JPH08230235A - 画像形成方法及び装置 - Google Patents

画像形成方法及び装置

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JPH08230235A
JPH08230235A JP28479395A JP28479395A JPH08230235A JP H08230235 A JPH08230235 A JP H08230235A JP 28479395 A JP28479395 A JP 28479395A JP 28479395 A JP28479395 A JP 28479395A JP H08230235 A JPH08230235 A JP H08230235A
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徹 川邊
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毅 服部
Takashi Igarashi
隆史 五十嵐
Ken Okauchi
謙 岡内
Masao Inui
正男 犬井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】装置の複雑化・高コスト化を招くことなく高解
像度の連続階調画像を記録でき、且つ画素のバラツキに
よるムラが目立たない高画質な画像を形成できる画像形
成方法を提供することを目的とする。 【解決手段】プリントヘッド制御部40がラッチ回路32に
画像データがラッチされる毎に、画像データの階調の大
小に対応するように時間幅を可変させてイネーブル信号
を段階的に発生すると、ドライバ回路33により、各記録
素子が印画紙2に対して該イネーブル信号の時間幅に応
じた複数回のオン・オフ記録駆動を行なうことで、装置
の複雑化・高コスト化を招くことなく印画紙2の特性を
生かした高解像度の連続階調記録を行なうことができ
る。また、前記記録素子の複数個を駆動した状態で露光
量の補正量を求めることにより、画素のバラツキによる
ムラが目立たない高画質な画像記録を行なうことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は銀塩写真等のハロゲン化
銀感材へ連続階調記録を行なう画像形成方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来から、高画質の画像を再現する上で
階調性が重要とされ、具体的には人物のアップの肌の陰
影や空などの緩やかなグラデーションといった均一濃度
に近い部分の連続した階調のつながり(特に、低濃度の
階調再現)が重要である。デジタル画像で、良好な階調
性を実現するには、最低でも200 レベル以上の階調制御
要求されている。一方、小型な装置で低コストで高速な
画像形成を可能とするアレイ光源を用いて連続階調画像
を記録する技術が知られている。例えば、 ディザ法のように複数の二値画素を組み合わせて多階
調画像を擬似的に表現する方法。
【0003】アレイ光源の各素子の光強度自体や1回
の発光時間幅を階調レベル数分独立に変化させる方法。 のような手法が知られている。ところが、のような方
法によれば解像度を犠牲にした疑似的な表現方法ゆえ高
解像度記録は期待できず、の方法では各記録素子に対
応してD/Aコンバータ、比較器等が必要で、記録素子
のドライバ回路の複雑化、高コスト化を招く。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、2値或いは複
数レベルのアレイ光源を用いて複数回露光を行い多階調
記録を行なう方法が考えられる。この方法は解像度を損
なうことなく、装置の複雑化、高コスト化を招くことの
ない階調性の良い方法であるが、その一方で階調性が良
くなると、各記録素子の発光特性のバラツキに起因する
濃度ムラが目立つようになるという問題がある。
【0005】これに対して、1記録素子づつ順次発光さ
せて各素子の発光輝度を測光して上記記録素子の発光特
性のバラツキの補正量を求め補正することが考えられ
る。例えば、WO90/09890に開示されている方法では硬
調な階調特性の記録媒体に対して記録を行なうため、基
本的に面積変調による階調表現しかできないので十分な
連続階調画像を得にくい。これに対し、1ライン当たり
の記録幅を小さくするような線状光源を用いて階調の連
続性を向上させることが考えられるが、その反面、露光
量の不足から最高濃度を得ることが困難となる新たな問
題が発生してしまう。また、軟調な記録媒体であるハロ
ゲン化銀感光材料へ適用した場合は、濃度変調的になり
連続階調性は良いが、濃度ムラを取りきれず複雑なシー
ンの部分に比べて、特に階調性の再現に重要な均一濃度
に近い部分のムラが目立つようになるという問題が生じ
てしまう。
【0006】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、装置の複雑化・高コスト化を招くことなく高解像
度の連続階調画像を記録でき、且つ濃度ムラが目立たな
い高画質な画像をハロゲン化銀感光材料上に形成できる
画像形成方法及び装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、上記従来の問
題点を解決するものであって、請求項1記載の発明は、
一列又は複数列のアレイ状に配列され独立してオン・オ
フ可能な複数の記録素子が、画像データに応じて同一又
は異なる時間幅の組み合わせにより複数回のオン・オフ
駆動を行なうことにより、ハロゲン化銀感光材料に露光
を行なう画像形成方法において、前記記録素子の複数個
を駆動した状態で、前記記録素子毎の光量データを求
め、該光量データに基づき、前記各記録素子の露光量の
補正量を求める構成としたものである。
【0008】また、請求項21記載の発明は一列又は複数
列のアレイ状に配列され独立してオン・オフ可能な複数
の記録素子が、画像データに応じて同一又は異なる時間
幅の組み合わせにより複数回のオン・オフ駆動を行な
い、ハロゲン化銀感光材料に露光を行なうことにより画
像を形成する画像形成装置において、前記記録素子の複
数個を駆動した状態で、前記記録素子毎の光量データを
求め、該光量データに基づき求めた前記各記録素子の露
光量の補正量により前記記録素子を補正をする制御手段
を有する構成としたものである。
【0009】これら請求項1及び請求項21記載の発明に
よれば、より実際の画像記録の状態に近い複数の記録素
子が駆動した状態で光量を求め補正を行なうことによ
り、実際の画像記録の状態とかけ離れた各素子を一点づ
つ発光させた状態で光量を求め補正を行なった場合に比
して素子の発光特性のバラツキによる濃度ムラの少ない
良好な画像とすることが可能となり、装置の複雑化・高
コスト化を招くことなく高解像度連続階調画像が得られ
高画質の画像を形成できる。ここで、アレイ状に配列さ
れた複数の記録素子には、千鳥状に配列されている場合
も含む。
【0010】また、請求項2記載の発明は、一列又は複
数列のアレイ状に配列され独立してオン・オフ可能な複
数の記録素子が、画像データに応じて同一又は異なる時
間幅の組み合わせにより複数回のオン・オフ駆動を行な
うことにより、ハロゲン化銀感光材料に露光を行なう画
像形成方法において、前記記録素子と同じ種類の記録素
子の複数個を駆動した状態で、前記記録素子毎の光量デ
ータに基づき、前記各記録素子の露光量の補正量を求め
る構成とし、又、請求項22記載の発明は、一列又は複数
列のアレイ状に配列され独立してオン・オフ可能な複数
の記録素子が、画像データに応じて同一又は異なる時間
幅の組み合わせにより複数回のオン・オフ駆動を行な
い、ハロゲン化銀感光材料に露光を行なうことにより画
像を形成する画像形成装置において、前記記録素子と同
じ種類の記録素子の複数個を駆動した状態で、前記記録
素子毎の光量データを求め、該光量データに基づき求め
た前記各記録素子の露光量の補正量により前記記録素子
を補正する制御手段を有する構成としたものである。
【0011】これによれば、画像形成に用いる記録素子
と同じ種類の記録素子、すなわち、図13の(a)と
(b)に示すように、各記録素子の発光特性パターンが
類似している場合は、画像形成に用いる記録素子と同じ
種類の記録素子を用いて補正量を求めることができる。
また、請求項3記載の発明は、前記記録素子の複数個を
駆動した状態で、前記ハロゲン化銀感光材料に露光を行
い、露光された前記ハロゲン化銀感光材料の濃度を測定
することにより、光量データを得る構成としたものであ
る。
【0012】これによれば、濃度測定値より補正量を算
出するので、濃度測定値は実際の画像出力時の記録素子
の駆動状態に等しい状態での光量データとして扱うこと
が可能で、複数回露光による多重露光効果や間欠露光効
果の影響をも包含した濃度ムラという最終出力形態で補
正量が求まるため、一層濃度ムラの少ない良質な画像を
得ることが可能となる。
【0013】また、請求項4記載の発明は、前記濃度と
前記光量データとの関係を求め、該関係に基づいて前記
濃度を光量データに変換し、前記各記録素子の露光量の
補正量を求める構成としたものである。これによれば、
濃度測定値と、複数回露光の合計の発光時間としての光
量との関係を求め、この関係に基づき、濃度測定値から
光量に換算し補正量を求めることにより、複数回露光の
場合で発生する発光時間と濃度の関係の不連続性などを
より正確に補正することができ、その影響で生じる濃度
ムラ(特に、均一に近い濃度でのムラ)をより精度良く
除去でき一層良質な画像を得ることが可能となる。ここ
で、階調の不連続性とは、複数回露光による光源や感材
の応答特性などにより階調にとびが生じる現像を言う。
特に、補正量に基づいた露光を行い濃度測定し、再度補
正量を求めるような制御を繰り返す場合には、光量と濃
度の関係を考慮した方がその収束性が高まり、好まし
い。
【0014】また、請求項5記載の発明は、前記記録素
子の複数個を同時に駆動発光させ、露光量を測定するこ
とにより光量データを求める構成としたものである。こ
れによれば、光量データを直接得ることができ制御が簡
便となるほか、複数記録素子の同時発光状態で測定され
た値はムラの目立つ部分の実際の画像記録での発光状態
に近い状態での値となるためムラが減少し高画質とな
る。
【0015】また、請求項6記載の発明は、前記光量デ
ータと、前記記録素子を1記録素子のみ単独で駆動発光
させ、露光量を測定することにより求めた単独光量デー
タとを用いて前記各記録素子の露光量の補正量を求める
構成としたものである。これによれば、1記録素子の発
光状態での測定値を合わせて用いることにより、大きな
ピッチムラだけでなく、1画素毎の細かいムラをも軽減
することができ、高画質となる。
【0016】また、請求項7記載の発明は、複数記録素
子の同時発光状態で前記記録素子毎に露光量を測定する
ことにより光量データを得る構成としたものである。こ
れによれば、複数記録素子発光の状態で直接1記録素子
の測光を行なうため、一層高精度に補正量を算出するこ
とができ、高画質となる。また、請求項8記載の発明
は、記録素子列毎に画像データをラッチ手段に格納し、
該ラッチ手段に画像データがラッチされる毎に、イネー
ブル信号発生手段により、データ値に応じて同一または
異なる時間幅の組み合わせに変換したイネーブル信号を
段階的に発生し、段階的に発生する前記イネーブル信号
に基づいて、ドライバ手段により、前記イネーブル信号
の時間幅に応じて前記各記録素子を個別に複数回のオン
・オフ記録駆動を行なうことによりハロゲン化銀感光材
料に画像を形成することを構成としたものである。
【0017】これによれば、ドライバ手段がハロゲン化
銀感光材料に対して該イネーブル信号の時間幅に応じた
複数回のオン・オフ記録駆動を行なうことで、装置の複
雑化・高コスト化を招くことなく高画質の連続階調記録
を行なうことができる。また、請求項9記載の発明は、
前記イネーブル信号発生手段が段階的に発生するイネー
ブル信号により設定される前記各記録素子の全記録時間
の長短が画像データの階調の大小に対応するように、前
記ドライバ手段が前記イネーブル信号の時間幅に応じた
複数回のオン・オフ記録駆動を行い、前記記録素子から
なる、前記ハロゲン化銀カラー感光材料の感色性の異な
る複数の感光層に対応する複数の色光を制御するための
記録ヘッドにより画像を形成する構成としたものであ
る。
【0018】これによれば、前記各記録素子のイネーブ
ル信号をハロゲン化銀カラー感光材料の各感光層の感
度、階調特性に合わせて設定できるので、より装置の複
雑化・高コスト化を招くことなくハロゲン化銀カラー感
光材料の特性を生かした高解像度の連続階調画像を該ハ
ロゲン化銀カラー感光材料上に記録することができる。
また、ハロゲン化銀カラー感光材料の特性である間欠露
光効果により、感度の高低差が大きくなり、露光時の色
にごりが小さくなって色分離が改善される。また、ハロ
ゲン化銀カラー感光材料を用いることで、各画素の広が
りがさらに広がって、各画素領域の濃度が均一化され高
画質の連続階調記録を行なうことができ、さらに、各色
の位置ずれによるモアレなどの画質劣化がおこりにく
く、各色の位置合わせの高精度化による装置の複雑化・
高コスト化も招くことがない。
【0019】また、請求項10記載の発明は、前記記録ヘ
ッドがLEDアレイ、真空蛍光管アレイ又は液晶シャッ
ターアレイとする構成としたものである。これによれ
ば、前記一列または複数列のアレイ状に配列された複数
の記録素子を、LEDアレイ又は真空蛍光管アレイ又は
液晶シャッターアレイを有する発光体とすることで階調
の不連続性を小さくすることができる。
【0020】また、請求項11記載の発明は、前記記録素
子が塩化銀感光材料であるカラー写真用印画紙を露光す
ることにより画像を形成する構成としたものである。こ
こで、塩化銀感光材料とは塩化銀含有率90モル%以上の
ハロゲン化銀乳剤層を有する感光材料のことである。こ
れによれば、塩化銀感光材料の場合は、特に複数回露光
による多重露光効果や間欠露光効果の影響による濃度ム
ラが大きく、本発明による効果がより大きい。また、現
像処理を高速に行なうことができる。
【0021】また、請求項12記載の発明は、前記段階的
に発生するイネーブル信号の各時間幅を画像データの階
調に応じた多値のデジタル値とした際に、前記ドライバ
手段は前記デジタル値を2進数で表したときの各桁の重
みに応じて前記各時間幅を順次変えて前記各記録素子を
個別にオン・オフ記録駆動する構成としたものである。
【0022】これによれば、画像データの濃度値に対応
するイネーブル信号を装置の複雑化、高コスト化を招く
ことなく設定することができる。また、請求項13記載の
発明は、前記ドライバ手段が前記イネーブル信号を2n
T+t(nは0,1,2,・・・でイネールブル信号の
各時間幅を画像データの階調に応じたデジタル値とした
際のデジタル値の桁、Tは単位時間、tは正または負の
一定時間)となる各時間幅で前記各記録素子を個別にオ
ン・オフ記録駆動する構成としたものである。
【0023】これによれば、tを増減することでイネー
ブル信号の時間幅を個々に調整することができるためよ
り滑らかな階調記録を行なうことができる。また、請求
項14記載の発明は、前記段階的に発生するイネーブル信
号の各時間幅を一定とし、前記ドライバ手段は画像デー
タ値の回数分だけ前記各記録素子を個別にオン・オフ記
録駆動する構成としたものである。
【0024】これによれば、装置をより簡単な構成にし
て同様な階調記録を実現できる。また、請求項15記載の
発明は、前記イネーブル信号発生手段は前記段階的に発
生するイネーブル信号の一定時間幅を可変設定する構成
としたものである。これによれば、前記イネーブル信号
の一定時間幅を微調整することができるので装置の出力
特性に応じて階調特性を調整することが可能となる。
【0025】また、請求項16記載の発明は、前記一列又
は複数列のアレイ状に配列された複数の記録素子の配列
方向の記録ピッチに対する単一記録素子配列方向の照射
サイズの比率が0.7 以上1.2 以下とする構成としたもの
である。ここで、照射サイズとは記録された後の像のサ
イズではなく、1素子から照射された光像の記録媒体上
でのサイズを意味する。
【0026】これによれば、より連続的な階調特性を得
ることができる。また、請求項17記載の発明は、前記一
列又は複数列のアレイ状に配列された複数の記録素子配
列の垂直方向の記録ピッチに対する単一記録素子垂直方
向の照射サイズの比率が0.3 以上1.0 以下とする構成と
したものである。これによれば、より連続的な階調特性
を得ることができる。
【0027】また、請求項18記載の発明は、前記一列又
は複数列のアレイ状に配列された複数の記録素子配列の
単一記録素子垂直方向の照射サイズをAとし、記録素子
垂直方向の記録ピッチをBとし、1ライン分の発光開始
から発光終了までに要する時間の該1ライン分記録時間
サイクルに対する比率をCとした場合に、0.8 ≦A/B
+C≦1.3 の関係を満たす記録を行なう構成としたもの
である。
【0028】これによれば、より連続的な階調特性を得
ることができる。また、請求項19記載の発明は、前記段
階的に行なう階調記録に際し、各イネーブル信号間にお
ける該信号が休止するインターバル時間を2マイクロ秒
以上に設定して記録する構成としたものである。これに
よれば、直前のイネーブル信号によって発光の履歴の影
響を減じることができるので、イネーブル信号の時間幅
で階調特性を制御することが可能となる。特に、移動し
ながら露光を行なう場合には、ドットの広がりが生じて
面積変調時に発生するムラを減じることができる。
【0029】また、請求項20記載の発明は、前記ハロゲ
ン化銀感光材料を記録素子の配列方向とは垂直方向に移
動と停止を繰り返す移動制御を行なう移動制御手段を設
け、該移動制御手段の移動制御に基づいて前記ハロゲン
化銀感光材料が移動中に、前記記録素子の1ライン分の
発光開始から発光終了までに要する時間の50%以上を用
いて記録を行なう構成としたものである。
【0030】これによれば、移動しながら露光すること
によって、各画素領域の濃度が均一化されるとともに、
階調制御の応答性を改善することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について以下に
図面を参照しながら説明するが、本発明はこの実施形態
に限定されるものではない。図1は、画像形成方法の概
略構成図であり、図示しない搬送駆動源によって回転駆
動する銀塩写真感光材料の移動制御手段である支持ドラ
ム1によってロールから繰り出される銀塩写真感光材料
であるカラー写真用印画紙2(以後、単に印画紙と称す
る。)が矢印方向へ搬送されると、一列又は複数列のア
レイ状に配列された記録素子が設けられている赤色光源
プリントヘッド30a、緑色光源プリントヘッド30b
及び青色光源プリントヘッド30cがプリントヘッド制
御部40によって画像データに応じて露光制御されて、印
画紙2の所定位置に色毎に順次露光し、カラー画像の潜
像を形成している。こうした露光プロセスが終了する
と、印画紙2は支持ドラム1によって次なる処理のため
に現像プロセスへ搬送される。
【0032】なお、各プリントヘッドには一列または複
数列のアレイ状光源が使用されており、赤色光源プリン
トヘッド30aには従来から一般的に採用されているL
ED光源が、また、緑色光源プリントヘッド30b及び
青色光源プリントヘッド30cには、比較的に高輝度、
高速応答でカラーフィルタで容易に色分解できる真空蛍
光プリントヘッド(Vacuum Fluoresce
nt Print Headのことで、以後単にVFP
Hと称する。)が採用されている。また、印画紙2はロ
ール状としたがカット紙であってもかまわない。また、
印画紙の移動手段はベルトに乗せて搬送するなど、他の
方法でも良い。
【0033】プリントヘッド下方には支持ドラム1を介
して受光センサ55が配されており、記録前に各プリント
ヘッド30a,30b,30cからの照射光を受光し、
その強度を内部の光電変換素子によって電気信号に変換
した後、補正処理部60に出力する。補正処理部60では該
電気信号を入力すると各プリントヘッド30a,30
b,30cの発光特性の補正を行なうようにプリントヘ
ッド制御部40に補正データを出力すると、プリントヘッ
ド制御部40は該補正データに基づいて各プリントヘッド
30a,30b,30cの発光特性を調整している。
【0034】図2は1色分のプリントヘッドへの画像デ
ータの書込み動作を説明する図である。図においてプリ
ントヘッド制御部40は、各色毎に8ビットのデジタル値
で階調を表した画像データが入力されると、前述した補
正データに基づいて画像データに対して補正処理を行な
い、個々の記録素子に対する1ライン画素分のシリアル
のデジタル画像データに変換するとともに、画像ビット
データをラッチ回路32への転送のためのセットパルス信
号と、発光時間を制御すためのイネーブル信号を生成し
て1色分のプリントヘッド30に出力する。ここで、画像
ビットデータとは、画像データのうちの特定ビットのデ
ータのことである。
【0035】まず、プリントヘッド30においてプリント
ヘッド制御部40から1ライン分の画像ビットデータとし
てMSB(最上位ビット)のデータがシフトレジスタ31
に転送されると、セットパルス信号がラッチ回路32に入
力し、該セットパルス信号に同期してMSBのデータが
ラッチ回路32に1ライン分まとめてラッチされる。そし
て、階調に応じたイネーブル信号がドライバ回路33に入
力することで、イネーブル信号の時間幅の区間に一列ま
たは複数列のアレイ状に配列された記録素子の各記録素
子毎に駆動制御してラッチされた画像データに応じた発
光を行なわせる。すなわち、ラッチされたデータが”
1”である素子を、選択的にドライバ回路33が記録素子
アレイ34に対して駆動信号を送出し、イネーブル信号の
時間幅だけ発光させる。照射光はセルフォックレンズア
レイ35を介して印画紙2に結像し、潜像を形成する。こ
のような処理をMSBからLSB(最下位ビット)まで
順次全8ビットに対して行なうことで1ライン分の記録
を終了する。なお、上記1色について説明したが、3色
とも同様の制御が行なわれる。なお、ビットの順番はL
SBから処理するなど、他の順番でもよく、限定されな
い。
【0036】緑色、青色成分に発光特性を持つVFPH
にはセルフォックレンズアレイ35下部に図示していない
各々緑色、青色の各色分解フィルタが配されており、プ
リントヘッド制御部40は、各色毎に転送されてくる画像
データを搬送されてくる印画紙2の所定位置に記録する
ように、3つのプリントヘッド30が順次露光タイミング
をずらしながら記録制御を行なっているために、適性な
カラー画像の記録を行なうことができる。緑色光源用の
フィルターとしては緑色フィルターのかわりに黄フィル
ターを用いても良い。また、プリントヘッド制御部40
は、支持ドラム1によって印画紙2が移動中に1ライン
分の記録が50%以上が行なわれるように、プリントヘッ
ド30に対して記録制御を行なうことでライン間における
記録画像が連続し、その結果ムラの発生を防止し、濃度
変調による滑らかな連続階調を実現することができる。
【0037】なお、本実施形態には記録素子アレイ34と
してLEDアレイとVFPHを採用しているが、発光体
+シャッターアレイ(液晶シャッターアレイ、PLZT
シャッターアレイ等)、レーザーを並べたレーザーアレ
イ(LDレーザーアレイ等)を適宜組み合わせても良
い。また、露光用感材として塩化銀を含むカラー写真用
印画紙2としたが、画像濃度を面積変調で制御できる所
謂軟調なハロゲン化銀カラー感光材料であれば適用でき
るものである。さらに、アレイは感光材料の感色性に合
うものならよく、カラーの場合は、1本に3色分の光源
を配した3色制御でも良い。
【0038】LEDアレイの中ではGaAlAsやGa
AsPを材料としたものが発光効率が高い素子であり、
特に650 〜 680nmに急峻な発光波長ピークを有するも
のがハロゲン化銀カラー感光材料の赤色感光層を選択的
に効率よく感光させることが可能である。また、数ns
ecオーダーでの高速のオン・オフ制御が可能であり、
厳密な露光時間制御に特に適している。
【0039】VFPHは、ここでは酸化亜鉛蛍光体(Z
nO:Zn)を用いており青色〜緑色にわたる広いスペ
クトル領域での発光が生じるため、色フィルタとの組み
合わせでハロゲン化銀カラー感光材料の青色感光層及び
緑色感光層をそれぞれ選択的に発光させることができ
る。また、発光効率が比較的高く、発光時の温度変化も
小さいので、温度変化に起因する発光ピーク波遷移も小
さく、波長選択性の高いハロゲン化銀感光材料への露光
効率も安定している。
【0040】記録素子アレイ34として、液晶シャッタ+
発光体を使用した場合は、アレイの他2次元化の可能性
が高く、記録の高速化および画像の大型化に特に適して
いる。また、2次元化の場合は、各素子の露光時間を長
くとっても画像出力全体の速度は遅くならないようにす
ることが可能であり、複数回露光により生じる階調の不
連続性は小さく、良好な階調となる。また、LEDアレ
イ、VFPH、強誘電性液晶シャッターは高速なスイッ
チング特性であり、複数回露光により生じる階調に不連
続性は小さく良好な階調となる。
【0041】また、本実施形態はハロゲン化銀感材など
の軟調な階調特性の感光材料へ適用することで最も高い
効果が得られ、発光時間制御の効果が微小領域の濃度制
御となる忠実な濃度変調画像となるため、滑らかでピク
トリアルな画質を得ることができる。図3はプリントヘ
ッド制御部40の詳細ブロック図を示すもので、以下その
動作説明を行なう。
【0042】まず、乗算器41は上述した補正処理部60で
得られた発光特性の補正を行なうべく画像データと補正
データを乗算することで該画像データを補正して、イン
ターフェース42に出力する。CPU43はインターフェー
ス42を介してカウンタ44に1ライン分の画素をカウント
するカウント初期値をセットしてカウンタ44を起動する
とともに、入力切換用のデマルチプレクサ45を制御す
る。これを受けてカウンタ44はカウントを開始してカウ
ント値をデマルチプレクサ45に出力すると、該カウンタ
値に基づいて画像データの8ビット×1ライン分の画像
データをラインメモリ46に書き込む。
【0043】1ライン目の画像データのラインメモリ46
への書込みが終了すると、ラインメモリ46からマルチプ
レクサ48に1ライン目の画像ビットデータがMSBから
LSBまで順次出力されプリントヘッド30へ転送され
る。一方、2ライン目の画像データはデマルチプレクサ
45によって出力経路を切り換えられてラインメモリ47の
方へ書き込まれる。このように、現ラインの画像ビット
データをプリントヘッド30へ転送している間には、次ラ
インの画像データが他方のラインメモリに書き込む処理
を繰り返して行なっているために、ライン毎の画像デー
タは時間的に停滞することなく継続して出力することが
できる。
【0044】カウンタ49はCPU43の制御をもとに画像
ビットデータのマルチプレクサ48への転送時間をカウン
トしてカウントアップ信号をセットパルス信号発生回路
50に出力すると、該セットパルス信号発生回路50は画像
ビットデータがプリントヘッド30に転送終了したタイミ
ングでセットパルス信号を発生してプリントヘッド30に
出力するとともに、イネーブル信号発生回路52にもセッ
トパルス信号を出力する。
【0045】一方、カウンタ51はCPU43の制御をもと
に予め8ビットの各ビット毎に割り付けられた濃度値に
対応するイネーブル時間をカウントしてイネーブル信号
発生回路52に出力すると、該イネーブル信号発生回路52
は濃度値を表す8ビットのMSBから、そのビットに対
応するイネーブル時間を持つイネーブル信号をセットパ
ルス信号の発生を受けて発生し、プリントヘッド30に出
力するとともに、CPU43にも出力する。そして、CP
U43はこれを受けて次なるセットパルス信号を発生すべ
くカウンタ49を制御する。こうした一連の動作を繰り返
すことでセットパルス信号、イネーブル信号及び画像ビ
ットデータは1ライン毎にMSBからLSBまで順次相
互にタイミングがとられてプリントヘッド30へ出力され
る。
【0046】図4は補正データ処理部の概略ブロック図
を示している。受光センサ駆動系62は受光センサ制御部
61の制御のもとに受光センサ55の受光制御を行なう。す
なわち、印画紙2の記録が開始される前に受光センサ55
を色毎に設けられた3つのプリントヘッド30の結像位置
に移動して受光を行なう。この際、支持ドラム1には受
光センサ55が読み取りを行なうための微小間隔のスリッ
トが設けられており、このスリットを介して順次、色毎
の照射光を受光している。
【0047】受光センサ55から出力されたアナログ電気
信号は増幅回路64で増幅され、続いてA/D変換器でデ
ジタル電気信号に変換されメモリ67に記憶される。次
に、補正データ演算部68にて必要に応じた演算処理が施
され、補正データを算出し、補正メモリ66にルックアッ
プテーブルとして入力して記憶させる。または、外部よ
り補正メモリ66に補正データをルックアップテーブルと
して入力して記憶させても良い。ルックアップテーブル
により、受光強度に対応した補正データが出力されるよ
うになっている。
【0048】図5はプリントヘッド制御部40からプリン
トヘッド30bに出力される出力信号のタイミングチャー
トを示している。各画素について8ビットで構成される
濃度値に展開処理された画像データのうち、まず1ライ
ン分のMSBが300 μsecかけて出力されてプリント
ヘッド30bに転送された後、セットパルス信号とイネー
ブル信号が出力される。イネーブル信号間のインターバ
ル時間は300 μsecに設定している。
【0049】この時、各色毎のイネーブル信号の期間は そして、この場合であれば、ある1素子に対してMSB
からLSBまでの全てのイネーブル信号に対してラッチ
データすなわちビット値が”1”であって、発光が生じ
ることになれば最大濃度を示すことになる。プリントヘ
ッド30a,30cも同様の制御が行なわれる。
【0050】このように、青色、緑色、赤色の各ビット
のイネーブル信号をハロゲン化銀カラー感光材料の各感
光層の感度、階調特性に合わせて設定できるので、これ
に応じて各記録素子を個別に複数回のオン・オフ記録駆
動することにより、より一層装置の複雑化・高コスト化
を招くことなくハロゲン化銀カラー感光材料の特性を生
かした高解像度の連続階調画像をハロゲン化銀カラー感
光材料上に記録することができる。
【0051】ハロゲン化銀カラー感光材料の特性である
間欠露光効果により、高感度と低感度の差が大きくなっ
て、露光時の色にごりが小さくなり、色分離が良くな
る。例えば、カラー印画紙の高濃度域について言えば、
緑色露光により青色露光もわずかに露光されので、現像
後マゼンタにイエローが入り、イエローのにごりとなる
が、複数回のオン・オフ露光によって青色感光層による
イエローのにごりが減少し、高画質とすることができ
る。
【0052】また、電子写真方式のような硬調な記録媒
体やハロゲン化銀感光材料でもモノクロ感材のように銀
像を形成する、所謂銀現像方式のものは画素の広がりが
少ないので面積変調的になり、画素単位のザラツキ感が
あって画質が良くない。さらに、各画素が広がらずはっ
きりしているため、カラー画像の場合は例えばイエロ
ー、マゼンタ、シアンの各画素の位置のずれがモアレと
なって画質の劣化を起こしやすいため、各色の位置合わ
せに高精度を要する。
【0053】これに対し、ハロゲン化銀カラー感光材料
のように現像により色素像を形成する所謂発色現像方式
のものは、複数回のオン・オフによる画素の広がりがさ
らに広くなり、各画素領域の濃度が均一化の方向とな
り、画素単位のザラツキ感が小さくなり高画質となる。
また、各色の位置合わせの高精度化のための装置の複雑
化、高コスト化を招くことがない。このように、本実施
形態では、装置の複雑化・高コスト化を招くことなく印
画紙2の露光特性を生かした高解像度の連続階調記録を
行なうことができる。
【0054】この装置を用いて画像出力を行なった種々
の実施形態を以下に示す。 実施形態1 赤色光源プリントヘッド30aであるLEDアレイにおい
て、以下の手順で補正を行い、評価画像の出力を行なっ
た。なお、評価画像は、以下の2種を用いた。 画像A:低濃度〜中濃度の5段階の濃度の均一ベタ画
像。 画像B:グレーのグラデーションをバックに人のアップ
を含む画像。 1)印画紙2上の濃度値が約1.0 となる画像データ値で
全記録素子を発光させ、印画紙2に露光、現像処理を行
い補正用の画像を得る。 2)上記操作で得られた補正用画像を濃度測定装置(コ
ニカマイクロデンシトメータPDM−5 TYPE B
R :コニカ株式会社製)を用いて、プリントヘッド30
aの配列方向に濃度測定を行い、濃度データを得る。 3)図11は、この様にして得られた濃度データの一例で
ある。
【0055】該データは、各記録素子の位置に対して濃
度データがピークを示す形状となっており、これに基づ
き全記録素子についてそれぞれ、濃度ピーク位置(i)
を検出する。 4)上記で得られたピーク位置(i)の前後に位置する
数データ(ここでは前後5データ)をピーク濃度データ
と合わせて積算し、積算濃度(Di )算出する。全記録
素子についても同様に行なう。 5)得られた積算濃度(Di )と基準積算濃度(D0
(全積算濃度値の平均値)との濃度比より、補正値(C
i )を算出し、補正メモリ66に保存する。
【0056】Ci =D0 /Di 6)乗算器41において評価用画像データと補正データを
乗算し、該画像データを補正して印画紙2に露光を行な
う。 7)露光した印画紙2を所定の現像処理を行い、評価用
画像を得る。 実施形態2 赤色光源プリントヘッド30aであるLEDアレイにおい
て、以下の手順で補正を行い、評価画像の出力を行なっ
た。なお、評価画像は実施形態1と同様である。 1)濃度値が異なる複数の画像データ値で全記録素子を
発光させ、印画紙2に露光、現像処理を行い補正用の画
像を得る。 2)上記操作で得られた補正用画像を実施態様1と同様
に濃度測定を行い、各記録素子ごとに画像データ値の異
なる複数の積算濃度値を得る。 3)全記録素子について、画像データ値(記録素子の光
量に比例)と濃度値との関係を求め、目標特定濃度(例
えば濃度1.0 )となる時の画像データ値を光量(Pi
として、前記関係より算出する。 4)得られた光量(Pi )と基準光量(P0 )(全光量
値の平均値)との光量比より、補正値(Ci )を算出
し、補正メモリ66に保存する。
【0057】Ci =P0 /Pi 5)得られた補正値(Ci )に基づき、実施形態1と同
様の方法で補正を行い、評価画像を得る。 比較例1 赤色光源プリントヘッド30aであるLEDアレイにおい
て、以下の手順で補正を行い、評価画像の出力を行なっ
た。なお、評価画像は実施形態1と同様である。 1)1記録素子(i番目の素子)を発光させた状態で、
受光センサ55で輝度(Ei )を測定する。 2)上記測定を、受光センサ制御部61に基づく受光セン
サ駆動系61の制御により、各素子について順次行なう。 3)補正データ演算部68において、得られた輝度
(Ei )と基準輝度(E0 )との輝度比より、補正値
(Ci )を算出し、補正メモリ66に保存する。
【0058】Ci =E0 /Ei 4)乗算器41において評価用画像データと補正データを
乗算し、該画像データを補正して印画紙2に露光を行な
う。 5)露光した印画紙2を所定の現像処理を行い、評価用
画像を得る。 比較例2 赤色光源プリントヘッド30aであるLEDアレイにおい
て、以下の手順で補正を行い、評価画像A,Bの出力を
行なった。なお、評価画像は実施形態1と同様である。 1)特定の画像データ値で1記録素子(i番目の素子)
を発光させると、図5のタイミングチャートのように画
像データ値に応じて複数回発光が行なわれる。
【0059】この状態で、受光センサ55ですべての発光
の積算光量(Ii )を測定する。 2)上記測定を、受光センサ制御部61に基づく受光セン
サ駆動系61の制御により、各素子について順次行なう。 3)補正データ演算部68において、得られた輝度
(Ii )と基準輝度(I0 )との輝度比より、補正値
(Ci )を算出し、補正メモリ66に保存する。
【0060】Ci =I0 /Ii (I0 として測定した
全素子の平均光量を用いた) 4)得られた補正値(Ci )に基づき、比較例1と同様
の方法で補正を行い、評価画像を出力する。 これら得られた画像について、画像Aについては濃度ム
ラ、画像Bについては濃度ムラと階調性を、各々目視評
価した。
【0061】実施形態1は、評価画像Aについては、比
較例1、2に比べて、各濃度において、ムラが少なく均
一な画像であった。また、評価画像Bについては、実施
形態1は比較例1、2に比べて、バックのグラデーショ
ンや人物の肌の部分において、ムラが少なく、階調のつ
ながりが良い高画質な画像であった。また、実施形態2
は、評価画像Aについては、実施形態1に比べて、補正
の精度が向上しており、よりムラの少ない、より均一な
画像であった。評価画像Bについては、実施形態2は実
施形態1に比べて、よりムラの少なく、より階調につな
がりの良い高画質な画像であった。
【0062】実施形態1、2では、濃度測定のための装
置として、コニカマイクロデンシトメータPDM−5
TYPE BR :コニカ株式会社製を用いたが、市販
のフラットベットスキャナー、ドラムスキャナー等の各
種スキャナーを用いて同様の評価を行なったところ、ほ
ぼ同様の効果を得ることができた。また、基準積算濃度
(D0 )、基準積算光量(P0 )として、全記録素子の
平均値を用いたが全記録素子中の最大値又は最小値を基
準として同様の評価を行なったところ、ほぼ同様の効果
を得ることができた。
【0063】また、補正用画像及び評価画像として印画
紙(ハロゲン化銀写真感光材料用ペーパー)を用いた
が、ハロゲン化銀感光材料としては、としては、透明、
半透明の印画紙、ネガフィルム、リバーサルフィルム、
リバーサルペーパー、可視〜赤外の波長に感光するも
の、モノクロ感光材料、自己処理液を有する感光材料
(インスタント感光材料)等の感光材料についても同様
の効果を得ることができる。
【0064】特に、塩化銀感光材料に場合は濃度ムラ補
正の効果が大きく、好ましい。また、補正用画像の感光
材料と実際に画像形成に用いる感光材料は異なっていて
も良いが、感光材料の特性を含んで補正が可能となるな
どの点で、同じ感光材料を用いることが好ましい。ま
た、必要に応じて、得られた補正値を用いて補正を行な
って補正用画像を出力し、同様の方法で補正値を求める
ことを繰り返しても良い。
【0065】実施形態3 赤色光源プリントヘッド30aであるLEDアレイにおい
て、以下の手順で補正を行い、評価画像A,Bの出力を
行なった。 1)隣接2記録素子(i番目とi+1番目の記録素子)
を発光させた状態で、受光センサ55で2記録素子の合計
輝度(E2i )を測定する。センサは2記録素子の輝度
を同時に測定できるだけ充分大きなものを用いた。 2)上記測定を、受光センサ制御部61に基づく受光セン
サ駆動系61の制御により、各記録素子について順次行な
う。 3)補正データ演算部68において、測定値(E2i )に
下記の平均処理を行い、各記録素子の輝度(Ei )を求
める。
【0066】Ei ={E2i +(E2i+1 )}/4 4)得られた輝度(Ei )に基づき、実施形態1と同様
の方法で補正を行い、評価画像を出力する。 得られた画像について、実施形態1と同様の評価を行な
った。評価画像Aについては、実施形態3は比較例1に
比べて、各濃度において、大きなピッチのムラが少な
く、均一な画像であった。
【0067】また、評価画像Bについては、実施形態3
は、比較例1に比べて、バックのグラデーションや人物
の肌の部分において、大きなピッチのムラが少なく、階
調のつながりの良い高画質な画像であった。実施形態3
では、1つのセンサをアレイにそって移動させながら、
各記録素子の測定を行なったが、複数のセンサを用いて
もほぼ同様の効果を得ることができる。また、リニアC
CDなどのようなセンサアレイを用いて、センサの移動
をさせずに測定しても、ほぼ同様の効果を得ることがで
きる。
【0068】また、各素子の輝度(Ei )を平均処理に
より求めたが、演算処理はこれに限定されるものではな
い。中央値など他の演算処理でも、各記録素子の輝度
(Ei)を求めることにより、ほぼ同様の効果を得るこ
とができる。さらに、2記録素子同時発光の例で示した
が、測定数はこれに限定されるものではない。複数記録
素子同時発光であれば、適切な演算処理により各記録素
子の輝度(Ei )を求めることにより、ほぼ同様の効果
を得ることができる。
【0069】実施形態4 赤色光源プリントヘッド30aであるLEDアレイにおい
て、以下の手順で補正を行い、評価画像A,Bの出力を
行なった。 1)LEDアレイを構成するチップ(本実施形態では12
8 画素)において、受光センサ55で下記に示す条件での
輝度(E1(j),E2(j),E3(j),E4
(j))を測定する。(j:チップ内記録素子番号) E1(j) 1記録素子(j番目の素子)を発光させた
状態で測定した輝度。 E2(j) 隣接2記録素子(j番目とj+1の記録素
子)を発光させた状態で測定した2記録素子の合計輝
度。 E3(j) 隣接3記録素子(j−1番目とj+1番目
の記録素子)を発光させた状態で測定した3記録素子の
合計輝度。 E4(j) 隣接4記録素子(j−1番目とj番目とj
+1番目とj+2番目の記録素子)を発光させた状態で
測定した4記録素子の合計輝度。
【0070】なお、センサは4記録素子の輝度を同時に
測定できるだけ充分大きなものを用いた。 2)上記測定を、受光センサ制御部61に基づく受光セン
サ駆動系61の制御により、各記録素子について順次行な
う。 3)補正データ演算部68において、測定値(E1
(j),E2(j),E3(j),E4(j))をもと
に演算処理を行い、チップ内の全記録素子での1記録素
子の輝度(E128 (j))を求める。
【0071】本実施形態では、下記の演算処理を行なっ
た。 ・E1(j)を基準に、光量変化率R2(j),R3
(j),R4(j)を求める(図12参照) R2(j)=(E2(j)−(E1(j)+E1(j+1)))/(E1 (j)+E1(j+1)) R3(j)=(E3(j)−(E1(j−1)+E1(j)+E1(j+ 1)))/(E1(j−1)+E1(j)+E1(j+1)) R4(j)=(E4(j)−(E1(j−1)+E1(j)+E1(j+1 )+E1(j+2)))/(E1(j−1)+E1(j)+E 1(j+1)+E1(j+2)) ・各光量変化率R2(j),R3(j),R4(j)を
2次関数で回帰し、 R2(X)=A(2)×X2 +B(2)×X+C(2) R3(X)=A(3)×X2 +B(3)×X+C(3) R2(X)=A(4)×X2 +B(4)×X+C(4) A(2)、A(3)、A(4)を求める。
【0072】・A(y)=d×ln(y)で回帰し、A
(128 )を求める。 ・チップ内の全記録素子発光状態での光量変化率R128
(X)=A(128 )×X2 +B(128 )×X+C(128
)、及びその傾きS128 (X)=2×A(128 )×X
+B(128 )において、チップの中心付近(X=63)で
それぞれ、0になると仮定して、B(128 )、C(128
)を求める。
【0073】・得られた光量変化率R128 (X)=A
(128 )×X2 +B(128 )×X+C(128 )を用い、
画素ばらつきの補正値(C(i))を算出する。(j:
チップ内記録素子番号) j=1〜32 C(i)=1/E1(j)×R128 k(32) j=33〜96 C(i)=1/E1(j)×R128 k(j) j=97〜128 C(i)=1/E1(j)×R128 k(97) 4)各チップごとに上記補正値求めることにより、各記
録素子の補正値(Ci )を算出し、補正メモリ66に保存
する。 5)得られた補正値(Ci )に基づき、実施形態1と同
様の方法で補正を行い、評価画像を出力した。
【0074】得られた画像について実施形態1と同様の
評価を行なった。評価画像Aについては、実施形態4
は、実施形態3に比べて、各濃度において、さらに、細
かいピッチのムラも少なく、より均一な画像であった。
また、評価画像Bについては、実施形態4は、実施形態
3に比べて、さらに、細かいピッチのムラも少なく、よ
り階調のつながりの良い高画質な画像であった。
【0075】実施形態4では、演算処理により、チップ
内の全記録素子同時発光状態での1記録素子の輝度を求
めたが、実際の画像出力するのにより近い状態(複数記
録素子同時発光状態)での1記録素子の輝度を求めれば
良く、ほぼ同様の効果得ることができる。また、演算処
理の方法は本実施形態に限定されない。用いるアレイ光
源の特性に応じた適切な演算処理により、複数記録素子
同時発光状態での1記録素子の輝度を求めることによ
り、ほぼ同様の効果を得ることができる。例えば、2次
関数やln関数で回帰する部分は、用いるアレイ光源の
特性に応じて適切な関数を用いれば良い。
【0076】実施形態4では、1記録素子を発光させた
状態での測定値を用いて、隣接2,3,4記録素子同時
発光状態での測定値を演算処理することにより、各記録
素子の補正値(Ci )を求めたが、1記録素子を発光さ
せた状態での測定値を用いて、複数記録素子同時発光状
態での測定値を適切な演算処理し、各記録素子の補正値
(Ci )を求めることにより、ほぼ同様の効果を得るこ
とができる。
【0077】実施形態5 緑色光源プリントヘッド30bである黄色フィルターを配
したVFPHにおいて、以下の手順で補正を行い、評価
画像A,Bの出力を行なった。 1)全記録素子を発光させた状態で、受光センサ55で1
記録素子(i番目の記録素子)の輝度(Ei )を測定す
る。受光センサ55は他の素子からの光を受けないように
アパーチャで遮光し、測定すべき1画素からの光のみを
測定することが可能なセンサを用いた。 2)上記測定を、受光センサ制御部61に基づく受光セン
サ駆動系61の制御により、各記録素子について順次行な
う。 3)得られた輝度(Ei )に基づき、実施形態1と同様
の方法で補正を行い、評価画像を出力する。
【0078】比較例3 緑色光源プリントヘッド30bである黄色フィルターを配
したVFPHにおいて、以下の手順で補正を行い、評価
画像A,Bの出力を行なった。 1)1記録素子(i番目の記録素子)のみ発光させた状
態で、受光センサ55で輝度(Ei )を測定する。 2)上記測定を、受光センサ制御部61に基づく受光セン
サ駆動系61の制御により、各記録素子について順次行な
う。 3)得られた輝度(Ei )に基づき、比較例1と同様の
方法で補正を行い、評価画像を出力する。
【0079】得られた画像について、実施形態1と同様
の評価を行なった。評価画像A,Bともに実施形態5は
比較例3に比べて、ムラが少なく均一で階調のつながり
の良い高画質な画像であった。実施形態5では、アパー
チャで遮光したセンサを用いたが、指向性の高いセンサ
を用いたり、レンズを用いて集光したり、光ファイバー
を用いて特定画素の光のみ導くことなどにより、他の素
子からの光を受けない測定方法を用いれば、ほぼ同様の
効果を得ることができる。
【0080】実施形態6赤色光源プリントヘッド30aで
あるLEDアレイ、緑色光源プリントヘッド30 bである黄色フィルターを配したVFPH、青色光源プ
リントヘッド30cである青色フィルターを配したVFP
Hにおいて、以下の手順で補正を行い、評価画像Bの出
力を行なった。
【0081】プリントヘッド30a,30b,30cとも実施
形態2と同様の方法で補正を行い、評価画像を出力し
た。 比較例4 プリントヘッド30a,30b,30cとも比較例2と同様の
方法で補正を行い、評価画像を出力した。
【0082】得られたカラー画像について、濃度ムラと
階調性を、目視評価した。実施形態6は比較例4に比べ
てバックのグラデーションや人物の肌の部分において、
ムラが少なく、階調のつながりが良い高画質な画像であ
った。 実施形態7 プリントヘッド30aは実施形態5と同様の方法で補正を
行い、プリントヘッド30b,30cは実施形態4と同様の
方法で補正を行い、評価画像を出力した。
【0083】比較例5 プリントヘッド30a,30b,30cとも比較例3と同様の
方法で補正を行い、評価画像を出力した。得られたカラ
ー画像について、濃度ムラと階調性を目視評価した。実
施形態7は比較例5に比べてバックのグラデーションや
人物の肌の部分において、ムラが少なく、階調のつなが
りが良い高画質な画像であった。
【0084】実施形態6、7では、濃度測定と輝度測定
の例をあげたが、濃度測定と輝度測定を組み合わせて用
いても良い。また、濃度測定手段や輝度測定手段を画像
形成装置に組み込んでも良いし、組み込まなくても良
い。上述実施形態では、補正を行なうアレイそのものを
用いて、補正値を得る手段の例をあげたが、例えば、同
じ種類のアレイにおいて、アレイ内の各記録素子の発光
特性のバラツキがほぼ同じ特性である場合は、予め同じ
種類の別アレイにおいて補正値を求めておき、この補正
値を用いて補正を行なうというように、補正を行なうア
レイと補正値を得るアレイが異なっても良い。
【0085】上述実施形態では、補正は補正値のい乗算
によるものであったが、補正方法はこれに限定されず、
加算、減算、除算による補正でも同様の効果を得ること
ができる。また、記録素子が一列に並んだアレイを用い
たが、記録素子が複数列並んだアレイにおいても各プリ
ントヘッドの結像位置と感光材料上の記録位置とをタイ
ミングを適切にとり露光制御を行なうことで、同様の効
果を得ることができる。
【0086】なお、本実施形態では、2値の光源を用い
て、画像データを2進数で表した時の各桁の重みに応じ
てイネーブル信号を設定したが、多値制御の光源を用い
てそれに応じたイネーブル信号の設定でも良い、例えば
各記録素子16レベル(4ビット)の制御可能な光源を用
いて2回露光のイネーブル信号を設定することにより、
256 階調を制御するという方法などである。また、多値
制御の光源としては発光時間だけでなしに、発光光度を
変えることができる光源を用いて適切なイネーブル信号
を設定しても良い。
【0087】ここで、各イネーブル信号間のインターバ
ル時間を2μs以上に設定しているため、直前のイネー
ブル信号によって生ずる発光の履歴の影響を減じること
ができるので、イネーブル信号の時間幅で階調特性を制
御することが可能となる。もし、インターバル時間が2
μsより短い場合は、前回の発光と次の発光との間の記
録素子あるいは感光材料の物理的状態がその特性により
オン・オフに完全に追従せず、連続的に発光している場
合に近い状態になったり、記録素子の発光立ち上がりが
前回の発光による物理的変化(温度変化などを含む)の
影響を受けて通常の場合と異なった効果になったり、制
御不可能な露光効果の変動が現れる恐れがあるが、2μ
s以上とすれば上記影響が極めて小さくなる。
【0088】図6は印画紙上に記録される画素のサイズ
を示した図である。記録素子アレイ34の各素子から照射
された光はセルフォックレンズアレイ35を介して印画紙
2上に結像する。ここで、記録素子アレイ34の配列方向
で1画素の照射サイズをa、記録ピッチをbとし、該配
列方向とは垂直方向(走査方向)で1画素の照射サイズ
をA、記録ピッチをBとした場合に、照射サイズ及び記
録ピッチの画質に対する影響について実験を行なった。
各記録素子の露光量の補正量は、実施形態1〜7のよう
な方法で行なう。
【0089】まず、各色の記録素子アレイ34の照射サイ
ズと記録ピッチを以下のようにし、図5で説明した方式
で各色階調が0 〜255 のウェッジパターンを露光出力し
た。 赤色 緑色 青色 配列方向 照射サイズ(a) 55 50 50 記録ピッチ(b) 62.5 62.5 62.5 走査方向 照射サイズ(A) 35 35 35 記録ピッチ(B) 62.5 62.5 62.5 (単位はμm) その結果、図8に示すように緑色露光によるマゼンタ発
色のウェッジ、赤色露光によるシアン発色のウェッジ、
青色露光によるイエロー発色のウェッジについての濃度
特性は同等の滑らかな連続階調を再現した実験結果を得
られた。
【0090】また、 赤色 緑色 青色 配列方向 照射サイズ(a) 40 35 35 記録ピッチ(b) 62.5 62.5 62.5 (単位はμm) に変更し、走査方向については上記と同様の条件とした
場合には低濃度部分での階調が不連続で、最高飽和濃度
も白抜けが存在し、ベタ黒より幾分低濃度になる実験結
果となった。
【0091】また、 赤色 緑色 青色 配列方向 照射サイズ(a) 82 82 82 記録ピッチ(b) 62.5 62.5 62.5 (単位はμm) に変更し、走査方向については上記と同様の条件とした
場合には、1素子の露光域が大きく、微細パターンの描
写性が低下した鮮鋭性の低い実験結果になった。
【0092】さらに、 赤色 緑色 青色 配列方向 照射サイズ(a) 55 50 50 記録ピッチ(b) 62.5 62.5 62.5 走査方向 照射サイズ(A) 15 12 12 記録ピッチ(B) 62.5 62.5 62.5 (単位はμm) に変更した場合には高濃度部分で白抜けが生じ、最高飽
和濃度がやや低下する実験結果となった。
【0093】また、 赤色 緑色 青色 配列方向 照射サイズ(a) 55 50 50 記録ピッチ(b) 62.5 62.5 62.5 走査方向 照射サイズ(A) 75 75 75 記録ピッチ(B) 62.5 62.5 62.5 (単位はμm) に変更した場合には画素の重なりが生じ、1ライン毎に
オン・オフ交互に記録を繰り返した際に目視した濃度が
やや上昇する実験結果となった。
【0094】以上の実験結果から明らかなように、記録
素子の配列方向の記録ピッチに対する記録素子配列方向
の照射サイズの比率は0.7 以上1.1 以下の範囲、記録素
子配列の垂直方向の記録ピッチに対する記録素子垂直方
向の照射サイズの比率は0.3以上1.0 以下の範囲にある
ときに、連続的な階調特性を得ることができる。また、 赤色 緑色 青色 配列方向 照射サイズ(a) 55 50 50 記録ピッチ(b) 62.5 62.5 62.5 走査方向 照射サイズ(A) 35 35 35 記録ピッチ(B) 62.5 62.5 62.5 (単位はμm) の条件で、1ライン分の発光開始から発光終了までに要
する時間の該1ライン分記録時間サイクルに対する比率
Cを以下のとおり変化させ、実験を行なった。
【0095】C=0.18、C=0.3 、C=0.68、
C=0.8 は高濃度部分で白抜けが生じ、最高飽和濃度がやや低
下し、は微細パターンの描写性が低下したのに対し、
、はこれらの問題もなく滑らかな連続階調となる実
験結果になった。このように、0.8 ≦A/B+C≦1.3
の関係を満たす記録を行なうと、より連続的な階調特性
を得ることができる。
【0096】また、各色毎のイネーブル信号の発生区間
のようにイネーブル信号を2n T+t(nは0,1,
2,・・7でイネールブル信号の各時間幅を画像データ
の階調に応じたデジタル値とした際のデジタル値の桁、
Tは単位時間、tは正または負の一定時間で本実施形態
では5μsとした)と変更したものでは、図9の緑色露
光によるマゼンタ発色のウェッジ濃度特性が示すように
イネーブル信号の時間幅を各カウンタ値に対する信号毎
に個別に調整することができるため、各測定ポイントが
連続的すなわち均等になってさらに滑らかな階調記録を
行なうことができる。なお、赤色露光によるシアン発色
のウェッジ、青色露光によるイエロー発色のウェッジに
ついても同等な結果が得られている。
【0097】このように、従来にあっては各色ごとの記
録素子の応答特性や、感材の特性による階調の不連続の
ため、ニュートラルにおいて濃度によって、微妙な色バ
ランスの変化があったが、本実施形態においては階調が
連続的になり、滑らかな階調となる結果、ニュートラル
性が改善され、画質が向上する。図7はプリントヘッド
制御部40からの出力信号の他の実施形態を示すタイミン
グチャートである。
【0098】これは、各画素の濃度に応じた回数だけ記
録素子を駆動するn進(例えば256階調の場合はn=
256)カウンタを設け、カウンタ値と各画素の濃度値
を比較して、濃度値の方が大きい時にはシフトレジスタ
31に1を転送し続けるのでその間は駆動信号がアクティ
ブ状態となる。そして、濃度値の方が小さくなった時に
は0を転送してアクティブ状態を終了するので画素の濃
度に応じた駆動信号だけが許可状態になる。そして、駆
動信号がアクティブになる単位時間を毎回青色は12μ
s、緑色は20μs、赤色は40μsとして発光制御を行な
うものである。すなわち、256階調の場合、1画素に
ついて256回のイネーブル信号が発生して階調を表現
することになる。この方法によっても図8と同様な緑色
露光によるマゼンタ発色のウェッジ濃度特性を得られる
ことが確認できた。なお、赤色露光によるシアン発色の
ウェッジ、青色露光によるイエロー発色のウェッジにつ
いても同等な結果が得られている。このように、本実施
形態によれば、ビットごとにイネーブル信号を設定する
必要がなく、簡単な構成で良好な階調を得ることができ
る。
【0099】また、イネーブル信号の発生期間を緑色に
ついては n進カウンタが0 1×14.5μs 1 (100.01−1)×14.5μs 2 (100.02−100.01)×14.5μs 3 (100.03−100.02)×14.5μs ・ ・ ・ ・ i (100.01i −100.01(i-1) )×14.5μs ・ ・ ・ ・ 255 (102.55−102.54)×14.5μs 青色については n進カウンタが0 1×8.7 μs 1 (100.01−1)×8.7 μs 2 (100.02−100.01)×8.7 μs 3 (100.03−100.02)×8.7 μs ・ ・ ・ ・ i (100.01i −100.01(i-1) )×8.7 μs ・ ・ ・ ・ 255 (102.55−102.54)×8.7 μs また、赤色については n進カウンタが0 1×29μs 1 (100.01−1)×29μs 2 (100.02−100.01)×29μs 3 (100.03−100.02)×29μs ・ ・ ・ ・ i (100.01i −100.01(i-1) )×29μs ・ ・ ・ ・ 255 (102.55−102.54)×29μs と変更した場合には低濃度が階調レベルが連続的とな
り、その結果、図10の緑色露光によるマゼンタ発色のウ
ェッジ濃度特性が示すように滑らかな連続階調を再現し
た実験結果を得られた。なお、赤色露光によるシアン発
色のウェッジ、青色露光によるイエロー発色のウェッジ
についても同等な結果が得られている。このように、こ
の実施形態によればイネーブル信号の幅を自由に可変で
きるので装置の出力特性や感材の特性に応じて階調特性
を調整することが可能となる。
【0100】また、印画紙の移動と停止を繰り返しなが
ら露光を行い、1ライン分の発光開始から発光終了まで
に要する時間の中で移動中である時間の比率rt を50%
と30%に変えて実験を行なった。rt =30%では画像に
ザラツキ感があるのに対し、rt =50%では各画素領域
の濃度が均一化されザラツキ感もなく、また、小さい画
像信号レベルから各画素領域の中で飽和濃度に達するこ
とがなく、階調応答性が良く良好な階調となる実験結果
になった。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1,2,2
1,22記載の発明によれば、より実際の画像記録の状態
に近い複数の記録素子が駆動した状態で光量を求め補正
を行なうことにより、装置の複雑化・高コスト化を招く
ことなく各記録素子の発光特性のバラツキによる濃度ム
ラを減少でき、高解像度連続階調画像が得られ高画質の
画像を形成できる。
【0102】また、請求項3記載の発明によれば、濃度
測定値は実際の画像出力時の記録素子の駆動状態に等し
い状態での光量データとして扱うことが可能で、一層濃
度ムラの少ない良質な画像を得ることが可能となる。ま
た、請求項4記載の発明によれば、複数回露光の場合で
発生する発光時間と濃度の関係を求め、これに基づく補
正を行なうため、発光時間と濃度との関係の不連続性の
影響で生じる濃度ムラをより精度良く除去でき一層濃度
ムラの少ない良質な画像を得ることが可能となる。
【0103】また、請求項5記載の発明によれば、実際
の画像記録の状態での光量データを直接得ることにより
制御が簡便となるほか、濃度ムラが減少し高画質とな
る。また、請求項6記載の発明によれば、1記録素子の
発光状態での測定値を合わせて用いることにより大きな
ピッチムラだけでなく、1画素毎の細かい濃度ムラをも
軽減することができ、高画質となる。
【0104】また、請求項7記載の発明によれば、複数
記録素子発光の状態で直接1記録素子の測光を行なうた
め、一層高精度に補正量を算出することができ、高画質
となる。また、請求項8記載の発明によれば、ドライバ
手段がハロゲン化銀感光材料に対して該イネーブル信号
の時間幅に応じた複数回のオン・オフ記録駆動を行なう
ことで、より装置の複雑化・高コスト化を招くことなく
高画質の連続階調記録を行なうことができる。
【0105】また、請求項9記載の発明によれば、ハロ
ゲン化銀カラー感光材料の各感光層の感度、階調特性に
合わせて各色のイネーブル信号を設定できるので、より
装置の複雑化・高コスト化を招くことなくハロゲン化銀
カラー感光材料の特性を生かした高解像度の連続階調画
像を該ハロゲン化銀カラー感光材料上に記録することが
できる。また、ハロゲン化銀カラー感光材料の特性であ
る間欠露光効果により、感度の高低差が大きくなり、露
光時の色にごりが小さくなって色分離が改善されるほ
か、各ドットの広がりがさらに広がって、各ドット領域
の濃度が均一化され各色の位置合わせによる装置の複雑
化・高コスト化を招くことなく高画質の連続階調記録を
行なうことができる。
【0106】また、請求項10記載の発明によれば、前記
一列または複数列のアレイ状に配列された複数の記録素
子を、LEDアレイ又は真空蛍光管アレイ又は液晶シャ
ッターアレイを有する発光体とすることで階調の不連続
性を小さくすることができる。また、請求項11記載の発
明によれば、塩化銀感光材料の場合は、特に複数回露光
による多重露光効果や間欠露光効果の影響による濃度ム
ラが大きく、本発明による効果がより大きい。また、現
像処理を高速に行なうことができる。
【0107】また、請求項12記載の発明によれば、画像
データの濃度値に対応するイネーブル信号を装置の複雑
化、高コスト化を招くことなく設定することができる。
また、請求項13記載の発明によれば、tを増減すること
でイネーブル信号の時間幅を個々に調整することができ
るためより滑らかな階調記録を行なうことができる。
【0108】また、請求項14記載の発明によれば、装置
をより簡単な構成にして同様な階調記録を実現できる。
また、請求項15記載の発明によれば、前記イネーブル信
号の一定時間幅を微調整することができるので装置の出
力特性に応じて階調特性を調整することが可能となる。
【0109】また、請求項16記載の発明、請求項17記載
の発明、請求項18記載の発明によれば、より連続的な階
調特性を得ることができる。また、請求項19記載の発明
によれば、イネーブル信号の時間幅で階調特性を制御す
ることが可能となるほか、移動しながら露光を行なう場
合には、ドットの広がりが生じて面積変調時に発生する
記録ムラを減じることができる。
【0110】また、請求項20記載の発明によれば、移動
しながら露光することによって、各ドット領域の濃度が
均一化されるとともに、階調制御の応答性を改善するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における画像形成方法の概略
構成図
【図2】本発明の実施形態におけるプリントヘッドへの
画像データの書込み動作を説明する図
【図3】本発明の実施形態におけるプリントヘッド制御
部の詳細ブロック図
【図4】本発明の実施形態における補正データ処理部の
概略ブロック図
【図5】本発明の実施形態におけるプリントヘッド制御
部からの出力信号のタイミングチャート
【図6】本発明の実施形態における印画紙上に記録され
る画素のサイズを示した図
【図7】本発明の他の実施形態におけるプリントヘッド
制御部からの出力信号を示すタイミングチャート
【図8】本発明の実施形態における濃度特性を示す図
【図9】本発明の実施形態における濃度特性を示す図
【図10】本発明の実施形態における濃度特性を示す図
【図11】本発明の実施形態における濃度データの一例を
示す図
【図12】本発明の実施形態における光量変化率を示す図
【図13】本発明の実施形態における記録素子の発光特性
パターンを示す図
【符号の説明】 1 支持ドラム 2 印画紙 30 プリントヘッド 40 プリントヘッド制御部 55 受光センサ 60 補正処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/23 103 B41J 3/21 T 1/407 H04N 1/40 101E // G03C 5/08 (72)発明者 岡内 謙 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内 (72)発明者 犬井 正男 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一列又は複数列のアレイ状に配列され独立
    してオン・オフ可能な複数の記録素子が、画像データに
    応じて同一又は異なる時間幅の組み合わせにより複数回
    のオン・オフ駆動を行なうことにより、ハロゲン化銀感
    光材料に露光を行なう画像形成方法において、 前記記録素子の複数個を駆動した状態で、前記記録素子
    毎の光量データを求め、該光量データに基づき、前記各
    記録素子の露光量の補正量を求めることを特徴とする画
    像形成方法。
  2. 【請求項2】一列又は複数列のアレイ状に配列され独立
    してオン・オフ可能な複数の記録素子が、画像データに
    応じて同一又は異なる時間幅の組み合わせにより複数回
    のオン・オフ駆動を行なうことにより、ハロゲン化銀感
    光材料に露光を行なう画像形成方法において、 前記記録素子と同じ種類の記録素子の複数個を駆動した
    状態で、前記記録素子毎の光量データに基づき、前記各
    記録素子の露光量の補正量を求めることを特徴とする画
    像形成方法。
  3. 【請求項3】前記記録素子の複数個を駆動した状態で、
    前記ハロゲン化銀感光材料に露光を行い、露光された前
    記ハロゲン化銀感光材料の濃度を測定することにより、
    光量データを得ることを特徴とする請求項1又は2記載
    の画像形成方法。
  4. 【請求項4】前記濃度と前記光量データとの関係を求
    め、該関係に基づいて前記濃度を光量データに変換し、
    前記各記録素子の露光量の補正量を求めることを特徴と
    する請求項3記載の画像形成方法。
  5. 【請求項5】前記記録素子の複数個を同時に駆動発光さ
    せ、露光量を測定することにより光量データを求めるこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成方法。
  6. 【請求項6】前記光量データと、前記記録素子を単独で
    駆動発光させ、露光量を測定することにより求めた単独
    光量データとを用いて前記各記録素子の露光量の補正量
    を求めることを特徴とする請求項5記載の画像形成方
    法。
  7. 【請求項7】前記記録素子毎に露光量を測定することに
    より光量データを得ることを特徴とする請求項5記載の
    画像形成方法。
  8. 【請求項8】画素列毎に画像データをラッチ手段に格納
    し、 該ラッチ手段に画像データがラッチされる毎に、イネー
    ブル信号発生手段により、データ値に応じて同一または
    異なる時間幅の組み合わせに変換したイネーブル信号を
    段階的に発生し、 段階的に発生する前記イネーブル信号に基づいて、ドラ
    イバ手段により、前記イネーブル信号の時間幅に応じて
    前記各記録素子を個別に複数回のオン・オフ記録駆動を
    行なうことによりハロゲン化銀感光材料に画像を形成す
    ることを特徴とする請求項1乃至7記載の画像形成方
    法。
  9. 【請求項9】前記イネーブル信号発生手段が段階的に発
    生するイネーブル信号により設定される前記各記録素子
    の全記録時間の長短が画像データの階調の大小に対応す
    るように、前記ドライバ手段が前記イネーブル信号の時
    間幅に応じた複数回のオン・オフ記録駆動を行い、 前記ハロゲン化銀感光材料がハロゲン化銀カラー感光材
    料であり、前記記録素子からなる、前記ハロゲン化銀カ
    ラー感光材料の感色性の異なる複数の感光層に対応する
    複数の色光を制御するための記録ヘッドにより画像を形
    成する請求項8記載の画像形成方法。
  10. 【請求項10】前記記録ヘッドがLEDアレイ、真空蛍光
    管アレイ又は液晶シャッターアレイであることを特徴と
    する請求項8又は請求項9記載の画像形成方法。
  11. 【請求項11】前記記録素子が塩化銀感光材料であるカラ
    ー写真用印画紙を露光することにより画像を形成するこ
    とを特徴とする請求項8乃至請求項10記載の画像形成方
    法。
  12. 【請求項12】前記段階的に発生するイネーブル信号の各
    時間幅を画像データの階調に応じた多値のデジタル値と
    した際に、前記ドライバ手段は前記デジタル値を2進数
    で表したときの各桁の重みに応じて前記各時間幅を順次
    変えて前記各記録素子を個別にオン・オフ記録駆動する
    ことを特徴とする請求項8乃至請求項11記載の画像形成
    方法。
  13. 【請求項13】前記ドライバ手段が前記イネーブル信号を
    n T+t(nは0,1,2,・・・でイネールブル信
    号の各時間幅を画像データの階調に応じたデジタル値と
    した際のデジタル値の桁、Tは単位時間、tは正または
    負の一定時間)となる各時間幅で前記各記録素子を個別
    にオン・オフ記録駆動することを特徴とする請求項12記
    載の画像形成方法。
  14. 【請求項14】前記段階的に発生するイネーブル信号の各
    時間幅を一定とし、前記ドライバ手段は画像データ値の
    回数分だけ前記各記録素子を個別にオン・オフ記録駆動
    することを特徴とする請求項8乃至請求項11記載の画像
    形成方法。
  15. 【請求項15】前記イネーブル信号発生手段は前記段階的
    に発生するイネーブル信号の一定時間幅を可変設定する
    ことを特徴とする請求項14記載の画像形成方法。
  16. 【請求項16】前記一列又は複数列のアレイ状に配列され
    た複数の記録素子の配列方向の記録ピッチに対する単一
    記録素子配列方向の照射サイズの比率が0.7 以上1.2 以
    下であることを特徴とする請求項8乃至請求項15記載の
    画像形成方法。
  17. 【請求項17】前記一列又は複数列のアレイ状に配列され
    た複数の記録素子配列の垂直方向の記録ピッチに対する
    単一記録素子垂直方向の照射サイズの比率が0.3 以上1.
    0 以下であることを特徴とする請求項8乃至請求項16記
    載の画像形成方法。
  18. 【請求項18】前記一列又は複数列のアレイ状に配列され
    た複数の記録素子配列の単一記録素子垂直方向の照射サ
    イズをAとし、記録素子垂直方向の記録ピッチをBと
    し、1ライン分の発光開始から発光終了までに要する時
    間の該1ライン分記録時間サイクルに対する比率をCと
    した場合に、 0.8 ≦A/B+C≦1.3 の関係を満たす記録を行なうことを特徴とする請求項8
    乃至請求項16記載の画像形成方法。
  19. 【請求項19】前記段階的に行なう階調記録に際し、各イ
    ネーブル信号間における該信号が休止するインターバル
    時間を2マイクロ秒以上に設定して記録することを特徴
    とする請求項8乃至請求項18記載の画像形成方法。
  20. 【請求項20】前記ハロゲン化銀感光材料を記録素子の配
    列方向とは垂直方向に移動と停止を繰り返す移動制御を
    行なう移動制御手段を設け、前記記録素子の1ライン分
    の発光開始から発光終了までに要する時間の50%以上が
    該移動制御手段の移動制御に基づいて前記ハロゲン化銀
    感光材料が移動中であることを特徴とする請求項8乃至
    請求項19記載の画像形成方法。
  21. 【請求項21】一列又は複数列のアレイ状に配列され独立
    してオン・オフ可能な複数の記録素子が、画像データに
    応じて同一又は異なる時間幅の組み合わせにより複数回
    のオン・オフ駆動を行ない、ハロゲン化銀感光材料に露
    光を行なうことにより画像を形成する画像形成装置にお
    いて、前記記録素子の複数個を駆動した状態で、前記記
    録素子毎の光量データを求め、該光量データに基づき求
    めた前記各記録素子の露光量の補正量により前記記録素
    子を補正をする制御手段を有することを特徴とする画像
    形成装置。
  22. 【請求項22】一列又は複数列のアレイ状に配列され独立
    してオン・オフ可能な複数の記録素子が、画像データに
    応じて同一又は異なる時間幅の組み合わせにより複数回
    のオン・オフ駆動を行ない、ハロゲン化銀感光材料に露
    光を行なうことにより画像を形成する画像形成装置にお
    いて、 前記記録素子と同じ種類の記録素子の複数個を駆動した
    状態で、前記記録素子毎の光量データを求め、該光量デ
    ータに基づき求めた前記各記録素子の露光量の補正量に
    より前記記録素子を補正する制御手段を有することを特
    徴とする画像形成装置。
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