JPH082281Y2 - 屋根の谷部の構造 - Google Patents
屋根の谷部の構造Info
- Publication number
- JPH082281Y2 JPH082281Y2 JP1989070003U JP7000389U JPH082281Y2 JP H082281 Y2 JPH082281 Y2 JP H082281Y2 JP 1989070003 U JP1989070003 U JP 1989070003U JP 7000389 U JP7000389 U JP 7000389U JP H082281 Y2 JPH082281 Y2 JP H082281Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valley
- receiving member
- water receiving
- roof
- sides
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Revetment (AREA)
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は屋根の谷部を谷水受け部材を用いて施工する
構造に関するものである。
構造に関するものである。
[従来の技術] 従来、屋根の谷部を施工する場合、第3図に示すよう
に屋根の谷部の下地に沿って断面略V字状の谷水受け部
材2′を配置し、屋根に葺いた屋根瓦3の端部を谷水受
け部材2′の両側の上面に載置してあった。
に屋根の谷部の下地に沿って断面略V字状の谷水受け部
材2′を配置し、屋根に葺いた屋根瓦3の端部を谷水受
け部材2′の両側の上面に載置してあった。
[考案が解決しようとする課題] ところで、屋根瓦3から谷水受け部材2′に流れ込む
雨水は屋根勾配にて勢いよく流れ込み、第3図の矢印イ
方向に流れ込んだ雨水はその勢いにて対向する屋根瓦3
と谷水受け部材2′との間を通って矢印ロに示すように
下地1側に浸入する虞れがある。
雨水は屋根勾配にて勢いよく流れ込み、第3図の矢印イ
方向に流れ込んだ雨水はその勢いにて対向する屋根瓦3
と谷水受け部材2′との間を通って矢印ロに示すように
下地1側に浸入する虞れがある。
本考案は叙述の点に鑑みてなされたものであって、本
考案の目的をするところは屋根瓦から勢いよく雨水が流
れこんでもその勢いを止めて下地に雨水が浸入するのを
防止できる屋根の谷部の構造を提供するにある。
考案の目的をするところは屋根瓦から勢いよく雨水が流
れこんでもその勢いを止めて下地に雨水が浸入するのを
防止できる屋根の谷部の構造を提供するにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため本考案屋根の谷部の構造は、
屋根の谷部の下地1に沿って断面略V字状の谷水受け部
材2を配置し、屋根に葺いた屋根瓦3の端部を谷水受け
部材2の両側の上面に載置し、谷水受け部材2の中央に
断面略逆V字状の突堤4を長手方向に亘って突設し、谷
水受け部材2の両側から突出するように谷水受け部材2
の両側方に谷部防水シート材6を設けると共に谷部防水
シート材6の上面に複数のひれ状の水返し部7を設け、
屋根瓦3の下面に水返し部7を当接した。
屋根の谷部の下地1に沿って断面略V字状の谷水受け部
材2を配置し、屋根に葺いた屋根瓦3の端部を谷水受け
部材2の両側の上面に載置し、谷水受け部材2の中央に
断面略逆V字状の突堤4を長手方向に亘って突設し、谷
水受け部材2の両側から突出するように谷水受け部材2
の両側方に谷部防水シート材6を設けると共に谷部防水
シート材6の上面に複数のひれ状の水返し部7を設け、
屋根瓦3の下面に水返し部7を当接した。
[作用] 屋根瓦3から谷水受け部材2に勢いよく雨水が流れ込
んでも雨水が突堤4に当たってその勢いが止められ、下
地1がわに雨水が浸入するのを防止できる。また谷部防
水シート材6の複数のひれ状の水返し部7を屋根瓦3の
下面に当接したことで屋根瓦3の下面と谷水受け部材2
の上面との間から下地1の方に水が浸入するのを確実に
防止できる。
んでも雨水が突堤4に当たってその勢いが止められ、下
地1がわに雨水が浸入するのを防止できる。また谷部防
水シート材6の複数のひれ状の水返し部7を屋根瓦3の
下面に当接したことで屋根瓦3の下面と谷水受け部材2
の上面との間から下地1の方に水が浸入するのを確実に
防止できる。
[実施例] 第1図に示すように屋根の下地1は垂木1aの上に野地
板1bを貼って形成されており、野地板1bの上には合成樹
脂シートのような屋根下地防水シート5を全面に亘って
敷いてある。この屋根防水シート5の上で谷部には断面
略V字状の谷水受け部材2が敷かれるが、谷水受け部材
2の下には谷水受け部材2より幅の広い谷部防水シート
材6が敷かれる。この谷部防水シート材6は合成樹脂等
にて形成され、上面の両側にはひれ状の水返し部7を複
数条設けてある。谷水受け部材2は銅板、鉄板、ステン
レス鋼板等の金属板にて形成され、中央に断面略逆V字
状の突堤4を長手方向に亘って突設してあり、両側の上
面に水返し縁8が長手方向全長に亘って設けてある。そ
して屋根に葺いた屋根瓦3の端部が谷水受け部材2の両
側の上面に載置される。このように屋根の谷部が施工さ
れ、第1図矢印イに示すように屋根瓦3の上から谷水受
け部材2に雨水が流れ込んでも雨水が突堤4に当たって
勢いが止められ、他方の屋根瓦3と谷水受け部材2との
間から下地1側に雨水が浸入する虞れがなく、谷水受け
部材2の長手方向に雨水が流れて排水される。
板1bを貼って形成されており、野地板1bの上には合成樹
脂シートのような屋根下地防水シート5を全面に亘って
敷いてある。この屋根防水シート5の上で谷部には断面
略V字状の谷水受け部材2が敷かれるが、谷水受け部材
2の下には谷水受け部材2より幅の広い谷部防水シート
材6が敷かれる。この谷部防水シート材6は合成樹脂等
にて形成され、上面の両側にはひれ状の水返し部7を複
数条設けてある。谷水受け部材2は銅板、鉄板、ステン
レス鋼板等の金属板にて形成され、中央に断面略逆V字
状の突堤4を長手方向に亘って突設してあり、両側の上
面に水返し縁8が長手方向全長に亘って設けてある。そ
して屋根に葺いた屋根瓦3の端部が谷水受け部材2の両
側の上面に載置される。このように屋根の谷部が施工さ
れ、第1図矢印イに示すように屋根瓦3の上から谷水受
け部材2に雨水が流れ込んでも雨水が突堤4に当たって
勢いが止められ、他方の屋根瓦3と谷水受け部材2との
間から下地1側に雨水が浸入する虞れがなく、谷水受け
部材2の長手方向に雨水が流れて排水される。
また第2図は他の実施例を示し、谷部防水シート材6
が谷水受け部材2の下に敷いてなく、谷水受け部材2の
両側に連続するように設けてあり、差し込み部9の被差
し込み部10への差し込みにて接続してある。
が谷水受け部材2の下に敷いてなく、谷水受け部材2の
両側に連続するように設けてあり、差し込み部9の被差
し込み部10への差し込みにて接続してある。
[考案の効果] 本考案は叙述の如く谷水受け部材の中央に断面略逆V
字状の突堤を長手方向に亘って突設しているので、屋根
瓦の上から勢いよく雨水が谷水受け部材に流れ込んでも
雨水が突堤に当たることによりその勢いが止められ、雨
水がこの雨水の流れと対向する屋根瓦と谷水受け部材と
の間から下地に浸入することがなく、防水性を向上でき
るものであり、また谷水受け部材の両側から突出するよ
うに谷水受け部材の両側方に谷部防水シート材を設ける
と共に谷部防水シート材の上面に複数のひれ状の水返し
部を設け、屋根瓦の下面に水返し部を当接したので、屋
根瓦の下面と谷水受け部材の上面との間から下地の方に
浸入しようとする雨水が谷部防水シート材と複数のひれ
状の水返し部で確実に遮断され、下地の方に水が浸入す
る弊害が確実に防止されるものであり、谷水受け部材の
中央の突堤に当たって水が跳ね返っても下地の方に水が
浸入するおそれがないものである。
字状の突堤を長手方向に亘って突設しているので、屋根
瓦の上から勢いよく雨水が谷水受け部材に流れ込んでも
雨水が突堤に当たることによりその勢いが止められ、雨
水がこの雨水の流れと対向する屋根瓦と谷水受け部材と
の間から下地に浸入することがなく、防水性を向上でき
るものであり、また谷水受け部材の両側から突出するよ
うに谷水受け部材の両側方に谷部防水シート材を設ける
と共に谷部防水シート材の上面に複数のひれ状の水返し
部を設け、屋根瓦の下面に水返し部を当接したので、屋
根瓦の下面と谷水受け部材の上面との間から下地の方に
浸入しようとする雨水が谷部防水シート材と複数のひれ
状の水返し部で確実に遮断され、下地の方に水が浸入す
る弊害が確実に防止されるものであり、谷水受け部材の
中央の突堤に当たって水が跳ね返っても下地の方に水が
浸入するおそれがないものである。
第1図は本考案の一実施例の断面図、第2図は同上の他
の実施例の断面図、第3図は従来例の断面図であって、
1は下地、2は谷水受け部材、3は屋根瓦、4は突堤、
6は谷部防水シート、7は水返し部である。
の実施例の断面図、第3図は従来例の断面図であって、
1は下地、2は谷水受け部材、3は屋根瓦、4は突堤、
6は谷部防水シート、7は水返し部である。
Claims (1)
- 【請求項1】屋根の谷部の下地に沿って断面略V字状の
谷水受け部材を配置し、屋根に葺いた屋根瓦の端部を谷
水受け部材の両側の上面に載置し、谷水受け部材の中央
に断面略逆V字状の突堤を長手方向に亘って突設し、谷
水受け部材の両側から突出するように谷水受け部材の両
側方に谷部防水シート材を設けると共に谷部防水シート
材の上面に複数のひれ状の水返し部を設け、屋根瓦の下
面に水返し部を当接して成ることを特徴とする屋根の谷
部の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989070003U JPH082281Y2 (ja) | 1989-06-15 | 1989-06-15 | 屋根の谷部の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989070003U JPH082281Y2 (ja) | 1989-06-15 | 1989-06-15 | 屋根の谷部の構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH039426U JPH039426U (ja) | 1991-01-29 |
JPH082281Y2 true JPH082281Y2 (ja) | 1996-01-24 |
Family
ID=31605795
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989070003U Expired - Lifetime JPH082281Y2 (ja) | 1989-06-15 | 1989-06-15 | 屋根の谷部の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH082281Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5692891B2 (ja) * | 2010-02-15 | 2015-04-01 | エバー株式会社 | 水切り部材 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6383358A (ja) * | 1986-09-24 | 1988-04-14 | 長谷川 文明 | 交叉かわら屋根用雨もれ防止板 |
-
1989
- 1989-06-15 JP JP1989070003U patent/JPH082281Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH039426U (ja) | 1991-01-29 |
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