JPH08229178A - 陸上競技用自動ファール判定装置及び同判定方法 - Google Patents

陸上競技用自動ファール判定装置及び同判定方法

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JPH08229178A
JPH08229178A JP6526995A JP6526995A JPH08229178A JP H08229178 A JPH08229178 A JP H08229178A JP 6526995 A JP6526995 A JP 6526995A JP 6526995 A JP6526995 A JP 6526995A JP H08229178 A JPH08229178 A JP H08229178A
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三郎 横倉
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晃義 半田
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征嗣 二俣
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 走り幅跳び競技や三段跳競技を行う場合に、
踏切時のファールの有無を判定するファール判定装置及
び同判定方法に係り、特に、ファールの有無を高い精度
で自動的に判定できるようなファール判定装置及び同判
定方法を提供すること。 【構成】 競技者による踏切時における踏切板に対する
踏切足の位置状態を撮像する撮像手段と、上記踏切板に
取付けられ競技者が踏切板を踏み切ったことを検出する
振動・衝撃センサと、上記振動・衝撃センサからの検出
信号を入力するとともに上記検出信号に基ずき撮像手段
からの撮像データを適宜保持してこの保持した画像デー
タに基づいて踏切時のファールの有無を判定する制御手
段と、を具備したもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、走り幅跳び競
技や三段跳競技を行う場合に、踏切時のファールの有無
を判定する陸上競技用自動ファール判定装置及び同判定
方法に係り、特に、ファールの有無を高い精度で自動的
に判定できるように工夫したものに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、走り幅跳び競技や三段跳競技を
行う場合に、競技者による踏切が正しく行われたか否か
を判定する必要があり、従来、この種の判定は審判の目
視により行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成による
と次のような問題があった。まず、審判の目視による判
定では、競技者が踏切板を踏み切った瞬間の映像が残ら
ないため、判定の精度が決して高いとはいえず、判定に
間違いが生ずることがあった。陸上競技のような集中を
要する競技では、判定ミスは記録に直接かかわる重大事
であるため、それによって、競技の円滑な運用が損なわ
れるおそれがあった。又、競技後に、その判定をめぐっ
て争いが生じるようなこともあった。
【0004】本発明はこのような点に基づいてなされた
ものでその目的とするところは、例えば、走り幅跳び競
技や三段跳競技を行う場合に、ファールの有無を高い精
度で自動的に判定できるような陸上競技用自動ファール
判定装置及び同判定方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべく
本願発明による陸上競技用自動ファール判定装置は、競
技者による踏切時における踏切板に対する踏切足の位置
状態を撮像する撮像手段と、上記踏切板に取付けられ競
技者が踏切板を踏み切ったことを検出する振動・衝撃セ
ンサと、上記振動・衝撃センサからの検出信号を入力す
るとともに上記検出信号に基づき撮像手段からの撮像デ
ータを適宜保持し、この保持した画像データに基づいて
踏切時のファールの有無を判定する制御手段と、を具備
したことを特徴とするものである。その際、制御手段と
して、振動・衝撃センサからの検出信号を入力すること
により、該入力時の撮像手段からの撮像データと、その
前後の所定範囲の撮像データを保持し、それら保持した
撮像データに基づいて踏切時のファールの有無を判定す
るものであることが考えられる。又、撮像手段は、複数
台のCCDカメラを夫々所定位置に設置して構成されて
いることが考えられる。又、CCDカメラは2台であ
り、一方は踏切板に対する踏切足の位置状態を真横から
撮像するものであり、他方は踏切板に対する踏切足の位
置状態を斜め上から撮像するものであることが考えられ
る。又、撮像手段は踏切板に対する踏切足の位置状態を
真横から撮像する単一のCCDカメラであることが考え
られる。又、踏切板に対する踏切足の位置状態を真横か
ら撮像するCCDカメラが踏切板の延長線上に移動可能
であることが考えられる。又、振動・衝撃センサが踏切
板の下方に埋設されることが考えられる。又、撮像手段
の対面に判定用背景板を設けることが考えられる。又、
ファールの有無を判定するための画像をモニター画面に
出力させるようにしたことが考えられる。又、ファール
判定用画像と通常撮像画像とを適宜切換可能にしたこと
が考えられる。又、ファール判定用画像と通常撮像画像
とを画面上で2分割して表示することが考えられる。
又、画像データは記録手段によって適宜記録されること
が考えられる。又、画像データは出力手段によって適宜
出力されることが考えられる。又、画像データはビデオ
プリンタによって出力されることが考えられる。又、画
像データは放送局用の映像信号として出力されることが
考えられる。又、これらの全部又は一部の組み合わせも
考えられる。さらに、本願発明は、踏切板に振動・衝撃
センサを設け、振動・衝撃センサの検出信号と撮像手段
の映像とを同期して処理コンピュータからなる制御手段
に入力せしめ、競技者による踏切時点での映像を中心に
してその前後の画像のレベルの変化を求め、踏切時のフ
ァールの有無を判定することを特徴とする陸上競技用自
動ファール判定方法をも供する。
【0006】
【作用】本願発明においては、振動・衝撃センサからの
検出信号を入力することにより競技者が踏切板を踏み切
ったタイミングを検知し、そのタイミングで撮像手段か
らの撮像データを保持して、その保持した撮像データに
基づいてファールの有無を判定する。
【0007】
【実施例】以下、図1乃至図11を参照して本発明の一
実施例を説明する。最初に、図1を参照して、本実施例
による陸上競技用自動ファール判定装置の概略の構成を
説明する。まず、撮像手段1があり、この撮像手段1
は、2台のCCD(ChargedCoupled Device)カメラ
3、5から構成されている。上記CCDカメラ3とは、
撮像デバイスの一種であり、撮像管と称される真空管方
式のものと、個体撮像素子と称される超LSI方式のも
のとがある。上記CCDカメラ3、5からの撮像データ
は、画像メモリ7に入力され、該画像メモリ7を介し
て、制御手段としてのマイクロコンピュータからなる処
理コンピュータ9に常時入力されるようになっている。
【0008】一方、振動・衝撃センサとしてのトリガー
スイッチ11が、踏切板13(図2に示す)に埋設され
ている。このトリガースイッチ11は、競技者が踏切板
13を踏み切るタイミングを検出するためのものであ
り、上記トリガースイッチ11からの検出信号も処理コ
ンピュータ9に入力される。処理コンピュータ9は、ト
リガースイッチ11からの検出信号に基づいて、CCD
カメラ3、5からの画像データを適宜保持し、それら保
持した画像データに基づいて、競技者による踏切板13
の踏切がファウルであったか否かを判定する。そして、
処理コンピュータ9は、判定の結果、踏切がファウルで
あると判定した場合には、ファウルランプ(赤)を点灯
させる(図1中符号14で示す)。又、判定の結果、踏
切がセーフであると判定した場合には、OKランプ
(白)を点灯させる(図1中符号15で示す)。
【0009】又、処理コンピュータ9には、操作盤17
を介して、各種の情報の入力ができるようになってい
る。又、踏切時の画像データは、モニター画面19を介
して見ることができ、又、VTR録画装置21によって
適宜録画されるようになっており、さらにビデオプリン
タ23によって出力できるようになっている。又、放送
局用映像信号として出力されるようにもなっている(図
1中符号25で示す)。以上が、本実施例による陸上競
技用自動ファール判定装置の概略の構成であり、次に、
各部の構成を詳細に説明していく。
【0010】まず、既に説明したCCDカメラ3、5、
トリガースイッチ11等がどのような状態で設置されて
いるかを、図2を参照して説明する。図2に示すよう
に、まず、砂場27があり、この砂場27の手前には踏
切板13が設置されている。又、踏切板13の砂場27
側には、ファール判定ゴム板29が設置されている。こ
のファール判定ゴム板29の左右両側には、踏切板標識
31、33が設置されていて、競技者に踏切板13の位
置を知らしめている。そして、CCDカメラ3、5から
なる撮像手段1は、踏切板13とファール判定ゴム板2
9の境界部を中心にして撮像できるように、その境界部
の側方に設置されている。撮像手段1の対面には、中間
色例えば灰色に着色された判定用背景板34が設置され
ていて、判定される被写体以外のものが映像としてメモ
リ7に入力されないようになっている。これにより、画
像処理が容易となり、自動判定の効率及び精度が一層向
上する。
【0011】上記撮像手段1の構成は、図4に示すよう
になっている。まず、カメラケース35があり、該カメ
ラケース35は、防水処理が施されており、内部にCC
Dカメラ3、5が夫々設置されている。すなわち、CC
Dカメラ3は、カメラケース35内の下部に真下を指向
した状態で取付けられいて、その下方には反射鏡37が
設置されている。この反射鏡37は反射鏡取付台39に
取付けられていて、この反射鏡取付台39は、画像位置
を調整するための角度調整ねじ機構41に連結されてい
る。又、カメラケース35の下部であって前面側には入
射部43があり、この入射部43には防塵フィルタ45
が取付けられている。そして、上記防塵フィルタ45を
介して、踏切板13に対する踏切足の位置状態を真横か
らみた像が反射鏡37に入射し、そこで反射してCCD
カメラ3に入力される。その際、角度調整ねじ機構41
によって、反射鏡取付台39を介して、反射鏡37の角
度を適宜調整する。なお、CCDカメラ3、5の位置調
節は、カメラケース35を踏切板13の延長線上(図2
矢印方向)に左右動させ、最適箇所に設置することによ
り行う。
【0012】一方、CCDカメラ5は、カメラケース3
5内の上部において、前方であって斜め下方を指向した
状態で取付けられている。又、カメラケース35の前方
の所定位置には入射部47が形成されていて、この入射
部47には防塵フィルタ49が取付けられている。そし
て、踏切板13に対する踏切足の位置状態を斜め上方か
ら見た像が、防塵フィルタ49を介して、CCDカメラ
5に入力されることになる。このように、撮像手段1
は、CCDカメラ3によって、踏切板13に対する踏切
足の位置状態を真横から撮像するとともに、CCDカメ
ラ5によって、踏切板13に対する踏切足の位置状態を
斜め上方から撮像するようにしている。
【0013】次に、トリガースイッチ11であるが、こ
れは、踏切板13の下方に埋設されていて、その構成
は、図5に示すようになっている。まず、ボックス51
があり、このボックス51内に踏切板13が内装されて
いる。又、踏切板13の図5中左側にはファール判定ゴ
ム板29が設けられ、その下方のボックス51内には空
間53が形成されている。この空間53内には、ジャッ
キ55が水平方向に伸縮自在に設置されている。そし
て、ジャッキ55と踏切板13との間に、トリガースイ
ッチ11が介挿されている。このようにトリガースイッ
チ11を踏切板13の下方に埋設したのは、天候による
影響、水滴、塵埃などによる影響を受けないようにする
ためと、競技者に恐怖感を与えないようにするためであ
る。尚、図中符号57はゴム板受板であり、又、符号5
9は助走路を示している。そして、上記トリガースイッ
チ11を介して、競技者が踏切板13を踏み切ったこと
を検出し、該検出信号によって、撮像手段1により撮像
された画像データを適宜保持することになる。
【0014】又、操作盤17は、図3に示すような構成
になっている。上記操作盤17の前面には、まず、テン
キー61が配置されていて、このテンキー61の下方に
は、画像送りキー63、63が配置されている。画像送
りキー63の下には画面切換えスイッチ65が配置され
ている。又、それらキー61、63、65の左側には、
日付を表示する日付表示部67、日付を変更する日付変
更スイッチ68、競技者のゼッケン番号を表示するゼッ
ケン番号表示部69、ゼッケン番号を変更するゼッケン
番号変更スイッチ70、試技回数を表示する試技回数表
示部71、試技回数を変更する試技回数変更スイッチ7
2が配置されている。テンキー61の右方には、画像フ
ォーカススイッチ73、画像明るさ変更スイッチ74、
判定カーソル位置変更スイッチ75が配置されている。
これら各表示部は、全て発光ダイオード(LED)を使
用したものである。又、左下には、センサー感知確認ラ
ンプ76、操作員判定確認ランプ77が配置されてい
る。そして上記テンキー61を操作することにより、日
付、競技者のゼッケン番号、試技回数を入力する。
【0015】なお、画像フォーカススイッチ73は踏切
板を確実にとらえるために必要なものである。画像明る
さ変更スイッチ74は晴天、曇天、雨天等、天候により
画面上の明るさが変わるので、天候により画面の明るさ
を変更するために必要なものである。判定カーソル位置
変更スイッチ75は、自動判定のカーソル位置を正確に
決定するため、カーソル位置の調整用として必要なもの
である。センサー感知確認ランプ76は、競技者が踏切
板を踏み切った瞬間にセンサーの信号が処理コンピュー
タ9に入力されているか否かを視認するために必要なも
のである。操作員判定確認ランプ77は、操作員が常に
処理された画像を見ることになるため、外部の出力ラン
プ14、15とは別に操作盤17上にファール判定用の
ランプを設けたのである。
【0016】以上の構成を基にその作用を説明する。例
えば、走り幅跳びを行うものとして説明する。まず、撮
像手段1のCCDカメラ3、5は、踏切板13に対する
踏切足の位置状態を夫々真横から及び斜め上方から撮像
し、その撮像データを画像メモリ7を介して、処理コン
ピュータ9に常時出力するように機能している。そし
て、競技者は助走路59(図2に示す)に沿って助走を
行い、踏切板13にて踏み切って、砂場27に向かって
跳躍する。その際、競技者が踏切板13を踏み切ると、
それをトリガースイッチ11が検知し、その検出信号を
処理コンピュータ9に出力する。処理コンピュータ9
は、その検出信号に基づいて、撮像手段1からの撮像デ
ータを適宜保持する。すなわち、CCDカメラ3、5か
らの撮像データは、画像メモリ7を介して、常時入力さ
れている。すなわち、図8に示すように、フレーム1、
フレーム2、フレーム3、フレーム4、フレーム5の画
像データが保存せずに順次入力されている。そのような
状態で、上記トリガースイッチ11より検出信号が入力
されると、まず、踏み切った時の画像データ(フレーム
2)が保持される。そして、踏切以降の2枚の画像が保
持されるとともに、踏切以前の2枚の画像が保持され
る。つまり、トリガースイッチ11がオンしたときの画
像を中心にして、前後2枚ずつの画像が保持され、結
局、図9に示すように、合計5枚の画像が保持されるこ
とになる。これら5枚の画像データがファールの有無を
判定する材料になるものである。
【0017】処理コンピュータ9は、保持した撮像デー
タ(5枚の画像データ)に基づいて、踏切がセーフであ
るかファールであるかを判定する。そして、判定の結
果、ファールの場合には、ファールランプ13を点灯さ
せ、セーフの場合にはOKランプ15を点灯させる。
又、撮像データは、モニター画面19に表示されるとと
もに、VTR録画装置21に録画され、又、必要に応じ
て、ビデオプリンタ23によって出力される。又、放送
局用の画像信号として出力される。
【0018】ここで、ファールの有無を具体的にどのよ
うに判定するかについて説明する。図6は、ファール判
定の領域を示すモニター画面であり、CCDカメラ3に
より真横から撮像されたもの(ファール判定用画像)で
ある。この画面において、踏切板13とファール判定ゴ
ム板29との間には、判定用カーソル81が表示されて
いる。そして、踏切時に、上記判定用カーソル81より
左側の領域に、競技者のスパイクシューズ83の先端が
侵入していて、且つ、判定用カーソル81より右側の領
域にてスパイクシューズ83が踏切板13より離間して
いない場合に、これを「ファール」と判定する。又、踏
切時の映像をそのままモニター画面に表示すると、図7
に示すようなもの(通常撮像画像)となる。この画面
は、CCDカメラ5により、審判の目視状態と同様の角
度から撮像された、いわば判定のための参考画像であ
る。図6に示す画面と図7に示す画面との切換は図示し
ない切換スイッチにより行うものとする。なお、ファー
ルか否か微妙な判定を要しない場合には、画像として見
やすい通常撮像画像のみを用いることもできる。
【0019】上記「ファール」の判定をさらに正確に説
明すると、図10に示す場合は「ファール」であり、図
11に示す場合は「セーフ」である。つまり、図10に
示す場合には、スパイクシューズ83の先端が、判定用
カーソル81に掛かっているとともに、スパイクシュー
ズ81が依然として、踏切板13上に残留しているから
である。一方、図11に示す場合には、スパイクシュー
ズ83の先端が、判定用カーソル81に掛かっているも
のの、スパイクシューズ81は既に踏切板13より離間
しているからである。尚、このような判別は、図7に示
すような通常のモニター表示では不可能であり、図6に
示すようなモニター画面に切換えることにより始めて可
能になる。
【0020】以上本実施例によると、まず、ファールか
否かの判定を自動で且つ正確に行うことができるように
なり、従来、審判の目視により行っていた場合のよう
に、判定にバラツキが出てくるようなことをなくすこと
ができる。それによって、競技の円滑な運用が可能にな
る。又、画像の保持については、トリガースイッチ11
のオンによって必要な画像のみを保持するようにしてい
るので、効率的である。又、その際、トリガースイッチ
11のオンにより、その時の画像を含めて前後2枚ずつ
の合計5枚の画像を保持して、それらに基づいてファー
ルか否かの判定を行うようにしてるので、判定精度も極
めて高いものである。又、データは記録され、且つ、必
要に応じて出力されるようになっているので、競技後に
おける競技者からの問い合わせに対しても、容易に対応
することができ、競技後における不必要な争いをなくす
ことができる。又、放送局用としても出力できるので好
都合である。又、装置が踏切板の下方に内蔵されている
から。競技者に恐怖感を与えず、かつ踏切板は必ず踏ま
れるので、エラーがないという効果がある。陸上競技の
ような集中を要する競技では機器のエラーは記録に直接
かかわる重大事である。
【0021】尚、本発明は前記一実施例に限定されるも
のではない。例えば、CCDカメラを使用する場合にお
いて、CCDカメラ3は必須であるが、CCDカメラ5
は参考のためのものであり、必ずしもなくともよい。あ
るいは必要により3台以上のカメラを設置して撮像する
ことも考えられる。又、踏切板13に対する踏切足の位
置状態を真横から撮像するCCDカメラ3は、図13に
示すように、グラウンドに対して水平に設置することも
できる。又、振動・衝撃センサとしては、トリガースイ
ッチ以外にも公知の全てのもの、例えば、各種荷重セン
サ、変位センサ等の適用が可能である。又、画像データ
の処理については任意に設定すればよい。又、ファール
判定ゴム板29の設置はなくともよい。又、ファール判
定用画像と通常撮像画像とを画面上で2分割して表示す
ることも可能である(図2)。又、CCDカメラの位置
調節は、カメラケース内において、CCDカメラ自体を
踏切板の延長線上に移動可能にするよう構成することに
よっても行うことができる。又、操作盤17の各表示部
には、例えば液晶パネル(LCD)の使用も可能であ
る。その他、図示する構成に限定されず、本発明の要旨
を逸脱しない範囲で変更可能である。
【0022】
【発明の効果】以上詳述したように本発明による陸上競
技用自動ファール判定装置によると、踏切時のファール
の有無を自動で、且つ、高い精度で判定することができ
るようになり、競技の円滑な運用が可能になるととも
に、競技後における判定を巡る不必要な争いを無くすこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図で陸上競技用自動フ
ァール判定装置の構成を示す機能ブロック図である。
【図2】本発明の一実施例を示す図で踏切板及びその近
傍における状態を示す斜視図である。
【図3】本発明の一実施例を示す図で操作盤の正面図で
ある。
【図4】本発明の一実施例を示す図で撮像手段の構成を
示す側面図である。
【図5】本発明の一実施例を示す図で振動・衝撃センサ
の取付状態を示す図である。
【図6】本発明の一実施例を示す図でファール判定を行
うためのモニター画面を示す正面図である。
【図7】本発明の一実施例を示す図でファール判定を行
うためのモニター画面を示す正面図である。
【図8】本発明の一実施例を示す図で撮像手段より送ら
れる画像データを示す図である。
【図9】本発明の一実施例を示す図で撮像手段より送ら
れ保持される画像データを示す図である。
【図10】本発明の一実施例を示す図でファールの判定
を説明する図である。
【図11】本発明の一実施例を示す図でファールの判定
を説明する図である。
【図12】本発明の他の実施例を示す図でファール判定
を行うためのモニター画面を示す正面図である。
【図13】本発明の一実施例を示す図で撮像手段の構成
の他の例を示す側面図である。
【符号の説明】 1 撮像手段 3 CCDカメラ 5 CCDカメラ 7 画像メモリ 9 処理コンピュータ(制御手段) 11 トリガースイッチ(振動・衝撃センサ) 13 踏切板 14 ファールランプ 15 OKランプ 17 操作盤 19 モニター画面 21 VTR録画装置 23 ビデオプリンタ 25 放送局用信号 27 砂場 29 ファール判定ゴム板 31 踏切板標識 33 踏切板標識 34 判定用背景板 35 カメラケース 37 反射鏡 39 反射鏡取付台 41 角度調整ねじ機構 43 入射部 45 防塵フィルタ 47 入射部 49 防塵フィルタ 51 ボックス 53 空間 55 ジャッキ 57 ゴム板受板 59 助走路 61 テンキー 63 画像送りキー 65 画面切換えスイッチ 67 日付表示部 68 日付変更スイッチ 69 ゼッケン番号表示部 70 ゼッケン番号変更スイッチ 71 試技回数表示部 72 試技回数変更スイッチ 73 画像フォーカススイッチ 74 画像明るさ変更スイッチ 75 判定カーソル位置変更スイッチ 76 センサー感知確認ランプ 77 操作員判定確認ランプ 81 判定用カーソル 83 スパイクシューズ

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 競技者による踏切時における踏切板に対
    する踏切足の位置状態を撮像する撮像手段と、上記踏切
    板に取付けられ競技者が踏切板を踏み切ったことを検出
    する振動・衝撃センサと、上記振動・衝撃センサからの
    検出信号を入力するとともに上記検出信号に基づき撮像
    手段からの撮像データを適宜保持し、この保持した画像
    データに基づいて踏切時のファールの有無を判定する制
    御手段と、を具備したことを特徴とする陸上競技用自動
    ファール判定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の陸上競技用自動ファール
    判定装置において、制御手段は、振動・衝撃センサから
    の検出信号を入力することにより、該入力時の撮像手段
    からの撮像データと、その前後の所定範囲の撮像データ
    を保持し、それら保持した撮像データに基づいて踏切時
    のファールの有無を判定するものであることを特徴とす
    る陸上競技用自動ファール判定装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の陸上競技用
    自動ファール判定装置において、撮像手段は、複数台の
    CCDカメラを夫々所定位置に設置して構成されている
    ことを特徴とする陸上競技用自動ファール判定装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の陸上競技用自動ファール
    判定装置において、CCDカメラは2台であり、一方は
    踏切板に対する踏切足の位置状態を真横から撮像するも
    のであり、他方は踏切板に対する踏切足の位置状態を斜
    め上から撮像するものであることを特徴とする陸上競技
    用自動ファール判定装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は請求項2記載の陸上競技用
    自動ファール判定装置において、撮像手段は踏切板に対
    する踏切足の位置状態を真横から撮像する単一のCCD
    カメラであることを特徴とする陸上競技用自動ファール
    判定装置。
  6. 【請求項6】 請求項3又は請求項4又は請求項5記載
    の陸上競技用自動ファール判定装置において、踏切板に
    対する踏切足の位置状態を真横から撮像するCCDカメ
    ラが踏切板の延長線上に移動可能であることを特徴とす
    る陸上競技用自動ファール判定装置。
  7. 【請求項7】 請求項1又は請求項2又は請求項3又は
    請求項4又は請求項5又は請求項6記載の陸上競技用自
    動ファール判定装置において、振動・衝撃センサが踏切
    板の下方に埋設されたことを特徴とする陸上競技用自動
    ファール判定装置。
  8. 【請求項8】 請求項1又は請求項2又は請求項3又は
    請求項4又は請求項5又は請求項6又は請求項7記載の
    陸上競技用自動ファール判定装置において、撮像手段の
    対面に判定用背景板を設けたことを特徴とする陸上競技
    用自動ファール判定装置。
  9. 【請求項9】 請求項1又は請求項2又は請求項3又は
    請求項4又は請求項5又は請求項6又は請求項7又は請
    求項8記載の陸上競技用自動ファール判定装置におい
    て、ファールの有無を判定するための画像をモニター画
    面に出力させるようにしたことを特徴とする陸上競技用
    自動ファール判定装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の陸上競技用自動ファー
    ル判定装置において、ファール判定用画像と通常撮像画
    像とを適宜切換可能にしたことを特徴とする陸上競技用
    自動ファール判定装置。
  11. 【請求項11】 請求項9記載の陸上競技用自動ファー
    ル判定装置において、ファール判定用画像と通常撮像画
    像とを画面上で2分割して表示することを特徴とする陸
    上競技用自動ファール判定装置。
  12. 【請求項12】 請求項1又は請求項2又は請求項3又
    は請求項4又は請求項5又は請求項6又は請求項7又は
    請求項8又は請求項9又は請求項10又は請求項11記
    載の陸上競技用自動ファール判定装置において、画像デ
    ータは記録手段によって適宜記録されることを特徴とす
    る陸上競技用自動ファール判定装置。
  13. 【請求項13】 請求項1又は請求項2又は請求項3又
    は請求項4又は請求項5又は請求項6又は請求項7又は
    請求項8又は請求項9又は請求項10又は請求項11又
    は請求項12記載の陸上競技用自動ファール判定装置に
    おいて、画像データは出力手段によって適宜出力される
    ことを特徴とする陸上競技用自動ファール判定装置。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の陸上競技用自動ファ
    ール判定装置において、画像データはビデオプリンタに
    よって出力されることを特徴とする陸上競技用自動ファ
    ール判定装置。
  15. 【請求項15】 請求項13記載の陸上競技用自動ファ
    ール判定装置において、画像データは放送局用の映像信
    号として出力されることを特徴とする陸上競技用自動フ
    ァール判定装置。
  16. 【請求項16】 踏切板に振動・衝撃センサを設け、振
    動・衝撃センサの検出信号と撮像手段の映像とを同期し
    て処理コンピュータからなる制御手段に入力せしめ、競
    技者による踏切時点での映像を中心にしてその前後の画
    像のレベルの変化を求め、踏切時のファールの有無を判
    定することを特徴とする陸上競技用自動ファール判定方
    法。
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