JPH08231504A - 2−(2−インドリルエチルアミノ)−1−(3−置換フェニル)エタノール誘導体 - Google Patents

2−(2−インドリルエチルアミノ)−1−(3−置換フェニル)エタノール誘導体

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JPH08231504A
JPH08231504A JP34920495A JP34920495A JPH08231504A JP H08231504 A JPH08231504 A JP H08231504A JP 34920495 A JP34920495 A JP 34920495A JP 34920495 A JP34920495 A JP 34920495A JP H08231504 A JPH08231504 A JP H08231504A
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JP34920495A
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English (en)
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Shirou Kato
志朗 賀登
Hiroshi Harada
博史 原田
Yoshimi Hirokawa
美視 広川
Naoyuki Yoshida
直之 吉田
Kazu Kawashima
和 川島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainippon Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 β3 アドレナリン受容体刺激作用を有する肥
満、糖尿病、過敏性腸症候群などの予防または治療剤を
提供する。 【解決手段】 下記式〔I〕で表される2−(2−イン
ドリルエチルアミノ)−1−(3−置換フェニル)エタ
ノール誘導体及びその薬学的に許容される塩。 【化1】 〔式中、R1 はヒドロキシル基、低級アルコキシカルボ
ニル基、モノ若しくはジ低級アルキルアミノカルボニル
基、カルボキシル基、低級アルコキシカルボニル基等で
置換されていてもよい低級アルコキシ基等であり、R2
は水素原子または置換されていてもよい低級アルキル基
であり、Wは下記式〔II〕 【化2】 (R3 はハロゲン原子またはトリフルオロメチル基であ
る)で表される基を意味する。〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、β3 アドレナリン
受容体刺激作用を有する新規な2−(2−インドリルエ
チルアミノ)−1−(3−置換フェニル)エタノール誘
導体に関する。
【0002】
【従来の技術】交感神経のβ受容体にはβ1 及びβ2
2つのサブタイプが存在することが知られている。現
在、β1 アドレナリン受容体作動薬は心機能亢進剤又は
昇圧剤として、β2 アドレナリン受容体作動薬は気管支
拡張剤としてそれぞれ臨床上使用されている。
【0003】最近、この2つのサブタイプとは異なった
第3のサブタイプとしてβ3 アドレナリン受容体が単離
された〔Emorine, L. J.ら: Science, 245, 1118-1121
(1989)〕。このβ3 アドレナリン受容体は脂肪分解に基
づくエネルギー消費、グリコーゲンの分解促進などに関
与すると考えられている。
【0004】β3 アドレナリン受容体を刺激する薬物と
して、例えばSR−58611A〔(R,S)−N−
(7−エトキシカルボニルメトキシ−1,2,3,4−
テトラヒドロナフト−2−イル)−2−(3−クロロフ
ェニル)−2−ヒドロキシエタンアミン塩酸塩;特開昭
64−66152号公報及び欧州特許出願公開第255
415号明細書〕及びBRL35135〔(R*,R*
−(±)−〔4−〔2−〔2−(3−クロロフェニル)
−2−ヒドロキシエチルアミノ〕プロピル〕フェノキ
シ〕酢酸メチルエステル臭化水素酸塩;特公昭63−2
6744号公報及び欧州特許第23385号明細書〕が
知られている。しかし、これらの化合物はインドール誘
導体でない点において、後述する本発明化合物とは異な
る。
【0005】2−〔2−(インドール−3−イル)エチ
ルアミノ〕−1−フェニルエタノール誘導体を開示する
文献はいくつか知られている。Jackman, G. B.らは、2
−〔2−(5−クロロインドール−3−イル)エチルア
ミノ〕−1−フェニルエタノール〔J. Pharm. Pharmaco
l., 17, 742-746 (1965)〕を、さらに、Biniecki, S.ら
は、2−〔2−(インドール−3−イル)エチルアミ
ノ〕−1−フェニルエタノール〔Acta Polon. Pharm.,
38, 407-410 (1981)(Chem. Abstr., 96, 142543k(198
2))〕をそれぞれ開示しているが、その薬理効果に関し
ては何ら述べていない。
【0006】ドイツ特許第3,407,861号には2
−〔2−(インドール−3−イル)−1−メチルエチル
アミノ〕−1−(3−メタンスルホニルアミノ−4−ヒ
ドロキシルフェニル)エタノールがβ2 アドレナリン受
容体アゴニストに基づく抗炎症作用を示すと開示されて
いる。
【0007】また、英国特許第861428号明細書に
は、下記式〔III〕で表されるインドール誘導体及びそ
の薬学的に許容される非毒性塩が、気管支拡張作用を有
すると共に、中枢神経系に対して価値ある効果(制吐作
用及び催眠増強作用)を示すと開示されている。この明
細書は、最も好適な化合物として3−〔2−〔2−ヒド
ロキシ−2−(3,4−ジヒドロキシフェニル)エチル
アミノ〕プロピル〕インドールを挙げている。
【0008】
【化4】
【0009】(式中、Alk は炭素原子数2〜4の直鎖又
は分枝鎖アルキレン基を意味し、Alk′は炭素原子数2
〜4の直鎖又は分枝鎖アルキレン基又はヒドロキシアル
キレン基を意味し、Xは水素原子又はヒドロキシル基を
意味し、Yはヒドロキシル基又はメトキシ基を意味す
る。)
【0010】さらに、Sarkisyan, A. B.らは、下記式
〔IV〕で表されるN−インドリルアルキルアミノ−1−
アリール置換アルカノール誘導体が中程度のα及びβア
ドレナリン受容体遮断作用を有すると開示している〔Ch
em. Abstr., 109, 128763n (1988)〕。
【0011】
【化5】
【0012】(式中、Rはフェニル基、m−若しくはp
−ニトロフェニル基又はm−若しくはp−アミノフェニ
ル基を意味し、R1 は水素原子又はメチル基を意味す
る。)
【0013】しかし、以上に挙げた文献は、本発明化合
物を開示していない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、優れ
たβ3 アドレナリン受容体刺激作用を有する新規の2−
(2−インドリルエチルアミノ)−1−(3−置換フェ
ニル)エタノール誘導体及びその薬学的に許容される塩
を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記式〔I〕
で表される2−(2−インドリルエチルアミノ)−1−
(3−置換フェニル)エタノール誘導体及びその薬学的
に許容される塩に関する。
【0016】
【化6】
【0017】〔式中、R1 はヒドロキシル基、低級アル
コキシカルボニル基、モノ若しくはジ低級アルキルアミ
ノカルボニル基、カルボキシル基、モノ若しくはジ低級
アルキルアミノスルホニル基、置換されていてもよい低
級アルキル基(該置換基は、ヒドロキシル基または低級
アルコキシカルボニル基である)、置換されていてもよ
い低級アルコキシ基(該置換基は、低級アルコキシカル
ボニル基、カルボキシル基、低級アルカノイル基、モノ
若しくはジ低級アルキルアミノカルボニル基またはフェ
ニル基である)、置換されていてもよいアミノ基(該置
換基は、低級アルカノイル基、カルボキシ低級アルキル
基、低級アルキルスルホニル基またはフェニルスルホニ
ル基である)またはカルボキシル基で置換されていても
よい低級アルキルチオ基を意味し、R2 は水素原子また
は置換されていてもよい低級アルキル基(該置換基は低
級アルコキシカルボニル基又はヒドロキシル基である)
を意味し、nは1または2の整数を意味し、Wは下記式
〔II〕
【0018】
【化7】
【0019】(式中、R3 はハロゲン原子又はトリフル
オロメチル基である)で表される基を意味する。〕
【0020】本発明化合物の構造上の特徴は、式〔I〕
において、置換基Wの定義に含まれるベンゼン環の3位
に特定の原子または基を有し、かつインドール環に特定
の置換基を有することであり、本発明化合物のβ3 アド
レナリン受容体刺激作用はこの構造上の特徴に基づいて
いる。
【0021】本明細書における用語を以下に説明する。
「低級」なる用語を付した基は、その基が1〜4の炭素
原子を有することを意味する。「低級アルコキシカルボ
ニル基」の具体例としては、メトキシカルボニル、エト
キシカルボニル、プロポキシカルボニル、ブトキシカル
ボニルなどが挙げられる。「モノ若しくはジ低級アルキ
ルアミノカルボニル基」の具体例としては、メチルアミ
ノカルボニル、ジメチルアミノカルボニル、エチルアミ
ノカルボニルなどが挙げられる。「モノ又はジ低級アル
キルアミノスルホニル基」の具体例としては、メチルア
ミノスルホニル、ジメチルアミノスルホニル、ジエチル
アミノスルホニルなどが挙げられる。「低級アルキル
基」としてはメチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、イソブチル、sec-ブチル、tert-ブチルが
挙げられるが、メチルが特に好ましい。「低級アルコキ
シ基」の具体例としては、メトキシ、エトキシなどが挙
げられる。「低級アルカノイル基」の具体例としては、
アセチル、プロピオニルなどが挙げられる。「カルボキ
シ低級アルキル基で置換されたアミノ基の具体例として
は、カルボキシメチルアミノ、2−カルボキシエチルア
ミノなどが挙げられる。「ハロゲン原子」とはフッ素、
塩素、臭素、ヨウ素を意味し、好ましくはフッ素、塩
素、臭素であり、特にフッ素、塩素が好適である。
【0022】式〔I〕において、置換基R1 の結合位置
はインドール環の2,3,4,5,6,7位のいずれで
もよいが、6位又は7位が好ましい。また、置換基Wの
インドール環への結合位置は2,3,4,5,6,7位
のいずれでもよいが、3位が好ましい。なお、R1 とW
のインドール環への結合位置は同一ではない。
【0023】式〔I〕で表される化合物の薬学的に許容
される塩としては酸付加塩、アルカリ金属塩又は有機塩
基との塩がある。酸付加塩としては、例えば塩酸塩、臭
化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、硫酸塩、リン酸塩等の無
機酸塩及びシュウ酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、乳
酸塩、リンゴ酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、安息香酸
塩、メタンスルホン酸塩等の有機酸塩が挙げられる。こ
れら酸付加塩は、水和物又は溶媒和物の形で存在するこ
ともあるので、これらの水和物、溶媒和物もまた本発明
の化合物に包含される。また、本発明の化合物の中でR
1 の置換基にカルボキシル基を有しているものはアルカ
リ金属塩又は有機塩基との塩としても存在し、アルカリ
金属塩の具体例としては、ナトリウム塩、カリウム塩な
どの無機アルカリ塩が、また、有機塩基の具体例として
は、トリエチルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロ
ピルエチルアミン、N−メチルモルホリン、ジシクロヘ
キシルアミンなどが挙げられる。これらのアルカリ金属
塩又は有機塩基との塩も水和物又は溶媒和物の形で存在
することもあるので、これらの水和物、溶媒和物もまた
本発明の化合物に包含される。
【0024】前記式〔I〕で表される化合物は1個の不
斉炭素を有する。すなわち式〔II〕においてヒドロキシ
ル基が結合している炭素原子が不斉炭素である。したが
って、本発明化合物には2種の立体異性体が存在し、こ
れら光学活性体及びラセミ体は本発明の化合物に包含さ
れる。
【0025】本発明の化合物のうちで好適なものは、式
〔I〕においてWがインドール環の3位に結合する化合
物、すなわち式〔I−a〕
【0026】
【化8】
【0027】(式中、R1 、R2 、R3 及びnは前掲に
同じものを意味する。)
【0028】で表される2−〔2−(インドール−3−
イル)エチルアミノ〕−1−(3−置換フェニル)エタ
ノール誘導体及びその薬学的に許容される塩である。そ
の中でも、式〔I−a〕において、R1 が低級アルコキ
シカルボニル基、カルボキシル基、置換されていてもよ
い低級アルコキシ基(該置換基は、低級アルコキシカル
ボニル基、カルボキシル基、またはフェニル基であ
る)、置換されていてもよい低級アルキル基(該置換基
は、低級アルコキシカルボニル基またはヒドロキシル基
である)、ジ低級アルキルアミノスルホニル基、低級ア
ルキルアミノカルボニル基、または低級アルカノイルア
ミノ基であり、R2 が水素原子である化合物及びその薬
学的に許容される塩がより好ましい。
【0029】更に好適な化合物は、前記式〔I−a〕に
おいてR1 がメチル基、メトキシ基、またはインドール
環の5位、6位若しくは7位に結合したベンジルオキシ
基、ヒドロキシメチル基、ジメチルアミノスルホニル
基、カルボキシメトキシ基、メトキシカルボニルメトキ
シ基、メトキシカルボニル基、カルボキシル基、メチル
アミノカルボニル基、またはアセチルアミノ基であり、
2 が水素原子であり、R3 が塩素原子であり、nが1
である化合物及びその薬学的に許容される塩である。
【0030】特に好適な化合物は、式〔I−a〕におい
て、R1 がインドール環の6位若しくは7位に結合し
た、メチル基、メトキシ基、カルボキシメトキシ基、メ
トキシカルボニルメトキシ基、ヒドロキシメチル基、ま
たはジメチルアミノスルホニル基であり、R2 が水素原
子であり、R3 が塩素原子であり、nが1である化合物
及びその薬学的に許容される塩である。
【0031】特に好適な化合物の具体例としては、次の
2−(2−インドリルエチルアミノ)−1−(3−置換
フェニル)エタノール誘導体及びこれらの光学異性体ま
たはその薬学的に許容される塩が挙げられる。 2−〔2−(6−メトキシインドール−3−イル)エチ
ルアミノ〕−1−(3−クロロフェニル)エタノール、
2−〔2−(7−メトキシインドール−3−イル)エチ
ルアミノ〕−1−(3−クロロフェニル)エタノール、
及び2−〔2−(6−メチルインドール−3−イル)エ
チルアミノ〕−1−(3−クロロフェニル)エタノー
ル。
【0032】本発明の化合物に含まれる化合物の具体例
として、下記表1の化合物並びにその薬学的に許容され
る塩が挙げられる。
【0033】
【化9】
【0034】
【表1】
【0035】本発明の化合物は例えば、以下に述べる方
法により製造することができる。
【0036】製法(a):式〔I〕で表される本発明の
化合物は、下記式〔V〕
【0037】
【化10】
【0038】(式中、R3 は前掲に同じものを意味す
る。)で表される化合物を下記式〔VI〕
【0039】
【化11】
【0040】(式中、R1 、R2 及びnは前掲に同じも
のを意味する。)で表される化合物と反応させることに
より製造することができる。
【0041】化合物〔V〕と化合物〔VI〕との反応は適
当な溶媒中又は無溶媒下で行われる。使用する溶媒は原
料化合物の種類等に従って適宜選択されるべきであり、
例えばメタノール、エタノール、イソプロピルアルコー
ルのようなアルコール類、アセトン、メチルエチルケト
ンのようなケトン類、塩化メチレン、クロロホルムのよ
うなハロゲン化炭化水素類、ジエチルエーテル、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル類、ベンゼ
ン、トルエンのような芳香族炭化水素類、酢酸エチル、
N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド
等が挙げられ、これらの溶媒は単独であるいは2種以上
混合して用いられる。なお、化合物〔VI〕は酸付加塩の
形でも使用することができ、これらの酸付加塩として
は、塩酸塩、臭化水素酸塩等の無機酸塩及びシュウ酸
塩、マレイン酸塩、フマル酸塩等の有機酸塩が挙げられ
る。このような塩を用いる場合またはR1 がカルボキシ
ル基を含む場合には、本反応は塩基の存在下に行われ、
塩基の具体例としては、重炭酸ナトリウム、重炭酸カリ
ウムのような重炭酸アルカリ、炭酸ナトリウム、炭酸カ
リウムのような炭酸アルカリあるいはトリエチルアミ
ン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、
N−メチルモルホリンのような有機塩基が挙げられる。
反応温度は用いる原料化合物の種類等により異なるが、
通常室温ないし約150 ℃、好ましくは約25℃ないし約10
0 ℃である。
【0042】本製法において、原料化合物である式
〔V〕の不斉炭素に関する立体配置は、生成物である式
〔I〕の化合物において保持されている。
【0043】前記式〔V〕の化合物のエナンチオマー
は、例えば Bloom, J. D. らの方法〔J. Med. Chem., 3
5, 3081-3084 (1992)〕あるいは Eliel, E. L. 及び De
lmonte, D. W. の方法〔J. Org. Chem., 21, 596-597
(1956)〕に準じて製造することができる。
【0044】前記式〔VI〕の化合物は、例えば下記製法
(1)により製造することができる。
【0045】
【化12】
【0046】(式中、R1 、R2 及びnは前掲に同じも
のを意味する。)
【0047】また、前記式〔VI〕の化合物のうち、下記
構造
【0048】
【化13】
【0049】の部分がインドール環の3位に結合してい
る原料化合物は下記製法(2)によっても製造すること
ができる。
【0050】
【化14】
【0051】(式中、R1 、R2 及びnは前掲に同じも
のを意味する。)
【0052】製法(b):式〔I〕の化合物はまた、下
記式〔VII 〕
【0053】
【化15】
【0054】(式中、R3 は前掲に同じものを意味す
る。)で表される化合物を下記式〔VIII〕
【0055】
【化16】
【0056】(式中、R1 、R2 及びnは前掲に同じも
のを意味する。)で表される化合物と還元条件下に反応
させることにより製造することができる。
【0057】本製法における「還元条件下に反応させ
る」とは、カルボニル基に影響を及ぼすことなく、反応
の途中で形成されるイミン部分のみを還元し得る還元剤
の存在下あるいは接触還元触媒の存在下に式〔VII 〕の
化合物と式〔VIII〕の化合物を反応させることを意味す
る。
【0058】ここで挙げられる還元剤としては、例えば
水素化シアノホウ素ナトリウムが挙げられ、接触還元触
媒としては、例えばパラジウム、酸化白金等が用いられ
る。本反応は、還元剤または接触還元触媒の存在下で、
適当な溶媒中で行われる。溶媒としては、メタノール、
エタノール等のアルコール類が好適である。反応温度
は、還元剤を用いるときは通常約20℃ないし約80℃であ
り、接触還元触媒を用いるときは通常約10℃ないし約25
℃である。
【0059】化合物〔VII 〕と化合物〔VIII〕とを還元
条件下に反応させる代わりに、両化合物に触媒量の酸を
加え、ディーンスタークのような器具で、生成する水を
除きながら反応させることにより、下記式〔IX〕
【0060】
【化17】
【0061】(式中、R1 、R2 、R3 及びnは前掲に
同じものを意味する。)で表される化合物を生成させた
後、該生成物を還元することによっても製造することが
できる。
【0062】化合物〔IX〕を製造する工程は、適当な溶
媒中で行われ、酸としてはp−トルエンスルホン酸、p
−トルエンスルホン酸ピリジン塩などが用いられる。溶
媒としては、ベンゼン、トルエンのような芳香族炭化水
素類が好ましく、反応温度は通常、約80℃ないし約150
℃である。
【0063】化合物〔IX〕を還元する工程は、イミン部
分の還元に適した条件下に行われ、上述した化合物〔VI
I 〕と化合物〔VIII〕との反応時の還元条件をそのまま
採用することができる。本還元工程はまた、還元剤とし
て水素化ホウ素ナトリウムを使用しても好適に行われ、
好ましい溶媒としては、メタノール、エタノール等のア
ルコール類が挙げられ、反応温度は通常、約10℃ないし
約25℃である。
【0064】製法(c):前記式〔I〕においてR1
びR2 がカルボニル基またはアミド基を含まない化合
物、すなわち、下記式〔I−c〕
【0065】
【化18】
【0066】(式中、R1aはヒドロキシル基、モノ又は
ジ低級アルキルアミノスルホニル基、ヒドロキシル基で
置換されていてもよい低級アルキル基、フェニル基で置
換されていてもよい低級アルコキシ基、または置換され
ていてもよいアミノ基(該置換基は、低級アルキルスル
ホニル基またはフェニルスルホニル基である)を意味
し、R2aは水素原子またはヒドロキシル基で置換されて
いてもよい低級アルキル基を意味し、R3 及びnは前掲
に同じものを意味する。)
【0067】で表される化合物は、下記式〔X〕
【0068】
【化19】
【0069】(式中、R1a、R2a、R3 及びnは前掲に
同じものを意味する。)で表される化合物を適当な還元
剤と反応させることにより製造することができる。
【0070】本製法は、溶媒中、適当な還元剤の存在下
に実施される。ここで使用し得る還元剤としては、例え
ばジボラン、水素化アルミニウムリチウム及びそのアル
コキシ錯体又は遷移金属塩、塩化アルミニウム、三フッ
化ホウ素、オキシ塩化リンあるいはカルボン酸(例えば
酢酸、トリフルオロ酢酸)を添加した水素化ホウ素ナト
リウム等が挙げられる。溶媒としては、ジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタン、ジオキサ
ン、ジグライムのようなエーテル類が挙げられる。反応
温度は還元剤の種類等により異なるが、通常、約0℃な
いし約160 ℃である。
【0071】本製法において、原料化合物である〔X〕
の不斉炭素に関する立体配置は生成物(化合物〔I−
c〕)において保持されている。
【0072】原料化合物〔X〕は新規物質で、例えば下
記式〔XI〕
【0073】
【化20】
【0074】(式中、R3 は前掲に同じものを意味す
る。)で表される化合物を下記式〔XII 〕
【0075】
【化21】
【0076】(式中、R1a、R2a及びnは前掲に同じも
のを意味する。)で表される化合物またはその薬学的に
許容される塩と反応させることにより製造することがで
きる。
【0077】化合物〔XI〕と化合物〔XII 〕との反応
は、N,N′−ジシクロヘキシルカルボジイミド,1−
エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジ
イミド塩酸塩、N,N′−カルボニルジイミダゾール、
N,N′−カルボニルジコハク酸イミド,1−エトキシ
カルボニル−2−エトキシ−1,2−ジヒドロキノリ
ン,ジフェニルホスホリルアジド,プロパンホスホン酸
無水物のような縮合剤の存在下に反応させることができ
る。縮合剤としてN,N′−ジシクロヘキシルカルボジ
イミド又は1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロ
ピル)カルボジイミド塩酸塩を用いる場合には、N−ヒ
ドロキシコハク酸イミド,1−ヒドロキシベンゾトリア
ゾール,3−ヒドロキシ−4−オキソ−3,4−ジヒド
ロ−1,2,3−ベンゾトリアジン,N−ヒドロキシ−
5−ノルボルネン−2,3−ジカルボキシイミド等を添
加して反応させてもよい。
【0078】本反応は適当な溶媒中で行われ、使用する
溶媒は製法(a)で述べた溶媒をそのまま挙げることが
できる。また、化合物〔XII 〕は製法(a)で述べたの
と同様に酸付加塩の形でも使用でき、この場合の反応
は、トリエチルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロ
ピルエチルアミン、N−メチルモルホリンのような有機
塩基の存在下で行われる。反応温度は通常約20℃ない
し約50℃である。
【0079】化合物〔XI〕における不斉炭素に関する立
体配置は、製法(a)で化合物〔V〕と化合物〔VI〕と
の反応について述べたと同様に、生成物(化合物
〔X〕)において保持されている。
【0080】化合物〔XI〕のエナンチオマーは、例えば
Collet, A. 及び Jacques, J.の方法〔Bull. Soc. Chi
m. France, 3330-3334 (1973) 〕に記載の方法に準じて
製造することができる。
【0081】以上のいずれの製法においても得られる生
成物は、クロマトグラフィー、再結晶、再沈殿等の常法
によって単離・精製することができる。
【0082】前記各製法によって得られる生成物は、反
応条件により酸付加塩又は遊離塩基の形である。これら
の生成物は常法により所望の酸付加塩又は遊離塩基の形
に変換することができる。
【0083】なお、前記各製法のいずれの場合でも、置
換基R1 がアミノ基である化合物か、あるいは置換基R
1 にカルボキシル基またはヒドロキシル基が含まれる化
合物は、あらかじめ該置換基を通常用いられる保護基で
保護した状態で反応を行った後、保護基を脱離させるこ
とにより所望の目的化合物を効率的に製造することがで
きる。
【0084】前記各製法によって得られる本発明の化合
物または原料化合物がラセミ体である場合には、常法に
従って各立体異性体に分離することができる。
【0085】
【作用】以下に、本発明の代表的化合物のβアドレナリ
ン受容体に対する作用についての薬理試験結果を示す。
対照化合物としては、既存の非選択的βアドレナリン受
容体作動薬である(−)−イソプロテレノールを用い
た。
【0086】試験例1――ラットβ3 アドレナリン受容
体刺激作用:摘出ラット結腸の自発性収縮に対する抑制
作用:―― 体重350〜400gのSD系雄性ラットより近位結腸
を摘出し、長さ2.5 〜3 cmの標本を作製した。標本は、
フェントラミン(10μM )、デスメチルイミプラミン
(0.5 μM )及びヒドロコルチゾン(30μM )を含むク
レブス−ヘンゼライト(Krebs-Henseleit :118 mM NaC
l, 4.75 mM KCl, 2.5 mM CaCl2, 1.2 mM KH2PO4, 1.2 m
M MgSO4, 25 mM NaHCO3, 10 mM グルコース)液を満た
したマグヌス管(10 ml )内に懸垂し、95%O2 −5%
CO2 の混合ガスを通気しながら37℃で保温した。静止
張力1gを負荷し、自発性収縮が安定した後、試験化合
物を累積的に添加した。試験化合物非添加時の自発性収
縮高を100%として、その自発性収縮を50%抑制す
る濃度(IC50値)を用量−作用曲線から最小二乗法に
より算出した。結果を表2に示す。
【0087】
【表2】 * 実施例1の化合物を意味する(以下同じ)。
【0088】試験例2 ラットβ2 アドレナリン受容体
刺激作用:摘出ラット子宮の自発性収縮に対する抑制作
用:―― 非妊娠Wistar系雌性ラットより子宮を摘出し、常法によ
り標本を作製した。標本は、フェノキシベンザミン(12
μM )を含むロック(Locke :157 mM NaCl, 5.6 mM KC
l, 2.2 mM CaCl2, 18 mM NaHCO3, 5.6 mM グルコース)
液を満たしたマグヌス管(20ml)内に懸垂し、95%O2
−5%CO2 の混合ガスを通気しながら37℃で保温し
た。静止張力1gを負荷し、自発性収縮が安定した後、
試験化合物を累積的に添加した。試験化合物のIC50
は試験例1と同様の方法により算出した。
【0089】実施例1、5、8などの化合物のIC50
はいずれも10-7M以上であり、その効果はβ3 アドレ
ナリン受容体刺激作用に比べて極めて弱いものであっ
た。特に、実施例1の化合物のβ3 受容体刺激作用はβ
2 受容体刺激作用に比べて150倍選択的であった。
【0090】試験例1及び2の結果から明らかなよう
に、本発明の化合物はラットβ3 受容体に対して優れた
刺激作用を有する。
【0091】さらに本発明の代表的化合物のヒトβ3
ドレナリン受容体に対する刺激作用について検討を行っ
た。まず、ヒトβ3 アドレナリン受容体の高度発現細胞
株の調製方法について記載し、次いでそれを用いた試験
例3を示す。
【0092】ヒトβ3 アドレナリン受容体の高度発現細
胞株の調製方法―― (1)発現ベクターの作製:―― 動物細胞用発現ベクターpKCRH2 [Mishinaら, Nature 30
7: 604-608 (1984)]を制限酵素SalIで消化し、DNA Blun
ting Kit (宝酒造) により平滑末端にした。次に、別の
動物細胞用発現ベクターpSV2-neo [SouthernとBerg, J.
Mol. Appl.Genet. 1: 327-341 (1982)] を制限酵素Acc
I及びAatII で消化し、DNA BluntingKitにより平滑末端
にした。これらをDNA Ligation Kit(宝酒造)を用いて
結合し、常法により大腸菌HB101 に導入した後、形質転
換体をアンピシリン100 μg/mlとカナマイシン25μg
/mlを含むLB寒天培地で選択した。この形質転換体から
プラスミドDNA を抽出し、制限酵素PstIで消化した後、
NuSieve 3:1 Agarose(宝酒造)の2 %ゲルを用いて電
気泳動し、約3.8 kbp 、2.2 kbp 、1.4 kbp 及び0.9 kb
p の断片の得られるクローンを選択し、pKCN0 とした。
このプラスミドpKCN0 を制限酵素HindIII で切断し、配
列番号1で示される下記の合成アダプター1とDNA Liga
tion Kitを用いて結合した。
【0093】
【化22】 5'-AGCTCCTGCAGGCGCGCCGATATCTCGAGCGGCCGCGGTACCA-3' 3'-GGACGTCCGCGCGGCTATAGAGCTCGCCGGCGCCATGGTTCGA-5'
【0094】これを常法により大腸菌HB101 に導入し、
アンピシリン100 μg/mlを含むLB寒天培地で選択した形
質転換体からプラスミドDNA を抽出した。このプラスミ
ドDNA を制限酵素DraIとHindIII で消化した後、NuSiev
e 3:1 Agarose の2 %ゲルを用いて電気泳動し、約430
bpの断片の得られるクローンを選択した。このプラスミ
ドDNA を発現ベクターpKCN1 とした。
【0095】(2)発現プラスミドの作製:―― ヒト神経芽細胞腫SK-N-MC (ATCC HTB 10) から常法によ
りRNA を抽出し、SuperScript Systems (Life Technolo
gies) を用いてcDNAを合成した。配列番号2及び3で示
される下記のオリゴヌクレオチド1及び2をプライマー
として用い、GeneAmp PCR Kit (Perkin-Elmer)により、
このcDNAを増幅した。PCR 反応を行う際には、反応液に
10%のジメチルスルホキシドを添加した。
【0096】
【化23】 5'-CCACCTGCAGGTGATTTGGGAGACCCC-3' ----オリゴヌクレオチド1
【0097】
【化24】 5'-TTCTCGAGCCGGGGAATCCCATGGGAC-3' ----オリゴヌクレオチド2
【0098】反応産物をSpinBind System (宝酒造) に
より精製した後、制限酵素Sse8387I及びStuIで消化し、
NuSieve 3:1 Agarose の2 %ゲルを用いて電気泳動し、
約1.4 kbp の断片を回収、精製した。この断片と制限酵
素Sse8387I及びEcoRV で消化した発現ベクターpKCN1 を
DNA Ligation Kitを用いて結合し、常法により大腸菌HB
101 に導入した後、形質転換体をアンピシリン100 μg
/mlを含むLB寒天培地で選択した。この形質転換体から
プラスミドDNA を抽出し、制限酵素Sse8387I及びXhoIで
消化して得られる約1.3 kbp の断片の塩基配列を調べた
結果、この配列はLeliasら [FEBS Lett. 324: 127-130
(1994)] により報告されているヒトβ3アドレナリン受
容体cDNAの配列に一致した。このヒトβ3 アドレナリン
受容体発現プラスミドDNA をpKREX10 とした。
【0099】(3)高度発現細胞株の作製:―― ヒトβ3 アドレナリン受容体発現プラスミドpKREX10 を
リン酸カルシウム法によりチャイニーズハムスター卵巣
細胞CHO-K1 (ATCC CCL 61)に導入し、形質転換体を600
μg/mlのG-418 (Life Technologies) を含むMEM-Dulb
ecco培地 (ICNBiomedicals)で選択した。培地には10%
ウシ胎児血清と11.5μg/mlのプロリンを添加した。69
個のG-418 耐性クローンについて培地を除去後0.5 mMエ
チレンジアミン四酢酸 (EDTA) を含むリン酸緩衝化生理
食塩水中で37℃で10分間静置することによって細胞を剥
がした。遠心分離により細胞を集め、1 mM EDTA を含む
10mM Tris-HCl緩衝液 (pH 7.5) 中に約5×106 細胞/m
lになるように懸濁した。この懸濁液20μl と1.5 nM
(-)3-[125I]iodocyanopindolol (Amersham)を1%ウシ
血清アルブミン、0.1 %NaN3及び20 mM HEPES 緩衝液
(pH 7.4) を含むRPMI-1640 培地(ICN Biomedicals) 200
μl 中で混合し、4℃で2時間静置した。バイオドッ
ト装置 (Bio-Rad Laboratories) を用い、あらかじめ0.
3 %ポリエチレンイミンに浸したガラスフィルターGF/C
(Whatman)により濾過洗浄し、フィルター上の放射活性
をγ線計測器を用いて計測した。放射活性の最も高いク
ローンを選びこれをヒトβ3 アドレナリン受容体高度発
現細胞株CHO/pKREX10-36とした。
【0100】試験例3 ヒトβ3 アドレナリン受容体刺
激作用(サイクリックAMP蓄積作用):―― ヒトβ3 アドレナリン受容体の高発現細胞株CHO/pKREX1
0-36を10%ウシ胎児血清、11.5μg/mlのプロリン、及
び200 μg/mlのG-418 を含むMEM-Dulbecco培地で3日
間培養後、培地を除去後0.5 mM EDTA を含むリン酸緩衝
化生理的食塩水中で37℃で10分間静置することによって
細胞を剥がした。遠心分離によりCHO/pKREX10-36細胞を
集め、1mMアスコルビン酸及び1mMの3−イソブチル−
1−メチルキサンチンを含むHanks'平衡塩液 (ICN Biom
edicals)中に約2×106 細胞/mlになるように懸濁し
た。この懸濁液100 μl と、試験化合物を同平衡塩液50
0μl 中で混合し、37℃で30分間反応させた後、5分間
の煮沸により反応を停止した。反応液を遠心分離した
後、上清中のサイクリックAMP量をcAMP EIA System
(Amersham)を用いて測定した。10-5M(−)−イソプロ
テレノールを添加時又は非添加時のサイクリックAMP
量をそれぞれ100 %、0%とし、濃度−反応曲線から最
小二乗法により50%のサイクリックAMP蓄積を引き起
こす濃度(EC50)を算出した。結果を表3に示す。
【0101】
【表3】 * 実施例10の化合物を意味する。
【0102】試験例3の結果から明らかなように、本発
明の化合物はヒトβ3 アドレナリン受容体に対して刺激
作用を有することが判る。
【0103】本発明の化合物はβ3 アドレナリン受容体
刺激薬として肥満、糖尿病、過敏性腸症候群、急性又は
慢性下痢等の予防及び治療剤として有用である。また、
消化性潰瘍、急性又は慢性胃炎、胆道ジスキネジアー、
胆のう炎等に伴う腹痛、悪心、嘔吐、上腹部不快感など
の症状の改善に対しても本発明の化合物を使用すること
ができる。
【0104】式〔I〕で表される本発明の化合物及びそ
の薬学的に許容される塩をβ3 アドレナリン受容体刺激
薬として使用する場合は、経口投与、非経口投与あるい
は直腸内投与のいずれでもよいが、経口投与が好まし
い。投与量としては、投与方法、患者の症状・年齢、処
置形式(予防又は治療)等により異なるが、通常0.01〜
20 mg/kg/日、好ましくは0.1 〜10mg/kg/日である。
【0105】本発明の化合物は通常、薬学的に許容され
る製剤用担体と混合して調製した製剤の形で投与され
る。該製剤用担体としては、製剤分野において常用さ
れ、かつ本発明の化合物と反応しない物質が用いられ
る。具体的には、例えば乳糖、ブドウ糖、マンニット、
デキストリン、デンプン、白糖、メタケイ酸アルミン酸
マグネシウム、合成ケイ酸アルミニウム、結晶セルロー
ス、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキ
シプロピルデンプン、カルボキシメチルセルロースカル
シウム、イオン交換樹脂、メチルセルロース、ゼラチ
ン、アラビアゴム、ヒドロキシプロピルセルロース、低
置換度ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロ
ピルメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリビ
ニルアルコール、軽質無水ケイ酸、ステアリン酸マグネ
シウム、タルク、カルボキシビニルポリマー、酸化チタ
ン、ソルビタン脂肪酸エステル、ラウリル硫酸ナトリウ
ム、グリセリン、脂肪酸グリセリンエステル、精製ラノ
リン、グリセロゼラチン、ポリソルベート、マクロゴー
ル、植物油、ロウ、非イオン界面活性剤、プロピレング
リコール、水等が挙げられる。
【0106】剤型としては、錠剤、カプセル剤、顆粒
剤、散剤、シロップ剤、懸濁剤、坐剤、ゲル剤、注射剤
等が挙げられる。これらの製剤は常法に従って調製され
る。なお、液体製剤にあっては、用時、水又は他の適当
な媒体に溶解又は懸濁する形であってもよい。また錠
剤、顆粒剤は周知の方法でコーティングしてもよい。注
射剤の場合には、通常、式〔I〕で表される化合物の薬
学的に許容される酸付加塩を水に溶解させて調製される
が、必要に応じて等張化剤に溶解させてもよく、またpH
調節剤、緩衝剤や保存剤を添加してもよい。
【0107】これらの製剤は、本発明の化合物を0.01%
以上、好ましくは0.05〜70%の割合で含有することがで
きる。これらの製剤はまた、治療上有効な他の成分を含
有していてもよい。
【0108】
【実施例】以下に参考例、実施例及び製剤例を挙げて本
発明を具体的に説明するが、本発明はこれら実施例等に
限定されるものではない。なお、化合物の同定は元素分
析、マススペクトル、IRスペクトル、NMRスペクト
ル等により行った。
【0109】以下において、本明細書の記載を簡略化す
るために下記に示すような略号を使用することもある。 Me: メチル基、 Ph: フェニル基、 E: エタノール、 M: メタノール、 iP: イソプロピルアルコール、 DE: ジエチルエーテル、 CF: クロロホルム、 s: 一重線、 d: 二重線、 dd: 二重の二重線、 t: 三重線、 m: 多重線、及び br: 幅広い(ブロード)。
【0110】参考例1―― 3−(2−アミノエチル)−6−ジメチルアミノスルホ
ニルインドールの製造:―
【0111】第一工程:― J. Org. Chem., 56, 4576-4579 (1991)に記載の方法を
用いて合成した6−ジメチルアミノスルホニルインドー
ル6.72gをベンゼン40mlに溶解し、ニトロエチレン9.8
gのベンゼン溶液49mlを加えた後、1.5 時間加熱還流し
た。溶媒を減圧下で留去し、残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーに付し、n−ヘキサン:酢酸エチル
(2:1→1:1)で溶出することにより1−(6−ジ
メチルアミノスルホニルインドール−3−イル)−2−
ニトロエタン 3.6gを油状物として得た。
【0112】1H−NMRスペクトル(CDCl3, δpp
m):2.70(6H,s,N(CH3)2), 3.50(2H,t,J=7Hz,CH 2), 4.7
9(2H,t,J=7Hz,CH 2NO2), 7.18〜8.05(4H,m,Ar-H), 8.95
(1H,br,イント゛ールNH)
【0113】第二工程:― 上記ニトロエタン体をエタノール24mlに溶解し、還元鉄
4.8g及び塩化アンモニウム1.2 gを含むエタノール:
水(1:1)20mlに滴下した。5.5 時間加熱還流後、不
溶物を濾去し、エタノールを減圧下で留去した。残渣に
水酸化ナトリウム水溶液を加え、クロロホルムにて抽出
し、飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾
燥した。減圧下に溶媒を留去し、褐色固体の目的物1.7
gを粗生成物として得た。この目的物を後記実施例1の
原料化合物として用いた。
【0114】参考例2―― 5−(2−アミノプロピル)インドールの製造:―
【0115】第一工程:― 酢酸アンモニウム5.48g、無水酢酸1.5ml 、酢酸5mlの
混合物を50℃で20分加熱攪拌後、インドール−5−アル
デヒド7.14g、酢酸25ml、ニトロエタン25mlを加えた。
130 ℃に昇温し、酢酸ナトリウム3.49gを加えた後、2
時間加熱還流した。溶媒を減圧下に留去した後、残渣に
クロロホルムを加え、不溶物を濾去し、濾液を水酸化ナ
トリウム水溶液、飽和食塩水の順に洗浄した。無水硫酸
マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧下に留去し、残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、クロロホ
ルムで溶出して1−(インドール−5−イル)−2−ニ
トロプロペン0.9 gを黄色固体として得た。
【0116】1H−NMRスペクトル(DMSO−d6,
ppm):2.50(3H,s,CH3), 6.57(1H,m,C=CH), 7.32 〜7.6
0(3H,m), 7.89(1H,s,インドール2-H), 8.25(1H,s,イント゛ー
ル3-H), 11.42(1H,s,イント゛ールNH)
【0117】第二工程:― 上記ニトロプロペン体0.9 gのテトラヒドロフラン40ml
溶液を氷冷下で水素化アルミニウムリチウム1.0 gのジ
エチルエーテル40ml懸濁液に滴下後、4.5 時間加熱還流
した。反応液に氷冷下で酒石酸ナトリウムカリウムの飽
和水溶液を滴下し、析出固体を濾去後、濾液を無水硫酸
マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下に留去し、油状
物の目的物0.72gを粗生成物として得た。
【0118】実施例1:―― 2−〔2−(6−ジメチルアミノスルホニルインドール
−3−イル)エチルアミノ〕−1−(3−クロロフェニ
ル)エタノールの製造:―
【0119】メタノール20mlに、(3−クロロフェニ
ル)オキシラン0.77g、3−(2−アミノエチル)−6
−ジメチルアミノスルホニルインドール1.7 gを加え、
室温で24時間攪拌した。溶媒を減圧留去した後、残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、クロロホ
ルム−メタノール(12:1 )で溶出し、目的物を含む画
分を減圧濃縮して0.4 gの油状物を得た。これにジエチ
ルエーテルを加え、固化させた後、エタノール−ジエチ
ルエーテルより再結晶して目的物0.2 gを得た。融点1
47〜150℃
【0120】1H−NMRスペクトル(CDCl3, δpp
m):2.15(2H,br, D2O にて消失, HO-CHCH2NH), 2.69(6
H,s,N(CH3)2), 2.74(1H,dd,J=9Hz,3.5Hz), 2.92〜3.17
(5H,m), 4.74(1H,dd,J=9Hz,3.5Hz,CHOH), 7.15 〜7.32
(4H,m), 7.35(1H,s,インドール2-H), 7.48(1H,m), 7.70
(1H,m), 7.88(1H,m), 8.61(1H,s, D2Oにて消失,イント゛ールN
H)
【0121】実施例2〜17:―― 実施例1における3−(2−アミノエチル)−6−ジメ
チルアミノスルホニルインドールの代わりに、参考例1
に準じて製造した対応するインドール類を用いて、実施
例1と同様に反応・処理し、生成物を適当な溶媒から再
結晶して、下記の実施例2並びに表4及び表5に示す化
合物を得た。
【0122】(実施例2):− 2−〔2−(1−メトキシカルボニルメチルインドール
−3−イル)エチルアミノ〕−1−(3−クロロフェニ
ル)エタノール塩酸塩;融点140〜142℃(エタノ
ール−ジエチルエーテルから再結晶)
【0123】
【化25】
【0124】
【表4】
【0125】
【表5】表4の続き
【0126】実施例18―― 2−〔2−(6−カルボキシインドール−3−イル)エ
チルアミノ〕−1−(3−クロロフェニル)エタノール
ナトリウム塩の製造:―
【0127】まず、前記実施例1と同様に反応・処理
し、2−〔2−(6−メトキシカルボニルインドール−
3−イル)エチルアミノ〕−1−(3−クロロフェニ
ル)エタノール(実施例9の化合物)を生成した。この
実施例9の化合物0.65gと水酸化ナトリウム 0.5gをメ
タノール水溶液(メタノール:水=2:1)8mlに加え
た後、4時間加熱還流を行った。次いで、0℃で2時間
放置後、析出した結晶を濾取し、目的物0.54gを1/2
水和物として得た。融点290−295℃
【0128】1H−NMRスペクトル(DMSO−
6 ,ppm):1.8(1H,br, D2Oにて消失, OH), 2.56 〜
2.95(6H,m), 4.63(1H,dd,J=7Hz,5Hz), 5.49(1H,br, D2O
にて消失, NH), 7.11(1H,d,J=2.5Hz), 7.22 〜7.44(5H,
m), 7.62(1H,dd,J=8Hz,1Hz), 7.95(1H,s), 10.84(1H,s,
D2Oにて消失, イント゛ールNH)
【0129】実施例19―― 2−〔2−(6−ヒドロキシメチルインドール−3−イ
ル)エチルアミノ〕−1−(3−クロロフェニル)エタ
ノールの製造:―
【0130】2−〔2−(6−メトキシカルボニルイン
ドール−3−イル)エチルアミノ〕−1−(3−クロロ
フェニル)エタノール(実施例9の化合物)0.7 gのテ
トラヒドロフラン20ml溶液を氷浴中で冷却し、水素化ア
ルミニウムリチウム0.2 gを徐々に加えながら冷却下で
0.5 時間、更に室温で3時間攪拌した。反応終了後、反
応液に氷を加え、不溶物を瀘去し、瀘液を無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、残査をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーに付し、クロロホルム−
メタノール(10:1)で溶出し、目的物を含む画分を減
圧濃縮して、イソプロパノール−ジエチルエーテルより
再結晶して目的物0.3 gを1/2水和物として得た。融
点145−147℃
【0131】1H−NMRスペクトル(DMSO−
6 ,ppm):2.65〜3.04(6H,m), 4.55(2H,d,J=4Hz,CH 2
0H), 4.71(1H,dd,J=8Hz,4Hz,CH0H), 5.03(1H,t,J=4Hz,D
2Oにて消失,CH2OH), 5.56(1H,br,D2O にて消失, NH),
6.93(1H,dd,J=8Hz,1.5Hz), 7.1(1H,d,J=2Hz), 7.21 〜
7.52(6H,m), 10.75(1H,s,D2Oにて消失, イント゛ールNH)
【0132】実施例20―― 2−〔2−(6−メチルアミノカルボニルインドール−
3−イル)エチルアミノ〕−1−(3−クロロフェニ
ル)エタノールの製造:―
【0133】2−〔2−(6−メトキシカルボニルイン
ドール−3−イル)エチルアミノ〕−1(3−クロロフ
ェニル)エタノール(実施例9の化合物)0.56gのメタ
ノール溶液20mlに30%メチルアミン−エタノール溶液20
mlを加え、封管中、140 ℃で16時間反応させた。溶媒を
留去後、残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに
付し、クロロホルム−メタノール(10:1)で溶出し、
メタノール−ジエチルエーテルより再結晶して目的物0.
18gを1/2水和物として得た。融点163−165℃
【0134】1H−NMRスペクトル(DMSO−
6 ,ppm):2.78(3H,d,J=4.5Hz,NCH3), 2.68 〜3.18
(6H,m), 4.84(1H,dd,J=8Hz,3.5Hz,CHOH), 6.02(1H,br,D
2O にて消失), 6.93(1H,br, D2Oにて消失), 7.27 〜7.6
8(7H,m),7.91(1H,s), 8.32(1H,q,J=4.5Hz, D2Oにて消
失,NHCH3), 11.21(1H,s,D2Oにて消失, イント゛ールNH)
【0135】製剤例(錠剤の製法)―― 常法に従って、下記各成分を混和し、顆粒状とし、圧縮
成型して、1錠100 mgの錠剤1000錠を調製する。 2−〔2−(7−メトキシインドール−3−イル)エチ
ルアミノ〕−1−(3−クロロフェニル)エタノール塩
酸塩(5g)、トウモロコシデンプン(25g)、乳糖
(54g)、結晶セルロース(11g)、ヒドロキシプ
ロピルセルロース(3g)、軽質無水ケイ酸(1g)、
ステアリン酸マグネシウム(1g)。
【配列表】
【0136】配列番号:1 配列の長さ:47 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 化学合成DNA 他の情報:5から43番目の塩基配列には相補鎖が存在
し、その相補鎖には44から47番目の塩基配列として
TCGAが存在する。 配列 AGCTCCTGCA GGCGCGCCGA TATCTCGAGC GGCCGCGGTA CCA 43
【0137】配列番号:2 配列の長さ:27 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 化学合成DNA アンチセンス:No 配列 CCACCTGCAG GTGATTTGGG AGACCCC 27
【0138】配列番号:3 配列の長さ:27 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 化学合成DNA アンチセンス:Yes 配列 TTCTCGAGCC GGGGAATCCC ATGGGAC 27
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/40 ADP A61K 31/40 ADP AED AED (72)発明者 川島 和 大阪府大阪市都島区友渕町1丁目5番10− 708

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式〔I〕で表される2−(2−イン
    ドリルエチルアミノ)−1−(3−置換フェニル)エタ
    ノール誘導体又はその薬学的に許容される塩。 【化1】 〔式中、R1 はヒドロキシル基、低級アルコキシカルボ
    ニル基、モノ若しくはジ低級アルキルアミノカルボニル
    基、カルボキシル基、モノ若しくはジ低級アルキルアミ
    ノスルホニル基、置換されていてもよい低級アルキル基
    (該置換基は、ヒドロキシル基または低級アルコキシカ
    ルボニル基である)、置換されていてもよい低級アルコ
    キシ基(該置換基は、低級アルコキシカルボニル基、カ
    ルボキシル基、低級アルカノイル基、モノ若しくはジ低
    級アルキルアミノカルボニル基またはフェニル基であ
    る)、置換されていてもよいアミノ基(該置換基は、低
    級アルカノイル基、カルボキシ低級アルキル基、低級ア
    ルキルスルホニル基またはフェニルスルホニル基であ
    る)またはカルボキシル基で置換されていてもよい低級
    アルキルチオ基を意味し、R2 は水素原子または置換さ
    れていてもよい低級アルキル基(該置換基は低級アルコ
    キシカルボニル基又はヒドロキシル基である)を意味
    し、nは1または2の整数を意味し、Wは下記式〔II〕 【化2】 (式中、R3 はハロゲン原子又はトリフルオロメチル基
    である)で表される基を意味する。〕
  2. 【請求項2】 下記式〔I−a〕 【化3】 (式中、R1 、R2 、R3 及びnは請求項1に記載のも
    のと同じである。)で表される2−(2−インドリルエ
    チルアミノ)−1−(3−置換フェニル)エタノール誘
    導体またはその薬学的に許容される塩。
  3. 【請求項3】 R1 が低級アルコキシカルボニル基、カ
    ルボキシル基、置換されていてもよい低級アルコキシ基
    (該置換基は、低級アルコキシカルボニル基、カルボキ
    シル基、またはフェニル基である)、置換されていても
    よい低級アルキル基(該置換基は、低級アルコキシカル
    ボニル基またはヒドロキシル基である)、ジ低級アルキ
    ルアミノスルホニル基、低級アルキルアミノカルボニル
    基、または低級アルカノイルアミノ基であり、R2 が水
    素原子である請求項2に記載の2−(2−インドリルエ
    チルアミノ)−1−(3−置換フェニル)エタノール誘
    導体またはその薬学的に許容される塩。
  4. 【請求項4】 R1 がメチル基、メトキシ基、またはイ
    ンドール環の5位、6位若しくは7位に結合したベンジ
    ルオキシ基、ヒドロキシメチル基、ジメチルアミノスル
    ホニル基、カルボキシメトキシ基、メトキシカルボニル
    メトキシ基、メトキシカルボニル基、カルボキシル基、
    メチルアミノカルボニル基、またはアセチルアミノ基で
    あり、R2 が水素原子であり、R3 が塩素原子であり、
    nが1である請求項2に記載の2−(2−インドリルエ
    チルアミノ)−1−(3−置換フェニル)エタノール誘
    導体またはその薬学的に許容される塩。
  5. 【請求項5】 R1 がインドール環の6位若しくは7位
    に結合した、メチル基、メトキシ基、カルボキシメトキ
    シ基、メトキシカルボニルメトキシ基、ヒドロキシメチ
    ル基、またはジメチルアミノスルホニル基である請求項
    4に記載の2−(2−インドリルエチルアミノ)−1−
    (3−置換フェニル)エタノール誘導体またはその薬学
    的に許容される塩。
  6. 【請求項6】 2−〔2−(7−メトキシインドール−
    3−イル)エチルアミノ〕−1−(3−クロロフェニ
    ル)エタノールまたはその薬学的に許容される塩。
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