JPH08228992A - 靴底掃除シート - Google Patents

靴底掃除シート

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JPH08228992A
JPH08228992A JP6705995A JP6705995A JPH08228992A JP H08228992 A JPH08228992 A JP H08228992A JP 6705995 A JP6705995 A JP 6705995A JP 6705995 A JP6705995 A JP 6705995A JP H08228992 A JPH08228992 A JP H08228992A
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JP
Japan
Prior art keywords
adhesive layer
sheet
shoe
woven fabric
cleaning
Prior art date
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Pending
Application number
JP6705995A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Nagami
永海  洋
Sadaji Sakashita
貞二 阪下
Katsumi Hori
勝美 堀
Akira Tougeda
彰 峠田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Publication date
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 靴底掃除の際にバリバリという耳障りな音が
発生しにくくて消音効果に優れる靴底掃除シートを得る
こと。 【構成】 支持シート(3)上の片表面の全部又は一部
に、弱粘着性物質よりなる繊維の不織布状堆積層からな
る弱粘着層(1)を有する靴底掃除シート。 【効果】 不織布状の弱粘着層によるクッション性に基
づいて靴底の凹凸に良好に密着して掃除効果に優れると
共に、消音効果に優れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、消音効果に優れる靴底
掃除シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、支持シート上に粘着層をベタ塗状
態で設けてなる靴底掃除シートが知られていた。かかる
シートは、その上に靴を着用したまま乗ることで靴底に
付着したゴミや塵、埃等を粘着層側に移着させて靴底を
掃除できるようにしたものである。
【0003】しかしながら、従来のベタ塗粘着層型の靴
底掃除シートにあっては、その上に乗って靴底を掃除す
る際に、バリバリという耳障りな音が発生して騒々しい
問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、靴底掃除の
際にバリバリという耳障りな音が発生しにくくて消音効
果に優れる靴底掃除シートを得ることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、支持シート上
の片表面の全部又は一部に、弱粘着性物質よりなる繊維
の不織布状堆積層からなる弱粘着層を有することを特徴
とする靴底掃除シートを提供するものである。
【0006】
【作用】本発明者らは、上記の課題を克服するために鋭
意研究を重ねるなかで、従来の掃除シートにより靴底を
掃除する際に発生するバリバリ音は、靴を粘着面より剥
がす際の剥離音であることを究明し、従来のベタ塗状の
粘着層に代えて、不織布状の弱粘着層とすることにより
バリバリ音が抑制されて消音効果に優れることを見出し
た。
【0007】前記において粘着層を介した移着掃除で
は、粘着面と靴底との剥離動作は不可避であることより
不織布状の弱粘着層とすることで剥離音が高度に消音さ
れたことは予想外のことであり、その消音機構は不明で
ある。従来のベタ塗粘着層タイプで軟質の弱粘着層とし
た本発明者らの試みではバリバリ音の消音に充分な効果
は発揮されないことより、粘着層を不織布状としたこと
に消音効果の源があるものと考えられる。
【0008】
【実施例】本発明の靴底掃除シートは、支持シート上の
片表面の全部又は一部に、弱粘着性物質よりなる繊維の
不織布状堆積層からなる弱粘着層を有するものである。
その例を図1、図2に示した。1が不織布状の弱粘着
層、3が支持シートである。なお2は、不織布状の弱粘
着層を支持シート上に強固に接着固定することを目的に
必要に応じて設けられる固定用粘着層である。
【0009】図1、図2の実施例より明らかなように、
弱粘着性物質よりなる繊維の不織布状堆積層からなる弱
粘着層は、支持シート上の片表面の全部に設けられてい
てもよいし、当該片表面の一部に設けられていてもよ
い。前記弱粘着層を支持シート上に部分的に設ける場
合、その配置等については適宜に決定することができ
る。
【0010】不織布状の弱粘着層の形成は、例えばメル
トブロー方式やカーテンスプレ方式などの適宜な方式で
弱粘着性物質を繊維化し、それを支持シート上に不織布
状に堆積させて多孔状態の弱粘着層を形成する方法など
の適宜な方法にて行うことができる。
【0011】図3に前記のメルトブロー方式による方法
を例示した。この方法においては、チップ状や顆粒状等
の通気可能な状態で弱粘着性物質4をダイス5に収容
し、その弱粘着性物質をダイスを介し加熱して部分的に
溶融させると共に、ダイスの上方より矢印の如く熱風を
吹込むことにより弱粘着性物質の溶融分がダイス孔51
より繊維状41で吹出され、それがコンベア6を介し順
次移動する支持シート3の上に展開されて不織布状の堆
積層からなる弱粘着層1が形成され、得られた靴底掃除
シート7が巻取ロール8に巻取られる。なお支持シート
の裏面は、剥離剤等により剥離性の付与処理がなされて
おり、巻取り体の巻戻しが容易に行えるようになってい
る。
【0012】弱粘着層の形成に用いる弱粘着性物質とし
ては、例えばホットメルト型粘着剤の如く、常温で弱粘
着性を示す適宜なものを用いうる。一般には加熱溶融可
能な熱可塑性エラストマーなどが用いられる。上記した
メルトブロー方式やカーテンスプレ方式の如く、加熱溶
融可能な弱粘着性物質を用いて加熱溶融下に繊維状に展
開することで臭気が揮散して微臭性に優れるものとする
ことができる。
【0013】好ましく用いうる弱粘着性物質の例として
は、SIS、SBS、SEBS、SIPS、SEPSの
如きスチレン系エラストマーや、ウレタン系エラストマ
ーなどがあげられる。弱粘着性物質は、単独で又は2種
以上をブレンドして用いることができ、弱粘着性物質の
調製に際しては、必要に応じタッキファイヤー、軟化
剤、老化防止剤などの適宜な添加剤を配合することがで
きる。
【0014】掃除効果(接着力)と消音効果のバランス
等の点より好ましい弱粘着層は、それを形成する繊維の
平均繊維径が500μm以下、就中0.5〜100μm、
特に1〜50μmであり、かかる平均繊維径の繊維が2
00g/m2以下、就中1〜100g/m2、特に2〜5
0g/m2の割合で不織布状に堆積したものである。な
お前記の平均繊維径は、走査顕微鏡で不織布状の弱粘着
層をランダムに写真を採り、その10枚の写真より任意
な10点における繊維径を調べてそれらを平均して算出
したものである。
【0015】弱粘着層と支持シートの間に必要に応じて
介在させる固定用粘着層は、弱粘着層と支持シートとに
対して良好な接着力を示す適宜なものを用いうる。好ま
しくは、弱粘着層の形成に用いた弱粘着性物質にタッキ
ファイヤーを併用して弱粘着層よりも大きい接着力とし
たものである。固定用粘着層は、ベタ塗状態に設けるこ
ともできる。なお弱粘着層の好ましい接着力は、ステン
レス板に対する180度ピール値(剥離速度300mm/
分)に基づき、1〜1000g/20mm、就中2〜50
0g/20mm、特に5〜300g/20mmである。
【0016】靴底掃除シートの形成は、支持シート上に
必要に応じ固定用粘着層を介して不織布状の弱粘着層を
直接設ける方法のほか、例えばセパレータ上に不織布状
の弱粘着層を形成してそれを支持シート上に必要に応じ
固定用粘着層を介して移着する方法などの適宜な方法に
より行うことができる。
【0017】前記の支持シートとしては、特に限定はな
く、従来と同様のものを用いることができる。従ってシ
ートに加工できる適宜なものを用いることができる。好
ましくは、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレ
ンとポリプロピレンのブレンド物等のポリオレフィンや
ポリ塩化ビニル等からなるシート、あるいはポリアミド
繊維やポリエステル繊維等からなる不織布状ないしフェ
ルト状のシートなどが用いられる。シートの厚さは、5
mm以下、就中1mm以下、特に1〜500μmが一般的で
あるが、これに限定されない。
【0018】本発明の靴底掃除シートは、そのシート形
態のまま、あるいはマット等の上に配置して実用に供す
ることができる。また靴底掃除シートを積層した状態で
実用に供することもできる。
【0019】実施例1 裏面をシリコーン系剥離剤で処理した厚さ25μmの0
PPシート上の片面の全面に、スチレン系エラストマー
(SIS)100部(重量部、以下同じ)と石油系樹脂
100部の混合物からなる粘着剤溶液をベタ塗してなる
厚さ15μmの固定用粘着層を設け、その上にSIS1
00部と石油系樹脂30部をニーダにて160℃で混練
してなる混練物をチップ化してダイスに入れメルトブロ
ー方式により坪量10g/m2の不織布状の弱粘着層を
形成して靴底掃除シートを得た。
【0020】なお前記においてメルトブローは、ダイス
温度200℃、熱風温度210℃、熱風圧力1.0〜
2.0kg/cm2、コンベアによるライン速度3m/分の
条件で行い、その不織布状の弱粘着層における平均繊維
径は、約10μmであった。
【0021】実施例2 坪量30g/m2の不織布状の弱粘着層としたほかは実
施例1に準じて靴底掃除シートを得た。
【0023】実施例3 坪量10g/m2で幅約60mmの不織布状の弱粘着層を
30mmの間隔を設けて部分的に配置したほかは実施例1
に準じて靴底掃除シートを得た。
【0024】比較例 裏面をシリコーン系剥離剤で処理した厚さ40μmの0
PPシート上の片面の全面に、SIS100部と石油系
樹脂100部の混合物からなる粘着剤溶液をベタ塗して
なる厚さ15μmの粘着層を形成して靴底掃除シートを
得た。
【0025】評価試験 掃除効果 実施例、比較例で得た靴底掃除シートの上を安全靴にて
通常の速度で歩行し、その場合における靴底の掃除効果
を下記の基準で目視判定した。 ◎:非常に良好 ○:良好
【0026】消音効果 前記の歩行時に、安全靴より100mm離れた位置にマイ
クを配置して音圧レベルを測定した。なお歩行時のブラ
ンク値は50dBであった。
【0027】前記の結果を次表に示した。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、不織布状の弱粘着層を
有することによりそのクッション性に基づいて靴底の凹
凸に良好に密着して掃除効果に優れると共に、消音効果
に優れて不快なバリバリ音が抑制され静寂な環境下に靴
底を掃除できるシートを得ることができる。さらに加熱
溶融下に形成した不織布状の弱粘着層の場合には臭気揮
散で微臭性にも優れ、不快な臭いを発しにくい利点など
も有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の断面図
【図2】他の実施例の断面図
【図3】製造工程の説明図
【符号の説明】
1:不織布状の弱粘着層 2:固定用粘着層 3:支持シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 峠田 彰 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持シート上の片表面の全部又は一部
    に、弱粘着性物質よりなる繊維の不織布状堆積層からな
    る弱粘着層を有することを特徴とする靴底掃除シート。
  2. 【請求項2】 不織布状堆積層からなる弱粘着層を固定
    用粘着層を介して支持シート上に接着してなる請求項1
    に記載の靴底掃除シート。
JP6705995A 1995-02-28 1995-02-28 靴底掃除シート Pending JPH08228992A (ja)

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