JPH08234584A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH08234584A
JPH08234584A JP5801695A JP5801695A JPH08234584A JP H08234584 A JPH08234584 A JP H08234584A JP 5801695 A JP5801695 A JP 5801695A JP 5801695 A JP5801695 A JP 5801695A JP H08234584 A JPH08234584 A JP H08234584A
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JP
Japan
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transfer
electrostatic latent
latent image
belt
nip width
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JP5801695A
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English (en)
Inventor
Megumi Otoshi
恵 大年
Hitoshi Ishibashi
均 石橋
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 転写搬送ベルトと感光体ドラムとのニップ部
の幅をニップ部の長手方向全長にわたって常に一定にす
るための調整機構を設けることにより、転写ニップ幅の
過不足をなくして最適値に調整可能とし、高品質の画像
を安定して得ることができる様にした画像形成装置を提
供する。 【構成】 一様に帯電した静電潜像担持体に原稿画像に
対応する静電潜像を形成する為の静電潜像形成手段4、
8と、該静電潜像担持体に帯電したトナーを供給する為
の現像手段5、9と、該現像手段により形成されたトナ
ー像を転写材に転写する為の転写手段とを有し、転写手
段は、転写搬送ベルト21、転写搬送ベルトを走行させ
る駆動ローラ22、上記静電潜像担持体に上記転写搬送
ベルトを押し当てる従動ローラ23、及び該転写搬送ベ
ルトに電荷を与えるバイアス印加ローラ24とから成る
転写ベルトユニットを備えている画像形成装置におい
て、上記静電潜像担持体と上記転写搬送ベルトとのニッ
プ部の転写ニップ幅を変化させる転写ニップ幅調整機構
40を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真式の画像形成装
置の改良に関し、特に静電潜像担持体から転写紙へのト
ナー像の転写手段として転写搬送ベルトを用いた装置に
おいて発生する不具合である静電潜像担持体と転写搬送
ベルトとのニップ部幅のバラツキと、それに起因した画
質の低下を防止することができる画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ等の電
子写真式の画像形成装置においては、原稿反射光等の画
像情報を、予め帯電手段によって電荷を付与された静電
潜像担持体(感光体)に照射することによって原稿画像
に対応する静電潜像を形成し、この静電潜像に対して現
像手段からトナーを供給することによって得たトナー像
を転写手段によって転写紙上に転写し、転写後定着させ
ることによって画像形成を行っている。この転写手段と
しては、無終端状の転写搬送ベルトと、転写搬送ベルト
にトナーの帯電電極とは逆極性の電荷を与えるバイアス
印加部材と、転写搬送ベルトを走行させる駆動ローラ
と、転写搬送ベルトを静電潜像担持体に圧接させる従動
ローラとから成る転写ベルトユニットが知られている。
【0003】この種の転写搬送ベルトが潜像担持体とし
ての感光体ドラムと圧接することにより形成されるニッ
プ部の幅(ベルトの長手方向に沿った幅)は、ベルトの
幅方向両端部にある計2点の位置決め部により一義的に
決定され、微調整することができなかった。微調整がで
きないことにより、ベルトの幅方向手前側と奥側とでニ
ップ幅が異なる事態が発生する。この結果、手前と奥の
画像に濃度差等の異常が発生し易かった。また、転写搬
送ベルトは駆動ローラと従動ローラによりエンドレスに
張設されていて駆動される為、走行中にニップ幅の広い
方からニップ幅の狭い方へベルトが位置ずれを起こして
片寄り、記録紙の正常な搬送及び正常な転写が行われな
くなるという不具合があった。
【0004】この点を更に詳しく説明すると、転写搬送
ベルトを感光体ドラムに圧接させることにより形成され
る転写ニップ部の幅は、転写工程においては、転写搬送
ベルトの電気抵抗、及び定電流制御での転写電流と同様
に重要なパラメータである。なお、転写電流とはバイア
スローラから転写搬送ベルト及び転写紙を介して感光体
ドラムへ流れる電流であり、定電流制御とはこの転写電
流を一定に制御することにより、転写電解を一定に制御
することである。
【0005】例えば、上記3つのパラメータのうち、転
写ニップ部の幅以外の2つのパラメータ(転写搬送ベル
トの電気抵抗、及び定電流制御での転写電流)を一定値
に固定した場合、ある転写電流を流す為に必要とされる
印加電圧は転写ニップ幅をいかに設定するかにより決定
されることとなる。即ち、転写ニップ幅の値は、転写電
流経路に於て転写搬送ベルト−転写紙−感光体ドラム間
の転写電流流入経路の流路面積を決定する要因である
為、ベルト抵抗及び転写電流が一定である場合にニップ
幅(流路面積)を狭くすると、転写バイアスの印加電圧
は高くなる。その為、版画と指称される異常現象に対す
る余裕度が著しく低下し、版画が発生し易くなる。な
お、ここで版画とは転写ニップ部においてバイアスロー
ラからトナーとは逆極性の電荷が付与されることによ
り、トナー自身が逆帯電するために感光体ドラムに再び
トナーが転写されてしまう現象を云う。版画は、転写不
良等の画質低下、感光体ドラムのトナー汚れ等々の不具
合をもたらす。また、転写ニップ幅が狭い場合には印加
電圧が高くなる為に、電源として、より大型のパワーパ
ックを必要とすることとなる。
【0006】このように転写ニップ幅の決定は、パラメ
ータ設計上、極めて重要な要素であることは明らかであ
るが、従来の画像形成装置に於ける感光体ドラムに対す
る転写搬送ベルトの位置決めは、夫々のユニット側の位
置決め部で個別に行われているに過ぎず、しかも位置決
めの微調整を行うことができないから、各構成部品の精
度によりロット差が発生し、これが転写ニップ幅のバラ
ツキとなって反映し、転写ベルトユニットの幅方向(転
写ニップ部の幅方向と直交する方向)においてニップ幅
に偏差が生じる。このような偏差が生じると、版画等の
余裕度が変わる為、好ましくなく、この点の改善が望ま
れていたところである。
【0007】また、上記したように転写ニップ幅が狭過
ぎると種々の不具合が発生するため、ある程度広く設定
することが必要ではあるが、逆にニップ幅が広過ぎる
と、文字の中抜けという画像不良が発生し易くなる。特
に、厚紙を転写ニップ部に通紙する場合には、紙厚が大
きい分だけニップ幅が広がる(ニップ厚が高まる)た
め、文字の中抜けが発生し易くなる。
【0008】
【発明の目的】本発明は上記に鑑みてなされたものであ
り、転写搬送ベルトと感光体ドラムとのニップ部の幅を
ニップ部の長手方向全長にわたって常に一定にするため
の調整機構を設けることにより、転写ニップ幅の過不足
をなくして最適値に調整可能とし、高品質の画像を安定
して得ることができる様にした画像形成装置を提供する
ことを目的としている。
【0009】
【発明の構成】上記目的を達成するため、請求項1記載
の本発明は、帯電トナーを保持する為の静電潜像担持体
と、該静電潜像担持体に電荷を付与する為の帯電手段
と、該帯電手段により電荷を付与された静電潜像担持体
に原稿画像に対応する静電潜像を形成する為の静電潜像
形成手段と、該静電潜像担持体に帯電したトナーを供給
する為の現像手段と、該現像手段により形成されたトナ
ー像を転写紙に転写する為の転写手段と、該転写手段が
位置する転写位置に転写紙を供給する転写紙供給手段と
を有し、上記転写手段は、転写搬送ベルト、転写搬送ベ
ルトを走行させる駆動ローラ、上記静電潜像担持体に上
記転写搬送ベルトを押し当てる従動ローラ、及び該転写
搬送ベルトに電荷を与えるバイアス印加ローラとから成
る転写ベルトユニットを備えている画像形成装置におい
て、上記静電潜像担持体と上記転写搬送ベルトとのニッ
プ部の転写ニップ幅を変化させる転写ニップ幅調整機構
を備えたことを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明では、上記転写ニップ
幅調整機構は、上記静電潜像担持体と上記転写搬送ベル
トを圧接させる位置決め部に設けられていることを特徴
とする。請求項3記載の発明では、上記転写ニップ幅調
整機構は、上記バイアス印加ローラ部分に設けられてい
ることを特徴とする。請求項4記載の発明では、上記転
写ニップ幅調整機構は、上記従動ローラ部分に設けられ
ていることを特徴とする。請求項5記載の発明では、上
記転写ニップ幅調整機構は、任意の位置に固定できるこ
とを特徴とする。
【0011】以下、添付図面に基づいて本発明の一実施
例を詳細に説明する。図1は本発明を適用する2色同時
画像形成装置の作像部全体の概略構成説明図であり、こ
の2色同時画像形成装置は帯電チャージャ、書込みユニ
ット、及び現像ユニットを夫々2個づつ備えている。即
ち、感光体ドラム1の外周には除電ランプ2、第1の帯
電チャージャ(帯電手段)3、第1の書込みユニット
(静電潜像形成手段)からの光を導くミラー4、第1の
現像ユニット5(現像ローラ6)、第2の帯電チャージ
ャ(帯電手段)7、第2の書込みユニット(静電潜像形
成手段)8、第2の現像ユニット9(現像ローラ1
0)、クリーニングユニット11(クリーニングブラシ
12、ブレード13)、転写ベルトユニット20、転写
紙供給手段等を有する。転写ベルトユニット20は、中
抵抗体等の材料から構成された無終端状の転写搬送ベル
ト21を駆動ローラ22と従動ローラ23により張設し
て矢印方向に走行させると共に、感光体ドラム1と接触
する転写ニップ部Nの近傍にバイアス印加ローラ24を
配置した構成を有する。なお、現像ユニット5、9は現
像手段を構成している。転写搬送ベルト21、転写搬送
ベルトを走行させる駆動ローラ22、上記静電潜像担持
体に上記転写搬送ベルトを押し当てる従動ローラ23、
及び該転写搬送ベルトに電荷を与えるバイアス印加ロー
ラ24は、転写手段を構成している。
【0012】この装置により画像形成を開始する際に
は、まず除電ランプ2により静電潜像担持体である感光
体1に光を照射して感光体1の表面電位を0〜−100
Vの基準電位に除電する。次に、帯電手段としての第1
帯電チャージャ3により感光体1へチャージを行って感
光体1の表面電位を−850V前後に一様帯電する。帯
電された感光体表面に対して、第1書込みユニットの最
終位置に設けられたミラー4によりレーザ光を結像照射
させることにより光を照射した部分(画像部)の表面電
位を0〜−100Vに低下させ、静電潜像を形成する。
続いて、第1の現像ユニット5の現像ローラ6に−60
0V前後のバイアスが印加されているので、第1現像ユ
ニット5内の負に帯電されたトナーが静電潜像に付着す
る。潜像部分以外の非画像部は−850V前後に帯電し
たままであるので、トナーは付着しない。
【0013】2色モードを選択した場合には続けて第2
帯電から第2現像までの工程が実行され、またモノカラ
ー(赤or青)単色モードを選択した場合には第2帯電
から第2現像のみが行われる。即ち、2色モードを選択
した場合には、第1現像ユニット5での現像が行われた
後で、更に第2帯電チャージャ7で感光体表面をチャー
ジし、再び感光体の表面電位を−850V前後にする。
そして、図示されていないホストマシン等々から送られ
てきた黒以外のデジタル画像情報が第2書込みユニット
8に入力されると、第2書込みユニット8は画像情報に
対応してLEDが発光付勢され感光体1上にレーザ光が
結像照射される。この照射光が照射された部分の感光体
表面電位は0〜−100Vとなり、この画像部分に第2
現像ユニット9の現像スリーブ10(−700前後のバ
イアスが印加)から供給されるトナーが付着する。
【0014】こうして感光体上に形成されたトナー像は
感光体の回転により移動し、図示しない給紙部から供給
され転写搬送ベルト21により搬送されてきた転写紙の
給紙タイミングと整合するように位置合わせが行われ
る。この位置合わせは、感光体1と転写搬送ベルト21
との接触部Nにて行われ、バイアス印加ローラ24の作
用により、この位置でトナー像が転写紙上に転写され
る。
【0015】転写を受けた転写紙は、転写搬送ベルト2
1に電気的に吸着されたまま図面左方へ送られ、転写搬
送ベルト21の左端反転部で曲率分離され、そのまま左
方に位置する図示しない定着装置に搬送されて、熱と圧
力によりトナーの定着を受け、排出される。一方、感光
体ドラム1の表面に残った残留トナーは、クリーニング
ユニット11により掻き落とされる為、感光体は次の工
程に備えることができる。
【0016】次に、図2は本発明を適用した転写ベルト
ユニット20の一例の構成を示す拡大図であり、駆動ロ
ーラ22はその芯金部分が金属ローラであり、この金属
ローラの外周面に導電性のゴム材が円筒状に積層一体化
された構成となっている。転写搬送ベルト21の上側走
行面の内側には、感光体1との転写ニップ部Nよりも下
流側位置にバイアス印加ローラ24が配置されている。
バイアス印加ローラ24は、図示しない電源と接続され
ており、転写搬送ベルト21に電流を印加する為のもの
である。駆動ローラ22はレバー26の一端に回転自在
に支持されており、レバー26は他端の支持軸27によ
りベルトユニット20のフレームに枢支され、この支持
軸27を中心として上下方向に回動することにより駆動
ローラ22を上下方向に回動させるように構成されてい
る。また、レバー26はネジ28によりベルトユニット
20のフレームに固定されることにより回転を禁止され
て駆動ローラ22を所定位置に保持し、その結果駆動ロ
ーラ22と従動ローラ23との間で転写搬送ベルト21
を張設保持している。
【0017】転写ベルトユニット20は、左端側が転写
ユニットケース29に駆動ローラ22の軸を中心として
回動可能に支持されているため、右端側は該軸を中心と
して上下方向に回動する。またユニットケース29に設
けられた軸31により一端部を回動自在に枢支された接
離レバー30は、押上げスプリング32の力によりその
先端部でベルト21の下側走行面を上向きに押し上げる
様に構成されている。即ち、接離レバー30は、図示し
ない回動手段によって、軸31を中心として反時計回り
方向へ回動されると、スプリング32に抗して同方向へ
下がり、その結果転写ベルトユニット20の右端部が時
計回り方向に降下し、その結果ベルト21が感光体1の
表面から離間する。また、転写紙が転写位置に搬送され
てくるタイミングで上記図示しない回動手段の付勢力が
解除されると、接離レバー30の軸31がフリーとなっ
て押上スプリング32が作用して転写搬送ベルト21が
感光体1の表面に圧接される。
【0018】上記した転写ニップ幅の設定の良否に関与
する転写ベルトユニット20と感光体1との間の位置決
めは、図2の実施例では位置決め機構(転写ニップ幅調
整機構)40が行っている。この位置決め機構40は、
転写搬送ベルト21の転写ユニットケース29に設けた
ベルト側位置決め部41と、感光体1の側板に設けられ
た突起である位置決め部42とから成り、各位置決め部
41、42は、夫々転写ベルトユニット20と感光体1
の幅方向両端部に設けられている。なお、ここで幅方向
とは図2の紙面と直交する方向、即ち、ベルトの搬送方
向と直交する方向を意味する。
【0019】なお、上記実施例では位置決め機構を構成
するボルト等を転写ベルトユニット側に設け、感光体側
には突起状の位置決め部42だけを設けたが、これとは
逆にベルトユニットケース29側に突起状の位置決め部
を設けると共に、ボルト等から成る位置決め部41を感
光体ベルトの側板に設けてもよい。
【0020】この位置決め機構40の具体的構成例は図
3(a) (b) に示す。感光体側位置決め部42は側板42
aから下向きに突設した突起であるが、ベルト側位置決
め部41は転写ユニットケース29の前壁から突設され
た支持部45と支持部45を上下方向に貫通するネジ穴
45aに上から螺着されたボルト46と、ネジ穴45a
から下方へ突出したボルト46の端部に螺着したナット
47とを有する。
【0021】ボルト46はナット47により支持部45
に固定され、その上方への突出量を設定される。ボルト
46はその上面で感光体側位置決め部42に接して感光
体1及び側板42aに対する転写搬送ベルト21の上下
方向位置を設定できる様構成されており、ボルト46を
支持部45より上方へ突出させると、スプリング32に
抗して転写ベルトユニット20が駆動ローラ22を中心
として下方に回動(感光体から離間)し、支持部45に
対するボルト上面の位置を下方へ引っ込めると相対的に
転写ベルトユニット20が上昇(感光体と接近)する。
【0022】このため、ボルトを支持部45から上方へ
突出させればさせる程、感光体−ベルト間距離が離れて
ニップ幅が狭くなり、逆にボルト上面を支持部45に対
して下方へ引っ込めれば引っ込める程、感光体−ベルト
間距離が接近してニップ幅が広くなる。ボルト46の突
出量の確定はナット47により行うことは上述の通りで
ある。図3ではこの位置決め機構40を手前側に設けた
例を示したが、奥側にも設けることは上述の通りであ
り、その構成も同様である。
【0023】次に、図3(a) (b) には本発明の他の実施
例も同時に示されている。即ち、第2実施例は従動ロー
ラ23の軸23Aを軸受50を介してユニットケース2
9に設けた長穴51に上下動自在に支持するとともに、
バネ52により下方へ付勢し、更に支持部45、ボルト
46、ナット47から成る位置決め機構40によって軸
23Aの上下方向位置を調整可能にしている。このこと
により、従動ローラ23により支持されたベルト21を
上下動させて、感光体との間の転写ニップ幅を調整でき
る様に構成している。
【0024】また、本発明の第3実施例は、バイアス印
加ローラ24の軸24Aを軸受50を介してユニットケ
ース29に設けた長穴51に上下動自在に支持するとと
もに、バネ52により下方へ付勢し、更に支持部45、
ボルト46、ナット47から成る位置決め機構40によ
って軸24Aの上下方向位置を調整可能にしている。こ
のことにより、バイアス印加ローラ24により支持され
たベルト21を上下動させて、感光体との間の転写ニッ
プ幅を調整できる様に構成している。これら第2、第3
実施例の位置決め機構は手前ばかりでなく、奥側位置に
も設けられることは勿論である。
【0025】上記3つの実施例の位置決め機構(転写ニ
ップ幅調整機構)は、図3に示したように全てを同時に
設ける必要はなく、いずれか一つを設ければ十分である
が、2又は3つの種類の位置決め機構を同時に設けても
よい。なお、本発明の転写ニップ幅調整機構は、図示し
た場所以外にも、機種に応じて任意の場所に設けること
ができる。特に、感光体と中間転写ベルトの位置関係
は、図示した上下位置関係に限らず、種々の態様がある
為、調整機構の取付位置は転写ユニットケースや、感光
体の側板等々に限定されず、その近傍の適所に設けるこ
とができる。
【0026】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明は、
帯電トナーを保持する為の静電潜像担持体と、該静電潜
像担持体に電荷を付与する為の帯電手段と、該帯電手段
により電荷を付与された静電潜像担持体に原稿画像に対
応する静電潜像を形成する為の静電潜像形成手段と、該
静電潜像担持体に帯電したトナーを供給する為の現像手
段と、該現像手段により形成されたトナー像を転写紙に
転写する為の転写手段と、該転写手段が位置する転写位
置に転写紙を供給する転写紙供給手段とを有し、上記転
写手段は、転写搬送ベルト、転写搬送ベルトを走行させ
る駆動ローラ、上記静電潜像担持体に上記転写搬送ベル
トを突き当てる従動ローラ、及び該転写搬送ベルトに電
荷を与えるバイアス印加ローラとから成る転写ベルトユ
ニットを備えている画像形成装置において、上記静電潜
像担持体と上記転写搬送ベルトとのニップ部の転写ニッ
プ幅を変化させる転写ニップ幅調整機構を備えたので、
ニップ幅の調整が可能となり、ニップ部の長手方向(奥
行き方向)における偏差のない転写ニップを得ることが
でき、版画などの異常画像を防止することができる。ま
た、同様の理由から、走行中にニップ幅の広い方からニ
ップ幅の狭い方へベルトが位置ずれを起こして片寄り、
記録紙の正常な搬送及び正常な転写が行われなくなると
いう不具合を防止することができる。更に、ニップ幅を
任意に調整することができ、厚紙通紙時に生じ易かった
文字の中抜けを防止することができる。また、調整機構
を構成するボルトによりニップ幅を調整した後で、ナッ
トにより固定できるので、調整後はメンテナンスフリー
となる。請求項2記載の発明では、上記に写ニップ幅調
整機構は、上記静電潜像担持体と上記転写搬送ベルトを
圧接させる位置決め部に設けられているので、ニップ幅
の調整を応答性良く、しかもボルトとナットから成る簡
単な機構であるので、部品点数の増加、及び改造の程度
を押えて、低コストで実現することができる。
【0027】請求項3記載の発明では、上記転写ニップ
幅調整機構は、上記バイアス印加ローラ部分に設けられ
ているので、ニップ幅の調整を応答性良く、しかもボル
トとナットから成る簡単な機構であるので、部品点数の
増加、及び改造の程度を押えて、低コストで実現するこ
とができる。
【0028】請求項4記載の発明では、上記転写ニップ
幅調整機構は、上記従動ローラ部分に設けられているの
で、ニップ幅の調整を応答性良く、しかもボルトとナッ
トから成る簡単な機構であるので、部品点数の増加、及
び改造の程度を押えて、低コストで実現することができ
る。
【0029】請求項5記載の発明では、上記転写ニップ
幅調整機構は、任意の位置に固定できるので、機器のレ
イアウトを考慮しながら、最適の場所に設けることがで
きる。しかも、調整機構は極めてシンプルであるため、
コスト増、組み立て手数増といった不具合をなくするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する画像形成装置の要部構成説明
図。
【図2】図1の要部構成説明図。
【図3】(a) 及び(b) は本発明の実施例の要部正面図及
び斜視図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム、2 除電ランプ、3 第1の帯電チ
ャージャ(帯電手段)、4 ミラー、5 第1の現像ユ
ニット、7 第2の帯電チャージャ(帯電手段)、8
第2の書込みユニット(静電潜像形成手段)、9 第2
の現像ユニット、11 クリーニングユニット、20
転写ベルトユニット、21 転写搬送ベルト、22 駆
動ローラ、23 従動ローラ、24 バイアス印加ロー
ラ、26 レバー、27 支持軸、28 ネジ、29
転写ユニットケース、30 接離レバー、32 押上げ
スプリング、40 位置決め機構(転写ニップ幅調整機
構)、41 ベルト側位置決め部、42 感光体側位置
決め部、42a 側板、45 支持部、46 ボルト、
47 ナット、50 軸受、51 長穴、52 バネ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯電トナーを保持する為の静電潜像担持
    体と、該静電潜像担持体に電荷を付与する為の帯電手段
    と、該帯電手段により電荷を付与された静電潜像担持体
    に原稿画像に対応する静電潜像を形成する為の静電潜像
    形成手段と、該静電潜像担持体に帯電したトナーを供給
    する為の現像手段と、該現像手段により形成されたトナ
    ー像を転写紙に転写する為の転写手段と、該転写手段が
    位置する転写位置に転写紙を供給する転写紙供給手段と
    を有し、 上記転写手段は、転写搬送ベルト、転写搬送ベルトを走
    行させる駆動ローラ、上記静電潜像担持体に上記転写搬
    送ベルトを押し当てる従動ローラ、及び該転写搬送ベル
    トに電荷を与えるバイアス印加ローラとから成る転写ベ
    ルトユニットを備えている画像形成装置において、 上記静電潜像担持体と上記転写搬送ベルトとのニップ部
    の転写ニップ幅を変化させる転写ニップ幅調整機構を備
    えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 上記転写ニップ幅調整機構は、上記静電
    潜像担持体と上記転写搬送ベルトを圧接させる位置決め
    部に設けられていることを特徴とする請求項1記載の画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】 上記転写ニップ幅調整機構は、上記バイ
    アス印加ローラ部分に設けられていることを特徴とする
    請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 上記転写ニップ幅調整機構は、上記従動
    ローラ部分に設けられていることを特徴とする請求項1
    記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 上記転写ニップ幅調整機構は、任意の位
    置に固定できることを特徴とする請求項1、2、3又は
    4記載の記載の画像形成装置。
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