JPH08227372A - データ処理装置 - Google Patents

データ処理装置

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JPH08227372A
JPH08227372A JP7055114A JP5511495A JPH08227372A JP H08227372 A JPH08227372 A JP H08227372A JP 7055114 A JP7055114 A JP 7055114A JP 5511495 A JP5511495 A JP 5511495A JP H08227372 A JPH08227372 A JP H08227372A
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JP7055114A
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Noriaki Tanaka
憲明 田中
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 何らかの原因によって失われたFATチェイ
ンを回復し、ファイルを復元することができるデータ処
理装置を提供することを目的とする。 【構成】 ファイルシステムの論理的整合性が正しくと
れているかを検査する検査部101と、ブロック中のデ
ータを論理的に解析する解析部105と、その結果をも
とにブロックの使用順序を推定し、その結果をもとに正
しいFATもしくはブロックの使用情報を記憶するファ
イル復元部102を有するように構成することによっ
て、失われたFATチェインを回復し、ファイルを復元
するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスク、光磁気
ディスク等の記憶媒体上のファイルを操作するデータ処
理装置において、ファイルシステムの修復機能をもつデ
ータ処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般のデータ処理装置において、外部記
憶等として利用される記憶媒体は、セクタまたはクラス
タなどと呼ばれる一定の容量をもつ多数のブロックから
構成されており、ファイルとして格納されたデータがど
のブロックにどのような順序で格納されているかという
情報を管理するため、媒体上にはファイルシステムが構
築されている。
【0003】以下、ファイルシステムの例を図16〜図
18に基づいて説明する。
【0004】この例では、媒体上の記憶領域は、FA
T、ディレクトリおよびデータ領域の3つに分割され
る。
【0005】そして、ディレクトリには、ファイルの名
称、作成年月日などとともに、バイト数で表わされたフ
ァイルの大きさ、およびそのファイルのデータが格納さ
れたブロックのうちの最初のものの番号が記憶されてい
る。
【0006】また、ファイルとして格納されたデータ
が、どのブロックにどのような順番に格納されているか
は、FAT(ファイル・アロケーション・テーブル)と
よばれる領域に記憶されている。
【0007】このFATは、データの格納されるブロッ
クの1つ1つに対応するレコードを有している。そし
て、あるブロックに対応するFAT上のレコードには、
当該ブロックに格納されたデータの次のデータが格納さ
れるブロックの番号が記憶される。
【0008】また、データが格納された最後のブロック
に対応するFATには、それが終端ブロックであること
を示すコード(“EOC”と表わす)が記憶されてい
る。
【0009】ディレクトリに記憶された先頭ブロックか
ら、FATに“EOC”が書かれた終端ブロックまでの
ブロック番号の並びをFATチェインという。
【0010】例えば、図17〜図18において、ファイ
ル“foo”は、ブロック番号25ではじまり、26、
27、28、50、51の合計6の大きさ1024バイ
トのブロックに格納された5825バイトの大きさのフ
ァイルである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ここで、誤操作または
ハードウェア/ソフトウェアの欠陥、あるいは停電等に
よりファイルシステムの整合が失われると、データ処理
装置はファイルへのアクセスを正常に行うことができな
くなる。
【0012】例えば、図19に示すように、FATのデ
ータが失われた時、ファイル“foo”のデータにアク
セスしようとしても、ブロック番号25に対応するFA
Tに正しい次ブロックの番号が記憶されていないと、デ
ータ処理装置は、続くデータの格納されたブロックの番
号が分からないので、データを読み出すことができな
い。
【0013】このように、上記従来例では、ファイルシ
ステムのFATに代表されるブロックの利用順序を管理
する情報が失われた時には、ファイルとして記憶された
データを復元することができなかった。
【0014】また、データ処理装置の動作中にファイル
システムの損傷が発生したとき、損傷したファイルシス
テムに対して、さらにデータの変更・書き込みを行うこ
とによって、損傷を拡大してしまう危険が数多く存在し
ていた。
【0015】本発明は、何らかの原因によって失われた
FATチェインを回復し、ファイルを復元することがで
きるデータ処理装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、ファイルシス
テムの論理的整合性が正しくとれているかを検査する検
査手段と、ブロック中のデータを論理的に解析する解析
手段と、その結果をもとにブロックの使用順序を推定
し、その結果をもとに正しいFATもしくはブロックの
使用情報を記憶するファイル復元手段を有するように構
成することによって、失われたFATチェインを回復
し、ファイルを復元するものである。
【0017】また、上記検査手段、解析手段、および復
元手段を、計時装置の出力に対して実行するように構成
することにより、システムの動作中にファイルシステム
に損傷が起こっても、即時に修復が行われ、システム全
体の信頼性を向上するものである。
【0018】また、上記検査手段、解析手段、および復
元手段を、ファイルアクセス時に実行するように構成す
ることにより、システムの信頼性を向上するものであ
る。
【0019】
【実施例】図1は、本発明の第1実施例におけるハード
ウエアの構成を示すブロック図であり、図2は、この第
1実施例における機能要素を概念的に示すブロック図で
ある。
【0020】図1において、CPU11は、本実施例装
置の全体を制御するものであり、特に本実施例におい
て、外部記憶装置13へのアクセス、演算等の制御を行
うものである。コンソール装置12は、操作者とのイン
ターフェイスをとるためのものであり、外部記憶装置1
3は、装置に固定または交換可能な記憶媒体13’に対
して各種のデータを記憶し、読み出すものである。主記
憶装置14は、CPU11によって実行されるコードお
よび処理の対象となるデータを格納するものであり、時
計装置15は、現在時刻を出力する計時装置である。
【0021】また、上記のCPU11、コンソール装置
12、外部記憶装置13、主記憶装置14、時計装置1
5は、バス16によって接続されており、これを通じて
データや制御情報のやりとりが行われる。
【0022】次に、図2に示す各手段は、本データ処理
装置が動作する場合に、CPU11によって実行される
各コードにより構成されるものであり、これらは主記憶
装置14上に格納されている。
【0023】まず、ファイルシステム検査手段101
は、ファイルシステムの整合を検査するものであり、フ
ァイルシステム復元手段102は、異常の発生したファ
イルシステムを修復するものである。また、FATアク
セス103は、FAT、すなわち媒体13’上のデータ
の順序管理情報をアクセスするためのものであり、デー
タブロックアクセス手段104は、媒体13’上のデー
タが格納されたブロックをアクセスするためのものであ
る。
【0024】日時データ解析手段105は、データブロ
ック中から日時を記憶した領域を抽出し、その内容を解
析するものである。周期的実行制御手段106は、上記
ファイルシステム検査手段101およびファイルシステ
ム復元手段102の動作を計時装置15を参照しながら
周期的に制御するものである。コンソール107は、ユ
ーザからの入力を受け付ける手段であり、ファイルアク
セス制御手段108は、ファイルアクセスを制御する手
段である。
【0025】以上の各手段101〜108の機能は、本
実施例においては主記憶装置14上の命令コードをCP
U11が解釈・実行することによって実現される。
【0026】命令コードは、通常は外部記憶装置13上
の媒体に格納され、必要に応じて主記憶装置14中に読
み込まれる。また、主記憶装置14中のROM領域に恒
久的に記憶されている場合もある。
【0027】次に、本実施例におけるファイルシステム
の構成は、上述の図16〜図19で説明した従来例と同
様であるので説明は省略する。
【0028】次に、上述のようなファイルシステムにお
ける障害の検出方法について説明する。図20は、本実
施例における障害検出動作を示すフローチャートであ
る。
【0029】ファイルシステム上に発生した障害は、フ
ァイルシステム検査部101によって、以下のようにし
て検出される。
【0030】まず、CPU11は、ディレクトリに書か
れているファイルの大きさと先頭ブロック番号を主記憶
装置14上に読み出す(S1)。
【0031】続いて、CPU11は、FATアクセス部
102を用いて、該当するブロックに対応するFATに
書かれている値を読み出し、これを繰り返しながらFA
Tのチェインをたどっていく(S2〜S5)。
【0032】そして、読み出された値が、その媒体にお
けるブロック番号として不適切な値であった場合(S
3)、または、そのファイルあるいは別のファイルで既
に使用されたブロック番号であった場合(S4)、また
は、ブロックの合計で格納できるデータのサイズがディ
レクトリに記憶されているファイルサイズと合わなかっ
た場合(S6)、または、どのディレクトリからも参照
されなかったFATチェインが存在していた場合(S
7)などには、CPU11は、ファイルシステムに異常
があるものとして(S9)、以下に述べるファイルの復
元動作を行う。
【0033】なお、以上のような障害検出の結果は、コ
ンソール装置12、主記憶装置14、または外部記憶装
置13に対して出力される。
【0034】次に、本実施例におけるファイルの復元動
作について説明する。図3は、本実施例におけるファイ
ル復元動作を示すフローチャートである。
【0035】まず、障害の発生が検出されると、ファイ
ルシステム復元手段102による処理が実行される。
【0036】なお、ここでは、固定レコード長を有する
ファイルのFATのデータ、および、ディレクトリに記
憶された先頭のブロック番号が失われた場合のファイル
の復元について説明する。
【0037】図4は、データファイルのレコードの内容
を示す説明図である。
【0038】レコードの長さは800バイトで、レコー
ド中の17バイト目から32バイト目には、レコードの
記憶日時を図5に示すフォーマットで記憶する構成とし
ている。そして、本実施例では、日付のデータが特定の
位置に記憶されているブロックを捜索し、この結果、捜
索されたブロックをもとにファイルの復元を実行するも
のである。
【0039】最初に、先頭ブロックの捜索を行う。
【0040】CPU11は、データブロックアクセス手
段104を用いて、媒体13’中のブロックのデータを
全て読みながら(S11)、ブロックの先頭から16バ
イト目から日時データ解析手段105によって31バイ
ト目の間に入っているデータを解析し、日時のデータと
して矛盾のないものであるかどうかを判定する(S1
2)。
【0041】ここで、日時データ解析手段105による
解析は以下のように行われる。
【0042】まず、図4に示すように、日時の5バイト
目から2バイトにはASCIIキャラクタで月の値が記
憶されている。月の値であるから、その数字は01から
12の間になければならない。したがって、この値がも
しこの範囲の外にあれば、そのブロックは当該データフ
ァイルの先頭ブロックではないことがわかる。
【0043】また、日時の7バイト目から2バイトには
ASCIIキャラクタで日の値が記憶されている。日の
値であるから、その数字は01から31の間になければ
ならない。したがって、この値がもしこの範囲の外にあ
れば、そのブロックは当該データファイルの先頭ブロッ
クではないことがわかる。
【0044】以下、同様の操作を年・時・分・秒に対し
て実行する。そして、上記解析の結果、日時の記憶デー
タとしてありうる数値が記憶されていれば、そのブロッ
クが当該データファイルの先頭ブロックであると判断
し、ディレクトリ上の先頭ブロックが記憶される位置
に、そのブロックの番号を書き込む(S13)。
【0045】次に、ファイルの内容が記憶された2番目
のブロックの捜索を行う。
【0046】これは、例えば1つのブロックに収容され
るデータの大きさが1024バイトであるような記憶媒
体を考えると、レコードサイズ800バイトであるか
ら、図5に示すように、2番目のブロックでは593バ
イト目に日付のデータが現れることがわかる。
【0047】そこで、すべてのブロックのなかから、5
93バイト目から16バイトに日付のデータが記憶され
ているブロックを、先頭ブロックの捜索時と同様にして
捜索する(S12)。
【0048】そして、もし見つかれば、そのブロックの
番号をFATアクセス手段103を用いて、先頭ブロッ
クに対応するFATに書き込む(S13)。
【0049】同様に3番目のブロックの捜索は、369
バイト目に日付のデータのあるブロックを捜索すること
によって行われる。
【0050】以下、同様の手続きを実行し、ブロックを
見つけられなくなるか、ブロックに収容できるデータの
バイト数がディレクトリに記憶されたファイルサイズに
達したときは(S14)、最後のブロックに対応するF
ATに最終ブロックであることを示すコード“EOC”
を書き込む(S15)。
【0051】以上のようにして、ファイルの復元が完了
する。
【0052】次に、上述した検査処理および復元処理の
起動について説明する。
【0053】ファイルシステム検査手段101およびフ
ァイルシステム復元手段102は、周期的実行制御手段
106の出力に基づいて起動することができる。
【0054】周期的実行制御手段106は、計時装置1
5を参照し、操作者によって指定された時刻あるいは周
期毎に、ファイルシステム検査手段101またはファイ
ルシステム復元手段102を起動する。
【0055】また、上記検査・復元手段101、102
は、操作者によるコンソール装置12の操作によって、
指定されたタイミングで実行することもできる。
【0056】この場合は、指定されたタイミングでしか
上記動作が行われないため、実行によるCPU時間やメ
モリが節約される。
【0057】また、上記検査・復元手段101、102
は、システムによるファイルアクセス時、すなわち外部
記憶装置13上のファイルの読み書きが行われる前後に
実行することができる。
【0058】ファイルアクセス制御手段108は、ファ
イルへの書き込みやファイルからの読み出しなどに代表
されるファイルアクセスを検知すると、ファイルシステ
ム検査手段101とファイルシステム復元手段102を
起動する。
【0059】この場合は、ファイルアクセスが実行され
るたびにファイルシステムの検査・復元を行うことか
ら、システム全体の信頼性を著しく高めることができる
効果がある。
【0060】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。
【0061】図6は、本発明の第2実施例におけるハー
ドウエアの構成を示すブロック図であり、図7は、この
第2実施例における機能要素を概念的に示すブロック図
である。
【0062】図6において、CPU51は、本実施例装
置の全体を制御するものであり、特に本実施例におい
て、外部記憶装置53へのアクセス、演算等の制御を行
うものである。コンソール装置52は、操作者とのイン
ターフェイスをとるためのものであり、外部記憶装置5
3は、装置に固定または交換可能な記憶媒体53’に対
して各種のデータを記憶し、読み出すものである。主記
憶装置54は、CPU51によって実行されるコードお
よび処理の対象となるデータを格納するものであり、時
計装置55は、現在時刻を出力する計時装置である。
【0063】また、上記のCPU51、コンソール装置
52、外部記憶装置53、主記憶装置54、時計装置5
5は、バス56によって接続されており、これを通じて
データや制御情報のやりとりが行われる。
【0064】次に、図7に示す各手段は、本データ処理
装置が動作する場合に、CPU51によって実行される
各コードにより構成されるものであり、これらは主記憶
装置54上に格納されている。
【0065】ファイルシステム検査手段501、ファイ
ルシステム復元手段502、FATアクセス手段50
3、データブロックアクセス手段504、コンソール5
07、ファイルアクセス制御手段508は、上記第1実
施例(図2)のファイルシステム検査手段101、ファ
イルシステム復元手段102、FATアクセス手段10
3、データブロックアクセス手段104、コンソール1
07、ファイルアクセス制御手段108と同様である。
【0066】次に、レコードID番号解析手段505
は、ファイルの復元時に記憶媒体上のブロック内のレコ
ードID番号を抽出・解析するものであり、レコード番
号作成手段509は、ファイルの書き込み時にレコード
毎につけられるレコードID番号を作成するものであ
る。なお、レコードID番号とは、レコードの先頭位置
とその記憶番号を識別するIDのことである。
【0067】以上のように、この第2実施例の機能要素
は、上記第1実施例の日時データ解析手段105の代わ
りに、レコードID番号解析手段505およびレコード
番号作成手段509を有するものである。
【0068】また、各手段501〜509の機能は、本
実施例においては主記憶装置54上の命令コードをCP
U51が解釈・実行することによって実現される。
【0069】命令コードは、通常は外部記憶装置上の媒
体に格納され、必要に応じて主記憶装置中に読み込まれ
る。また、主記憶中のROM領域に恒久的に記憶されて
いる場合もある。
【0070】次に、本実施例におけるファイルシステム
の構成は、上記第1実施例と同様に上述の図16〜図1
9で説明した従来例と同様であるので説明は省略する。
【0071】また、本実施例における障害の検査、およ
び検査・復元の起動動作についても、上記第1実施例と
同様であるので説明は省略する。
【0072】次に、本実施例におけるファイルの復元動
作について説明する。図8は、本実施例におけるファイ
ル復元動作を示すフローチャートである。
【0073】まず、障害の発生が検出されると、ファイ
ルシステム復元手段502による処理が実行される。
【0074】ここでは、レコードID番号をレコードの
先頭に記憶したデータファイルの、FATのデータおよ
びディレクトリに記憶された先頭のブロック番号が失わ
れた場合の、ファイルの復元について説明する。
【0075】図9は、データファイルのレコードの内容
を示す説明図である。
【0076】本実施例では、ファイルへデータを書き込
む際に、レコードの先頭にレコードID作成手段509
によって作成されたレコードID番号がつけられて、媒
体上に記憶される構成になっている。
【0077】また、レコードID番号のフォーマットは
“RecIDxxx”(xxxにはレコード番号が入
る)という形式になっている。
【0078】そして、本実施例では、このレコードID
番号の記憶されたブロックを捜索し、それをもとにファ
イルの復元を実行する。
【0079】まず、先頭ブロックの捜索動作について説
明する。
【0080】CPU51は、データブロックアクセス手
段504を用いて、媒体53’上のブロックを1つずつ
読み取る(S21)。続いて、レコードID解析部50
5を用いて、ブロック中に“RecIDxxx”のフォ
ーマットで最初のレコードであることを示す“RecI
D001”という文字列が先頭に記憶されたブロックを
捜索する(S22)。
【0081】そして、もし見つかれば、それが先頭ブロ
ックであると判断して、ディレクトリ上の先頭ブロック
が記憶される位置に、そのブロックの番号を書き込む
(S23)。
【0082】次に、2番目のブロックの捜索を行う。こ
れは、レコードID解析手段505を用いて、先頭ブロ
ック中の“RecIDxxx”フォーマットの文字列を
全て検索し、最後のものが“RecID003”であれ
ば、次に“RecID004”という文字列を含むブロ
ックを全媒体上から捜し出す(S21、S22)。
【0083】そして、もし見つかれば、そのブロックの
番号をFATアクセス手段503を用いて、先頭ブロッ
クに対応するFATに書き込む(S23)。
【0084】また、3番目以降のブロックの捜索も同様
である。そして、ブロックを見つけられなくなるか、ブ
ロックに収容できるデータのバイト数がディレクトリに
記憶されたファイルサイズに達したときは(S24)、
最後のブロックに対応するFATに最終ブロックである
ことを示すコード“EOC”を書き込む。
【0085】以上のようにして、ファイルの復元が完了
する。
【0086】以上のように、この第2実施例では、レコ
ード境界とブロックの境界が一致した場合でも、レコー
ドIDに記憶された情報をもとに、FATチェインを復
元することができる。
【0087】次に、本発明の第3実施例について説明す
る。
【0088】図11は、本発明の第3実施例におけるハ
ードウエアの構成を示すブロック図であり、図12は、
この第3実施例における機能要素を概念的に示すブロッ
ク図である。
【0089】図11において、CPU91は、本実施例
装置の全体を制御するものであり、特に本実施例におい
て、外部記憶装置93へのアクセス、演算等の制御を行
うものである。コンソール装置92は、操作者とのイン
ターフェイスをとるためのものであり、外部記憶装置9
3は、装置に固定または交換可能な記憶媒体93’に対
して各種のデータを記憶し、読み出すものである。主記
憶装置94は、CPU91によって実行されるコードお
よび処理の対象となるデータを格納するものであり、計
時装置95は、現在時刻を出力する計時装置である。画
像データ伸長部97は、MH・MR・MMR等の公知の
画像圧縮手段によって圧縮された画像データを伸長する
また、上記のCPU91、コンソール装置92、外部記
憶装置93、主記憶装置94、計時装置95、画像デー
タ伸長部97は、バス96によって接続されており、こ
れを通じてデータや制御情報のやりとりが行われる。
【0090】次に、図12に示す各手段は、本データ処
理装置が動作する場合に、CPU91によって実行され
る各コードにより構成されるものであり、これらは主記
憶装置94上に格納されている。
【0091】ファイルシステム検査手段901、ファイ
ルシステム復元手段902、FATアクセス手段90
3、データブロックアクセス手段904、コンソール9
07、ファイルアクセス制御手段908は、上記第1実
施例(図2)のファイルシステム検査手段101、ファ
イルシステム復元手段102、FATアクセス手段10
3、データブロックアクセス手段104、コンソール1
07、ファイルアクセス制御手段108と同様である。
【0092】また、伸長画像判定解析手段905は、フ
ァイルの復元時に記憶媒体上のブロック内の画像データ
が画像データ伸長部97によって正しく伸長されたかど
うかを判定するものである。
【0093】以上のように、この第3実施例の機能要素
は、上記第1実施例の日時データ解析手段105の代わ
りに、伸長画像判定解析手段905を有するものであ
る。
【0094】また、各手段901〜908の機能は、本
実施例においては主記憶装置94上の命令コードをCP
U91が解釈・実行することによって実現される。
【0095】命令コードは、通常は外部記憶装置上の媒
体に格納され、必要に応じて主記憶装置中に読み込まれ
る。また、主記憶装置中のROM領域に恒久的に記憶さ
れている場合もある。
【0096】次に、本実施例におけるファイルシステム
の構成は、上記第1実施例と同様に上述の図16〜図1
9で説明した従来例と同様であるので説明は省略する。
【0097】また、本実施例における障害の検査、およ
び検査・復元の起動動作についても、上記第1実施例と
同様であるので説明は省略する。
【0098】次に、本実施例における圧縮画像ファイル
の復元動作について説明する。
【0099】まず、障害の発生が検出されると、ファイ
ルシステム復元手段902の処理が実行される。図13
は、本実施例におけるファイル復元動作を示すフローチ
ャートである。
【0100】なお、ここでは、MH・MR・MMRなど
の公知の画像圧縮手段によって圧縮された画像データフ
ァイルのFATのデータが失われた場合のファイルの復
元について説明する。
【0101】上述のように、ディレクトリには、データ
が格納された先頭のブロックの番号が書かれているが、
1つのブロックに収容できない大きさのファイルの場
合、すなわちファイルの内容が複数のブロックにわたっ
て格納されている場合には、FATのデータが失われる
と、2つ目以降のブロックの番号がわからなくなってし
まう。
【0102】そこで、まず先頭ブロックに続く、2番目
のブロックを捜索しなければならない。
【0103】図14に示すように、圧縮画像データファ
イルの先頭には、画像の圧縮方法などとともに、伸長後
の画像の縦・横のピクセル数などが記述されたヘッダが
記憶されており、続いて実際の圧縮されたデータが書き
込まれている。
【0104】まず、CPU91は、画像データ伸長部9
7を用いて、先頭ブロック内のヘッダに続く領域に記憶
されている圧縮画像データを1ラインずつブロックの終
端まで伸長する。
【0105】図15に示すように、ブロックの終端では
一般にラインの伸長の途中で終了することが多いと予想
される。
【0106】そこで、媒体中のブロックのデータを1つ
ずつ読み込み(S31)、実際の伸長動作を繰り返しな
がら、中断したラインに続けてデータの伸長が可能にな
るようなデータが記憶されているブロックを探す(S3
2)。
【0107】このとき、ヘッダに記憶された横方向のピ
クセル数を、ラインの伸長結果として得られた横ピクセ
ル数と比較し、それが一致するかどうかを調べること
で、そのブロックが目的のものであるかどうかを判定す
ることができる。
【0108】そして、伸長画像判定手段905によっ
て、上記の方法で見つけられたブロックの番号が、FA
Tアクセス手段903を用いて、先頭ブロックに対応す
るFATに書き込まれる(S33)。
【0109】以上のブロックの捜索を、全伸長ライン数
が縦方向のピクセル数に達するまで繰り返す(S3
4)。
【0110】そして、最後のブロックに対応するFAT
には、終端ブロックであることを示すコード“EOC”
が書き込まれる(S35)。
【0111】以上のようにして、圧縮画像データファイ
ルの復元が完了する。
【0112】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ブロック中のデータを論理的に解析し、その結果をもと
にデータの格納されたブロックを捜索するように構成す
ることにより、FATが失われるような深刻なファイル
システム上の障害が発生した場合にも、データを失うこ
となくファイルの復元を行うことが可能になる。
【0113】また、媒体の検査・解析および復元動作を
計時装置の出力に対応して動作するように構成すること
により、システム全体の信頼性を著しく向上せしめるこ
とができる。
【0114】また、媒体の検査・解析および復元動作を
ファイルアクセス時に動作するように構成することによ
り、システム全体の信頼性を著しく向上せしめることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例におけるハードウエアの構
成を示すブロック図である。
【図2】上記第1実施例における機能要素を概念的に示
すブロック図である。
【図3】上記第1実施例におけるファイル復元動作を示
すフローチャートである。
【図4】上記第1実施例におけるファイルのレコードの
内容を示す説明図である。
【図5】上記第1実施例における日付データの位置を示
す説明図である。
【図6】本発明の第2実施例におけるハードウエアの構
成を示すブロック図である。
【図7】上記第2実施例における機能要素を概念的に示
すブロック図である。
【図8】上記第2実施例におけるファイル復元動作を示
すフローチャートである。
【図9】上記第2実施例におけるファイルのレコードの
内容を示す説明図である。
【図10】上記第2実施例におけるブロックとレコード
ID番号を示す説明図である。
【図11】本発明の第3実施例におけるハードウエアの
構成を示すブロック図である。
【図12】上記第3実施例における機能要素を概念的に
示すブロック図である。
【図13】上記第3実施例におけるファイル復元動作を
示すフローチャートである。
【図14】上記第3実施例における圧縮画像データファ
イルを示す説明図である。
【図15】上記第3実施例のブロック境界における画像
データを示す説明図である。
【図16】ファイルシステムにおける媒体上の領域分割
を示す説明図である。
【図17】ファイルシステムにおけるディレクトリを示
す説明図である。
【図18】ファイルシステムにおけるFATとデータを
示す説明図である。
【図19】ファイルシステムにおいて、FATが失われ
た場合のデータの状態を示す説明図である。
【図20】上記各実施例におけるファイルシステムの検
査動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11…CPU、 12…コンソール装置、 13…外部記憶装置、 13’…記憶媒体、 14…主記憶装置、 15…計時装置、 16…バス。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶媒体に構築されたファイルシステム
    内のファイルを制御するデータ処理装置において、 ファイルシステムの論理的整合性が正しいかどうかを検
    査する検査手段と、記憶媒体中のデータを論理的に解析
    する解析手段と、この解析結果に基づいて、あるファイ
    ルがどのブロックをどのような順序で利用しているかを
    示す情報を復元し、記憶媒体に書き込む順序管理情報復
    元手段を有することを特徴とするデータ処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 データファイルのレコード毎にファイル復元の手がかり
    となる情報を記憶する記憶手段を有することを特徴とす
    るデータ処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 上記検査手段と上記解析手段と上記順序管理情報復元手
    段の処理を、計時装置の出力に対応して実行する手段を
    有することを特徴とするデータ処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2において、 上記検査手段と上記解析手段と上記順序管理情報復元手
    段の処理を、ファイルアクセス時に実行する手段を有す
    ることを特徴とするデータ処理装置。
JP7055114A 1995-02-20 1995-02-20 データ処理装置 Pending JPH08227372A (ja)

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