JPH08232143A - 織機の布巻ロール搬送装置 - Google Patents

織機の布巻ロール搬送装置

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JPH08232143A
JPH08232143A JP7040014A JP4001495A JPH08232143A JP H08232143 A JPH08232143 A JP H08232143A JP 7040014 A JP7040014 A JP 7040014A JP 4001495 A JP4001495 A JP 4001495A JP H08232143 A JPH08232143 A JP H08232143A
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JP
Japan
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roll
cloth
cloth winding
winding roll
rod
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JP7040014A
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Hiromi Kosaku
弘美 小作
Tetsuhiro Kajiwara
哲弘 梶原
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Nissan Texsys Co Ltd
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F40/00Handling natural language data
    • G06F40/20Natural language analysis
    • G06F40/232Orthographic correction, e.g. spell checking or vowelisation

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 狭窄状態にある通路で、布巻ロールを支持し
た状態での搬送を可能にする。 【構成】 布巻ロール搬送装置1は、ベース部2とフレ
ーム8からなる台車9を有し、通常はベース部2のロー
ル支持部3に布巻ロールを載せて搬送するようになって
いる。装置はさらにロール昇降機構10を備えており、
フレーム8条部からワイヤ12によって吊下げられたフ
ック18を上昇することにより、フック18に係合した
布巻ロールが昇降可能である。狭窄通路通過にあたり、
ロール昇降機構10を作動して布巻ロールを上昇させ
る。これにより、通過時、織機より排出された他の布巻
ロールとの干渉が回避される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、織機の前方に移動した
状態で保持される、例えば満巻状態の布巻ロールを目的
地に向けて搬送する布巻ロール搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、製織過程にある織機において布
巻ロールが満巻状態になると、自動または作業者によっ
て布巻ロールが織機の巻取駆動部から織機前方の受け台
に払い出され、この状態で保持されることになる。そし
て、このようにして排出された布巻ロールは、その後、
布巻ロール搬送用台車に載せられ、布巻ロール集積所な
どに向けて作業者、あるいは自動により搬送されること
になる。
【0003】布巻ロール搬送用台車は、例えば実開平6
−37378号公報に示されたように、布巻ロール長手
方向に延びるベース部を備えており、その下面には走行
用車輪が取り付けられ、作業者によって容易に移動でき
るようになっている。また、このベース部には、その長
手方向に沿って2本の円筒体が並置されており、布巻ロ
ールはこれら円筒体上に載置され安定した状態で支えら
れながら搬送されることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に織布
工場では、限られたスペース内でより多くの織機を設置
して設置面積比で高い生産性を得ることが要求されてお
り、このため、設置される織機の間隔(通路)も可及的
に狭くなっているのが現状である。このような状況下に
あって、上述したような台車が満巻の布巻ロールを搬送
する場合に、仮に、進行方向の通路上で、他の織機前方
の受け台に布巻ロールが排出されていると、これが邪魔
になって台車自体が通過できなくなり、この布巻ロール
が搬送されるまでその場所で停滞してしまい作業能率が
低下するという問題がある。このため、現実には作業能
率を優先して織機の間隔を広くせざるを得ない場合もあ
り、この場合、設置可能な織機台数が少なくなり設置面
積当りの生産性が低下することにもなる。
【0005】本発明はこのような現状に鑑み、織機前方
の受け台に布巻ロールが排出されており、通路幅が狭め
られているような場合でも、布巻ロールを携行した状態
で、容易にこの狭窄通路部分を通過することができ、以
て、可及的に通路巾を狭くできるような台車、すなわち
布巻ロール搬送装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による織機の布巻ロール搬送装置は、車輪を
有するベース部と、前記、ベース部に立設されたフレー
ムとよりなる台車と、フレームから布巻ロールを吊下げ
保持するロール吊下手段と、前記ロール吊下手段を昇降
させるロール昇降機構とを有することを特徴としてい
る。
【0007】また、この布巻ロール搬送装置において、
前記ロール吊下手段は、前記布巻ロールの長手方向両端
部を支持するのが好ましい。
【0008】さらに前記台車は、前記支持部を備え布巻
ロール長手方向に延びかつその下面側に台車走行用車輪
を備えるベース部を有し、前記フレームは、前記ベース
部の長手方向両端部近傍に立設される支柱およびこれら
支柱を架橋してベース部長手方向に延びるビームから成
り、前記ロール吊下手段は、前記フレームに設けられ
る。
【0009】好ましい前記ロール吊下手段は、前記ビー
ムより線状部材を介して吊り下げられ布巻ロール長手方
向に延びるロッドと、前記ロッドの長手方向両端より吊
り下げられ、布巻ロールの長手方向両端部をそれぞれ支
持するフックとを有する。
【0010】また、前記ロッドは、前記ビームよりその
長手方向において隔てられた2本のワイヤにより吊り下
げられることが好ましい。
【0011】更に、好ましい前記ロッドは、中空の大径
ロッドと、この中空部内に摺動可能に嵌合する小径ロッ
ドとを有し、長さ調整可能である。
【0012】
【作用】ロール昇降機構を備えることにより、狭窄通路
通過にあたり、支持していた布巻ロールを上方に移動さ
せることで、織機前方に保持されている他の布巻ロール
との干渉が回避される。そして狭窄通路通過後において
は、布巻ロールを下降させて搬送時の重心を低くする。
【0013】また、好ましい実施形態において、ロール
吊下手段は、布巻ロールの長手方向両端部を支持して、
布巻ロールをその上方から吊り下げ、その吊下手段を線
状部材を介してロール昇降機構で昇降されるので、線状
部材のフレームからの長さを変えることで昇降動作が可
能となり、製造が簡単である。
【0014】また、好ましい実施形態において、台車を
ベース部とフレームにより構成し、ロール昇降機構のロ
ール吊下手段を、フレームに設けることにより、布巻ロ
ールがフレームによって吊下げられることになり、吊下
状態での安定性が確保される。
【0015】好ましい実施形態において、吊下手段は、
前記ビームよりワイヤを介して吊り下げられるロッド
と、ロッドの長手方向両端より吊り下げられるフックと
を備えるため、どの織り巾の布巻ロールでも対応でき
る。また、好ましい実施形態において、上記ロッドは、
ビームよりその長手方向において隔てられた2本のワイ
ヤにより吊り下げられるため、吊下げ状態における布巻
ロールのねじれが少なく、安定した支持状態での狭窄通
路通過が可能になる。また、好ましい実施形態によれ
ば、前記ロッドは二重管構造からなり、長さ調整可能で
あるため、搬送可能な布巻ロールの長さ範囲が広がる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0017】図1は、本発明による一実施例としての布
巻ロール搬送装置の外観を示している。図示するように
布巻ロール搬送装置1は、矢印Aで示す布巻ロール長手
方向に沿って延びる矩形状のベース部2を備えており、
更にベース部2には布巻ロール(図示せず)を載置でき
るように、2本の円筒状ロール3,3を前記長手方向に
並置した支持部3を設ける。ベース部2の下面であって
その四隅には、搬送装置自体のあらゆる方向への移動を
可能にする自在車輪4が取り付けられ、更にベース部長
手方向のほぼ中央部には、布巻ロール受け渡し時などに
装置自体の移動を規制する昇降式走行輪5が設けられ
る。なお、この走行輪5の作動機構については後で詳細
に記述する。
【0018】ベース部2の長手方向両端部から上方に向
かって2本の支柱6が立てられ、その各上端には、支柱
同士を架橋するビーム7が接合される。これによりベー
ス部上には、その内部に矩形の空間を画成するフレーム
8が形成されることになる。本実施例の布巻ロール搬送
装置1では、上述したベース部2と、ベース部上に立設
されたフレーム8とによって台車9が構成されている。
【0019】ロール支持部3に載置された布巻ロールを
必要に応じて上昇させたり、或いは一旦上昇された布巻
ロールを再度、ロール支持部2に載せるために、ロール
昇降機構10がフレーム8に設けられる。このロール昇
降機構10は、ビーム7に設けられた複数のプーリ11
に架け渡された2本のワイヤ12と、このワイヤ12を
介してビーム7より吊下げられる1本のロッド13とを
備えており、ワイヤ12の他端は、手押しレバー14の
近傍で1本のバー15に係止される。更に、ロール昇降
機構10は、バー15を上下動させるチェーンブロック
16を備えており、作業者(図示せず)はチェーンブロ
ック16を操作することにより、ビーム7から垂下する
ワイヤ12の長さを調整できるようになっている。
【0020】ロッド13の両端からはチェーン17が吊
下げられ、その先端には、布巻ロールの心棒となる筒体
(図示せず)に係合可能なフック18が取り付けられ
る。ロッド13とチェーン17とで吊下手段を構成す
る。布巻ロールを支持部3より上昇させるためには、ま
ず両方のフック18を布巻ロールの心棒に係合し、この
状態を維持しながらチェーンブロック16を操作してバ
ー15を引き上げる。これにより、ワイヤ12を介して
ロッド13は上昇することとなり、チェーン17に吊下
げられた布巻ロールがビーム7に向かって上昇すること
になる。また、これとは反対に布巻ロールを下降する際
には、バー15が下降するようにチェーンブロック16
を操作すれば良い。
【0021】この実施例ではロッド13とフック18と
を、チェーン17、くさり、ロープのような可撓性部材
によって連結することにより、ロッド長さと等しくない
心棒長さを有する布巻ロールでも、確実に保持すること
ができる。なお、このロッド13の形態に関して、更に
心棒長さの長い布巻ロールをも支持可能とするために、
例えば図2に示すように、中空の大径ロッド13aと、
これに摺動可能に嵌合する小径ロッド13bとからなる
二重管構造(テレスコピック構造)とし、保持される布
巻ロールの心棒長さに応じて調整可能としても良い。
【0022】再び図1に戻り、前出の走行輪5は、ベー
ス部2の一端に設けられた2つのペダル19を作業者が
操作することにより、リンク20を介して作動制御され
る。図3は、この走行輪5の操作機構およびその作動状
態を具体的に示したものである。図示するように、リン
ク20の先端と走行輪5とはトグル機構21によって連
結されており、ペダル19a,19bを踏み込まない同
図(a)の状態では、走行輪5は床面Fより上方に引き
込められた状態にあり、これにより台車9(図1)は、
自在車輪を介して床面に接地した状態にあるため、矢印
A方向,B方向共に自由に移動可能である。すなわち、
布巻ロールを受け取るべく、通路より織機に対しB方向
から接近または離反することが可能である。
【0023】これに対し、同図(b)の状態では、一方
のペダル19aの踏み込みにより走行輪5は床面に接地
し、これにより台車9は矢印A方向に対し移動可能とな
る。なお、この位置での走行輪5は、織機より布巻ロー
ルを受け取る際の台車9のB方向移動規制部材としても
作用可能である。
【0024】また、同図(c)の状態は、他方のペダル
19bの踏み込みにより、それまで踏み込まれたまま保
持されていたペダル19aのロックを解除し、再び走行
輪5を床面Fより引き込めた状態を示しており、矢印A
方向への台車走行から矢印B方向への走行を可能にする
際などに対応するものである。なお、これらの図におい
て、22は各ペダル19a,19bやトグル機構21の
回動支点となる固定軸、23はペダル19aのロックの
ための係合ピン、24は(c)の状態から(a)の状態
にペダル19bを戻す引張ばね、25は走行輪5を上方
に付勢し、ロック解除されたペダル19aを(a)の位
置に戻す圧縮ばねである。
【0025】以上説明した布巻ロール搬送装置1は、作
業者によって操作されるものであるが、その変形例とし
ては電動機などにより自動走行したり、布巻ロールを自
動昇降するものでも良い。図4は、前述したベース部2
およびチェーンブロック16にモータを内蔵することに
より、上述した布巻ロール搬送装置の作動を完全自動化
または遠隔操作可能とした、自走式布巻ロール搬送装置
を示している。なお、この図において、先の搬送装置1
と同様な構成要素は同一番号を付してある。
【0026】この実施例ではベース部2の前方端には、
図示しないモータによって駆動される走行輪3が設けら
れ、この走行輪3は、必要に応じて台車9の進行方向が
変えられるように転蛇可能となっている。また、この近
傍には、前方の障害物を検知するための超音波センサ2
6が設けられ、ここからの障害物有無の情報は、制御装
置27に入力される。制御装置27は、例えば予めイン
プットされたプログラムによって、走行輪用モータおよ
び走行輪転蛇機構の作動を制御するものである。また、
予め布巻ロールをロール支持部3に載置させた状態で布
巻ロールの心棒となる筒体にフック18を係合させてお
き、超音波センサ26によって装置前方の通路が狭くな
っていると検知された場合には、チェーンブロック16
の内部のモータ(図示せず)を作動させて、一時的に布
巻ロールを上昇させる。なお、制御装置27に受信機能
を持たせ、このような作動を遠隔操作するようにしても
良い。
【0027】次に、以上説明した手押し式、自走式布巻
ロール搬送装置を使用するロール搬送手順を、図5,6
を参照して以下説明する。
【0028】図5は、布巻ロールが満巻状態となった時
から布巻ロール搬送装置1が集積場所において布巻ロー
ルを搬出するまでのフローチャートを示し、図6はその
際の布巻ロールと搬送装置との位置関係を示したもので
ある。なお、図6において、Cは布巻ロール、Wは織機
を示している。
【0029】布巻ロールCが満巻状態となったならば、
まず、図外の織機制御装置より織布のカットマーク信号
が発信され、布巻ロール搬送装置1の呼び出しが行われ
る(ステップS1)。これにより布巻ロール搬送装置側
では、自動(自走式搬送装置の場合)または作業者の手
押しによって、目的とする織機Wへの移動が開始される
(ステップS2)。一方、織機側においては満巻布巻ロ
ールCを排出し、空ロールを充填する処理が行われる。
具体的には、搬送装置1の移動中に、織機側よりレール
で構成したスライド部材28を図外のアクチュエータ又
は布巻ロールの自重で通路側に進出させ、満巻状態にあ
る布巻ロールCを巻取駆動部から織機前方(通路側)に
移動し(ステップS3)、続くステップS4では、空ロ
ールを巻取駆動部に供給し切断された織布の一端を空ロ
ールに巻き付け、さらにステップS5では、図外のアク
チュエータ(エアーシリンダ等)により、スライド部材
28を織機側へと若干後退させ、布巻ロールCを織機側
へと後退させる処理である(これにより、多少通路を広
くすることができる)。
【0030】このようにして、布巻ロール搬送装置1が
織機Wの前方通路に到着する(ステップS6)。図6
(a)は、この時の布巻ロールCと搬送装置1の位置関
係を示している。次に、同図(b)に示すように、搬送
装置1を布巻ロールCに対して接近させる(ステップS
7)。このようにして布巻ロール搬送装置1を布巻ロー
ルCに最も近い位置に移動したならば、続くステップS
8で、作業者は、チェーンブロック16を作動させ、図
6(c)に示すようにロッド13から垂下するフック1
8を布巻ロールCの心棒両端に係合させ、次いで同図
(d)に示すように布巻ロールCをワイヤ12で吊下げ
た状態のまま、搬送装置1の支持部3の上に移載する。
そして続くステップS9では、図外のエアーシリンダ
(スプリングの付勢力でもよい)によりスライド部材2
8が元の位置に後退する。
【0031】以上のようにして、布巻ロール搬送装置1
への布巻ロール搬出が完了したならば、搬送装置1は次
に集積場所に向けて移動することになる(ステップS1
0)、この移動の際には、ステップS11に示すよう
に、進行方向前方に満巻布巻ロールが他の織機から排出
された状態にあるか否かが、作業者または超音波センサ
26(図4:自走式の場合)によって判断される。そし
て、ステップS11でYesの場合には、ステップS1
2で作業者により(自走式の場合、電動モータによっ
て)チェーンブロック16を作動させ、フック18を介
して布巻ロールCを搬送装置1の上部に上昇させ、排出
状態にある別の満巻ロールと干渉しないようにして狭窄
された通路を通過する。これが図6(e)に示す状態で
ある。
【0032】次にステップS13では、作業者の目視に
より(自走式の場合、搬送装置内のタイマ等によっ
て)、搬送装置1が狭窄部分を通過したか否かが確認さ
れ、通過したと判断された場合、次のステップS14で
再度、チェーンブロック16を作動させ、フック18を
介して布巻ロールCを下降させ、最終的には支持部3の
上に載置する。これにより安定した状態での布巻ロール
搬送が再開される。当然、ステップS13でNoと判定
された場合には、YesとなるまでステップS13を繰
り返すことになる。
【0033】ステップS11でNo、すなわち満巻ロー
ルが搬送装置1の前方に位置しない場合とステップS1
4の処理終了後、ステップS15で搬送装置1がロール
集積場所に到着したか否かが判定される。本ステップS
15でNoと判定され、未だ集積場所に到達していない
場合にはステップS10に戻り、引き続き搬送装置1を
移動する。これに対しステップS15で集積場所に到着
したならば、続くステップS16に進み、作業者により
満巻の布巻ロールCを搬出し、以上により搬送処理が終
了するのである。
【0034】以上説明したように、手押し式および自走
式の各実施例に共通して、布巻ロール搬送装置はロール
昇降機構を備えるため、布巻ロールCを支持部3より上
昇させることで、狭窄状態にある搬送通路を、他の布巻
ロールと干渉することなく容易に通過することができ
る。なお、上述した各実施例に共通して、ロッド13は
長手方向に隔てられた2本のワイヤ12によって吊下げ
られるため、布巻ロールCを吊下げた状態での搬送過程
において、布巻ロールCがねじれることなく安定した状
態で保持することができるという効果を奏することがで
きる。
【0035】また、実施例ではロッド13を介して布巻
ロールCを吊下げるようにしたが、別実施例としてはワ
イヤ12の先端に直接、フック18を取り付けるように
しても良い。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明による布巻ロ
ール搬送装置は、布巻ロールを昇降させるロール昇降機
構を有するため、他の織機の受け台に布巻ロールが排出
されており、通路幅が狭められているような場合でも、
布巻ロールを上昇させた状態で、容易にこの狭窄通路部
分を通過することができる。これは、換言すれば、布巻
ロール搬送装置が走行可能となるような通路幅最小値
を、従来よりも更に小さくできることを意味しており、
更に密集した織機レイアウトが可能となり設置面積当り
の生産性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例としての手押し式布巻ロール搬
送装置の外観斜視図である。
【図2】図1の搬送装置を構成するロッドの変形例を示
す部分的外観斜視図である。
【図3】図1の走行輪の作動制御状態を示した図であ
る。
【図4】本発明の別実施例として自走式布巻ロール搬送
装置の外観斜視図である。
【図5】本発明の布巻ロール搬送装置を使用したロール
搬出手順を説明するフローチャート図である。
【図6】図5の各ステップを説明する、本発明の布巻ロ
ール搬送装置と織機との位置関係を示した図である。
【符号の説明】
1 布巻ロール搬送装置 2 ベース部 3 ロール支持部 6 支柱 7 ビーム 8 フレーム 9 台車 10 ロール昇降機構 12 ワイヤ 13 ロッド 16 チェーンブロック 17 チェーン 18 フック

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪を有するベース部と、 前記ベース部に立設されたフレームとよりなる台車と、 フレームから布巻ロールを吊下げ保持するロール吊下手
    段と、 前記ロール吊下手段を昇降させるロール昇降機構とを有
    することを特徴とする織機の布巻ロール搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記ロール吊下手段は、前記布巻ロール
    の長手方向両端部を支持することを特徴とする請求項1
    に記載の織機の布巻ロール搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記台車は、更に、前記支持部を備え布
    巻ロール長手方向に延びかつその下面側に台車走行用車
    輪を備えるベース部を有し、前記フレームは、前記ベー
    ス部の長手方向両端部近傍に立設される支柱およびこれ
    ら支柱を架橋してベース部長手方向に延びるビームから
    成り、前記ロール吊下手段は、前記フレームに設けられ
    ることを特徴とする請求項2に記載の織機の布巻ロール
    搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記ロール吊下手段は、前記ビームより
    線状部材を介して吊り下げられ布巻ロール長手方向に延
    びるロッドと、前記ロッドの長手方向両端より吊り下げ
    られ、布巻ロールの長手方向両端部をそれぞれ支持する
    フックとを有することを特徴とする請求項3に記載の織
    機の布巻ロール搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記ロッドは、前記ビームよりその長手
    方向において隔てられた2本のワイヤにより吊り下げら
    れることを特徴とする請求項4に記載の織機の布巻ロー
    ル搬送装置。
  6. 【請求項6】 前記ロッドは中空の大径ロッドと、この
    中空部内に摺動可能に嵌合する小径ロッドとを有し、長
    さ調整可能であることを特徴とする請求項5に記載の織
    機の布巻ロール搬送装置。
JP7040014A 1995-02-28 1995-02-28 織機の布巻ロール搬送装置 Pending JPH08232143A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108820973A (zh) * 2018-06-30 2018-11-16 浙江唐艺织物整理有限公司 一种植绒布料收卷装置
CN114318637A (zh) * 2021-12-13 2022-04-12 江苏佩捷纺织智能科技有限公司 一体式智能宽幅喷水织机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108820973A (zh) * 2018-06-30 2018-11-16 浙江唐艺织物整理有限公司 一种植绒布料收卷装置
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