JPH08229452A - ワーク加電塗装システム - Google Patents

ワーク加電塗装システム

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Publication number
JPH08229452A
JPH08229452A JP6343995A JP6343995A JPH08229452A JP H08229452 A JPH08229452 A JP H08229452A JP 6343995 A JP6343995 A JP 6343995A JP 6343995 A JP6343995 A JP 6343995A JP H08229452 A JPH08229452 A JP H08229452A
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JP
Japan
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coating
slat
conveyor
high voltage
booth
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Application number
JP6343995A
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English (en)
Inventor
Shinichi Nakane
慎一 中根
Hitoshi Yano
仁士 矢野
Shigeki Fujiwara
茂樹 藤原
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Trinity Industrial Corp
Original Assignee
Trinity Industrial Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】スラットコンベヤ1と塗装機を塗装ブース10内
に配置し、絶縁碍子4a、4bおよび電極アタッチメント5
をスラット表面上に立設し、ピックアップコイル7をス
ラット裏面上に誘導路6と非接触で対向するように取付
け、高電圧発生装置8をスラット2上に組み付けた塗装
システムであって、さらに、人の存在を感知する適当数
の赤外線式動体検知センサ19・・・ を塗装ブース内の空間
にそれぞれ設け、各々の赤外線式動体検知センサ19と接
続された制御装置18により、総ての赤外線式動体検知セ
ンサ19・・について人の存在を感知しないとき、塗装シス
テム全体の起動を可能にした塗装システム。 【効果】被塗装物への高電圧の印加により水性塗料で静
電塗装をなすことができ、かつ、作業者が高電圧電流に
感電することもまた塗装機等の不意の起動により負傷す
ることもなく、従って、安全性に大変優れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、接地された塗装機、塗
装ロボット等を用い、高電圧を被塗装物に印加すること
により、水性塗料で静電塗装を行なうワーク加電塗装シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車ボディ等の静電塗装は、一
般に、−60〜−150kVの高電圧を静電塗装機に印
加することにより、絶縁性塗料を接地された被塗装物に
向けて霧化・噴霧するという方法により行なわれてき
た。
【0003】しかし、この塗装法に使用される絶縁性塗
料には、シンナー等の有害な有機溶剤が多く含まれてい
る。近年、環境保護の運動が世界的に高まり、産業界に
おける有機溶剤の使用の規制が叫ばれてきており、これ
に呼応して塗装業界においては、有機溶剤を少ししか含
まない塗料、即ち水性塗料(水溶性塗料および狭義の水
性塗料)で以て静電塗装を行なうことが推奨されてい
る。
【0004】しかしながら、水性塗料は導電性を有する
ため、これを静電塗装機より霧化・噴霧する場合には、
その塗装機に印加した高電圧電流が塗料を通じてリーク
しないように、塗料の供給系全体を絶縁処理する必要が
ある。現在、自動車ボディの塗装設備にあっては、通
常、数十色の塗料を使用して多色色替え塗装が為されて
いるので、各色ごとに塗料配管および塗料タンク等をそ
れぞれ絶縁処理することは、非常に煩雑な作業であり、
また、かかる絶縁処理は、防爆チャンバ等の付設をも伴
うので、塗装設備の大変な複雑化および大型化を招くこ
とになる。
【0005】そこで、従来、塗料配管系に絶縁処理を施
すことなく、導電性塗料を用いて静電塗装を行なうこと
ができるいくつかの塗装システムが提案されている(実
開平3-105948 号公報、実開平 4-16796号公報等 参
照)。この塗装システムは、一般に、電極アタッチメン
トをコンベヤ装置の台車の上に絶縁碍子を介して取付け
るとともに、高電圧電流が供給される集電レールをコン
ベヤ装置の近くに台車の搬送方向に沿って設け、コンベ
ヤ装置の運転により、自動車ボディ等の被塗装物を電極
アタッチメントの上に載せて台車を搬送するとき、電極
アタッチメントの接触子が集電レールに摺接して、高電
圧が被塗装物に印加されることにより、塗装機等より、
水性塗料が被塗装物に向けて霧化・噴霧するという構成
のシステムである。
【0006】しかし、上記の塗装システムは、接触子と
集電レールの接触により生じたスパークの熱により、こ
れらの表面が徐々に融けていき、やがて凹凸が形成され
るので、接触子および集電レールは頻繁に交換する必要
があり、また、集電レールには塗料が付着しやすく、頻
繁に洗浄処理をなす必要があるという欠点を有する。こ
の欠点を解消するための提案(特開平 4-61944号公報)
も、為されているが、未だ十分ではない。
【0007】また、被塗装物を高電圧印加領域の入口に
移送されてきたとき、被塗装物を通常のコンベヤから絶
縁コンベヤに乗せ換え、次いで、高電圧を被塗装物に印
加して静電塗装を行ない、その後、高電圧印加領域の出
口において被塗装物を絶縁コンベヤから通常のコンベヤ
に乗せ換えるという方法も、従来提案されている(特開
平 3-224651 号公報、同 4-225857 号公報等)。しか
し、この方法では、コンベヤから他のコンベヤヘの乗り
換えの際のスパークの発生を防止するために、高電圧印
加領域の出入口にそれぞれ電圧の昇降制御のためのゾー
ンを設けることが必要とされ、塗装設備が大掛かりなも
のとなる。また、その電圧昇降制御も一般に面倒であ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の基本
的な技術的課題は、スパークの発生および設備の大型化
等の、上述した諸欠点が生じず、かつ、確実に、被塗装
物への高電圧の印加により水性塗料で静電塗装をなすこ
とができる全く新規な塗装システムを提供することにあ
る。
【0009】本発明者は、研究を重ね、その結果、この
課題を解決することができる新規な塗装システムを提案
できる段階に至った。その塗装システムは、電磁誘導の
一次回路となる誘導路をコンベヤ装置の搬送方向に設置
するとともに、電磁誘導の二次回路となるピックアップ
コイルを該誘導路と非接触で対向するようにコンベヤ装
置の走行部材(例えばスラット)に取付け、また、該走
行部材の上に、電極アタッチメントを絶縁状態で取付
け、さらに高電圧発生器をも該部材上に備え付けて成
り、誘導路とピックアップコイルの電磁誘導により生じ
た起電力を昇圧して所要の高電圧電流を被塗装物が搭載
された電極アタッチメントに供給するというものであ
る。
【0010】ここで、上記の塗装システムの安全性を考
慮すると、そのシステムの稼働時、塗装ブースの内部は
高電圧が頻繁に印加されている大変危険な環境にあり、
作業者が点検、監視等のために、稼働後も塗装ブース内
に止まることは、避けられなければならない。従って、
誘導路への給電、コンベヤの運転等により上記の塗装シ
ステムを起動させるに当っては、何らかの検知・制御手
段を用いて、起動前に、作業者が塗装ブース内に止まっ
ていないかどうかを確認し、そして、止まっていないこ
とが確認できたとき、はじめて塗装システムの起動を可
能にするという所謂インターロック機構を設けることが
必要とされる。
【0011】従って、本発明は、かかる要求に応えるこ
とができる、即ち、人が塗装ブース内に止まっていない
ことを確認できたとき、はじめてシステム全体の起動が
可能になる、安全性に優れた新規な塗装システムを提供
することを別の技術的課題とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、高電圧を被塗
装物に印加することにより、水性塗料で静電塗装を行な
うところの新規な塗装システムを提案するものであり、
本発明者はこれをワーク加電塗装システムと呼ぶ。より
明確には、本発明によるワーク加電塗装システムは、塗
装ブース内に実質的に水平に設置された無端状スラット
コンベヤと、塗装ブース内に該コンベヤの近くに配置さ
れた、接地された塗装機と、前記コンベヤのスラット表
面上に絶縁碍子を立設しかつその上に電極アタッチメン
トを取付けて成り、被塗装物またはその台車を被塗装物
への通電可能に搭載できる支持手段と、前記コンベヤの
上下のスラット列の間に、搬送方向に沿って所定の長さ
で形成された誘導路と、前記コンベヤのスラット裏面上
に、該誘導路と非接触で対向するように取付けられたピ
ックアップコイルと、前記コンベヤのスラット上に組み
付けた高電圧発生器等より成る、前記誘導路とピックア
ップコイルの電磁誘導により生じた起電力を所要の高電
圧電流に変換し、これをコントローラの動作に基づいて
前記電極アタッチメントに供給する高電圧発生装置と、
前記塗装ブース内の空間に、例えばブースの天井面、壁
面もしくは床面に、または前記塗装機の周囲に、それぞ
れ設けられた、人の存在を感知する適当数の赤外線式動
体検知センサと、各々の該赤外線式動体検知センサと接
続され、総ての赤外線式動体検知センサについて人の存
在を感知しないとき、塗装システム全体の起動を可能に
する制御装置とを備えて成ることを特徴とするものであ
る。
【0013】無端状スラットコンベヤは、被塗装物を搬
送するためのコンベヤであって、塗装ブース内に実質的
に水平に設置される。その構成は、並行する2条(ある
いは3条以上)のエンドレスチェーン、その各チェーン
の両端が巻き掛けられたスプロケット、および、チェー
ン間に各々張設された多数のスラットより成る、一般的
なスラットコンベヤ構造でよい。なお、より好ましい態
様としては、スラットコンベヤの下側には、加圧水(ま
たは加圧エア)の噴射器が付設され、スラット上の絶縁
碍子に向けての加圧水等の噴射によりそれらの洗浄が可
能であるところの構成が採用される。また、スラットと
しては、通常、めくら板のスラットが用いられるが、絶
縁碍子並びに高電圧発生装置の各部品等を支持すること
ができるものであれば、スラットの一部もしくは全体
を、多孔板、格子板またはパンチングメタル板と類似し
た構造に仕上げてもよく、また、スラットの一部を切り
欠いてもよい。塗装機は、塗装ブース内にスラットコン
ベヤの近くに適宜配置され、接地された状態に保たれ
る。この塗装機には、トップレシプロ塗装装置、サイド
レシプロ塗装装置および塗装ロボット等に組み込まれた
ものが含まれる。本発明で使用される塗装機は、塗料と
して、水性塗料または水溶性塗料を利用するものであ
り、塗装機自体が接地された状態で使用される。塗装機
としては、静電塗装機および非静電の塗装機のいずれも
使用することができる。
【0014】支持手段は、自動車ボディ等の被塗装物
(またはそれを乗せた台車)を載せて支持するととも
に、それらを被塗装物への通電が可能なように搭載する
ことができる手段であり、絶縁碍子と電極アタッチメン
トからなる。絶縁碍子は、例えば柱形状を成し、スラッ
トコンベヤのスラット表面上に、自動車ボディの場合に
は通常前後に1本ずつまたは2本ずつ、立設される。電
極アタッチメントは、絶縁碍子の上に取り付けられた導
電性(金属製)の治具であり、自動車ボディ等の被塗装
物が搭載されたとき、それへの通電が可能となるように
構成されている。よって、電極アタッチメントは絶縁状
態でスラットコンベヤ上に備え付けられているので、こ
れに高電圧を印加しても、電流がスラットコンベヤの表
面へリークしない。また、1つの被塗装物に対応する絶
縁碍子と電極アタッチメントの組は、被塗装物の長さや
スラットコンベヤの全長等に応じて、適当な数だけスラ
ットコンベヤのスラット表面上に備えられる。
【0015】誘導路は、電磁誘導の一次回路となるもの
で、スラットコンベヤの上下のスラット列の間に、搬送
方向に沿って所定の長さで形成される。誘導路として
は、例えば、適当数の支柱を間隔を置いて配置し、そし
てそれらの支柱の上に多芯ケーブルを搬送方向に沿って
(通常、2本並行に)支持架設した構成のものでよく、
電磁誘導によりピックアップコイルに、高電圧発生装置
の一次電源として必要な起電力が生じる程度の低電力
(自動車ボディの塗装の場合には、例えば単相交流300V
〜 600V 、10kHz )が給電源より供給される構成のも
のでよい。従って、誘導路と塗装機との間に強い静電場
が形成されないので、しかもそれら両者の間にスラット
が介在しているので、塗装機からの塗料ミストは誘導路
に静電塗着されないと考えられる。ピックアップコイル
は、電磁誘導の二次回路となるもので、スラットコンベ
ヤのスラット裏面上に例えば上記の前後の絶縁碍子の間
の位置に、そして前記誘導路と非接触で対向するよう
に、取付けられる。従って、ピックアップコイルはスラ
ットコンベヤの運転によりスラットとともに走行し、ま
たこのとき、誘導路との間で電磁誘導により起電力(自
動車ボディの塗装の場合には、例えば単相交流50V〜 10
0V 、10kHz )を生じ、この電流を高電圧発生装置に出
力するものである。本システムでは、誘導路とピックア
ップコイルが非接触で対向する構造であるので、電磁誘
導により生じた起電力を、ピックアップコイルが誘導路
と対向して走行している間、常に安定して高電圧発生装
置に供給することができる。従って、従来なされた高電
圧印加領域の出入口ゾーンにおける電圧の昇降制御をな
すことなく、高電圧発生装置のオンオフ操作によって、
被塗装物への高電圧の印加およびその停止を自動的に行
なうことができる。
【0016】高電圧発生装置は、前記誘導路とピックア
ップコイルの電磁誘導により生じた起電力を一次電源と
し、これを昇圧して所要の高電圧電流に変換し、そして
これを上記の電極アタッチメントに供給する装置であっ
て、スラットコンベヤのスラット表面上にまたはスラッ
ト裏面上に組み付けられる。この発生装置は一般に、変
電ユニット、コントローラ、高電圧発生器、並びに接地
スイッチより構成される。変電ユニットは、ピックアッ
プコイルからの起電力電流をコントローラへの一次電源
に適合する電流(普通、60Hzまたは50Hzの低周波電流)
に調整する装置であり、例えば、ピックアップコイルか
らの起電力電流を集める端子台、および、交流・直流変
換を行なう受電ボックス並びにインバータ等より構成さ
れる。コントローラは、変電ユニットと高電圧発生器の
間に接続された、高電圧印加のオン・オフ制御等を行な
う制御装置であって、所定の電圧信号(例えば 12Vまた
は 24V直流信号)を高電圧発生器に送るとともに、印加
される高電圧電流並びにリーク電流等のモニターを行な
う。高電圧発生器は、高周波パルス発振器、変圧器およ
び倍電圧整流回路(コッククロフト回路)等を含み、コ
ントローラからの電圧信号を受けて所要の高電圧電流
(自動車ボディの塗装の場合には、例えば、 -60 kV 〜
-150 kV(あるいは、+60 kV 〜 -150 kV)、 400μA
)を発生させる装置である。なお、自動車ボディ等の
被塗装物に正の高電圧を印加するかまたは負の高電圧を
印加するかについては、被塗装物の形状、塗装装置等の
設置状況などに応じて適宜選択することができる。接地
スイッチは、電極アタッチメントからスラット上へのリ
ーク電流が増大した場合または接地された塗装機等が高
電圧の印加されている被塗装物に異常に接近した場合等
により異常な電圧が生じているとき、あるいは何らかの
原因で所要の高電圧が印加されないときにおいて、高電
圧発生器を短絡させて印加電圧を接地電圧にまで降下せ
しめる装置であって、システムの安全確保のために、通
常、高電圧発生器と併設される。接地スイッチとして
は、ソレノイド等よりなる機械式接地スイッチ、または
最近の電子スイッチ、あるいはこれらの組合せが使用さ
れる。また、本発明に用いる接地スイッチは、高電圧遮
断スイッチと呼称されることもある。
【0017】また、上述の高電圧発生装置は高電圧の発
生源であることから、これに適当な防爆措置を施すこと
がより好ましい。従って、本発明のより好ましい態様の
ワーク加電塗装システムは、高電圧発生装置、特に、コ
ントローラおよび変電ユニット(インバータ等)が防爆
ケーシングの中に収容されているところの構成のもので
ある。また、好ましくは、高電圧発生器からの出力ケー
ブルは、前記絶縁碍子の内部を通って電極アタッチメン
トに接続される。例えば、高電圧発生装置がスラット表
面上に組付けられている場合には、高電圧発生器の出力
端子より導かれる高電圧ケーブルは、スラットの表面側
から、例えばスラットを貫通して、スラットの裏面側に
延び、そして上下のスラット列間の空間を通って絶縁碍
子の直下方の位置まで延び、その後再びスラットを貫通
して絶縁碍子の内部に進入し、その内部を通って、碍子
上側の電極アタッチメントに接続される。
【0018】また、本発明の塗装システムは、人の存在
を感知する適当数の赤外線式動体検知センサを、塗装ブ
ース内の空間に、例えば該ブースの天井面、壁面もしく
は床面にまたは塗装機の周囲に、それぞれ設けて成る。
赤外線式動体検知センサは、検知エリア内において、例
えば人の移動(通過)や手足の運動など、人体の動きが
あったとき、それを正確に感知することができるセンサ
であり、その例としては、昆虫の複眼レンズに似た特殊
なレンズを備えた赤外線センサモジュール、並びに、光
を発光素子から投光レンズを介して投光し、対象物の面
からの反射光を受光レンズを介して受光素子で受ける構
造の測距式人体検知センサが挙げられる。前者のセンサ
は、人の僅かな動きも検出できかつ小型で電力消費が少
ない点で有利であり、また後者のセンサは、人が着用し
ている服の生地、色などの影響を受けにくい点で有利で
ある。また、赤外線式動体検知センサは、作業者が高電
圧電流に感電する可能性がある個所、また作業者が塗装
機、コンベヤ等の不意の起動により負傷を受けると思わ
れる個所、さらに作業者の塗装ブース内への侵入を防止
する必要がある個所など、安全を確保する上で必要と考
えられる個所の総てに、設けるべきである。
【0019】さらに、本塗装システムは、上記の各々の
赤外線式動体検知センサとそれぞれ接続された制御装置
を、通常塗装ブースの外に、備えて成る。この制御装置
は、総ての赤外線式動体検知センサについて、人の存在
を感知しないとき、スラットコンベヤの運転開始、誘導
路への給電、および塗装装置(塗装機)の作動開始な
ど、塗装システム全体の起動をはじめて可能にするもの
であり、下記の自動制御装置と一体になってまたはそれ
とは別個に配備される。
【0020】また、本塗装システムは、通常、塗装ブー
ス外に、コンピュータ内蔵の自動制御装置を配備して成
る。この自動制御装置は、一般に、塗装ブース内のいく
つかの(トップ、サイド)レシプロ塗装装置並びに塗装
ロボットの運転、これらに組み込まれたベル型等の各塗
装機の塗装操作、スラットコンベヤの運転、および、誘
導路への給電などに関する自動制御を行なう。これらの
制御に必要な電線・ケーブルは、塗装装置およびコンベ
ヤ等より、塗装ブースの側壁を通り抜けてまたは塗装ブ
ースの下側に配線して、自動制御装置に接続される。な
お、スラットとともに走行する高電圧発生装置の運転制
御については、有線方式を採用しずらいので、例えば、
無線送受信機をコンベヤのスラット上に取付けて高電圧
発生装置のコントローラと接続するとともに、他の無線
送受信機を塗装ブース外の自動制御装置と接続して備
え、これら無線送受信機を経由してスラット上のコント
ローラと塗装ブース外の自動制御装置との間で双方向通
信が可能なように構成するとよい。かかる構成により、
塗装ブース外の自動制御装置からは、所定の高電圧の印
加オン・オフ信号等が送信されて、これをコントローラ
が受信し、一方、反対に、スラットコンベヤ上のコント
ローラからは、実際に印加されている電圧値・電流値等
のモニター信号が送信されて、これを自動制御装置が受
信することにより、高電圧印加に関する自動制御がなさ
れ得る。
【0021】
【作用】本発明では、塗装ブース内のスラットコンベヤ
を運転させると、スラット裏側のピックアップコイルが
誘導路と非接触で対向しながら走行することにより、電
磁誘導による起電力が生じ、これがスラット上の高電圧
発生装置により所要の高電圧電流に変換される。よっ
て、自動車ボディ等の被塗装物をスラット上の電極アタ
ッチメントに搭載してスラットコンベヤを走行させると
ともに、高電圧発生装置のコントローラの制御に基づい
て、高電圧を電極アタッチメントを介して被塗装物に適
時印加することができる。この高電圧の印加により、接
地された塗装機より、水性塗料が被塗装物に向けて霧化
・噴霧される。従って、水性塗料を用いた、被塗装物へ
の高電圧印加による静電塗装が可能である。
【0022】また、本発明では、人の存在を感知する適
当数の赤外線式動体検知センサが塗装ブース内の空間に
それぞれ設けられ、制御装置により、総ての赤外線式動
体検知センサについて人の存在を感知しないとき、はじ
めて塗装システム全体の起動が可能になるように制御さ
れる。従って、作業者が塗装ブース内に止まっていると
きには、スラットコンベヤの運転が開始されず、誘導路
への給電がなされず、また、塗装機の運動操作も開始さ
れない。よって、作業者が高電圧電流に感電すること
も、また塗装機等の不意の起動により負傷することもな
い。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。図1ないし図5は、本実施例のワーク加電塗装シス
テムを示す。図1および図2は該塗装システムの全体を
示し、図3ないし図5はその特徴的な部分を示す。
【0024】本ワーク加電塗装システムは、自動車ボデ
ィの静電塗装システムであり、図1および図2に示すよ
うに、塗装ブース10内に、自動車ボディ搬送用の無端
状スラットコンベヤ1を実質的に水平に設置するととも
に、該コンベヤ1の近くにその搬送方向(図中、矢印A
の方向)に沿って、塗装ロボット22、サイドレシプロ
塗装装置23およびトップレシプロ塗装装置24を配備
して成る。これらの塗装装置は各々、ベル型等の塗装機
(図示せず)を組み込んでおり、各塗装機は接地された
状態に保たれている。いずれの塗装機も、塗料として、
水性塗料または水溶性塗料を利用するものである。な
お、これらの図中、26は自動車ボディを塗装ブース内
に搬入するためのターンテーブルを示す。
【0025】スラットコンベヤ1は、並行する2条のエ
ンドレスチェーン27、27の両端をそれぞれスプロケ
ット25、25に巻き掛け、2条の該チェーン27、2
7の間に多数のスラット2・・を張設してなり、従っ
て、上下にスラット列3、3が形成されている。なお、
スラットコンベヤ1の下側には、洗浄器30が付設され
ており、これより、加圧水(または加圧エア)をスラッ
ト2の表面(外側の面)に向けて、特に下記の絶縁碍子
4a、4bに向けて噴射することができるようになって
いる。
【0026】また、スラットコンベヤ1のスラット2の
表面上には、支持手段として、絶縁碍子4a、4bが立
設され、かつ、その上には、電極アタッチメント5が夫
々取付けられている。これらの部材は、自動車ボディ2
0の乗った台車21を載せて支持することができ、かつ
その際、電極アタッチメント5から自動車ボディ20へ
の通電を可能にする手段である。絶縁碍子4a、4bと
電極アタッチメント5の組は、塗装対象の自動車ボディ
20ごとにそれぞれ対応するように、適当な数備えられ
る。図3ないし図5に詳細に示すように、絶縁碍子4
a、4bは、柱形状を成し、スラットコンベヤ1のスラ
ット2・・の表面上に、前後に2本ずつ、適当な間隔を
開けて立設されている。また、電極アタッチメント5
は、絶縁碍子4a、4bの上に取り付けられた電極部材
(金属製)であり、自動車ボディ20の乗った台車21
がその上に搭載されたとき、それへの通電が可能となっ
ている。従って、電極アタッチメント5は絶縁状態でス
ラットコンベヤ1上に備え付けられているので、これに
高電圧を印加しても、電流がスラットコンベヤ1表面へ
リークしない構造となっている。
【0027】また、図1および図2に示すように、スラ
ットコンベヤ1の上下のスラット列3、3の間には、電
磁誘導の一次回路となる誘導路6が、搬送方向に沿って
所定の長さで形成されている。この誘導路6には、給電
源より、高周波用複合多芯ケーブルを介して、例えば単
相交流 600V 、10kHz という低い電力(高電圧発生装置
の一次電源として必要な起電力が電磁誘導によりピック
アップコイルに生じる程度の電力)が供給される。従っ
て、誘導路6と塗装機との間に、強い静電場が形成され
ずしかもスラット2・・で遮蔽されているので、塗料ミ
ストは誘導路6に静電塗着されにくい構成となってい
る。
【0028】またスラットコンベヤ1のスラット2裏面
上には、図5に明確に示すように、電磁誘導の二次回路
となるピックアップコイル7が、誘導路6と非接触で対
向するように取付けられている。ピックアップコイル7
は、図3および図4に示すように、前2本の絶縁碍子4
a、4aと後2本の絶縁碍子4b,4bの間に、後の碍
子4b寄りの位置に、前後に並んで2個、設けられてい
る。従って、ピックアップコイル7,7は、スラットコ
ンベヤ1の運転によりスラット2とともに走行するが、
このとき、誘導路6と非接触で対向しているので、電磁
誘導による例えば単相交流 100V 、10kHz という起電力
電流を生じ、これを下記の高電圧発生装置8に出力する
ことができる。
【0029】本塗装システムでは、電磁誘導の一次回路
と二次回路が非接触で対向する構造であるので、生じた
起電力は、ピックアップコイル7が誘導路6と対向して
走行している間、常に安定して出力され、従って、高電
圧発生装置のオンオフ操作により、自動車ボディ20へ
の高電圧の印加およびその停止を自動的に行なうことが
できる。
【0030】また、スラットコンベヤ1のスラット2表
面上には、高電圧発生装置8が組み付けられている。図
2中、9は、この発生装置の取付範囲を示す。高電圧発
生装置8は、図3および図4に明確に示すように、変電
ユニットとして端子台11、受電ボックス12並びにイ
ンバータ13を備え、さらに、コントローラ14および
高電圧発生器15を備えて成る。
【0031】端子台11は、2個のピックアップコイル
7、7と接続され、これらからの起電力を集める部品で
ある。受電ボックス12は、端子台11と接続され、集
められた起電力(交流)を直流に変換する部品であり、
さらに、インバータ13は、受電ボックス12と接続さ
れ、変換された直流電流を再び交流に変換しかつ変調す
る部品である。こうして、ピックアップコイル7、7か
らの起電力電流は、例えば 60 Hzの低周波電流という、
コントローラ14への一次電源に適合する電流に調整さ
れる。
【0032】コントローラ14は、インバータ13と高
電圧発生器15の間に接続された高電圧印加のオン・オ
フ制御等のための制御装置であって、所定の制御信号
(例えば 12 V または 24 V 直流信号)を高電圧発生器
15に送るとともに、印加されている高電圧値、印加時
の電流値およびリーク電流値等のモニターを行なう。ま
た、高電圧発生器15は、上記の電極アタッチメント5
と接続された、高周波パルス発振器、変圧器および倍電
圧整流回路等を含む装置であって、コントローラ14か
らの制御信号を受けて、自動車ボディ20の塗装に必要
とされる -60kV 〜 -150 kV(あるいは +60 kV 〜 +150
kV)、例えば 400μA という高電圧電流を発生させ、
そしてこれを電極アタッチメント5に出力する。従っ
て、高電圧発生装置8は、誘導路6とピックアップコイ
ル7の電磁誘導により生じた起電力を、所要の高電圧電
流( -90 kV (あるいは +90 kV )、 400μA )に昇圧
し、これをコントローラ14の制御に基づいて電極アタ
ッチメント5に供給する。
【0033】さらに、高電圧発生器15は、安全の確保
のため、接地スイッチ(図示せず)を併設してなるが、
この接地スイッチも、コントローラ14からの制御信号
を受けてオン作動し、高電圧発生器15の回路を短絡し
印加電圧を降下せしめる。なお、上記に説明した受電ボ
ックス12、インバータ13およびコントローラ14
は、高電圧の発生源に対する防爆措置として、総て防爆
ケーシングの中に収容されている。
【0034】また、本塗装システムでは、図3に示すよ
うに、高電圧発生器15の出力端子17より導かれた高
電圧ケーブル16は、スラット2の表面側から、スラッ
ト2を貫通してスラット2の裏面側に延び、さらに絶縁
碍子4aの直下方の位置まで延設され、その後再びスラ
ット2を貫通し絶縁碍子4aの内部を通って碍子4a上
側の電極アタッチメント5に接続されている。ケーブル
16は絶縁碍子4aの内部にて絶縁性樹脂でモールド充
填されている。従って、高電圧ケーブル16への塗料ミ
スト等の付着が軽減されてスパークの発生が防止される
とともに、ケーブル16表面への水分付着が抑えられリ
ーク電流の発生も減少する。なお、図4中、28は、絶
縁碍子の直下方におけるケーブル16の貫通孔を示す。
【0035】また、本塗装システムは、塗装ブース10
外に、コンピュータ内蔵の自動制御装置18を配備して
成る。この自動制御装置18は、塗装ブース10内の塗
装ロボット22、サイドレシプロ塗装装置23並びにト
ップレシプロ塗装装置24の夫々の運転、これらに組み
込まれたベル型等の各塗装機の塗装操作、スラットコン
ベヤ1の運転走行、および誘導路6への給電などに関す
る自動制御を行なう。これら制御に用いる電線・ケーブ
ルは、塗装ブース10内の各装置より、ブース側壁を通
り抜けてまたはブース10の下側に配線して、自動制御
装置18に接続されている。
【0036】さらに、本塗装システムは、高電圧発生装
置8の運転制御のために、図3、図4に示すように無線
送信機30および無線受信機31をスラットコンベヤ1
のスラット2上に取付けるとともに、図2に示すように
これらと通信可能な無線送信機32および無線受信機3
3を自動制御装置18の中に組み入れて成る。無線機3
0〜33はいずれも、アンテナおよび無線通信回路等を
備えた、周波数 30kHz〜 30MHzの電波の通信デバイスで
ある。スラット2上の送信機30および受信機31はと
もにインバータ13より電力を供給されて作動し、送信
機30は接続されたコントローラ14からのモニター信
号(実際に印加されている電圧値・電流値のモニター信
号並びにリーク電流値のモニター信号)を自動制御装置
18内の受信機33に向けて無線送信する一方、受信機
31は自動制御装置18内の送信機32からの制御信号
(高電圧の印加オン・オフ信号または接地スイッチのオ
ン信号)をコントローラ14に送る。これにより、自動
車ボディ20への高電圧印加に関する自動制御がなされ
得るようになっている。
【0037】また、本塗装システムは、最も特徴的なこ
ととして、図1および図2に示すように、人の存在を感
知する数多くの赤外線式動体検知センサ19・・・を塗
装ブース10内の空間の適当な個所(天井面、壁面もし
くは床面)に、図示するように塗装ロボット22および
塗装装置23、24の周囲とかブース10の出入口の付
近などにそれぞれ設けている。赤外線式動体検知センサ
19は、図6に示すように、特殊な球面レンズ29を備
えた赤外線センサモジュールであり、検知エリア内にお
いて、例えば人の移動(通過)や手足の運動など、人体
の動きがあったとき、それを正確に感知することができ
るセンサである。赤外線式動体検知センサ19は、作業
者が高電圧電流に感電する可能性がある個所、作業者が
塗装機、コンベヤ等の不意の起動により負傷を受けると
思われる個所、作業者の塗装ブース内への侵入を防止す
る必要がある個所など、安全を確保する上で必要と考え
られる個所の総てに、設けられる。また、上記の自動制
御装置18は、図1および図2に示すように、各々の赤
外線式動体検知センサ19とそれぞれ接続されており、
この制御装置18は、総ての赤外線式動体検知センサ1
9について、人の存在を感知しないとき、スラットコン
ベヤ1の運転開始、誘導路6への給電、および、塗装装
置22〜24(塗装機)の作動開始など、塗装システム
全体の起動をはじめて可能にするという制御をも行な
う。
【0038】次に、本塗装システムによる塗装方法を述
べると、スラットコンベヤ1の運転時、スラット2・・
を走行させるとともに自動車ボディ20を順次スラット
2上の電極アタッチメント5に搭載していく。自動車ボ
ディ20は連続して矢印A方向に搬送される。このと
き、スラット2裏側のピックアップコイル7と誘導路6
との電磁誘導により起電力が生じ、次いで、これはスラ
ット2上の高電圧発生装置8(高電圧発生器15)によ
り所要の高電圧電流に変換され、そしてコントローラ1
4の制御に基づいて電極アタッチメント5を介して自動
車ボディ20に印加される。この高電圧の印加により、
接地された塗装機より、水性塗料が自動車ボディ20に
向けて霧化・噴霧され、これにより、水性塗料の静電塗
装が各自動車ボディ20ごとに行なわれる。
【0039】そして、本実施例の場合、塗装ブース10
内の赤外線式動体検知センサ19・・・と自動制御装置
18の働きにより、作業者が塗装ブース10内に止まっ
ているときには、スラットコンベヤ1の運転が開始され
ず、誘導路6への給電がなされず、また塗装ロボット2
2、塗装装置23、24の運動操作も開始されない。よ
って、作業者が高電圧電流に感電することも、また塗装
機等の不意の起動により負傷することもない。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
高電圧の印加によるスパークの発生が無く、かつ設備の
複雑大型化等を招かずに、また、高電圧印加領域の出入
口での煩雑な電圧昇降制御をなすこともなく、確実に、
被塗装物への高電圧の印加により水性塗料で静電塗装を
なすことができるところの新規な塗装システムが提供さ
れる。
【0041】その上、本発明によれば、塗装システムを
起動させる前に、作業者が塗装ブース内に止まっていな
いかどうかを検知し、そして止まっていないことが確認
できたとき、はじめて塗装システム全体の起動を可能に
するという制御が働くので、作業者が高電圧電流に感電
することも、また塗装機等の不意の起動により負傷する
こともなく、従って、安全性に大変優れた新規な塗装シ
ステムを提供することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のワーク加電塗装システムの全
体を示す図である。
【図2】図1に示すワーク加電塗装システムの全体を上
方より見た図である。
【図3】実施例のワーク加電塗装システムの要部を示す
正面図である。
【図4】実施例のワーク加電塗装システムの要部を示す
平面図である。
【図5】図3、図4に示すワーク加電塗装システムの要
部を側方より見た図である。
【図6】実施例のワーク加電塗装システムに使用される
赤外線式動体検知センサを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 スラットコンベヤ 2 スラット 3 スラット列 4a 4b 絶縁碍子 5 電極アタッチメント 6 誘導路 7 ピックアップコイル 8 高電圧発生装置 10 塗装ブース 11 端子台 12 受電ボックス 13 インバータ 14 コントローラ 15 高電圧発生器 18 自動制御装置 19 赤外線式動体検知センサ 20 自動車ボディ(被塗装物) 21 台車 22 塗装ロボット 23 サイドレシプロ塗装装置 24 トップレシプロ塗装装置 A 搬送方向

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高電圧を被塗装物に印加することによ
    り、水性塗料で静電塗装を行なうワーク加電塗装システ
    ムにおいて、 塗装ブース内に実質的に水平に設置された無端状スラッ
    トコンベヤと、 塗装ブース内に該コンベヤの近くに配置された、接地さ
    れた塗装機と、 前記コンベヤのスラット表面上に絶縁碍子を立設しかつ
    その上に電極アタッチメントを取付けて成り、被塗装物
    またはその台車を被塗装物への通電可能に搭載できる支
    持手段と、 前記コンベヤの上下のスラット列の間に、搬送方向に沿
    って所定の長さで形成された誘導路と、 前記コンベヤのスラット裏面上に、該誘導路と非接触で
    対向するように取付けられたピックアップコイルと、 前記コンベヤのスラット上に組み付けた高電圧発生器等
    より成る、前記誘導路とピックアップコイルの電磁誘導
    により生じた起電力を所要の高電圧電流に変換し、これ
    をコントローラの動作に基づいて前記電極アタッチメン
    トに供給する高電圧発生装置と、 前記塗装ブース内の空間にそれぞれ設けられた、人の存
    在を感知する適当数の赤外線式動体検知センサと、 各々の該赤外線式動体検知センサと接続され、総ての赤
    外線式動体検知センサについて人の存在を感知しないと
    き、塗装システム全体の起動を可能にする制御装置とを
    備えて成る、ワーク加電塗装システム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013036516A (ja) * 2011-08-05 2013-02-21 Kochi Univ Of Technology 人体検知方法及び人体検知システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013036516A (ja) * 2011-08-05 2013-02-21 Kochi Univ Of Technology 人体検知方法及び人体検知システム

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