JPH0823004B2 - ハニカムサンドイッチ構造体用接着剤およびハニカムサンドイッチ構造体 - Google Patents
ハニカムサンドイッチ構造体用接着剤およびハニカムサンドイッチ構造体Info
- Publication number
- JPH0823004B2 JPH0823004B2 JP1173610A JP17361089A JPH0823004B2 JP H0823004 B2 JPH0823004 B2 JP H0823004B2 JP 1173610 A JP1173610 A JP 1173610A JP 17361089 A JP17361089 A JP 17361089A JP H0823004 B2 JPH0823004 B2 JP H0823004B2
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- adhesive
- panel
- group
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Description
【発明の詳細な説明】 (イ) 発明の目的 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ハニカムパネルすなわちハニカムサンドイ
ッチ構造体を組み立てるのに適した高剥離接着強度、耐
衝撃性及び接着耐久性に優れた接着組成物、および該接
着組成物を用いて形成したハニカムサンドイッチ構造体
に関するものである。
ッチ構造体を組み立てるのに適した高剥離接着強度、耐
衝撃性及び接着耐久性に優れた接着組成物、および該接
着組成物を用いて形成したハニカムサンドイッチ構造体
に関するものである。
ハニカムサンドイッチ構造体は、2枚の硬質板状体
(面材)間にハニカムコアを貼り合わせた構造からな
り、軽量化材その他の機能を持たせた部材として航空
機、自動車、車輌、建築材等の分野で広く利用されてい
る。
(面材)間にハニカムコアを貼り合わせた構造からな
り、軽量化材その他の機能を持たせた部材として航空
機、自動車、車輌、建築材等の分野で広く利用されてい
る。
車輌、建築用内装材等に用いられている余り強度、耐
水性、耐熱性等が要求されない比較的安価なハニカムサ
ンドイッチ構造体は、従来、硬質板状間に、エポキシ樹
脂ウレタンプレポリマー、合成ゴムなどを主体とした液
状の接着組成物を厚塗り塗工した後、両塗工面にフェノ
ール含浸紙などのハニカムコアを設けて両側から常温又
は加熱圧着して貼り合わせるという方法で作られてい
た。ところがこの方法で使用されるエポキシ樹脂などを
主体とした接着剤は硬くて脆いため、作製されたパネル
は外部衝撃に弱く、面板の部分的な剥離を引きおこすお
それがあり、又、コア材自体の強度も低いため、使用上
制限があった。
水性、耐熱性等が要求されない比較的安価なハニカムサ
ンドイッチ構造体は、従来、硬質板状間に、エポキシ樹
脂ウレタンプレポリマー、合成ゴムなどを主体とした液
状の接着組成物を厚塗り塗工した後、両塗工面にフェノ
ール含浸紙などのハニカムコアを設けて両側から常温又
は加熱圧着して貼り合わせるという方法で作られてい
た。ところがこの方法で使用されるエポキシ樹脂などを
主体とした接着剤は硬くて脆いため、作製されたパネル
は外部衝撃に弱く、面板の部分的な剥離を引きおこすお
それがあり、又、コア材自体の強度も低いため、使用上
制限があった。
一方、航空機などに用いられるハニカムサンドイッチ
構造体は、ハニカムコアと面板との接着強度を大きくし
て安全性を高度に維持させる必要があることから、加熱
硬化型のシート状接着剤いわゆるプレプリグと称する接
着剤を、面板の所望接着面に設置し、プレスで長時間、
高温、加圧下で接着剤を硬化せしめることにより組み立
てられるが、かかる方法は、接着工程が繁雑で、生産性
が悪い上組み立て時に、面材、コア材などの熱膨張差、
温度差または接着剤の加熱硬化収縮等によりパネルに熱
変形が起こり、高い表面精度が得られにくい問題点があ
った。
構造体は、ハニカムコアと面板との接着強度を大きくし
て安全性を高度に維持させる必要があることから、加熱
硬化型のシート状接着剤いわゆるプレプリグと称する接
着剤を、面板の所望接着面に設置し、プレスで長時間、
高温、加圧下で接着剤を硬化せしめることにより組み立
てられるが、かかる方法は、接着工程が繁雑で、生産性
が悪い上組み立て時に、面材、コア材などの熱膨張差、
温度差または接着剤の加熱硬化収縮等によりパネルに熱
変形が起こり、高い表面精度が得られにくい問題点があ
った。
他方、近年では、パネル構成材料の多様化に伴ない、
パラボラアンテナ反射鏡などの曲面パネルの構造や、金
属パネルの表層を有機塗料、無機塗料により化粧化した
り、塩ビ、テフロン、PETなどのプラスチックシートを
積層した、いわゆる化粧パネルを製造する場合が多くあ
るが、そのような場合にも上記方法では、化粧層の熱変
質が生じ、加熱プレス圧着が不可能なため、適用できな
い欠点があった。従って、常温接着が可能で作業性に優
れ、かつ構造部材に適用できる高強度、高耐久性、高耐
衝撃性を有するハニカムサンドイッチ構造体用の接着剤
開発が強く望まれている。
パラボラアンテナ反射鏡などの曲面パネルの構造や、金
属パネルの表層を有機塗料、無機塗料により化粧化した
り、塩ビ、テフロン、PETなどのプラスチックシートを
積層した、いわゆる化粧パネルを製造する場合が多くあ
るが、そのような場合にも上記方法では、化粧層の熱変
質が生じ、加熱プレス圧着が不可能なため、適用できな
い欠点があった。従って、常温接着が可能で作業性に優
れ、かつ構造部材に適用できる高強度、高耐久性、高耐
衝撃性を有するハニカムサンドイッチ構造体用の接着剤
開発が強く望まれている。
さらに最近、カーテンウオールや外壁パネルなどの建
築用外装材として、ほうろう処理を施した鋼板の裏面に
ALC板や珪酸カルシウム板その他の耐火ボードを接着し
た外装パネルが、美観および耐久性の点から広く用いら
れるようになり、さらにその軽量化および表面平滑性向
上のため、ほうろう処理鋼板にアルミハニカムコアと裏
板とを接着してハニカムパネルとする試みがなされてい
る。この外壁等に用いるほうろうハニカムパネルは、1
枚のほうろう鋼板の4周を浅く折り曲げて得られる、た
とえば添付図面の第1図における主板部1、折曲片部2
の各部分を構成成分とする箱構造のほうろうパネル3
と、アルミハニカムコア4と、裏当て板5とを接着剤で
接着して製造されるが、ほうろうパネルのガラス層と鉄
層とでは鉄の熱膨張率がガラスより格段に大きいため、
接着後の加熱養性および冷却等の過程で、ほうろうハニ
カムパネル自体に歪みが生じる傾向があり、その際基材
と接着剤との間に大きな応力が発生する。従って、ほう
ろうハニカムパネル用の接着材としては、上記応力を接
着剤層内で分散緩和することができ、しかも構造体の形
状維持性にも優れる接着剤が求められているが、未だ性
能的に満足なものは得られていないのが現状である。
築用外装材として、ほうろう処理を施した鋼板の裏面に
ALC板や珪酸カルシウム板その他の耐火ボードを接着し
た外装パネルが、美観および耐久性の点から広く用いら
れるようになり、さらにその軽量化および表面平滑性向
上のため、ほうろう処理鋼板にアルミハニカムコアと裏
板とを接着してハニカムパネルとする試みがなされてい
る。この外壁等に用いるほうろうハニカムパネルは、1
枚のほうろう鋼板の4周を浅く折り曲げて得られる、た
とえば添付図面の第1図における主板部1、折曲片部2
の各部分を構成成分とする箱構造のほうろうパネル3
と、アルミハニカムコア4と、裏当て板5とを接着剤で
接着して製造されるが、ほうろうパネルのガラス層と鉄
層とでは鉄の熱膨張率がガラスより格段に大きいため、
接着後の加熱養性および冷却等の過程で、ほうろうハニ
カムパネル自体に歪みが生じる傾向があり、その際基材
と接着剤との間に大きな応力が発生する。従って、ほう
ろうハニカムパネル用の接着材としては、上記応力を接
着剤層内で分散緩和することができ、しかも構造体の形
状維持性にも優れる接着剤が求められているが、未だ性
能的に満足なものは得られていないのが現状である。
本発明は、ハニカムコア材を表面材と裏面材の間には
さんだハニカムサンドイッチ構造体を製造するに際し、
ハニカムコアと表面材や裏面材とを接着するために用い
られる、剥離接着強度や、衝撃接着強さおよび耐久性に
優れる常温硬化型接着剤、および強度および耐久性の優
れたハニカムサンドイッチ構造体を提供することを目的
とする。
さんだハニカムサンドイッチ構造体を製造するに際し、
ハニカムコアと表面材や裏面材とを接着するために用い
られる、剥離接着強度や、衝撃接着強さおよび耐久性に
優れる常温硬化型接着剤、および強度および耐久性の優
れたハニカムサンドイッチ構造体を提供することを目的
とする。
(ロ) 発明の構成 〔課題を解決するための手段〕 本発明者らは、前記問題点を解決すべく鋭意検討を重
ねた結果、エポキシ基と反応しうる官能基およびケイ素
原子含有反応性基を分子中に共有するゴム質系有機重合
体とエポキシ樹脂を有効成分とする積層用接着剤組成物
が、常温で速やかに硬化するため、作業性に優れ、かつ
接着特性において剥離強度および衝撃強度の優れたハニ
カムサンドイッチ構造体を得られることを見出し、本発
明を完成するに至った。
ねた結果、エポキシ基と反応しうる官能基およびケイ素
原子含有反応性基を分子中に共有するゴム質系有機重合
体とエポキシ樹脂を有効成分とする積層用接着剤組成物
が、常温で速やかに硬化するため、作業性に優れ、かつ
接着特性において剥離強度および衝撃強度の優れたハニ
カムサンドイッチ構造体を得られることを見出し、本発
明を完成するに至った。
すなわち、請求項1記載の第1発明は、アミノ基、メ
ルカプト基、エポキシ基およびカルボキシル基からなる
群から選ばれた官能基とケイ素原子含有反応性基とを併
せ有する硬化剤であるゴム質系有機重合体、およびエポ
キシ樹脂からなる常温硬化型ハニカムサンドイッチ構造
体用接着剤である。
ルカプト基、エポキシ基およびカルボキシル基からなる
群から選ばれた官能基とケイ素原子含有反応性基とを併
せ有する硬化剤であるゴム質系有機重合体、およびエポ
キシ樹脂からなる常温硬化型ハニカムサンドイッチ構造
体用接着剤である。
また請求項2記載の第2発明は、主板部の周囲に折曲
片部を連設した金属板製のパネルの少なくとも表面側に
ほうろう層を設けたほうろうパネルと、裏当て板との間
に、アルミハニカムコアをはさみ、該ほうろうパネルと
該アルミハニカムコアとの間および該アルミハニカムコ
アと該裏当て板との間を、請求項1記載の接着剤により
接着して成るハニカムサンドイッチ構造体である。
片部を連設した金属板製のパネルの少なくとも表面側に
ほうろう層を設けたほうろうパネルと、裏当て板との間
に、アルミハニカムコアをはさみ、該ほうろうパネルと
該アルミハニカムコアとの間および該アルミハニカムコ
アと該裏当て板との間を、請求項1記載の接着剤により
接着して成るハニカムサンドイッチ構造体である。
以下、本発明について、さらに詳しく説明する。なお
特記しない限り、「本発明」とは第1発明および第2発
明を総称するものとする。
特記しない限り、「本発明」とは第1発明および第2発
明を総称するものとする。
[エポキシ樹脂] 本発明において、接着剤組成物における主要構成成分
であるエポキシ樹脂は、特に制限はなく、例えばビスフ
ェノールAにエピクロルヒドリンを反応させて得られる
ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF/エ
ピクロルヒドリンの反応により製造されるビスフェノー
ルF型エポキシ樹脂、テトラブロモビスフェノールAを
ベースとした臭素化エポキシ樹脂、ノボラック樹脂にエ
ピクロルヒドリンを反応させ、グリシジル化したノボラ
ック型エポキシ樹脂、水添ビスフェノールA型エポキシ
樹脂、フタル酸ジグリシジルエステル等のグリシジルエ
ステル型エポキシ樹脂、テトラグリシジルメタキシリレ
ンジアミン等のグリシジルアミン型エポキシ樹脂、ヒダ
ントイン環をグリシジル化したヒダントイン型エポキシ
樹脂、トリアジン環を有するトリアリルイソシアヌレー
トをグリシジル化したトリグリシジルイソシアヌレー
ト、脂肪族エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂等が挙げ
られる。
であるエポキシ樹脂は、特に制限はなく、例えばビスフ
ェノールAにエピクロルヒドリンを反応させて得られる
ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF/エ
ピクロルヒドリンの反応により製造されるビスフェノー
ルF型エポキシ樹脂、テトラブロモビスフェノールAを
ベースとした臭素化エポキシ樹脂、ノボラック樹脂にエ
ピクロルヒドリンを反応させ、グリシジル化したノボラ
ック型エポキシ樹脂、水添ビスフェノールA型エポキシ
樹脂、フタル酸ジグリシジルエステル等のグリシジルエ
ステル型エポキシ樹脂、テトラグリシジルメタキシリレ
ンジアミン等のグリシジルアミン型エポキシ樹脂、ヒダ
ントイン環をグリシジル化したヒダントイン型エポキシ
樹脂、トリアジン環を有するトリアリルイソシアヌレー
トをグリシジル化したトリグリシジルイソシアヌレー
ト、脂肪族エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂等が挙げ
られる。
上記エポキシ樹脂のうち なるエポキシ基を分子中に少なくとも2個以上有する化
合物からなるエポキシ樹脂が、硬化後、接着剤の耐熱
性、耐久性を向上させる上で好ましい。また、上記エポ
キシ樹脂を2種類以上併用することも可能で、特にビス
フェノールA型エポキシ樹脂とノボラック型エポキシ樹
脂、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、/グリシジルア
ミン型エポキシ樹脂との組み合せが、接着性、耐熱性、
耐水性の点で好ましい。
合物からなるエポキシ樹脂が、硬化後、接着剤の耐熱
性、耐久性を向上させる上で好ましい。また、上記エポ
キシ樹脂を2種類以上併用することも可能で、特にビス
フェノールA型エポキシ樹脂とノボラック型エポキシ樹
脂、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、/グリシジルア
ミン型エポキシ樹脂との組み合せが、接着性、耐熱性、
耐水性の点で好ましい。
[ゴム質系有機重合体] 本発明において、前記エポキシ樹脂に添加する硬化剤
として用いるゴム質系有機重合体は、エポキシ基と反応
する官能基である、アミノ基、メルカプト基、エポキシ
基およびカルボキシル基からなる群から選ばれた官能基
とケイ素原子含有反応性基とを併せ有するゴム質系有機
重合体であり、その重合体骨格としては、たとえばプロ
ピレンオキシド、エチレンオキシド、テトラヒドロフラ
ンなどの環状エーテルの重合で得られるポリエーテル
系;アジピン酸などの2塩基酸とグリコールとの組合せ
またはラクトン類の開環重合で得られるポリエステル
系;エチレン−プロピレン共重合体系;ポリイソブチレ
ンまたはイソブチレンとイソプレンなどとの共重合体
系;ポリクロロプレン;ポリイソプレンまたはイソプレ
ンとブタジエン、スチレン、アクリロニトリルなどとの
共重合体系;ポリブタジエンまたはブタジエンとスチレ
ン、アクリロニトリルなどとの共重合体系;ポリイソプ
レン、ポリブタジエンまたはイソプレンとブタジエンと
の共重合体を水素添加して得られるポリオレフィン系;
エチルアクリレート、ブチルアクリレートなどのモノマ
ーをラジカル重合して得られるポリアクリル酸エステル
または前記アクリル酸エステルと酢酸ビニル、アクリロ
ニトリル、スチレン、エチレンなどとの共重合体系;本
発明に用いるゴム系有機重合体中でビニルモノマーを重
合して得られるグラフト重合体系;ポリサルファイド系
などの重合体等が挙げられる。
として用いるゴム質系有機重合体は、エポキシ基と反応
する官能基である、アミノ基、メルカプト基、エポキシ
基およびカルボキシル基からなる群から選ばれた官能基
とケイ素原子含有反応性基とを併せ有するゴム質系有機
重合体であり、その重合体骨格としては、たとえばプロ
ピレンオキシド、エチレンオキシド、テトラヒドロフラ
ンなどの環状エーテルの重合で得られるポリエーテル
系;アジピン酸などの2塩基酸とグリコールとの組合せ
またはラクトン類の開環重合で得られるポリエステル
系;エチレン−プロピレン共重合体系;ポリイソブチレ
ンまたはイソブチレンとイソプレンなどとの共重合体
系;ポリクロロプレン;ポリイソプレンまたはイソプレ
ンとブタジエン、スチレン、アクリロニトリルなどとの
共重合体系;ポリブタジエンまたはブタジエンとスチレ
ン、アクリロニトリルなどとの共重合体系;ポリイソプ
レン、ポリブタジエンまたはイソプレンとブタジエンと
の共重合体を水素添加して得られるポリオレフィン系;
エチルアクリレート、ブチルアクリレートなどのモノマ
ーをラジカル重合して得られるポリアクリル酸エステル
または前記アクリル酸エステルと酢酸ビニル、アクリロ
ニトリル、スチレン、エチレンなどとの共重合体系;本
発明に用いるゴム系有機重合体中でビニルモノマーを重
合して得られるグラフト重合体系;ポリサルファイド系
などの重合体等が挙げられる。
エポキシ基と反応する官能基として前記したアミノ基
は、1級アミノ基、2級アミノ基または3級アミノ基の
いずれであっても良い。
は、1級アミノ基、2級アミノ基または3級アミノ基の
いずれであっても良い。
また、ケイ素原子含有反応性基は、メトキシ基および
エトキシ基等のアルコキシ基または塩素原子および臭素
原子等のハロゲン原子等の加水分解性基、または水酸基
がケイ素原子に結合した構造を有する反応性基であり、
具体的には、次に示すような基が挙げられる。
エトキシ基等のアルコキシ基または塩素原子および臭素
原子等のハロゲン原子等の加水分解性基、または水酸基
がケイ素原子に結合した構造を有する反応性基であり、
具体的には、次に示すような基が挙げられる。
特に第2発明において用いる接着剤のゴム質有機重合
体として、ポリエーテル系重合体を重合体骨格とするも
のを用いれば、エポキシ樹脂との相溶性に優れるため接
着性が良好であるとともに固化後の接着剤層が可撓性に
富み、またアミノ基とアルコキシ基がケイ素原子に結合
した反応性基とを併せ有するゴム質系有機重合体を用い
ると、エポキシ基と反応性が優れた良好な接着性が得ら
れるので、特に建築用外装パネルとして好適なハニカム
サントイッチ構造体を得ることができる。
体として、ポリエーテル系重合体を重合体骨格とするも
のを用いれば、エポキシ樹脂との相溶性に優れるため接
着性が良好であるとともに固化後の接着剤層が可撓性に
富み、またアミノ基とアルコキシ基がケイ素原子に結合
した反応性基とを併せ有するゴム質系有機重合体を用い
ると、エポキシ基と反応性が優れた良好な接着性が得ら
れるので、特に建築用外装パネルとして好適なハニカム
サントイッチ構造体を得ることができる。
さらに第2発明においては、ゴム質系有機重合体の数
平均分子量は、5000〜20000の範囲内とすることが好ま
しく、該分子量が5000未満の場合は接着性、可撓性、耐
熱性が劣り、また20000を越えると硬化剤液従って接着
剤の流動性が小さくて作業性および接着性が劣り、接着
強度および気温、日照等によるヒートサイクル下におけ
る耐久性を要求される建築用外装パネルの構成用には適
さない。
平均分子量は、5000〜20000の範囲内とすることが好ま
しく、該分子量が5000未満の場合は接着性、可撓性、耐
熱性が劣り、また20000を越えると硬化剤液従って接着
剤の流動性が小さくて作業性および接着性が劣り、接着
強度および気温、日照等によるヒートサイクル下におけ
る耐久性を要求される建築用外装パネルの構成用には適
さない。
本発明において好ましく使用することができる代表的
なゴム質系有機重合体としては、鐘淵化学工業(株)製
の商品明カネカサイリル5B25(ポリプロピレンオキサイ
ドを骨格とし、分子鎖末端に一級のアミノ基および反応
性シリル基を有する液状重合体)等がある。
なゴム質系有機重合体としては、鐘淵化学工業(株)製
の商品明カネカサイリル5B25(ポリプロピレンオキサイ
ドを骨格とし、分子鎖末端に一級のアミノ基および反応
性シリル基を有する液状重合体)等がある。
前記エポキシ樹脂(A)に対するゴム質系有機重合体
(B)の使用割合は、重量比で(A)/(B)=90/10
〜30/70の範囲が好ましい。(A)/(B)の割合が90/
10を超えると、接着組成物の可とう性が低下し、ハニカ
ムパネルの耐衝撃強度や、剥離接着強度が低下し、一方
(A)/(B)の割合が30/70未満であると、接着組成
物の剛性が低下し、ハニカムパネルのせん断接着強さ
や、耐熱強度が低下する。更に好ましく配合比は、
(A)/(B)=60/40〜40/60である。
(B)の使用割合は、重量比で(A)/(B)=90/10
〜30/70の範囲が好ましい。(A)/(B)の割合が90/
10を超えると、接着組成物の可とう性が低下し、ハニカ
ムパネルの耐衝撃強度や、剥離接着強度が低下し、一方
(A)/(B)の割合が30/70未満であると、接着組成
物の剛性が低下し、ハニカムパネルのせん断接着強さ
や、耐熱強度が低下する。更に好ましく配合比は、
(A)/(B)=60/40〜40/60である。
特に第2発明においては、接着剤硬化物のショア硬度
Dが20〜70の接着剤を使用することが好ましい。硬化物
のショア硬度Dが20〜70の接着剤は、ゴム質系有機重合
体としてポリエーテルを骨格とする数平均分子量が5000
〜20000の重合体を使用すれば、エポキシ樹脂と、前記
(A)/(B)=60/40〜40/60の割合で配合することに
よって得られる。
Dが20〜70の接着剤を使用することが好ましい。硬化物
のショア硬度Dが20〜70の接着剤は、ゴム質系有機重合
体としてポリエーテルを骨格とする数平均分子量が5000
〜20000の重合体を使用すれば、エポキシ樹脂と、前記
(A)/(B)=60/40〜40/60の割合で配合することに
よって得られる。
ショア硬度Dが70を越える接着剤を使用すると、得ら
れるパネル構造体において基材変形に伴って生じる応力
の分散緩和が劣り曲げ部で接着剤の剥がれが起こり、一
方20未満であるとパネル構造体の変形が顕著になる。
れるパネル構造体において基材変形に伴って生じる応力
の分散緩和が劣り曲げ部で接着剤の剥がれが起こり、一
方20未満であるとパネル構造体の変形が顕著になる。
上記エポキシ樹脂とゴム質状有機重合体との硬化反応
を促進させる目的で、触媒を少量用いることが好まし
く、かかる触媒としては、有機ケイ素チタン酸塩、オク
チル酸錫、ジブチル錫ジアセテート、ジブチル錫ジラウ
レート等のカルボン酸塩およびジブチルアミン−2−エ
チルヘキソエート等のアミン塩等が挙げられる。触媒の
添加方法は、作業性および安定性の面から、予めエポキ
シ樹脂中に添加しておくことが好ましい。
を促進させる目的で、触媒を少量用いることが好まし
く、かかる触媒としては、有機ケイ素チタン酸塩、オク
チル酸錫、ジブチル錫ジアセテート、ジブチル錫ジラウ
レート等のカルボン酸塩およびジブチルアミン−2−エ
チルヘキソエート等のアミン塩等が挙げられる。触媒の
添加方法は、作業性および安定性の面から、予めエポキ
シ樹脂中に添加しておくことが好ましい。
本発明においては、上記ゴム質系有機重合体とともに
以下に示すようなアミン系有機化合物をエポキシ樹脂の
硬化剤として用いることができる。
以下に示すようなアミン系有機化合物をエポキシ樹脂の
硬化剤として用いることができる。
アミン系有機化合物としては、トリエチレンテトラミ
ン、テトラエチレンペンタミン、ジエチルアミノプロピ
ルアミン、n−アミノエチルピペラジン、n−キシリレ
ンジアミン、n−フェニレンジアミン、ジアミノジフェ
ニルメタン、ジアミノジフェニルスルホン、イソホロン
ジアミン、2,4,6−トリス(ジメチルアミノメチル)フ
ェノールなどの如きアミン類;3級アミン塩類;ポリアミ
ド樹脂類;イミダゾール類;ジシアンジアミド類;三フ
ッ化ホウ素錯化合物類;無水フタル酸、ヘキサヒドロ無
水フタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、エンドメチレ
ンテトラヒドロ無水フタル酸、ドデシニル無水コハク
酸、無水ピロメリット酸、無水クロレン酸などの如き無
水カルボン酸類;アルコール類;フェノール類;カルボ
ン酸類などのごとき化合物が例示される。
ン、テトラエチレンペンタミン、ジエチルアミノプロピ
ルアミン、n−アミノエチルピペラジン、n−キシリレ
ンジアミン、n−フェニレンジアミン、ジアミノジフェ
ニルメタン、ジアミノジフェニルスルホン、イソホロン
ジアミン、2,4,6−トリス(ジメチルアミノメチル)フ
ェノールなどの如きアミン類;3級アミン塩類;ポリアミ
ド樹脂類;イミダゾール類;ジシアンジアミド類;三フ
ッ化ホウ素錯化合物類;無水フタル酸、ヘキサヒドロ無
水フタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、エンドメチレ
ンテトラヒドロ無水フタル酸、ドデシニル無水コハク
酸、無水ピロメリット酸、無水クロレン酸などの如き無
水カルボン酸類;アルコール類;フェノール類;カルボ
ン酸類などのごとき化合物が例示される。
上記アミン系化合物の内でも、常温での速やかな硬化
性およびゴム質系有機重合体との相溶性の点から、三級
アミン類が好ましく、具体的には、ベンジルジメチルア
ミン、トリエタノールアミン、ジメチルアニリン、2,4,
6−トリス(ジメチルアミノメチル)フェノール、N−
メチルモルホリン、DBU(1,8−ジアザビシクロ(5,4,
0)ウンデセン−7)、メチルトリエチレンジアミン、
1−ベンジル−2−メチルイミダゾール、2−(N,N−
ジメチルアミノ)エチル−3−(N,N−ジメチルアミ
ノ)n−プロピルエーテル、N,N,N′,N′−テトラメチ
ル−1,3−ブタンジアミン等が挙げられる。またこれら
のフェノール塩、2−エチルヘキサン塩等も好適に使用
できる。
性およびゴム質系有機重合体との相溶性の点から、三級
アミン類が好ましく、具体的には、ベンジルジメチルア
ミン、トリエタノールアミン、ジメチルアニリン、2,4,
6−トリス(ジメチルアミノメチル)フェノール、N−
メチルモルホリン、DBU(1,8−ジアザビシクロ(5,4,
0)ウンデセン−7)、メチルトリエチレンジアミン、
1−ベンジル−2−メチルイミダゾール、2−(N,N−
ジメチルアミノ)エチル−3−(N,N−ジメチルアミ
ノ)n−プロピルエーテル、N,N,N′,N′−テトラメチ
ル−1,3−ブタンジアミン等が挙げられる。またこれら
のフェノール塩、2−エチルヘキサン塩等も好適に使用
できる。
[その他の添加剤] 本発明の接着剤組成物には、必要に応じて充填剤、シ
ランカップリング剤、可塑剤、顔料、酸化防止剤、紫外
線吸収剤、タレ防止剤等を添加使用することができる。
ランカップリング剤、可塑剤、顔料、酸化防止剤、紫外
線吸収剤、タレ防止剤等を添加使用することができる。
充填剤としては、ヒュームズシリカ、沈降性、シリ
カ、無水ケイ酸、含水ケイ酸及びカーボンブラックの如
き補強性充填剤、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、
ケイソウ土焼成クレー、クレー、タルク、酸化チタン、
ベントナイト、有機ベントナイト、酸化第2鉄、及びシ
ラスバルーン等の如き、充填剤;石綿、ガラス繊維、及
びフィラメントの如き、繊維状充填剤が使用できる。
カ、無水ケイ酸、含水ケイ酸及びカーボンブラックの如
き補強性充填剤、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、
ケイソウ土焼成クレー、クレー、タルク、酸化チタン、
ベントナイト、有機ベントナイト、酸化第2鉄、及びシ
ラスバルーン等の如き、充填剤;石綿、ガラス繊維、及
びフィラメントの如き、繊維状充填剤が使用できる。
シランカップリング剤は、充填剤とエポキシ樹脂との
結合を強固にする作用を有するものであり、具体的には
アミノアルコキシシラン、エポキシアルコキシシランお
よびメルカプトアルコキシシラ等が使用できる。
結合を強固にする作用を有するものであり、具体的には
アミノアルコキシシラン、エポキシアルコキシシランお
よびメルカプトアルコキシシラ等が使用できる。
可塑剤としては、例えば、ジオクチルフタレート、ジ
ブチルフタレート、ブチルベンジルフタレートの如き、
フタル酸エステル類;アジピン酸ジオクチル、コハク酸
イソデシル、セバチン酸ジブチルの如き、脂肪族二塩基
性酸エステル類;ジエチレングリコールジベンゾエー
ト、ペンタエリスリトールエステルなどの如きグリコー
ルエステル類;オレイン類ブチル、アセチルリシノール
酸メチルの如き脂肪族エステル類;リン酸トリクレジ
ル、リン酸トリオクチル等の如き、リン酸エステル類;
塩素化パラフィン等が挙げられる。また、分子量100〜1
0000程度の分子量の液状樹脂を、可塑剤として使用する
こともでき、かかる液状樹脂としては、キシレン樹脂、
ポリブタジエン、ポリオキシプロピレングリコール、ポ
リオキシプロピレントリオール、ポリエステル樹脂、ア
クリルオリゴマー、NBR、SBR、多硫化系ゴム等が挙げら
れる。
ブチルフタレート、ブチルベンジルフタレートの如き、
フタル酸エステル類;アジピン酸ジオクチル、コハク酸
イソデシル、セバチン酸ジブチルの如き、脂肪族二塩基
性酸エステル類;ジエチレングリコールジベンゾエー
ト、ペンタエリスリトールエステルなどの如きグリコー
ルエステル類;オレイン類ブチル、アセチルリシノール
酸メチルの如き脂肪族エステル類;リン酸トリクレジ
ル、リン酸トリオクチル等の如き、リン酸エステル類;
塩素化パラフィン等が挙げられる。また、分子量100〜1
0000程度の分子量の液状樹脂を、可塑剤として使用する
こともでき、かかる液状樹脂としては、キシレン樹脂、
ポリブタジエン、ポリオキシプロピレングリコール、ポ
リオキシプロピレントリオール、ポリエステル樹脂、ア
クリルオリゴマー、NBR、SBR、多硫化系ゴム等が挙げら
れる。
[ハニカムパネル材料] 第1発明の接着剤組成物によって接着するパネルの構
成材料の面材としては、 (a)アルミ、SUS、冷延鋼板、亜鉛処理鋼板、クロム
酸処理鋼板、リン酸処理鋼板などの一般の金族製シート (b)金属シートの表面がエポキシ、アクリル、ポリエ
ステル等の有機塗料または無機塗料により処理された塗
装鋼板 (c)軟質塩ビシート、フッ素ポリマー系シート、PET
シートなどのプラスチックシートが積層された、化粧鋼
板 (d)鋼板などの金属板の少なくとも一面をほうろう層
で被覆したほうろう処理板 (e)PET、PBT、ポリカーボネイト、FRPなどの単体プ
ラスチックシート などが挙げられる。
成材料の面材としては、 (a)アルミ、SUS、冷延鋼板、亜鉛処理鋼板、クロム
酸処理鋼板、リン酸処理鋼板などの一般の金族製シート (b)金属シートの表面がエポキシ、アクリル、ポリエ
ステル等の有機塗料または無機塗料により処理された塗
装鋼板 (c)軟質塩ビシート、フッ素ポリマー系シート、PET
シートなどのプラスチックシートが積層された、化粧鋼
板 (d)鋼板などの金属板の少なくとも一面をほうろう層
で被覆したほうろう処理板 (e)PET、PBT、ポリカーボネイト、FRPなどの単体プ
ラスチックシート などが挙げられる。
第1発明の接着剤組成物の特長を最も効果的に発揮す
る材料は、塗装鋼板及び化粧鋼板及びほうろう処理板で
あり、従来のエポキシ系接着材をはじめとする接着剤組
成物では得られない、高い接着性能と、高耐久性が発揮
される。
る材料は、塗装鋼板及び化粧鋼板及びほうろう処理板で
あり、従来のエポキシ系接着材をはじめとする接着剤組
成物では得られない、高い接着性能と、高耐久性が発揮
される。
ハニカムコア材としては、アルミ箔、フェノール樹脂
含浸紙、未含浸紙、炭素繊維、アラミド繊維などを芯材
とする耐熱シート、FRP、などを蜂巣状に成形したハニ
カムコア、ロールコア、など市販のいずれのハニカムコ
ア材料でも可能である。特に好ましいものは、その接着
性能及びコア材自体の耐久、耐熱性から、アルミニウム
ハニカムであり、本発明の組成物において、従来にな
い、極めて高い、パネル材としての性能が得られる。
含浸紙、未含浸紙、炭素繊維、アラミド繊維などを芯材
とする耐熱シート、FRP、などを蜂巣状に成形したハニ
カムコア、ロールコア、など市販のいずれのハニカムコ
ア材料でも可能である。特に好ましいものは、その接着
性能及びコア材自体の耐久、耐熱性から、アルミニウム
ハニカムであり、本発明の組成物において、従来にな
い、極めて高い、パネル材としての性能が得られる。
前記面材すなわちパネル表層材の両面は、同一であっ
ても異種材料であっても勿論良く、場合により片面が金
属シート、プラスチックシート以外の木製、軽量コンク
リート、含浸紙シートなどであっても良い。
ても異種材料であっても勿論良く、場合により片面が金
属シート、プラスチックシート以外の木製、軽量コンク
リート、含浸紙シートなどであっても良い。
第2発明においてほうろうパネルとしては、板厚が0.
2mm以上の鋼板、銅板、ステンレス板、アルミニウム板
などの各種金属板を、浅い箱状に成形し、少なくともそ
の表面側にほうろう層を設けたものを用いることができ
る。金属板の厚みが0.2mm未満のものを用いると、得ら
れるハニカムサンドイッチ構造体の剛性が低く、建築用
パネル、特に外装パネルには適さない。
2mm以上の鋼板、銅板、ステンレス板、アルミニウム板
などの各種金属板を、浅い箱状に成形し、少なくともそ
の表面側にほうろう層を設けたものを用いることができ
る。金属板の厚みが0.2mm未満のものを用いると、得ら
れるハニカムサンドイッチ構造体の剛性が低く、建築用
パネル、特に外装パネルには適さない。
また、アルミハニカムコアのセル形状は、六角形のほ
か四角形、五角形等の多角形または円形でもよい。
か四角形、五角形等の多角形または円形でもよい。
そして裏当て板としては、前記(a)〜(e)のいず
れを使用してもよいが、特に板厚が0.2〜1.0mmのアル
ミ、SUS、冷延鋼板、亜鉛処理鋼板、クロム酸処理鋼
板、リン酸処理鋼板、カラー鋼板などの一般の金属製シ
ートを用いるのが強度およびコストの点で好ましく、板
厚が0.2mm未満のものはハニカムサンドイッチ構造体の
強度および平面度矯正効果が不足するため好ましくな
く、また板厚が1.0mmを越えるとハニカムサンドイッチ
構造体の重量および材料費がかさむため好ましくない。
れを使用してもよいが、特に板厚が0.2〜1.0mmのアル
ミ、SUS、冷延鋼板、亜鉛処理鋼板、クロム酸処理鋼
板、リン酸処理鋼板、カラー鋼板などの一般の金属製シ
ートを用いるのが強度およびコストの点で好ましく、板
厚が0.2mm未満のものはハニカムサンドイッチ構造体の
強度および平面度矯正効果が不足するため好ましくな
く、また板厚が1.0mmを越えるとハニカムサンドイッチ
構造体の重量および材料費がかさむため好ましくない。
[ハニカムパネルの製造方法] ハニカムパネルの製造方法としては、 (i) 予め二液に調整された接着剤組成物を混合し、
ハケ塗り、ロールコーター塗布又はノズル混合方式によ
るスプレー塗布により、パネルの両表層材の裏面に50〜
500g/m2の厚みで塗布した後、ハニカムコア材を板材間
に積層し、加圧下、室温で硬化せしめる方法 (ii) 上記と同様に接着剤組成物を不織布、織布等の
芯板に予め塗布もしくは含浸し、表層材とハニカムコア
材間に積層した後、加圧下室温で硬化せしめる方法 (iii) ハニカムコア材のエッジ部分に、混合した接
着剤組成物を、ロールコーター又はハケ塗り等で塗布
し、表層材を積層した後、加圧下、室温で硬化せしめる
方法 などがある。
ハケ塗り、ロールコーター塗布又はノズル混合方式によ
るスプレー塗布により、パネルの両表層材の裏面に50〜
500g/m2の厚みで塗布した後、ハニカムコア材を板材間
に積層し、加圧下、室温で硬化せしめる方法 (ii) 上記と同様に接着剤組成物を不織布、織布等の
芯板に予め塗布もしくは含浸し、表層材とハニカムコア
材間に積層した後、加圧下室温で硬化せしめる方法 (iii) ハニカムコア材のエッジ部分に、混合した接
着剤組成物を、ロールコーター又はハケ塗り等で塗布
し、表層材を積層した後、加圧下、室温で硬化せしめる
方法 などがある。
上記各方法において、ハニカムコア材のエッジ部分、
表層材の接着面の両者に接着剤を塗布したり、あらかじ
めプライマー処理をしても良い。
表層材の接着面の両者に接着剤を塗布したり、あらかじ
めプライマー処理をしても良い。
また、硬化時間を短縮する目的で、加温下で硬化させ
ても良く、さらに室温硬化后あらためて、加温により硬
化を促進させても良い。加熱温度は、パネルのソリ、接
着剤の接着面からの流れ出しによる接着強度の低下、表
面層の熱変質などを考慮し、適宜設定すると良い。
ても良く、さらに室温硬化后あらためて、加温により硬
化を促進させても良い。加熱温度は、パネルのソリ、接
着剤の接着面からの流れ出しによる接着強度の低下、表
面層の熱変質などを考慮し、適宜設定すると良い。
(ハ) 発明の効果 第1発明の接着剤組成物を用いることにより、積層接
着強度と耐久性に優れ、かつ作業性に優れたハニカムパ
ネルとして積層体の製造が可能となる。特に、従来、加
工上の制限から、十分な耐久性を有するパネル化が困難
であった表層材においても、同様に作業性、耐久性を満
足させることが可能となり、建材用、工業用パネルとし
て、広く産業界に貢献することができる。
着強度と耐久性に優れ、かつ作業性に優れたハニカムパ
ネルとして積層体の製造が可能となる。特に、従来、加
工上の制限から、十分な耐久性を有するパネル化が困難
であった表層材においても、同様に作業性、耐久性を満
足させることが可能となり、建材用、工業用パネルとし
て、広く産業界に貢献することができる。
また第2発明によれば、強度および耐久性がすぐれ、
軽量で取扱い容易なハニカムサンドイッチ構造体が得ら
れ、常温硬化型接着剤によるため製作が容易であり、特
に建築用外装パネルとして好適な高品質で経済的なハニ
カムサンドイッチ構造体を得ることができる。
軽量で取扱い容易なハニカムサンドイッチ構造体が得ら
れ、常温硬化型接着剤によるため製作が容易であり、特
に建築用外装パネルとして好適な高品質で経済的なハニ
カムサンドイッチ構造体を得ることができる。
(ニ) 実施例 以下、本発明の実施例及び比較例について具体的に説
明する。
明する。
なお、各例で得られた接着組成物の各種接着特性の評
価は、それぞれ次に示す評価方法によって実施した。
価は、それぞれ次に示す評価方法によって実施した。
(1) 引張りせん断接着強度 引張りせん断接着強度は、ストログラフT型引張り試
験機〈東洋精機(株)製〉を用いてJISK6850−1976に準
じ、クロスヘッドスピード10mm/minで測定し強度をkgf/
cm2で示した。
験機〈東洋精機(株)製〉を用いてJISK6850−1976に準
じ、クロスヘッドスピード10mm/minで測定し強度をkgf/
cm2で示した。
(2) T−剥離接着強度 T−剥離接着強度は、ストログラフT型引張り試験機
〈東洋精機(株)製〉を用いてJIS K6854−1977に準
じ、クロスヘッドスピード200mm/minで測定した強度をk
gf/25mmで示した。
〈東洋精機(株)製〉を用いてJIS K6854−1977に準
じ、クロスヘッドスピード200mm/minで測定した強度をk
gf/25mmで示した。
(3) クライミングドラムビーム接着強度 クライミングドラムピール接着強度は、ストログラフ
T型引張り試験機〈東洋精機(株)製〉を用いてMIL−
A−132に準じ、クロスヘッドスピード20mm/minで測定
し、強度kg−cm/cmで示した。
T型引張り試験機〈東洋精機(株)製〉を用いてMIL−
A−132に準じ、クロスヘッドスピード20mm/minで測定
し、強度kg−cm/cmで示した。
〈実施例1,2及び比較例1〜4〉 実施例1 ビスフェノールA型エポキシ樹脂エピコート828(油
化シェルエポキシ(株))75部、有機錫形化合物#918
(三共有機合成(株))2部をプラネタリーミキサーPL
M−V−5V型(井上製作所(株)製)に入れ、約15分間
均一に混合し主剤Aを調製した。
化シェルエポキシ(株))75部、有機錫形化合物#918
(三共有機合成(株))2部をプラネタリーミキサーPL
M−V−5V型(井上製作所(株)製)に入れ、約15分間
均一に混合し主剤Aを調製した。
液状ゴム質系有機重合体カネカサイリル5B25(鐘渕化
学工業(株))100部に2,4.6トリス(ジメチルアミノメ
チル)フェノール(以下DMP−30という)7.5部,γ−ア
ミノプロピルトリエトキシシランA−1100(日本ユニカ
ー(株))2部をプラネタリーミキサー(PLM−V−5V
型)に採り、約15分間均一に混合溶解を行ない硬化剤B
を調製した。
学工業(株))100部に2,4.6トリス(ジメチルアミノメ
チル)フェノール(以下DMP−30という)7.5部,γ−ア
ミノプロピルトリエトキシシランA−1100(日本ユニカ
ー(株))2部をプラネタリーミキサー(PLM−V−5V
型)に採り、約15分間均一に混合溶解を行ない硬化剤B
を調製した。
上記主剤A/硬化剤B=77/109.5(重量部)を500ccの
ポリカップに入れ、スパチエラを用い均一に混合して接
着組成物を調製した。この組成物を両面にポリエステル
塗装を施した1.0mm厚の鋼板に塗布し、その上から亜鉛
処理鋼板を載せ、クリップで固定し室温で1昼夜放置
し、その後さらに80℃で3時間加熱し接着ピースを作成
した。
ポリカップに入れ、スパチエラを用い均一に混合して接
着組成物を調製した。この組成物を両面にポリエステル
塗装を施した1.0mm厚の鋼板に塗布し、その上から亜鉛
処理鋼板を載せ、クリップで固定し室温で1昼夜放置
し、その後さらに80℃で3時間加熱し接着ピースを作成
した。
実施例2 上記実施例1におけるDPM−30のかわりにトリエチレ
ンテトラミン10.5部を用い、その他の点は全て実施例1
と同条件で調製、接着をおこない、接着ピースを作成し
た。
ンテトラミン10.5部を用い、その他の点は全て実施例1
と同条件で調製、接着をおこない、接着ピースを作成し
た。
比較例1〜4 主剤としてビスフェノールA型エポキシ樹脂エピコー
ト828 100部に硬化剤として2,4,6−トリス(ジメチルア
ミノメチル)フェノール10部を配合して調製した接着剤
を実施例1と同様の接着条件で接着接合した接着ピース
を比較例1、硬化剤にトリエチレンテトラミン14部を配
合して調製した接着剤で接着したピースを比較例2とし
た。
ト828 100部に硬化剤として2,4,6−トリス(ジメチルア
ミノメチル)フェノール10部を配合して調製した接着剤
を実施例1と同様の接着条件で接着接合した接着ピース
を比較例1、硬化剤にトリエチレンテトラミン14部を配
合して調製した接着剤で接着したピースを比較例2とし
た。
また、主剤のエポキシ樹脂に可とう性を有するようゴ
ム状成分で変性したエポキシ樹脂すなわちNBR変性エポ
キシ樹脂またはウレタン変性エポキシ樹脂を用い、トリ
エチレンテトラミンで硬化させた系を比較例3,4とし
た。
ム状成分で変性したエポキシ樹脂すなわちNBR変性エポ
キシ樹脂またはウレタン変性エポキシ樹脂を用い、トリ
エチレンテトラミンで硬化させた系を比較例3,4とし
た。
上記実施例および比較例の接着性能は表1に示す通り
であった。
であった。
〈実施例3及び比較例5〉 実施例3 ビスフェノールA型エポキシ樹脂エピコート828 80
部、グリシジルアミン型エポキシ樹脂エピコート604
(油化シエルエポキシ(株))20部、有機錫系化合物LF
−101(東京ファインケミカル(株))2.0部及び軟質炭
酸カルシウム ゲルトン50(白石工業(株))50部をプ
ラネタリーミキサーPLM−V−5V型(井上製作所(株)
製)に採り、減圧下(10torr)約30分均一混合を行ない
主剤Aを調製した。
部、グリシジルアミン型エポキシ樹脂エピコート604
(油化シエルエポキシ(株))20部、有機錫系化合物LF
−101(東京ファインケミカル(株))2.0部及び軟質炭
酸カルシウム ゲルトン50(白石工業(株))50部をプ
ラネタリーミキサーPLM−V−5V型(井上製作所(株)
製)に採り、減圧下(10torr)約30分均一混合を行ない
主剤Aを調製した。
カネカサイクル5B30 90部に2,4,6,−トリス(ジメチ
ルアミノメチル)フェノール、2−エチルヘキサン塩エ
ピキュア−D(油化シエルエポキシ(株))、γ−アミ
ノプロピルトリエトキシシランA−1100 3部及びゲルト
ン50 50部をプラネタリーミキサーにとり10torrの減圧
下で約30分間均一混合を行ない硬化剤Bを調製した。
ルアミノメチル)フェノール、2−エチルヘキサン塩エ
ピキュア−D(油化シエルエポキシ(株))、γ−アミ
ノプロピルトリエトキシシランA−1100 3部及びゲルト
ン50 50部をプラネタリーミキサーにとり10torrの減圧
下で約30分間均一混合を行ない硬化剤Bを調製した。
上記、主剤A/硬化剤B=100/100(重量部)を500ccの
ポリカップ中で均一に混合し、接着組成物を調製した。
この接着組成物をアルミニウム板(厚さ2.0mm)に塗布
し、その上から1/4−3003−0.076アルミハニカムコアを
のせ、更に接着剤を塗布しておいたカラー鋼板(エポキ
シ系塗装)を載せ、0.5kg/cm2下で一昼夜プレス圧着し
た後、更に50℃下で3時間硬化させ、ハニカムパネルを
作成した。
ポリカップ中で均一に混合し、接着組成物を調製した。
この接着組成物をアルミニウム板(厚さ2.0mm)に塗布
し、その上から1/4−3003−0.076アルミハニカムコアを
のせ、更に接着剤を塗布しておいたカラー鋼板(エポキ
シ系塗装)を載せ、0.5kg/cm2下で一昼夜プレス圧着し
た後、更に50℃下で3時間硬化させ、ハニカムパネルを
作成した。
比較例5 主剤としてビスフェノールA型エポキシ樹脂エピコー
ト828 100部に軟質炭酸カルシウムゲルトン50 50部を実
施例5と同様に均一混合した主剤Aと、液状ポリアミド
樹脂DSX−161(ヘンケル白水(株))100部にゲルトン5
0 50部、γ−アミノプロピルトリエトキシシランA−11
00 3部を配合した硬化剤Bを100/100(重量部)で調製
した接着剤組成物を用い実施例3と同様の硬化条件で作
成したハニカムパネルを比較例5とした。
ト828 100部に軟質炭酸カルシウムゲルトン50 50部を実
施例5と同様に均一混合した主剤Aと、液状ポリアミド
樹脂DSX−161(ヘンケル白水(株))100部にゲルトン5
0 50部、γ−アミノプロピルトリエトキシシランA−11
00 3部を配合した硬化剤Bを100/100(重量部)で調製
した接着剤組成物を用い実施例3と同様の硬化条件で作
成したハニカムパネルを比較例5とした。
両パネルを用いて、表−2の下に示す各種耐久性試験
を行なった後、クライミングドラムピール強さを測定し
た結果をkg−cm/cmの単位で表2に示した。
を行なった後、クライミングドラムピール強さを測定し
た結果をkg−cm/cmの単位で表2に示した。
〈試験条件〉 1)常態 養生後20℃で測定 2)熱時強度 −20℃ −20℃に3時間放置後、−20℃で測定 80℃ 80℃に3時間放置後、80℃で測定 3)耐熱衝撃 80℃に8時間、−20℃に8時間、これを1サイクルとし
て20サイクル繰り返した後、20℃で測定 4)耐水 20℃の水に168時間放置した後、20℃で測定 5)耐熱 80℃に168時間放置した後、20℃で測定 〈実施例4及び比較例6〉 実施例1で用いた接着組成物を実施例4の接着剤と
し、また主剤としてビスフェノールA型エポキシ樹脂エ
ピコート828 100部に硬化剤として液状ポリアミド樹脂
バーサミド125(ヘンケル白水(株))54部を配合して
調製した接着組成物を比較例6の接着剤とした。
て20サイクル繰り返した後、20℃で測定 4)耐水 20℃の水に168時間放置した後、20℃で測定 5)耐熱 80℃に168時間放置した後、20℃で測定 〈実施例4及び比較例6〉 実施例1で用いた接着組成物を実施例4の接着剤と
し、また主剤としてビスフェノールA型エポキシ樹脂エ
ピコート828 100部に硬化剤として液状ポリアミド樹脂
バーサミド125(ヘンケル白水(株))54部を配合して
調製した接着組成物を比較例6の接着剤とした。
上記各接着剤を用いて、第1図に示すようにほうろう
鋼板(厚さ1.6mm)を折曲成形して主板部1の四周に折
曲片部2を連設した浅い箱状パネルの表面側に、厚さ0.
2mmのほうろう層を焼付形成して成るほうろうパネル3
(長さH:1840mm、巾W:930mm、深さ:27mm)と、3/4−300
3−20mm厚のアルミハニカムコア4と、ポリエステル系
塗装を表裏に施した厚さ0.35mmのカラー鋼板から成る裏
当て板5とを、接着接合してハニカムパネル6を得た。
なお接着剤はほうろうパネル3の裏面と、アルミハニカ
ムコア4の裏面(裏当て板5接着側)とに塗布し、また
接着条件は室温で一昼夜クランプ固定(面圧約0.3kg/cm
2)後、40℃の恒温室で4時間、後硬化を行なった。
鋼板(厚さ1.6mm)を折曲成形して主板部1の四周に折
曲片部2を連設した浅い箱状パネルの表面側に、厚さ0.
2mmのほうろう層を焼付形成して成るほうろうパネル3
(長さH:1840mm、巾W:930mm、深さ:27mm)と、3/4−300
3−20mm厚のアルミハニカムコア4と、ポリエステル系
塗装を表裏に施した厚さ0.35mmのカラー鋼板から成る裏
当て板5とを、接着接合してハニカムパネル6を得た。
なお接着剤はほうろうパネル3の裏面と、アルミハニカ
ムコア4の裏面(裏当て板5接着側)とに塗布し、また
接着条件は室温で一昼夜クランプ固定(面圧約0.3kg/cm
2)後、40℃の恒温室で4時間、後硬化を行なった。
上記2種類のハニカムパネルを用い、80℃×4Hr→室
温×4Hrを1サイクルとするヒートサイクルテストを実
施し、打音によりほうろうパネル3と裏当て板5のはが
れの有無を判定した。これらの試験結果を実施例4およ
び比較例6として表3に示した。
温×4Hrを1サイクルとするヒートサイクルテストを実
施し、打音によりほうろうパネル3と裏当て板5のはが
れの有無を判定した。これらの試験結果を実施例4およ
び比較例6として表3に示した。
〈実施例5及び比較例7〉 実施例4及び比較例6と同様の接着組成物、ほうろう
パネル、及びアルミハニカムコアを用い、裏当て板とし
て厚さ0.4mmの亜鉛蒸着鋼板を用いて接着接合して作成
したハニカムパネルを、第2図に示した衝撃試験用架台
にセットし、30kgの砂袋により落下高さ50cm毎に衝撃を
加え、その時の平面度の変化及びハニカムパネルの状態
を判定した。なお試験は同一落下高さにつき3回ずつ繰
り返し行なった。(JIS−A−1414「建築用構成材(パ
ネル)及びその構造部分の性能試験方法」に準拠) これらの試験の評価結果をそれぞれ実施例5、比較例
7として表4に示した。表4のごとく実施例の接着組成
物で接着接合したハニカムパネルは、1m高さからの衝撃
でもはがれを生じなかった。
パネル、及びアルミハニカムコアを用い、裏当て板とし
て厚さ0.4mmの亜鉛蒸着鋼板を用いて接着接合して作成
したハニカムパネルを、第2図に示した衝撃試験用架台
にセットし、30kgの砂袋により落下高さ50cm毎に衝撃を
加え、その時の平面度の変化及びハニカムパネルの状態
を判定した。なお試験は同一落下高さにつき3回ずつ繰
り返し行なった。(JIS−A−1414「建築用構成材(パ
ネル)及びその構造部分の性能試験方法」に準拠) これらの試験の評価結果をそれぞれ実施例5、比較例
7として表4に示した。表4のごとく実施例の接着組成
物で接着接合したハニカムパネルは、1m高さからの衝撃
でもはがれを生じなかった。
第1図はこの発明の実施例4を示すハニカムパネルの一
部切欠斜視図、第2図は同じく実施例5の試験方法を示
す説明図である。 1……主板部、2……折曲片部、3……ほうろうパネ
ル、4……アルミハニカムコア、5……裏当て板、6…
…ハニカムパネル。
部切欠斜視図、第2図は同じく実施例5の試験方法を示
す説明図である。 1……主板部、2……折曲片部、3……ほうろうパネ
ル、4……アルミハニカムコア、5……裏当て板、6…
…ハニカムパネル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇野 通 愛知県名古屋市港区船見町1丁目1番地 東亞合成化学工業株式会社研究所内 (72)発明者 奥山 登志夫 愛知県名古屋市港区船見町1丁目1番地 東亞合成化学工業株式会社研究所内 (72)発明者 箕浦 道了 愛知県名古屋市守山区大字守山字町北164 番地 (72)発明者 馬場 武明 愛知県名古屋市港区千年3丁目1番12号 住友軽金属工業株式会社技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭62−21534(JP,A) 特開 昭47−42899(JP,A) 特開 昭48−19630(JP,A) 特開 昭59−196377(JP,A)
Claims (2)
- 【請求項1】アミノ基、メルカプト基、エポキシ基およ
びカルボキシル基からなる群から選ばれた官能基とケイ
素原子含有反応性基とを併せ有する硬化剤であるゴム質
系有機重合体、およびエポキシ樹脂からなる常温硬化型
ハニカムサンドイッチ構造体用接着剤。 - 【請求項2】主板部の周囲に折曲片部を連設した金属板
製のパネルの少なくとも表面側にほうろう層を設けたほ
うろうパネルと、裏当て板との間に、アルミハニカムコ
アをはさみ、該ほうろうパネルと該アルミハニカムコア
との間および該アルミハニカムコアと該裏当て板との間
を、請求項1記載の接着剤により接着して成るハニカム
サンドイッチ構造体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1173610A JPH0823004B2 (ja) | 1988-12-20 | 1989-07-05 | ハニカムサンドイッチ構造体用接着剤およびハニカムサンドイッチ構造体 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63-319474 | 1988-12-20 | ||
JP31947488 | 1988-12-20 | ||
JP1173610A JPH0823004B2 (ja) | 1988-12-20 | 1989-07-05 | ハニカムサンドイッチ構造体用接着剤およびハニカムサンドイッチ構造体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02263884A JPH02263884A (ja) | 1990-10-26 |
JPH0823004B2 true JPH0823004B2 (ja) | 1996-03-06 |
Family
ID=18110603
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1173610A Expired - Lifetime JPH0823004B2 (ja) | 1988-12-20 | 1989-07-05 | ハニカムサンドイッチ構造体用接着剤およびハニカムサンドイッチ構造体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0823004B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3121639B2 (ja) * | 1991-09-06 | 2001-01-09 | 積水化学工業株式会社 | 接着剤組成物 |
ATE302684T1 (de) * | 1996-07-18 | 2005-09-15 | Alcan Tech & Man Ag | Verbundplatte |
US20070101679A1 (en) * | 2005-10-25 | 2007-05-10 | L&L Products, Inc. | Panel structure |
CN107618457A (zh) * | 2016-07-13 | 2018-01-23 | 天津富松汽车零部件有限公司 | 抗撞击蜂窝侧围板 |
JP7186105B2 (ja) * | 2019-01-31 | 2022-12-08 | アイカ工業株式会社 | エポキシ樹脂組成物 |
JP7290446B2 (ja) * | 2019-03-28 | 2023-06-13 | 株式会社カネカ | 硬化性樹脂組成物およびその利用 |
CN115260962B (zh) * | 2022-08-30 | 2024-03-12 | 邵阳把兄弟新材料科技有限公司 | 一种室温固化快的环氧树脂粘胶及其制备方法 |
-
1989
- 1989-07-05 JP JP1173610A patent/JPH0823004B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02263884A (ja) | 1990-10-26 |
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