JPH0823126B2 - 浮棧橋 - Google Patents

浮棧橋

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JPH0823126B2
JPH0823126B2 JP1262741A JP26274189A JPH0823126B2 JP H0823126 B2 JPH0823126 B2 JP H0823126B2 JP 1262741 A JP1262741 A JP 1262741A JP 26274189 A JP26274189 A JP 26274189A JP H0823126 B2 JPH0823126 B2 JP H0823126B2
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JP
Japan
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pontoon
pair
quay
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booms
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JP1262741A
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JPH03125706A (ja
Inventor
量雄 片山
Original Assignee
株式会社ゼニライトブイ
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Publication date
Application filed by 株式会社ゼニライトブイ filed Critical 株式会社ゼニライトブイ
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 比較的水位差が大きい海岸又は湖岸に設ける乗船用等
の浮桟橋に関する。
(ロ)従来の技術 従来の浮桟橋は、4点以上のチェーンによる係留又は
水底に立設した支柱による係留により、浮体の振れ回り
を無くしていた。
(ハ)発明が解決しようとする課題 しかし水位差が大きい海岸あるいはダム湖では高水位
に合わせてチェーン係留されるので、低水位時には係留
索がたるんで振れ回りが大きくなり、浮桟橋の係留には
不適である。また水底に立設した支柱による係留には、
支柱が長くなり、支柱の杭打ち作業が大がかりになる欠
点がある。また、水位差が大きく、岸の水中部分が斜面
になっている所では、高水位時と低水位時の水際が大き
く離れ、船を着けるポンツーンと岸との距離が長くな
り、岸とポンツーンにかけ渡す橋が長くなり、強度を持
たせるため、重量が大きくなり、ポンツーンが大型にな
り、全体的に大きな浮桟橋となった。
(ニ)課題を解決するための手段 このため、水面下の岸壁又は沈錘に同一高さに所定間
隔で固着した一対の支持片を設け、この支持片にそれぞ
れ一端を軸支して伏仰自在とした一対のブームを設け、
この一対のブームは連結部材で一体化したブームとし、
このブームの他端にポンツーンの岸側端面に設けた一対
の支持片をそれぞれ軸支してポンツーンを連結し、岸壁
上縁とポンツーンに連絡橋をかけ渡した浮桟橋である。
また、岸壁が傾斜面の水中部がある場合には、水中の
岸壁斜面の途中に支柱を立設するか、又は該場所に沈設
した沈錘に立設した支柱に上下滑動自在に案内された中
間ポンツーンを設け、中間ポンツーンの前方水中基部に
設けた支持片に支持された前記同様なブーム連結のポン
ツーンを設け、岸壁上縁と中間ポンツーンおよび中間ポ
ンツーンとポンツーン間にそれぞれ連絡橋をかけ渡した
浮桟橋である。
またポンツーンを係留する一対のブームの各途中に緩
衝材を介在させ、着船時のブームに掛かる衝撃をやわら
げるようにしてもよい。
(ホ)作用 以上のように構成したため、低水位(L.W.L.)、ある
いは高水位(H.W.L.)などいづれの水位でもポンツーン
は着船時や風波等の外力にかかわらず、振れ回りはなく
定位置に安定し、水位にそって係留させ、ポンツーンに
接舷した船に安全に乗下船できる。
また、水中の岸壁斜面の途中の中間ポンツーンを設け
た場合にはH.W.L.から水位が下り、中間ポンツーンが着
底するまでは、岸壁〜中間ポンツーンに渡した連絡橋が
傾斜を増し、さらに水位が下がってゆけば中間ポンツー
ンとポンツーンに渡した連絡橋が傾斜を増し、より広範
囲な水位に対応することができる。
(ヘ)実施例 第1図は本発明を実施した浮桟橋の平面図、第2図は
その側面図である。(1)はポンツーン、(2)は岸壁
の同一高さに所定間隔で固着した一対の支持片で、一対
のブーム(3)の一端を軸支している。(4)はブーム
の連結部材で2本のブームを一体化している。(3′)
は緩衝材で、ゴム等の弾性材、あるいはスプリングを介
在させた2枚のフランジをゴム等の弾性材で包み込んだ
ものである。(2′)はポンツーン(1)に設けた一対
の支持片である。(5)は連絡橋である。第2図のH.W.
L.は高水位線、L.W.H.は低水位線である。(6)は岸壁
である。
第3図は岸壁が傾斜し、ポンツーンと岸との距離があ
る場合の本発明を実施した浮桟橋の平面図で、第4図は
その側面図である。(7)は岸壁斜面途中の水底で、
(8′)はその上に沈設した沈錘で、上面に立設した4
本の支柱(9)に上下動自在に中間ポンツーン(10)が
案内されている。勿論沈錘(8)を用いず、直接水底
(7)に直接支柱(9)を立設してもよい。
第5図は洪水時等の異常高水位(H.H.W.L.)時、浮桟
橋の流出を防ぐため設けたポンツーン(1)、中間ポン
ツーン(10)の流出を防ぐため設けた沈錘(8),
(8′)と係留鎖(11),(11′)である。若し万一異
常高水位になった場合、錘とポンツーンが係留索で連結
されており、図のように水没した状態に保たれ、異常高
水位が治まれば、また元の状態となり、破損流出するこ
とはない。
第6図は緩衝材の一例を示した図である。
(ト)発明の効果 ポンツーンを2本の一体化したブームで支持したこと
により、着船時の外力や風波による外力によっても振れ
回りは全くなく、安全に着船できる浮桟橋となる。ま
た、傾斜岸壁では、中間ポンツーンを設けたことによ
り、連絡橋は短かく、傾斜もゆるやかに、浮桟橋装置全
体は小形にまとまり、高水位、低水位と大水位差でも振
れ回りのない安定した安全な浮桟橋となる。また異常高
水位となる恐れのある場合は、沈錘に係留鎖で係留して
おけば、破損流出の恐れはなく、また水位0となった場
合も問題もなく、対応できる浮桟橋を提供するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明を実施した浮桟橋の平面図、第2図は
その側面図、第3図は中間ポンツーンのある実施例を示
す平面図、第4図はその側面図、第5図は異常高水位と
なった場合を示す側面図、第6図は緩衝材の一例を示し
た図である。 1……ポンツーン、2,2′……支持片、3……ブーム、
3′……緩衝材、4……連結部材、5,5′……連絡橋、
6……岸壁、8,8′……沈錘、9……支柱、10……中間
ポンツーン、11,11′……係留鎖。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】岸壁又は沈錘に同一高さに所定間隔で固着
    した一対の支持片と、該支持片にそれぞれ伏仰自在に一
    端を軸支し連結部材で一体化とするとともに途中に緩衝
    材を介在させた一対のブームと、ポンツーンの岸壁側端
    面に設けた一対の支持片に前記ブームの他端をそれぞれ
    軸支したポンツーンと、岸壁上縁とポンツーンにかけ渡
    した連絡橋とよりなることを特徴とする浮桟橋。
  2. 【請求項2】岸壁斜面の途中に立設した支柱に上下滑動
    自在に案内された中間ポンツーンと、中間ポンツーンの
    前方の岸壁又は沈錘に同一高さに所定間隔で固着した一
    対の支持片と、該支持片にそれぞれ伏仰自在に一端を軸
    支し連結部材で一体化するとともに途中に緩衝材を介在
    させた一対のブームと、中間ポンツーンの前方に設けポ
    ンツーンの岸壁側端面に設けた一対の支持片に前記ブー
    ムの他端をそれぞれ軸支したポンツーンと、岸壁上縁と
    中間ポンツーンおよび中間ポンツーンとポンツーンにそ
    れぞれかけ渡した連絡橋とよりなることを特徴とする浮
    桟橋。
JP1262741A 1989-10-06 1989-10-06 浮棧橋 Expired - Lifetime JPH0823126B2 (ja)

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JPH03125706A JPH03125706A (ja) 1991-05-29
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS576571U (ja) * 1980-06-12 1982-01-13
JPS6226409U (ja) * 1985-08-01 1987-02-18
JPS62182303A (ja) * 1986-02-06 1987-08-10 三菱重工業株式会社 浮遊式係船岸装置

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