JPH08233126A - 形状記憶材料による水栓の取付構造 - Google Patents

形状記憶材料による水栓の取付構造

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JPH08233126A
JPH08233126A JP7702495A JP7702495A JPH08233126A JP H08233126 A JPH08233126 A JP H08233126A JP 7702495 A JP7702495 A JP 7702495A JP 7702495 A JP7702495 A JP 7702495A JP H08233126 A JPH08233126 A JP H08233126A
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faucet
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Abstract

(57)【要約】 【目的】カウンター及び浴槽等の上面側からのみの作業
で水栓を取り付けることのできる水栓の取付構造を提供
する。 【構成】板状部材に設けた水栓取付用孔に、形状記憶材
料からなる締結用部材を配設し、該締結用部材の板状部
材の上面側部分を台座へ取り付け、締結用部材の板状部
材の下面側部分を形状記憶動作によって板状部材の下面
側に当接させ、前記台座と締結用部材とで板状部材の上
下面を挟持し、台座を板状部材へ固定する。そして、該
台座に水栓本体又は目皿等を取り付ければよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗面カウンターの上面
側から湯水の混合水栓又は単水栓を取り付けたり、浴槽
又は洗面器の上面側から排水栓を取り付けたりすること
のできる水栓の取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】最近で
は、洗面器やキッチン及び浴槽の水槽部分が大型化する
傾向にある。そのため、洗面カウンター又はキッチンカ
ウンターに湯水混合水栓や単水栓を取り付けたり、浴槽
や洗面器の底部に排水栓を取り付けたりする作業は、一
人の作業員のみでは手が届き難くなり、カウンター及び
浴槽等の上面側と下面側とにそれぞれ作業員が必要であ
って、二人の作業員を要していた。
【0003】また一人の作業員のみでは不安定且つ無理
な姿勢が長時間続くことになり、疲れがひどく、作業時
間も長くなるという問題があった。更に、一人の作業員
のみでは、工具の引っ掛かり具合が悪く、水栓をしっか
り取り付けたつもりでも不十分である場合が多く、吐水
口の回動範囲を規制するストッパー付きのシングルレバ
ー式の水栓等では、吐水口を回動させると水栓本体自体
が共廻りし、その取り付けが緩むという欠点があった。
更にまた、水槽部分の大型化のため、これを取り付ける
ためのスペースが拡大し、室内の有効利用が制限される
という問題もあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は従来の前記課題
に鑑みてこれを改良除去したものであって、カウンター
及び浴槽等の上面側からのみの作業で水栓を取り付ける
ことのできる水栓の取付構造を提供せんとするものであ
る。
【0005】而して、前記課題を解決するために本発明
が採用した手段は、板状部材に設けた水栓取付用孔に、
形状記憶材料からなる締結用部材を配設し、該締結用部
材の板状部材の上面側部分を台座へ取り付け、締結用部
材の板状部材の下面側部分を形状記憶動作によって板状
部材の下面側に当接させ、前記台座と締結用部材とで板
状部材の上下面を挟持するようにしたことを特徴とする
形状記憶材料による水栓の取付構造である。
【0006】
【作用】本発明にあっては、板状部材の水栓取付用孔
に、板状部材の下面に当接する部分を備えた形状記憶材
料よりなる締結用部材を装着している。そして、板状部
材の上面側に筒状の台座を配設し、該台座に締結用部材
を嵌合装着している。
【0007】形状記憶材料からなる締結用部材を動作さ
せると、板状部材の下面側で締結用部材が形状記憶動作
に基づいて板状部材に当接し、台座と該締結用部材とで
板状部材を上下面から挟持するようになる。つまり、板
状部材へ台座を固定することができる。然る後は、この
台座へ、水栓を取り付ければよい。
【0008】このように本発明にあっては、水栓本体の
取付作業をカウンターや浴槽底壁等の板状部材の上面側
のみの作業で行うことができ、一人の作業員であっても
容易に取り付けることが可能である。
【0009】
【実施例】以下に、本発明の構成を、キッチンキャビネ
ット上へ設置されたキッチンカウンターへシングルレバ
ー式の湯水混合水栓を取り付ける場合に基づいて、図面
を参照して説明すると次の通りである。図1〜図8は本
発明の第1の実施例に係るものであり、図1はシングル
レバー式の湯水混合水栓1をカウンター2に設置した場
合の全体を示す縦断面図、図2は形状記憶材料からなる
締結用部材3を示す斜視図、図3はスリーブ4の斜視
図、図4はリング5の斜視図、図5は台座6を示す斜視
図、図6は配管固定用リング7を示す斜視図である。ま
た図7はクランプフック8の斜視図、図8は化粧カバー
9の斜視図である。なお、図1において、29は吐水
口、30はハンドルである。
【0010】同図に示すように、この第1の実施例にあ
っては、先ず、カウンター2の水栓取付用孔2aに、前
記図2に示す形状記憶材料からなる締結用部材3を装着
する。締結用部材3は、筒状部材を多分割した分割片1
0を有し、その下端面側は形状記憶動作により、外周面
側でロール状に巻き上がってカウンター2の下面側に当
接するフック部11が形成されるようになっている。ま
た上端面側には外径方向へ突出する係止突部12が形成
されている。
【0011】この締結用部材3は、図4の図(a)に示
すリング5の内周面側に穿設した係止凹部13へその係
止突部12が嵌合装着される。これにより、カウンター
2の水栓取付用孔2aの円周上に締結用部材3が分配さ
れて配置されることになる。
【0012】次に、図3の図(a)に示す、筒状のスリ
ーブ4を前記リング5及び締結用部材3の各分割片10
の内周面側から挿入する。これにより、前記分割片10
は、スリーブ4の外周面に外嵌装着された状態となり、
該スリーブ4の外周面と水栓取付用孔2aの内周面との
間に保持される。そのため、各分割片10は水栓取付用
孔2aの周囲において、これに当接接合するようにな
る。スリーブ4は、他にも図3の(b)に示すように、
多角形の筒状を呈するものであってもよい。多角形筒状
にした場合は、締結用部材3の各分割片10の回り止め
を兼用することが可能である。
【0013】然る後は、形状記憶材料からなる各分割片
10を形状記憶動作させる。これにより、カウンター2
の下面側でロール状のフック部11が形成され、該フッ
ク部11がカウンター2の下面側に当接し、上方へは抜
け出ないようになる。
【0014】次に、図5に示す台座6を準備し、その内
周面側に刻設された螺子部14を前記リング5の外周面
に形成した雄螺子15へ螺合させる。そして、リング5
に対して台座6を順次螺子込んでいけば、リング5は締
結用部材3の各分割片10を上方へ引き上げるようにな
る。これにより、各分割片10のフック部11がカウン
ター2の下面側に当接し、続いて台座6の下端面がカウ
ンター2の上面側に当接するようになる。つまり、各分
割片10のフック部11と、台座6とでカウンター2を
上下方向から挟持するようになり、結果として台座6が
カウンター2上へ固定されることになる。
【0015】また台座6の内周面側においては、その上
部側に刻設したセレーション16へ図6に示す配管固定
用リング7の外周面へ刻設したセレーション17を噛合
させて装着する。配管固定用リング7へは、その取付孔
18及び19へ給水管20,給湯管21が挿通されてお
り、Cリング等により下方へ逸脱しないように取り付け
られている。
【0016】更に、台座6の外周面側においては、図8
に示す化粧カバー9が外嵌装着されている。この化粧カ
バー9は、図7に示すクランプフック8のフック部22
の外周面側に接合してこれを縮径方向へ押圧し、この状
態で保持するストッパー23と、前記フック部22の内
周面側に接合してこれをを拡径方向へ押圧し、フック部
22を台座6の外径寸法よりも大きくなるように開かせ
る爪開き24とが形成されている。
【0017】然る後は、湯水混合水栓1の本体25の下
面側の外周部の環状溝に、図7に示すクランプフック8
を嵌合させて固定し、そのフック部22を化粧カバー9
と台座6との間の空間へ挿入し、水栓本体25及びクラ
ンプフック8を図8に示す化粧カバー9に対して反時計
方向に回動させる。
【0018】これにより、クランプフック8のフック部
22の背面側が化粧カバー9のストッパー23に当接す
るようになる。次に、これらの水栓本体25及びクラン
プフック8を押し下げると、フクランプフック8のフッ
ク部22の背面側に形成された次第に浅くなる溝26に
よって、フック部22が内径方向へ押圧され、図1に示
すように、台座6の環状段部27へ係合し、水栓本体2
5を台座6に対して固定するようになる。つまり、水栓
本体25に取り付けたクランプフック8を押し込んで捻
るだけで水栓本体25の取り付けを完了することがで
き、ワンタッチ式に行えるので極めて便利である。しか
も、これらの取付作業の全てをキッチンカウンター2の
上面側から行うことができ、一人の作業員でも行うこと
が可能である。
【0019】なお、水栓本体25の台座6への取付時に
あって、配管固定用リング7に装着した給水管20及び
給湯管21の頭部は、水栓本体25の夫々水の流入通路
28及び図示しない湯の流入通路へ連通接続されるよう
になっている。また給水管20及び給湯管21の下端側
は、水栓本体25の取付作業が終了した後に、キッチン
キャビネット内において、給水源及び給湯源へそれぞれ
接続される。
【0020】次に、図9に示す、本発明の第2の実施例
について説明する。この第2の実施例は、締結用部材3
の分割片10の下端側側に別途形状記憶材料からなるフ
ック部31を連結固定したものである。水栓取付用孔2
aへ締結用部材3を挿入配置するときは、フック部31
は同図の一点鎖線で示すように、垂直方向に垂れ下がっ
ており、挿入後に形状記憶動作をさせて同図の実線で示
すように、水平方向へ起き上がらせ、カウンター2の下
面側へ当接させている。フック部31は、カウンター2
の厚みに応じて同図の二点鎖線で示すように変態させる
ことも可能である。その他の構成並びに作用効果は、前
述した第1の実施例の場合と同じである。
【0021】ところで、本発明は上述した実施例に限定
されるものではなく、適宜の変更が可能である。例え
ば、形状記憶材料からなる締結用部材3は、図10に示
すように、筒状の途中から分割片10が形成され、その
下端側に形状記憶動作によるロール状のフック部11が
形成されるようにすることも可能である。この場合に
は、締結用部材3の上端寄りの外周面に形成された螺子
部32を台座6の内周面に形成された雌螺子14へ直接
に螺着すればよく、図4に示すリング5及び図3に示す
スリーブ4を省略することが可能である。
【0022】また水栓本体25は湯水混合水栓や単水栓
又は排水栓、更には排水口の排水栓であってもよく、こ
れを取り付ける対象物もキッチンカウンター2以外に、
洗面カウンター、バスカウンター等の各種カウンター並
びに浴槽や洗面器等か適用可能である。更に、形状記憶
材料からなる締結用部材3は、形状記憶合金や形状記憶
樹脂等で成形すればよい。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明にあっては、
キッチンカウンター等の板状部材の水栓取付用孔に形状
記憶材料からなる締結用部材を装着し、板状部材の上面
側に筒状のリングを介して又は直接に台座を取り付け、
板状部材の下面側で締結用部材を形状記憶動作させて板
状部材の下面側に当接させ、台座と締結用部材とでキッ
チンカウンター等の板状部材の上下面を挟持し、台座を
板状部材へ固定し、該台座に対して水栓本体を固定する
ようにしたから、これらの作業を全て板状部材の上面側
から一人の作業員で行うことができ、キャビネット内と
カウンター上面との両側にそれぞれ作業員を必要とする
ことはない。
【0024】またカウンター等の上面側での作業は、台
座や水栓本体を螺子込むだけの単純なものであり、無理
な作業姿勢を取る必要もなく、充分な締付力を容易に得
ることが可能である。更に、工具を殆ど必要としないの
で、そのための作業スペースを確保しておく必要がな
く、室内の有効スペースを制限するということもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る水栓の取付構造を
示す縦断面図である。
【図2】本発明の第1の実施例に係る締結用部材を示す
斜視図である。
【図3】図(a)及び図(b)は本発明に係るスリーブ
の各実施例を示す斜視図である。
【図4】図(a)及び図(b)は本発明に係るリングの
各実施例を示す斜視図である。
【図5】本発明の第1の実施例に係る台座を示す斜視図
である。
【図6】本発明に係る配管固定用リングを示す斜視図で
ある。
【図7】本発明の第1の実施例に係るクランプフックを
示す斜視図である。
【図8】本発明の第1の実施例に係る化粧カーバを示す
斜視図である。
【図9】本発明の第2の実施例に係る水栓の取付構造を
示す部分縦断面図である。
【図10】本発明に係る記憶材料からなる締結用部材の
変形例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…シングルレバー式湯水混合水栓 2…キッチンカ
ウンター 2a…水栓取付用孔 3…締結用部材 4…スリーブ 5…リング 6…台座 7…配管固定用
リング 8…クランプフック 9…化粧カバー 10…締結用部材の分割片 11…フック部 31…フック部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板状部材に設けた水栓取付用孔に、形状記
    憶材料からなる締結用部材を配設し、該締結用部材の板
    状部材の上面側部分を台座へ取り付け、締結用部材の板
    状部材の下面側部分を形状記憶動作によって板状部材の
    下面側に当接させ、前記台座と締結用部材とで板状部材
    の上下面を挟持するようにしたことを特徴とする形状記
    憶材料による水栓の取付構造。
JP7077024A 1995-02-24 1995-02-24 形状記憶材料による水栓の取付構造 Expired - Lifetime JP2990581B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9435107B2 (en) 2012-09-07 2016-09-06 Kohler Co. Shape memory faucet
JP2020084587A (ja) * 2018-11-27 2020-06-04 株式会社タカギ 水栓装置
CN111945832A (zh) * 2019-05-15 2020-11-17 宁波方太厨具有限公司 台上式水龙头安装结构及安装方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020084587A (ja) * 2018-11-27 2020-06-04 株式会社タカギ 水栓装置
CN111945832A (zh) * 2019-05-15 2020-11-17 宁波方太厨具有限公司 台上式水龙头安装结构及安装方法

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