JPWO2017104035A1 - 主塞止弁及びそれを備えた蒸気タービン - Google Patents

主塞止弁及びそれを備えた蒸気タービン Download PDF

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Abstract

油圧駆動を行わない主塞止弁及びそれを備えた蒸気タービンを提供する。そのため、蒸気が流れる流路の開閉を行う主塞止弁及びそれを備えた蒸気タービンにおいて、流路中の弁座(15)の開口部分の開閉を行って、流路の開閉を行う弁体(16)と、弁座(15)に対し弁体(16)を直線運動するロッド(21)と、直線運動するピストン(31a)を有する電気アクチュエータ部(19)と、ロッド(21)とピストン(31a)との間を連結状態又は非連結状態に変更すると共に、危急時以外のとき、ロッド(21)とピストン(31a)との間を連結状態とし、危急時のとき、ロッド(21)とピストン(31a)との間を非連結状態とする連結状態変更部(18)とを備える。

Description

本発明は、主塞止弁及びそれを備えた蒸気タービンに関する。
蒸気タービンの入口側には主塞止弁(Trip and Throttle Valve;以降、TTVと呼ぶ。)が設けられており、このTTVを駆動する機構には制御油の油圧を使用している。
実公平2−9041号公報 実公平2−9042号公報
図6に従来の蒸気タービンの概略図を示す。図6に示すように、従来の蒸気タービンは、蒸気タービン本体51と、蒸気タービン本体51の入口側に設けられ、蒸気量を調整する調整弁52と、調整弁52の上流側に設けられ、蒸気の供給を制御するTTV53とを有している。TTV53には、弁体駆動用の油圧シリンダ54や危急遮断用の油圧シリンダ55が設けられており、調整装置56による制御により、油圧シリンダ54、55に制御油を供給したり、油圧シリンダ54、55から制御油を排油したりすることで、TTV53を駆動している。また、蒸気タービン本体51の前部軸受け台51a及び後部軸受け台51bには、潤滑油が供給されている。
油圧シリンダ54、55への制御油の接続配管には、制御油を蓄圧しておくアキュムレータ57が設けられており、必要時にアキュムレータ57の制御油を供給可能にしている。油圧シリンダ54、55に供給された制御油は、通常時には、排油装置58を介して排油され、危急時には、排油装置58と共に、危急遮断装置59を介して排油される。排油装置58は、同じ構成の排油ラインを並列に接続したものであり、各排油ラインは、弁58aと、弁58aと並列に接続された弁58b及びオリフィス58cと、弁58a、弁58b及びオリフィス58cの下流側に接続された電磁弁58dを有している。そして、これらの機器は台板50上に設けられている。
このように、TTV53を駆動するため、油圧シリンダ54、55、調整装置56、アキュムレータ57、排油装置58、危急遮断装置59等の付帯機器を互いに配管で接続している。それらの接続部分に用いたパッキン、ガスケットは、経年劣化によって油漏れが発生し、油漏れに伴うトラブルも発生するおそれがある。
本発明は上記課題に鑑みなされたもので、油圧駆動を行わない主塞止弁及びそれを備えた蒸気タービンを提供することを目的とする。
上記課題を解決する第1の発明に係る主塞止弁は、
流体が流れる流路の開閉を行う主塞止弁において、
前記流路中の弁座の開口部分の開閉を行って、前記流路の開閉を行う弁体と、
前記弁座に対し前記弁体を直線運動するロッドと、
直線運動するピストンを有する電気アクチュエータ部と、
前記ロッドと前記ピストンとの間を連結状態又は非連結状態に変更すると共に、危急時以外のとき、前記ロッドと前記ピストンとの間を連結状態とする連結状態変更部とを備える
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第2の発明に係る主塞止弁は、
上記第1の発明に記載の主塞止弁において、
前記ロッドに取り付けられたバネ受けと、前記バネ受けに弁閉方向の付勢力を付与するバネとを有する付勢力付与部を備え、
危急時のとき、前記連結状態変更部は、前記ロッドと前記ピストンとの間を非連結状態とすると共に、前記付勢力付与部は、前記バネによる付勢力により前記ロッドを直線運動させて、前記弁座の開口部分を前記弁体で閉じる
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第3の発明に係る主塞止弁は、
上記第1又は第2の発明に記載の主塞止弁において、
前記連結状態変更部は、
前記ロッドを保持するスリーブと、
前記スリーブを摺動可能に保持するホルダと、
前記スリーブと前記ホルダとの間の保持状態を変化させる掛金と、
前記掛金の位置を変更するレバーと、
前記レバーを駆動するアクチュエータとを有する
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第4の発明に係る主塞止弁は、
上記第3の発明に記載の主塞止弁において、
前記アクチュエータは、エアシリンダである
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第5の発明に係る主塞止弁は、
上記第1〜第4のいずれか1つの発明に記載の主塞止弁において、
前記電気アクチュエータ部は、
電力の供給により回転運動を行うサーボモータと、
手動により回転運動を行うハンドルと、
前記サーボモータの回転運動又は前記ハンドルによる回転運動を伝達する歯車機構と、
前記歯車機構に伝達された回転運動を直線運動に変換して、前記ピストンを直線運動させるシリンダとを有する
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第6の発明に係る蒸気タービンは、
上記第1〜第5のいずれか1つの発明に記載の主塞止弁を備えた
ことを特徴とする。
本発明によれば、従来の弁体駆動用の油圧シリンダを電気アクチュエータ部に変更しているので、制御油の供給及び排出に必要な付帯設備が不要となり、蒸気タービンの装置コストが低減可能となると共に、装置重量の低減も可能となる。
また、主塞止弁の駆動に制御応答性が優れた電気アクチュエータ部を用いているので、弁体の開閉を速やかに行うことができると共に、外部信号による制御が可能であるので、蒸気タービンの自動起動、遠隔操作、状態監視なども可能となる。
また、上述した付帯設備が不要となるので、従来の付帯設備に必要だった油フラッシング作業やフィルタエレメント交換などの現場作業が省略され、工数短縮、メンテナンス向上が可能となり、更には、経年劣化によって発生する油漏れ、ゴミかみ等のトラブルが解消される。
本発明に係る主塞止弁の実施形態の一例を示す斜視図である。 図1に示した主塞止弁の通常時の弁閉状態を説明する図であり、一部を断面で表すと共に、弁体の状態を示した図である。 図1に示した主塞止弁の弁開状態を説明する図であり、一部を断面で表すと共に、弁体の状態を示した図である。 図1に示した主塞止弁の危急遮断時の弁閉状態を説明する図であり、一部を断面で表すと共に、弁体の状態を示した図である。 図1に示した主塞止弁を備えた蒸気タービンの構成を説明する概略図である。 従来の主塞止弁を備えた蒸気タービンの構成を説明する概略図である。
以降、本発明に係る主塞止弁の実施形態について、図1〜図5を参照して説明する。なお、ここでは、流体の一例として蒸気を例示して説明するが、主塞止弁自体は、他の流体も使用可能である。
[実施例1]
図1〜図4を参照して、本実施例の主塞止弁を説明する。ここで、図1は、本実施例の主塞止弁の斜視図であり、図2〜図4は、図1に示した主塞止弁の開閉状態を説明する図であり、図2は通常時の弁閉状態、図3は弁開状態、図4は危急遮断時の弁閉状態を示す図である。
本実施例のTTV10は、後述する図5に示すように、蒸気タービン本体41の入口側に設けられたものであり、蒸気が流れる流路の開閉を行うものである。このTTV10は、供給口11と弁室12と排出口13と弁体駆動部14とを有している。弁室12の内部においては、蒸気の流路の途中に弁座15が形成されており、この弁座15に対向して弁体16が設けられている。弁体16は弁体駆動部14により駆動されており、弁座15に弁体16を当接させ、弁座15の開口部分を閉めることにより、蒸気の流路を閉め(弁閉状態)、弁座15から弁体16を離し、弁座15の開口部分を開けることにより、蒸気の流路を開けている(弁開状態)。従って、供給口11に供給された蒸気は、弁体16により制御されており、弁開状態の場合には、排出口13から蒸気が排出される。
弁体駆動部14は、付勢力付与部17と連結状態変更部18と電気アクチュエータ部19とを有している。付勢力付与部17は、弁室12側の端部が弁体16に接続され、弁座15に対し弁体16を直線運動させるロッド21と、ロッド21が軸方向Dに貫通するように取り付けられたバネ受け22と、弁室12側の端部がバネ受け22に当接され、弁閉方向Dcに付勢力を付与するバネ23と、バネ23の連結状態変更部18側の端部が当接され、バネ受け22を軸方向Dに摺動可能に保持する円筒状の支持筒24とを有している。
また、連結状態変更部18は、ロッド21と後述するピストン31aとの間を連結状態又は非連結状態に変更するものである。具体的には、連結状態変更部18は、ロッド21の連結状態変更部18側の端部を保持するスリーブ25と、スリーブ25を軸方向Dに摺動可能に保持するホルダ26と、スリーブ25とホルダ26との間の保持状態を変化させる掛金27と、掛金27を回動させて、掛金27の位置を変更するレバー28と、図1における上下運動によりレバー28を駆動するエアシリンダ29(アクチュエータ)と、ホルダ26の外側に設けられ、ロッド21、スリーブ25、ホルダ26の位置を目視可能な開口部30aを備えた支持枠30とを有する。ここでは、従来の危急遮断用の油圧シリンダをエアシリンダ29に変更している。
掛金27は、互いに対向した位置に2つ設けられ、軸方向Dに垂直な方向に延設された半円断面形状のものであり、半円弧面側を外側に平面側を内側にしている。この掛金27に対応して、ホルダ26の内周側には、半円断面の凹部26aが形成されており、掛金27を周方向に回転可能に保持している。一方、スリーブ25の外周側には、掛金27の電気アクチュエータ部19側の端部が噛み合う切欠25aが形成されている。この掛金27は、一方の方向に回転して、切欠25aに噛み合うことにより、スリーブ25がホルダ26に保持された状態となり、他方の方向に回転して、切欠25aから噛み合いが外れることにより、スリーブ25がホルダ26に保持されない状態となる。
また、電気アクチュエータ部19は、ホルダ26の電気アクチュエータ部19側の端部にピストン31aが接続されると共に、ボールネジにより回転運動を直線運動に変換することにより、ピストン31aを軸方向Dに直線運動させるシリンダ31と、回転運動をシリンダ31に伝達して、ボールネジを回転させる歯車機構32と、電力の供給により回転運動を行って、歯車機構32を回転運動させるサーボモータ33と、手動で回転運動を行って、歯車機構32を回転運動させるハンドル34と、シリンダ31、歯車機構32、サーボモータ33を支持する支持台35とを有する。つまり、従来の弁体駆動用の油圧シリンダを電気アクチュエータ部19に変更している。
以上の構成を有するTTV10について、図2〜図4と共に、図1も参照して、その動作を説明する。
図2は通常時(危急時以外のとき)の弁閉状態を示す図であり、また、図3は弁開状態を示す図である。通常時は、エアシリンダ29に計装空気が供給されており、これにより、レバー28が駆動し、切欠25aに噛み合う方向に掛金27が回転し、掛金27が切欠25aに噛み合った状態である。この結果、切欠25aに噛み合った掛金27を介して、スリーブ25がホルダ26に保持された状態となっている。つまり、ロッド21とピストン31aとの間を連結状態としている。
上述した状態において、歯車機構32を介して、サーボモータ33(又はハンドル34)によりシリンダ31を駆動して、ピストン31aを弁閉方向Dcに移動させると、ホルダ26も同方向に移動し、ホルダ26の移動に伴い、スリーブ25及びロッド21も同方向に移動して、弁体16を弁座15に当接させて、弁閉状態とし、蒸気の供給を遮断することになる(図2参照)。
また、上述した状態において、歯車機構32を介して、サーボモータ33(又はハンドル34)によりシリンダ31を駆動して、ピストン31aを弁開方向Doに移動させると、ホルダ26も同方向に移動し、ホルダ26の移動に伴い、スリーブ25及びロッド21も同方向に移動して、弁体16を弁座15から離して、弁開状態とし、蒸気を供給することになる(図3参照)。
図3に示す弁開状態においては、バネ23がバネ受け22により支持筒24の端部に押し付けられて、縮んでいる状態である。このような状態において、エアシリンダ29に供給していた計装空気をドレンとして排出すると、これにより、エアシリンダ29が作動して、レバー28が駆動し、切欠25aから噛み合いが外れる方向に掛金27が回転し、この結果、掛金27の切欠25aへの噛み合いが外れ、スリーブ25がホルダ26に保持されない状態となる。つまり、ロッド21とピストン31aとの間を非連結状態としている。すると、バネ23の付勢力により、スリーブ25及びロッド21が弁閉方向Dcに移動して、弁体16を弁座15に当接させて、弁閉状態とし、蒸気の供給を遮断することになる(図4参照)。
つまり、危急時、例えば、蒸気タービン本体41に異常や故障があるとき、シリンダ31やサーボモータ33などに異常や故障があるときには、エアシリンダ29に供給していた計装空気をドレンとして排出することにより、TTV10からの蒸気の供給を速やかに遮断することができる。このエアシリンダ29への計装空気の供給は、後述の図5に示す電磁弁43により行っており、外部信号により電磁弁43を制御することにより、TTV10の弁体16を閉弁できる。
図4に示す弁閉状態の後、図3に示す弁開状態にする場合には、歯車機構32を介して、サーボモータ33(又はハンドル34)によりシリンダ31を駆動して、ピストン31aを弁閉方向Dcに移動させ、掛金27がスリーブ25の切欠25aと噛合い可能な位置まで、ホルダ26を移動させる。噛合い可能な位置への移動後、エアシリンダ29に計装空気を供給すると、エアシリンダ29が動作して、レバー28が駆動し、切欠25aに噛み合う方向に掛金27が回転して、掛金27が切欠25aに噛み合う。この結果、切欠25aに噛み合った掛金27を介して、スリーブ25がホルダ26に保持された状態となる。
その後、歯車機構32を介して、サーボモータ33(又はハンドル34)によりシリンダ31を駆動して、ピストン31aを弁開方向Doに移動させると、ホルダ26も同方向に移動し、ホルダ26の移動に伴い、スリーブ25及びロッド21も同方向に移動して、弁体16を弁座15から離して、弁開状態とし、蒸気を供給することになる(図3参照)。
図5は、上述したTTV10を備えた蒸気タービンの構成を説明する概略図である。図5に示すように、本実施例の蒸気タービンは、蒸気タービン本体41と、蒸気タービン本体41の入口側に設けられ、蒸気量を調整する調整弁42と、調整弁42の上流側に設けられ、蒸気の供給を制御するTTV10とを有している。
TTV10には、上述したように、弁体駆動用の電気アクチュエータ部19や危急遮断用のエアシリンダ29などが設けられている。電気アクチュエータ部19は、外部信号をサーボモータ33に入力することにより、シリンダ31を駆動可能であり、また、エアシリンダ29は、外部信号により電磁弁43を制御することにより、エアシリンダ29における計装空気の供給又は排出が可能となっている。つまり、電気アクチュエータ部19やエアシリンダ29を制御することにより、TTV10を駆動可能としている。また、蒸気タービン本体41の前部軸受け台41a及び後部軸受け台41bには、潤滑油が供給されている。そして、これらの機器は台板40上に設けられている。
図5に示す本実施例の蒸気タービンの構成と図6に示した従来の蒸気タービンの構成とを比較してみると、従来の弁体駆動用の油圧シリンダ54を電気アクチュエータ部19に変更し、従来の危急遮断用の油圧シリンダ55をエアシリンダ29に変更しているため、制御油の供給及び排出に必要な付帯設備(調整装置56、アキュムレータ57、排出装置58、危急遮断装置59)が不要となり、加えて、制御油用のポンプなども不要となる。更には、比較的高い油圧の制御油を使用しなくなるので、高い油圧に耐えることができる配管なども不要となる。つまり、軸受けの潤滑油以外の油が不要なオイルレスの装置とすることができる。この結果、蒸気タービンの装置コストが一割程度低減可能となると共に、装置重量の低減も可能となる。
また、TTV10の駆動に制御応答性が優れた電気アクチュエータ部19を用いているので、弁体16の開閉を速やかに行うことができると共に、外部信号による制御が可能であるので、蒸気タービンの自動起動、遠隔操作、状態監視なども可能となる。例えば、蒸気タービンの自動起動時には、タービン回転数の変化(上昇)に伴って、外部信号による制御により、TTV10の弁体16の開度を適宜変更すれば良い。
また、上述した付帯設備が不要となるので、従来の付帯設備に必要だった油フラッシング作業やフィルタエレメント交換などの現場作業が省略され、工数短縮、メンテナンス向上が可能となり、更には、経年劣化によって発生する油漏れ、ゴミかみ等のトラブルが解消される。
本発明は、圧縮機などを駆動する蒸気タービンに好適なものである。
10 TTV
14 弁体駆動部
16 弁体
17 付勢力付与部
18 連結状態変更部
19 電気アクチュエータ部
21 ロッド
22 バネ受け
23 バネ
25 スリーブ
26 ホルダ
27 掛金
29 エアシリンダ
31 シリンダ
33 サーボモータ
41 蒸気タービン本体
43 電磁弁
本発明は、主塞止弁及びそれを備えた蒸気タービンに関する。
蒸気タービンの入口側には主塞止弁(Trip and Throttle Valve;以降、TTVと呼ぶ。)が設けられており、このTTVを駆動する機構には制御油の油圧を使用している。
実公平2−9041号公報 実公平2−9042号公報
図6に従来の蒸気タービンの概略図を示す。図6に示すように、従来の蒸気タービンは、蒸気タービン本体51と、蒸気タービン本体51の入口側に設けられ、蒸気量を調整する調整弁52と、調整弁52の上流側に設けられ、蒸気の供給を制御するTTV53とを有している。TTV53には、弁体駆動用の油圧シリンダ54や危急遮断用の油圧シリンダ55が設けられており、調整装置56による制御により、油圧シリンダ54、55に制御油を供給したり、油圧シリンダ54、55から制御油を排油したりすることで、TTV53を駆動している。また、蒸気タービン本体51の前部軸受け台51a及び後部軸受け台51bには、潤滑油が供給されている。
油圧シリンダ54、55への制御油の接続配管には、制御油を蓄圧しておくアキュムレータ57が設けられており、必要時にアキュムレータ57の制御油を供給可能にしている。油圧シリンダ54、55に供給された制御油は、通常時には、排油装置58を介して排油され、危急時には、排油装置58と共に、危急遮断装置59を介して排油される。排油装置58は、同じ構成の排油ラインを並列に接続したものであり、各排油ラインは、弁58aと、弁58aと並列に接続された弁58b及びオリフィス58cと、弁58a、弁58b及びオリフィス58cの下流側に接続された電磁弁58dを有している。そして、これらの機器は台板50上に設けられている。
このように、TTV53を駆動するため、油圧シリンダ54、55、調整装置56、アキュムレータ57、排油装置58、危急遮断装置59等の付帯機器を互いに配管で接続している。それらの接続部分に用いたパッキン、ガスケットは、経年劣化によって油漏れが発生し、油漏れに伴うトラブルも発生するおそれがある。
本発明は上記課題に鑑みなされたもので、油圧駆動を行わない主塞止弁及びそれを備えた蒸気タービンを提供することを目的とする。
上記課題を解決する第1の発明に係る主塞止弁は、
流体が流れる流路の開閉を行う主塞止弁において、
前記流路中の弁座の開口部分の開閉を行って、前記流路の開閉を行う弁体と、
前記弁座に対し前記弁体を直線運動するロッドと、
直線運動するピストンを有する電気アクチュエータ部と、
前記ロッドと前記ピストンとの間を連結状態又は非連結状態に変更すると共に、危急時以外のとき、前記ロッドと前記ピストンとの間を連結状態とする連結状態変更部とを備え
前記連結状態変更部は、
前記ロッドを保持するスリーブと、
前記スリーブを摺動可能に保持するホルダと、
前記スリーブと前記ホルダとの間の保持状態を変化させる掛金と、
前記掛金の位置を変更するレバーと、
前記レバーを駆動するアクチュエータとを有する
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第2の発明に係る主塞止弁は、
上記第1の発明に記載の主塞止弁において、
前記ロッドに取り付けられたバネ受けと、前記バネ受けに弁閉方向の付勢力を付与するバネとを有する付勢力付与部を備え、
危急時のとき、前記連結状態変更部は、前記ロッドと前記ピストンとの間を非連結状態とすると共に、前記付勢力付与部は、前記バネによる付勢力により前記ロッドを直線運動させて、前記弁座の開口部分を前記弁体で閉じる
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第の発明に係る主塞止弁は、
上記第1又は第2の発明に記載の主塞止弁において、
前記アクチュエータは、エアシリンダである
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第の発明に係る主塞止弁は、
上記第1〜第のいずれか1つの発明に記載の主塞止弁において、
前記電気アクチュエータ部は、
電力の供給により回転運動を行うサーボモータと、
手動により回転運動を行うハンドルと、
前記サーボモータの回転運動又は前記ハンドルによる回転運動を伝達する歯車機構と、
前記歯車機構に伝達された回転運動を直線運動に変換して、前記ピストンを直線運動させるシリンダとを有する
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第の発明に係る蒸気タービンは、
上記第1〜第のいずれか1つの発明に記載の主塞止弁を備えた
ことを特徴とする。
本発明によれば、従来の弁体駆動用の油圧シリンダを電気アクチュエータ部に変更しているので、制御油の供給及び排出に必要な付帯設備が不要となり、蒸気タービンの装置コストが低減可能となると共に、装置重量の低減も可能となる。
また、主塞止弁の駆動に制御応答性が優れた電気アクチュエータ部を用いているので、弁体の開閉を速やかに行うことができると共に、外部信号による制御が可能であるので、蒸気タービンの自動起動、遠隔操作、状態監視なども可能となる。
また、上述した付帯設備が不要となるので、従来の付帯設備に必要だった油フラッシング作業やフィルタエレメント交換などの現場作業が省略され、工数短縮、メンテナンス向上が可能となり、更には、経年劣化によって発生する油漏れ、ゴミかみ等のトラブルが解消される。
本発明に係る主塞止弁の実施形態の一例を示す斜視図である。 図1に示した主塞止弁の通常時の弁閉状態を説明する図であり、一部を断面で表すと共に、弁体の状態を示した図である。 図1に示した主塞止弁の弁開状態を説明する図であり、一部を断面で表すと共に、弁体の状態を示した図である。 図1に示した主塞止弁の危急遮断時の弁閉状態を説明する図であり、一部を断面で表すと共に、弁体の状態を示した図である。 図1に示した主塞止弁を備えた蒸気タービンの構成を説明する概略図である。 従来の主塞止弁を備えた蒸気タービンの構成を説明する概略図である。
以降、本発明に係る主塞止弁の実施形態について、図1〜図5を参照して説明する。なお、ここでは、流体の一例として蒸気を例示して説明するが、主塞止弁自体は、他の流体も使用可能である。
[実施例1]
図1〜図4を参照して、本実施例の主塞止弁を説明する。ここで、図1は、本実施例の主塞止弁の斜視図であり、図2〜図4は、図1に示した主塞止弁の開閉状態を説明する図であり、図2は通常時の弁閉状態、図3は弁開状態、図4は危急遮断時の弁閉状態を示す図である。
本実施例のTTV10は、後述する図5に示すように、蒸気タービン本体41の入口側に設けられたものであり、蒸気が流れる流路の開閉を行うものである。このTTV10は、供給口11と弁室12と排出口13と弁体駆動部14とを有している。弁室12の内部においては、蒸気の流路の途中に弁座15が形成されており、この弁座15に対向して弁体16が設けられている。弁体16は弁体駆動部14により駆動されており、弁座15に弁体16を当接させ、弁座15の開口部分を閉めることにより、蒸気の流路を閉め(弁閉状態)、弁座15から弁体16を離し、弁座15の開口部分を開けることにより、蒸気の流路を開けている(弁開状態)。従って、供給口11に供給された蒸気は、弁体16により制御されており、弁開状態の場合には、排出口13から蒸気が排出される。
弁体駆動部14は、付勢力付与部17と連結状態変更部18と電気アクチュエータ部19とを有している。付勢力付与部17は、弁室12側の端部が弁体16に接続され、弁座15に対し弁体16を直線運動させるロッド21と、ロッド21が軸方向Dに貫通するように取り付けられたバネ受け22と、弁室12側の端部がバネ受け22に当接され、弁閉方向Dcに付勢力を付与するバネ23と、バネ23の連結状態変更部18側の端部が当接され、バネ受け22を軸方向Dに摺動可能に保持する円筒状の支持筒24とを有している。
また、連結状態変更部18は、ロッド21と後述するピストン31aとの間を連結状態又は非連結状態に変更するものである。具体的には、連結状態変更部18は、ロッド21の連結状態変更部18側の端部を保持するスリーブ25と、スリーブ25を軸方向Dに摺動可能に保持するホルダ26と、スリーブ25とホルダ26との間の保持状態を変化させる掛金27と、掛金27を回動させて、掛金27の位置を変更するレバー28と、図1における上下運動によりレバー28を駆動するエアシリンダ29(アクチュエータ)と、ホルダ26の外側に設けられ、ロッド21、スリーブ25、ホルダ26の位置を目視可能な開口部30aを備えた支持枠30とを有する。ここでは、従来の危急遮断用の油圧シリンダをエアシリンダ29に変更している。
掛金27は、互いに対向した位置に2つ設けられ、軸方向Dに垂直な方向に延設された半円断面形状のものであり、半円弧面側を外側に平面側を内側にしている。この掛金27に対応して、ホルダ26の内周側には、半円断面の凹部26aが形成されており、掛金27を周方向に回転可能に保持している。一方、スリーブ25の外周側には、掛金27の電気アクチュエータ部19側の端部が噛み合う切欠25aが形成されている。この掛金27は、一方の方向に回転して、切欠25aに噛み合うことにより、スリーブ25がホルダ26に保持された状態となり、他方の方向に回転して、切欠25aから噛み合いが外れることにより、スリーブ25がホルダ26に保持されない状態となる。
また、電気アクチュエータ部19は、ホルダ26の電気アクチュエータ部19側の端部にピストン31aが接続されると共に、ボールネジにより回転運動を直線運動に変換することにより、ピストン31aを軸方向Dに直線運動させるシリンダ31と、回転運動をシリンダ31に伝達して、ボールネジを回転させる歯車機構32と、電力の供給により回転運動を行って、歯車機構32を回転運動させるサーボモータ33と、手動で回転運動を行って、歯車機構32を回転運動させるハンドル34と、シリンダ31、歯車機構32、サーボモータ33を支持する支持台35とを有する。つまり、従来の弁体駆動用の油圧シリンダを電気アクチュエータ部19に変更している。
以上の構成を有するTTV10について、図2〜図4と共に、図1も参照して、その動作を説明する。
図2は通常時(危急時以外のとき)の弁閉状態を示す図であり、また、図3は弁開状態を示す図である。通常時は、エアシリンダ29に計装空気が供給されており、これにより、レバー28が駆動し、切欠25aに噛み合う方向に掛金27が回転し、掛金27が切欠25aに噛み合った状態である。この結果、切欠25aに噛み合った掛金27を介して、スリーブ25がホルダ26に保持された状態となっている。つまり、ロッド21とピストン31aとの間を連結状態としている。
上述した状態において、歯車機構32を介して、サーボモータ33(又はハンドル34)によりシリンダ31を駆動して、ピストン31aを弁閉方向Dcに移動させると、ホルダ26も同方向に移動し、ホルダ26の移動に伴い、スリーブ25及びロッド21も同方向に移動して、弁体16を弁座15に当接させて、弁閉状態とし、蒸気の供給を遮断することになる(図2参照)。
また、上述した状態において、歯車機構32を介して、サーボモータ33(又はハンドル34)によりシリンダ31を駆動して、ピストン31aを弁開方向Doに移動させると、ホルダ26も同方向に移動し、ホルダ26の移動に伴い、スリーブ25及びロッド21も同方向に移動して、弁体16を弁座15から離して、弁開状態とし、蒸気を供給することになる(図3参照)。
図3に示す弁開状態においては、バネ23がバネ受け22により支持筒24の端部に押し付けられて、縮んでいる状態である。このような状態において、エアシリンダ29に供給していた計装空気をドレンとして排出すると、これにより、エアシリンダ29が作動して、レバー28が駆動し、切欠25aから噛み合いが外れる方向に掛金27が回転し、この結果、掛金27の切欠25aへの噛み合いが外れ、スリーブ25がホルダ26に保持されない状態となる。つまり、ロッド21とピストン31aとの間を非連結状態としている。すると、バネ23の付勢力により、スリーブ25及びロッド21が弁閉方向Dcに移動して、弁体16を弁座15に当接させて、弁閉状態とし、蒸気の供給を遮断することになる(図4参照)。
つまり、危急時、例えば、蒸気タービン本体41に異常や故障があるとき、シリンダ31やサーボモータ33などに異常や故障があるときには、エアシリンダ29に供給していた計装空気をドレンとして排出することにより、TTV10からの蒸気の供給を速やかに遮断することができる。このエアシリンダ29への計装空気の供給は、後述の図5に示す電磁弁43により行っており、外部信号により電磁弁43を制御することにより、TTV10の弁体16を閉弁できる。
図4に示す弁閉状態の後、図3に示す弁開状態にする場合には、歯車機構32を介して、サーボモータ33(又はハンドル34)によりシリンダ31を駆動して、ピストン31aを弁閉方向Dcに移動させ、掛金27がスリーブ25の切欠25aと噛合い可能な位置まで、ホルダ26を移動させる。噛合い可能な位置への移動後、エアシリンダ29に計装空気を供給すると、エアシリンダ29が動作して、レバー28が駆動し、切欠25aに噛み合う方向に掛金27が回転して、掛金27が切欠25aに噛み合う。この結果、切欠25aに噛み合った掛金27を介して、スリーブ25がホルダ26に保持された状態となる。
その後、歯車機構32を介して、サーボモータ33(又はハンドル34)によりシリンダ31を駆動して、ピストン31aを弁開方向Doに移動させると、ホルダ26も同方向に移動し、ホルダ26の移動に伴い、スリーブ25及びロッド21も同方向に移動して、弁体16を弁座15から離して、弁開状態とし、蒸気を供給することになる(図3参照)。
図5は、上述したTTV10を備えた蒸気タービンの構成を説明する概略図である。図5に示すように、本実施例の蒸気タービンは、蒸気タービン本体41と、蒸気タービン本体41の入口側に設けられ、蒸気量を調整する調整弁42と、調整弁42の上流側に設けられ、蒸気の供給を制御するTTV10とを有している。
TTV10には、上述したように、弁体駆動用の電気アクチュエータ部19や危急遮断用のエアシリンダ29などが設けられている。電気アクチュエータ部19は、外部信号をサーボモータ33に入力することにより、シリンダ31を駆動可能であり、また、エアシリンダ29は、外部信号により電磁弁43を制御することにより、エアシリンダ29における計装空気の供給又は排出が可能となっている。つまり、電気アクチュエータ部19やエアシリンダ29を制御することにより、TTV10を駆動可能としている。また、蒸気タービン本体41の前部軸受け台41a及び後部軸受け台41bには、潤滑油が供給されている。そして、これらの機器は台板40上に設けられている。
図5に示す本実施例の蒸気タービンの構成と図6に示した従来の蒸気タービンの構成とを比較してみると、従来の弁体駆動用の油圧シリンダ54を電気アクチュエータ部19に変更し、従来の危急遮断用の油圧シリンダ55をエアシリンダ29に変更しているため、制御油の供給及び排出に必要な付帯設備(調整装置56、アキュムレータ57、排出装置58、危急遮断装置59)が不要となり、加えて、制御油用のポンプなども不要となる。更には、比較的高い油圧の制御油を使用しなくなるので、高い油圧に耐えることができる配管なども不要となる。つまり、軸受けの潤滑油以外の油が不要なオイルレスの装置とすることができる。この結果、蒸気タービンの装置コストが一割程度低減可能となると共に、装置重量の低減も可能となる。
また、TTV10の駆動に制御応答性が優れた電気アクチュエータ部19を用いているので、弁体16の開閉を速やかに行うことができると共に、外部信号による制御が可能であるので、蒸気タービンの自動起動、遠隔操作、状態監視なども可能となる。例えば、蒸気タービンの自動起動時には、タービン回転数の変化(上昇)に伴って、外部信号による制御により、TTV10の弁体16の開度を適宜変更すれば良い。
また、上述した付帯設備が不要となるので、従来の付帯設備に必要だった油フラッシング作業やフィルタエレメント交換などの現場作業が省略され、工数短縮、メンテナンス向上が可能となり、更には、経年劣化によって発生する油漏れ、ゴミかみ等のトラブルが解消される。
本発明は、圧縮機などを駆動する蒸気タービンに好適なものである。
10 TTV
14 弁体駆動部
16 弁体
17 付勢力付与部
18 連結状態変更部
19 電気アクチュエータ部
21 ロッド
22 バネ受け
23 バネ
25 スリーブ
26 ホルダ
27 掛金
29 エアシリンダ
31 シリンダ
33 サーボモータ
41 蒸気タービン本体
43 電磁弁
上記課題を解決する第1の発明に係る主塞止弁は、
流体が流れる流路の開閉を行う主塞止弁において、
前記流路中の弁座の開口部分の開閉を行って、前記流路の開閉を行う弁体と、
前記弁座に対し前記弁体を直線運動するロッドと、
直線運動するピストンを有する電気アクチュエータ部と、
前記ロッドと前記ピストンとの間を連結状態又は非連結状態に変更すると共に、危急時以外のとき、前記ロッドと前記ピストンとの間を連結状態とする連結状態変更部とを備え、
前記連結状態変更部は、
前記ロッドを保持するスリーブと、
前記スリーブを摺動可能に保持するホルダと、
前記スリーブと前記ホルダとの間の保持状態を変化させる掛金と、
前記掛金の位置を変更するレバーと、
前記レバーを駆動するアクチュエータと
前記ホルダの外側に設けられ、開口部を備えた支持枠とを有する
ことを特徴とする。

Claims (6)

  1. 流体が流れる流路の開閉を行う主塞止弁において、
    前記流路中の弁座の開口部分の開閉を行って、前記流路の開閉を行う弁体と、
    前記弁座に対し前記弁体を直線運動するロッドと、
    直線運動するピストンを有する電気アクチュエータ部と、
    前記ロッドと前記ピストンとの間を連結状態又は非連結状態に変更すると共に、危急時以外のとき、前記ロッドと前記ピストンとの間を連結状態とする連結状態変更部とを備える
    ことを特徴とする主塞止弁。
  2. 請求項1に記載の主塞止弁において、
    前記ロッドに取り付けられたバネ受けと、前記バネ受けに弁閉方向の付勢力を付与するバネとを有する付勢力付与部を備え、
    危急時のとき、前記連結状態変更部は、前記ロッドと前記ピストンとの間を非連結状態とすると共に、前記付勢力付与部は、前記バネによる付勢力により前記ロッドを直線運動させて、前記弁座の開口部分を前記弁体で閉じる
    ことを特徴とする主塞止弁。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の主塞止弁において、
    前記連結状態変更部は、
    前記ロッドを保持するスリーブと、
    前記スリーブを摺動可能に保持するホルダと、
    前記スリーブと前記ホルダとの間の保持状態を変化させる掛金と、
    前記掛金の位置を変更するレバーと、
    前記レバーを駆動するアクチュエータとを有する
    ことを特徴とする主塞止弁。
  4. 請求項3に記載の主塞止弁において、
    前記アクチュエータは、エアシリンダである
    ことを特徴とする主塞止弁。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の主塞止弁において、
    前記電気アクチュエータ部は、
    電力の供給により回転運動を行うサーボモータと、
    手動により回転運動を行うハンドルと、
    前記サーボモータの回転運動又は前記ハンドルによる回転運動を伝達する歯車機構と、
    前記歯車機構に伝達された回転運動を直線運動に変換して、前記ピストンを直線運動させるシリンダとを有する
    ことを特徴とする主塞止弁。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1つに記載の主塞止弁を備えた
    ことを特徴とする蒸気タービン。
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