JPH06118813A - 画像形成装置の転写装置 - Google Patents

画像形成装置の転写装置

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JPH06118813A
JPH06118813A JP26735492A JP26735492A JPH06118813A JP H06118813 A JPH06118813 A JP H06118813A JP 26735492 A JP26735492 A JP 26735492A JP 26735492 A JP26735492 A JP 26735492A JP H06118813 A JPH06118813 A JP H06118813A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 OPCドラムに転写材を介して当接する転写
ローラ6を有するものであって、上記転写ローラ6の非
画像形成領域における抵抗値が画像形成領域における抵
抗値の0.7倍以上である。 【効果】 転写ローラ6の画像形成領域及び非画像形成
領域における転写電流の偏りを無くすことができるの
で、転写材を均一に帯電させることができ、良好な転写
が行うことができ、結果として良好な画像を得ることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真方式を利用し
た画像形成装置の転写装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置としてのLBP(La
ser Beam Printer)は、図4に示すように、表面にOP
C(Organic Photoconductor)層が形成された感光体ド
ラム22(以下、OPCドラムと称する)を有してお
り、このOPCドラム22の外周には、OPCドラム2
2を均一に帯電させる帯電手段としてのスコロトロン2
1、OPCドラム22上に原稿画像に応じた静電潜像を
形成する半導体レーザ23、OPCドラム22上に形成
された静電潜像を可視像であるトナー像にするためにト
ナーを供給する現像槽24、OPCドラム22上のトナ
ー像をOHP用紙等の転写材25に転写させる転写手段
としての転写チャージャ26等が順に配設されている。
【0003】上記の構成において、先ず、暗所において
スコロトロン21でOPCドラム22表面が均一に帯電
される。次に、OPCドラム22を回転させながら半導
体レーザ23によってOPCドラム22表面の原稿画像
に応じてレーザビームを照射し、静電潜像が形成され
る。次いで、この静電潜像に、現像槽24からOPCド
ラム22上の帯電電荷と同極性に帯電されたトナーが供
給され可視像であるトナー像が形成される。
【0004】その後、転写材25が、OPCドラム22
と転写チャージャ26との対向部に搬送され、転写チャ
ージャ26によってトナー像の帯電電荷と逆極性に帯電
されトナー像が転写される。そして、転写されたトナー
像は図示しない定着部において定着され、永久像とな
る。一方、転写材25に転写されずにOPCドラム22
上に残存したトナーは、図示しないクリーナにより除去
される。また、OPCドラム22上の静電潜像は、図示
しない除電器から光が照射されて除電され、その後、再
びスコロトロン21によって帯電され、上記一連のプロ
セスが繰り返される。
【0005】ところで、上記従来の転写装置では、転写
手段として転写チャージャ26を使用しており、この転
写チャージャ26として、通常、コロナ放電器が用いら
れている。このコロナ放電器は、印加電圧が数kVと高
い電圧を必要とするので、印加電圧電源自体が大きなも
のとなり、印加電圧電源の製作費が高くなり、装置全体
の小型化及び低価格化の実現が困難となっている。しか
も、コロナ放電器は転写材25と非接触であるので、不
要な輻射が生じ、さらに、コロナ放電器自身が汚れてい
れば転写材を十分に帯電させることができず、転写材の
帯電電荷量が十分な量とならず転写不良を起こし易くな
り、結果として画質の低下を招く。また、コロナ放電器
に飛散したトナーが付着する場合も多く、濃度むらや文
字抜け等が生じ易くなり、画質の低下を招くという問題
が生じている。
【0006】ところが、最近では、上記コロナ放電器等
の転写チャージャ26を使用する代わりに、転写ローラ
が使用されるようになっている。この転写ローラは、転
写印加電圧が転写チャージャ26に比べて小さくて済
み、印加電圧電源自体を小さくすることができるので、
製作費を安価なものとすることができると共に、装置の
小型化を実現することができる。しかも、転写部材がロ
ーラ状であり、直接転写材と密着することができるの
で、転写材を十分に帯電させることができ、転写不良を
低減させると共に、濃度むらや文字抜けをなくし、飛散
トナーの転写ローラへの付着による滲み等がなく良好な
画像を得ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一般に、転写ローラ
は、例えばシリコンを母材としたゴムスポンジにカーボ
ンブラックを混入して所定の抵抗値を有するように形成
されている。しかしながら、転写ローラを均質に形成す
ることは困難であり、転写ローラの各部分での抵抗値に
バラツキが生じる場合が多い。このため、転写ローラに
電圧を印加した場合、抵抗値の小さい部分に電流が集中
し再転写が起こり易くなる一方、抵抗値の大きい部分に
は電流が不足して転写不良が起こり易くなる。例えば、
抵抗値の小さい部分がローラ端部側の非画像形成領域で
あり、抵抗値の大きい部分がローラ中央付近の画像形成
領域である場合、低抵抗の非画像形成領域に転写電流が
集中し、高抵抗の画像形成領域では転写電流が不足する
ので、ローラの端部側では再転写生じる一方、ローラの
中央付近では転写不良が生じる。
【0008】また、転写ローラの画像形成領域において
も、各部分における抵抗値がそれぞれ異なるため、転写
電流が各部分によって均一とならず、転写材への帯電を
均一に行うことができず、例えばハーフ・トーンや黒ベ
タ印字時において高抵抗部分と低抵抗部分で、ローラの
周期毎に濃度むらが生じる。さらに、転写後、転写ロー
ラに飛散したトナーは、一般にトナーと逆極性の電圧を
転写ローラに印加することによって除去される。しか
し、この場合においても、転写ローラの高抵抗部分では
電圧印加を十分に行うことができないので、この高抵抗
部分に付着したトナーは除去されず、次の転写の時の転
写材の裏にトナーが付着され、ローラの周期毎に裏汚れ
となって現れる。
【0009】従って、転写ローラの各部分での抵抗値に
バラツキがあれば、転写不良、再転写等の転写不具合が
生じ易くなり、良好な画像を得ることができないという
問題点が生じている。
【0010】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
であって、その目的は、転写ローラの各部分での抵抗値
のバラツキをなくし、良好な画像を得ることができるよ
うな画像形成装置の転写装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の画
像形成装置の転写装置は、感光体に転写材を介して当接
する転写ローラを有するものであって、上記転写ローラ
の非画像形成領域における抵抗値が、画像形成領域にお
ける抵抗値の0.7倍以上であることを特徴とするもの
である。
【0012】請求項2記載の発明の画像形成装置の転写
装置は、請求項1記載の画像形成装置の転写装置であっ
て、転写ローラの画像形成領域に於ける各部分でのそれ
ぞれの抵抗値(Rn )と、この画像形成領域に於ける各
部分での抵抗値の平均値(R)とが|1−Rn /R|≦
0.8(n=1,2,3,…)を満足させることを特徴とする
ものである。
【0013】
【作用】請求項1の構成により、転写ローラを、転写ロ
ーラの非画像形成領域における抵抗値が画像形成領域に
おける抵抗値の0.7倍以上となるようにすることで、
転写ローラに流れる転写電流が非画像領域に集中するの
を防ぐことができるので、転写ローラの特に画像形成領
域に十分な転写電流を流すことが可能となり、画像形成
領域における転写電流不足を解消することができる。従
って、画像領域における転写電流不足による転写不良を
なくし、また、非画像領域での転写電流超過による再転
写をなくすことができるので、良好な転写が行うことが
でき、結果として良好な画像を得ることができる。
【0014】請求項2の構成により、転写ローラの画像
形成領域に於ける各部分でのそれぞれの抵抗値(Rn
とこの画像形成領域に於ける各部位での抵抗値の平均値
(R)によって式|1−Rn /R|から抵抗値Rn のバ
ラツキを求めることができる。そして、この抵抗値Rn
のバラツキが0.8以下であれば、画像形成領域内の各
部分での転写電流の偏りをなくすことができるので、画
像形成領域の各部分での再転写及び転写不良をなくし、
転写むら、濃度むらのない良好な転写を行うことができ
る。また、転写ローラにほぼ均一に転写電流を流すこと
ができるので、転写ローラに飛散したトナーのクリーニ
ングのための電圧を十分に印加することができ、トナー
のクリーニング効率を向上させることができ、転写ロー
ラのクリーニング不足による転写材の裏汚れを軽減させ
ることができる。従って、画像形成領域での各部分の抵
抗値Rn のバラツキがそれぞれ0.8以下の転写ローラ
を使用すれば、良好な転写を行うことができ、裏汚れの
ない良好な画像を得ることができる。
【0015】
【実施例】
〔実施例1〕本発明の一実施例について図1及び図3に
基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0016】本実施例の転写装置は、例えばLBP(La
ser Beam Printer)に採用されており、図3に示すよう
に、転写材としての転写紙5を介して感光体ドラム2の
対向部位に配設されている。
【0017】また、上記感光体ドラム2の外周には、感
光体ドラム2を帯電する帯電手段として例えばスコロト
ロン1、レーザビームを照射して原稿画像に対応する静
電潜像を形成する半導体レーザ3、静電潜像を可視像に
現像する現像槽4、感光体ドラム2上に形成された可視
像を転写紙或いはOHP(Over Head Projector )用紙
等の転写材5に転写する転写ローラ6及び、転写ローラ
6で転写材5に転写された可視像を定着する定着ローラ
8・8等が配設されている。
【0018】上記感光体ドラム2は、外径30mmの円柱
形状であり、その表面にはOPC(Organic Photocondu
ctor)層が形成され、上記帯電手段としてのスコロトロ
ン1によって−600Vに均一に帯電されるようになっ
ている(以下、OPCドラムと称する)。また、このO
PCドラム2は、転写材5の搬送方向に垂直な回転軸を
有し、周速48mm/sec で矢印方向に回転するようにな
っている。
【0019】上記スコロトロン1は、図示しない除電ラ
ンプによりOPCドラム2の表面に残留している電荷が
消去された後、OPCドラム2の表面を均一に例えば負
(マイナス)に帯電させるためのものであり、このよう
な働きをする他の帯電手段例えばコロトロン等を用いて
も良い。
【0020】また、上記半導体レーザ3は、上記スコロ
トロン1によって均一に帯電されたOPCドラム2の表
面に、画像データに基づいた信号によるレーザビームを
照射することによって、照射された表面部位の電位を下
げて原稿画像に対する静電潜像を形成するようになって
いる。
【0021】また、上記現像槽4では、図示しないマグ
ネットローラを介してキャリアに負の電圧を印加しなが
らトナーと撹拌することによって、トナーをOPCドラ
ム2の帯電部分と同じ極性(マイナス)に帯電させるよ
うになっている。このマイナスに帯電されたトナーが上
記静電潜像に供給されることによって、OPCドラム2
表面に原稿画像に対応する可視像であるトナー像を形成
するようになっている。
【0022】また、上記転写ローラ6は、転写印加電圧
電源7から500Vの電圧が印加されるようになってお
り、印加電圧によって転写紙5を上記トナー像のトナー
とは逆極性(プラス)に帯電させるようになっている。
【0023】一方、この転写ローラ6は、外径15mmで
OPCドラム2と平行に配設され、シリコンを母材とし
たゴムスポンジにカーボンブラックを混入することによ
って導電処理が施されて所定の抵抗値を有するようにな
っている。また、この転写ローラ6は、両端に軸6a・
6a(図1)が設けられており、図示しない軸受けによ
って軸支されると共に、図示しないスプリングによって
OPCドラム2方向に押圧されている。この時のスプリ
ングによる圧力は、転写ローラ6の各軸6a・6aに対
してそれぞれ250gとなっており、転写ローラ6によ
る転写圧を500gとなるようになっている。さらに、
この転写ローラ6は、回転駆動ギヤを調整することによ
って、上記OPCドラム2の周速と同じ速度で矢印方向
に回転できるようになっている。
【0024】上記定着ローラ8・8は、定着部に配設さ
れたものであり、上記転写ローラ6によって転写紙5に
転写されたトナー像のトナーを加圧溶融することによっ
て転写紙5にトナー像を定着させるようになっている。
【0025】上記の構成において、画像形成について図
3を参照しながら以下に説明する。先ず、図示しない除
電ランプによってOPCドラム2の表面に光を照射し、
残留電荷を消去する。次に、OPCドラム2表面を−6
00Vの電圧が印加されたスコロトロン1によって均一
に帯電する。そして、OPCドラム2は矢印方向に回転
して帯電部位を半導体レーザ3のレーザビーム照射位置
に移動させて、この帯電部位に原稿印字パターン信号に
基づいてレーザビームが照射され、OPCドラム2の照
射部分の電位を低下させることによって静電潜像が形成
される。次いで、上記OPCドラム2表面に形成された
静電潜像は、現像槽4でマイナスに帯電されたトナーが
供給されて、可視化されたトナー像となる。
【0026】一方、転写材5は、図示しない給紙部から
給紙され、OPCドラム2と転写ローラ6との間にOP
Cドラム2の周速と同じ速さで搬入される。このとき、
図示しない用紙検知センサによってOPCドラム2と転
写ローラ6との間に転写紙5が搬入されたことが検知さ
れれば、転写印加電圧電源7から500Vの電圧が転写
ローラ6に印加される。この転写ローラ6への電圧の印
加によって搬入された転写材5はプラスに帯電される。
【0027】こうして、上記OPCドラム2表面に形成
されたマイナス電荷を有するトナー像は、プラス電荷を
有する転写材5に転写される。この時、転写ローラ6は
OPCドラム2の方向へ500gの転写圧を加えながら
トナー像を転写材5に転写している。
【0028】最後にトナー像が転写された転写材5は、
図示しない搬送ローラ等の搬送系によって定着ローラ8
・8の圧接部に搬送され、転写材5上のトナーが加圧溶
融され転写紙5に定着される。
【0029】ところで、上記転写ローラ6は全体として
任意の抵抗値を有するように形成されているが、抵抗値
が均一となっているとは限らない。例えばローラ中央付
近の画像形成領域における抵抗値とローラ端部側の非画
像形成領域における抵抗値とは異なる場合が多い。この
ような場合、例えば上記画像形成領域での抵抗値が高
く、非画像形成領域での抵抗値が低いと転写電流が転写
ローラ6の非画像形成領域に集中して画像形成領域に十
分な転写電流が流れなくなる。このため、画像形成領域
での転写電流が不足による転写不良が生じ易くなる。従
って、転写ローラの画像形成領域と非画像形成領域との
抵抗値のバラツキのない転写ローラを使用することが望
ましい。
【0030】ここで、転写ローラ6の画像形成領域及び
非画像形成領域での抵抗値の測定方法について図1を参
照しながら以下に説明する。
【0031】転写ローラ6は、一般にローラ中央付近を
画像形成領域、ローラ端部側を非画像領域としており、
図1に示すように、両端側に導電部材11及び13が、
中央付近に導電部材12が設けられている。これら導電
部材11〜13は、厚さ100μm・幅10mmのSU
S箔からなり、スイッチ10と接続されるようになって
いる。このスイッチ10は、上記導電部材11〜13を
それぞれ切り換えるようになっている。また、この転写
ローラ6の両端に設けられている軸6a・6aの一方
は、直列に接続された転写印加電圧電源7と電流計9と
を介して上記スイッチ10と直列に接続されている。そ
して、このスイッチ10を切り換えることによって転写
ローラ6の両端側及び中央付近の電流をそれぞれ電流計
9によって測定するようになっている。
【0032】そして、例えば導電部材11付近の抵抗値
を測定するならば、先ず、上記スイッチ10を導電部材
11側に切り換えて、転写印加電圧電源7によって転写
ローラ6に500Vの電圧を印加した時の電流値を電流
計9によって測定する。そして、この電流値から転写ロ
ーラ6の導電部材11付近の抵抗値(以下、R1と称す
る)を算出する。同様にして導電部材12及び導電部材
13の電流値から導電部材12付近の抵抗値(以下、R
2と称する)及び導電部材13付近の抵抗値(以下、R
3と称する)が算出される。
【0033】本実施例では、各導電部材11〜13付近
の抵抗値は、R1=3.6×107Ω、R2=3.0×
107 Ω、R3=3.9×107 Ωであり、他の転写ロ
ーラに於けるR1、R2、R3の値と形成画像の画質に
ついて上記方法によって実測した結果を合わせて表1に
示す。
【0034】
【表1】
【0035】この表1から、概ねR1、R2、R3の関
係は、R1及びR3≧0.7R2であれば良好な画像が
得られることが分かる。
【0036】ところで、通常、転写ローラ6は105 Ω
cm以上の抵抗値を有しているため、上記方法による各
部分での抵抗値を測定した場合、上記のように実測した
抵抗値がR1及びR3≧0.7R2の関係式を満たせ
ば、良好な画像を得ることができる。しかし、転写ロー
ラ6の両端部11・12の抵抗値が105 Ωcmより小
さければ、非画像領域、つまり両端側に於ける領域に転
写電流が集中し、転写不良・再転写が避けられず、さら
に、抵抗値の小さい部位への電流の集中が極めて激しく
なり、画質の劣下を招き、転写ローラ6そのものが転写
装置として使用することができなくなる。
【0037】従って、転写ローラの抵抗値が105 Ωc
m以上であれば、上記のように非画像形成領域での抵抗
値R1及びR3が画像形成領域の抵抗値R2の0.7倍
となるような転写ローラを使用することで、非画像形成
領域への転写電流の集中を防ぎ、画像形成領域における
転写電流を十分に流すことができるので、非画像形成領
域での再転写及び画像形成領域での転写不良をなくすこ
とができ、良好な転写を行うことができ、結果として良
好な画像を得ることができる。
【0038】〔実施例2〕本発明の他の実施例について
図2及び図3に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。尚、説明の便宜上、実施例1で使用した部材と同じ
ものであれば、同一番号を付しその説明を省略する。
【0039】本実施例に係る転写ローラ6は、図2に示
すように、実施例1で使用した導電部材11〜13の代
わりに導電部材14〜16を使用しており、導電部材1
5は、導電部材12(図1)とほぼ同じ位置に設けられ
ているが、他の導電部材14及び16は導電部材11及
び13よりそれぞれ内側の画像形成領域の最外側に設け
られている。
【0040】ところで、転写ローラ6の画像形成領域で
は、一般に、各部分での抵抗値が異なっているため、画
像形成領域部分で転写電流の偏りが生じ易くなり、転写
不良及び再転写が生じ易くなり、黒ベタ等の印字時にお
いては、濃度むら等が生じやすくなる。従って、転写ロ
ーラ6の画像形成領域での抵抗値のバラツキを少なくし
た転写ローラ6を使用することが望ましい。
【0041】ここで、転写ローラ6の画像形成領域での
各部分の抵抗値のバラツキを求める。
【0042】先ず、転写ローラ6の画像形成領域での各
部分での抵抗値を実施例1と同様ようにして、導電部材
14付近での抵抗値R4、導電部材15付近での抵抗値
R5、導電部材16付近での抵抗値R6それぞれの値を
求める。本実施例では、R4=5.6×107 Ω、R5
=4.0×107 Ω、R6=7.9×107 Ωとなり
る。
【0043】次に、上記で求めた各抵抗値の平均値Rを
求めて、以下の式によって各抵抗値R4〜R6につい
てそれぞれのバラツキTn (n=4,5,6)を求める。
【0044】Tn =|1−Rn /R| …… ここで、各抵抗値におけるバラツキは、T4 =0.0
4、T5 =0.31、T6 =0.35となる。以下、同
様にして他の転写ローラについても画像形成領域におけ
る各部位の抵抗値を求めて、これらの抵抗値のバラツキ
を求める。このようにして求めた結果を表2に示す。
【0045】
【表2】
【0046】この結果から、各部分での抵抗値のバラツ
キが0.8以下であれば、形成される画像の画質は良好
なものとなっている。
【0047】従って、転写ローラ6の画像形成領域に於
ける各部位の抵抗値が|1−Rn /R|≦0.8を満足
すれば、転写ローラ6の画像形成領域における抵抗値の
バラツキが小さくなり、転写電流がほぼ均一に流れ、各
部分に於ける転写電流の集中が無くなるので、各部分で
の濃度むらがなくなり、良好な画像が得られると共に、
転写ローラ6へのクリーニング電圧を均一に且つ十分に
印加することができ、転写ローラ6のトナーの付着によ
る転写材5の裏汚れ等による画質の低下を防ぐことがで
き、結果として良好な画像を得ることができる。
【0048】
【発明の効果】請求項1記載の発明の画像形成装置の転
写装置は、以上のように、感光体に形成されたトナー像
に転写材を介して当接する転写ローラを有するものであ
って、上記転写ローラの非画像形成領域における抵抗値
が画像形成領域における抵抗値の0.7倍以上であるこ
とを特徴とする構成である。
【0049】これにより、転写ローラの画像形成領域及
び非画像形成領域における転写電流の偏りを低減させる
ことによって、転写材を均一に帯電させることができ、
転写が良好に行うことができるので、良好な画像を得る
ことができるという効果を奏する。
【0050】また、請求項2記載の発明の画像形成装置
の転写装置は、以上のように、転写ローラの画像形成領
域に於ける各部分でのそれぞれの抵抗値(Rn )と、こ
の画像形成領域に於ける各部分での抵抗値の平均値
(R)とが|1−Rn /R|≦0.8(n=1,2,3,…)
を満足させることを特徴とする構成である。
【0051】これにより、画像形成領域の各部分での抵
抗値のバラツキを低減させることによって、転写電流の
偏りを低減させることができるので、転写不良及び再転
写をなくすことができ、さらに、転写ローラにクリーニ
ング用の電圧を十分に印加することができるので、転写
ローラのクリーニング効率を向上させることができ、転
写材の裏汚れのない良好な画像を得ることができるとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る転写ローラの画像形成
領域と非画像形成領域の抵抗値の測定方法を示す説明図
である。
【図2】本発明の他の実施例に係る転写ローラの画像形
成領域の各部分の抵抗値の測定方法を示す説明図であ
る。
【図3】図1及び図2に係るLBP(Laser Beam Print
er)の概略構成図である。
【図4】従来のLBP(Laser Beam Printer)の概略構
成図である。
【符号の説明】
1 スコロトロン 2 OPCドラム(感光体) 3 半導体レーザ 4 現像槽 5 転写材 6 転写ローラ 7 転写印加電圧

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光体に転写材を介して当接する転写ロー
    ラを有する画像形成装置の転写装置において、 上記転写ローラの非画像形成領域における抵抗値が、画
    像形成領域における抵抗値の0.7倍以上であることを
    特徴とする画像形成装置の転写装置。
  2. 【請求項2】上記転写ローラの画像形成領域に於ける各
    部分でのそれぞれの抵抗値(Rn )と、この画像形成領
    域に於ける各部分での抵抗値の平均値(R)とが|1−
    n/R|≦0.8(n=1,2,3,…)を満足させること
    を特徴とする請求項1記載の画像形成装置の転写装置。
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