JPH0823284A - 通信方法及びモデム - Google Patents

通信方法及びモデム

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JPH0823284A
JPH0823284A JP6156913A JP15691394A JPH0823284A JP H0823284 A JPH0823284 A JP H0823284A JP 6156913 A JP6156913 A JP 6156913A JP 15691394 A JP15691394 A JP 15691394A JP H0823284 A JPH0823284 A JP H0823284A
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error
error correction
data string
modem
signal
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Application number
JP6156913A
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English (en)
Inventor
Nobuo Fujisaki
信夫 藤崎
Masahiro Iida
雅浩 飯田
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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  • Facsimile Transmission Control (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Error Detection And Correction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】データ列のデスクランブルによるエラーの伝播
を抑え、誤り発生率の高い伝送路でも効率を著しく落と
すことなく、信頼性の高い通信ができる通信方法及びこ
の通信方法に適用されるモデムを提供する。 【構成】送信の場合は、誤り訂正符号化器12は、スク
ランブラ11でスクランブルされたデータ列を誤り訂正
符号化する。符号変換回路13及び変調回路15は、誤
り訂正符号化されたデータ列を変調して伝送路へ送り出
す。受信の場合は、復調回路18及び符号変換回路20
は、伝送路から受信した信号を復調してデータ列に変換
する。誤り訂正復号器21は、このデータ列を誤り訂正
復号する。デスクランブラ22は、誤りの訂正されたデ
ータ列をデスクランブルして元のデータ列を再現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【従来の技術】本発明は、データ通信やファクシミリ通
信に適用されるモデム及び通信方法に関し、詳しく言え
ば誤り訂正符号を用いて、エラーがあった場合自己復帰
できるモデム及び通信方法に関する。
【0002】データ通信やファクシミリ通信など電話回
線を利用してデジタルデータを通信する場合には、モデ
ムが使用される。ファクシミリ通信の画データの伝送の
場合には、国際電気通信連合(ITU)の勧告ITU−
T V.17、ITU−TV.27ter、ITU−T
V.29の内いずれか一つが適用される。
【0003】例えば、ITU−T V.29(以下単に
V.29という)は、キャリア周波数1,700Hz、
両側波帯直交位相振幅変調を適用し、半2重で9,60
0BPSの最高通信速度を実現することができる。図3
は、従来のV.29モデムの構成を説明するブロック図
である。
【0004】CPUインタフェース10は、図示しない
ファクシミリ装置CPUのデータバスとの間でデータを
やり取りするインターフェースである。送信側は、スク
ランブラ11、符号変換回路12、ロールオフフィルタ
(ROF)14、変調回路15及びデジタル/アナログ
(D/A)変換器16から構成される。
【0005】スクランブラ11は、図4に示す生成多項
式DS =Di +DS -18 +DS -23 で送信されるデ
ータ列をスクランブルする。これは、データ列をスクラ
ンブルすることにより、周波数帯域を有効に利用するた
めである。符号変換回路12は、送信すべきデータ列を
4ビットQ1 ,Q2 ,Q3 ,Q4 毎に分割し、信号空間
ダイアグラム上での振幅成分と位相変化として符号変換
する。
【0006】図6は、V.29の9,600BPSにお
ける信号空間ダイアグラムを示しており、図中黒点は信
号点を示している。上記ビットQ1 は、信号空間ダイア
グラム上での振幅成分、すなわち原点と信号点との距離
を定める。残りの3ビットはQ2 ,Q3 ,Q4 は、信号
空間ダイアグラム上での位相変化の量を定める。
【0007】実際、符号変換回路12の出力は同相成分
信号iと直交成分信号qである。同相成分信号iは信号
空間ダイアグラム上で水平軸成分に相当し、直交成分信
号qは信号空間ダイアグラム上で垂直成分に相当する。
これら同相成分信号i及び直交成分信号qは、高域成分
を除去するロールオフフィルタ(ROF)14を通り、
変調回路15に入力する。
【0008】変調回路15は、ROF14を通った同相
成分信号i及び直交成分信号qに、それぞれsinω
t、cosωtを乗算する。ωは、キャリア周波数を角
速度で表しており、tは時間を表している。そして、変
調回路15はこれら2つの積の和をとって、D/A変換
器16に出力する。D/A変換器16は、変調回路15
からのデジタル信号をアナログ信号に変換して、図示し
ない電話回線に送り出す。
【0009】次に、受信側について説明する。受信側
は、A/D変換器17、復調回路18、ROF19、タ
イミング再生回路23、イコライザ24、符号変換回路
20、デスクランブラ22を含んでいる。A/D変換器
17は、回線上のアナログ信号を所定の周期でサンプリ
ングして量子化する。
【0010】復調回路18は、量子化された信号に、s
inωt、cosωtをそれぞれ乗算し、同相成分信号
iと直交成分信号qを再現する。同相成分信号i及び直
交成分信号qは、ROF19を通して高域成分を除去す
る。ROF19からの出力はタイミング再生回路23及
びイコライザ24に入る。タイミング再生回路23は信
号の同期を取る。
【0011】イコライザ24には、トランスバーサルフ
ィルタが適用される。イコライザ24は、回線上のノイ
ズ、歪み、遅延の影響を除去し、イコライズされた同相
成分信号i及び直交成分信号qを出力する。符号変換回
路20は、イコライズされた同相成分信号i及び直交成
分信号qよりビットQ1 ,Q2 ,Q3 ,Q4 を再現す
る。
【0012】デスクランブラ22は、符号変換回路20
からのデータ列を、図5に示す生成多項式DO =D
S (1+x-18 +x-23 )に基づいてデスクランブルす
る。デスクランブラ22から出力されたデータ列は、C
PUI/F10を通してファクシミリ装置の図示しない
データバスに出力される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】データを伝送する経
路、例えば電話回線上では、種々の原因により伝送され
るデータに誤りが発生する。この誤りには、ランダム誤
り、バースト誤り、バイト誤りの3種類があるが、いず
れにせよこれらの誤りは避けることはできない。このよ
うな誤りを生じると、符号変換回路20から出力された
ビット列の中に、反転したビットが含まれる。
【0014】このような誤りを含むビット列を、デスク
ランブラ22でデスクランブルすると、生成多項式のべ
き数が23であるから、1つのビットの誤りは、その後
の22ビットにまで伝播することとなる。
【0015】従来、このような誤りに対応する方式とし
て、自動再送要求方式がある。この自動再送要求方式
は、データにチェックビットを付加して送信し、受信側
で誤りが発見された場合には、その部分を含むデータを
送信側が再送する。ファクシミリ通信では、ECM(Err
or Correction Mode) として、ITU勧告T.30に規
定されている。
【0016】自動再送要求方式では、復号回路の構成が
容易である、また、非常に長いバースト誤りのある伝送
路でも信頼性を確保できるという長所がある。一方、再
送要求のための制御が複雑であり、再送のための遅延が
大きくなり、誤り発生の率が高い伝送路では非常に効率
が悪化するという短所もある。
【0017】本発明は上記に鑑みなされたもので、誤り
発生率の高い伝送路でも効率を著しく落とすことなく、
信頼性の高い通信が行える通信方法及びモデムの提供を
目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、送信
側ではデータ列をスクランブルして変調し送信すると共
に受信側では信号を復調しデスクランブルして元のデー
タ列を再現する通信方法において、送信側ではスクラン
ブル後誤り訂正符号化したデータ列を変調し、受信側で
は、復調した信号を誤り訂正復号してデスクランブルす
ることを特徴とする通信方法である。
【0019】請求項2の発明は、データ列をスクランブ
ルするスクランブル手段と、スクランブルされたデータ
列を変調する変調手段とを備えたモデムにおいて、上記
スクランブル手段でスクランブルされたデータ列を誤り
訂正符号化して、上記変調手段に出力する誤り訂正符号
化手段を備えたことを特徴とするモデムである。
【0020】請求項3の発明は、受信した信号を復調す
る復調手段と、該復調手段で復調されたデータ列をデス
クランブルするデスクランブル手段とを備えたモデムに
おいて、上記復調手段から出力されるデータ列を誤り訂
正復号して、上記デスクランブル手段に出力する誤り訂
正復号手段を備えたことを特徴とするモデムである。
【0021】請求項4の発明は、データ列をスクランブ
ルするスクランブル手段と、該スクランブル手段の出力
を変調する変調手段と、受信信号を復調する復調手段
と、該復調手段で復調されたデータ列をデスクランブル
するデスクランブル手段とを備えたモデムにおいて、上
記スクランブル手段の出力を誤り訂正符号化する誤り訂
正符号化手段と、上記復調手段の出力を誤り訂正復号す
る誤り訂正復号手段とを備えたことを特徴とするモデム
である。
【0022】
【作用】誤り制御のもう一つの手段として、前方向誤り
訂正方式が知られている。この前方向誤り訂正方式は、
誤り訂正符号を用い受信側で誤り訂正を行うものであ
り、再送要求の必要がなく、自動再送要求方式の比較し
てシステムの制御が簡単となる利点を有している。な
お、前方向誤り訂正方式に適用される誤り訂正符号とし
ては、線型符号、巡回符号、代数的符号等種々の符号が
提案されている。
【0023】上述のようにデスクランブラでは、1つの
ビットの誤りがその後22ビットに伝播するから、デス
クランブルする前に受信したデータ列の誤りを訂正して
おけば、誤りを大幅に低減できる。デスクランブラの前
に誤り訂正復号するためには、送信側でもスクランブル
した後のデータ列を誤り訂正符号化する必要がある。
【0024】そこで、請求項1の発明では、スクランブ
ルしたデータ列を誤り訂正符号で符号化しておき、受信
側ではデスクランブルする前に受信したデータ列の誤り
訂正復号して誤りを訂正しておく。そして、誤りを訂正
したデータ列をデスクランブルして、元のデータ列を正
しく復元する。
【0025】請求項2から4の発明は、請求項1の発明
に適用されるモデムを提供している。請求項2の発明は
送信側に適用されるモデムであり、スクランブルしたデ
ータ列を誤り訂正符号化している。請求項3の発明は受
信側に適用されるモデムであり、復調したデータ列を誤
り訂正復号により、誤りを訂正してからデスクランブル
する。請求項4の発明のモデムは、送信側の機能と受信
側の機能を一体に備えており、送信にも受信にも対応で
きる。
【0026】
【実施例】本発明の1実施例を図1及び図2に基づいて
以下に説明する。この実施例は本発明をファクシミリの
通信に適用したものであり、図1はファクシミリ装置F
の構成を説明するブロック図である。
【0027】Ft、Frは、それぞれ送信側ファクシミ
リ装置及び受信側ファクシミリ装置を示している。各フ
ァクシミリ装置Ft、Frは、CPU1、網制御回路
(NCU)2、モデムプロセッサ3、リードオンリメモ
リ(ROM)4、ランダムアクセスメモリ(RAM)
5、スキャナ6、プリンタ7、操作部8及び表示部9を
備えている。
【0028】CPU1はファクシミリ装置の全体を制御
している。また、CPU1は、画像データの圧縮のため
の符号化、復号処理も行う。この符号方式は、ITU−
T勧告T.4によりモデファィドハフマン(MH)符
号、モデファイドリード(MR)号又はモデファイドM
R(MMR)符号のいずれか用いることとなっている。
なお、符号化、復号処理は専用のハードウェアを用いる
こともできる。
【0029】NCU2は、ファクシミリ装置Ft、Fr
を公衆電話回線網Nに接続する機能を有し、上記CPU
1により制御される。またNCU2は、モデムプロセッ
サ3に接続されている。モデムプロセッサ3は、画像デ
ータの変調、復調機能の他に、ITU−T T.30に
基づく手順信号を発生又は検出する機能を有している
(ITU−T V.21の低速(300BPS)FSK
モデム機能)。モデムプロセッサ3の画像データの変
調、復調機能については後述する。
【0030】ROM4は、CPU1の動作プログラム及
びその他の固定的データを格納している。RAM5は、
CPU1の作業領域となると共に、画像データ等各種変
動データを格納する。スキャナ6は、電荷結合素子(C
CD)又は密着イメージセンサ(CIS)等の光電変換
素子と、この光電変換素子の出力信号を処理し2値化す
る回路とを含んでいる。
【0031】プリンタ7は受信した画像データを記録紙
上に記録するためのもので、感熱記録方式、熱転写記録
方式、電子写真方式又はインクジェット記録方式等適当
なものが選択される。操作部8は、各種キースイッチを
備え、オペレータがファクシミリ装置の状態を設定した
り、指示を入力するために用いられる。表示部9は、フ
ァクシミリ装置の待機状態や種々の情報を、オペレータ
のために表示する。
【0032】図2は、モデムプロセッサ3の画像データ
の変調・復調に係わる回路構成を示している。CPUI
/F10は、ファクシミリ装置Ft(Fr)のCPU1
のバス1aに接続されるインタフェースである。
【0033】送信側は、スクランブラ11、誤り訂正符
号化器12、符号変換回路13、ロールオフフィルタ
(ROF)14、変調回路15及びD/A変換器16か
ら構成される。スクランブラ11、符号変換回路13、
ROF14、変調回路15及びD/A変換器16につい
ては既に説明したので、ここでは説明は省略する。
【0034】受信側は、A/D変換器17、復調回路1
8、ROF19、符号変換回路20、誤り訂正復号器2
1、デスクランブラ22、イコライザ23及びタイミン
グ再生回路24から構成される。A/D変換器17、復
調回路18、ROF19、符号変換回路20、デスクラ
ンブラ22、イコライザ23及びタイミング再生回路2
4については既に説明したので、ここでは説明は省略す
る。
【0035】D/A変換器16及びA/D変換器17
は、上記NCU2に接続される。電話回線上の信号は、
NCU2内の図示しないリレー、ライントランス等を介
してA/D変換器17に入力される。また、D/A変換
器16からの信号は、上記ライントランス、リレー等を
介して電話回線に出力される。
【0036】誤り訂正符号化器12及び誤り訂正復号器
21には、採用する誤り訂正符号の方式に応じた回路が
採用される。誤り訂正符号として、BCH符号(Bose-C
haudhuri-Hocquenghem Code )を採用する場合について
以下に説明する。
【0037】BCH符号は、代数的符号の一種であり、
一般的には生成多項式G(x)は下記の式で表すことが
できる。 G(x)=LCM〔ML (x),ML+1 (x),…,ML+h-1 (x)〕 ここで、LCMは最小公倍多項式を表し、Lは整数、h
は連続するべき数αL 、αL+1 、…、αL+h-1 の数を示
している。
【0038】より、具体的な例として、L=1として、
h=2tでの2元BCH符号を考える。αを4次の原始
多項式x4 +x+1の根とし、t=2とし、αとα3
を根すると、生成多項式G(x)は、 G(x)=(x4 +x+1)(x4 +x3 +x2 +x+1) =x8 +x7 +x6 +x4 +1 と表すことができる。
【0039】また、誤り訂正復号化回路21について
は、誤り多項式σ(z)と誤り評価多項式ω(z)とを
求める。これについては、ピーターソン法、バーレカン
プ・マッシィ法、ユークリッド法などが知られている。
そして、チェン探索(Chien search) 回路を用いて、誤
り位置多項式σ(z)の根α-j1 ,α-j2 ,…,α-jL
を求める。
【0040】次に、これら根より誤りの値e1 ,e2
…,eL を求める。α-j1 ,α-j2,…,α-jL からj
1 ,j2 ,…,jL を求め、受信データ列のこれらの位
置の記号から、それぞれe1 ,e2 ,…,eL を引いて
元のデータ列を復元する。
【0041】誤り訂正符号としては、この他にリード・
ソロモン符号(Reed-Solomon Code)、岩垂符号等各種
符号が提案されている。リード・ソロモン符号は、n=
q−1の場合のBCH符号であり、一般的には下記の多
項式G(x)で表すことができる。 G(x)=(x−αL )(x−αL+1 )…(x−αL+h-1
【0042】岩垂符号は、バースト誤り訂正畳込み符号
であり、その検査行列H=〔H1 (D),…,H
n (D)〕は、 Hi (D)=Ddi(1+Dn-i ),i=1,…,n=1 =1, i=n で表される符号化率(n−1)/nの2元畳込み符号で
ある。
【0043】さて、実際のファクシミリ通信の手順につ
いて説明する。まず、送信側のファクシミリ装置Ftの
NCU2が電話回線に接続し、受信側ファクシミリ装置
Frの電話番号に対応するダイアルパルス又はDTMF
を網Nの交換器に送出する。そして、交換器は呼び出し
信号を、受信側ファクシミリ装置Frに送信する。
【0044】受信側のファクシミリ装置FrのNCU2
が、この呼び出し信号を検出すると、NCU2は電話回
線に接続してファクシミリ装置FtとFrとの間の回線
が確立する(フェーズA)。送信側のファクシミリ装置
Ftは、発呼トーン(CNG)を受信側ファクシミリ装
置Frに送る。受信側ファクシミリ装置Frは、これに
応答して被呼局識別(CED)に続いて、非標準機能
(NSF)、被呼端末識別(CSI)、デジタル識別信
号(DIS)を、送信側ファクシミリ装置Ftに送信す
る(フェーズBの開始)。
【0045】NSFには、受信側のファクシミリ装置の
非標準の機能についての情報が含まれる。受信側ファク
シミリ装置Frが、本発明の機能を有していることを示
す情報は、このNSFに含められる。DISは、受信側
のファクシミリ装置の通信速度、副走査線密度、符号化
方式等の標準機能についての情報が含められる。将来、
ITU−T勧告T.30が変更され、本発明が標準機能
とされた場合には、本発明の機能を有するか否かの情報
はDISに含められることとなろう。
【0046】送信側のファクシミリ装置Ftは、受信し
たNSF、DISにより受信側のファクシミリ装置の機
能を識別し、機能を設定するために非標準機能設定(N
SS)、及びデジルタ命令信号(DCS)を、受信側フ
ァクシミリ装置Frに送信する。このNSS中には、本
発明の機能を用いて画信号を送信することの命令が含ま
れている。もちろん、本発明の機能が標準化されれば、
この命令はDCSに含まれることとなろう。
【0047】次に、送信側ファクシミリ装置Ftは、ト
レーニング,トレーニングチェック信号(TCF)を、
受信側ファクシミリ装置Frに送信する。トレーニング
に問題が無ければ、受信側ファクシミリ装置Frは、受
信準備確認信号(CFR)を、送信側ファクシミリ装置
Ftに送信する(フェーズBの終了)。
【0048】送信側のファクシミリ装置Ftのスキャナ
6は、原稿を読み取り2値の画像データに変換する。C
PU1は、この2値の画信号を、MH、MR又はMMR
符号で圧縮する。圧縮された画像データは、バッファと
してのRAM5に一旦格納されたのち、モデムプロセッ
サ3に入力される。そして、送信側ファクシミリ装置F
tは、画像データの送信を開始する(フェーズCの開
始)。
【0049】モデムプロセッサ3のCPUI/F10を
介して、画像データのデータ列がスクランブラ11に入
力される。スクランブラ11は、前記生成多項式DS
よりデータ列をスクランブルする。そして、誤り訂正符
号化回路12は、スクランブルされたデータ列を誤り訂
正符号化する。符号変換回路13は、誤り訂正符号化さ
れたデータ列の4ビットQ1 ,Q2 ,Q3 ,Q4 を同相
成分信号i及び直交成分信号qに変換する(V.29の
場合)。
【0050】同相成分信号i及び直交成分信号qはRO
F14を経て、変調回路15に入力される。変調回路1
5は、同相成分信号i及び直交成分信号qにそれぞれc
osωt,sinωtを掛けて加算する。D/A変換器
16は、変調回路15の出力信号をアナログ信号に変換
してNCU2に出力する。NCU2は、このアナログ信
号を網Nに送りだす。
【0051】一方、受信側のファクシミリ装置Frは、
電話回線上の信号をNCU2を介して、A/D変換器1
7に入力する。A/D変換器17は、電話回線からの信
号をデジタル信号に変換して、復調回路18に出力す
る。復調回路18は、デジタル信号にcosωt,si
nωtを乗算して、i成分、q成分を抽出する。符号変
換回路20は、ROF19介して入力されたi成分、q
成分信号より、4ビットのデータ列Q1 ,Q2 ,Q3
4 を再現する。
【0052】符号変換回路20からのデータ列は、誤り
訂正復号器21で復号されて、誤りのあるビットが訂正
される。この誤りの訂正されたビット列は、デスクラン
ブラ22に入力されてデスクランブラされてもとのデー
タ列が再現される。デスクランブルされる前にデータ列
の誤りが訂正されているため、デスクランブラ22で誤
りが伝播してエラーが広がることはない。再現されたデ
ータはCPUI/F10を介して、RAM5に一旦格納
される。
【0053】CPU1は、RAM5内のデータを読みだ
して伸長し、ビットイメージデータを再現する。CPU
1は、再現されたビットイメージデータをプリンタ7に
転送する。プリンタ7は、ビットイメージデータを記録
紙上に記録する。
【0054】送信側ファクシミリ装置Ftは、1頁の画
信号を送り終えると、最後にRTC信号を出す(フェー
ズCの終了)。そして、もし次に頁がなければ、送信側
ファクシミリ装置Ftは手続終了信号(EOP)を送出
する。受信側ファクシミリ装置Frは、EOPに応答し
て、メッセージ確認信号(MCF)を送出する。送信側
ファクシミリ装置Ftは、このMCFに応答して切断命
令信号(DCN)を送る(ここまでフェーズD)。その
後、送信側ファクシミリ装置Ft、及び受信側ファクシ
ミリ装置Frは共に電話回線を切断する(フェーズ
E)。
【0055】上記実施例ではファクシミリ通信に本発明
を適用した場合について説明したが、本発明は一般的な
データ通信にも適用可能である。通信速度、使用される
チャネルの性質、要求される誤り訂正能力等により、誤
り訂正符号の方式、次数等は適宜選択することができ、
上述のBCH符号、リードソロモン符号、岩垂符号に限
定されるものではない。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の通信方法
及びモデムは、デスクランブルによるエラーの伝播を抑
え、誤り発生率の高い伝送路でも効率を著しく落とすこ
となく、信頼性の高い通信を行うことができる利点を有
している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例にかかるファクシミリ通信シ
ステムを説明するブロック図である。
【図2】同実施例に適用されるモデムプロセッサの構成
を説明するブロック図である。
【図3】従来のモデムを説明するブロック図である。
【図4】同従来のモデムのスクランブラの1例を説明す
るブロック図である。
【図5】同従来のモデムのデスクランブラの1例を説明
するブロック図である。
【図6】同従来のモデムの信号空間ダイヤグラムを説明
する図である。
【符号の説明】
3 モデムプロセッサ 11 スクランブラ 12 誤り訂正符号化器 13 符号変換回路 15 変調回路 16 デジタル/アナログ(D/A)変換器 17 アナログ/デジタル(A/D)変換器 18 復調回路 20 符号変換回路 21 誤り訂正復号器 22 デスクランブラ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 27/00 H04N 1/00 104 Z 1/32 J 1/41 B 7/167 H04N 7/167 Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信側ではデータ列をスクランブルして変
    調し送信すると共に受信側では信号を復調しデスクラン
    ブルして元のデータ列を再現する通信方法であって、送
    信側ではスクランブル後誤り訂正符号化したデータ列を
    変調し、受信側では、復調した信号を誤り訂正復号して
    デスクランブルすることを特徴とする通信方法。
  2. 【請求項2】データ列をスクランブルするスクランブル
    手段と、スクランブルされたデータ列を変調する変調手
    段とを備えたモデムであって、上記スクランブル手段で
    スクランブルされたデータ列を誤り訂正符号化して、上
    記変調手段に出力する誤り訂正符号化手段を備えたこと
    を特徴とするモデム。
  3. 【請求項3】受信した信号を復調する復調手段と、該復
    調手段で復調されたデータ列をデスクランブルするデス
    クランブル手段とを備えたモデムであって、上記復調手
    段から出力されるデータ列を誤り訂正復号して、上記デ
    スクランブル手段に出力する誤り訂正復号手段を備えた
    ことを特徴とするモデム。
  4. 【請求項4】データ列をスクランブルするスクランブル
    手段と、該スクランブル手段の出力を変調する変調手段
    と、受信信号を復調する復調手段と、該復調手段の出力
    をデスクランブルするデスクランブル手段とを備えたモ
    デムであって、上記スクランブル手段の出力を誤り訂正
    符号化する誤り訂正符号化手段と、上記復調手段の出力
    を誤り訂正復号する誤り訂正復号手段とを備えたことを
    特徴とするモデム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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