JPH08229978A - 樹脂製中空体 - Google Patents

樹脂製中空体

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JPH08229978A
JPH08229978A JP7702695A JP7702695A JPH08229978A JP H08229978 A JPH08229978 A JP H08229978A JP 7702695 A JP7702695 A JP 7702695A JP 7702695 A JP7702695 A JP 7702695A JP H08229978 A JPH08229978 A JP H08229978A
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JP
Japan
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resin
divided bodies
hollow body
joining member
divided body
Prior art date
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Pending
Application number
JP7702695A
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English (en)
Inventor
Tomiyuki Murayama
富幸 村山
Yasutaka Murata
安隆 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Takaoka Co Ltd
Original Assignee
Aisin Takaoka Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、一対の樹脂製分割体を接合してな
る樹脂製中空体について、樹脂製分割体の接合部位での
割れが生じにくいものを得ることを目的とする。 【構成】 貫通孔10,13が形成された突部8,11
を有する樹脂製分割体2,3を、接合部4,5で突き合
わせ、接合部4,5の外周面14,15及び突部8,1
1を樹脂製接合部材6を介して射出成形により溶着一体
化し、両樹脂製分割体2,3を接合する。その際、樹脂
製接合部材6の頂部18,腕部19及び充填部20を一
体に形成することにより、両樹脂製分割体2,3を強固
に接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂製中空体に関する
ものであり、特に、一対の樹脂製分割体が接合されてな
る樹脂製中空体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の樹脂製中空体の例として、射出成
形されてなる容器分割体の相互の接合部端縁に沿って一
体形成された各接合フランジ部が互いに接合されると共
に、両接合フランジ部外周部が射出成形によって溶着一
体化されてなる中空容器がある(特開昭63−2379
17号公報記載)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の中空容器
は、一対の容器分割体にそれぞれ形成された接合フラン
ジ部の対向する面の間に射出成形により熱可塑性樹脂を
注入充填し、両接合フランジ部を該熱可塑性樹脂を介し
て溶着一体化して形成するものであるため、容器の内圧
が高くなると接合フランジ部と該熱可塑性樹脂とがその
接合界面で剥離し、該中空容器の接合部に割れが生じる
という問題点がある。
【0004】そこで、本発明は、上記問題点を解消する
ためになされたものであり、分割体の接合部での割れが
生じにくい樹脂製中空体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
本発明の樹脂製中空体は、一対の樹脂製分割体の相互の
接合部端縁に沿って一体形成された突部が射出成形によ
り形成される樹脂製接合部材を介して溶着一体化されて
なる樹脂製中空体において、該両突部の所定位置に貫通
孔を形成し、該樹脂製接合部材により該貫通孔を充填す
ると共に該両突部を包んだことを特徴とする。
【0006】樹脂製分割体と樹脂製接合部材とは同一材
料で形成してもよく、異種材料で形成してもよいが、溶
着一体化を良好に行わせる観点から同種の材料であるこ
とが好ましく、同一材料であるのが最も好ましい。例え
ば、6−ナイロン,6−6ナイロン,芳香族ポリアミド
等のポリアミド樹脂で樹脂製分割体を形成するのであれ
ばポリアミド樹脂を樹脂製接合部材として用いることが
好ましく、ポリエチレン,ポリプロピレン等のポリオレ
フィン樹脂で樹脂製分割体を形成するのであれば、ポリ
オレフィン樹脂を樹脂製接合部材として用いることが好
ましい。樹脂製分割体及び/又は樹脂製接合部材に用い
られる材料は、上記ポリアミド樹脂,ポリオレフィン樹
脂の他、ポリエチレンテレフタレート,ポリブチレンテ
レフタレート等のポリエステル樹脂、ポリスチレン、ポ
リアセタール、ポリカーボネート、ポリフェニレンサル
ファイド、各種樹脂のポリマーアロイ、あるいはそれら
の合成樹脂を母材とする複合材料であってもよい。複合
材料を用いる場合の補強材には、例えば無機粒子、ガラ
ス繊維,炭素繊維等の無機繊維、あるいはアラミド繊維
等の有機繊維を用いることができる。
【0007】突部に形成する貫通孔の形状は特に限定さ
れるものではないが、貫通孔内に樹脂製接合部材を良好
に充填する観点から円形,矩形等の単純形状であるのが
好ましい。貫通孔の大きさは特に限定されず、その径も
全貫通孔について均一である必要はないが、少なくとも
射出成形時に流動状態となった樹脂製接合部材が通過で
きる大きさは必要である。貫通孔を形成する位置につい
ては特に限定されず、突部の全領域に形成してもよく、
突部の任意の領域、例えば、接合強度を特に必要とする
領域にのみ形成してもよい。
【0008】
【作用】樹脂製接合部材が一対の樹脂製分割体の突部を
包むと共に、該突部に形成された貫通孔を充填するた
め、該樹脂製接合部材と該一対の樹脂製分割体との溶着
面積が大きくなり該樹脂製接合部材と該一対の樹脂製分
割体との結合が強くなる。さらに、該貫通孔を充填した
該樹脂製接合部材と一体に形成された該樹脂製接合部材
が該突部を包むため該一対の樹脂製分割体間のずれ及び
離間が拘束される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1に示すように、曲管状の樹脂製中空体1は、
面対称をなす樹脂製分割体2及び樹脂製分割体3と樹脂
製接合部材6とから形成され、樹脂製分割体2の接合部
4と樹脂製分割体3の接合部5とが射出成形により形成
された樹脂製接合部材6によって溶着一体化されてい
る。図2及び図3に示すように、樹脂製分割体3は、断
面が半円環状の半割体7と、半割体7の側端の接合部5
端縁に沿って半径方向外向きに形成された突部8とから
形成されている。突部8の先端には、半割体7の周方向
半割体7側に鉤状に突出した鉤状部9が形成され、突部
8の所定位置には円柱状の貫通孔10が形成されてい
る。また、図1及び図4に示すように樹脂製分割体2の
接合部4端縁には、樹脂製分割体3の接合部5端縁と同
様に、鉤状部12及び貫通孔13が形成された突部11
が形成されている。
【0010】図4に示すように、樹脂製分割体2と樹脂
製分割体3とが接合される部位では、接合部4と接合部
5とが当接するとともに、突部8と突部11とが当接
し、樹脂製接合部材6が、突部8,11の貫通孔10,
13を充填するとともに、突部8,11と接合部4の外
周面14と接合部5の外周面15とを覆っている。樹脂
製接合部材6は、突部8の頂面16及び突部11の頂面
17を覆う頂部18と、頂部18の両端から突部8,1
1の形状に沿って伸びて外周面14,15に至る腕部1
9と、貫通孔10,13を充填する充填部20とから形
成されている。腕部19の頂部側端部内側は鉤状部9,
12に沿った形状をなし、貫通孔10,13が形成され
た部分では両突部8,11の両側の腕部19が充填部2
0と一体に連結されている。
【0011】次に作用について説明する。樹脂製接合部
材6が貫通孔10,13を充填すると共に両突部8,1
1を包むことにより、該樹脂製接合部材6と樹脂製分割
体2,3とが大きな溶着面積を有して結合し、樹脂製接
合部材6の貫通孔10,13を充填する充填部20と、
該両突部8,11を包む頂部18及び腕部19とが一体
に形成される。そのため、両樹脂製分割体2,3間のず
れ及び離間が拘束され、両樹脂製分割体2,3が強固に
接合される。
【0012】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限られるものではない。例え
ば、樹脂製分割体2と樹脂製分割体3との接合は、必ず
しも接合部4,5と突部8,11とがともに突き合わせ
られて行われる必要はない。図5に示すように、樹脂製
分割体31の突部32と樹脂製分割体33の突部34と
が離間した状態で樹脂製分割体31の接合部35と樹脂
製分割体33の接合部36とが突き合わせられ、両突部
32,34がE字状断面をなす樹脂製接合部材37を介
して接合されるようにしてもよい。なお、この際、突部
32,34に形成される貫設孔38,39は、必ずしも
対向する位置に設けられている必要はなく、ずれた状態
で設けられていてもよい。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、樹脂製分割体と樹脂製
接合部材とが大きな溶着面積を有して結合され、さらに
突部に形成された貫通孔を充填する樹脂製接合部材と突
部を包む樹脂製接合部材とが一体に形成されて樹脂製分
割体間のずれ及び離間を拘束するため、一対の樹脂製分
割体の接合が強固になって製品の信頼性が向上し、さら
に、突部を小さくすることが可能となって軽量化が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である樹脂製中空体の斜視図
である。
【図2】樹脂製中空体を形成する樹脂製分割体の正面図
である。
【図3】樹脂製中空体を形成する樹脂製分割体の側面図
である。
【図4】樹脂製中空体の接合部断面の拡大図である。
【図5】上記実施例とは別の樹脂製中空体の接合部断面
を示す図である。
【符号の説明】
1 樹脂製中空体 2 樹脂製分割体 3 樹脂製分割体 4 接合部 5 接合部 6 樹脂製接合部材 8 突部 10 貫通孔 11 突部 13 貫通孔 31 樹脂製分割体 32 突部 33 樹脂製分割体 34 突部 35 接合部 36 接合部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の樹脂製分割体の相互の接合部端縁
    に沿って一体形成された突部が射出成形により形成され
    る樹脂製接合部材を介して溶着一体化されてなる樹脂製
    中空体において、 該突部の所定位置に貫通孔を形成し、該樹脂製接合部材
    により該貫通孔を充填すると共に該両突部を包んだこと
    を特徴とする樹脂製中空体。
JP7702695A 1995-02-24 1995-02-24 樹脂製中空体 Pending JPH08229978A (ja)

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JP7702695A JPH08229978A (ja) 1995-02-24 1995-02-24 樹脂製中空体

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008064443A (ja) * 2006-08-08 2008-03-21 Sharp Corp 貯水タンクの製造方法、及び貯水タンク
US20120007274A1 (en) * 2005-09-07 2012-01-12 Sacmi Cooperativa Meccanici Imola Societa' Cooperativa Method for producing a mould element

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20120007274A1 (en) * 2005-09-07 2012-01-12 Sacmi Cooperativa Meccanici Imola Societa' Cooperativa Method for producing a mould element
US8501067B2 (en) * 2005-09-07 2013-08-06 Sacmi Cooperativa Meccanici Imola Societa' Cooperativa Method for producing a mould element
JP2008064443A (ja) * 2006-08-08 2008-03-21 Sharp Corp 貯水タンクの製造方法、及び貯水タンク

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