JPH08232548A - 長尺扉 - Google Patents

長尺扉

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JPH08232548A
JPH08232548A JP6171895A JP6171895A JPH08232548A JP H08232548 A JPH08232548 A JP H08232548A JP 6171895 A JP6171895 A JP 6171895A JP 6171895 A JP6171895 A JP 6171895A JP H08232548 A JPH08232548 A JP H08232548A
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JP
Japan
Prior art keywords
long
door
sized
doors
reinforcing material
Prior art date
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Pending
Application number
JP6171895A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Sakano
隆雄 坂野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichiha Corp
Original Assignee
Nichiha Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nichiha Corp filed Critical Nichiha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軽量であると共に,反り,ねじれ等の変形を
生ずることがない長尺扉を提供すること。 【構成】 縦芯材11,12,13と横芯材15,1
6,18とを枠組みすると共に,表側面及び裏側面にそ
れぞれ化粧材を設けてなる長尺扉1において,上記長尺
扉1の裏側面には,上記縦芯材11に沿って,かつ裏側
面の化粧材よりも突出した状態において補強材31を配
設してなること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,例えば床面から天井近
くまで達する長尺開口の室内収納家具,玄関収納家具,
折戸式収納家具等に用いる長尺扉に関する。
【0002】
【従来技術】近年,例えば室内の収納家具は,室内のイ
ンテリア性を重視する関係から,室内壁の一部を利用し
て,床面から天井近くまで達する長尺開口のものが設け
られるようになっている。このような長尺の収納家具に
おいては,床面から天井までを1枚の長尺扉により構成
することが多くなっている。また,玄関収納家具におい
ても,同様の考えから,長尺扉が用いられるようになっ
ている。
【0003】図9は,複数枚を折り畳み可能に連結した
折戸式の長尺扉9を示すものである。この長尺扉9は,
後述のごとく細長であり,その下面及び上面は床面及び
天井に敷設した横枠95,96内のレールに,その幅方
向に摺動可能に連結されている。なお,符号97は縦枠
である。
【0004】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記長尺扉
は,通常,その幅が40〜50cm,長さが210〜2
40cmと幅狭であり,縦方向に細長である。また,長
尺扉は,通常,軽量化及び低コスト化の面から,中実の
ムク材を用いることは殆どなく,縦芯材と横芯材とを枠
組みしたフラッシュパネルに,その表側面と裏側面にそ
れぞれ化粧材を貼ったものが用いられている。
【0005】そのため,長尺扉は,これを収納家具に取
付けた後は,室内の湿気や温度の繰り返し変化によっ
て,縦方向に反り,ねじれ等の変形を生じることがあ
る。特に,長尺の折戸や開閉扉は,縦方向が横方向に比
較して極端に長く,またその中央付近を持って前後方向
に引いたり,押したりする。そのため,上記の反り,ね
じれ等の変形により,建付け状態に狂いを生ずる割合が
高い。
【0006】そこで,従来は上記変形を防止するため,
縦芯材,横芯材を含めて扉全体を肉厚の大きいものと
し,頑強な構造とする場合もあった。しかし,このよう
な手段では,上記軽量化,低コスト化を図ることができ
ない。
【0007】本発明はかかる従来の問題点に鑑み,軽量
であると共に反り,ねじれ等の変形を生ずることがない
長尺扉を提供しようとするものである。
【0008】
【課題の解決手段】本発明は,縦芯材と横芯材とを枠組
みすると共に表側面及び裏側面にそれぞれ化粧材を設け
てなる長尺扉において,上記長尺扉の裏側面には,上記
縦芯材に沿って,かつ裏側面の化粧材よりも突出した状
態において補強材を配設してなることを特徴とする長尺
扉にある。
【0009】本発明において最も注目すべきことは,補
強材を縦芯材に沿って配設すると共に該補強材は長尺扉
の裏側面に突出配置していることである。上記補強材
は,長尺扉の全長(縦方向高さ)又は長尺扉の一部分に
配設する。特に,補強材は,全長の半分の長さを中央部
分に配置することが好ましい。つまり,長尺扉の全長の
半分の長さの補強材を用い,これを長尺扉の中心高さを
中心に,その上下方向に等距離づつ配置することが好ま
しい(図1)。この場合には,最も反り,ねじれ等の変
形を生じ易い部分を,より軽量状態において補強するこ
とができる。
【0010】上記補強材としては,木材,プラスチック
ス,軽量金属等の剛性を有する材料を用いる。補強材
は,化粧材の裏側面よりも突出した状態に配置する。こ
の突出高さは,3〜15mmとすることが好ましい。3
mm未満では,上記変形を防止することが困難である。
一方,15mmを越えると,開閉時の邪魔となり,また
収納家具の内部の家財に当接し,これらを損傷するおそ
れがある。
【0011】また,補強材は,上記縦芯材の側面に固定
されていることが好ましい。これにより,より一層,上
記変形を防止することができる。上記固定は,ビス,
釘,接着剤等により行う。上記補強材はその長手方向と
直角方向の断面が角形状又はT形状であることが好まし
い。角形状の場合には,縦芯材の側面に固定し易い。ま
た,T形状の場合には縦芯材の裏側面への固定が容易で
ある。
【0012】また,上記長尺扉は,複数枚を折り畳み可
能に連結した折戸用の扉として用いることができる。こ
の場合には,特に本発明の効果が発揮できる。また,上
記折戸の場合には,折戸を折り畳んだ際に相手側の長尺
扉の補強材を収納するための収納凹部を有することが好
ましい。
【0013】これにより,長尺扉を折り畳んだ際に補強
材が上記収納凹部に入り,隣合う長尺扉を互いに重ね合
わせることができる。そのため,長尺扉を折り畳んだ状
態において,収納家具内にデッドスペースが生ぜず,収
納家具内を広く使用することができる。また,上記収納
凹部を裏側面における把手として利用することもでき
る。なお,補強材の突出高さが,蝶番の厚みと略同じの
場合には,上記のように折り畳んだとき,上記突出高さ
が上記厚みと略同じとなるため上記収納凹部は必ずしも
必要でない。
【0014】
【作用及び効果】本発明の長尺扉においては,縦芯材に
沿って補強材を配設している。また,補強材は,長尺扉
の裏側面に突出しているので,長尺扉の厚み以上の剛性
が確保できる。そのため,長尺扉は,その長さ方向(高
さ方向)に細長であるにも拘らず,上記補強材により補
強されて,反り,ねじれ等の変形を生ずることがない。
【0015】また,補強材は長尺扉の裏側面に配設して
いるので,長尺扉の表側面の外観は従来と変わらず,美
観を損なうこともない。また,補強材は,縦芯材に沿っ
て1本程度配設すれば良いので,長尺扉の重量増加も防
止でき,構造簡単で,低コストである。そのため,長尺
扉の軽量化は阻害されない。
【0016】したがって,本発明によれば,軽量である
と共に,反り,ねじれ等の変形を生ずることがない長尺
扉を提供することができる。
【0017】
【実施例】
実施例1 本発明の実施例にかかる長尺扉につき,図1〜図5を用
いて説明する。本例は長尺扉1及び2を折り畳み可能に
連結した折戸に関する。まず,上記長尺扉1は,図1,
図2に示すごとく,縦芯材11,12,13と横芯材1
5,16,18とを枠組みすると共に表側面に化粧材1
61,裏側面に化粧材162を設けている。
【0018】そして,上記長尺扉1の裏側面には,上記
縦芯材11〜13のうち縦芯材11に沿って,かつ裏側
面の化粧材162よりも突出した状態において,補強材
31を固定している。また,長尺扉1は,図1〜図5に
示すごとく,折戸を折り畳んだ際に相手扉(長尺扉2)
の補強材32を収納するための収納凹部14を有する。
【0019】一方,長尺扉2も,図1,図3に示すごと
く,縦芯材21,22,23と,横芯材25,26,2
8とを枠組みすると共に表側面に化粧材261,裏側面
に化粧材262を設けている。そして,長尺扉2の裏側
面には,上記縦芯材21〜23のうち,縦芯材23に沿
って,かつ裏側面の化粧材262よりも突出した状態に
おいて補強材32を固定している。また,長尺扉2は,
図1〜図5に示すごとく,折戸を折り畳んだ際に相手扉
(長尺扉1)の補強材31を収納するための収納凹部2
4を有する。そして,図3に示すごとく,両長尺扉1,
2は蝶番19により開閉可能に連結されている。
【0020】上記長尺扉1に取付ける補強材31は,図
1,図2,図4に示すごとく,断面角形状の木製の角材
である。補強材31の厚み(扉の表裏方向)は,長尺扉
1の厚みよりも大きく,それ故に長尺扉1の裏側面の化
粧材162よりも約10mm突出している。また,補強
材31は,長尺扉1の幅方向の先端側にある上記縦芯材
11の側面に,酢酸ビニル系接着剤により固定されてい
る。
【0021】そして,補強材31と上記縦芯材13との
間には,上記収納凹部14が設けてある。また,補強材
31の長さは,図1に示すごとく,長尺扉1の全長(縦
方向高さ)の約半分の長さを有しており,長尺扉1の中
心高さを中心に,その上下方向に等距離づつ配設してあ
る。
【0022】一方,長尺扉2に取付ける補強材32は,
図1,図3〜図5に示すごとく,上記補強材31と同様
の形状,厚み,長さを有している。そして,補強材32
は,長尺扉2の幅方向の中央部の縦芯材23の側面に固
定されている。そして,補強材32と,幅方向の最先端
の縦芯材21との間に上記収納凹部24を有している。
なお,図2,3において,符号163,263は,木口
部の化粧材である。
【0023】次に,本例の作用効果につき説明する。本
例の長尺扉1においては,縦芯材11に沿って補強材3
1を配設,固定すると共に,該補強材31は裏側面の化
粧材162よりも突出させている。そのため,長尺扉1
の厚み以上の剛性を確保することができる。それ故,長
尺扉1はその長さ(高さ)方向に細長であるにも拘ら
ず,上記補強材31によって補強され,反り,ねじり等
の変形を生ずることがない。
【0024】また,補強材31は長尺扉1の裏側面に配
設しているので,長尺扉1の外観を損なうこともない。
また,補強材31は縦芯材11に沿って1本配設すれば
良いので,長尺扉1の大きな重量増加も防止でき,構造
簡単で,低コストである。これらのことは,長尺扉2に
ついても同様である。
【0025】また,長尺扉1,2には,上記収納凹部1
4,24を設けたので,図5に示すごとく,両扉を折り
畳んだとき,長尺扉1に設けた補強材31は長尺扉2の
収納凹部24に,一方長尺扉2の補強材32は長尺扉1
の収納凹部14内に収納される。そのため,両長尺扉
1,2は互いに重ね合わせることができ,収納家具内に
デッドスペースを生ずることがない。また,上記収納凹
部14,24,或いは補強材31,32は,開閉時の把
手として利用することもできる。
【0026】実施例2 本例は,図6〜図8に示すごとく,補強材41,42を
長尺扉1,2の縦芯材18,28の裏側面にそれぞれ固
定したものである。即ち,補強材41,42は,断面T
字形であり,長尺扉1,2の裏側面に突出させて固定し
てある。
【0027】長尺扉1に設けた補強材41は,図7に示
すごとく,長尺扉1の幅方向先端に設けてある。また,
長尺扉1は,補強材41よりも内側に,長尺扉2の補強
材42を収納するための収納凹部14を有する(図
8)。
【0028】一方,長尺扉2は,図6,図8に示すごと
く,長尺扉2の幅方向先端部分に長尺扉1の補強材41
を収納するための収納凹部24を有し,それよりも内側
に補強材42を有している。また,長尺扉1,2は,そ
れぞれ表側面に化粧材164,264,裏側面に化粧材
165,265を有する。その他は,実施例1と同様で
ある。
【0029】本例においても,実施例1と同様の効果を
得ることができる。また,本例の補強材41,42はT
字形状であるため,収納家具18,28の裏側面に容易
に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の折戸式長尺扉の裏面説明図。
【図2】実施例1の長尺扉の要部拡大図。
【図3】実施例1の他の長尺扉の要部拡大図。
【図4】実施例1の折戸式長尺扉を少し折り畳んだ状態
の平面図。
【図5】実施例1の折戸式長尺扉を折り畳んだ状態の平
面図。
【図6】実施例2の折戸式長尺扉を少し折り畳んだ状態
の平面図。
【図7】実施例2の折戸式長尺扉の要部拡大図。
【図8】実施例2の折戸式長尺扉を折り畳んだ状態の平
面図。
【図9】従来例における折戸式長尺扉の斜視図。
【符号の説明】
1,2...長尺扉, 11,12,13,21,22,23...縦芯材, 15,16,18,25,26,28...横芯材, 14,24...収納凹部, 31,32,41,42...補強材,

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦芯材と横芯材とを枠組みすると共に表
    側面及び裏側面にそれぞれ化粧材を設けてなる長尺扉に
    おいて,上記長尺扉の裏側面には,上記縦芯材に沿っ
    て,かつ裏側面の化粧材よりも突出した状態において補
    強材を配設してなることを特徴とする長尺扉。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記補強材は,上記
    縦芯材の側面に固定されていることを特徴とする長尺
    扉。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において,上記補強材は
    その断面が角形状又はT形状であることを特徴とする長
    尺扉。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一項において,
    上記長尺扉は,複数板を折り畳み可能に連結した折戸用
    の扉であることを特徴とする長尺扉。
  5. 【請求項5】 請求項4において,上記長尺扉は,折戸
    を折り畳んだ際に相手側の長尺扉の補強材を収納するた
    めの,収納凹部を有することを特徴とする長尺扉。
JP6171895A 1995-02-24 1995-02-24 長尺扉 Pending JPH08232548A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6171895A JPH08232548A (ja) 1995-02-24 1995-02-24 長尺扉

Applications Claiming Priority (1)

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JP6171895A JPH08232548A (ja) 1995-02-24 1995-02-24 長尺扉

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JPH08232548A true JPH08232548A (ja) 1996-09-10

Family

ID=13179294

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6171895A Pending JPH08232548A (ja) 1995-02-24 1995-02-24 長尺扉

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JP (1) JPH08232548A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009052207A (ja) * 2007-08-23 2009-03-12 Daiken Trade & Ind Co Ltd 折り戸
JP2018104885A (ja) * 2016-12-22 2018-07-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 戸パネル

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009052207A (ja) * 2007-08-23 2009-03-12 Daiken Trade & Ind Co Ltd 折り戸
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