JPH08230872A - 包装容器 - Google Patents

包装容器

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JPH08230872A
JPH08230872A JP7035746A JP3574695A JPH08230872A JP H08230872 A JPH08230872 A JP H08230872A JP 7035746 A JP7035746 A JP 7035746A JP 3574695 A JP3574695 A JP 3574695A JP H08230872 A JPH08230872 A JP H08230872A
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Nihon Tetra Pak KK
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D5/00Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper
    • B65D5/42Details of containers or of foldable or erectable container blanks
    • B65D5/70Break-in flaps, or members adapted to be torn-off, to provide pouring openings
    • B65D5/708Separate tearable flexible elements covering a discharge opening of a container, e.g. adhesive tape

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】紙基材内に液体食品、滅菌材料等が進入するこ
とがなく、開口領域を安定化させることができる包装容
器を提供する。 【構成】設定された箇所に開口28が形成された紙基材
23と、該紙基材23の外側に形成された第1層と、前
記紙基材23の内側に形成された第2層とを有する。そ
して、前記開口28の内方にシール領域AR1が、該シ
ール領域AR1の更に内方に破断領域AR2が設定さ
れ、前記シール領域AR1において前記第1層と第2層
とが接合され、前記破断領域AR2の外周縁において前
記第1層が切断され切込み29が形成される。前記破断
領域AR2においては、第2層がそのまま残り、包材1
1の外側と内側とを遮断する。包装容器を開封する場
合、前記破断領域AR2を貫通させてストロー等を押し
込むことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、包装容器に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、牛乳、清涼飲料水等の液体食品が
充填(じゅうてん)された、例えば、ブリック型の包装
容器を製造する場合、包装機において可撓(かとう)性
の積層体から成るウェブ状の包材を搬送しながら連続的
にチューブ状にし、該チューブ状の包材内に液体食品を
充填することによって包装容器を製造するようになって
いる。
【0003】そのために、包材製造機によって製造され
たウェブ状の包材を、リールの状態で包装機にセット
し、繰出機によって繰り出して包装機内を搬送し、縦方
向にシールしてチューブ状にする。この場合、前記包材
は、紙基材、該紙基材の両面に被覆されたフィルム、必
要に応じて紙基材とフィルムとの間に配設されたアルミ
ニウムホイル等から成る積層体構造を有する。
【0004】そして、チューブ状の包材が下方に搬送さ
れる間に液体食品を上方から供給して包材内に充填す
る。次に、該包材を両側から密封用ジョーによって挟持
し、所定の間隔ごとに横方向にシールして、枕(まく
ら)状、袋状等の原型容器を形成する。続いて、横方向
にシールされた部分を切断し、各原型容器をあらかじめ
形成された折り目に沿って所定の形状に成形し、一定量
の液体食品が収容された複数の包装容器を完成させるよ
うになっている。
【0005】一方、大型の包装容器においては、包装機
においてカートンブランクスの状態の包材を加工して箱
状にし、該箱状の包材内に液体食品を充填することによ
って包装容器を製造するようになっている。そのため
に、包材製造機によって製造された包材を、カートンブ
ランクスの状態で包装機のマガジンにセットし、前記包
材をマガジンから取り出して加工し、箱状にする。次
に、箱状の包材内に液体食品を充填し、頂部を屋根型又
は平坦(へいたん)に加工して閉鎖することによって包
装容器を完成させるようになっている。
【0006】ところで、これらの包装容器においては、
収容された液体食品を注出するために、包装容器の所定
位置にストローホールを形成したりプルタブを貼着(ち
ょうちゃく)したりするようになっていて、飲用時に前
記ストローホールにストローを押し込んだり、プルタブ
を引き剥(は)がしたりすることによって注出口を形成
するようになっている。
【0007】そのために、前記包装機にセットされる前
の包材には、外装用の印刷が施され、包材における所定
の位置にパンチ加工によって開口が形成される。さら
に、収容された液体食品を注出するために、包装容器の
所定位置にスパウトを取り付け、該スパウトを開封する
ことによって注出口を形成することができるようにした
ものも提案されている。
【0008】この場合、前記包装機にセットされる前の
包材には、前記スパウトを取り付ける位置に対応させて
パンチ加工によって開口が形成される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の包装容器においては、包材を加工する前に開口が形
成されるので、加工部分、すなわち、開口の内周縁にお
いて紙基材が露出してしまう。したがって、前記包材を
チューブ状又は箱状に加工して液体食品を充填した場
合、該液体食品と紙基材とが接触して、時間の経過と共
に液体食品が紙基材内に進入し、開口の内周縁を劣化さ
せてしまう。
【0010】そこで、ブリック型の包装容器において
は、前記プルタブの内側にインナシールを貼着し、液体
食品と紙基材とが接触するのを防止するようにしている
が、貼着部分における密封性が低下するだけでなく、イ
ンナシールとプルタブとを熱シールする際に、前記イン
ナシールにピンホールが発生しやすい。また、開口の内
周縁が劣化するのに伴って、注出口部分が不安定にな
り、包装容器が変形してしまう。
【0011】さらに、包材を過酸化水素等の滅菌材料に
よって滅菌する際に、開口の内周縁において露出した紙
基材内に滅菌材料が進入してしまう。そして、前記開口
をパンチ加工によって形成するようになっているので、
加工精度が低くなってしまう。本発明は、前記従来の包
装容器の問題点を解決して、紙基材内に液体食品、滅菌
材料等が進入することがなく、注出口部分を安定化させ
ることができ、開口の加工精度を高くすることができる
包装容器を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の包
装容器においては、設定された箇所に開口が形成された
紙基材と、該紙基材の外側に形成された第1層と、前記
紙基材の内側に形成された第2層とを有する。そして、
前記開口の内方にシール領域が、該シール領域の更に内
方に破断領域が設定され、前記シール領域において前記
第1層と第2層とが接合され、前記破断領域の外周縁に
おいて前記第1層が切断されて切込みが形成される。
【0013】本発明の他の包装容器においては、さら
に、前記第1層の更に外側に第3層が形成され、前記破
断領域の外周縁において前記第3層が切断されて切込み
が形成される。本発明の更に他の包装容器においては、
さらに、前記第2層の更に内側に第4層が形成され、前
記破断領域の外周縁において前記第2層が切断されて切
込みが形成される。
【0014】本発明の更に他の包装容器においては、さ
らに、最も外側の層は多層フィルムである。
【0015】
【作用及び発明の効果】本発明によれば、前記のように
包装容器においては、設定された箇所に開口が形成され
た紙基材と、該紙基材の外側に形成された第1層と、前
記紙基材の内側に形成された第2層とを有する。そし
て、前記開口の内方にシール領域が、該シール領域の更
に内方に破断領域が設定され、前記シール領域において
前記第1層と第2層とが接合され、前記破断領域の外周
縁において前記第1層が切断されて切込みが形成され
る。
【0016】この場合、前記破断領域の外周縁において
第2層はそのまま残り、包材の外側と内側とを遮断す
る。したがって、包装容器を開封する場合は、前記破断
領域を貫通させてストロー等を押し込むことができる。
この場合、切込みに沿って破断領域が破断するので、破
断線が鋭利になる。また、前記破断領域に対応させて非
押込型のスパウトを取り付け、該スパウトの蓋(ふた)
体と前記破断領域とを接合しておくことによって、蓋体
を開放するときに前記破断領域を破断させることもでき
る。
【0017】そして、プルタブ、インナシール等を貼着
する必要がないので、密封性を向上させることができる
だけでなく、ピンホール等が発生することもない。ま
た、前記シール領域の外周縁と破断領域の外周縁との間
に、前記第1層と第2層とが接合された接合領域が形成
される。したがって、該接合領域によって紙基材を密封
することができるので、包装容器に収容された液体食品
と紙基材とが接触することはなく、液体食品が紙基材内
に進入して開口の内周縁を劣化させるのを防止すること
ができる。
【0018】その結果、注出口部分を安定化させること
ができ、包装容器が変形するのを防止することができ
る。さらに、包材を過酸化水素等の滅菌材料によって滅
菌する際に、紙基材内に滅菌材料が進入するのを防止す
ることができる。また、破断領域をレーザ加工機等によ
って設定することができるので、開口の加工精度を高く
することができる。
【0019】本発明の他の包装容器においては、さら
に、前記第1層の更に外側に第3層が形成され、前記破
断領域の外周縁において前記第3層が切断されて切込み
が形成される。この場合、前記第3層が形成されるの
で、注出口部分の形状を保持することができる。
【0020】本発明の更に他の包装容器においては、さ
らに、前記第2層の更に内側に該4層が形成され、前記
破断領域の外周縁において前記第2層が切断されて切込
みが形成される。この場合、前記第2層をガスバリヤ層
にすることによってガスバリヤ性を高くすることができ
る。
【0021】本発明の更に他の包装容器においては、さ
らに、最も外側の層は多層フィルムである。この場合、
多層フィルムのうち最も外側のフィルムを、スパウトと
相溶性がある樹脂によって形成することができる。した
がって、スパウトと多層フィルムとの熱シール性を向上
させることができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図2は本発明の第1の実施例に
おける充填機の概略図である。図において、11は可撓
性の積層体から成るウェブ状の包材である。該包材11
は図示しない包材製造機によって製造され、リール12
の状態で図示しない包装機にセットされ、繰出機13に
よって繰り出されて包装機内を搬送される。
【0023】前記包材11はガイド15によって案内さ
れ、図示しないシール装置によって縦方向にシールされ
てチューブ状になる。そして、チューブ状の包材11が
下方に搬送される間に、液体食品は計量管16を介して
上方から供給され、包材11内に充填される。次に、該
包材11は両側から図示しない密封用ジョーに挟持さ
れ、所定の間隔ごとに横方向にシールされ、枕状の原型
容器18が形成される。
【0024】続いて、横方向にシールされた部分が切断
され、各原型容器18はあらかじめ形成された折り目に
沿って所定の形状に成形され、一定量の液体食品を収容
する複数の包装容器が完成する。そして、収容された液
体食品を注出するために、包装容器の所定位置に図示し
ない注出口部分が形成される。該注出口部分において
は、包材11を被覆するフィルムをそのまま使用するこ
とによって包装容器を密封することができるようになっ
ている。
【0025】図1は本発明の第1の実施例における注出
口部分の断面図である。図において、11は包材、23
は紙基材、24は該紙基材23の外側表面を被覆して第
1層を構成する第1のフィルムである。該第1のフィル
ム24としては、例えば、ローデンシティポリエチレン
樹脂(LDPE)が使用される。また、25は前記紙基
材23の内側表面を被覆して第2層を構成する第2のフ
ィルムである。該第2のフィルム25としては、前記第
1のフィルム24と相溶性がある樹脂、例えば、ローデ
ンシティポリエチレン樹脂が使用される。
【0026】前記紙基材23には、設定された箇所にパ
ンチ加工によって開口28が形成され、該開口28にお
いて前記第1のフィルム24と第2のフィルム25とが
熱融着によって接合され、シール領域AR1が形成され
る。前記第1のフィルム24の更に外側には、第3層を
構成するパッチフィルム26が被覆される。また、該パ
ッチフィルム26は、第1のフィルム24及び第2のフ
ィルム25と比べて強度が高く、単層フィルム又は多層
フィルムから成り、第1のフィルム24と熱融着によっ
て接合される。
【0027】そのために、前記パッチフィルム26が単
層フィルムから成る場合、該パッチフィルム26として
は、第2のフィルム25と相溶性がある樹脂、例えば、
ローデンシティポリエチレン樹脂が使用される。また、
前記パッチフィルム26が多層フィルムから成る場合、
最も内側のフィルムとしては、第2のフィルム25と相
溶性がある樹脂、例えば、ローデンシティポリエチレン
樹脂が使用される。一方、最も外側のフィルムとして
は、図示しないスパウトと相溶性がある樹脂が使用され
る。例えば、スパウトがポリプロピレン樹脂(PP)製
のものである場合は、最も外側のフィルムとしてポリプ
ロピレン樹脂を使用することによって、スパウトとパッ
チフィルム26との熱シール性を向上させることができ
る。
【0028】前記第1のフィルム24及びパッチフィル
ム26における前記シール領域AR1より内方に破断領
域AR2が形成され、該破断領域AR2の外周縁におい
て前記第1のフィルム24及びパッチフィルム26が切
断され切込み29が形成される。この場合、前記破断領
域AR2の外周縁においては、第2のフィルム25だけ
がそのまま残り、包材11の外側と内側とを遮断する。
【0029】したがって、包装容器を開封する場合は、
前記破断領域AR2にストロー等を貫通させて押し込む
ことができる。この場合、切込み29に沿って破断領域
AR2が破断するので、破断線が鋭利になる。また、プ
ルタブ、インナシール等を貼着する必要がないので、密
封性を向上させることができるだけでなく、ピンホール
等が発生することもない。そして、破断領域AR2をレ
ーザ加工機等によって設定することができるので、開口
の加工精度を高くすることができる。
【0030】さらに、前記破断領域AR2に対応させて
図示しない非押込型のスパウトを取り付け、スパウトの
蓋体と前記破断領域AR2とを接合しておくことによっ
て、蓋体を開放するときに前記破断領域AR2を破断さ
せることもできる。そして、前記パッチフィルム26が
被覆されることによって第1のフィルム24が補強され
るとともに、パッチフィルム26は第1のフィルム24
及び第2のフィルム25と比べて強度が高いので、注出
口部分を安定化させ、形状を保持することができる。
【0031】また、包装容器を開封するときに、破断領
域AR2は破断されるが、前記シール領域AR1の外周
縁と破断領域AR2の外周縁との間に、環状又はループ
状の接合領域AR3が形成される。該接合領域AR3
は、前記シール領域AR1の外周縁の内方に形成される
ので、前記パッチフィルム26と第1のフィルム24と
が、また、第1のフィルム24と第2のフィルム25と
が接合されている。
【0032】したがって、前記接合領域AR3によって
紙基材23を密封することができるので、包装容器に収
容された液体食品と紙基材23とが接触することはな
く、液体食品が紙基材23内に進入して開口28の内周
縁を劣化させるのを防止することができる。その結果、
注出口部分を安定化することができ、包装容器が変形す
るのを防止することができる。
【0033】さらに、包材11を過酸化水素等の滅菌材
料によって滅菌する際に、紙基材23内に滅菌材料が進
入するのを防止することができる。次に、前記構成の包
装容器の製造工程について説明する。図3は本発明の第
1の実施例における第1工程図、図4は本発明の第1の
実施例における第1工程完了後の紙基材の断面図、図6
は本発明の第1の実施例における第2工程図、図7は本
発明の第1の実施例における第3工程図、図8は本発明
の第1の実施例における第4工程図である。
【0034】まず、第1工程において、図示しないパン
チ加工機によって、図3及び4に示すように、紙基材2
3に設定された間隔で開口28を形成する。次に、第2
工程において、図6に示すように、紙基材23の外側表
面を第1のフィルム24によって、内側表面を第2のフ
ィルム25によって被覆する。このとき、第1のフィル
ム24及び第2のフィルム25は、例えば、溶融させら
れたローデンシティポリエチレン樹脂を図示しない押出
機によって押し出すことにより成形され、冷却されてい
ない状態において紙基材23に熱融着される。そして、
開口28が形成された部分においては紙基材23が存在
していないので、第1のフィルム24と第2のフィルム
25とが直接接触し、熱融着されて接合される。その結
果、前記開口28の内周縁より内方にシール領域AR1
が形成される。
【0035】続いて、第3工程において、図7に示すよ
うに、第1のフィルム24の更に外側にパッチフィルム
26が被覆される。この場合、例えば、溶融させられた
ポリプロピレン樹脂を図示しない押出機によって押し出
すことにより成形され、冷却されていない状態において
第1のフィルム24に熱融着されて接合される。この第
3工程を完了した後は、包材11(図1)を過酸化水素
によって滅菌することができる。
【0036】そして、第4工程において、図8に示すよ
うに、前記シール領域AR1より内方に破断領域AR2
が設定され、該破断領域AR2の外周縁において、パッ
チフィルム26及び第1のフィルム24における破断領
域AR2が図示しないレーザ加工機によって切断され、
切込み29が形成される。その結果、図1に示すような
注出口部分が形成される。
【0037】前記構成の注出口部分は、各種の包装容器
に形成することができる。図9は本発明の第1の実施例
における第1の包装容器を示す図、図10は本発明の第
1の実施例における第2の包装容器を示す図、図11は
本発明の第1の実施例における第3の包装容器を示す
図、図12は本発明の第1の実施例における第1の適用
例を示す図、図13は本発明の第1の実施例における第
2の適用例を示す図、図14は本発明の第1の実施例に
おける第3の適用例を示す図、図15は本発明の第1の
実施例における第4の適用例を示す図である。
【0038】図において、31はブリック型の包装容
器、32は六角柱型の包装容器、33は八角柱型の包装
容器であり、各包装容器31〜33の必要な箇所に、前
記シール領域AR1(図1)、破断領域AR2及び接合
領域AR3を設定することができる。また、34は前記
包装容器31の頂部の破断領域AR2に対応させて貼着
された蓋付きのスパウトであり、該スパウト34は注出
口本体35及び蓋体36から成る。該蓋体36と前記破
断領域AR2内におけるパッチフィルム26とを接合し
ておくことによって、前記蓋体36を開放したときに前
記破断領域AR2を破断させ、注出口38を形成するこ
とができる。なお、この場合、パッチフィルム26の最
も外側のフィルムとしては、スパウト34と相溶性があ
る樹脂が使用される。
【0039】そして、39は前記包装容器32の頂部に
取り付けられた蓋付きのスパウト、40は前記包装容器
32の頂部に取り付けられた蓋なしのスパウトである。
この場合、スパウト40はフレーム形状を有し、あらか
じめ開口40aを備える。したがって、前記スパウト4
0を包装容器32の頂部の破断領域AR2に対応させて
貼着すると、開口40aを介して破断領域AR2を破断
することが可能になる。
【0040】また、41は前記包装容器32の頂部に配
設されたカバー、42は該カバー41に形成された開口
である。該開口42を破断領域AR2に対応させて、前
記カバー41を包装容器32の頂部に貼着すると、開口
42を介して破断領域AR2を破断することが可能にな
る。次に、本発明の第2の実施例について説明する。
【0041】図16は本発明の第2の実施例における第
4工程図である。図において、23は紙基材、25は第
4層を構成する第2のフィルム、26は第1層を構成す
るパッチフィルム、28は開口、45はガスバリヤ性を
向上させるために前記紙基材23と第2のフィルム25
との間に配設され、第2層を構成するアルミニウムホイ
ルであり、該アルミニウムホイル45によってガスバリ
ヤ層が形成される。この場合、紙基材23の外側表面に
は第1のフィルムは被覆されない。また、前記開口28
の内側に設定された破断領域AR2の外周縁において、
パッチフィルム26及びアルミニウムホイル45が切断
されて切込み29が形成される。なお、アルミニウムホ
イル45に代えて、ガスバリヤ性の高い樹脂、例えば、
ポリエステル(PE)、エチレンビニルアルコール共重
合体(EVOH)等を使用することもできる。この場
合、ガスバリヤ性の高い樹脂と第2のフィルム25との
間に接着材層が形成される。
【0042】次に、本発明の第3の実施例について説明
する。図17は本発明の第3の実施例における第4工程
図である。図において、23は紙基材、24は第1層を
構成する第1のフィルム、25は第4層を構成する第2
のフィルム、26は第3層を構成するパッチフィルム、
28は開口、45は第2層を構成するアルミニウムホイ
ルである。この場合、前記開口28の内側に設定された
破断領域AR2の外周縁において、パッチフィルム2
6、第1のフィルム24及びアルミニウムホイル45が
切断されて切込み29が形成される。
【0043】次に、本発明の第4の実施例について説明
する。図5は本発明の第4の実施例における第1工程完
了後の紙基材の断面図、図18は本発明の第4の実施例
における第4工程図である。図5において、23は紙基
材、28は図示しないパンチ加工機によって形成された
開口、46は前記パンチ加工機によって開口28を形成
したときに、該開口28内に残留するコンフェティであ
る。該コンフェティ46と紙基材23の本体部分とは、
図示しないブリッジによって連結される。
【0044】また、図18において、23は紙基材、2
5は第2のフィルム、26は第1層を構成するパッチフ
ィルム、28は開口、45は第2層を構成するアルミニ
ウムホイル、48は該アルミニウムホイル45と第2の
フィルム25との間に配設され、第3層を構成する接着
材層である。この場合、紙基材23の外側表面には第1
のフィルムは被覆されない。また、前記開口28の内側
に設定された破断領域AR2の外周縁において、パッチ
フィルム26、アルミニウムホイル45、及び接着材層
48が切断されて切込み29が形成される。
【0045】次に、本発明の第5の実施例について説明
する。図19は本発明の第5の実施例における第4工程
図である。図において、23は紙基材、24は第1層を
構成する第1のフィルム、25は第4層を構成する第2
のフィルム、26は第3層を構成するパッチフィルム、
28は開口、45は第2層を構成するアルミニウムホイ
ルである。この場合、前記開口28の内側に設定された
破断領域AR2の外周縁において、パッチフィルム2
6、第1のフィルム24及びアルミニウムホイル45が
切断されて切込み29が形成される。
【0046】各実施例において、第1のフィルム24及
び第2のフィルム25は単層フィルム又は多層フィルム
から成る。なお、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させること
が可能であり、それらを本発明の範囲から排除するもの
ではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における注出口部分の断
面図である。
【図2】本発明の第1の実施例における充填機の概略図
である。
【図3】本発明の第1の実施例における第1工程図であ
る。
【図4】本発明の第1の実施例における第1工程完了後
の紙基材の断面図である。
【図5】本発明の第4の実施例における第1工程完了後
の紙基材の断面図である。
【図6】本発明の第1の実施例における第2工程図であ
る。
【図7】本発明の第1の実施例における第3工程図であ
る。
【図8】本発明の第1の実施例における第4工程図であ
る。
【図9】本発明の第1の実施例における第1の包装容器
を示す図である。
【図10】本発明の第1の実施例における第2の包装容
器を示す図である。
【図11】本発明の第1の実施例における第3の包装容
器を示す図である。
【図12】本発明の第1の実施例における第1の適用例
を示す図である。
【図13】本発明の第1の実施例における第2の適用例
を示す図である。
【図14】本発明の第1の実施例における第3の適用例
を示す図である。
【図15】本発明の第1の実施例における第4の適用例
を示す図である。
【図16】本発明の第2の実施例における第4工程図で
ある。
【図17】本発明の第3の実施例における第4工程図で
ある。
【図18】本発明の第4の実施例における第4工程図で
ある。
【図19】本発明の第5の実施例における第4工程図で
ある。
【符号の説明】
23 紙基材 24 第1のフィルム 25 第2のフィルム 26 パッチフィルム 28 開口 29 切込み 31〜33 包装容器 45 アルミニウムホイル 48 接着材層 AR1 シール領域 AR2 破断領域

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)設定された箇所に開口が形成され
    た紙基材と、(b)該紙基材の外側に形成された第1層
    と、(c)前記紙基材の内側に形成された第2層とを有
    するとともに、(d)前記開口の内方にシール領域が、
    該シール領域の更に内方に破断領域が設定され、前記シ
    ール領域において前記第1層と第2層とが接合され、前
    記破断領域の外周縁において前記第1層が切断されて切
    込みが形成されたことを特徴とする包装容器。
  2. 【請求項2】 前記第1層の更に外側に第3層が形成さ
    れ、前記破断領域の外周縁において前記第3層が切断さ
    れて切込みが形成された請求項1に記載の包装容器。
  3. 【請求項3】 前記第2層の更に内側に第4層が形成さ
    れ、前記破断領域の外周縁において前記第2層が切断さ
    れて切込みが形成された請求項1に記載の包装容器。
  4. 【請求項4】 最も外側の層は多層フィルムである請求
    項1に記載の包装容器。
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