときに有効なスイッチで、小数
点以下は求めない0桁モード゛0″、小数点以下1桁ま
で求める1桁モード゛1″、小数点以下2桁まで求める
2桁モード゛2″、小数点以下4桁まで求める4桁モー
ド゛4″のいずれかを指定できる。
は、「.」キーを押さなくても自動的に2桁目に小数点
を入れる固定小数点モード゛ADD2″ の指定もできるよ
うになっている。
からなるものであり、CPU2から出力された数値デー
タや各種メッセージデータなどが表示駆動回路6に入力
されると、この表示駆動回路6によって駆動されて、表
示窓7aに置数や答などの数値データや、各種メッセー
ジデータなどを表示するものである。
6の入力キーの上方に設けられている。この表示窓7a
には8桁までの数値を表示できるようになっている。そ
して数値表示領域の左側には、RAM4のメモリレジス
タに数値が入っているときは゛M″が、定数固定計算中
は゛K″が、ある数を0で割るなどの入力エラーがあっ
たときは゛E″が、それぞれ点灯するようになってい
る。
した後に同一の四則演算命令キー「+」、「−」、
「×」、「÷」が続けて押されると、数値とそれに続く
演算命令が固定(定数ロック)されるようになってい
る。
算中″、゛OK″、゛前回゛、゛今回″、゛OVER″
などのメッセージ表示領域であり、検算モードになって
いるときに゛検算中″が、検算の結果、計算が正しかっ
たときに゛OK″が、表示されている数値が前回(通常
の演算モード)の数値のときに゛前回″が、今回(検算
モード)の数値のときに゛今回″が、メモリーがオーバ
ーフローしたときに゛OVER″が、それぞれ表示され
るようになっている。
に、表示窓7aに表示されている数値に続いて入力され
た演算命令の記号(+、−、×、÷、=)を表示するた
めの演算記号表示部26が設けられている。
1の動作について、図4〜図11のフローチャートと、
図12〜図18とを用いて説明する。
ータが入力されると、置数キー/ファンクションキー処
理ルーチン(図4、図5)において、まずフラグFが0
か否か、すなわち通常演算モードか検算モードかが判断
される(ステップS1)。
タが置数キーによる入力データであるか否かが判断され
(ステップS2)、置数キーの場合には、その数値が表
示レジスタ10に記憶されると同時に表示窓7aに表示
され、置数キー入力後を示すフラグMが1になる(ステ
ップS3)。この置数キーによる入力操作が任意の回数
繰り返されることにより8桁までの任意の桁数の数値が
表示窓7aに表示される。
のキー、すなわちこの場合演算命令キーによる入力デー
タであると判断されると、演算命令キー入力後を示すフ
ラグMが0か否かが判断される(ステップS4)。そし
て、フラグMが1の場合、入力された数値データ(0、
1、2、3、5.3など)と、演算命令データ(+、
−、×、÷)とが、アドレスポインタPn(最初はPn=
PO)で指定されているジャーナルメモリ14のレジス
タの置数メモリの領域14a、ファンクションメモリの
領域14bにそれぞれ記憶される(ステップS5)。
スポインタPnが順次その次のアドレス指定Pn+1となり
(ステップS6)、入力データを基に次々と計算処理、
計算結果表示がなされ、最後に答えが表示窓7aに表示
される(ステップS7)。その後フラグMが0になる
(ステップS8)。
0の場合、ポインタPnが1つ前のアドレス指定Pn-1
になり(ステップS9)、Pn-1 で指定されているレジ
スタに記憶されている演算命令データと、Pn-1 で指定
されているレジスタに記憶されている演算命令データと
が同一か否かが判断される(ステップS10)。そし
て、ステップS10において同一でないと判断された場
合、すなわち相異なる演算命令キーが続けて押された場
合には、Pn-1 で指定されているレジスタに記憶されて
いる演算命令データが、Pnで指定されているレジスタ
に記憶されている演算命令データ、すなわち後に押され
た演算命令データに切り換えられる(ステップS1
1)。例えば、「+」キーの後に「−」キーが押された
場合には「−」キーが、「×」キーが押された後に
「÷」キーが押されると「÷」キーがそれぞれ有効とさ
れ、ジャーナルレジスタ14に記憶される。
指定されているレジスタの演算命令データと、Pn で指
定されているレジスタの演算命令データとが同一である
と判断された場合、ステップS12において現在定数ロ
ック状態になっているか否かが判断され、定数ロック状
態になっていると判断された場合は定数ロック状態が解
除され(ステップS13)、定数ロック状態になってい
ないと判断された場合は定数ロック状態になる(ステッ
プS14)。そして、それぞれの状態で、前記ステップ
S5〜S8の処理がなされる。
作の途中で、「C]キー21が押されると、「C]キー
処理ルーチン(図7)が実行され、ステップS40二お
いて置数キー入力後(M=1)であると判断されると、
表示中の数値が削除された後(ステップS41)、フラ
グMが0になる(ステップS42)。この「C]キーに
よる入力データはジャーナルメモリ14には記憶されな
い。
/−」キー処理ルーチン(図7)が実行され、ステップ
S51において数値表示中であると判断されると、表示
窓7aに表示されている数値のプラス(+)、マイナス
(−)の符号(サイン)が切り換えられる(ステップS
52)。この「+/−」キーによる入力データは、「+
/−」キーが偶数続けて押されたときは全て無効と判断
され、ジャーナルメモリ14には記憶されない。また、
「+/−」キーが奇数回続けて押されたときは最後に押
されたときの入力データのみ有効と判断され、ジャーナ
ルメモリーに記憶される。
R]キー処理ルーチン(図8)が実行され、ステップS
61で置数キー入力後(M=0)であると判断される
と、現在表示されている数値(+、−符号を含む)が消
去されて、メモリレジスタ12に記憶されている内容が
表示窓7aに表示され(ステップS62)、その後フラ
グMが1になる(ステップS63)。
押されると、「M+]、「M−」キー処理ルーチンが
(図9)が実行され、「M+]キーの場合は、表示窓7
aに表示されている数値がメモリレジスタ12にプラス
の数値として記憶され、「M−」キーの場合はマイナス
の数値として記憶される(ステップS71)。次に、ス
テップS72において演算命令キー入力後(M=0)で
あると判断されると、表示中の演算命令(ファンクショ
ン)記号が削除される(ステップS73)。「M+]キ
ーおよび「M−」キーによる入力データはジャーナルメ
モリ14には記憶されない
「▼」キー処理ルーチン(図10)が実行され、ステッ
プS81で通常の演算モード(F=0)であると判断さ
れ、次に、ステップS84で置数キー入力後(M=I)
であると判断されると、表示窓7aに表示されている数
値の最小桁が消去される(ステップS85)。この
「▼」キー23による入力データはジャーナルメモリ1
4には記憶されない。
おけるキー入力操作を行った後、「検算」キー24が押
されると、「検算」キー処理ルーチン(図11)が実行
され、ステップS91において現在通常の演算モードで
あると判断され、表示窓7aのメッセージ表示領域に゛
検算中″が表示される(ステップS92)。そしてアド
レスポインタPnが初期のアドレス指定P0になった後、
フラグFがF=1、すなわち検算モードになる(ステッ
プS93、S94)。なお、既に検算モードになってい
るときに「検算」キー24が操作されると、゛検算中″
の表示が消去され(ステップS95)、通常演算モード
にもどる(ステップS96)。
ンキー処理ルーチン(図5)において、ステップS1で
検算モードと判断され、ステップS15でHが0か否
か、すなわち訂正モードになっていないか否かが判断さ
れる。
力されると、その入力データが置数キーによる入力デー
タであるか否かが判断され(ステップS16)、置数キ
ーの場合には、その数値が表示レジスタ10に記憶され
ると同時に表示窓7aに表示され、フラグMは1になる
(ステップS17)。この置数キーによる入力操作が任
意の回数繰り返されることにより8桁までの任意の桁数
の値数が表示窓7aに表示される。
が操作されたと判断されると、次に、現在定数ロック状
態であるか否かが判断される(ステップS18)。そし
て、現在定数ロック状態と判断されると、ステップS1
9でフラグMが1か否か、すなわち置数キー入力後であ
るか否かが判断され、フラグMが1の場合は0になった
後(ステップS20)、次の入力待ち状態になる。
ク状態でないと判断された場合は、フラグMが0になっ
た後(ステップS21)、新たに入力された今回の数値
/演算命令データと、Pnで指定されているジャーナル
メモリ14の領域のレジスタに記憶されている前回の数
値/演算命令データとが比較されることにより検算がお
こなわれる(ステップS22)。また、ステップS18
においてフラグMが1と判断された場合もステップS2
2に進む。
データとジャーナルメモリ14の領域に記憶されている
前回の数値/演算命令データとが一致している場合に
は、アドレスポインタPnが順次その次のアドレス指定
Pn+1となり(ステップS23)、計算処理、計算結果
表示処理がなされる(ステップS24)。
返えされる度に、新たに入力された数値/演算命令デー
タとPnで指定されたジャーナルメモリ14の領域の各
レジスタに記憶されている数値/演算命令データとが次
々と比較され、一致している場合には、次々と計算処
理、計算結果表示処理がなされる(ステップS22〜S
24)。
ると(ステップS25)、表示窓7aのメッセージ表示
領域に、計算が正しかったことを示す゛OK″が表示さ
れる(ステップS26)。
力された数値/演算命令データと、Pn で指定されたジ
ャーナルメモリ14の領域のレジスタに記憶されている
前回の数値/演算命令データとが一致していないと判断
された場合、スピーカ7から「ピッピッ」という警報音
が発せられ(ステップS27)、一致しなかったデータ
が表示窓7aに点滅表示される(ステップS28)。そ
の後、フラグHが1、すなわち訂正モードになり(ステ
ップS29)、表示窓7aのメッセージ表示領域に゛今
回″が表示される(ステップS30)。
「▼」キー処理ルーチン(図10)のステップS81で
現在検算モードであると判断され、次にステップS82
で現在訂正モードであると判断され、「▼」キーが押さ
れる度に前回入力された数値及び演算命令記号と今回入
力された数値及び演算命令記号とが交互に表示されると
ともに、゛前回″と゛今回″の表示体が交互に表示され
る(ステップS83)。
なされると、置数キー/ファンクションキー処理ルーチ
ンのステップS31において訂正処理がおこなわれ、置
数キー又は演算命令キーによって正しい入力がされる
と、ステップS32において演算命令キーが入力された
と判断され、フラグHが0になり、訂正モードを終了さ
せる(ステップS33)。なお、ステップ31において
対応したジャーナルメモリのデータは訂正入力されたデ
ータに書き換えられる。
その次のアドレス指定Pn+1となり(ステップS3
4)、計算処理、計算結果表示処理がなされる(ステッ
プS35)。
様の処理を経て、前回と今回の全ての数値/演算命令デ
ータが一致していた場合、「=」キーが操作されると
(ステップS25)、表示窓7aのメッセージ表示領域
に゛OK″が表示される(ステップS26)。
ドにおけるキー入力操作例と、ジャーナルメモリ14へ
の記録例とが示されている。
合に操作例であり、(イ)は(ア)の操作の途中で置数
ミスをした場合の操作例である。(イ)の操作では置数
ミスがあったため、「▼」キー23が操作され、そのと
き表示されていた数値゛202″の最小桁の数値゛2″
が消去された後、正しい数値゛0″が入力されている
が、「▼」キー23による入力データおよび消去された
数値゛2″のデータは無効と判断され、ジャーナルメモ
リ14には記憶されていない。
の別の操作例であり、(エ)は(ウ)の操作の途中で置
数ミスをした場合の操作例である。(エ)の操作では置
数ミスがあったため、「C]キー21が操作され、その
とき表示されていた数値゛50″が消去された後、正し
い数値゛20″が入力されてるが、「C]キー21によ
る入力データおよび消去された数値゛50″のデータは
無効と判断され、ジャーナルメモリ14には記憶されて
いない。
置数ミスおよびその消去、訂正が行われた場合でも、消
去操作の入力データおよび消去された数値データはジャ
ーナルメモリ14には記憶されないので、検算のときに
は故意に置数ミスをし、それを消去、訂正する無意味な
操作を省略できる。
換え操作を含む操作例であり、(オ)〜(キ)は「+/
−」キーが奇数回操作された場合、(ク)〜(コ)が奇
数回操作された場合である。(オ)では1回、(カ)で
は3回、(キ)では4回、「+/−」キーが押されてい
るが、いずれの場合も最後に押された「+/−」キーに
よる入力データのみ有効であると判断され、1回分の入
力データがジャーナルメモリ14に記憶されている。
(ク)では0回、(ケ)では2回、(コ)では4回、
「+/−」キーが押されているが、偶数階層差の場合は
結局元のサインに戻るため全て無効と判断され、「+/
−」キーによる入力データはジャーナルメモリ14には
記憶されていない。
「+/−」キーによるサイン切り換え操作が繰り返し行
われた場合でも「+/−」キーが無意味に操作された場
合の無効な入力データはジャーナルメモリ14に記憶さ
れないので、検算のときにはサイン切り換えす無意味な
操作を省略できる。
効状態)が発生したときの解除操作を含む操作例であ
る。(サ)は、この電子計算機1で処理できる最大の数
値を越える演算操作が行われたことによってエラーが発
生した場合のエラー解除操作を含む操作例である。この
例では、最大桁数分の数値゛99〜9″に゛2″を足し
て答えを求める操作が行われた後、エラー解除のために
「C」キー21が押されているが、「C」キー21によ
る入力データは無効と判断され、ジャーナルメモリ14
には記憶されていない。
操作が行われたことによってエラーが発生した場合のエ
ラー解除操作を含む操作例であり、この例では゛10
0″を゛0″で割って答えを求める操作が行われた後、
エラー解除のために「C」キー21が押されているが、
「C」キー21による入力データは無効と判断され、ジ
ャーナルメモリ14には記憶されていない。
演算操作が行われたことによってエラーが発生した場合
のエラー解除操作を含む操作例であり、この例では、゛
−2″の平方根を求める演算操作が行われた後エラー解
除のために「C」キー21がが押されているが、「C」
キー21による入力データは無効と判断され、ジャーナ
ルメモリ14には記憶されていない。
「C」キーによるエラー解除操作が行われた場合でも、
「C」キーによる入力データはジャーナルメモリ14に
は記憶されないので、検算のときには無駄な「C」キー
操作を省略できる。
った後に正しい演算命令キーを押して演算命令(ファン
クション)を更新・訂正する操作を含む操作例である。
(セ)においては、数値゛123″に続いて、本来押さ
れるべき「−」キーが押されず、「+」キーが押された
ため、その後「−」キーが押されることにより演算命令
が更新・訂正されているが、先に押された「+」キーに
よる入力データは無効と判断され、ジャーナルメモリ1
4には記憶されていない。(エ)の操作では置数ミスが
あったため、「C]キー21が操作され、そのとき表示
されていた数値゛50″が消去された後、正しい数値 (ソ)においては、数値゛123″に続いて、「+」キ
ー、「−」キーが押され、さらに「×」キーが押される
ことにより演算命令の更新・訂正されているが、「+」
キーによる入力データは「−」キーが押された時点で無
効と判断され、また「−」キーによる入力データは
「×」キーが押された時点で無効と判断され、ジャーナ
ルメモリには記憶されていない。
先に入力された演算命令を更新する入力操作を行った場
合でも、先に入力された演算命令データは無効と判断さ
れ、ジャーナルメモリ14に記憶されていないので、検
算のときには無駄な入力操作および更新・訂正操作を省
略できる。
り、(タ)、(チ)は演算命令キーが偶数回押された場
合、(ツ)、(テ)は奇数回操作された場合である。
(タ)では2回、(チ)では4回、「+」キーが操作さ
れているが、(チ)においては、3回目の操作がなされ
た時点で定数ロック状態が一旦解除されているため、1
回目と2回目の操作派無効とされ、いずれの場合も2回
分の入力データがジャーナルメモリ14に記憶されてい
る。(ツ)では1回、(テ)では3回、「+」キーが操
作されているが、(テ)においては3回目の操作がなさ
れた時点で定数ロック状態が解除されているため1回目
と2回目の操作は無効と判断され、いずれの場合も1回
分の入力データがジャーナルメモリ14に記憶されてい
る。
定数ロック操作とその解除操作とが繰り返し行われた場
合でも、解除された定数ロック状態の入力データ派ジャ
ーナルメモリ14には未臆されないので、検算のときに
は定数ロック操作とその解除操作を繰り返す無意味な操
作を省略できる。
ったキー操作を含む操作例である。(ト)では、「M
R]キーが操作されたことにより、その直前の数値デー
タ゛12″が無効となり、(ハ)では、「MR]キーが
操作されたことにより、その直前の[+/−」キーによ
る入力データが無効となり、その結果、いずれの場合も
(ヒ)の場合と同じ操作データがジャーナルメモリ14
に記憶されている。(フ)では、[+/−」キーの後に
数値データ゛786″が入力されたことにより[+/
−」キーによる入力データが無効となり、その結果、
[+/−」キーの操作を含まない(ヘ)の場合と同じ操
作データがジャーナルメモリ14に記憶されている。
直前の入力操作を無効にするような入力操作が行われた
場合でも、無効となったキー操作データはジャーナルメ
モリ14に記憶されていないので、検算のときには次の
キー入力によって結局無効となるような無駄な操作を省
略できる。
(ホ)では3回、(マ)では2回、「MR」キーが操作
されているが、いずれの場合も最後の操作による入力デ
ータのみ有効と判断され、(ミ)の場合と同じく「M
R」キーが1回だけ操作された状態と同一であり[M
R]に記憶されているデータが(図では[MR]と図示
した)ジャーナルメモリ14に記憶されている。(ム)
では「√」キーに続いて「+」キーが押され、その後
「+」キーにより演算命令が更新され、さらに「C」キ
ーが押されることにより「×」キーによる入力データの
消去が行われているが、「+」キーによる入力データは
「×」キーが押された時点で無効と判断され、「×」キ
ーによる入力データは「C」キーが押された時点で無効
と判断され、更に「C」キーによる入力データも無効と
判断され、ジャーナルメモリ14には記憶されていな
い。(メ)では「√」キーに続いて「C」キーが押され
ているが、「C」キーによる入力データは無効と判断さ
れ、ジャーナルメモリ14には記憶されていない。
は、通常の演算モードにおける入力データのうち計算上
必然性のない無効なデータはジャーナルメモリ14に記
憶せず、有効なデータのみ記憶されるようにしたので、
検算の際、無駄なキー入力操作を省略でき、極めて操作
性がよい。
無駄な入力データがジャーナルメモリ14に記憶されな
いようにしたため、ジャーナルメモリ14の領域を従来
よりも縮小でき、その分を他のデータ記憶領域に有効利
用できる。あるいは、従来よりも少容量のRAM4を使
用することで製品の低価格化を図ることができる。
この発明の理解を助けるために示したほんのわずかの例
に過ぎず、上記以外の様々なキー入力操作においても、
無効な入力データのジャーナルメモリ14への記憶を制
限し、検算の際の無駄なキー入力操作を省略できること
はいうまでもない。
れば以下のごとき優れた効果を発揮することができる。
ば、無効なデータは記憶手段に記憶されないようにした
ことにより、前回の計算の際に無効なデータの入力操作
を行った場合でも、検算のときにはその操作を省略で
き、極めて操作性良く検算を行うことができる。
よれば、前後に入力されたデータとの関係で算術上有効
であるデータのみ記憶手段に記憶されるので、前回の計
算の際に算術上無効なデータの入力操作を行った場合で
も、検算のときにはその操作を省略できる。
よれば、誤入力されたデータ並びに当該誤入力されたデ
ータを消去するために入力されたデータは記憶手段に記
憶されないので、前回の計算の際に誤入力操作並びにそ
の消去操作を行った場合でも、検算のときにはこれらの
無駄な操作を省略できる。
よれば、先に入力されたデータが後に入力されたデータ
により更新された場合、当該先に入力されたデータは記
憶手段に記憶されないので、前回の計算の際に先に入力
されたデータを更新する入力操作を行った場合でも、検
算のときには後の入力によって更新される無駄な入力操
作を省略できる。
よれば、入力不可状態を解除するために入力されたデー
タは記憶手段に記憶されないので、前回の計算の際に入
力不可状態になり、それを解除するための操作を行った
場合でも、検算のときには入力不可状態にするような無
駄な操作、並びに、それを解除するための無駄な操作を
省略できる。
す回路構成図である。
示す図である。
ある。
のフローチャート(置数キー/ファンクションキー処理
ルーチン)である。
のフローチャート(置数キー/ファンクションキー処理
ルーチン)である。
のフローチャート(「C」キー処理ルーチン)である。
のフローチャート(「+/−」キー処理ルーチン)であ
る。
のフローチャート(「MR」キー処理ルーチン)であ
る。
のフローチャート(「M+」、「M−」キー処理ルーチ
ン)である。
めのフローチャート(「▼」キー処理ルーチン)であ
る。
めのフローチャート(「検算」キー処理ルーチン)であ
る。
ジャーナルメモリにおけるデータ記録例とを示す図であ
る。
ジャーナルメモリにおけるデータ記録例とを示す図であ
る。
ジャーナルメモリにおけるデータ記録例とを示す図であ
る。
ジャーナルメモリにおけるデータ記録例とを示す図であ
る。
ジャーナルメモリにおけるデータ記録例とを示す図であ
る。
ジャーナルメモリにおけるデータ記録例とを示す図であ
る。
ジャーナルメモリにおけるデータ記録例とを示す図であ
る。
記憶制御手段) 3 読み出し専用メモリ(ROM、記憶手段) 4 随時書き込み読み出しメモリ(RAM) 5 キー入力部(入力手段) 6 表示駆動回路 7 表示部 7a 表示窓 8 増幅回路 9 スピーカ 10 表示レジスタ(置数入力レジスタ) 11 演算用レジスタ 13 フラグレジスタ 14 ジャーナルメモリ(記憶手段) 16 操作面 17 置数キー群 18 演算命令キー群 19 命令キー群 24 検算キー
Claims (5)
- 【請求項1】データを入力するための入力手段と、 前記入力手段により入力されたデータに基づいて演算を
行う演算手段と、 前記入力手段により入力されたデータを記憶する記憶手
段と、 前記入力手段により入力されたデータが有効であるか否
かを判断し、無効なデータの場合は前記記憶手段に記憶
させないようにする記憶制御手段と、 前記入力手段により新たにデータが入力されると、前記
記憶手段に記憶されているデータと新たに入力されたデ
ータとを比較し、前記記憶手段に記憶されているデータ
と前記入力手段により新たに入力されたデータとが一致
しないとき告知を行う検算手段と、 を備えてなることを特徴とする電子計算機。 - 【請求項2】前記記憶制御手段は、 入力されたデータが、その前後に入力されたデータとの
関係で算術上有効であるか否かを判断することを特徴と
する請求項1記載の電子計算機。 - 【請求項3】前記記憶制御手段は、 誤入力されたデータ並びに当該誤入力されたデータを消
去するために入力されたデータを無効と判断することを
特徴とする請求項1記載の電子計算機。 - 【請求項4】前記記憶制御手段は、 先に入力されたデータが後に入力されたデータにより更
新された場合、当該先に入力されたデータを無効と判断
することを特徴とする請求項1記載の電子計算機。 - 【請求項5】前記記憶制御手段は、 禁制操作による入力不可状態を解除するために入力され
たデータを無効と判断することを特徴とする請求項1記
載の電子計算機。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06217895A JP3508277B2 (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | 電子計算機 |
US08/600,398 US5886910A (en) | 1995-02-24 | 1996-02-12 | Computer with a check function |
DE69633083T DE69633083T2 (de) | 1995-02-24 | 1996-02-19 | Rechner mit Prüffunktion |
EP96102463A EP0729105B1 (en) | 1995-02-24 | 1996-02-19 | Computer with a check function |
HK98114758A HK1013472A1 (en) | 1995-02-24 | 1998-12-22 | Computer with a check function. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06217895A JP3508277B2 (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | 電子計算機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08235124A true JPH08235124A (ja) | 1996-09-13 |
JP3508277B2 JP3508277B2 (ja) | 2004-03-22 |
Family
ID=13192621
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06217895A Expired - Fee Related JP3508277B2 (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | 電子計算機 |
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Country | Link |
---|---|
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008107368A (ja) * | 2008-01-10 | 2008-05-08 | Nippon Signal Co Ltd:The | 速度等計測装置 |
JP2008176562A (ja) * | 2007-01-18 | 2008-07-31 | Casio Comput Co Ltd | 電子機器および電子機器制御プログラム |
JP2017016475A (ja) * | 2015-07-02 | 2017-01-19 | カシオ計算機株式会社 | 電子機器及び計算処理プログラム |
JP2021092973A (ja) * | 2019-12-10 | 2021-06-17 | カシオ計算機株式会社 | 電子機器、電子機器の制御方法、及び電子機器の制御プログラム |
JP2021152981A (ja) * | 2017-01-19 | 2021-09-30 | カシオ計算機株式会社 | 計算機、計算方法及びプログラム |
-
1995
- 1995-02-24 JP JP06217895A patent/JP3508277B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2022048317A (ja) * | 2019-12-10 | 2022-03-25 | カシオ計算機株式会社 | 電子機器、電子機器の制御方法、及び電子機器の制御プログラム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3508277B2 (ja) | 2004-03-22 |
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