JPH08227603A - 車輌用表示ランプ - Google Patents
車輌用表示ランプInfo
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- JPH08227603A JPH08227603A JP3208395A JP3208395A JPH08227603A JP H08227603 A JPH08227603 A JP H08227603A JP 3208395 A JP3208395 A JP 3208395A JP 3208395 A JP3208395 A JP 3208395A JP H08227603 A JPH08227603 A JP H08227603A
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- JP
- Japan
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- lens
- display
- pattern
- lamp
- light
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- Pending
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- Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
- Led Device Packages (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 斜めのラインをより直線に近付けることがで
き、文字、図形等の表示パターンを明確にしかも明るく
表示する。 【構成】 インナーレンズ24の裏面に形成されるレン
ズステップを基底部が六角形からなる多数の集光レンズ
31で構成する。LED1を各集光レンズ31の略中心
に位置するように配線基板27に実装する。インナーレ
ンズ24と配線基板27との間に表示パターンを仕切る
仕切板28を設ける。
き、文字、図形等の表示パターンを明確にしかも明るく
表示する。 【構成】 インナーレンズ24の裏面に形成されるレン
ズステップを基底部が六角形からなる多数の集光レンズ
31で構成する。LED1を各集光レンズ31の略中心
に位置するように配線基板27に実装する。インナーレ
ンズ24と配線基板27との間に表示パターンを仕切る
仕切板28を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発光ダイオードを用い
て文字、図形等の表示パターンを表示する車輌用表示ラ
ンプに関する。
て文字、図形等の表示パターンを表示する車輌用表示ラ
ンプに関する。
【0002】
【従来の技術】複数個の発光ダイオード(以下「LE
D」という)を光源として用い、文字、図形等の表示パ
ターン、例えば三角パターン、矢印パターンを表示する
車輌用表示ランプとしては、実開平3−91834号公
報、特開平1−156149号公報等に開示されている
ように従来から種々提案されている。
D」という)を光源として用い、文字、図形等の表示パ
ターン、例えば三角パターン、矢印パターンを表示する
車輌用表示ランプとしては、実開平3−91834号公
報、特開平1−156149号公報等に開示されている
ように従来から種々提案されている。
【0003】上記実開平3−91834号公報に開示さ
れた車輌用多目的表示ランプは、前面レンズの背面側に
多数のLEDをマトリックス状に配列し、駆動回路によ
ってLEDに所定の文字、図形等を表示させるようにし
たものである。特開平1−156149号公報に開示さ
れた方向指示器およびその表示方法も同様である。
れた車輌用多目的表示ランプは、前面レンズの背面側に
多数のLEDをマトリックス状に配列し、駆動回路によ
ってLEDに所定の文字、図形等を表示させるようにし
たものである。特開平1−156149号公報に開示さ
れた方向指示器およびその表示方法も同様である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の表示ランプは図10に示すようにLED1を縦
列と横列の交点上に位置するように直交配列しているた
め、三角パターン2や矢印パターン3の表示においては
斜めのラインが階段状になってしまい、所望のパターン
を明確に表示することができないという問題があった。
た従来の表示ランプは図10に示すようにLED1を縦
列と横列の交点上に位置するように直交配列しているた
め、三角パターン2や矢印パターン3の表示においては
斜めのラインが階段状になってしまい、所望のパターン
を明確に表示することができないという問題があった。
【0005】そこで、図11に示すように斜めのライン
と合うようにLED1を、偶数列と奇数列の配列ピッチ
が半ピッチずれるように千鳥状に配列したものも提案さ
れている(例:実公平2−12116号公報)。しかし
ながら、このような表示ランプ(前記した従来技術も同
様)にあってはランプ全体としての検討が不十分であっ
た。すなわち、一般にレンズの裏面側にはLEDからの
照射光を拡散させるために多数の集光レンズからなるレ
ンズステップが形成されている。この集光レンズは基底
部が四角形の凸レンズで構成されている。一方、LED
の光は同心円状に広がっていくので、図12(a)に示
すように集光レンズ4からはみ出す光量(斜線部)が多
く、言い換えればレンズステップによって光を効率よく
集めることができない。また、点灯時に表示パターンを
表示するLED1の光が非発光部6(図10参照)を照
射するため、コントラストが低く、鮮明な表示を行うこ
とができないという問題もあった。
と合うようにLED1を、偶数列と奇数列の配列ピッチ
が半ピッチずれるように千鳥状に配列したものも提案さ
れている(例:実公平2−12116号公報)。しかし
ながら、このような表示ランプ(前記した従来技術も同
様)にあってはランプ全体としての検討が不十分であっ
た。すなわち、一般にレンズの裏面側にはLEDからの
照射光を拡散させるために多数の集光レンズからなるレ
ンズステップが形成されている。この集光レンズは基底
部が四角形の凸レンズで構成されている。一方、LED
の光は同心円状に広がっていくので、図12(a)に示
すように集光レンズ4からはみ出す光量(斜線部)が多
く、言い換えればレンズステップによって光を効率よく
集めることができない。また、点灯時に表示パターンを
表示するLED1の光が非発光部6(図10参照)を照
射するため、コントラストが低く、鮮明な表示を行うこ
とができないという問題もあった。
【0006】したがって、本発明は上記したような従来
の問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするとこ
ろは、斜めのラインをより直線に近付けることができ、
文字、図形等の表示パターンを明確にしかも明るく表示
し得るようにした車輌用表示ランプを提供することにあ
る。
の問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするとこ
ろは、斜めのラインをより直線に近付けることができ、
文字、図形等の表示パターンを明確にしかも明るく表示
し得るようにした車輌用表示ランプを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、複数個の発光ダイオードを備え、これら
発光ダイオードを選択的に点灯してレンズを照射するこ
とにより文字、図形等の表示パターンを表示する車輌用
表示ランプにおいて、前記レンズの裏面に形成されるレ
ンズステップを基底部が六角形からなる多数の集光レン
ズで構成し、前記発光ダイオードを各集光レンズの略中
心に位置するように配線基板に実装したことを特徴とす
る。また、本発明は、レンズと配線基板との間に表示パ
ターンを仕切る仕切板を設けたことを特徴とする。
め、本発明は、複数個の発光ダイオードを備え、これら
発光ダイオードを選択的に点灯してレンズを照射するこ
とにより文字、図形等の表示パターンを表示する車輌用
表示ランプにおいて、前記レンズの裏面に形成されるレ
ンズステップを基底部が六角形からなる多数の集光レン
ズで構成し、前記発光ダイオードを各集光レンズの略中
心に位置するように配線基板に実装したことを特徴とす
る。また、本発明は、レンズと配線基板との間に表示パ
ターンを仕切る仕切板を設けたことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明において、基底部が六角形の集光レンズ
は、基底部が四角形の集光レンズに比べて表示パターン
の斜めのラインをより直線的にする。また、基底部が六
角形の集光レンズは、基底部が四角形の集光レンズに比
べて円に近いため、光の損失を少なくする。仕切板は表
示パターンを仕切るとともに、発光ダイオードから出た
光が非発光部を照射しないようにする。
は、基底部が四角形の集光レンズに比べて表示パターン
の斜めのラインをより直線的にする。また、基底部が六
角形の集光レンズは、基底部が四角形の集光レンズに比
べて円に近いため、光の損失を少なくする。仕切板は表
示パターンを仕切るとともに、発光ダイオードから出た
光が非発光部を照射しないようにする。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。図1は本発明に係る車輌用表示ランプ
の一実施例を示す正面図、図2は図1のII−II線断
面図、図3は図1のIII −III 線断面図、図4(a)、
(b)はインナーレンズのレンズステップを示す図、図
5は点灯領域と仕切板の位置を示す図である。これらの
図において、本実施例はレンズの照明部を複数の点灯領
域に仕切り、複数個のLEDによって文字、図形等の表
示パターンを選択的に切り替え表示することにより、1
つの表示ランプをストップランプ、テールランプ、ター
ンシグナルランプ、ハザードランプとしてあるいは後続
走行車の運転車に対し意思をランプ表示により伝達する
等多目的に使用し得るようにしたものである。
詳細に説明する。図1は本発明に係る車輌用表示ランプ
の一実施例を示す正面図、図2は図1のII−II線断
面図、図3は図1のIII −III 線断面図、図4(a)、
(b)はインナーレンズのレンズステップを示す図、図
5は点灯領域と仕切板の位置を示す図である。これらの
図において、本実施例はレンズの照明部を複数の点灯領
域に仕切り、複数個のLEDによって文字、図形等の表
示パターンを選択的に切り替え表示することにより、1
つの表示ランプをストップランプ、テールランプ、ター
ンシグナルランプ、ハザードランプとしてあるいは後続
走行車の運転車に対し意思をランプ表示により伝達する
等多目的に使用し得るようにしたものである。
【0010】表示ランプ20は、灯具ボデイ21とアウ
ターレンズ22とで構成される灯具ハウジング23を備
え、その内部にはインナーレンズ24と、複数個のLE
D1および電流制御用抵抗26(図6参照)を実装して
なる配線基板27が収納されている。また、灯具ボディ
21の内部には各表示パターンの境界を仕切って非発光
部6への漏光を防止し、表示パターンの見切りをくっき
りさせるための仕切板28が設けられている。この仕切
板28は、図7(a)に示すように消灯時に斜め方向か
ら外光が入ってきたとき、仕切板28の下側が影となら
ないように配線基板27から浮いており、インナーレン
ズ24側端が漏光を防止するためにインナーレンズ24
の裏面に当接している。また、仕切板28の表面は、消
灯時に外部から際立って見えないように配線基板27と
同色もしくは馴染む色で、かつ高反射率を有している。
反射率を高くすると、図7(b)に示すように仕切板2
8をまたがってLED1が点灯したときLED1の光を
反射するため、連続して光って見え、仕切板28が影と
なることがない。そして、灯具ボディ21は、車体に対
して複数個の取付ボルト29によって固定される。
ターレンズ22とで構成される灯具ハウジング23を備
え、その内部にはインナーレンズ24と、複数個のLE
D1および電流制御用抵抗26(図6参照)を実装して
なる配線基板27が収納されている。また、灯具ボディ
21の内部には各表示パターンの境界を仕切って非発光
部6への漏光を防止し、表示パターンの見切りをくっき
りさせるための仕切板28が設けられている。この仕切
板28は、図7(a)に示すように消灯時に斜め方向か
ら外光が入ってきたとき、仕切板28の下側が影となら
ないように配線基板27から浮いており、インナーレン
ズ24側端が漏光を防止するためにインナーレンズ24
の裏面に当接している。また、仕切板28の表面は、消
灯時に外部から際立って見えないように配線基板27と
同色もしくは馴染む色で、かつ高反射率を有している。
反射率を高くすると、図7(b)に示すように仕切板2
8をまたがってLED1が点灯したときLED1の光を
反射するため、連続して光って見え、仕切板28が影と
なることがない。そして、灯具ボディ21は、車体に対
して複数個の取付ボルト29によって固定される。
【0011】アウターレンズ22は、透明な合成樹脂に
よって成形されており、表裏面が平坦面とされる。イン
ナーレンズ24は、同じく透明な合成樹脂によって製作
され、LED1と対向する裏面側には基底部が六角形か
らなる多数の集光レンズ31が密接するように形成され
ており、これによって裏面側のレンズステップを形成し
ている。一方、インナーレンズ24の表面側には、表示
パターンの表示時に前記集光レンズ31の六角形の形を
ぼかし、表示パターンをさらにきれいに見せるために集
光レンズ31より細かなピッチP(図4参照)で縦、横
のLED1の間隔を等分割したピッチの魚眼拡散レンズ
32(図7参照)が密接して多数形成されており、これ
によって表面側のレンズステップを形成している。
よって成形されており、表裏面が平坦面とされる。イン
ナーレンズ24は、同じく透明な合成樹脂によって製作
され、LED1と対向する裏面側には基底部が六角形か
らなる多数の集光レンズ31が密接するように形成され
ており、これによって裏面側のレンズステップを形成し
ている。一方、インナーレンズ24の表面側には、表示
パターンの表示時に前記集光レンズ31の六角形の形を
ぼかし、表示パターンをさらにきれいに見せるために集
光レンズ31より細かなピッチP(図4参照)で縦、横
のLED1の間隔を等分割したピッチの魚眼拡散レンズ
32(図7参照)が密接して多数形成されており、これ
によって表面側のレンズステップを形成している。
【0012】配線基板27上に実装するLED1は全て
発光色が赤色で、各集光レンズ31の略中心に位置する
ように、偶数列と奇数列の配列ピッチを半ピッチずらし
て千鳥状に配列している。配線基板27の表面(もしく
は裏面)に印刷形成した電気回路は、図5に示す四角パ
ターンA、矢印パターンB、三角パターンC等の表示パ
ターンを点灯分けできるよういくつかの領域、例えば5
つの点灯領域「1」〜「5」に分け、各点灯領域毎に点
灯できる回路を形成している。これらの点灯領域「1」
〜「5」を図8に示すようにLED1を使った回路で点
灯分けし、各表示パターンA,B,Cを形作る。四角パ
ターンAは表示ランプ20をテールランプとストップラ
ンプとして使用する際に表示されるもので、表示ランプ
20の有効照射面の下半分の点灯領域「1」で構成して
いる。矢印パターンBはターンシブランルランプとして
使用する際に表示するもので、点灯領域「1」の上方に
設けられた点灯領域「5」によって構成されている。三
角パターンCはハザードランプとして使用される際に表
示するもので、点灯領域「2」〜「4」からなり、四角
パターンAおよび矢印パターンBの一部と重なってい
る。この場合、点灯領域「1」のLED1は、テール表
示状態において低輝度の発光となり、ストップ表示状態
において高輝度の発光となり、これによってテール表示
状態とストップ表示状態との区別を明確にしている。表
示ランプ20がターンシグナルランプとして使用される
際、点灯領域「4」および「5」のLED1は、間欠的
な通電によって点滅し、矢印パターンBをフラッシュ表
示する。三角パターンCの表示において、点灯領域
「2」〜「4」のLED1は、ストップ表示と同様、高
輝度の発光となる。すなわち、表示ランプ20は、その
機能がより明確に分かるようにストップランプおよびテ
ールランプとして使用する場合は四角パターンAを、タ
ーンシグナルランプとして使用する場合は矢印パターン
Bを、そしてハザードランプとして使用する場合は三角
パターンCを点灯分け表示し、多目的に使用できる。な
お、点灯領域「1」〜「5」以外の領域、すなわち非点
灯領域5に配置されているLED1は点灯することはな
い。
発光色が赤色で、各集光レンズ31の略中心に位置する
ように、偶数列と奇数列の配列ピッチを半ピッチずらし
て千鳥状に配列している。配線基板27の表面(もしく
は裏面)に印刷形成した電気回路は、図5に示す四角パ
ターンA、矢印パターンB、三角パターンC等の表示パ
ターンを点灯分けできるよういくつかの領域、例えば5
つの点灯領域「1」〜「5」に分け、各点灯領域毎に点
灯できる回路を形成している。これらの点灯領域「1」
〜「5」を図8に示すようにLED1を使った回路で点
灯分けし、各表示パターンA,B,Cを形作る。四角パ
ターンAは表示ランプ20をテールランプとストップラ
ンプとして使用する際に表示されるもので、表示ランプ
20の有効照射面の下半分の点灯領域「1」で構成して
いる。矢印パターンBはターンシブランルランプとして
使用する際に表示するもので、点灯領域「1」の上方に
設けられた点灯領域「5」によって構成されている。三
角パターンCはハザードランプとして使用される際に表
示するもので、点灯領域「2」〜「4」からなり、四角
パターンAおよび矢印パターンBの一部と重なってい
る。この場合、点灯領域「1」のLED1は、テール表
示状態において低輝度の発光となり、ストップ表示状態
において高輝度の発光となり、これによってテール表示
状態とストップ表示状態との区別を明確にしている。表
示ランプ20がターンシグナルランプとして使用される
際、点灯領域「4」および「5」のLED1は、間欠的
な通電によって点滅し、矢印パターンBをフラッシュ表
示する。三角パターンCの表示において、点灯領域
「2」〜「4」のLED1は、ストップ表示と同様、高
輝度の発光となる。すなわち、表示ランプ20は、その
機能がより明確に分かるようにストップランプおよびテ
ールランプとして使用する場合は四角パターンAを、タ
ーンシグナルランプとして使用する場合は矢印パターン
Bを、そしてハザードランプとして使用する場合は三角
パターンCを点灯分け表示し、多目的に使用できる。な
お、点灯領域「1」〜「5」以外の領域、すなわち非点
灯領域5に配置されているLED1は点灯することはな
い。
【0013】前記三角パターンCを表示する点灯領域
「2」〜「4」のLED1は、図9に示すように複数個
のブロックに分割されており、その各ブロック内のLE
D1を直列に接続している。具体的にはLED1の数が
1つ、2つ、3つおよび4つのブロックI〜IVに分け
ており、これらを順番に配線基板27上に形成してあ
る。なお、図示を省略したが四角パターンAおよび矢印
パターンBを表示する点灯領域「1」、「5」のLED
1も同様に1つ、2つ、3つおよび4つのブロックに分
割されて配線基板27上に実装されている。このため、
各LED1は駆動回路を備えていない。
「2」〜「4」のLED1は、図9に示すように複数個
のブロックに分割されており、その各ブロック内のLE
D1を直列に接続している。具体的にはLED1の数が
1つ、2つ、3つおよび4つのブロックI〜IVに分け
ており、これらを順番に配線基板27上に形成してあ
る。なお、図示を省略したが四角パターンAおよび矢印
パターンBを表示する点灯領域「1」、「5」のLED
1も同様に1つ、2つ、3つおよび4つのブロックに分
割されて配線基板27上に実装されている。このため、
各LED1は駆動回路を備えていない。
【0014】このような構成からなる表示ランプ20に
あっては、LED1を千鳥状に配列するとともにインナ
ーレンズ24の裏面に基底部が六角形の集光レンズ31
からなるレンズステップを形成しているので、四角パタ
ーンA、矢印パターンBもしくは三角パターンCを表示
した際、従来の基底部が四角形の集光レンズ4(図12
(a)参照)に比べて斜めのラインをより直線的に表示
することができる。また、基底部が六角形の集光レンズ
31は、図12(b)に示すように基底部が四角形の前
記集光レンズ4に比べて面積が大きく、LED1の光を
効率よく集めることができるので、ランプ全体の明るさ
を向上させることができる。さらに、仕切板28によっ
て各表示パターンを仕切っているので、非発光部6への
漏光が少なく、境界部が鮮明な表示パターンの表示を可
能にする。また、通常は各表示パターンに点灯分けする
のにLED一つひとつに駆動回路を必要とするが、本発
明においては表示パターンを複数の分割領域に分割し、
各分割領域内のLED1を直列接続することによりI〜
IVまでのブロックのLED1を点灯分けしているの
で、LED1つずつに駆動回路を設ける必要がない。
あっては、LED1を千鳥状に配列するとともにインナ
ーレンズ24の裏面に基底部が六角形の集光レンズ31
からなるレンズステップを形成しているので、四角パタ
ーンA、矢印パターンBもしくは三角パターンCを表示
した際、従来の基底部が四角形の集光レンズ4(図12
(a)参照)に比べて斜めのラインをより直線的に表示
することができる。また、基底部が六角形の集光レンズ
31は、図12(b)に示すように基底部が四角形の前
記集光レンズ4に比べて面積が大きく、LED1の光を
効率よく集めることができるので、ランプ全体の明るさ
を向上させることができる。さらに、仕切板28によっ
て各表示パターンを仕切っているので、非発光部6への
漏光が少なく、境界部が鮮明な表示パターンの表示を可
能にする。また、通常は各表示パターンに点灯分けする
のにLED一つひとつに駆動回路を必要とするが、本発
明においては表示パターンを複数の分割領域に分割し、
各分割領域内のLED1を直列接続することによりI〜
IVまでのブロックのLED1を点灯分けしているの
で、LED1つずつに駆動回路を設ける必要がない。
【0015】なお、上記実施例はアウターレンズ22と
インナーレンズ24を用いた表示ランプを示したが、本
発明はこれに特定されるものではなく、基底部が六角形
の集光レンズ31を備えた1つのレンズを用いたもので
あってもよい。また、本実施例は三角パターンA、矢印
パターンBおよび四角パターンCを選択的に表示する多
目的型の表示ランプについて説明したが、「止まれ」等
の文字を表示パターンとして表示するものであってもよ
い。さらに、上記実施例は点灯領域「5」のLED1を
点滅させて矢印パターンBをフラッシュ表示するように
したが、点灯領域「5」を非点灯領域とし、非発光部6
のLED1を点滅させるようにすると、白抜きの矢印パ
ターンBを表示することができる。さらにまた、上記実
施例はLED1として全て赤色発光のLEDを用いた
が、点灯領域によっては発光色がアンバーのLEDを用
いてもよい。
インナーレンズ24を用いた表示ランプを示したが、本
発明はこれに特定されるものではなく、基底部が六角形
の集光レンズ31を備えた1つのレンズを用いたもので
あってもよい。また、本実施例は三角パターンA、矢印
パターンBおよび四角パターンCを選択的に表示する多
目的型の表示ランプについて説明したが、「止まれ」等
の文字を表示パターンとして表示するものであってもよ
い。さらに、上記実施例は点灯領域「5」のLED1を
点滅させて矢印パターンBをフラッシュ表示するように
したが、点灯領域「5」を非点灯領域とし、非発光部6
のLED1を点滅させるようにすると、白抜きの矢印パ
ターンBを表示することができる。さらにまた、上記実
施例はLED1として全て赤色発光のLEDを用いた
が、点灯領域によっては発光色がアンバーのLEDを用
いてもよい。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る車輌用
灯具は、複数個の発光ダイオードを備え、これら発光ダ
イオードを選択的に点灯してレンズを照射することによ
り文字、図形等の表示パターンを表示する車輌用表示ラ
ンプにおいて、前記レンズの裏面に形成されるレンズス
テップを基底部が六角形からなる多数の集光レンズで構
成し、前記発光ダイオードを各集光レンズの略中心に位
置するように配線基板に実装したので、斜めのラインを
直線的に表示することができ、表示パターンを明確に表
示することができる。また、基底部が六角形の集光レン
ズは光の集光効率がよく、表示パターンを明るく表示す
ることができる。
灯具は、複数個の発光ダイオードを備え、これら発光ダ
イオードを選択的に点灯してレンズを照射することによ
り文字、図形等の表示パターンを表示する車輌用表示ラ
ンプにおいて、前記レンズの裏面に形成されるレンズス
テップを基底部が六角形からなる多数の集光レンズで構
成し、前記発光ダイオードを各集光レンズの略中心に位
置するように配線基板に実装したので、斜めのラインを
直線的に表示することができ、表示パターンを明確に表
示することができる。また、基底部が六角形の集光レン
ズは光の集光効率がよく、表示パターンを明るく表示す
ることができる。
【0017】また、本発明は表示パターンを仕切板によ
って仕切っているので、非発光部への漏光を防止するこ
とができ、境界部が鮮明なパターン表示を実現すること
ができる。
って仕切っているので、非発光部への漏光を防止するこ
とができ、境界部が鮮明なパターン表示を実現すること
ができる。
【図1】 本発明に係る車輌用表示ランプの一実施例を
示す正面図である。
示す正面図である。
【図2】 図1のII−II線断面図である。
【図3】 図1のIII −III 線断面図である。
【図4】 (a)、(b)はインナーレンズのレンズス
テップを示す断面図である。
テップを示す断面図である。
【図5】 点灯領域区分と仕切板の位置を示す図であ
る。
る。
【図6】 LEDの回路構成を示す図である。
【図7】 (a)、(b)は仕切板の効果を説明するた
めの図である。
めの図である。
【図8】 点灯分け回路を示す図である。
【図9】 回路パターンを示す図である。
【図10】 従来の表示ランプによる表示パターンを示
す図である。
す図である。
【図11】 表示ランプの他の従来例を示す要部正面図
である。
である。
【図12】 (a)、(b)は集光レンズの集光効率の
違いを説明するための図である。
違いを説明するための図である。
1…LED、6…非発光部、20…表示ランプ、21…
灯具ボデイ、22…アウターレンズ、23…灯具ハウジ
ング、24…インナーレンズ、26…電流制御用抵抗、
27…配線基板、28…仕切板、31…集光レンズ、3
2…魚眼拡散レンズ。
灯具ボデイ、22…アウターレンズ、23…灯具ハウジ
ング、24…インナーレンズ、26…電流制御用抵抗、
27…配線基板、28…仕切板、31…集光レンズ、3
2…魚眼拡散レンズ。
Claims (2)
- 【請求項1】 複数個の発光ダイオードを備え、これら
発光ダイオードを選択的に点灯してレンズを照射するこ
とにより文字、図形等の表示パターンを表示する車輌用
表示ランプにおいて、 前記レンズの裏面に形成されるレンズステップを基底部
が六角形からなる多数の集光レンズで構成し、前記発光
ダイオードを各集光レンズの略中心に位置するように配
線基板に実装したことを特徴とする車輌用表示ランプ。 - 【請求項2】 請求項1記載の車輌用表示ランプにおい
て、 レンズと配線基板との間に表示パターンを仕切る仕切板
を設けたことを特徴とする車輌用表示ランプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3208395A JPH08227603A (ja) | 1995-02-21 | 1995-02-21 | 車輌用表示ランプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3208395A JPH08227603A (ja) | 1995-02-21 | 1995-02-21 | 車輌用表示ランプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08227603A true JPH08227603A (ja) | 1996-09-03 |
Family
ID=12348989
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3208395A Pending JPH08227603A (ja) | 1995-02-21 | 1995-02-21 | 車輌用表示ランプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08227603A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1995
- 1995-02-21 JP JP3208395A patent/JPH08227603A/ja active Pending
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