JPH08234642A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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Publication number
JPH08234642A
JPH08234642A JP7034897A JP3489795A JPH08234642A JP H08234642 A JPH08234642 A JP H08234642A JP 7034897 A JP7034897 A JP 7034897A JP 3489795 A JP3489795 A JP 3489795A JP H08234642 A JPH08234642 A JP H08234642A
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JP
Japan
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lubricant
image
image forming
toner
photoconductor
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Application number
JP7034897A
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English (en)
Inventor
Chiemi Kaneko
千恵美 兼子
Akira Asami
彰 浅見
Makoto Hasegawa
真 長谷川
Kazuhiko Yuki
和彦 結城
Haruki Morikawa
治樹 森川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 潤滑剤を塗布する画像形成装置において,後
端白抜けの画像劣化を防止する。 【構成】 感光体101上の潜像を現像する現像手段
(図示せず)と,感光体101表面をクリーニングする
クリーニングブラシ102と,感光体101表面に潤滑
剤104を塗布する塗布手段(クリーニングブラシ10
2,フリッカーローラ105)と,感光体101上に所
定の濃度のトナー像および地肌部を作像する作像手段
(図示せず)と,作像手段により作像したトナー像およ
び地肌部の濃度を検知するフォトセンサ110と,フォ
トセンサ110を制御して,前記トナー像および地肌部
の濃度を複数回検知し,該検知結果に基づいて,塗布手
段(クリーニングブラシ102,フリッカーローラ10
5)による潤滑剤の塗布量を制御するCPU116とを
備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,電子写真方式を用いた
複写機,プリンター,ファクシミリ装置等の画像形成装
置に関し,より詳細には,感光体表面に適量の潤滑剤を
均一に安定して塗布する潤滑剤塗布機構を備えた画像形
成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来,電子写真方式の画像形成装置にお
いて,感光体の非画像部は,本来トナーが付着すべき領
域ではないが,現像領域でトナーが感光体に一旦接触す
ると両者の間で物理的吸着力等が生じ,現像領域の静電
気力だけでは感光体からトナーを完全に離すことはでき
なくなり,非画像部にトナーが付着していることがあ
る。
【0003】非画像部に付着したトナーはクリーニング
工程で回収,廃棄されるものの有効に活用されていると
はいえず,非画像部への付着トナーが多いと,記録紙上
でも悪影響を及ぼすことになる。これに対して感光体表
面に潤滑剤を塗布することによって感光体の摩擦係数を
低下させ,トナーと感光体との間に働く吸着力を低下さ
せる画像形成装置が提案されており,このような装置に
あっては,非画像部に付着するトナー量を減少させるこ
とができ,トナーの有効活用,省資源化を達成すること
ができる。また,感光体の表面摩擦係数が低下するの
で,不要なトナー付着を防止でき,地肌汚れのない画像
が得られる。さらに,潤滑剤の塗布および掻き取りが行
われることにより,感光体表面が常にリフレッシュさ
れ,感光体の寿命を延ばすことができる。
【0004】図8は,潤滑剤を塗布する機構を備えた画
像形成装置において,潤滑剤を塗布する機構の構成を示
す説明図であり,感光体801表面の残留トナーを除去
するためのクリーニングブラシ802およびクリーニン
グブレード803と,感光体801表面の摩擦係数を低
下するための潤滑剤804と,クリーニングブラシ80
2に付着したトナーやトナー添加剤を除去し,潤滑剤8
04をクリーニングブラシ802に塗布するフリッカー
ローラ805と,潤滑剤804を支持する支持棒806
と,支持棒806を上下動させるための偏心カム807
と,支持棒806の上部に取り付けられたフィラー80
8と,フィラー808を力学的に検知する検知部材80
9とから構成されている。
【0005】以上の構成において,その動作を説明す
る。感光体801表面に付着している残留トナーは,ク
リーニングブラシ802およびクリーニングブレード8
03によって掻き取られる。この時,フリッカーローラ
805を介して,クリーニングブラシ802により,潤
滑剤804が感光体801へ塗布される。
【0006】固形の潤滑剤804は自重によってフリッ
カーローラ805の表面に当接されており,偏心カム8
07がフリッカーローラ805の駆動モータ(図示せ
ず)によって回転されて支持棒806を上下動すること
により,潤滑剤804をフリッカーローラ805に当接
離間させている。また,支持棒806の上部にはフィラ
ー808が取り付けられており,さらに機枠にはフィラ
ー808を力学的に検知する検知部材809が設けられ
ている。フリッカーローラ805表面に塗布された潤滑
剤804は,クリーニングブラシ802を介して感光体
801の表面に塗布される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記従
来の画像形成装置によれば,潤滑剤を塗布することによ
り,地肌汚れのない画像が得られ,感光体の寿命を延ば
すことができるものの,感光体とトナーとの吸着力が弱
まるため,いったん付着したハーフトーン部のトナーが
掻き取られ,ハーフトーン部の後端白抜けの現象が発生
する虞があるという問題点があった。
【0008】また,通紙枚数の増加に伴って,潤滑剤が
減少するため,潤滑剤の塗布量が減少し,潤滑剤塗布に
よる効果が十分に発揮されなくなるという問題点があっ
た。
【0009】さらに,画像面積率の変動により潤滑剤の
適正塗布量が変化するため,潤滑剤塗布による効果が十
分に発揮されなくなるという問題点があった。
【0010】ここで,上記問題点について詳細に説明す
る。感光体801とトナーとの吸着力が弱まると,ハー
フトーン部の画像上トナーが掻き取られ,図9に示すよ
うな後端が白抜けする画像になってしまう。この現象は
潤滑剤804の塗布量によって変わり,ハーフトーンの
後端付近のある点aの画像濃度(以下,IDと記載す
る)と塗布量との関係は図10のようになる。
【0011】また,図11に示すように,通紙枚数が増
加すると,潤滑剤が減少し,潤滑剤の自重が減少するこ
とにより押圧力が低下するため,潤滑剤804の塗布量
が減少してしまう。また,潤滑剤804は消耗に伴って
形状が変化し,ブラシとの接触面積が減少するため,や
はり,潤滑剤804の塗布量が減少してしまう。
【0012】また,画像面積率に対する潤滑剤804の
最適塗布量は図12のようになる。すなわち,画像面積
率が大きい場合(文字部・黒部面積が多い場合)には,
潤滑剤804を通常量塗布すると,画像部中,文字部面
積率が多いため,トナー付着量低下が目につく。また,
反対に,画像面積率が小さい場合には,潤滑剤804の
通常塗布量では塗布不足のため,フィルミング層や黒斑
点の原因となるトナー中の微粉末の感光体への付着防止
が困難になってしまう。
【0013】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て,潤滑剤を塗布する画像形成装置において,後端白抜
けの画像劣化を防止することを目的とする。
【0014】また,潤滑剤を塗布する画像形成装置にお
いて,フィルミング層,黒斑点などの画像劣化を防止す
ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために,請求項1に係る画像形成装置は,感光体
上の潜像を現像する現像手段と,前記感光体表面をクリ
ーニングするクリーニングブラシと,前記感光体表面に
潤滑剤を塗布する塗布手段と,前記感光体上に所定の濃
度のトナー像および地肌部を作像する作像手段と,前記
作像手段により作像したトナー像および地肌部の濃度を
検知する検知手段と,前記検知手段を制御して,前記ト
ナー像および地肌部の濃度を複数回検知し,該検知結果
に基づいて,前記塗布手段による潤滑剤の塗布量を制御
する制御手段とを具備したものである。
【0016】また,請求項2に係る画像形成装置は,前
記検知手段による複数回の検知位置の少なくとも1つは
前記トナー像および地肌部の前半部とし,かつ,少なく
とも1つは前記トナー像および地肌部の後半部とするも
のである。
【0017】また,請求項3に係る画像形成装置は,前
記制御手段が,前記前半部の検知結果と後半部の検知結
果との演算値により前記塗布手段による潤滑剤の塗布量
を制御するものである。
【0018】また,請求項4に係る画像形成装置は,前
記制御手段が,前記作像手段を制御して,トナー濃度制
御用の基準トナー像と併用可能に前記トナー像を作像す
るものである。
【0019】また,請求項5に係る画像形成装置は,前
記制御手段が,前記作像手段を制御して,作像する前記
トナー像の濃度を高濃度側の一定範囲内の濃度とするも
のである。
【0020】また,請求項6に係る画像形成装置は,感
光体上の潜像を現像する現像手段と,前記感光体表面を
クリーニングするクリーニングブラシと,前記感光体表
面に潤滑剤を塗布する塗布手段と,画像面積率を検知す
る検知手段と,前記検知手段の検知結果に基づいて,前
記塗布手段による潤滑剤の塗布量を制御する制御手段と
を具備したものである。
【0021】
【作用】本発明の画像形成装置(請求項1)は,感光体
上に所定の濃度のトナー像および地肌部を作像し,作像
したトナー像および地肌部の濃度を複数回検知し,該検
知結果に基づいて,潤滑剤の塗布量を制御することによ
り,潤滑剤の過剰塗布を防止する。
【0022】また,本発明の画像形成装置(請求項2)
は,複数回の検知位置の少なくとも1つはトナー像およ
び地肌部の前半部とし,かつ,少なくとも1つはトナー
像および地肌部の後半部とすることにより,正確に潤滑
剤の過剰塗布を防止する。
【0023】また,本発明の画像形成装置(請求項3)
は,前半部の検知結果と後半部の検知結果との演算値に
より潤滑剤の塗布量を制御することにより,正確に潤滑
剤の過剰塗布を防止する。
【0024】また,本発明の画像形成装置(請求項4)
は,トナー濃度制御用の基準トナー像と併用可能にトナ
ー像を作像する。
【0025】また,本発明の画像形成装置(請求項5)
は,作像するトナー像の濃度を高濃度側の一定範囲内の
濃度とする。
【0026】また,本発明の画像形成装置(請求項6)
は,画像面積率に基づいて,潤滑剤の塗布量を制御する
ことにより,潤滑剤の塗布量が適正量となる。
【0027】
【実施例】以下,本発明の画像形成装置について,〔実
施例1〕,〔実施例2〕,〔実施例3〕の順で,図面を
参照して詳細に説明する。
【0028】〔実施例1〕図1は,潤滑剤を塗布する機
能を備えた実施例1の画像形成装置において,潤滑材を
塗布する機構の構成(クリーニングユニット100)を
示す説明図であり,感光体101表面の残留トナーを除
去するためのクリーニングブラシ102およびクリーニ
ングブレード103と,感光体101表面の摩擦係数を
低下するための潤滑剤104と,クリーニングブラシ1
02に付着したトナーやトナー添加剤を除去し,潤滑剤
104をクリーニングブラシ102に塗布するフリッカ
ーローラ105と,潤滑剤104を支持する支持棒10
6と,支持棒106を上下動させるための偏心カム10
7と,支持棒106の上部に取り付けられたフィラー1
08と,フィラー108を力学的に検知する検知部材1
09と,感光体101上に形成された画像が正常か否か
を判断する基準となる基準トナー像および感光体101
上の地肌部を検知するための検知手段としてのフォトセ
ンサ110と,クリーニングブラシ102を回転駆動す
るモータ111と,モータ111の回転数を調節するモ
ータコントローラ112と,制御プログラムを記憶して
いるROM113と,制御動作時においてワーク用メモ
リとして使用するRAM114と,フォトセンサ110
からの信号をA/D変換するためのA/Dコンバータ1
15と,ROM113に記憶されている制御プログラム
にしたがって上記各部を制御する制御手段としてのCP
U116とから構成されている。
【0029】なお,クリーニングブラシ102およびフ
リッカーローラ105により塗布手段が構成されてい
る。また,現像手段および作像手段は,公知の技術に使
用されている現像装置および作像装置(露光装置)が,
本発明にそのまま適用できるので,図示および説明を省
略する。
【0030】以上の構成において,その動作を説明す
る。帯電,現像,転写の各工程を経た感光体101上の
転写残トナーは,クリーニングブラシ102およびクリ
ーニングブレード103によって感光体101上から除
去される。また,潤滑剤104およびフリッカーローラ
(塗布ローラ)105はクリーニングユニット100内
に納められており,固体バー状になっている潤滑剤10
4は,フリッカーローラ105を介してクリーニングブ
ラシ102に塗布され,クリーニングブラシ102から
感光体101上に塗布される。
【0031】次に,図2のフローチャートを参照して,
実施例1の制御動作,すなわち,10枚以上の画像形成
動作終了後に画像を形成する場合の動作について説明す
る。CPU116は,画像形成動作(以下,コピーと記
載する)終了後に(S201),前のパターン作成から
10枚以上コピーしている場合(S202),感光体1
01上にチェック用のパターン(以下,パターンH1と
記載する)を作成する(S203)。
【0032】作成したパターンH1とパターンH1の前
後をフォトセンサ110で検知した場合の検知出力とを
図3に示す。図3において,感光体101上の地肌部の
検知出力をVSG,パターンH1を形成してから時間t1
経過後の出力値をVSP1 ,時間t2経過後の出力値をV
SP2 とする。なお,t1はパターンH1の前半1/4の
点H11までの経過時間を示し,t2はパターンH1の後
半1/4の点H12までの経過時間を示している。
【0033】通常,潤滑剤を塗布していない状態では,
図3(a)に示すように,VSP1 =VSP2 となるが,潤
滑剤を過剰に塗布した場合には,図3(b)に示すよう
に,VSP1 とVSP2 との間に差xが生じ(|VSP1 −V
SP2 |=x),図4に示すように,潤滑剤の塗布量が増
加するにしたがって,xの値が上昇する。
【0034】ここで,xが所定の値bより大きい場合,
パターンH1の後端における白抜けが増加することが予
想されるため,実施例1では,塗布量を減少させる制御
を行う。具体的には,CPU116は,A/Dコンバー
タ115を介してフォトセンサ110の検出値,すなわ
ち,VSP1 ,VSP2 を入力し(S204),|VSP1
SP2 |(以下,xと記載する)の値が所定の値bより
大きいか否かを判定する(S205)。xがbより大き
い場合には,CPU116は,モータコントローラ11
2を介してモータ111を制御して,クリーニングブラ
シ(潤滑剤塗布ローラ)102の回転数を1ステップ下
げ(S206),潤滑剤の塗り過ぎを防止する。
【0035】一方,xがbより小さい場合には,クリー
ニングブラシ102の回転数をそのままにして処理を終
了する。
【0036】ここで,パターンH1について詳細に説明
する。先ず,パターンH1は,従来の画像形成装置にお
けるトナー濃度制御用のパターンと併用する。すなわ
ち,トナー濃度を適正濃度とするための基準トナー像と
パターンH1とを同一パターンとする。
【0037】なお,パターンH1と濃度制御用のパター
ンとを同一パターンとするために,実施例1では,トナ
ー像パターンのID(画像濃度)を高濃度側の一定ID
内に設定することで実現している。
【0038】ここで,トナー像パターンのIDの設定に
ついて詳細に説明する。潤滑剤104の塗布量が最適の
場合,ハーフトーン後端白抜けは原稿のIDに影響され
る。原稿のIDと図9(従来)に示したaの部分のID
の関係は図5(a)に示すとおりであり,原稿のIDが
所定の値A以上なら後端白抜けは発生しない。したがっ
て,パターンH1のIDはA以下の値を使用する。一
方,現像ポテンシャルと,形成されたパターンのIDと
の関係は図5(b)に示すとおりであり,図5(b)に
示した関係において,感光体101上の画像濃度を制御
する基準パターンは一般的に傾きのある部分で,かつ比
較的高濃度の部分Bで制御されている。
【0039】ここで,図5(a)および図5(b)のグ
ラフにおいて,共通部分Cがあることがわかる。したが
って,IDをこの範囲の値に設定することにより,パタ
ーンH1と濃度制御用の基準パターンとを併用すること
ができる。
【0040】具体的には,実施例1では,図5(a)に
示したAの値はID=1.2以上であり,図5(b)に
示したBの値はID=1.0〜1.3があげられる。し
たがって2つのグラフの共通部分Cの値はID=1.0
〜1.2であり,パターン濃度をID=1.0〜1.2
の範囲で形成することにより,1つのパターン像でトナ
ー濃度制御と潤滑剤塗布量の制御が可能となる。
【0041】前述したように,実施例1の画像形成装置
によれば,フォトセンサ110の検出値において,パタ
ーンH1における前半部の出力値と後半部の出力値との
差が所定の値以上の場合に潤滑剤の塗布量を減少させる
ため,潤滑剤の塗りすぎにより生じる形成画像の後端部
における白抜けを防止することができる。
【0042】また,パターンH1のIDをトナー濃度制
御用のパターンのIDと共通部分に設定するため,パタ
ーンH1とトナー濃度制御用パターンとを併用でき,従
来の機構を利用できる。したがって,簡単な機構で実施
例1を実現することができる,すなわち,簡単な機構で
感光体上の濃度の制御,地肌汚れの防止,後端白抜けの
防止が可能となる。
【0043】〔実施例2〕図6は,潤滑剤を塗布する機
能を備えた実施例2の画像形成装置において,潤滑材を
塗布する機構の構成を示す説明図であり,感光体601
表面の残留トナーを除去するためのクリーニングブラシ
602およびクリーニングブレード603と,感光体6
01表面の摩擦係数を低下するための潤滑剤604と,
クリーニングブラシ602に付着したトナーやトナー添
加剤を除去し,潤滑剤604をクリーニングブラシ60
2に塗布するフリッカーローラ605と,潤滑剤604
のフリッカーローラ605への押圧力を調整するための
偏心カム606と,画像形成動作における記録紙の通紙
枚数を検知する通紙枚数検知装置607と,偏心カム6
06を駆動するためのドライバ608と,制御プログラ
ムを記憶しているROM609と,制御動作時において
ワーク用メモリとして使用するRAM610と,ROM
609に記憶されている制御プログラムにしたがって上
記各部を制御する制御手段としてのCPU611とから
構成されている。
【0044】なお,クリーニングブラシ602およびフ
リッカーローラ605により塗布手段が構成されてい
る。また,現像手段は,公知の技術に使用されている現
像装置が,本発明にそのまま適用できるので,図示およ
び説明を省略する。
【0045】なお,通紙枚数検知装置607における検
知方法は,特に限定するものではなく,例えば,コピー
枚数をカウントするカウンターのカウント値を利用する
方法等,どのような方法でも良い。
【0046】以上の構成により,その動作を説明する。
潤滑剤604は固形または板状のステアリン酸亜鉛を用
いており,フリッカーローラ605に接触加圧されてい
る。また,フリッカーローラ605は図示しない駆動モ
ータによって回転されるようになっており,クリーニン
グブラシ602の清掃と,クリーニングブラシ602へ
の潤滑剤604の塗布を兼ねて行っている。また,クリ
ーニングブラシ602も感光体601上の清掃と,感光
体601への潤滑剤604の塗布を兼ねて行っている。
【0047】CPU611は通紙枚数検知装置607の
検知結果に基づいて,ROM609に記憶されている制
御プログラムにしたがって潤滑剤604の塗布量を制御
する。すなわち,CPU611は,通紙枚数が多い場合
には,ドライバ608を介して偏心カム606を制御し
て,潤滑剤604のフリッカーローラ605への押圧力
を強くし,フリッカーローラ605への潤滑剤604の
塗布量を増加させる。一方,通紙枚数が少ない場合に
は,CPU611は潤滑剤604の塗布量を減少させる
制御を行う。
【0048】フリッカーローラ605への潤滑剤604
の塗布量が増加すると,フリッカーローラ605からク
リーニングブラシ602へ塗布される潤滑剤604も増
加し,したがって,クリーニングブラシ602から感光
体601へ塗布される潤滑剤604も増加する。同様に
フリッカーローラ605への潤滑剤604の塗布量が減
少すると,感光体601へ塗布される潤滑剤604も減
少する。
【0049】前述したように実施例2によれば,通紙枚
数が多い場合に,潤滑剤604のフリッカーローラ60
5への押圧力を強くするため,感光体601への潤滑剤
604の塗布量を適正な量とすることができる。また,
通紙枚数とトナー消費量(トナー交換回数から割り出
す)とから通紙1枚当たりのトナー消費量を算出すれ
ば,おおよその画像面積率を割り出すこともできる。
【0050】〔実施例3〕図7は,潤滑剤を塗布する機
能を備えた実施例3の画像形成装置において,潤滑材を
塗布する機構の構成を示す説明図であり,図6と同符号
のものは実施例2と共通に付き,説明を省略し,異なる
部分についてのみ詳細に説明する。なお,実施例3はデ
ジタル式の画像形成装置である。
【0051】604aは潤滑剤604をフリッカーロー
ラ605へ押圧するためのスプリングを示し,701は
画像形成動作における画像面積率を検知する検知手段と
しての画像面積率検知装置を示し,702はフリッカー
ローラ605の駆動速度を調整するモータコントローラ
を示し,703は制御プログラムを記憶しているROM
を示し,704は制御動作時においてワーク用メモリと
して使用するRAMを示し,705はROM703に記
憶されている制御プログラムにしたがって上記各部を制
御する制御手段としてのCPUを示している。
【0052】なお,画像面積率検知装置701における
検知方法は,特に限定するものではなく,例えば,スキ
ャナで原稿を読み取る際に,読取時の同期クロックをカ
ウントし,その際,黒部を読み取った時のみの同期クロ
ックもカウントし,原稿全体に対するカウント値と原稿
の黒部に対するカウント値との比により,画像面積率を
検知するなど,どのような方法でも良い。
【0053】以上の構成により,その動作を説明する。
潤滑剤604は固形または板状のステアリン酸亜鉛を用
いており,スプリング604aによりフリッカーローラ
605に接触加圧されている。また,フリッカーローラ
605は図示しない駆動モータによって回転されるよう
になっており,クリーニングブラシ602の清掃と,ク
リーニングブラシ602への潤滑剤604の塗布を兼ね
て行っている。また,クリーニングブラシ602も感光
体601上の清掃と,感光体601への潤滑剤604の
塗布を兼ねて行っている。
【0054】CPU705は画像面積率検知装置701
の検知結果に基づいて,ROM703に記憶されている
制御プログラムにしたがって潤滑剤604の塗布量を制
御する。すなわち,CPU705は,画像面積率が増加
すると,モータコントローラ702を制御してフリッカ
ーローラ605の回転数を調整し,クリーニングブラシ
602への潤滑剤604の塗布量を減少させる。一方,
画像面積率が減少すると,CPU705は潤滑剤604
の塗布量を増加させる制御を行う。
【0055】クリーニングブラシ602への潤滑剤60
4の塗布量が減少すると,クリーニングブラシ602か
ら感光体601へ塗布される潤滑剤604も減少する。
同様にクリーニングブラシ602への潤滑剤604の塗
布量が増加すると,感光体601へ塗布される潤滑剤6
04も増加する。
【0056】前述したように実施例3によれば,画像面
積率が増加すると,フリッカーローラ605の回転数を
制御して,クリーニングブラシ602への潤滑剤604
の塗布量を減少させるため,感光体601への潤滑剤6
04の塗布量を適正な量とすることができる。したがっ
て,画像面積率が多い場合における黒部のトナー付着量
低下を防止し,画像面積率が少ない場合において,フィ
ルミング層や黒斑点の原因となるトナー中の微粉末の感
光体601への付着を防止することができる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように,本発明の画像形成
装置(請求項1)は,感光体上に所定の濃度のトナー像
および地肌部を作像し,作像したトナー像および地肌部
の濃度を複数回検知し,該検知結果に基づいて,潤滑剤
の塗布量を制御することにより,潤滑剤の過剰塗布を防
止するため,潤滑剤を塗布する画像形成装置において,
後端白抜けの画像劣化を防止することができる。
【0058】また,本発明の画像形成装置(請求項2)
は,複数回の検知位置の少なくとも1つはトナー像およ
び地肌部の前半部とし,かつ,少なくとも1つはトナー
像および地肌部の後半部とすることにより,正確に潤滑
剤の過剰塗布を防止するため,潤滑剤を塗布する画像形
成装置において,後端白抜けの画像劣化を確実に防止す
ることができる。
【0059】また,本発明の画像形成装置(請求項3)
は,前半部の検知結果と後半部の検知結果との演算値に
より潤滑剤の塗布量を制御することにより,より正確に
潤滑剤の過剰塗布を防止するため,潤滑剤を塗布する画
像形成装置において,後端白抜けの画像劣化を確実に防
止することができる。
【0060】また,本発明の画像形成装置(請求項4)
は,トナー濃度制御用の基準トナー像と併用可能にトナ
ー像を作像するため,簡単な構成で本発明が実現可能と
なる。
【0061】また,本発明の画像形成装置(請求項5)
は,作像するトナー像の濃度を高濃度側の一定範囲内の
濃度とするため,簡単な構成で本発明が実現可能とな
る。
【0062】また,本発明の画像形成装置(請求項6)
は,画像面積率に基づいて,潤滑剤の塗布量を制御する
ことにより,潤滑剤の塗布量が適正量となるため,潤滑
剤を塗布する画像形成装置において,フィルミング層,
黒斑点などの画像劣化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に係る潤滑材を塗布する機構の構成を
示す説明図である。
【図2】実施例1の制御動作を示すフローチャートであ
る。
【図3】パターンと,パターンをフォトセンサで検知し
た場合の検知出力とを示す説明図である。
【図4】パターンの前半部におけるフォトセンサの出力
値と後半部における出力値との差と,潤滑剤の塗布量と
の関係を示すグラフである。
【図5】(a)は原稿IDと白抜け部のIDとの関係を
示すグラフであり,(b)は形成されたパターンのID
と,現像ポテンシャルとの関係を示すグラフである。
【図6】実施例2に係る潤滑材を塗布する機構の構成を
示す説明図である。
【図7】実施例3に係る潤滑材を塗布する機構の構成を
示す説明図である。
【図8】従来に係る潤滑剤を塗布する機構の構成を示す
説明図である。
【図9】後端が白抜けした画像を示す説明図である。
【図10】ハーフトーンの後端付近のある点のIDと塗
布量との関係を示すグラフである。
【図11】通紙枚数と潤滑剤塗布量との関係を示すグラ
フである。
【図12】画像面積率と潤滑剤塗布量の最適値との関係
を示すグラフである。
【符号の説明】
101 感光体 102 クリー
ニングブラシ 103 クリーニングブレード 104 潤滑剤 105 フリッカーローラ 110 フォト
センサ 111 モータ 112 モータ
コントローラ 113 ROM 114 RAM 115 A/Dコンバータ 116 CPU 601 感光体 602 クリー
ニングブラシ 603 クリーニングブレード 604 潤滑剤 605 フリッカーローラ 606 偏心カ
ム 607 通紙枚数検知装置 608 ドライ
バ 609 ROM 610 RAM 611 CPU 701 画像面
積率検知装置 702 モータコントローラ 703 ROM 704 RAM 705 CPU
フロントページの続き (72)発明者 結城 和彦 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 森川 治樹 宮城県柴田郡柴田町大字中名生字神明堂3 −1 東北リコー株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体上の潜像を現像する現像手段と,
    前記感光体表面をクリーニングするクリーニングブラシ
    と,前記感光体表面に潤滑剤を塗布する塗布手段と,前
    記感光体上に所定の濃度のトナー像および地肌部を作像
    する作像手段と,前記作像手段により作像したトナー像
    および地肌部の濃度を検知する検知手段と,前記検知手
    段を制御して,前記トナー像および地肌部の濃度を複数
    回検知し,該検知結果に基づいて,前記塗布手段による
    潤滑剤の塗布量を制御する制御手段とを具備したことを
    特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記検知手段による複数回の検知位置の
    少なくとも1つは前記トナー像および地肌部の前半部と
    し,かつ,少なくとも1つは前記トナー像および地肌部
    の後半部とすることを特徴とする請求項1記載の画像形
    成装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は,前記前半部の検知結果
    と後半部の検知結果との演算値により前記塗布手段によ
    る潤滑剤の塗布量を制御することを特徴とする請求項2
    記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は,前記作像手段を制御し
    て,トナー濃度制御用の基準トナー像と併用可能に前記
    トナー像を作像することを特徴とする請求項1,2また
    は3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は,前記作像手段を制御し
    て,作像する前記トナー像の濃度を高濃度側の一定範囲
    内の濃度とすることを特徴とする請求項1,2,3また
    は4記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 感光体上の潜像を現像する現像手段と,
    前記感光体表面をクリーニングするクリーニングブラシ
    と,前記感光体表面に潤滑剤を塗布する塗布手段と,画
    像面積率を検知する検知手段と,前記検知手段の検知結
    果に基づいて,前記塗布手段による潤滑剤の塗布量を制
    御する制御手段とを具備したことを特徴とする画像形成
    装置。
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