JPH08232125A - 紡績用コーミング−ドラフティング方法及び装置 - Google Patents

紡績用コーミング−ドラフティング方法及び装置

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JPH08232125A
JPH08232125A JP7040343A JP4034395A JPH08232125A JP H08232125 A JPH08232125 A JP H08232125A JP 7040343 A JP7040343 A JP 7040343A JP 4034395 A JP4034395 A JP 4034395A JP H08232125 A JPH08232125 A JP H08232125A
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roller
combing
drafter
area
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JP7040343A
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English (en)
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Chou Shin-Shun
チョウ シン−シュン
Fan Chin-Tan
ファン チン−タン
Han Chin-Jun
ハン チン−ジュン
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CHIYAINA TEXTILE INST
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CHINA TEXTILE INST
CHIYAINA TEXTILE INST
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01GPRELIMINARY TREATMENT OF FIBRES, e.g. FOR SPINNING
    • D01G15/00Carding machines or accessories; Card clothing; Burr-crushing or removing arrangements associated with carding or other preliminary-treatment machines
    • D01G15/02Carding machines
    • D01G15/10Carding machines with other apparatus, e.g. drafting devices, in integral or closely-associated combination
    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01GPRELIMINARY TREATMENT OF FIBRES, e.g. FOR SPINNING
    • D01G23/00Feeding fibres to machines; Conveying fibres between machines
    • D01G23/06Arrangements in which a machine or apparatus is regulated in response to changes in the volume or weight of fibres fed, e.g. piano motions

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Preliminary Treatment Of Fibers (AREA)
  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 紡績処理工程を簡素化し、綿スライバーの品
質改良を計る紡績方法及び装置を提供すること。 【構成】コーミング処理工程とドラフト処理工程とを組
み合わせた紡績方法と装置であって、コーミング機A,
Bの対を並列させ、そのコーミング機A,Bから同時に
搬出される左右のスライバー11を、糸原料狭束集束機
Cと均一式ドラフターDとを含む単穴ドラフターHに供
給し、第1のドラフトスライバーを製造する紡績用コー
ミング−ドラフティング方法及び装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紡績処理工程を簡素化
し、綿スライバーの品質改良を計る、紡績用コーミング
−ドラフティング方法及び装置(a New Combing-drafti
ng Processand Device for Spinning)に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の紡績用処理工程においては、紡績
処理前にドラフティングや粗糸化処理(roving)等の複
数の工程が介在した。製品の高品質を達成するには、綿
スライバーがリング式紡績フレーム装置から直接的に供
給される場合には少なくとも3工程のドラフティング工
程を要し、綿スライバーが粗糸化工程後に処理される場
合には、紡績機に搬送される前に2処理工程を要した。
オープンエンド式紡績装置の場合でさえも2工程のドラ
フティングが必要であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような多処理工
程式紡績機は、コスト高の要因となり、それらの処理に
は長時間を要した。コーミング工程とドラフティング工
程とを組み合わせてこの問題の解決が計られたが、4機
から6機の1側面連結組合式機械を使用した従来の製造
方法によって製造される綿スライバーの品質は必ずしも
満足できるものではなかった。
【0004】さらに、大抵のドラフト機(延伸機)は6
本から8本の綿スライバーを同時に伸長させるものであ
った。そのような広がりを持った綿スライバーを引っ張
る圧力や、結果として発生するローラーの変形は総スラ
イバー幅に応じて増加し、前方延伸ローラーと集束機
( collector)との間に形成される三角形となった綿ス
ライバーの両端部にかかる圧力もその分だけ大きくな
り、綿スライバーの均等性にも悪影響が及ぶという問題
があった。
【0005】そこで、本発明の目的は、これら及び他の
問題を解決し、紡績処理工程を簡素化し、綿スライバー
の品質改良を計る、紡績用コーミング−ドラフティング
方法及び装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記従来機の弱点に鑑
み、本発明の発明者は多数の実験に基づいて鋭意研究を
重ね、新規な紡績方法を開発した。本発明による紡績方
法は、コーミング工程とドラフティング工程とを結合さ
せて綿スライバー製造工程を簡素化させており、綿スラ
イバーの品質を向上させ、紡績産業界に大きく貢献する
ものである。
【0007】本発明の特徴は、コーミング機の対を並列
させ、左右の綿スライバーを同時に糸原料狭束集束機と
均一型ドラフターとに供給することで最初のドラフト綿
スライバーを製造させることにある。即ち、上記課題を
解決するため、請求項1に記載の本発明は、「コーミン
グ工程とドラフティング工程とを組み合わせた紡績方法
であって、コーミング機の対を並列させ、各2機のコー
ミング機から同時に搬出される左右のスライバーを、糸
原料狭束集束機と均一式ドラフターとを有する単穴ドラ
フターに供給し、第1のドラフトスライバーを製造させ
ることを特徴とする紡績方法。」である。
【0008】請求項2に記載の本発明は、「コーミング
工程とドラフティング工程とを組み合わせた紡績装置で
あって、並列された2機のコーミング機と、その下流側
に設置された単穴ドラフターとを備えており、該ドラフ
ターは糸原料狭束集束機と均一式ドラフター(even dra
fter)とを有しており、前記両コーミング機によって製
造される綿スライバーから第1のドラフトスライバーを
製造することを特徴とする紡績装置。」である。
【0009】請求項3に記載の本発明は、「前記糸原料
集束機は、両コーミング機の搬出部の後方に配置され、
そこに設けられたガイドギア機( guiding gears)が、
綿スライバーをコーミング機から集束機の前方の溝付ロ
ーラー(grooved roller)に導入し、集束機と溝付ロー
ラーとの間に形成される三角形状スライバーの両脚幅を
縮小させ、さらに、前記均一式ドラフターに搬入される
綿スライバーの糸密度(linear density)を測定するた
めのセンサーが、前記集束機の後方の溝付ローラーに設
けられていることを特徴とする請求項2記載の紡績装
置。」である。
【0010】請求項4に記載の本発明は、「前記ガイド
ギア機の各ギアの軸心は水平方向に対して所定の角度を
有して傾斜していることを特徴とする請求項3記載の紡
績装置。」である。請求項5に記載の本発明は、「前記
均一式ドラフターは、コントローラと、上部3体・下部
4体式ローラードラフトシステムとを含み、前記コント
ローラは、モータとギアシステムとを有して各ローラー
の回転速度を制御するものであり、ローラードラフトシ
ステムの搬入部と搬出部とには、それぞれセンサーが配
置されており、搬入綿スライバーと搬出綿スライバーの
糸密度をそれぞれ計測し、計測された搬入糸密度GI と
搬出糸密度GO は、前記コントローラに提供され、長期
的非均等性の調整と、ドラフティング中の浮揚繊維( f
lying away fiber)の改善とは、理想糸密度Gと搬入及
び搬出糸密度とを適合させることで達成され、前記両コ
ーミング機のそれぞれの搬出速度V1 とV2 が、前記コ
ントローラに提供され、その制御信号によって前記ロー
ラーの回転速度を制御することを特徴とする請求項2記
載の紡績装置。」である。
【0011】請求項6に記載の本発明は、「前記均一式
ドラフターの前記ローラードラフトシステムは、第1ド
ラフト領域と、第2ドラフト領域と、第3ドラフト領域
と、を含み、前記第3ドラフト領域は定値ドラフト(co
nstant draft)にセットされており、前記第2ドラフト
領域のドラフト比は1であり、前記第1ドラフト領域の
ドラフト比は前記制御信号によって決定されるものであ
り、前記第3ドラフト領域は、主として定値ドラフティ
ングに利用され、該領域前方の摩擦力は該領域の終了部
の前記ローラーの円弧によって増大し、前方繊維フック
を改善させるものであり、前記第2ドラフト領域は、主
として前記ローラーの滑りを防止するために利用され、
前記綿スライバーを安定的に保持させるものであり、前
記綿スライバーが前記第3ドラフト領域から第2ドラフ
ト領域に移動する際に、前記コントローラが必要な搬出
制御信号を算出するのに十分な時間が提供され、前記第
1ドラフト領域は制御領域であって、そのドラフト比は
搬入スライバーの搬入糸密度GI と、前記第3ドラフト
領域のドラフト比と、必要な搬出糸密度Gとによって決
定されるものであり、第1ドラフト領域の終了部の摩擦
力は該領域の終了部のローラーの円弧によって増大さ
れ、後方繊維フックを改善し、綿スライバーの均等性を
向上させるものであることを特徴とする請求項5記載の
紡績装置。」である。
【0012】
【作用】上記本発明は、コーミング工程とドラフティン
グ工程とを組み合わせた紡績方法と装置であり、この紡
績方法は、コーミング機の対を並列させ、各2機のコー
ミング機から同時に搬出される左右のスライバーを、糸
原料狭束集束機(narrow-banded fleece collector)と
均一式ドラフター(even drafter)に供給し、第1のド
ラフトスライバーを製造させる。従って、コイル機(co
iler)の使用を要せず、紡績装置の操作が簡素化され
る。コイル機を排除し、小型の均一式ドラフターの採用
でドラフティングは軽減され、スライバー容器( slive
r barrel)の搬送と綿スライバーの接続をも軽減して製
造コストはさらに削減される。
【0013】請求項1に記載の本発明によれば、コーミ
ング工程とドラフティング工程とが組み合わされ、2機
のコーミング機から同時に搬出される左右のスライバー
を、単穴ドラフターに供給し、第1のドラフトスライバ
ーを製造する。請求項2に記載の本発明によれば、コー
ミング工程とドラフティング工程とが組み合わされた紡
績装置の並列された2機のコーミング機の下流側に設置
された単穴ドラフターに、両コーミング機によって製造
される綿スライバーが供給されそこで第1のドラフトス
ライバーが製造される。
【0014】さらに、請求項3に記載の本発明によれ
ば、ガイドギア機が、綿スライバーをコーミング機から
集束機の前方の溝付ローラーに導入し、集束機と溝付ロ
ーラーとの間に形成される三角形状スライバーの両脚幅
を縮小させる。さらに、前記均一式ドラフターに搬入さ
れる綿スライバーの糸密度をセンサーが測定し、ローラ
ーの回転速度の制御が可能となる。請求項4に記載の本
発明によれば、ガイドギア機の各ギアの軸心が水平方向
に対して所定の角度を有して傾斜しており、綿スライバ
ーがギアの中央に正確に配置される。請求項5に記載の
本発明によれば、均一式ドラフターのコントローラは、
ローラードラフトシステムの搬入部と搬出部とのセンサ
ーが、搬入綿スライバーと搬出綿スライバーの糸密度を
それぞれ計測し、計測された搬入糸密度GI と搬出糸密
度GO が前記コントローラに提供され、各ローラーの回
転速度を制御する。ここで、長期的非均等性の調整と、
ドラフティング中の浮揚繊維の改善とは、理想糸密度G
と搬入及び搬出糸密度とを適合させることで達成され、
前記両コーミング機のそれぞれの搬出速度V1 とV2
が、前記コントローラに提供され、その制御信号によっ
て前記ローラーの回転速度を制御する。
【0015】請求項6に記載の本発明によれば、均一式
ドラフターのローラードラフトシステムの第3ドラフト
領域は定値ドラフト(constant draft)にセットされ、
前記第2ドラフト領域のドラフト比は1であり、前記第
1ドラフト領域のドラフト比は前記制御信号によって決
定される。前記第3ドラフト領域は、主として定値ドラ
フティングに利用され、該領域前方の摩擦力は該領域の
終了部のローラーの円弧によって増大し、前方繊維フッ
クを改善させる。前記第2ドラフト領域は、主として前
記ローラーの滑りを防止するために利用され、前記綿ス
ライバーを安定的に保持させるものであり、前記綿スラ
イバーが前記第3ドラフト領域から第2ドラフト領域に
移動する際に、前記コントローラが必要な搬出制御信号
を算出するのに十分な時間が提供される。前記第1ドラ
フト領域は制御領域であって、そのドラフト比は搬入ス
ライバーの搬入糸密度GI と、前記第3ドラフト領域の
ドラフト比と、必要な搬出糸密度Gとによって決定され
るものであり、第1ドラフト領域の終了部の摩擦力は該
領域の終了部のローラーの円弧によって増大され、後方
繊維フックを改善し、綿スライバーの均等性を向上させ
る。
【0016】
【実施例】以下、本発明の解説のみを目的とし、限定を
意図しない添付図面に沿って本発明を解説する。図1に
示すコーミング工程とドラフティング工程とをリンクさ
せた紡績装置はコーミング機A、Bの対を並列させたも
のであり、糸原料10をコーミング機に送ることで製造
される綿スライバー11はコーミング機の搬出部にて形
成され、少なくとも糸原料集束機Cと均一型ドラフター
Dとを含む単穴( one eye)ドラフターH内に左右の綿
スライバー11を供給する構造を有したものである。
【0017】図2には糸原料狭束集束機Cが図示されて
いる。コーミング機A、Bの搬出部間が離れているため
に適当な集束機が必要である。ガイドギア機12は2本
の綿スライバー11を集束機Cの前方の溝付( groove
d)ローラー13に導入する。ガイドギア機12内の各
ギア中央軸は水平方向から所定角度を有して傾斜してお
り、綿スライバー11をギアの中央に正確に配置する。
ドラフターDに搬入される綿スライバー11の糸密度を
計測するセンサー15(図3)は、集束機Cの背後の溝
付ローラー14に搭載される。溝付ローラー14と集束
機Cとの間の三角形状綿スライバーの両脚間が大幅に減
少するので、両脚部綿スライバーに加わる特殊圧力が綿
スライバー11の品質に対して及ぼす悪影響は最小限に
押さえられる。狭い範囲の綿スライバーを集束させるこ
の特徴により、この装置は狭束集束機(narrow-banded
fleece collector)と呼称される。
【0018】図3は本発明の均一型ドラフターDの略図
である。本ドラフターDのドラフトシステムは上部3体
・下部4体式であるローラードラフトシステムであり、
第3ドラフト領域は定値ドラフトにてセットされてお
り、第2ドラフト領域のドラフト比は1であり、第1ド
ラフト領域のドラフト比は制御信号によって決定される
ようになっている。コントローラ16は、モータやギア
システム(図示せず)等を含み、各ローラに要する回転
速度はコントローラ16によって制御され、センサー1
5とセンサー17とを有した溝付ローラーはドラフトシ
ステムの搬入部と搬出部とに設置されており、搬入綿ス
ライバーと搬出綿スライバーの糸密度をそれぞれ計測す
る。コントローラ16は、搬入糸密度であるGI と搬出
糸密度であるGO との値を利用しており、綿スライバー
の乱れ調整とドラフティング中の浮遊繊維の調整とは、
理想糸密度Gに搬入糸密度GI と搬出糸密度GO とを適
合させることで達成される。
【0019】さらに、V1 とV2 とは2機のコーミング
機A、Bのそれぞれの搬出速度を示しており、ローラー
速度を制御するためにコントローラ16に提供される。
図3に関する前述の説明にあるように、本ドラフトシス
テムの第3(III)ドラフト領域は主として定値ドラ
フティング用として利用され、このドラフト領域の前方
摩擦力はZY円弧部によって増大されて前方繊維フック
を改善させ、第2(II)ドラフト領域は主としてロー
ラーの滑り防止に利用され、綿スライバーの安定的保持
力を提供する。綿スライバーが第3ドラフト領域から第
2ドラフト領域に移動するとき、コントローラ16には
適当な時間が与えられ、必要な搬出制御信号が算出され
る。第1(I)ドラフト領域は制御領域であり、そのド
ラフト比は搬入スライバーの糸密度GI と、第3ドラフ
ト領域のドラフト比と、理想的な搬出糸密度Gとによっ
て決定される。第1ドラフト領域の背後の摩擦力はこの
領域のXW円弧部によって増大され、後方繊維フックを
改善し、綿スライバーの均等性を高める。
【0020】本発明の特徴を図面を利用してさらに説明
する。 1.図4に示すように、搬入スライバーは後方繊維フッ
クを有し、本発明繊維の平行効果は従来型第1ドラフト
スライバーの平行効果よりも優れている。 2.コーミング工程とドラフティング工程とをリンクさ
せることで、綿スライバーの搬送工程と接続工程とは排
除され、それらの製品品質に対する悪影響は排除され
る。 3.2本の綿スライバーのみを採用することで、総綿ス
ライバー幅は2cmから3cm程度となり、その幅は従
来の6本から8本の綿スライバーの幅の1/3程度に収
まり(図6から図8)、繊維に対して同一圧力を付与す
るに必要なローラー圧力は大幅に減少し、綿スライバー
の均一ドラフティングにも大きく貢献する。
【0021】4.ドラフト幅の縮小とローラー変形の大
幅な減少によってドラフターの長期安定化が達成され
る。 5.コーミング機AとBの生産速度は完全に適合してお
り、その合理的なドラフト速度である200m/分から
400m/分は、従来の500m/分から800m/分
の場合よりもトラブルのリスクが少なく、従来式よりも
コイル摩擦は減少し、製品形状が向上する。 6.本ドラフトシステムの前方ドラフトローラーと集束
機Cの間の三角形状綿スライバー(図2)の両脚部間の
幅が大幅に減少し、両脚部スライバーに加わる特殊圧力
が綿スライバー品質に対して及ぼす悪影響が最小限に押
さえられる。
【0022】7.ドラフターDの第1ドラフトと主ドラ
フトとは、綿スライバーの好手触感触(CV%)と非均
等性(CV%)とを同時に達成するために同期的に調整
可能である。 8.コーミング機が高性能連動コーミング機を備えてい
るならば、本発明の装置によって製造される糸はオープ
ンエンド式紡績工程に搬送可能であり、高品質高番手製
品を製造する。綿スライバーがリング式紡績機と直結さ
れている場合には1ドラフティング工程を追加するだけ
である。リング式紡績機に糸材が供給される場合には、
この糸材は本発明の装置の搬出部から得られる綿スライ
バーによって直接的に製造可能であり、反復搬送に必要
な人力や、綿スライバーを接続させる人力を削減させる
ことが可能であり、さらに、綿接続部に発生する欠陥を
も減少させることができる。
【0023】9.2機のコーミング機と1/2単穴ドラ
フターは、追加コイル装置を備えた幅広型ドラフト装置
と比較して、製造コストを1/4から1/3に削減す
る。 10.本発明装置は小スペースに設置が可能である。 以上、本発明に従って改良型紡績工程とその装置を実施
例に基づいて解説してきたが、当業者にとってそれらの
改良、変形、変更は本明細書の教示から充分に可能であ
ろう。そのような範囲の改良、変形、変更は全て本請求
の範囲に属するものである。
【0024】
【発明の効果】上記コーミング工程とドラフティング工
程とを組み合わせた本発明の紡績方法と装置の構成によ
り、第1のドラフト綿スライバーの製造にはコイル機が
不必要となり、小型の均一式ドラフターの採用でドラフ
ティング処理工程及び紡績処理工程を簡素化することが
できるとともに、綿スライバーの品質改良を計ることが
できる。さらに、スライバー容器を移動させたり、綿ス
ライバーを接続させたりする工程が省略され、製造コス
トと人件費を削減できるという優れた効果を奏する。
【0025】特に、請求項1に記載の本発明において
は、コーミング工程とドラフティング工程とが組み合わ
せ、2機のコーミング機から同時に搬出される左右のス
ライバーを、単穴ドラフターに供給し、第1のドラフト
スライバーを簡単に製造することができる。請求項2に
記載の本発明によれば、コーミング工程とドラフティン
グ工程とが組み合わされた紡績装置の並列された2機の
コーミング機の下流側に設置された単穴ドラフターに、
両コーミング機によって製造される綿スライバーが供給
されるため、そこで第1のドラフトスライバーを簡単に
製造することができる。
【0026】さらに、請求項3に記載の本発明によれ
ば、ガイドギア機が、綿スライバーをコーミング機から
集束機の前方の溝付ローラーに導入し、集束機と溝付ロ
ーラーとの間に形成される三角形状スライバーの両脚幅
を縮小させる。さらに、前記均一式ドラフターに搬入さ
れる綿スライバーの糸密度をセンサーが測定し、ローラ
ーの回転速度の制御が可能となるという優れた効果を奏
する。請求項4に記載の本発明によれば、ガイドギア機
の各ギアの軸心が水平方向に対して所定の角度を有して
傾斜しており、綿スライバーをギアの中央に正確に配置
することができる。
【0027】請求項5に記載の本発明によれば、均一式
ドラフターのコントローラは、ローラードラフトシステ
ムの搬入部と搬出部とのセンサーが、搬入綿スライバー
と搬出綿スライバーの糸密度をそれぞれ計測し、計測さ
れた搬入糸密度GI と搬出糸密度GO が前記コントロー
ラに提供され、各ローラーの回転速度を制御することが
できる。ここで、長期的非均等性の調整と、ドラフティ
ング中の浮揚繊維の改善とは、理想糸密度Gと搬入及び
搬出糸密度とを適合させることで達成され、前記両コー
ミング機のそれぞれの搬出速度V1 とV2 が、前記コン
トローラに提供され、その制御信号によって前記ローラ
ーの回転速度を正確に制御することができる。
【0028】請求項6に記載の本発明によれば、均一式
ドラフターのローラードラフトシステムの第3ドラフト
領域は定値ドラフトにセットされ、前記第2ドラフト領
域のドラフト比は1であり、前記第1ドラフト領域のド
ラフト比は前記制御信号によって決定される。前記第3
ドラフト領域は、主として定値ドラフティングに利用さ
れ、該領域前方の摩擦力は該領域の終了部のローラーの
円弧によって増大し、前方繊維フックを改善させること
ができる。前記第2ドラフト領域は、主として前記ロー
ラーの滑りを防止するために利用され、前記綿スライバ
ーを安定的に保持させるものであり、前記綿スライバー
が前記第3ドラフト領域から第2ドラフト領域に移動す
る際に、前記コントローラが必要な搬出制御信号を算出
するのに十分な時間を提供することができる。第1ドラ
フト領域は制御領域であって、そのドラフト比は搬入ス
ライバーの搬入糸密度GI と、前記第3ドラフト領域の
ドラフト比と、必要な搬出糸密度Gとによって決定され
るものであり、第1ドラフト領域の終了部の摩擦力は該
領域の終了部のローラーの円弧によって増大され、後方
繊維フックを改善し、綿スライバーの均等性を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る装置の概要を示す図である。
【図2】 本発明に使用される集束機の概略を示す図で
ある。
【図3】 本発明に使用されるドラフターの概略を示す
図である。
【図4】 従来式装置の概略を示す図である。
【図5】 発明装置の概略を示す図である。
【図6】 従来式装置の概略を示す図である。
【図7】 発明装置の概略を示す図である。
【図8】 綿スライバーの総幅と集束状態の概略を示す
図である。
【符号の説明】
10 糸原料 11 綿スライバー 12 ガイドギア機 13 ローラー 14 ローラー 15 センサー 16 コントローラ 17 センサー A コーミング機 B コーミング機 C 集束機 D ドラフター H 単穴ドラフター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 チン−ジュン ハン 台湾 タイペイ シェン スー リン チ ェン タン シン ストリート レーン 143 12−2番地

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コーミング工程とドラフティング工程と
    を組み合わせた紡績方法であって、 コーミング機の対を並列させ、各2機のコーミング機か
    ら同時に搬出される左右のスライバーを、糸原料狭束集
    束機と均一式ドラフターとを有する単穴ドラフターに供
    給し、第1のドラフトスライバーを製造させることを特
    徴とする紡績方法。
  2. 【請求項2】 コーミング工程とドラフティング工程と
    を組み合わせた紡績装置であって、 並列された2機のコーミング機と、その下流側に設置さ
    れた単穴ドラフターとを備えており、該ドラフターは糸
    原料狭束集束機と均一式ドラフターとを有しており、前
    記両コーミング機によって製造される綿スライバーから
    第1のドラフトスライバーを製造することを特徴とする
    紡績装置。
  3. 【請求項3】 前記糸原料集束機は、前記両コーミング
    機の搬出部の後方に配置され、そこに設けられたガイド
    ギア機が、綿スライバーを前記コーミング機から前記集
    束機の前方の溝付ローラーに導入し、前記集束機と前記
    溝付ローラーとの間に形成される三角形状スライバーの
    両脚幅を縮小させ、 さらに、前記均一式ドラフターに搬入される綿スライバ
    ーの糸密度を測定するためのセンサーが、前記集束機の
    後方の溝付ローラーに設けられていることを特徴とする
    請求項2記載の紡績装置。
  4. 【請求項4】 前記ガイドギア機の各ギアの軸心は水平
    方向に対して所定の角度を有して傾斜していることを特
    徴とする請求項3記載の紡績装置。
  5. 【請求項5】 前記均一式ドラフターは、コントローラ
    と、上部3体・下部4体式ローラードラフトシステムと
    を含み、前記コントローラは、モータとギアシステムと
    を有して各ローラーの回転速度を制御するものであり、 前記ローラードラフトシステムの搬入部と搬出部とに
    は、それぞれセンサーが配置されており、搬入綿スライ
    バーと搬出綿スライバーの糸密度をそれぞれ計測し、計
    測された搬入糸密度GI と搬出糸密度GO は、前記コン
    トローラに提供され、長期的非均等性の調整と、ドラフ
    ティング中の浮揚繊維の改善とは、理想糸密度Gと搬入
    及び搬出糸密度とを適合させることで達成され、 前記両コーミング機のそれぞれの搬出速度V1 とV2
    が、前記コントローラに提供され、その制御信号によっ
    て前記ローラーの回転速度を制御することを特徴とする
    請求項2記載の紡績装置。
  6. 【請求項6】 前記均一式ドラフターの前記ローラード
    ラフトシステムは、第1ドラフト領域と、第2ドラフト
    領域と、第3ドラフト領域と、を含み、 前記第3ドラフト領域は定値ドラフトにセットされてお
    り、前記第2ドラフト領域のドラフト比は1であり、前
    記第1ドラフト領域のドラフト比は前記制御信号によっ
    て決定されるものであり、 前記第3ドラフト領域は、主として定値ドラフティング
    に利用され、該領域前方の摩擦力は該領域の終了部の前
    記ローラーの円弧によって増大し、前方繊維フックを改
    善させるものであり、前記第2ドラフト領域は、主とし
    て前記ローラーの滑りを防止するために利用され、前記
    綿スライバーを安定的に保持させるものであり、 前記綿スライバーが前記第3ドラフト領域から第2ドラ
    フト領域に移動する際に、前記コントローラが必要な搬
    出制御信号を算出するのに十分な時間が提供され、 前記第1ドラフト領域は制御領域であって、そのドラフ
    ト比は搬入スライバーの搬入糸密度GI と、前記第3ド
    ラフト領域のドラフト比と、必要な搬出糸密度Gとによ
    って決定されるものであり、 前記第1ドラフト領域の終了部の摩擦力は該領域の終了
    部のローラーの円弧によって増大され、後方繊維フック
    を改善し、綿スライバーの均等性を向上させるものであ
    ることを特徴とする請求項5記載の紡績装置。
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