JPH08228265A - 画像入力装置 - Google Patents

画像入力装置

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JPH08228265A
JPH08228265A JP7033740A JP3374095A JPH08228265A JP H08228265 A JPH08228265 A JP H08228265A JP 7033740 A JP7033740 A JP 7033740A JP 3374095 A JP3374095 A JP 3374095A JP H08228265 A JPH08228265 A JP H08228265A
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JP
Japan
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stage
film holder
film
image input
input device
Prior art date
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JP7033740A
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English (en)
Inventor
Osamu Ikeda
理 池田
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
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Priority to US08/561,254 priority patent/US5808757A/en
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的大型の原稿を扱う場合でも原稿の平面
性を確保して、良好な画像入力のできる画像入力装置を
提供することを目的とする。 【構成】 原稿1を照明する照明手段11と、照明され
た原稿1の画像を読み取る光電変換手段18と、原稿1
を保持する原稿保持手段60と、原稿保持手段60を載
置する載置手段47とを有する画像入力装置において、
原稿保持手段60は原稿1を保持する原稿保持面80
と、原稿保持面80からの長さが等しい複数の脚部76
とを有し、載置手段47は、脚部76に当接するレール
部101と、原稿保持手段60をレール部101に付勢
する付勢手段94とを有することととした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、反射原稿や透過原稿の
画像を読み取る画像入力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】画像入力装置の従来の一例として、いわ
ゆる35mmスライドフィルムスキャナの構成を図9、
図10に示す。これらの図において、透過原稿としての
フィルム1はスライド2のマウント部3に保持されてい
る。
【0003】スライド1はステージ4上に設けられたホ
ルダ5上に着脱自在に保持されており、ステージ4はス
テージ駆動機構により駆動される。ステージ駆動機構は
リードねじ6とステージモータ7とガイドバー8とガイ
ド部材9とから構成される。リードねじ6はステージ4
に螺合している。ステージモータ7はリードねじ6を回
転駆動するためのものである。ガイドバー8はガイド部
材9と係合し、ステージ4の水平方向の移動を案内する
ためのものである。
【0004】フィルム1はハロゲンランプなどの光源1
1から熱線吸収フィルタ12、拡散板13、色フィルタ
14、コンデンサレンズ15を介して出射される光束に
より照射される。フィルム1を透過した透過光はミラー
16により垂直方向に光軸が折り曲げられ、レンズ17
によりライン型イメージセンサであるCCD18上に結
像される。このようにしてフィルム1の画像はCCD1
8により読み取られる。CCD18は画像を光電変換し
て画像信号を画像処理部(不図示)へ出力する。
【0005】なお、色フィルタ14には赤、青、緑の3
色のフィルタが備えられており、交互に同一画像を照射
することによりカラー画像の入力を行う。レンズ17と
ライン型イメージセンサであるCCD18とは、結像部
支持部材21上に一定の間隔で固定保持されている。ま
た、結像部支持部材21は焦点合わせ駆動機構により駆
動される。
【0006】焦点合わせ駆動機構はリードねじ22と焦
点合わせモータ23とガイドバー(不図示)とガイド部
材(不図示)とから構成されている。リードねじ22は
結像部支持部材21に螺合する。焦点合わせモータ23
はリードねじ22を回転駆動するためのものである。ガ
イドバー(不図示)はガイド部材(不図示)と係合し、
レンズ17とCCD18とを光軸方向に案内するための
ものである。
【0007】図示しない画像処理部では、画像の入力処
理の他に、焦点合わせ駆動機構を駆動させてはコントラ
スト演算をしながら、焦点合わせ動作を自動的に行うな
どの処理がなされる。収納手段としてのケース24には
ステージ4の移動空間を構成する凹部24aと、凹部2
4aの両側にそれぞれ配置された凸部24b、24cと
が形成されている。一方の凸部24bには光源11、熱
吸収フィルタ12、拡散板13、色フィルタ14及びコ
ンデンサレンズ15などの照明部と電源25とが収納さ
れている。他方の凸部24cにはミラー16、レンズ1
7及びCCD18などの結像部と、ステージ4の駆動機
構とが収容されている。
【0008】凹部カバー30は手動により移動可能で、
スライド2をステージ4にセットする際に開放され、画
像の読み取り時には閉鎖される。図9は凹部カバーを閉
じた状態を、図10は開放の状態を示す。凸部24bの
側面には、コンデンサレンズ15の側面位置に空気吸入
手段としての空気取入孔26が設けられている。凸部2
4bには光源11の近くに空気排出手段としての排気フ
ァン27が設けられている。排気ファン27は光源11
や電源25から発生する熱をケース24外に排出する。
【0009】画像の読み取りに際しては、ホストコンピ
ュータ上で読み取り範囲の指定を行う。原稿の濃度に応
じて光量やCCDの蓄積時間の調整を行ったりするが、
その間も読み取り範囲の設定は記憶されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た画像入力装置においては、スライドの形態の原稿を取
り扱うには好適でも、ブローニーサイズや4×5サイズ
等の比較的大型の原稿を読み取るには不都合があった。
すなわち、比較的大型の原稿の読み取りに際しては、画
面全域に焦点が合うように、原稿の平面性を確保するこ
とがむずかしかった。
【0011】本発明は以上のような状況に鑑みてなされ
たもので、比較的大型の原稿を扱う場合でも原稿の平面
性を確保して、良好な画像入力のできる画像入力装置を
提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本願発明の装置は、原稿1を照明する照明手段11
と、照明された原稿1の画像を読み取る光電変換手段1
8と、原稿1を保持する原稿保持手段60と、原稿保持
手段60を載置する載置手段47とを有する画像入力装
置において、原稿保持手段60は原稿1を保持する原稿
保持面80と、原稿保持面80からの長さが等しい複数
の脚部76とを有し、載置手段47は、脚部76に当接
するレール部101と、原稿保持手段60をレール部1
01に付勢する付勢手段94とを有することととした。
【0013】
【作用】本願発明の装置では、原稿保持手段60は原稿
1を保持する原稿保持面80と、原稿保持面80からの
長さが等しい複数の脚部76とを有し、載置手段47
は、脚部76に当接するレール部101と、原稿保持手
段60をレール部101に付勢する付勢手段94とを有
することととした。そのため原稿の平面性を確保して、
良好な画像入力を達成することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の画像入力装置の一実施例を図
面を参照して説明する。なお、以下の図において図9及
び図10に示す従来例の部分と対応する部分には同一の
符号を付してあり、その説明は適宜省略する。図1は本
発明による画像入力装置の第一の実施例を説明する縦断
面図である。
【0015】図2は本発明による画像入力装置の第一の
実施例を説明する斜視図で、原稿ホルダを示す。図3は
本発明による画像入力装置の第一の実施例で使用される
原稿ホルダの平面図である。図4は本発明による画像入
力装置の第一の実施例で使用される原稿ホルダの使用方
法を説明するための斜視図である。
【0016】図5は本発明による画像入力装置の第一の
実施例を説明する斜視図で、ステージの要部を示す。図
6は本発明による画像入力装置の第一の実施例を説明す
る縦断面図で、ステージ上に原稿ホルダを位置決めする
状態を示す。まず、第一実施例の画像入力装置について
説明する。
【0017】図1において、ケース31は箱形に形成さ
れており、ケース31の一方の正面にはフィルムホルダ
60を出し入れするための挿入口32が設けられてい
る。挿入口32には軸33回りに回動する扉34が取り
付けられている。ケース31の内部はほぼ3層で構成さ
れている。3層は上部から順に照明部35と、原稿走査
部36と、結像部37とからなっている。
【0018】照明部35は、図1中右側に配置されたハ
ロゲンランプなどの光源11、熱吸収フィルタ12、拡
散板13、色フィルタ14、第1のコンデンサレンズ4
1、第1のミラー42、第2のミラー43、第3のミラ
ー44及び第2のコンデンサレンズ45などで構成され
ている。光源11から出射した光は第1、第2、第3の
ミラーによりそれぞれ光路が垂直に折り曲げられ、フィ
ルム1の面に対して垂直方向に照射する。従って光路が
折り畳まれ、フィルム1の面に平行に配置されるため、
照明部35は薄型の構成となっている。
【0019】原稿走査部36はフィルムホルダ60、ス
テージ47及びリードねじ6とステージモータ7とから
なる駆動機構などで構成されている。リードねじ6及び
ステージ47は、光源11から第1のミラーまでの照明
光路にほぼ平行に配置されている。結像部37はミラー
46、レンズ17及びCCD18などで構成されてい
る。ミラー46が反射して以降の光路が光源11から第
1のミラーまでの照明光路にほぼ平行になるように、ミ
ラー46は配置されている。なおフィルム1の画像の読
み取りはライン型のCCD18により行われるので、フ
ィルム1上の照明領域はCCD18に対応した線状でよ
い。つまり照明部35を構成するフレネル型のコンデン
サレンズ41、45やミラー42、43、44も線状で
よいため、前述の通り照明光学系の光路を折り畳んで配
置することができる。よって照明部35を薄型に構成す
ることができる。
【0020】また、ケース31の図1中左側下方には、
CCD18に対向する位置に空気取入孔(不図示)が形
成されている。ケース31の図1中右側上方には、排気
ファン27が設けられている。次に画像の読み取り動作
とフィルムホルダ60の挿入、排出とについて説明す
る。
【0021】フィルムホルダ60の挿入がなされていな
い場合には、画像入力装置本体のステージ47は、フィ
ルムホルダ60の挿入待機位置にある。挿入待機位置と
はステージ47が固定部材104に対して図6に示され
る位置にあることをいう。本実施例ではステージ47が
挿入待機位置の場合は、シーソー部材99の腕部99a
と固定部材104との距離は1.5mmである。
【0022】ユーザーはフィルム1をフィルムホルダ6
0にセットした後、フィルムホルダ60を挿入口32か
ら挿入する。フィルムホルダ60は、フィルムホルダ6
0の脚部76がステージ47のレール部101上を摺動
しつつ、ステージ47を進む。そしてフィルムホルダ6
0はステージ47上に固定される。挿入口32に取り付
けられた扉34は、フィルムホルダ60のステージ47
後方への挿入動作につれて図中反時計周りの連動がなさ
れる。フィルムホルダ60の装填動作が完了すると、ス
テージ47は、読み取り開始位置に移動し、扉34は閉
まる。扉の閉動作の詳細は図示しないが、例えば重力の
利用、コイルばね、ねじりばね、板ばね、ソレノイドや
モータ等の電磁力等適宜の力を利用することで開閉が実
現される。
【0023】ステージ47は駆動機構により駆動されて
後方に移動し、フィルム1の画像の読み取りのための副
走査が行われる。一方では光源11を点灯し、照明部3
5によりフィルム1の読み取り位置が照明される。フィ
ルム1上の画像を透過した光はミラー46及びレンズ1
7を介してCCD18上に結像される。そしてCCD1
8が1ラインの画像の読み取りを行う。この主走査方向
の読み取り動作を、順次副走査方向、すなわちフィルム
1の移動方向に移動させながら繰り返すことにより、2
次元的にフィルム1の画像を入力することができる。
【0024】このようにしてCCD18はフィルム1の
画像を読み取り、光電変換して画像信号を画像処理部
(不図示)へ出力する。なお、色フィルタ14には赤、
青、緑の3色のフィルタが備えられており、交互に同一
画像を照射することによりカラー画像の入力を行うこと
ができる。レンズ17とCCD18とは、結像部支持部
材21上に一定の間隔で固定保持されている。また、結
像部支持部材21は焦点合わせ駆動機構により駆動され
る。
【0025】焦点合わせ駆動機構はリードねじ22と焦
点合わせモータ23とガイドバー(不図示)とガイド部
材(不図示)とから構成されている。リードねじ22は
結像部支持部材21に螺合する。焦点合わせモータ23
はリードねじ22を回転駆動するためのものである。ガ
イドバー(不図示)はガイド部材(不図示)と係合し、
レンズ17とCCD18とを光軸方向に案内するための
ものである。
【0026】図示しない画像処理部では、画像の入力処
理の他に、焦点合わせ駆動機構を駆動させてはコントラ
スト演算をしながら、焦点合わせ動作を自動的に行うな
どの処理がなされる。上記の画像入力装置の動作中、ス
テージモータ7の駆動、光源11の点灯、回路駆動のた
めの電源25などによる熱が発生する。しかしながらケ
ース31の下方のCCD18の近傍に配置された空気取
入孔(不図示)から外気が吸入される。更にケース31
内のステージモータ7、光源11、電源25などから発
生する熱を吸収した後、排気ファン27によって外部に
排出する。よってCCD18の周囲温度の上昇を防ぐこ
とができる。
【0027】フィルムホルダ60の排出動作はステージ
47の前方向への移動によりなされる。ステージ47が
前方に移動し、挿入待機位置に達すると、フィルムホル
ダの後端が扉34を外側に押し出す。更にフィルムホル
ダ60をステージ47から解除して排出方向に移動させ
る。フィルムホルダ60の後端は挿入口32の外部に露
出する。そのためユーザーがフィルムホルダ60を取り
出すことが出来る。
【0028】フィルムホルダ60が引き抜かれると、扉
34は重力等により駆動されて閉まる。次に図2、図
3、図4を用いて、フィルムホルダ60の詳細について
説明する。フィルムホルダ60は、その外形を構成する
フレーム61と、フレーム61の中央に回転自在に保持
されたターンテーブル62とで構成される。フレーム及
びターンテーブルは樹脂により成形されている。
【0029】フィルムホルダ60は挿入方向前端に右切
り欠き部63と左切り欠き部64とを有する矩形状の薄
板形状に形成されている。右切り欠き部63と左切り欠
き部64とは非対称形状をしている。図2に示される様
に、右切り欠き部63には正面側壁74aがある。また
左切り欠き部64には正面側壁74bがある。フレーム
61の右側には右側壁75aがあり、左側には左側壁7
5bがある。フレーム61の後方上部には、挿入、取り
出し操作を容易にするための溝部65が設けられてい
る。前方の左右には、切り欠き部に続いて斜面66、位
置決め穴67、凸状に形成された滑り部68が設けられ
ている。図3に示されるように、ターンテーブル62周
囲には複数の爪部69が形成されている。ターンテーブ
ル62はフレーム61上に回転可能に保持されていて、
逆さにしても外れることはない。なおターンテーブル6
2の下面には開口部(不図示)が形成されている。
【0030】ターンテーブル62の外周には角度指標7
1が、フレーム61には角度目盛り72が設けられてい
る。またターンテーブル62周囲には方眼目盛り73が
設けられている。ターンテーブル62の左右にあたる位
置の滑り部68は階段状に形成されており、方眼目盛り
73に準じた目盛りとなっている。ターンテーブル62
の底部には開口部(不図示)が形成されており、その上
面にはガラス板80が固定され、フィルム1のサイズに
応じたマスク81が取り付けられている。なお、マスク
81は軸82により位置決めされ、フィルム1のサイズ
に応じて交換ができる。
【0031】ターンテーブル62の一端にはヒンジ83
と枠部材84を介してガラス板85が開閉自在に支持さ
れている。ターンテーブル62の他端には枠部材84の
先端部84aをロックするための押さえ部86が設けら
れている。フィルムホルダ60にフィルム1を装填する
ためには、図4に示されるように、先ずフィルムホルダ
60の押さえ部86をずらして枠部材84の先端部84
aを開放する。ガラス板80上のマスク81をフィルム
1のサイズに対応したものに交換し、マスク81の位置
合わせ部87に合わせてフィルム1を載置する。ガラス
板85と一体の枠部材84を閉じ、押さえ部86で固定
する。フィルム1はマスク81上で2枚のガラス板8
0、85に挟まれて保持され、平面性が保たれる。透過
原稿としてのフィルム1はガラス板80、85に挟まれ
て、枠部材84や開口部(不図示)内に観察可能であ
り、画像入力装置としてのスキャナでの読み取りが可能
となる。
【0032】マスク81は画像のない部分からの光の影
響を抑えて、いわゆるカブリのない、良好な読み取りデ
ータを得るためのものである。マスク81を用いない場
合には位置合わせ部87が利用できないが、フィルム1
の位置および角度はフレーム61の方眼および角度目盛
りを利用して位置決め1きる。
【0033】図6に示されるようにフィルムホルダ60
の下方には複数の脚部76がある。脚部76の寸法はフ
ィルム1が載置されるガラス80の面から等しい距離に
なるように成形されている。次に図5、図6を用いて、
ステージ47周辺の詳細を説明する。軸33を回転軸と
する扉34の後方にはガイドバー91にガイドされるス
テージ47が移動可能に支持される。なお、図5、図6
中にはその駆動部は示さない。
【0034】ステージ47中央にはフィルムの読み取り
範囲に対応する開口92が備えられる。ステージ47左
右には前方にテーパ部93aを有する側壁93が1組備
えられる。フィルムホルダ60をステージ47に取り付
ける場合、ステージ47の側壁93はフィルムホルダ6
0の側壁75と当接する構成となっている。この当接に
より、フィルムホルダ60はステージ47に対して挿入
方向のほぼ垂直な方向の位置決めがなされる。
【0035】側壁部93のやや前方上方には板ばね94
が1組が備えられる。板ばね94はフィルムホルダをス
テージ47に付勢するためのものである。図6に示され
るように、板ばね94はフィルムホルダ60の脚部76
に相当する部分をステージ47に向けて付勢する。その
ためより安定してフィルムホルダ60を付勢することが
できる。
【0036】側壁部93やや後方には軸95と長穴96
でガイドされ引っ張りばね97で付勢される戻し部材9
8が1組備えられている。戻し部材98は側壁93の内
側にその腕部98a、98cが突出している。腕部98
a、98cは、フィルムホルダ60が挿入される状態
で、フィルムホルダ60前方の正面側壁74と当接する
位置に配置されている。
【0037】後方にはシーソー部材99が設置されてい
る。シーソー部材99の前側先端部に位置決め軸100
が取り付けられている。またシーソー部材99の中央上
方に腕部99aが取り付けられている。シーソー部材9
9は、軸を回転軸としてその後方のばねにより位置決め
軸100が下向きに力が加わるように付勢されている。
【0038】ステージ47が脚部76に当接する部分に
は、ガイドバーからの高さ寸法が精度よく管理されたレ
ール部101が形成されている。ステージ47上面のレ
ール部101以外の部分は、レール部101よりも低く
なっており、フィルムホルダ60と接触しないように構
成されている。フィルムホルダ60がステージ47に取
り付けられている状態では、フィルムホルダ60の脚部
76とステージ47のレール部101とが当接してい
る。前述したように脚部76の寸法はフィルム1が載置
されるガラス80の面から等しい距離になるように精度
よく成形されている。そのためフィルム1面とステージ
47面とは平行になる。そしてフィルム1面とステージ
47面との距離も一義的に決めることができる。
【0039】フィルムホルダ60の板ばね94が当接す
る部分は他の部分よりも凸になっていて、脚部76の底
面から前記凸の部分との距離が等しくなるように精度よ
く成形されている。また、フィルムホルダの画面中心を
取り囲んで均等な力でステージ47上にフィルムホルダ
60が支持される。そのためフィルム1面とステージ4
7面とが平行になる。
【0040】また上述したように本実施例では、脚部7
6をレール部101に摺動させながら、フィルムホルダ
60をステージ47に取り付ける。そのため仮にレール
部101上にゴミがあっても、フィルムホルダ60を取
り付ける時にゴミを押し退ける。よってゴミにより、フ
ィルム1面がステージ47面に対して傾いたりすること
はない。
【0041】ステージ左後方のシーソー部材99の内側
には突起部102が形成されている。ステージ後方中央
には副走査方向に雌ねじ103が形成されている。右側
戻し部材98にはそのステージ47の外側に光反射部9
8bが形成されている。1組の固定部材104はステー
ジ47とは独立に画像入力装置本体に固定されている。
固定部材104はフィルムホルダ挿入待機位置よりも前
方にステージ47が移動した際に、シーソー部材99の
腕部99aを駆動するように配置されている。
【0042】反射型光電センサ105はステージ47と
は独立に固定されている。反射型光電センサ105は、
フィルムホルダ挿入待機位置にあるステージ47に、フ
ィルムホルダ60が挿入される際に、右側戻し部材98
の光反射部98bを検出するものである。ケースの背面
には雄ねじ106が回転自在に支持されている。この雄
ねじ106はステージ47の雌ねじ103と軸を一致し
て配置される。ステージ47の読み取り時の移動範囲で
は雄ねじ106と雌ねじ103とは離れた位置に有り、
螺合しない。ステージ47を読み取り範囲のさらに後方
に移動させると、雄ねじ106をステージ47の雌ねじ
103に螺合させて、ステージ47をケース31に固定
することができる。輸送時の振動がステージ47のガイ
ド部に悪影響を及ぼすことがないので、良好な読み取り
が可能である。
【0043】次に図5、図6を用いて画像入力装置のス
テージ47上にフィルムホルダ60を位置決め保持する
状況を説明する。挿入待機位置にあるステージ47に対
してフィルムホルダ60を手動で挿入すると、まず滑り
部68が板ばね94により付勢される。次に斜面66が
位置決め軸100を持ち上げながら進む。そして位置決
め軸100は位置決め穴67に落ち込む。この間にフィ
ルムホルダ60は、戻し部材98の腕部98aによりス
テージ前方に押し戻されるように力を受けている。手を
放すと、この押し戻される力により、位置決め軸100
および段部107と位置決め穴67との間で位置が確定
し、図6に示されるようにフィルムホルダ60はステー
ジ47上にロックされる。
【0044】尚、位置決め穴67が長穴になっている。
そのためフィルムホルダ60が挿入されて、位置決め軸
100と位置決め穴67との係合が完成して以降もフィ
ルムホルダ60をさらに奥へ移動する余裕がある。この
係合状態に達してからのフィルムホルダ60の移動を、
反射型光電センサ105が反射部98bの反射を検出す
る。そうすることによりフィルムホルダ60の装填完了
を確認することができる。挿入待機位置にあるステージ
47に対してフィルムホルダ60が装填されたことを検
出したら、ステージ47はフィルム1の読み取り可能位
置へと移動される。
【0045】ステージ47の後側の空間の形状は、左奥
の突起部102により、フィルムホルダ60と同様に左
右非対称になっている。そのため例えば誤って裏返しに
挿入しても、ステージ47上にロックされることはな
い。フィルムホルダ60は滑り部68の後端部を板ばね
94で、前端部をシーソー部材99の段部107でステ
ージ47に対して下方向に押さえられる。
【0046】次に画像入力装置のステージ47上からフ
ィルムホルダ60を開放し、排出する状況を説明する。
ステージ47が挿入待機位置にある場合、シーソー部材
99の腕部99aは固定部材104と1.5mm離れた
位置にある。ステージ47を挿入待機位置より排出側に
移動すると、固定部材104がシーソー部材99の腕部
99aに当接する。更にステージ47が移動すると固定
部材104が腕部99aをステージ後方に押圧して、シ
ーソー部材99を図6において時計回りの運動を生じさ
せる。すなわちシーソー部材99は位置決め軸100が
位置決め穴67から解除される方向に回転する。そして
ステージ47が挿入待機位置から5mm排出側に移動す
ると位置決め軸100は位置決め穴67から解除され
る。するとフィルムホルダ60は、戻し部材98の腕部
98aにより押し戻されるから、その後端を挿入口32
から引き抜くことができる。
【0047】画像入力装置での読み取り画像は、コンピ
ュータ等を経由してモニタ上で確認し、画像の所定の角
度からのずれを演算することができる。画像入力装置か
らフィルムホルダ60を排出し、角度指標71と角度目
盛り72を参照してターンテーブル62を回転すること
により、画像の向きが調整できる。再度フィルムホルダ
60を画像入力装置に挿入して、読み取り動作を行え
ば、所望角度の画像データが得られる。
【0048】フィルムホルダ60に一度フィルム1をセ
ットしてしまえば、その原稿の位置や向きはフィルムホ
ルダ60とステージ47との位置関係により一義的に決
定される。そのためフィルム1を画像入力装置から複数
回の出し入れを繰り返しても原稿の位置や向きを簡単に
再現することができる。セットした原稿を複数用意し
て、例えば、ネガ、ポジ等のフィルム種別、読み取り範
囲、読み取り解像度、露光量(CCDの蓄積時間)等の
読み取りのための詳細条件について、記憶しておき、一
括して画像の読み取りを行う(バッチ処理といわれる)
場合がある。その様な場合でも、予め条件設定した時の
状態にその位置や姿勢が再現されるので便利である。
【0049】これまで説明してきたのは透過原稿として
のフィルム1を扱う画像入力装置並びにフィルムホルダ
60であったが、反射原稿にも適用できることは言うま
でもない。次に第二の実施例を説明する。図7は本発明
による画像入力装置の第二の実施例を説明する斜視図
で、ステージ部を示す。
【0050】図8は本発明による画像入力装置の第二の
実施例を説明する斜視図で、原稿ホルダを示す。第一の
実施例では、後ろ側を2組の軸の段部と位置決め穴上面
で、前側を板ばねと滑り部で、フィルムホルダの支持を
行っていた。第二の実施例では、後ろ側にも前側にも板
ばね94を配置した。位置決めの機構が省略されてい
る。側壁75および正面壁77により概略の位置決めが
できる。また、フィルムホルダの取り出しは、板ばねと
滑り部により発生する摩擦力に抗して引き抜くことで可
能である。
【0051】第二実施例によれば板ばねのみでフィルム
ホルダ60をステージ47に付勢するので、安価な構成
でフィルム1面の位置精度をだすことができる。尚、上
述した実施例ではステージ47のシーソー部材99に位
置決め軸100を取り付け、フィルムホルダ60側に位
置決め穴67を備えることとした。そのかわりに、位置
決め軸をフィルムホルダ60側に備え、位置決め穴をス
テージ47のシーソー部材99に備えることにしてもよ
い。
【0052】
【発明の効果】本願発明の装置では、原稿保持手段は原
稿を保持する原稿保持面と、原稿保持面からの長さが等
しい複数の脚部とを有し、載置手段は、脚部に当接する
レール部と、原稿保持手段をレール部に付勢する付勢手
段とを有することととした。そのため原稿の平面性を確
保して、良好な画像入力を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像入力装置の第一の実施例を説
明する縦断面図である。
【図2】本発明による画像入力装置の第一の実施例を説
明する斜視図で、原稿ホルダを示す。
【図3】本発明による画像入力装置の第一の実施例で使
用される原稿ホルダの平面図である。
【図4】本発明による画像入力装置の第一の実施例で使
用される原稿ホルダの使用方法を説明するための斜視図
である。
【図5】本発明による画像入力装置の第一の実施例を説
明する斜視図で、ステージの要部を示す。
【図6】本発明による画像入力装置の第一の実施例を説
明する縦断面図で、ステージ上に原稿ホルダを位置決め
する状態を示す。
【図7】本発明による画像入力装置の第二の実施例を説
明する斜視図で、ステージ部を示す。
【図8】本発明による画像入力装置の第二の実施例を説
明する斜視図で、原稿ホルダを示す。
【図9】従来の画像入力装置の一例の内部概略構成を示
す横断面図である。
【図10】従来の画像入力装置の一例の外観斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 フィルム(原稿) 2 スライド 3 マウント部 4 ステージ 5 ホルダ 6 リードねじ 7 ステージモータ 8 ガイドバー 11 光源 12 熱吸収フィルタ 13 拡散板 14 色フィルタ 15 コンデンサレンズ 16 ミラー 17 レンズ 18 CCD 21 結合部指示部材 22 リードねじ 23 焦点合わせモータ 24 ケース 25 電源 26 空気取入口 27 排気ファン 30 凹部カバー 31 ケース 32 挿入口 33 軸 34 扉 35 照明部 36 原稿走査部 37 結像部 41 第一のコンデンサレンズ 42 第一のミラー 43 第二のミラー 44 第三のミラー 45 第二のコンデンサレンズ 46 ミラー 47 ステージ 60 フィルムホルダ 61 フレーム 62 ターンテーブル 63 右切り欠き部 64 左切り欠き部 65 溝部 66 斜面 67 位置決め穴 68 滑り部 69 爪部 70 開口部 71 角度指標 72 角度目盛 73 方眼目盛 74 正面側壁 75 側壁 76 脚部 77 正面壁 80 ガラス板 81 マスク 82 軸 83 ヒンジ 84 枠部材 84a 先端部 85 ガラス板 86 押さえ部 87 位置合わせ部 91 ガイドバー 92 開口 93 側壁 94 板ばね 95 軸 96 長穴 97 引っ張りばね 98 戻し部材 99 シーソー部材 100 位置決め軸 101 レール部 102 突起部 103 雌ねじ 104 固定部材 105 反射型センサ 106 雄ねじ 107 段部 110 板ばね 120 開口部 121 板ばね 122 トレイ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿を照明する照明手段と、 照明された前記原稿の画像を読み取る光電変換手段と、 前記原稿を保持する原稿保持手段と、 前記原稿保持手段を載置する載置手段とを有する画像入
    力装置において、 前記原稿保持手段は前記原稿を保持する原稿保持面と、
    前記原稿保持面からの長さが等しい複数の脚部とを有
    し、 前記載置手段は、前記脚部に当接するレール部と、前記
    原稿保持手段を前記レール部に付勢する付勢手段とを有
    することを特徴とする画像入力装置。
  2. 【請求項2】前記付勢手段は、前記原稿保持手段の前記
    脚部の取り付け面の反対面から、前記脚部の取り付け位
    置に対応する前記原稿保持手段の部分を前記レール部に
    向かって付勢することを特徴とする請求項1記載の画像
    入力装置。
  3. 【請求項3】前記原稿保持手段は、位置決め穴(又は位
    置決め軸)と側壁とを更に有し、 前記載置手段は、前記位置決め穴(又は位置決め軸)に
    係合する係合軸(または係合穴)と、前記側壁と当接し
    前記位置決め穴(又は位置決め軸)と係合軸(または係
    合穴)との係合位置向きに前記原稿保持手段を付勢する
    第二付勢手段とを更に有することを特徴とする請求項1
    記載の画像入力装置。
JP7033740A 1995-02-22 1995-02-22 画像入力装置 Pending JPH08228265A (ja)

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JP7033740A JPH08228265A (ja) 1995-02-22 1995-02-22 画像入力装置
US08/561,254 US5808757A (en) 1995-02-22 1995-11-21 Film image scanning device for determining original document position

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