JP2005247329A - フライオイル配送・回収箱 - Google Patents

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Abstract


【課題】 高温度のフライオイルをそのまま収容することができて外壁の温度は上昇せず、フライオイルを収容しない状態では折り畳みが可能で大きいストックスペースを必要とせず、更には廃棄が容易で低廉であり、製品フライオイル配送用および廃フライオイルの回収用に使用しうる容器を提供すること。
【解決手段】 (ナイロン6/ポリエチレン/ナイロン6)からなる三層共押出しインフレーションフィルムをピンチして所定の長さに裁断した二つ折り積層フィルムの一端部をヒートシールして底面部とし、上端部を開放端とした平板状の内袋21を作成する。この内袋21をダンボール箱31の内面側に接着剤30で部分的に接着して平板状に折り畳む。動物性フライオイルの収容時にはダンボール箱31と共に内袋21を立体化させ、収容したフライオイルが温度低下し固形化した後は内袋21の上端部を折り畳んでダンボール箱31の天板部を閉じる。
【選択図】 図6

Description

本発明は外食産業分野で使用されるフライオイルの製油メーカからの製品フライオイルの配送用、および使用済みの廃フライオイルの回収用に使用することのできるバッグインボックス・タイプのフライオイル配送・回収箱に関するものであり、更に詳しくは、常温で液状の植物性フライオイルに使用し得るフライオイル配送・回収箱、および常温では固形である動物性フライオイルに使用し得るフライオイル配送・回収箱に関するものである。
揚げ物を提供する外食産業の飲食店、揚げ物を製造する食品製造工場、その他、では、製油メーカから配送されるフライオイルを多量に使用しており、使用後の廃フライオイルは、配送されてきた容器を利用して廃フライオイル回収業者の回収ルートに乗せている。現在のところ、フライオイルの配送容器としては、密封型金属缶や、例えば耐熱性のあるポリプロピレン製容器など合成樹脂製容器、ないしはポリエチレンフィルム製の内袋を段ボール箱に収容したバッグインボックスが使用されており、上述したように、それらが廃フライオイルの回収容器としても利用されている。
そして、外食産業では、廃フライオイルの回収業者の来訪時に、回収容器中の廃フライオイルを回収業者の容器に移し変える場合や、廃フライオイルが収容されている回収容器をそのまま回収業者に引き渡す場合などの形態があるが、この作業は深夜になることが多く、かつ手間のかかる作業となっている。すなわち、使用直後の廃フライオイルの温度は高い(170〜200℃)が、金属缶を使用する場合は、廃フライオイルに収容すると金属缶は直ちにそれに近い温度なるので、皮膚が接触して火傷する事故や、密封金属缶であるために製品フライオイルを取り出す時に例えば金属缶の天板部を切り開いて開口を設けているが、その切り口によって特に手指を切傷する事故が絶えない、使用できなくなった金属缶の廃棄コストが年々高騰してきている、等の問題がある。
また、合成樹脂製容器は自立性を持たせるために肉厚の容器になっており容器の単価が高い。更には、ポリエチレンフィルムの内袋によるバッグインボックス(例えば特許文献1を参照)は本来は乳製品用のものであり、 かつ廉価であるが、ポリエチレンフィルムは140〜150℃で熔融するので、温度の高いフライオイルをそのまま直接に注ぎ込むことはできない。そのほか、フライオイルのなかで、植物性のものは常温で液状であるが、牛脂や豚脂等の動物性のものは常温で固形化するので、口付きの容器へ収容すると、固形化したフライオイルを取り出すことができず、容器と共に加熱し固形化した動物性フライオイルを液化させて取り出すことを要するなどの問題もある。
なお、バッグインボックスにおいては、ポリエチレン以外のフィルムを構成要素とした多層フィルムからなる内袋も知られており、例えば、ポリエチレンフィルムと二軸延伸ナイロン6フィルムとを貼り合わせた二層フィルムからなる内袋、またはポリエチレンフィルムと二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムとを貼り合わせた二層フィルムからなる内袋が提案されている(例えば、特許文献2を参照。)これら何れも乳製品や飲料用のものであり、内袋のガスバリア性を高めるための材料、すなわち、内袋の酸素透過度を小にし内容物の酸化を抑制するための材料として、二軸延伸ナイロン6フィルム、または二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムが使用されている。そして、一例として厚さ25μmの二軸延伸ナイロン6フィルムと厚さ60μmのポリエチレンフィルムを接着剤によって貼り合せた二層の積層フィルムを所定のサイズにカットし、カットした2枚の積層フィルムを、ポリエチレンフィルムが内層となり二軸延伸ナイロン6フィルムが外層となるように重ね合わせて、ポリエチレンフィルム同士をヒートシールして製造する内袋が例示されている。
特開平7−304140号公報、特開平08−183141号公報 特開平8−142283号公報
本発明は上述の問題に鑑みてなされ、高温度のフライオイルをそのまま収容することができ、フライオイルを収容しない状態では折り畳み可能で大きいストックスペースを必要とせず、かつ、安全衛生上の問題は発生せず、廃棄が容易であって、製油メーカからの製品フライオイルの配送用、および外食産業における廃フライオイルの回収用に使用し得る低廉な容器を提供することを課題とする。
上記の課題は請求項1の構成によって解決されるが、その解決手段を説明すれば次に示す如くである。すなわち、請求項1に係るフライオイル配送・回収箱は、ポリエチレンフィルムを中間層にして、内層と外層とがナイロン6フィルムまたはナイロン6,6フィルムからなる積層フィルムをシールして形成される内袋が外装となる段ボール箱内へ収納されているものである。
このようなフライオイル配送・回収箱は、高温度(170〜200℃)の廃フライオイルを内袋に収容しても、廃フライオイルに接触する内袋の内層ナイロン6フィルムまたはナイロン6,6フィルムは熔融温度が200℃以上であるので内層は熔融せず、また内層が断熱材として作用するので中間層のポリエチレンフィルムが熔融することはない。そして、温度が高くなる内袋は断熱性の大きい外装としての段ボール箱内に収納されているのでフライオイル配送・回収箱の外面の温度は火傷を生ずるほどには上昇しない。また金属缶ではないので切り開いた開口による切傷は当然のことながら発生しない。更には、フライオイル配送・回収箱を廃棄する場合に内袋と段ボール箱とを容易に分離して既存の分別収集ルートに乗せることができる。
請求項2のフライオイル配送・回収箱は、前記積層フィルムがインフレーション法によって製造されたものである。
このようなフライオイル配送・回収箱は、積層フィルムが径の大きいチューブ状に連続的に製造されるので、二つ折りに折り畳んで所定の長さに裁断し、その一端部をシールするか。またはキャップ付き口栓を付けて両端部をシールすることにより内袋を簡易に製造し得る。
請求項3のフライオイル配送・回収箱は、前記積層フィルムにおける内層の厚さが15μm以上で60μm以下の範囲内にあり、前記中間層の厚さが10μm以上で40μm以下の範囲内にあり、前記外層の厚さが30μm以上で120μm以下の範囲内にあるものである。
このようなフライオイル配送・回収箱は、積層フィルムの厚さが大であり、フライオイルを収容した状態においても機械的強度(例えば落袋強度)が大であり、中間層にポリエチレンを使用しているので製造コストは抑制されている。また外層ナイロン6フィルム(またはナイロン6,6フィルム)側から加熱して内層ナイロン6フィルム(またはナイロン6,6フィルム)同士をヒートシールする場合に収縮斑を発生することはない。
請求項4のフライオイル配送・回収箱は、前記段ボール箱が中芯とライナーを二重に設けたダブルフルートとされているものである。
このようなフライオイル配送・回収箱は、ダブルフルート部分における断熱性が高く内袋が高温であっても段ボール箱の外面の温度は殆ど上昇しない。また、当然のことながら段ボール箱は座屈強度が大である。
請求項5のフライオイル配送・回収箱は、前記内袋が平面状とされた状態で上下の両端部をシールされ、上端側となる部分にキャップ付き口栓が設けられているものである。
このようなフライオイル配送・回収箱は、高温度のフライオイルを口栓から内袋へ収容することができ、常温においても液状であるフライオイルを口栓から排出させることができる。
請求項6のフライオイル配送・回収箱は、前記内袋が平面状とされた状態で下端部をシールされ、上端部を開放端とされているものである。
このようなフライオイル配送・回収箱は、開放端から高温度のフライオイルを収容し得るほか、固形化しているフライオイルも収容することができる。また、常温で固形化したフライオイルを容易に排出させることができる。そして、フライオイルが固形化した状態にある場合には、内袋の上端部を単に折り畳むだけで段ボール箱に収納することができる。
請求項7のフライオイル配送・回収箱は、前記内袋が前記段ボール箱内に取り付けられている状態において、および前記内袋と前記段ボール箱がそれぞれ単独に存在する状態において、不使用時には平板状に折り畳み得るものである。
このようなフライオイル配送・回収箱は、 不使用時には折り畳んで占有容積を小とすることができる。また内袋が前記段ボール箱内に取り付けられているものは、折り畳まれた段ボール箱を立体化させる時に内袋を同時に立体化させることが可能である。
請求項1のフライオイル配送・回収箱によれば、内袋の内層となっているナイロン6フィルムまたはナイロン6,6フィルムの熔融温度が200℃以上であり、また内層が断熱材として作用するので、廃フライオイルを高温(170〜200℃)のまま内袋へ収容しても、内層は勿論、中間層のポリエチレンフィルムも熔融せず内袋としての機能は失われない。また内袋の温度が高くなっても、外装の段ボール箱は断熱性に優れているので、フライオイル配送・回収箱の外面は皮膚が接触しても火傷を発生させない。そして不使用時には折り畳んで容積を小さくすることができるのでストックスペースの確保が容易である。更には、フライオイル配送・回収箱を廃棄する場合に内袋と段ボール箱とに分別して、それぞれを既存の廃棄物収集ルートに乗せることができるので、廃棄コストは一定の範囲内に収め得る
請求項2のフライオイル配送・回収箱によれば、内袋として積層フィルムがインフレーション法によって径の大きいチューブ状に製造されているので、連続的に製造されるチューブ状の積層フィルムを二つ折りにし、所定の長さに裁断して、その一端部をシールするか、またはキャップ付き口栓を付けて両端部をシールするという単純な操作によって内袋を製造することができ、内袋の製造コストを大幅に低減させる。
請求項3のフライオイル配送・回収箱によれば、積層フィルムにおける内層の厚さが15μm以上で60μm以下の範囲内にあり、中間層の厚さが10μm以上で40μm以下の範囲内にあり、外層の厚さが30μm以上で120μm以下の範囲内とされているので、全体の厚さが大であり、中間層に柔軟なポリエチレンフィルムを使用していることから機械的強度が大であり、かつ内層を15μm以上としていることから、高温のフライオイルを収容した状態において耐オイル性を有し、かつその断熱性によって中間層のポリエチレンフィルムを熔融させないので内袋の機能は失われない。また、ポリエチレンフィルムを使用していることにより製造コストが低減され、フライオイル配送・回収箱の製造コストを低減させる。
請求項4のフライオイル配送・回収箱によれば、段ボール箱のダブルフルート部における断熱性が高く、内袋が高温になっても段ボール箱の外面は殆ど温度上昇せず、火傷を発生させない。また、ダブルフルート部により段ボール箱自体の座屈強度が大になるので、例えばフライオイルを収容したフライオイル配送・回収箱を複数段に積み重ねても何ら問題を発生せず、フライオイルのストックスペースの確保を容易ならしめる。
請求項5のフライオイル配送・回収箱によれば、内袋が平面状とされた状態で上下の両端部をシールされ、上端側となる部分にキャップ付き口栓が設けられているので、高温度のフライオイルを口栓から注ぎ込んで収容することができ、常温において液状であるフライオイルは口栓から排出させることができることから、植物性フライオイル用の配送・回収箱として好適に使用することできる。
請求項6のフライオイル配送・回収箱は、内袋が平面状とされた状態で下端部をシールされ、上端部を開放端とされているので、高温度のフライオイルを開放端から注ぎ込んで内袋に収容することができ、常温で固形化するフライオイルを開放端から容易に排出することができることから、動物性フライオイルの配送・回収箱として好適に使用することできる。かつ常温では内袋の上端部を単に折り畳むだけで段ボール箱に収納することができる
請求項7のフライオイル配送・回収箱は、内袋および段ボール箱を不使用時には平板状に折り畳んで容積を小とすることができるので、ストックスペースの確保が容易であり、またフライオイル配送・回収箱の搬送コストを低減させる。また、内袋が段ボール箱内に取り付けられているものは、折り畳まれた状態から段ボール箱を立体化させる時に内袋を立体化させることができるので、フライオイルの注入、収容作業を簡便化させる。
本発明のフライオイル配送・回収箱は、上述したように、ポリエチレンフィルムを中間層にして、内層と外層とがナイロン6フィルムまたはナイロン6,6フィルムからなる積層フィルムをシールして形成される内袋が外装となる段ボール箱内へ収納されているフライオイル配送・回収箱である。
上記において、内袋の構成材料である三層の積層フィルムの内層および外層にナイロン6フィルムまたはナイロン6,6フィルムを採用するのは、ナイロン6の熔融温度が約228℃、ナイロン6,6の熔融温度が約265℃であることによる。ナイロン12も熔融温度は200℃以上であるが内袋用のフィルムとしては高価であり剛性も大きいので採用されない。熔融温度が200℃以上であるポリエチレンテレフタレート(PET)やポリブチレンテレフタレート(PBT)のフィルムを採用しないのも同様な理由による。また、積層フィルムの中間層となるポリエチレンフィルムは、形成される内袋の柔軟性と製造コストとを考慮して、低密度ポリエチレン(LDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、および直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)の中から少なくとも1種または2種以上の混合物を材料として製造される。
ナイロンとして、ナイロン6を使用する場合について説明すると、上記積層フィルムは(外層ナイロン6/中間層ポリエチレン/内層ナイロン6)の三層からなるパイプ状の共押出し物をインフレーション法によって直径を拡大させてチューブ状の薄い三層フィルムとされる。すなわち、エンドレスに製造されてくる径の大きいチューブ状の三層フィルムをピンチロールで挟んで二つ折りにし、順次、内袋としての所定の長さに裁断される。なお、上記の三層の共押出しにおけるポリエチレンに純粋なものを使用するとナイロン6との接着性が劣るので、エチレンと少量の不飽和カルボン酸(例えばアクリル酸、イタコン酸等)との共重合体、すなわち、ナイロン6に対して接着性を有するように変性されたポリエチレン、またはそのような変性ポリエチレンを混合したポリエチレンを使用することが望ましい。
そして、上記の三層の厚さは、内層が15μm以上で60μm以下、中間層が10μm以上で40μm以下、外層が30μm以上で120μm以下とされる。内層のナイロン6の厚さは内層として必要な機械的強度と収容するフライオイルの温度とによって適宜選択されるが、15μm未満の厚さで中間層のポリエチレンフィルムに対し充分な断熱性が得られない。また60μmを超える厚さは必要でなく、かえって製造コストを上昇させる。外層のナイロン6の厚さは形成される内袋の落袋強度と製造コストを考慮して決められるが、厚さ30μm未満では充分な落袋強度が得られない。また、120μmを超える厚さは必要でなく、かえって製造コストを上昇させる。そして、中間層にポリエチレンフィルムを使用し、内層と外層をナイロン6フィルムとする時、内層の厚さと外層の厚さが大きく異なると三層フィルムは反る性質を内在するようになるので、内層と外層との比は1対2以下とすることが好ましい。
中間層のポリエチレンの厚さは、形成される内袋の柔軟性を考慮し、かつ内層および外層におけるナイロン6の全体の厚さを可及的に薄くして製造コストを低減させることを考慮して決定される。ナイロン6同士を接着させるだけであれば厚さ5μmでも充分であるが、内袋の柔軟性を考慮すると10μm未満の厚さでは不十分である。なお、中間層のポリエチレンは、外層ナイロン6フィルム側から加熱して内層ナイロン6フィルム同士をヒートシールさせる時に熔融状態となるが、中間層のポリエチレンの厚さが40μmを超える場合には、ヒートシール部分の内層ナイロン6と外層ナイロン6との間でやや大きいズレを生じるので好ましくない。
(外層ナイロン6フィルム/中間層ポリエチレンフィルム/内層ナイロン6フィルム)からなる三層の積層フィルムを製造する方法としては、上記の三層のパイプ状の共押出しに続いてインフレーションする方法以外に、ナイロン6とポリエチレンとの間に例えば(エチレン−酢酸ビニル共重合物)系の合成樹脂からなる薄い接着剤層を挟んでパイプ状に共押出しし、インフレーションして製造してもよい。すなわち、(ナイロン6/接着剤/ポリエチレン/接着剤/ナイロン6)からなる厳密には五層のパイプ状の共押出しと、続くインフレーションとによって製造する方法である。そのほか、Tダイから押出した2枚のナイロン6フィルムをポリエチレンで接着して貼り合わせた三層の積層フィルムとしてもよい。この場合、ナイロン6フィルムは別に製造されたものを使用する方法と、Tダイから2枚のナイロン6フィルムの押出しと、ポリエチレンによる接着とを同時的に行う方法がある。 また、上記のTダイからの押出しナイロン6フィルムに替えて、通常的には別に製造される機械的強度の大きい二軸延伸ナイロン6フィルムをポリエチレンで貼り合わせた三層の積層フィルムとしてもよい。
上述した押出機からの(ナイロン6/ポリエチレン/ナイロン6)からなる三層のパイプ状共押出し物をインフレーション法によって径を拡大させて薄膜のチューブを形成させる製造方法は、連続的に得られるチューブ状の積層フィルムをピンチして二つ折りし、順次所定の長さに裁断して一方の端部をヒートシールするか、または裁断後に口栓を取り付けてから両端部をヒートシールすることにより最も簡便に内袋とすることができるので製造コストの面からは最も好ましい製造方法である。すなわち、内袋は上端部が開放されたチューブ状として、常温では固形化する動物性フライオイルを収容する内袋とされるか、または、内袋の上端側となる箇所に丸穴を開けて口栓を取り付けた後、上端部と下端部とをヒートシールして密閉し、植物性フライオイルを収容する内袋とされる。
なお、上記口栓は内袋の内層側から外部へ口栓を突出させるように、口栓を内層の丸穴の周囲部に溶接して取り付ける。口栓を内層のナイロン6フィルムに溶接するので、口栓は少なくとも溶接面がナイロン6として成形されたものであることを要する。 勿論、口栓はキャップによって閉じられる。一端側をヒートシールして底部とした上端部を開放型にするにしても、または両端部をヒートシールして口栓付きにするにしても、内袋は不使用時には平板状に畳まれたものとされる。なお、上記はナイロン6を使用する場合について説明したが、ナイロン6,6を使用する場合も全く同様である。
内袋の外装となる段ボール箱は不使用時には平板状に折り畳むことができ、使用時には容易に筒状に立体化されるように構成されたものが、不使用時に大きいストックスペースを要しないと言う点で好適である。立体化された時の形状はどのような形状としてもよいが、四角筒形状は、フライオイルを収容した状態で効率よく積み重ねることができ、かつ無駄なスペースを要しないと言う点で好ましい。そのほか、段ボール箱と内袋とを係止しておくことにより、段ボール箱を立体化させると同時に内袋を立体化させることもでき、そのように係止したものは、フライオイルの注入、収容作業を簡便化させると言う点で好ましい。内袋と段ボール箱との係止は、接着剤によって部分的に接着する方法が最も簡便であるが、機械的に係止する方法であってもよい。勿論、段ボール箱へ内袋が単に収納されるものであってもよいことは言うまでもない。
また、段ボール箱は中芯(フルート)とライナーを2層に設けたダブルフルートのものであることが望まれる。すなわち、段ボール箱の強度は周知のように、中芯とライナーとによって得られているが、これを2層にしたダブルフルートの段ボール箱を採用することによって耐座屈性が増大し、18リットルサイズのものであっても、内袋にフライオイルを収容した状態で何等問題なく10段に積み重ねることができるが、そのことよりもダブルフルート部は断熱性が大であるために、内袋に温度170〜200℃の廃フライオイルを収容してもダンボール箱の表面温度は殆ど上昇せず、火傷を発生させる怖れが皆無になる。
図1は実施例のバッグインボックスであるフライオイル配送・回収箱(商標:バックボックス、VACBOX)に使用する内袋の三層共押出しによるインフレーション法によって製造された積層フィルム10の断面図である。すなわち、内層11のナイロン6フィルム、中間層12のポリエチレンフィルム、および外層13のナイロン6フィルムからなり、それぞれの厚さは、内層11が30μm、中間層12が20μm、外層13が60μmで、トータル厚さ110μmのほぼ透明なフィルムである。なお、中間層12のポリエチレンフィルムはナイロン6フィルムに対して接着性を与えたものを使用している。
図2はインフレーション法によって連続的に製造されるチューブ状の三層の積層フィルム10をピンチロールで挟んで二つ折りしたものを順次に所定の長さに裁断し、裁断物の端部をヒートシールして内容積が18リットルの内袋としたものを示す図である。すなわち、図2−Aに示す内袋21は二つ折りの裁断物における下端部22をヒートシールして底部としたものであり、ヒートシールしない上端部23は開放端とされる。また、図2−Bに示す内袋25は、二つ折りの裁断物の両端部26、27をヒートシールして底部と天井部なるようにした密閉タイプの内袋である。 なお、密閉タイプのものは、両端部をヒートシールする前に、内袋25の天井面または側面となる部分に丸穴28を穿設して、内袋25の内部からキャップ29c付きの口栓29sが丸穴28を突出するように接合される。口栓29sの近傍の矢印で示す断面線による断面を白抜き矢印で指す図に示した。このキャップ29c付きの口栓29sは段ボール箱の対応する箇所、例えば天井面または側面の一部、に丸穴をあけて段ボール箱からも突出される。
図3は、図2−Aに示した平板状の内袋21から立体化させたものを示す図である。すなわち、図2−Aに示した平板状の内袋21の開放端23側を開き、底部24を作って立体化させることができる。底部24を作ると、底部24の両端から外側へ三角形状の折り畳み部24a、24bが形成されるが、この折り畳み部24a、24bは内袋21を段ボール箱へ収納するときに自ずから上方へ折れ曲がる。
図4は上記内袋21に対応する一例のダンボール箱31の展開図であり、ダンボール箱31のブランク板の内面側を示すが、谷折り線32a、32b、32cを介して側面板33、34、35、36が連接されている。また、側面板36には谷折り線32dを介して糊代部37が設けられており、糊代部37はその外面側が側面板33の内面側と接着剤によって接着される。
そして、側面板33には谷折り線38aを介して三角形状の天板側フラップ33cが設けられ、谷折り線38bを介して底板側フラップ33bが設けられており、同様に側面板35には三角形状の天板側フラップ35cと底板側フラップ35bが設けられている。また、側面板34には谷折り線38a’を介して天板側フラップ34cが設けられ、谷折り線38b’を介して底板側フラップ34bが設けられており、同様に側面板36には天板側フラップ36cと底板側フラップ36bが設けられている。 側面板33と、その三角形状の天板側フラップ33cおよび底板側フラップ33bの中央部を上下方向に貫く谷折り線39a、同様に側面板35と、その三角形状の天板側フラップ35cおよび底板側フラップ35bの中央部を上下方向に貫く谷折り線39bは、糊代部37で接着して側面板33、34、35、36からなる角筒としたものを二つ折りに折り畳むための折り線であり、そのように二つ折りすることによって、段ボール箱31を平面状に畳んでストックしておくことができる。
上記は内袋21とダンボール箱31とが別個に存在する場合であるが、内袋21をダンボール箱31に取り付けたものとしてもよい。取り付け方法は特には限定されないが、その一つとして、内袋21を段ボール箱31の内面に部分的に接着する方法がある。図4を援用して、図2−Aに示す内袋21は二点鎖線で示すように、段ボール箱31の側面板34が中心部にくる位置において接着される。側面板34とその天板側フラップ34c、および側面板36とその天板側フラップ36cに示した網掛け部分に内袋21を段ボール箱31に接着させるための接着剤30が適用される。 すなわち、内袋21は段ボール箱31の対向する側面板34に面する部分と側面板36に面する部分において接着される。なお、 接着剤30による内袋21と段ボール箱31との接着強度は、人手によって強く引っ張れば、比較的容易に引き剥がすことができる程度とされる。
続いて、段ボール箱31の糊代部分37の外面側に接着剤を適用して側面板33の内面側とを接着することによって、側面板33、34、35、36による四角筒を形成し、側面板33、天板側フラップ33c、底板側フラップ33bにおける谷折り線39aと、側面板35、天板側フラップ35c、底板側フラップ35bにおける谷折り線39bとにおいて 角筒を畳み込むことにより、 段ボール箱31内に内袋21を取り付けたフライオイル回収箱1が、図5に示すような平板状に畳んだ状態で得られる。すなわち、内袋21を段ボール箱31に取り付けた状態においても、フライオイル回収箱1は大きいストックスペースを必要としない。
図6は立体化された外装の段ボール箱31内へ図2−Aに示す内袋21が収納されて立体化され、動物性廃フライオイルは未だ収容されていない状態のフライオイル配送・回収箱1を示す部分破断斜視図である。立体化された段ボール箱31は、図5に示した状態の段ボール箱31、すなわち谷折り線39aにおいて平板状に折り畳まれた状態にある側面板33、その天板側フラップ33c、底板側フラップ33bを180度広げて平面化させ、同様に側面板35、その天板側フラップ35c、底板側フラップ35bを平面化させて、側面板33、34、35、36による四角筒を形成し、続いて図4も参照して、底板側フラップ33bと底板側フラップ35bを谷折り線38bによって直角に谷折りし、更に、底板側フラップ34bと底板側フラップ36bを谷折り線38b’によって直角に谷折りすることにより、図6に示した段ボール箱31の底板部が形成される。
この時、図5に示すように内袋21が接着剤30によって段ボール箱31の内面側に取り付けられている場合には、段ボール箱31の立体化に伴って内袋21も同時に立体化されて図6に示すような状態となる。勿論、内袋21と段ボール箱31がそれぞれ別個に存在する場合には、段ボール箱31のみを上記の手順によって立体化させて図3に示す内袋21を収納しても、図6に示した状態のフライオイル配送・回収箱1が得られる。このようなフライオイル配送・回収箱1はフライオイルが温度低下して固形化したものであっても内袋21の開放端23から投入して収容することができる。
なお、段ボール箱31は図6の部分破断箇所に示すように、中芯(フルート)41とライナー42とからなるフルート層40aに、同様なフルート層40bを重ねたダブルフルートのものを使用している。なお、図6においては、同一の5mm高さのフルート層40a、40bを重ねたものとして示したが、例えば下側のフルート層40aは高さ5mmで、上側のフルート層40bは高さ3mmであるように、高さの異なるフルート層を重ねたものとしてもよい。
次に、図6に示した状態のフライオイル配送・回収箱1の作用を説明する。図6のフライオイル配送・回収箱1の内袋21へ高温度(200℃程度まで)の動物性フライオイルが注ぎ込まれ収容される。しかし、三層の積層フィルム10からなる内袋21の内層11は熔融温度約228℃で厚さ30μmのナイロン6フィルムで形成されているので、内層11が熔融することはなく、また、内層11が断熱材として作用するので厚さ20μmのポリエチレンフィルムが熔融することもなく、内袋21としての機能は失われない。そして、高温度のフライオイルを内袋21へ収容し、内体21が高温度になっても、外装の段ボール箱31はダブルフルートとされており、フルート層40a、40bにおける大きい断熱性によって、段ボール箱31の外面は殆ど温度上昇せず、作業中に皮膚が接触して火傷するようなことは全くない。また当然のことながら、外食産業においては、金属缶を使用した場合の金属缶の切り口によるような切傷も発生しない。
フライオイルの収容後に時間が経過し、または冷却することによって収容されたフライオイルの温度が低下し固形化した後に、内袋21の上端部を折り畳んで閉じてから、図4も参照して、天板側フラップ33cと天板側フラップ35cを谷折り線38aによって直角に谷折りし、更に、天板側フラップ34cと天板側フラップ36cを谷折り線38a’によって直角に谷折りすることにより、段ボール箱31の天板部が形成される。天板側フラップ34cと天板側フラップ36cとの接する部分、および底板部において底板側フラップ34bと底板側フラップ36bとの接する部分を、広幅(例えば50〜80mm)で厚い(例えば80μm)二軸延伸ポリプロピレンフィルムのような強度の大きい基布からなる粘着テープで封緘することにより、製油メーカにおいては収容した製品の動物性フライオイルを保管、配送することができる。また、外食産業において動物性の廃フライオイルを収容した場合には、そのまま廃フライオイル回収業者へ引き渡すことができる。勿論、内袋21から固形化した上記廃フライオイルを取り出して廃フライオイル回収業者へ引き渡すこともできる。
廃フライオイル回収業者においては、ダンボール箱31の天板部を開け、内袋21内の固形状の廃フライオイルを取り出した後は、内袋21と段ボール箱31とを容易に分離することができ、それぞれを分別回収のルートに乗せることができる。またこの時、内袋21および段ボール箱31は折り畳んで容積を小さくすることができるので、ストックスペースの確保が容易であり、かつ搬送コストを低減し得る。外食産業において固形化した廃フライオイルのみを廃フライオイル回収業者に引き渡した場合も同様である。従って、不要になったフライオイル配送・回収箱の廃棄に際しても妥当なコストで処分することができる。
なお、植物性のフライオイルを収容するためのキャップ29c付き口栓29sを備えた内袋25を使用したフライオイル配送・回収箱においても、製油メーカから外食産業を経て廃フライオイル回収業者に至るフライオイル配送・回収箱の流れは、その間におけるフライオイル配送・回収箱へのフライオイルの出し入れが口栓29sを介して行われることを除いて、動物性フライオイルの場合と同様である。
以上、本発明のフライオイル配送・回収箱を実施例によって説明したが、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
例えば本実施例においては、内袋21を段ボール箱31に取り付けるために接着剤30を使用したが、内袋21の上端部の外層面に係止部材を接合して、段ボール箱31の例えば天板側フラップ33cと天板側フラップ34cとの間の切れ込みに機械的に係止するようにしてもよい。また本実施例においては、三角形状の天板側フラップ33c、35cを設けたが、三角形状以外の形状であってもよい。また本実施例においては18リットルサイズのフライオイル配送・回収箱の一例を例示したが、そのサイズは限定されない。また、段ボール箱および内袋の形状は横長であってもよく、その形状も特には限定されない。
また本実施例においては、チューブ状積層フィルムの二つ折り裁断物の一端部または両端部をヒ−トシールして内袋21または内袋25としたが、単にヒートシールするだけではなく、内袋の側面となるチューブ状の薄い積層フィルムの円周面をチューブの長さ方向にガゼット折りするか、更にはヒートシールした内袋の底面部となる部分もガゼット折りしたものとし、廃フライオイルを収容する時には容易に四角筒状となるようにしてもよい。
また実施例においては、上端部開放型の内袋21へ収容した動物性のフライオイルが固形化した後、内袋21の上端部を単に折り畳むと説明したが、特に外食産業において高温度の廃フライオイルを収容した場合の臭気の発散を防ぐために、廃フライオイルを収容した後に内袋21の上端部をヒートシールしてもよい。
実施例の廃フライオイル配送・回収箱における内袋に使用されている積層フィルムの断面図である。 チューブ状の積層フィルムをピンチして二つ折りし、所定の長さに裁断して端部をヒートシールした平面状の内袋を示す図であり、図2−Aは一方の端部をヒートシールして底面部とし上端は開放端としたもの、図2−Bは両端部をヒートシールし上端側にキャップ付きの口栓を取り付けたものを示す。 図2−Aの内袋に底部を作って立体化させた状態を示す斜視図である。 図2−Aの内袋の外装となる段ボール箱の展開図である。 段ボール箱の4枚続きの側面板の両端を接着し、図2−Aの内袋と共にダンボール箱を平面状に折り畳んだ状態のフライオイル配送・回収箱を示す平面図である。 図5に示すフライオイル配送・回収箱のダンボール箱を内袋と共に立体化させた状態を示す部分破断斜視図である。
符号の説明
1 廃フライオイル配送・回収箱、 10 積層フィルム、
11、13 ナイロン6フィルム、 12 ポリエチレンフィルム、
21 内袋、 22 ヒートシール部 23 開放端、 30 接着剤、
31 ダンボール箱、 33、34、35、36 ダンボール箱の側面板、
33b、34b、35b、36b ダンボール箱の底板側フラップ、
33c、34c、35c、36c ダンボール箱の底板側フラップ、
32a、32b、32c、32d、38a、38b、38a’、38b’、
39a、39b 段ボール箱を内面側から見た時の谷折り線
40a、40b フルート層、 41 中芯(フルート)、
42 ライナー

Claims (7)

  1. ポリエチレンフィルムを中間層にして、内層と外層とがナイロン6フィルムまたはナイロン6,6フィルムからなる積層フィルムをシールして形成される内袋が外装となる段ボール箱内へ収納されているフライオイル配送・回収箱。
  2. 前記積層フィルムがインフレーション法によって製造されたものである
    ことを特徴とする請求項1に記載のフライオイル配送・回収箱。
  3. 前記積層フィルムにおける前記内層の厚さが15μm以上で60μm以下の範囲内にあり、前記中間層の厚さが10μm以上で40μm以下の範囲内にあり、前記外層の厚さが30μm以上で120μm以下の範囲内にある
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のフライオイル配送・回収箱。
  4. 前記段ボール箱が中芯とライナーを二重に設けたダブルフルートとされている
    ことを特徴とする請求項1から請求項3までの何れかに記載のフライオイル配送・回収箱。
  5. 前記内袋が平面状とされた状態で上下の両端部をシールされ、上端側となる部分にキャップ付き口栓が設けられている
    ことを特徴とする請求項1から請求項4までの何れかに記載のフライオイル配送・回収箱。
  6. 前記内袋が平面状とされた状態で下端部をシールされ、上端部を開放端とされている
    ことを特徴とする請求項1から請求項4までの何れかに記載のフライオイル配送・回収箱。
  7. 前記内袋が前記段ボール箱内に取り付けられている状態において、および前記内袋と前記段ボール箱がそれぞれ単独に存在する状態において、不使用時には平板状に折り畳み得る
    ことを特徴とする請求項1から請求項6までの何れかに記載のフライオイル配送・回収箱。
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