JPH02104728A - フライヤを使用しない精紡方法のためのドローイングフレーム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、フライヤ１［用しない精紡方法のためのハイ
ドラフトドローイングフレームであって、少なくとも１
つの予ドラフトグーンと少なくとも１つの主ドラフトシ
ー７８に備えた形式のものに関する。

従来技術 ６０年代なかばまでにおけるフライヤを用いない精紡方
法の発展が書名゛精紡機のためのドローイングフレーム
（Ｄｉｅ　Ｓｔｒｅｃｋｗｅｒｋｅ　ｄｅｒＳｐｉｎｎ
ｅ’、ｙｅｉｍａｓｃｈｉｎｅｎ　）　”の本に記載さ
れている〔ヴエーデナ（Ｄｒ、工ｎｇ、Ｗａ：Ｌｔｅｒ
　Ｗｅｇｅｎｅｒ　）著、シュゾリンガーフエアラーク
（ａｐｒｉｎｇｅｔ−Ｖｅｒｌａｇ）出版、１９６５年
、１９３頁〜２４６頁〕。同書には種々のドローイング
フレーム装置の構成と作業形式が述べられている。詳し
く挙げれば１９６５年版２４５頁、２４６頁にゾラット
・ブラデーズ（セールス）・リミテッド社（Ｐｌａｔｔ
Ｂｒｏｔｈｅｒｓ　（８ａｌｅｅ）　Ｌｔｄ、　）　（
当時イギリス）の高効率ドラフトのためのいわゆる“押
圧棒ドローイングフレーム”が説明されている。

その後別の精紡方法がいくつか開発されており、これら
の方法は精紡すべき繊維材料のドローイングフレームへ
の供給をベースとして作業するものである。このような
精紡方法のためのドローイングフレームは今日常用のリ
ング精紡機のドラフトをはるかに上回るきわめて高い総
ドラフトでもって作業しなければならない。リング精紡
機はもちろんフライヤによって前引伸ばしされたロープ
ヤーンを加工するためのものである。

ロープヤーンは既に軽く撚り金かけられており、シたが
ってリング精紡機のドローイングフレームは次の２つの
役割を持つ： ロープヤーンの撚ジを失くすこと；そして撚シｔもどさ
れた材料を所定の番手に細くする（引伸ばす）こと。

第１の役割はドローイングフレームの予ドラフトゾーン
によって果たされ、ここではきわめて低いトラフ）　（
１，１〜１．６）で十分である。

本来のドラフトは主ドラフトゾーンで、普通単一ドラフ
トゾーンにつき最大可能なドラフト（約４０倍、または
５０倍まで〕で行なわれる。

したがってハイドラフトドローイングフレームは普通少
なくとも１つの予ドラフトグーンと１つの主ドラフトゾ
ーン、すなわち少なくとも６つのローラ対を包含する。

今日では主ドラフトゾーンへの繊維供給を最適化するた
めに特別な手段を講じることは良く知られている。ゾラ
ット・ブラデーズ社の上記の“押圧棒ドローイングフレ
ーム”はこの手段の範ちゅうに入る。

主ドラフトゾーンへの繊維案内（特に、短ステープルフ
ァイバの加工で）を改善するために、２ゾーン形ドロー
イングフレームでインジットローラ対とミドルローラ対
との間に繊維の流れＩＲ巻くコンデンサを設けることも
知られている。しかしこの場合には材料（スライバまた
はローブヤー／）のかかるコンデンサへの新規導入が問
題を生じることがある。

更に供給材料張力センサを予ドラフトゾーン内に配置し
、かつ予ドラフトヲこのセンサからのアウトプット信号
に基いて制御することがＤＥ−Ｐ８９４５８２２号明細
書から知られている。センサは検出器を備え、検出器は
張力信号を発生し得るためには繊維の流れを変向しなけ
ればならない。この場合検出器により惹起される変向は
、アウトプット信号が供給材料張力とともに変化し得る
ように可変でなければならない・ 本発明は少なくとも１つの予ドラフトゾーンおよび少な
くとも１つの主ドラフトゾーンを有するハイドラフトド
ローイングフレームを提供する。主ドラフトゾーンは３
０を上回るドラフトをたけ、かつ予ドラフトゾーンは２
を上回るドラ７）ｔ＃ｎける、すなわちドローイングフ
レームが少なくとも６０の総ドラフトをかけると有利で
ある。

本発明は、冒頭に記載の形式のハイドラフトドローイン
グフレームにおいて繊維の流れに所定の変向を与えるた
めの部材が予ドラフトゾーン内に配置されていることを
特命とする。

発明の効果 本発明の構成によれは予ドラフトゾーンにおいて繊維の
案内の改善が得られる。

予ドラフトゾーンは多数のこのようなゾーンの１つであ
ってよく、各ゾーンは繊維全変向するための部材金偏え
ていてよい。本発明によればこの部材は予ドラフトゾー
ン内で繊維の流れの広がりを制限するための繊維流制限
手段として構成することもできる。しかしかかる部材は
繊維の流れを包囲せずに、少なくとも１方向で解放して
いるので、材料をドローイングフレームに新たに導入す
る際にこの設置で付加的な問題が生じることはない。

繊維の流れの所定の変向は、上記の部材が支持体に剛性
的に取付けられるか、またはこの部材が繊維の流れによ
って及ぼされる圧力の下で撓むことができないように支
持体に取付けられることによって達成される。

上記の部材における材料の幅対厚さの比は、できる限り
多くの繊維が押圧棒で引張力に曝されるように選択すべ
きである。この比は有利には少なくとも６：１であジ、
少なくとも４：１であれば更に有利である。部材は予ド
ラフトゾーンの中央範囲内に、すなわち予ドラフトゾー
ンの２つの二ツゾ間の距離の−の所に位置していると有
利である。

ドローイングフレームは、有利に撚シのない材料で）ら
成る供給材料を糸に加工する精紡機で使用することがで
きる。この場合ドローイングフレームへの導入時におけ
る材料のテックス値はリング精紡のロープヤーンのテッ
クスよりもはるかに大きく、例えば１０００テックスを
上回る。この理由から装置全体できわめて大きなトラフ
）（１５０’に上回る）が可能でなければならず、これ
は予ドラフトゾーンにおける比較的大きなドラフト（有
利には少なくとも４）を必要とする。

実施例 第１図に示されたドローイングフレームはシェツト精紡
機用として考えられて）す、引渡しローラ対しＰとミド
ルローラ対ＭＰとインプットローラ対ＢＰとを備えてい
る。精紡すべき繊維材料は適切な供給部（図示せず）′
Ｄ１ら第１図でみて左刀島ら右へドローイングフレーム
内へ引入れられ、引伸ばされ、７Ｄ）つ引渡しローラ対
しＰから仮撚りのためのジェット装置（図示せず）へ送
られる。供給材料は１０００’に上回るテックスを有す
る。

インプットローラ対ＥＰとミドルローラ対ＭＰは一緒に
有利には４〜８の範囲のドラフトをかける予ドラフトゾ
ーンヲ、溝成している、ミドルローラ対ＭＰと引渡しロ
ーラ対しＰは一緒に有利には３０よりも大きなドラフト
、できれば約４０のドラフトをかける主ドラフトゾーン
を構成している。図示のドローイングフレームはダブル
エプロンドローイングフレームとして構成されている。

すなわちミドルローラ対ＭＰの上側と下側のローラはそ
れぞれエプロンＲｉ備えており、ニジロンは主ドラフト
ゾーンでの繊維案内を改善するために各ローラから主ド
ラフトゾーン内へ張りのばされている。しかしこの装置
は本発明にとって本質的なものではない。

いわゆるケーパドローイングフレーム装置に基いた別の
装置がスイス国特許出頗第２７２３１８８号明細書に記
載されており、これを本発明との関係でも利用すること
ができる。

本発明によれば押圧棒りが予ドラフトゾーン内でインプ
ットローラ対ｘｐＯ後に配置されていて、このゾーン内
において繊維の流れＦＳ（ｚ軽く変向し、そのためにこ
のドラフトゾーン内での繊維案内を改善している。かか
る潅維案内の改善は、精紡ステーションで得られる糸の
数値の改善から明ら力為であり、すなわち引張り強度と
引張シ伸度の改善、ＣＶ−ウースター値、細部、太い部
分、ネップの減少が得られる。

この改善は、特に短い（し力為し有利にはできる限り多
くの〕繊維が押圧棒の所で摩擦力に曝されることから得
られる。押圧棒におけるこの引張力はドラフトゾーン内
の加速区間、すなわち下流のローラ対のより高い速度へ
と短い繊維が加速される区間を領ｊ限する。

優れた構成では（その１つが第２図に示されている）で
は押圧棒りの繊維案内面Ｆは予ドラフトゾーンにおいて
繊維の流れの広がジｋ　ｌ！ｌｌＩ方で制限するために
”肩“Ｓ（５有している。繊維案内面ｐｉ−ｉｓ維の流
れ方向でみて凸面状に湾曲した面として形成すべきであ
る。

繊維の流れの変向部材として用いられる押圧棒りはホル
ダ（図示せず）に有利には剛性的に取付けられている。

ホルダは定置でドローイングフレームの機台に支持され
ていてよい。しかし押圧棒りは自軸）線上中心にして回
転可能であってもよい。

最適な作用を得るために予ドラフトグーン内の押圧棒の
位置は重要である。押圧棒はこの・戸−ンのほぼ中央（
このゾーン全制限する２つの二ソゾライン間）に取付け
ると有利である。

第１四に示された押圧棒は供給材料の“下”側、すなわ
ち積甑的に、鳴動されるローラと同じ側に設けらｔてい
る。しかし押圧棒を供給材料の別の側に配ｌしてもよい
。必要である繊維の変向はきわめて小さい。必要な摩擦
力およびこれに伴なう改善を達成するためには押圧棒が
ない場合の、繊維の通路に対して約１鵡の変向で十分で
ある。

押圧棒は必ずしも円形（円筒形）でなくてもよいが、上
述の凸面状に湾曲した、繊維案内面Ｆを有していると有
利である。しかしこの繊維案内面Ｆは第６図に示されて
いるように横方向でみて凸面状を有していてもよい。こ
の図にはまた点線でもってこの押圧棒の所での材料の優
れた形状、すなわち比較的薄く”〔１ｉ＠広の層が示さ
れている。この層の幅はこの層の厚みに対して有利には
４対１以上である。

第１図にはインプットローラ対ＫＰの２つのローラの互
いに相対的な、２つの可能な位置が示されている。上側
の（押圧）ローラは下側のローラの鉛直方向で上方に配
置するか（点線〕または供給側へずらして配置すること
ができる（実線）。後者の構成はスイス国特許出願第２
９５７１８８号明細書による供給材料停止装置と組合わ
せると有利である。

予ドラフトゾーンの長さ（ローラ対Ｅ　ｐとＭＰのニッ
プライン間）は普通（押圧棒の不在では）加工すべき材
料の平均ステーブル長よすも著しく長くてはならない。

しかし繊維案内棒の使用は予ドラフトゾーンの延長を可
能にする（これは予Ｖラフトゾーンにおける操作作業に
とって有利である）、それというのもこれによシステー
ブルが変わった際の調整作業が減少せしめられるからで
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は不発明によるドローイングフレーム示 装置の略力※側面囚、第２図は押圧棒の１実施例の拡大
横断面図、第３図は押圧棒の別の実施例の拡大横断面図
である。 ＫＰ・・・インプットローラ対、ＭＰ−・・ミドルロー
ラ対、ＬＰ・・・引渡しローラ対、ＦＳ・・・繊維の流
れ、Ｄ・・・押圧棒、Ｒ・・・エプロン、Ｆ・・・繊維
案内面、Ｓ・・・肩。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、フライヤを使用しない精紡方法のためのハイドラフ
   トドローイングフレームであつて、少なくとも１つの予
   ドラフトゾーンと少なくとも１つの主ドラフトゾーンと
   を備えた形式のものにおいて、繊維の流れに所定の変向
   を与えるための部材が予ドラフトゾーン内に配置されて
   いることを特徴とする、フライヤを使用しない精紡方法
   のためのハイドラフトドローイングフレーム。 ２、部材が定置のホルダに剛性的に取付けられている、
   請求項１記載のドローイングフレーム。 ３、予ドラフトが２倍よりも大きい、請求項１または２
   記載のドローイングフレーム。 ４、ドローイングフレームへ供給されるスライバが１０
   ００テックスよりも重い、請求項１から３までのいずれ
   か１項記載のドローイングフレーム。 ５、部材がスライバの幅を制限する肩を有している、請
   求項１から４までのいずれか１項記載のドローイングフ
   レーム。 ６、部材の所におけるスライバの幅がスライバの厚さの
   少なくとも３倍に相当する、請求項１から５までのいず
   れか１項記載のドローインタフレーム。 ７、部材が予ドラフトゾーンの中央範囲内に位置してい
   る、請求項１から６までのいずれか１項記載のドローイ
   ングフレーム。