JPH08232607A - 蒸気タービン用バルブ - Google Patents

蒸気タービン用バルブ

Info

Publication number
JPH08232607A
JPH08232607A JP7335332A JP33533295A JPH08232607A JP H08232607 A JPH08232607 A JP H08232607A JP 7335332 A JP7335332 A JP 7335332A JP 33533295 A JP33533295 A JP 33533295A JP H08232607 A JPH08232607 A JP H08232607A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
ball screw
accumulator
steam turbine
rod
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7335332A
Other languages
English (en)
Inventor
Rudolf Lindner
ルドルフ・リントナー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ABB Patent GmbH
Original Assignee
ABB Patent GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ABB Patent GmbH filed Critical ABB Patent GmbH
Publication of JPH08232607A publication Critical patent/JPH08232607A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D17/00Regulating or controlling by varying flow
    • F01D17/10Final actuators
    • F01D17/12Final actuators arranged in stator parts
    • F01D17/14Final actuators arranged in stator parts varying effective cross-sectional area of nozzles or guide conduits
    • F01D17/141Final actuators arranged in stator parts varying effective cross-sectional area of nozzles or guide conduits by means of shiftable members or valves obturating part of the flow path
    • F01D17/145Final actuators arranged in stator parts varying effective cross-sectional area of nozzles or guide conduits by means of shiftable members or valves obturating part of the flow path by means of valves, e.g. for steam turbines
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D17/00Regulating or controlling by varying flow
    • F01D17/20Devices dealing with sensing elements or final actuators or transmitting means between them, e.g. power-assisted
    • F01D17/22Devices dealing with sensing elements or final actuators or transmitting means between them, e.g. power-assisted the operation or power assistance being predominantly non-mechanical
    • F01D17/26Devices dealing with sensing elements or final actuators or transmitting means between them, e.g. power-assisted the operation or power assistance being predominantly non-mechanical fluid, e.g. hydraulic
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K31/00Actuating devices; Operating means; Releasing devices
    • F16K31/02Actuating devices; Operating means; Releasing devices electric; magnetic
    • F16K31/04Actuating devices; Operating means; Releasing devices electric; magnetic using a motor
    • F16K31/047Actuating devices; Operating means; Releasing devices electric; magnetic using a motor characterised by mechanical means between the motor and the valve, e.g. lost motion means reducing backlash, clutches, brakes or return means
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T137/00Fluid handling
    • Y10T137/0318Processes
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T137/00Fluid handling
    • Y10T137/8593Systems
    • Y10T137/87249Multiple inlet with multiple outlet
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T137/00Fluid handling
    • Y10T137/8593Systems
    • Y10T137/87571Multiple inlet with single outlet
    • Y10T137/87676With flow control

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Turbines (AREA)
  • Electrically Driven Valve-Operating Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 完全に電気的な作動が可能で、且つ、緊急遮
断の際には速やかに閉鎖方向に作動させることが可能な
蒸気タービン用バルブを提供する。 【解決手段】 本発明に基づく蒸気タービン用バルブ
は、弁体24、弁座25を備えた弁箱12、弁体24を
作動させる弁棒22、及び弁棒22を作動させる駆動機
構14で構成される。駆動機構14は、電動機16、電
磁継手18、ボールスクリュー20、及びアキュムレー
タ28で構成される。ボールスクリュー20を構成する
ブッシュ20aは、電磁継手18を介して電動機16に
接続され、ボールスクリュー20を構成するロッド20
bの先端部は、弁棒22の基部に接続される。更に、ロ
ッド20bの先端部にはフランジ部26が形成され、こ
のフランジ部26とブッシュ20aとの間にはアキュム
レータ28が組込まれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弁体、弁体に対応
する弁座を備えた弁箱、弁体を作動する弁棒、及び弁棒
を作動する駆動機構を備えた、蒸気タービン用バルブに
関する。
【0002】更に、本発明は、このバルブを蒸気タービ
ンの緊急遮断用メインバルブを作動するパイロットバル
ブとして使用する場合の構成、蒸気タービンの調速バル
ブとして使用する場合の構成、及び、このバルブを作動
する方法にも関する。
【0003】
【従来の技術】蒸気タービン用バルブとしては、緊急遮
断バルブ及び調速バルブなどが一般的に使用されてい
る。要求されるバルブ作動力、作動速度あるいは位置精
度などを確保するために、一般的には、液圧式のバルブ
駆動機構が使用される。その様な蒸気タービン用のバル
ブにおいて、油圧駆動式の調速制御システムは不可欠で
ある。同様に、各バルブと前記油圧駆動式の調速制御シ
ステムの間を接続する加圧及び戻りライン、及び、対応
するバルブ類を作動するための作動シリンダ及びピスト
ンロッドなども不可欠である。
【0004】作動媒体として油を使用する場合、相当な
設備が必要になるとともに、付随する制御系統、及びそ
れに関係するモニタリング及び保守が必要となるほか、
更に、火災の危険をも伴う。火災の危険を減らすため
に、且つ、タービンにおける配管量を少なくするため
に、大規模な装置においては、既に、謂ゆるコンパクト
ドライブが各所で実用化されている。しかし、この方法
は、小型あるいは中形のタービンには向いていない、特
に、コスト面で極めて不利である。
【0005】空気圧駆動式の蒸気タービン用バルブも、
各所で、使用されている。しかし、特に、大型のバルブ
で使用した場合、バルブ作動力が不連続的に変動するた
め、操作上の難点がある。
【0006】電気式あるいは電子式のタービン調速制御
及び保護システムからの電気信号は、主として、上述の
バルブ駆動機構を駆動するために使用される。従って、
電気システムと液圧あるいは空気圧システムの間の接続
機構が不可欠である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上の様な状況に鑑
み、本発明の目的は、この様な電気システムと液圧ある
いは空気圧システムの間の接続機構が不要で、且つ、タ
ービンの緊急遮断の様な、装置上及びプロセス上、必要
とされる機能を確実に充足することが可能な蒸気タービ
ン用バルブ、具体的には緊急遮断バルブ及び調速バル
ブ、を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に基づく蒸気ター
ビン用バルブは、弁体、弁体に対応する弁座を備えた弁
箱、弁体を作動させる弁棒、弁棒を作動させる駆動機構
を備えた蒸気タービン用バルブにおいて、前記弁棒は、
回転運動を拘束されて支持され、前記駆動機構は、電動
機と、電磁継手と、一端が電磁継手を介して電動機に接
続され、他端が前記弁棒に接続されたボールスクリュー
と、ボールスクリューの伸縮によって軸方向の駆動力が
蓄えられるアキュムレータと、により構成されることを
特徴とする。
【0009】以上の構造を備えることによって、本発明
に基づく蒸気タービン用バルブは、蒸気タービンの異常
発生時の保護動作を含めて、完全に電気的に作動させる
ことが可能である。
【0010】なお、上記のボールスクリューは、ネジ付
きのブッシュとネジ付きのロッドとを、互いのネジ部の
間に形成された隙間にボールを装着して、結合すること
により構成されたもので、ボールを装着することによっ
て、ネジ部における摩擦及び遊びがほとんどない状態
で、ブッシュの回転運動をロッドの軸方向運動に変換す
る機能を有している。
【0011】また、上記のアキュムレータは、ボールス
クリューを構成するロッドの先端部に形成されたフラン
ジ部と、ボールスクリューを構成するブッシュの(ロッ
ド側の)端部との間に、バネを組込むことによって構成
される。
【0012】上記のボールスクリューにおいて、ブッシ
ュの回転運動がロッドの軸方向運動に変換され、それと
同時に、アキュムレータを構成するバネが伸縮されるた
めに、ロッドを軸方向に駆動する力がアキュムレータに
蓄積される。即ち、例えば、ロッドに対してブッシュを
捩込んで行くに従って、バネが圧縮されて、アキュムレ
ータがチャージされる。一方、ブッシュの回転方向の拘
束を解放すると、アキュムレータが解放されて、バネが
伸張し、その力によってブッシュが逆方向に回転して、
ボールスクリューを伸張する方向にロッドが作動する。
なお、これとは逆に、バネを伸張させて、アキュムレー
タをチャージすることも可能である。
【0013】電磁継手は、ボールスクリューを構成する
ブッシュに接続される、一方、弁棒は、ボールスクリュ
ーを構成するロッドの先端部に接続される。更に、弁棒
は、回転方向の運動を拘束されてバルブキャップに支持
される。ブッシュを回転することにより、ロッドに接続
された弁棒が軸方向に作動する。従って、本発明では、
弁棒の作動のための駆動源としては、両回転方向に制御
可能な電動機のみで十分であり、ボールスクリューの他
には、回転運動を軸方向運動に変換する機構は必要とし
ない。なお、この電動機は、当然、トルク保護機構を備
えている、それによって、例えば、バルブを閉鎖する
際、弁体(例えば、バルブコーン)が弁座に対して押付
けられても、過大な押付け力は発生せず、弁体及び弁座
を損傷することはない。前記アキュムレータを構成する
バネとして、好ましくは、円板バネを使用する。
【0014】本発明に基づく駆動機構の動作は、以下の
通りである。
【0015】先ず、バルブを開放する際には、電動機を
起動するとともに、電磁継手を繋げる。これにより、電
動機がボールスクリューに接続されて、ボールスクリュ
ーのブッシュが回転し、ボールスクリューを圧縮(ある
いは伸張)する。これに伴って、アキュムレータを構成
するバネ(例えば、円盤ネジ)が圧縮(あるいは伸張)
されて、アキュムレータに軸方向の駆動力が蓄えられ
る。これと同時に、ボールスクリューのロッドが軸方向
に作動し、ロッドに接続されている弁棒を軸方向に作動
して、弁体を弁座から引離して、バルブを開放する。
【0016】一方、バルブを緊急遮断する際には、電磁
継手を切離すのみで十分である。これにより、電動機か
ら電磁継手を介してボールスクリューのブッシュに作用
していた回転運動に対する拘束が解除される。これによ
り、アキュムレータに蓄えられていた軸方向の駆動力が
解放され、ブッシュが回転を始め、ボールスクリューが
伸張(あるいは圧縮)する。これにより、ボールスクリ
ューのロッドが反対方向に作動し、ロッドに接続されて
いる弁棒を軸方向に作動して、弁体を弁座に対して押付
けて、バルブを閉鎖する。この結果、蒸気タービンへの
蒸気の流れが遮断される。
【0017】バルブ作動速度は、電動機の速度の他に、
ボールスクリューのネジ、あるいは、それに接続する弁
棒の幾何学的条件、及びバルブストローク長などに依存
する。従って、電動機のみによる作動速度には限界があ
り、緊急遮断、全負荷の切離し、補助動力を維持する切
離しなどの様な特殊な操作のために要求される条件に
は、全く、適合していない。電磁継手、ボールスクリュ
ー及びアキュムレータの組合わせは、その様な非常の場
合の、バルブ作動速度についての要求を満足することが
できる。
【0018】更に、摩擦による制動力をできる限り小さ
くするために、ボールスクリューのブッシュの軸方向に
対する支持は、好ましくは、ローラ・ベアリングを用い
て行う。
【0019】本発明によるバルブを、タービンの流体圧
作動式の緊急遮断用メインバルブを作動するパイロット
バルブとして使用することができる。パイロットバルブ
として使用する場合には、弁体及び弁箱によって3方弁
を形成するが、それ以外の構造については先に述べたバ
ルブと相違点はない。電磁継手を切離すことによって、
アキュムレータに蓄えられていた駆動力が解放されて弁
棒を作動し、3方弁の弁体を、作動位置(メインバルブ
開相当)から待機位置(メインバルブ閉相当)へ作動す
る。その結果、3方弁が切替わって、作動流体がメイン
バルブの閉鎖部材を作動してメインバルブが閉鎖位置に
なり、作動流体の圧力によってその位置を保持する。一
方、通常運転状態では、パイロット調整弁に導かれた作
動流体は、3方弁を通って、低圧スペース側へ導かれ
る。
【0020】この場合にも、電磁継手、ボールスクリュ
ー及びアキュムレータの組合わせが効果的に使用され
る。この組合わせは、既に、先に述べたバルブと同様
に、例え、電源供給が停止されても、緊急遮断用メイン
バルブを、確実に且つ速やかに、閉鎖することが可能で
ある。なお、緊急遮断用メインバルブを速やかに閉鎖す
ることは、この様な場合においては、特に、重要とされ
る機能である。
【0021】他方、ボールスクリューを介して電動機に
より弁棒を作動する作動速度は、比較的、低速ではある
が、必要とされる開放のための時間としては十分な値で
ある。従って、この低い作動速度は、開放動作に関して
は問題とはならない。この事は、同様に、一定の中間位
置、(例えば、予熱あるいは試験などを目的とする位
置)についても、当てはまる。
【0022】更に、本発明によるバルブを、蒸気タービ
ンの調速バルブとして使用することができる。但し、調
速バルブとして使用する場合には、単に、閉鎖速度が速
いことのみでは十分ではない。望ましいタービン調速を
実現するためには、全てのバルブグループを、個別に作
動させることが必要となる。このため、全てのバルブグ
ループに対して、それぞれ、調速バルブを接続し、更
に、別の調速バルブを補助動力のために使用する。
【0023】調速バルブとして使用する場合、タービン
への蒸気の供給を完全に中止すること、即ち、全ての調
速バルブを完全に閉鎖することは、常に好ましいとは限
らない。調速バルブとして使用する場合には、例えば、
謂ゆる部分的負荷解除などに対応する機能も要求され
る。このため、蒸気を複数のバルブあるいはバルブグル
ープに分配して、タ−ビンに供給する必要がある。これ
によって、フィードフォワード制御あるいは選択ロジッ
クと偏差に基づく制御などにおいて要求される、増加及
び減少の両方向についての蒸気流量の変化速度を満足さ
せることができる。
【0024】従って、本発明によるバルブを調速バルブ
として使用する場合には、少なくとももう一つの同タイ
プのバルブと組合わせて使用する。電動機を、各バルブ
の電磁継手とともに、共通の電気式あるいは電子式調速
制御システムに接続して、この調速制御システムによっ
て、操作パラメータへの変換を行う。
【0025】好ましくは、同タイプの少なくとも5つの
バルブを使用する。この内、一つを補助動力用のバルブ
として使用し、残りのバルブをそれぞれのノズルグルー
プに接続して、負荷調整用のバルブとして使用する。
【0026】なお、緊急遮断動作を開始する場合には、
各電磁継手に接続された調速制御システムによって全て
の電磁継手を切離す。これによって、アキュムレータの
駆動力により弁棒を作動して、各弁体を弁座に対して押
付けてバルブを閉鎖して、タービンの中への蒸気の流れ
を遮断する。
【0027】以上の様に、本発明に基づく蒸気タービン
用バルブは、駆動機構を電動機、電磁継手、バールスク
リュー及びアキュムレータの組合わせによって構成され
るが、その作動は以下の様に行われる。
【0028】先ず、バルブを開放する際には、 イ.電磁継手を繋げる、 ロ.それにより、電動機がボールスクリューに接続さ
れ、ボールスクリューが回転することによって、ボール
スクリューが圧縮(あるいは伸張)し、これにに伴っ
て、アキュムレータに軸方向の駆動力が蓄えられる、 ハ.それと同時に、ボールスクリューに接続された弁棒
が作動され、弁体が弁座から引離され、バルブが開放さ
れる、 ニ、その結果、蒸気が蒸気タービンへ導入される。
【0029】以上の様な、作動方法は、通常運転の場合
を想定している。一方、バルブを緊急遮断する際には、 イ.電磁継手を切離す、 ロ.それにより、ボールスクリューの回転運動に対する
拘束が解除されて、アキュムレータが解放され、アキュ
ムレータに蓄えられていた軸方向の駆動力によって、ボ
ールスクリューが伸張(あるいは圧縮)される、 ハ.それにより、ボールスクリューに接続された弁棒が
作動され、弁体が弁座にに押付けられ、バルブが閉鎖さ
れる、 ニ.その結果、蒸気タービンへの蒸気の供給が遮断され
る。
【0030】
【発明の実施の形態】以下において、図に示した実施例
を参照しながら、本発明に基づく蒸気タービン用バルブ
の細部の構造、緊急遮断用メインバルブを作動するパイ
ロットバルブとして使用する場合の態様、調速バルブと
して使用する場合の態様、及び特有の効果について説明
する。
【0031】図1に、本発明に基づく蒸気タービン用バ
ルブの駆動機構を含む縦方向断面図を示す。バルブ10
は、円錐形のシール部を有する弁体24、弁座25を備
えた弁箱12、弁体24を作動させる弁棒22、及び弁
棒22を作動させる駆動機構14で構成される。駆動機
構14は、電動機16、電磁継手18、ボールスクリュ
ー20、及びアキュムレータ28で構成される。
【0032】ボールスクリュー20は、図に示す様に、
ネジ付きのブッシュ20a、ネジ付きのロッド20b、
ネジ部に装着されたボール20c、及びボール循環経路
21で構成され、ブッシュ20aの回転運動をロッド2
0bの軸方向運動に変換する機能を有するとともに、ボ
ールaを使用することによって、ネジ山に作用する摩擦
力をできる限り小さくしている。ブッシュ20aは、電
磁継手18を介して電動機16に接続され、ロッド20
bの先端部は、弁棒22の基部に接続されている。更
に、ロッド20bの先端部には、フランジ部26が形成
され、このフランジ部26とブッシュ20aの(ロッド
側の)端部との間には、円板バネを交互に配置すること
により構成されたアキュムレータ28が組込まれてい
る。ボールスクリュー20、アキュムレータ28、及び
弁棒22の一部は、バルブキャップ32の中に収容され
ている。
【0033】なお、ブッシュ20aが回転する際に、軸
方向の荷重によって発生する摩擦力を小さく抑えるた
め、ブッシュ20aは、ローラベアリング30を介して
バルブキャップ32に支持され、一方、アキュムレータ
28は、ローラベアリング34を介してフランジ26に
支持されている。また、弁棒22は、回転運動の拘束の
ため、回転止め機構23を介してバルブキャップ32に
支持されている。
【0034】以下に、図1に示された蒸気タービン用バ
ルブの動作について説明する。
【0035】蒸気は、矢印36の方向に沿って弁箱12
の中に導入される。図1に示されたバルブの位置は閉鎖
位置であり、従って、蒸気の流れは弁体24及び弁座2
5によって遮断され、矢印38の方向へ流れることはで
きない。電動機16を駆動すると、電磁継手18を介し
て電動機16に接続されているブッシュ20aは、矢印
40の方向へ回転運動を始める。この結果、ロッド20
b及びこれに接続されている弁棒22は、矢印42の方
向、即ち、電磁継手18側の方向へ作動する。これと同
時に、ロッド20bの先端に形成されたフランジ26に
よって、アキュムレータ28を構成する円板バネが圧縮
されて、チャージされる。
【0036】以上の様な過程を経て、弁体24が弁座2
5から引離されて、バルブが開放され、矢印36の方向
に沿って弁箱12に導入された蒸気は、弁箱12を通っ
て、矢印38の方向へ流れる。
【0037】負荷を解除する際、及び、タービンを緊急
遮断する際には、電磁継手18への電源供給を断つ。こ
れによって、電磁継手18が切離され、ブッシュ20a
の回転運動に対する拘束が解除され、アキュムレータ2
8が解放される。これにより、アキュムレータによる軸
方向の駆動力が、ロッド20bを矢印42の反対側に作
動し、ロッド20bに接続された弁棒によって、弁体2
4が弁座25に押付けられ、バルブが閉鎖される。
【0038】弁体24の正確な位置調整が要求される場
合には、バルブキャップ32の側面に取付けられたスト
ローク測定手段44が使用される。このストローク測定
手段44によって、弁棒22の作動範囲が正確に測定さ
れ、弁体24の位置調整が行われる。
【0039】図2に、本発明に基づくバルブを、蒸気タ
ービンの流体圧作動式の緊急遮断用メインバルブ46を
作動するパイロットバルブ48として使用する場合の態
様を示す(細部は省略している)。図3に、図2の弁箱
56の部分を拡大した詳細断面図を示す。
【0040】パイロットバルブ48は、緊急遮断用メイ
ンバルブ46の作動流体の供給配管に接続される。この
パイロットバルブ48の弁箱56の部分には、三方弁が
形成され、2つのポート50、52はメインバルブ46
に繋がり、第3のポート54は低圧部(細部については
図示せず)に繋がっている。パイロットバルブ48は、
図3の詳細断面図に示す様に、図1に示したバルブ10
とは異なる構造の弁箱56を有しているが、それ以外
は、図1に示したバルブ10と、基本的には同一の駆動
機構14を有している。従って、同一の部分には同一の
符号を付して、その説明を省略する。
【0041】以下に、図3の詳細断面図を用いて、パイ
ロットバルブ48の機能について説明する。図3は、パ
イロットバルブ48の作動位置(メインバルブ開相当)
を示しており、ポート52とポート50の間の連絡は、
弁体24によって遮断されている、このため、メインバ
ルブ46からポート52を通って弁箱56に流入する蒸
気(作動流体)は、ポート54を通って低圧部(細部に
ついては図示せず)へ逃される。
【0042】タービンの緊急遮断動作を始める場合、電
磁継手18を切離す、これによって、弁棒22は、アキ
ュムレータ28による駆動力によって、待機位置(図3
では右方向、メインバルブ閉相当)へ作動される。その
結果、弁体24が右側へ移動して、ポート52とポート
50の間が連絡され、これと同時に、ポート52とポー
ト54の間の連絡が遮断される。ポート52及びポート
50を通ってメインバルブ46の駆動機構の中に導入さ
れた蒸気は、メインバルブ46の駆動機構内の閉鎖部材
(図示せず)を作動して、直ちに、メインバルブ46を
閉鎖する。メインバルブ46を、再度、開くためには、
ポート50とポ−ト52との連絡を遮断すればよい、そ
の結果、ポ−ト52を通って弁箱56に流入する蒸気
が、再び、ポート54を介して低圧部へ逃がされる。
【0043】図4に、本発明に基づくバルブを、蒸気タ
ービンの調速バルブとして使用する場合の蒸気タービン
の断面図を示す。
【0044】蒸気タービン78は、中央ロータ79を有
する。中央ロータ79の周囲には、4個のノズルグルー
プ70、72、74、76が配置され、各ノズルグルー
プには、それぞれ調速バルブ60、62、64、66が
接続されている。更に、その内の1個のノズルグループ
70には、調速バルブ60と並列に、調速バルブ68が
接続されている。
【0045】以下に、この調速バルブの動作について説
明する。
【0046】タービンの調速バルブとして要求される機
能を満足するためには、単に閉鎖速度が速いことのみで
は十分ではない。調速バルブとして使用する場合、ター
ビン78への蒸気の供給を完全に遮断することが(即
ち、全ての調速バルブを完全に閉鎖することが)、常に
好ましいとは限らない。例えば、部分的負荷解除の様な
な運転状態に対応する機能も要求される。
【0047】その様な要求を満足するために、蒸気を複
数のバルブあるいはバルブグループに分配して、タービ
ンに供給する手法が採用される。これによって、フィー
ドフォワード制御あるいは選択ロジックと偏差に基づく
制御などにおいて要求される、増加及び減少の両方向に
ついての蒸気流量の変化速度を満足することができる。
【0048】この例では、合計5個の調速バルブ60、
62、64、66、68が使用されている。第一ノズル
グループ70には、補助動力用の蒸気を供給する機能と
ともに、多くの運転条件においては、最大調整流量の蒸
気を供給して、調速用旋回羽根を回す機能が要求され
る。このため、第一ノズルグループ70へは、2個の調
速バルブ60、62から蒸気が供給される。即ち、第一
の調速バルブ60は、補助動力用の蒸気を供給するため
に使用され、第二の調速バルブ62は、第一ノズルグル
ープに最大調整流量の蒸気を供給するために必要とされ
る、残りの流量分を供給するために使用される。その他
の3個の調速バルブ64、66、68は、それぞれ、ノ
ズルグループ72、74、76に通常の方法で取付けら
れる。
【0049】タービン78を始動する際、タービン78
で駆動される発電機(図示せず)がまだ電源供給ネット
ワークと同期していない間は、選択ロジックは、第一の
調速バルブ60のみが調速制御システム(図示せず)に
よって開放される様にする。この様にして、タービンの
始動期間が経過するので、電動機を使用した駆動機構1
4の通常の作動速度によっても、タービン78の十分な
調速が実現される。タービン78が同期した後は、その
回転速度は、ネットワーク周波数で決定される。それ以
外の負荷、必要ならば後から要求される機動的負荷は、
比較的、低速度で加えられるので、電動機を使用した駆
動機構14の通常の作動速度で完全に十分である。
【0050】例えば、補助動力用のみを残して負荷を解
除する場合、即ち、ネットワークから切離す場合には、
負荷調整用の調速バルブ62、64、66、68の駆動
機構14のそれぞれに配置された電磁継手を切離す。即
ち、リレーの補助接点(図示せず)からの信号によっ
て、それらの電磁継手への電源供給が遮断されて、調速
バルブ62、64、66、68が閉鎖される。これによ
り、回転速度の増大を確実に回避することができる。こ
のとき、補助動力用の調速バルブ60は所定のバルブ位
置にあるので、タービンの調速制御手段は調速バルブ6
0を用いて微調整を続ける。
【0051】もし、全負荷の解除が必要になった場合、
例えば、発電機のスイッチが切られた場合には、負荷調
整用の調速バルブ62、64、66、68に加えて、補
助動力用の調速バルブ60を、可能な限り速やかに閉鎖
しなければならない。タービン78の調速制御手段は、
補助動力用の調速バルブ60をも閉鎖することによっ
て、その機能を果たす。
【0052】もし、通常運転の最中に大きな偏差が発生
し得る状況で使用する場合、即ち、調速バルブ60、6
2、64、66、68の電動機を使用した駆動機構14
による作動速度が比較的遅いために、補助動力用の調速
バルブ60のみで吸収できない様な大きな偏差が発生し
得る場合においては、調速バルブ60〜68を、順次作
動から、個別あるいは全部の同時作動へ切替える機能が
必要となる。この様にすれば、蒸気流量の変化速度を、
最大5倍まで増加することができる。これにより、発生
した偏差を速やかに解消して、タービン速度を通常の範
囲に復帰させることができる。通常のタービン速度の範
囲に復帰後、調速バルブ60〜68を、再び、順次作動
にリセットする。同様に、バルブを閉鎖する方向に偏差
が発生した場合には、駆動機構14により電磁継手を切
離して、対応する調速バルブを閉鎖する。
【0053】上流側にノズルグループを具備していない
衝動タービンにおいても、上記と同様な方法が使用でき
る。しかし、この場合には、補助動力用の調速バルブに
替わって、サイズの異なる2個の調速バルブを使用す
る。その内の一つは、下限蒸気流量に適合させ、他の一
つは、上限蒸気流量に適合させる。
【0054】以上で述べたバルブの駆動機構は、補助動
力が遮断された場合に自動的に安全位置に移行する必要
がある場合、バイパスバルブあるいは減速バルブについ
ても、、正確には、蒸気側及び水側の双方において、使
用することができる。
【0055】なお、電磁継手にはバッファ電源を設け
て、電動機向けの電源供給が瞬断した場合にも、電磁継
手が切離されない様にしておくのがよい。これによっ
て、並列運転の際に、タービンの安全性を損なうことな
く利用率を増加することができる。
【0056】
【発明の効果】本発明に基づく蒸気タービン用バルブの
駆動機構は、電動機、電磁継手、ボールスクリュー及び
アキュムレータの組合わせにより構成されているので、
完全に電気的なバルブ作動が実現され、これとともに、
緊急遮断の際には、バルブを速やかに閉鎖方向に作動さ
せることが可能である。また、電源供給が停止された場
合には、バルブが速やかに閉鎖方向に作動するので、異
常事態発生の際の保護機能をも備えている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく蒸気タービン用バルブの駆動機
構を含む縦方向断面図。
【図2】本発明に基づくバルブを、蒸気タービンの流体
圧作動式の緊急遮断用メインバルブを作動するパイロッ
トバルブとして使用する場合の態様を示す概略図。
【図3】図2に示すパイロットバルブの弁箱部分の詳細
断面図。
【図4】本発明に基づくバルブを、蒸気タービンの調速
バルブとして使用する場合の蒸気タービンの概略断面
図。
【符号の説明】
10・・・バルブ、12・・・弁箱、14・・・駆動機
構、16・・・電動機、18・・・電磁継手、20・・
・ボールスクリュー、20a・・・ブッシュ、20b・
・・ロッド、20c・・・ボール、21・・・ボール循
環経路、22・・・弁棒、23・・・回転止め機構、2
4・・・弁体、25・・・弁座、26・・・フランジ
部、28・・・アキュムレータ、29・・・円盤バネ、
30・・・ローラベアリング、32・・・バルブキャッ
プ、34・・・ローラベアリング、44・・・ストロー
ク測定手段、46・・・緊急遮断用メインバルブ、48
・・・パイロットバルブ、50、52、54・・・ポー
ト、56・・・弁箱、60・・・補助動力用の調速バル
ブ、62、64、66、68・・・負荷調整用の調速バ
ルブ、70、72、74、76・・・ノズルグループ、
78・・・中央ロータ。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁体(24)、弁体(24)に対応する
    弁座(25)を備えた弁箱(12)、弁体(24)を作
    動させる弁棒(22)及び弁棒(22)を作動させる駆
    動機構(14)を備えた蒸気タービン用バルブにおい
    て、 前記弁棒(22)は、回転運動を拘束されて支持され、 前記駆動機構(14)は、 電動機(16)と、 電磁継手(18)と、 一端が電磁継手(18)を介して電動機(16)に接続
    され、他端が前記弁棒(22)に接続されたボールスク
    リュー(20)と、 ボールスクリュー(20)の伸縮によって軸方向の駆動
    力が蓄えられるアキュムレータ(28)と、 により構成されることを特徴とする蒸気タービン用バル
    ブ。
  2. 【請求項2】 前記アキュムレータ(28)は、バネで
    構成され、このバネによって軸方向の駆動力を蓄えるこ
    と特徴とする請求項1に記載の蒸気タービン用バルブ。
  3. 【請求項3】 前記アキュムレータ(28)は、複数の
    円板バネを交互に配置して構成されることを特徴とする
    請求項2に記載の蒸気タービン用バルブ。
  4. 【請求項4】 緊急遮断用バルブとして使用される蒸気
    タービン用バルブであって、 緊急遮断の際には、電磁継手(18)を切離すことによ
    って、ボールスクリュー(20)の回転運動に対する拘
    束を解除して、アキュムレータ(28)を解放し、これ
    により、アキュムレータ(28)による軸方向の駆動力
    をボールスクリュー(20)を介して弁棒(25)に伝
    達して、弁体(24)を弁座(25)に対して押し付け
    る、 ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに
    記載の蒸気タービン用バルブ。
  5. 【請求項5】 流体圧作動式の緊急遮断用メインバルブ
    (46)を作動するパイロットバルブ(48)として使
    用されることを特徴とする、請求項1ないし請求項3の
    いずれかに記載の蒸気タービン用バルブ。
  6. 【請求項6】 流体圧作動式の緊急遮断用メインバルブ
    (46)を作動するパイロットバルブ(48)として使
    用される蒸気タービン用バルブであって、 前記弁体(24)及び弁箱(12)によって3方弁を形
    成し、 緊急遮断の際には、電磁継手(18)を切離すことによ
    って、ボールスクリュー(20)の回転運動に対する拘
    束を解除して、アキュムレータ(28)を解放し、 これにより、アキュムレータ(28)による軸方向の駆
    動力をボールスクリュー(20)及び弁棒(25)を介
    して弁体(24)に伝達し、 これにより、前記3方弁を切替えて、作動流体をメイン
    バルブ(46)を閉鎖する側のポートへ導く、 ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに
    記載の蒸気タービン用バルブ。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の蒸気タービン用バルブが、2個以上、組合わされて
    構成されたことを特徴とする調速バルブ。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の蒸気タービン用バルブが、5個以上、組合わされて
    構成され、 その内の一つ(60)は、補助動力用バルブとして使用
    され、 残りのバルブ(62、64、66、68)は、蒸気ター
    ビン(78)のノズルグループにそれぞれ配置され、負
    荷調整用バルブとして使用される、 ことを特徴とする調速バルブ。
  9. 【請求項9】 緊急遮断の際には、各電磁継手(18)
    を切離すことによって、各ボールスクリュー(20)の
    回転運動に対する拘束を解除して、各アキュムレータ
    (28)を解放し、 これにより、各アキュムレータ(28)による軸方向の
    駆動力を各ボールスクリュー(20)及び各弁棒(2
    5)を介して各弁体(24)に伝達し、 これにより、各弁体(24)を各弁座(25)対して押
    付けて、バルブを閉鎖して、タービンへの蒸気の流れを
    遮断する、 ことを特徴とする請求項7あるいは請求項8のいずれか
    に記載の調速バルブ。
  10. 【請求項10】 各バルブの電動機(16)及び電磁継
    手(18)は、共通の電気式あるいは電子式調速制御シ
    ステムに接続されることを特徴とする請求項7ないし請
    求項9のいずれかに記載の調速バルブ。
  11. 【請求項11】 緊急遮断の際には、前記の共通の電気
    式あるいは電子式調速制御システムによって各電磁継手
    (18)が切離されることを特徴とする請求項10に記
    載の調速バルブ。
  12. 【請求項12】 バルブを開放する際には、電磁継手
    (18)を繋げ、 これにより、電動機(16)をボールスクリュー(2
    0)に接続して、ボールスクリュー(20)を回転させ
    ることによって、ボールスクリュー(20)を伸縮し、
    これに伴って、アキュムレータ(28)に軸方向の駆動
    力を蓄え、 これにより、ボールスクリュー(20)に接続された弁
    棒(22)を作動して、弁体(24)を弁座(25)か
    ら引離して、バルブを開放し、 その結果、蒸気タービン(78)へ蒸気を導入し、 一方、バルブを緊急遮断する際には、電磁継手(18)
    を切離し、 これにより、ボールスクリュー(20)の回転運動に対
    する拘束を解除して、アキュムレータ(28)を解放
    し、アキュムレータ(28)による軸方向の駆動力によ
    って、ボールスクリュー(20)を伸縮し、 これにより、ボールスクリュー(20)に接続された弁
    棒(22)を作動して、弁体(24)を弁座(25)に
    押付けて、バルブを閉鎖し、 その結果、蒸気タービン(78)への蒸気の流れを遮断
    する、 ことを特徴とする請求項1ないし請求項11のいずれか
    に記載のバルブを作動する方法。
JP7335332A 1994-12-24 1995-12-22 蒸気タービン用バルブ Pending JPH08232607A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4446605A DE4446605A1 (de) 1994-12-24 1994-12-24 Ventil für eine Dampfturbine
DE4446605.6 1994-12-24

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08232607A true JPH08232607A (ja) 1996-09-10

Family

ID=6537126

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7335332A Pending JPH08232607A (ja) 1994-12-24 1995-12-22 蒸気タービン用バルブ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5832944A (ja)
JP (1) JPH08232607A (ja)
DE (1) DE4446605A1 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006029426A (ja) * 2004-07-15 2006-02-02 Minebea Co Ltd アクチュエータ
WO2010050609A1 (ja) * 2008-10-31 2010-05-06 日本ムーグ株式会社 流体弁駆動機構
WO2013047423A1 (ja) * 2011-09-28 2013-04-04 三菱重工コンプレッサ株式会社 蒸気タービン
JP2013079580A (ja) * 2011-09-30 2013-05-02 Toshiba Corp コンバインド発電設備の運転方法及びコンバインド発電設備
WO2014147832A1 (ja) * 2013-03-22 2014-09-25 三菱重工コンプレッサ株式会社 蒸気タービン
KR20140128242A (ko) * 2013-04-26 2014-11-05 가부시끼가이샤 도시바 증기 밸브 장치
JP2015500442A (ja) * 2011-11-28 2015-01-05 フィッシャー コントロールズ インターナショナル リミテッド ライアビリティー カンパニー 線形アクチュエータと共に用いられるフェールセーフ装置
WO2015029513A1 (ja) * 2013-08-30 2015-03-05 三菱重工コンプレッサ株式会社 調整弁駆動機構、蒸気タービン
JP2016508567A (ja) * 2013-02-19 2016-03-22 バイキング ヒート エンジンズ エーエス 熱機関の動作制御および安全制御のための装置および方法
WO2016092939A1 (ja) * 2014-12-08 2016-06-16 三菱重工業株式会社 弁装置及び蒸気タービン
JPWO2017104035A1 (ja) * 2015-12-17 2018-03-29 三菱重工コンプレッサ株式会社 主塞止弁及びそれを備えた蒸気タービン

Families Citing this family (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0928388B1 (de) 1996-09-26 2003-03-12 Siemens Aktiengesellschaft Ventil einer turbine
WO1999049250A1 (de) 1998-03-23 1999-09-30 Siemens Aktiengesellschaft Elektromechanischer stellantrieb für ein ventil sowie dampfturbine
DE50108933D1 (de) 2000-10-20 2006-04-20 Siemens Ag Stellantrieb für ein Ventil, insbesondere ein Turbinenventil
US6840200B2 (en) * 2000-12-07 2005-01-11 Ford Global Technologies, Inc. Electromechanical valve assembly for an internal combustion engine
GB0116675D0 (en) * 2001-07-07 2001-08-29 Lucas Industries Ltd Vane actuator
US6375086B1 (en) 2001-07-30 2002-04-23 Eaton Corporation Modulating refrigerant flow through a motorized expansion valve
GB0123469D0 (en) 2001-10-01 2001-11-21 Siemens Ag Electromagnetical clutch,electromechanical actuator and turbine
DE10163929A1 (de) 2001-12-22 2003-07-03 Obrist Engineering Gmbh Lusten Nadelventil
EP1333207B1 (en) * 2002-02-01 2005-08-03 Vetco Gray Controls Limited Linear actuators
AU2003215433B2 (en) * 2002-03-28 2009-07-23 Cogen Microsystems Pty Ltd Reciprocating engine and inlet system therefor
CN1643238A (zh) * 2002-03-28 2005-07-20 柯根微系统私人有限公司 一种往复式发动机及其进给系统
CH696551A5 (fr) * 2002-10-28 2007-07-31 Sonceboz Sa Actionneur linéaire pour la commande d'une vanne.
DE102008019182A1 (de) * 2008-04-17 2009-10-22 Voith Patent Gmbh Elektromechanischer Antrieb zur Betätigung von Ventilen
KR200451851Y1 (ko) 2008-10-27 2011-01-13 한국서부발전 주식회사 증기터빈의 회전형 주증기 밸브 장치
DE102010050668A1 (de) * 2010-11-09 2012-05-10 Voith Patent Gmbh Ventileinrichtung
RU2012116034A (ru) 2012-04-23 2013-10-27 Закрытое Акционерное Общество "Диаконт" Привод для управления клапаном
JP6145398B2 (ja) * 2013-12-18 2017-06-14 三菱重工業株式会社 直動機構、調整弁駆動装置、蒸気タービン
WO2015123372A1 (en) * 2014-02-14 2015-08-20 Ross Operating Valve Company Pneumatic valve with emergency stop button
FI125547B (en) 2014-02-19 2015-11-30 Heikki Antero Pohjola A method and arrangement for maintaining the pressure of a fluid flow in a system at a predetermined, almost constant level
CN104033615A (zh) * 2014-05-21 2014-09-10 杭州中能汽轮动力有限公司 一种双座节流导向式调节汽阀
DE102015221311A1 (de) 2015-10-30 2017-05-04 Siemens Aktiengesellschaft Turbine mit Schnellschluss- und Regelventilen
RU183621U1 (ru) * 2017-10-05 2018-09-28 Акционерное общество "Машиностроительный завод "Армалит" Клапан разгруженный
DE102018100519A1 (de) 2018-01-11 2019-07-11 Voith Patent Gmbh Ventilantrieb mit Schnellfahrfunktion
DE102018101472A1 (de) * 2018-01-23 2019-07-25 Z & J Technologies Gmbh Schieberventil und Verwendung eines Schieberventils
WO2020054136A1 (ja) * 2018-09-11 2020-03-19 日本ムーグ株式会社 弁開閉用電動アクチュエータ及び弁開閉用電動アクチュエータの駆動方法

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE6922573U (de) * 1969-06-06 1969-10-23 Weishaupt Max Gmbh Als absperrvorrichtung einsetzbares, elektrisch steuerbares kugelventil
US3768776A (en) * 1972-07-24 1973-10-30 Carrier Corp Steam turbine governor valve actuating mechanism
US3808895A (en) * 1973-02-09 1974-05-07 J Fitzwater Electric fail-safe actuator
US4007906A (en) * 1974-01-14 1977-02-15 Anchor/Darling Valve Company Main steam isolation valve
DE2816598A1 (de) * 1978-04-17 1979-10-31 Kraftwerk Union Ag Ventilanordnung fuer turbosaetze
JPS63208632A (ja) * 1987-02-25 1988-08-30 Mitsubishi Electric Corp スロツトル弁制御装置
DE3839317C2 (de) * 1988-11-22 1998-10-15 Gestra Gmbh Elektromotorischer Antrieb für ein Stellglied
US4936541A (en) * 1989-05-19 1990-06-26 Singer Valve (1985) Inc. Proportional fluid valve apparatus
EP0512139A1 (de) * 1991-05-07 1992-11-11 Siemens Aktiengesellschaft Elektromotorischer Stellantrieb
DE4227280C1 (ja) * 1992-08-18 1993-08-05 Siemens Ag, 8000 Muenchen, De
US5333989A (en) * 1992-12-23 1994-08-02 General Electric Company Electric actuators for steam turbine valves

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006029426A (ja) * 2004-07-15 2006-02-02 Minebea Co Ltd アクチュエータ
JP4565913B2 (ja) * 2004-07-15 2010-10-20 ミネベア株式会社 アクチュエータ
WO2010050609A1 (ja) * 2008-10-31 2010-05-06 日本ムーグ株式会社 流体弁駆動機構
JP2010106999A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Nippon Muugu Kk 流体弁駆動機構
WO2013047423A1 (ja) * 2011-09-28 2013-04-04 三菱重工コンプレッサ株式会社 蒸気タービン
JP2013072349A (ja) * 2011-09-28 2013-04-22 Mitsubishi Heavy Industries Compressor Corp 蒸気タービン
US9638054B2 (en) 2011-09-28 2017-05-02 Mitsubishi Heavy Industries Compressor Corporation Steam turbine
JP2013079580A (ja) * 2011-09-30 2013-05-02 Toshiba Corp コンバインド発電設備の運転方法及びコンバインド発電設備
JP2015500442A (ja) * 2011-11-28 2015-01-05 フィッシャー コントロールズ インターナショナル リミテッド ライアビリティー カンパニー 線形アクチュエータと共に用いられるフェールセーフ装置
JP2016508567A (ja) * 2013-02-19 2016-03-22 バイキング ヒート エンジンズ エーエス 熱機関の動作制御および安全制御のための装置および方法
WO2014147832A1 (ja) * 2013-03-22 2014-09-25 三菱重工コンプレッサ株式会社 蒸気タービン
US9982558B2 (en) 2013-03-22 2018-05-29 Mitsubishi Heavy Industries Compressor Corporation Steam turbine
JP6033404B2 (ja) * 2013-03-22 2016-11-30 三菱重工コンプレッサ株式会社 蒸気タービン
KR20140128242A (ko) * 2013-04-26 2014-11-05 가부시끼가이샤 도시바 증기 밸브 장치
US9938851B2 (en) 2013-08-30 2018-04-10 Mitsubishi Heavy Industries Compressor Corporation Governing valve drive mechanism and steam turbine
WO2015029513A1 (ja) * 2013-08-30 2015-03-05 三菱重工コンプレッサ株式会社 調整弁駆動機構、蒸気タービン
WO2016092939A1 (ja) * 2014-12-08 2016-06-16 三菱重工業株式会社 弁装置及び蒸気タービン
JPWO2017104035A1 (ja) * 2015-12-17 2018-03-29 三菱重工コンプレッサ株式会社 主塞止弁及びそれを備えた蒸気タービン

Also Published As

Publication number Publication date
US5832944A (en) 1998-11-10
DE4446605A1 (de) 1996-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08232607A (ja) 蒸気タービン用バルブ
US4442928A (en) Actuator
JP4639019B2 (ja) 風力タービン用各ブレード調整システム
EP2458201B1 (en) Wind turbine with hydraulic blade pitch system
JP3797688B2 (ja) 燃料供給装置におけるトリップオイル・システム及びガスタービンへの燃料の流れを制御する方法
WO2013047423A1 (ja) 蒸気タービン
JP3874424B2 (ja) 油圧故障の場合のノズル制御のロック
EP2270370A1 (en) Actuator assembly for a valve device and a steam turbine system incorporating said valve device
CN105102766A (zh) 蒸汽轮机
CN1098433C (zh) 透平的阀所用的机电式伺服驱动装置及汽轮机
CN101354094B (zh) 一种减震保护扭力小的电动阀
JPS6156890A (ja) 過負荷安全装置
CN111520198A (zh) Deh系统危急遮断控制机构
KR20230158421A (ko) 로봇용 선회 조인트
CN212428961U (zh) Deh系统危急遮断控制机构
CN201068989Y (zh) 一种二通、三通可互换的电动阀
RU2348837C2 (ru) Пневматический привод со струйным двигателем для запорно-регулирующей арматуры газо-, нефте- и продуктопроводов, кулисно-винтовой поворотный механизм, электропневматическое управляющее устройство, пневмоклапан
US5889375A (en) Torque limiting servomechanism
US4624622A (en) Fail-safe system for a reversible pump-turbine apparatus
CN1020653C (zh) 在负作用方向上具有安全功能的减压装置
KR102458799B1 (ko) 발전소용 터빈제어 액추에이터의 안전 제어를 위한 유압서보밸브의 이중화 시스템 및 그 작동방법
CN101634320B (zh) 液压设备管道爆裂在线安全连续工作系统
JPH03233173A (ja) 水車の非常停止装置
JPH10299414A (ja) 蒸気タービンの非常用制御装置
JPH10131710A (ja) 蒸気タービン制御装置