JP2000284958A - 情報処理装置および情報記憶媒体 - Google Patents

情報処理装置および情報記憶媒体

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JP2000284958A
JP2000284958A JP11094061A JP9406199A JP2000284958A JP 2000284958 A JP2000284958 A JP 2000284958A JP 11094061 A JP11094061 A JP 11094061A JP 9406199 A JP9406199 A JP 9406199A JP 2000284958 A JP2000284958 A JP 2000284958A
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parameter
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processing apparatus
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Yoshimi Oka
義美 岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】通常書き換えが困難なROMに書込まれているプ
ログラムパラメータの書き換えを容易にし、開発能率の
向上と出荷後のパラメータ変更を容易にする情報処理装
置を提供すること。 【解決手段】本情報処理装置は、プログラム実行コード
をデータブロック220として記憶するPROM203と、プログ
ラム実行コードを複写されるRAM204を備える。PROM203
の空き領域210にパラメータブロック250を追記し、パラ
メータブロック250に含まれるパラメータテーブル名252
と一致するパラメータテーブルを、RAM204に複写された
プログラム実行コード260から探し出して、上書き用パ
ラメータ251を上書きする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ROMを有する情
報処理装置及び情報記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】情報処理装置は、読み出し専用メモリ
(以下ROMと記す)に組み込まれたプログラムを実行す
ることがある。このようなプログラムの代表的な例とし
ては、BIOS(Basic Input/Output System)がある。BIO
Sは、情報処理装置に電源が投入された直後、CPUに接続
されているメインメモリやキーボードなど周辺装置を利
用可能な状態に設定して、ハードディスクなどからオペ
レーティングシステムを起動する機能を持つ。また、オ
ペレーティングシステム自体がROMに書きこまれている
こともある。
【0003】情報処理装置は、応用の場においてさまざ
まな周辺装置を接続される。例としては、ハードディス
クやキーボードがある。プログラムは、これらの周辺装
置を利用しようとする前に、周辺装置が正しく動作して
いるかどうかをテストする。この場合、それらの周辺装
置が接続されているか否かを正確に知っておかないと、
障害を起こした周辺装置を単に接続されていないと判断
してしまうなどの誤認をする可能性があり、確実なテス
トができない。したがって、プログラム内にそれらの周
辺装置の接続状態を表すパラメータを持っている。
【0004】また、応用の目的により、ソフトウェアの
動作を指定する必要がある。例としては、メモリテスト
がある。メモリのテスト方法には、単に幾つかのデータ
パターンを書込んで正しく読めるかどうかをテストする
読み書きテストや、メモリ素子の特性に従って障害を発
見しやすいパターンで読み書きするデータやアドレスを
様々に変化させるギャロッピングテストなどがある。一
般に障害検出能力の高い方が実行に要する時間が長く、
応用システムによって検出能力を重視するか実行に要す
る時間を重視するかが異なるので、プログラムは、いず
れの検査方法を採るかをパラメータによって指定できる
ように作成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】パラメータによる周辺
装置の指定や動作の指定は、便利な反面、ROMに書込ま
れたパラメータを変更する場合にはパラメータを変更し
たプログラムを書込んだROMを新たに作成しなければな
らないため、容易に変更することができないという難点
がある。ROMとして消去と再書込みが可能な読み出し専
用メモリ(以下EPROMと記す)を使えば書き直すことが
できるが、数百KBにも及ぶプログラム全体を書き直す必
要があり、この操作には、数分という長い時間が必要で
ある。特に、情報処理装置を設計する時、プログラムの
パラメータを変更して情報処理装置の振る舞いを調べた
い場合が多い。しかし、パラメータの変更のたびにプロ
グラムを書き直すために数分を浪費することになり、設
計の効率を著しく落とすことになる。
【0006】ROMに書込まれているプログラムをRAMに複
写してから実行する技術がある。この技術は、読み出し
速度がRAMに比べて10倍以上遅いROMから命令を読み出す
と、プログラム実行速度が大変遅くなるという困難を避
けるために開発された。この場合、プログラムをRAMに
複写した後パラメータを変更することで、プログラムの
挙動を変えることができる。しかし、この方法ではROM
内のパラメータを変更できず情報処理装置を再び起動し
た時には元のパラメータに戻ってしまうので、一時的に
変更できるにすぎない。
【0007】市場に製品が出た後にパラメータを変更す
るには、さらに困難が伴う。まず、既に書いてあるプロ
グラムを書き直すことは、書き込みエラーにより製品に
障害をもたらすかもしれない。また、設計時にプログラ
ムに追加されたモジュールを入れ忘れたり、逆に不要な
モジュールを書き込むことで、製品に障害をもたらす可
能性もある。
【0008】本発明の目的は、プログラムのモジュール
構成に影響を与えず、かつ、短時間で永続的にROMに書
込まれているプログラムのパラメータを変更する手段を
提供することにより、パラメータ変更による設計時の能
率低下を避け、また、パラメータ変更により製品が障害
を起こす可能性を軽減する手段を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、追記可能な読
み出し専用メモリ(以下PROMと記す)と、読み書き可能
なメモリ(以下RAMと記す)と、前記PROMや前記RAMに書
込まれている命令を実行するための中央処理装置(以下
CPUと記す)と、前記PROMにあらかじめ書込まれており
前記RAMに複写した上で前記CPUによって実行されるべき
プログラムと、前記プログラムを前記RAMに複写する複
写手段と、前記RAMに複写された前記プログラムの実行
を開始する機能を持った情報処理装置において、前記プ
ログラム内に位置を特定できる形で書込まれている前記
プログラムの動作を規定するパラメータと、前記パラメ
ータを置き換えるべき上書き用パラメータが前記PROM内
に書込まれている場合に、前記上書き用パラメータを前
記パラメータに上書きする上書き手段とを備え、前記CP
Uが前記複写手段実行後、前記プログラムを実行する前
に前記上書き手段を実行し、前記CPUが前記プログラム
を実行する時、前記上書き用パラメータが前記PCOM内に
書込まれていない場合には前記パラメータに、前記上書
き用パラメータが前記PCOM内に書込まれている場合には
前記上書き用パラメータに従って動作することを特徴と
する。
【0010】本発明では、プログラムを複写手段によっ
てRAMに複写した後に、上書き手段によって上書き用パ
ラメータをプログラム内のパラメータに上書きする。こ
のため、元からプログラム内に書かれていたパラメータ
を、追記用のパラメータに変更することが可能である。
また、プログラムの実行開始前に上書き用のパラメータ
が元からプログラム内に書かれていたパラメータを置き
換えるので、上書き用のパラメータによる置き換えは、
元からプログラム内に書かれていたパラメータが書き換
えられたのと同じ効果を持つ。
【0011】ROMには、複写手段と上書き手段とプログ
ラムが書込まれているが、これらの手段やプログラムが
占めていない領域がある。通常この領域は、空き領域と
して未使用のままにしておかれる。本発明では、上書き
用のパラメータは、この空き領域に追記されるので、追
記より前にROMに書き込まれていたプログラムには何ら
影響を与えない。
【0012】また、上書き用パラメータは、数百KBもあ
るプログラムに比べてサイズが小さく高々数百Bしかな
いため、プログラム全体を書き直すのに比べてはるかに
短時間で書き込み終えることができる。なお、Bは、バ
イトの意味、KBは、キロバイトの意味である。
【0013】さらに、ROMに上書き用パラメータを書込
むため、その効果は、永続的である。
【0014】また、本発明の情報処理装置は、前記パラ
メータ上書き手段が、特定の条件を判断する条件判断手
段を含み、条件が満たされ、かつ、前記上書き用パラメ
ータが前記ROMに書込まれている場合にのみパラメータ
を上書きすることを特徴とする本発明によれば、プログ
ラムのパラメータを周辺装置の接続状態などによって変
化させる必要がある場合でも、同一の内容を持つPROMで
複数の接続状態に対応でき、製造管理上有利になる。
【0015】また、本発明の情報処理装置は、前記条件
判断手段を上書きパラメータ毎に変えられることを特徴
とする。
【0016】本発明によれば、接続状態によってパラメ
ータを変更する必要のある周辺装置が複数ある場合で
も、それぞれのパラメータを上書きすべきかどうかを個
別に判断できるため、同一の内容を持つPROMで様々な接
続状態に対応でき、製造管理上有利になる。
【0017】また、本発明の情報処理装置は、前記PROM
の代わりに読み出し可能なメモリ(ROM)を使うことを
特徴とする。
【0018】PROMより安価なROMを採用でき、製造コス
ト上有利になる。また、誤って上書き用パラメータが追
記されることを防げるため、製品の信頼性向上に役立
つ。
【0019】また、本発明の情報記憶媒体は、プログラ
ムの動作を規定するパラメータをプログラム内に含むプ
ログラムと、前記プログラムをRAMに複写するための情
報と、前記パラメータに上書きされる上書き用パラメー
タと、前記上書き用パラメータを前記RAMに複写された
プログラム内のパラメータに上書きするための情報と、
前記複写されたプログラムの実行を開始するための情報
を含むことを特徴とする。
【0020】ここにおいて、情報記憶媒体とは、ROM、
フロッピーディスクなどの不揮発性の記憶媒体であり、
バッテリーバックアップされたDRAMやスタティックRAM
などを含む。本発明の情報記憶媒体を所与の情報処理装
置の記憶手段として用いることにより、既に情報記憶媒
体に書込まれているプログラムのモジュール構成を誤っ
て変更する危険を犯さず、迅速にプログラムのパラメー
タを変更することができる。
【0021】また、本発明の情報処理装置は、前記上書
き用パラメータを含まないことを特徴とする。
【0022】本発明によれば、パラメータ変更の必要が
設計段階で生じていなくても、パラメータを上書きする
準備をしておくことで、将来のパラメータ変更が必要に
なった場合に備えることができる。
【0023】また、本発明の情報処理装置は、前記情報
記憶媒体に記憶された情報に基づき処理を行う中央処理
手段を含むことを特徴とする。
【0024】本発明の情報処理装置によれば、容易かつ
安全にプログラムのパラメータを変更できる。
【0025】また、本発明の情報処理装置は、前記情報
記憶媒体を前記情報処理装置から取り外さずに追記でき
ることを特徴とする。
【0026】このため、情報処理装置上で適切なプログ
ラムを実行させて前記情報記憶媒体に上書き用パラメー
タを追記することが可能である。情報処理装置を分解す
ることなくパラメータを変更でき、また、遠隔操作によ
るパラメータ変更も可能となり、情報処理装置のメンテ
ナンスが非常に容易になる。
【0027】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施例のハード
ウェア構成をあらわしている。PROM120は、追記可能な
読み出し専用メモリである。CPU100は、中央処理装置
で、各種手段やプログラムを実行する。RAM130は、読み
書き可能なメモリである。その他の周辺装置140は、情
報処理装置に接続されている種々の周辺装置を一括して
表したもので、本発明には特別な関係がない。DIP-SW11
0は、1ビット以上の接点を持つスイッチで、CPU100か
らその値を読むことができる。各接点を1又は0に設定す
ることにより、パラメータを上書きするか否かの条件を
決められる。
【0028】図2は、ROM3とRAM4の内容を詳しくあらわ
すように図1を書き直した図である。CPU201は、図1のCP
U100に、DIP-SW202は、図1のDIP-SW110に、ROM203は、
図1のROM120に、RAM204は、図1のRAM130に、そのほかの
周辺装置205は、図1のそのほかの周辺装置140に対応し
ている。PROM103には、データブロック220、パラメータ
ブロック250、ブートブロック240が書込まれており、こ
れらが占めていない空き領域210がある。
【0029】ブートブロックは、CPU201やRAM204を正し
く動かすための設定をする機能を持つほか、複写ルーチ
ン241と上書きルーチン242が内蔵されており、CPUがそ
れらを実行することで、それぞれ複写手段290および上
書き手段291として機能する。また、上書きルーチン242
には、条件判断ルーチン243が含まれており、CPU201が
これを実行することで、条件判断手段292として機能す
る。
【0030】データブロック220は、プログラムの実行
コードを保持している。データブロック220には、プロ
グラム実行コード221、そのサイズ222、配置アドレス22
3とが書込まれている。サイズ222は、プログラム実行コ
ード221のサイズをバイト単位で表している。配置アド
レス223は、プログラム実行コード221をRAM上のどのア
ドレスに複写するべきかを指示する。データブロック22
0の場合、RAM上のアドレス0F0000hから64KBにプログラ
ム実行コード221を複写するよう指示している。
【0031】プログラム実行コード221には、パラメー
タテーブル224が含まれている。パラメータテーブル224
の直前のアドレスにパラメータテーブル名225が配置さ
れている。パラメータテーブル名225は、任意のバイト
列であり、本実施例においては、技術者が一見してわか
るように「System Control」という英語文字列を採用し
ている。
【0032】パラメータブロック250は、上書き用パラ
メータ251を保持する。また、上書き手段291が利用する
情報であるパラメータテーブル名252、パラメータテー
ブルサイズ253、及び条件254も保持する。パラメータテ
ーブルサイズ253は、上書き用パラメータ251のサイズを
バイト単位で表している。パラメータテーブル名252は
任意のバイト列であり、RAM204に複写されたプログラム
実行コード260の中から上書きされるべきパラメータを
探すために用いられる。条件254は、上書き用パラメー
タ251を上書きしてよいかどうかを判断するための条件
コードであり、本実施例においてはDIP-SW5のスイッチ
状態と比較される。
【0033】図3は、ブートブロック240の動作をあらわ
したフローチャートである。
【0034】以下では、本発明の動作を図2を使って順
を追って説明する。
【0035】情報処理装置に電源が入れられると、CPU2
01が動作を開始する(図3ステップ10)。CPU201は、あ
らかじめ決められたメモリアドレスから命令の実行を始
めるが、そのアドレスには、ブートブロック240が配置
されているので、CPU201は、全てのプログラムに先立っ
てブートブロック240を実行することになる。
【0036】ブートブロック240は、まず、RAM204を使
うために必要なハードウェアを設定する(図3ステップ2
0)。具体的には、RAM204をメモリマップ上の適切なア
ドレスに配置したり、RAM204がDRAMの場合にはリフレッ
シュ動作を開始させたりする。また、必要があれば、そ
の他の周辺装置205を初期化する(図3ステップ30)。
【0037】RAM204が使える状態になると、CPU201は、
ブートブロック240に含まれている複写ルーチン241を実
行する。この事は、すなわち、複写手段290が機能する
ことである。図3では、300の部分が複写手段290のフロ
ーチャートに当たる。複写手段290は、まず、もっとも
若いメモリアドレスに配置されているデータブロックを
探す(図3ステップ40)。図2においては、それは、デー
タブロック220である。それが見つかると、ROM203上の
データブロック220のプログラム実行コード221を、配置
アドレス223で指示されるRAM204上のアドレスに、サイ
ズ222で指示されるバイト数だけ複写する(図3ステップ
50)。
【0038】一つのプログラム実行コードを複写し終え
ると、複写手段290は、他にデータブロックがあるかど
うか調べる(図3ステップ60)。もし他にもデータブロ
ックがある場合には、ブートブロック240は、全てのデ
ータブロックをデータブロック220と同様に処理する
(図3ステップ50)。全てのデータブロックを処理し終
えると、複写手段290は、終了する。
【0039】本実施例においては、ROM203に書込まれて
いるデータブロックは、データブロック220のみである
から、プログラム実行コード221をRAM204に複写し、複
写されたプログラム実行コード260を作成すると、複写
手段290は、終了する。
【0040】次いで、CPU201は、上書きルーチン242を
実行する。この事は、すなわち、上書き手段291が機能
することである。図3では、310の部分が上書き手段291
のフローチャートに当たる。上書き手段291は、ROM203
上でデータブロック220の直後に配置されているパラメ
ータブロック250を発見する(図3ステップ70)。
【0041】パラメータブロック250から条件254を取得
し、その値をDIP-SW5から読み出したスイッチ状態の値
と比較する(図3ステップ75)。それらが一致すれば上
書き処理を続け、一致しなければ上書き処理を省略し、
次のパラメータブロックを探す(図3ステップ75からス
テップ110へのジャンプ)。
【0042】上書き処理を続ける場合には、パラメータ
ブロック250から、パラメータテーブル名252を取得し、
この名前をバイト列とみなして、RAM204に複写されたプ
ログラム実行コード260の中から一致するバイト列を探
す(図3ステップ80)。
【0043】複数の複写されたプログラムがある場合に
は、全ての複写されたプログラムの中を探す。パラメー
タブロック250の場合、パラメータテーブル名252で指示
される「System Control」というASCIIバイト列を捜す
ことになる。図3において、それは、複写されたプログ
ラム実行コード260の中でパラメータテーブル名263の位
置に見つかる。もし見つからなかった場合には、上書き
処理を中止し、次のパラメータブロックを探す(図3ス
テップ90からステップ110へのジャンプ)。
【0044】見つかった場合、上書き手段291は、パラ
メータブロック250内の上書き用パラメータ251を、RAM2
04上のパラメータ262に、パラメータサイズ253で指示さ
れるバイト数だけ上書きする(図3ステップ100)。この
動作により、ROM203上のプログラム実行コード221に含
まれていたパラメータ224が複写されたものであるRAM20
4上のパラメータ262は、パラメータブロック250に含ま
れていた上書き用パラメータ251で置き換えられた。
【0045】パラメータブロック250の処理が終わる
と、上書き手段291は、パラメータブロック250の他にパ
ラメータブロックがあるかどうかを調べる(図3ステッ
プ110)。図2では、これ以上のパラメータブロックが無
いので、上書き手段291は、終了する。もしある場合に
は、そのパラメータブロックもパラメータブロック250
と同様に処理される。
【0046】その後、ブートブロック240は、あらかじ
め決められたRAM204上のアドレスにジャンプし(図3ス
テップ120)、その動作を終了する(図3ステップ13
0)。そのアドレスは、RAM204に複写されたプログラム
実行コード260上にある。パラメータ262は、上書き手段
290により元々データブロック220に含まれているパラメ
ータ224ではなく、パラメータブロック50に含まれてい
る上書き用パラメータ251に置き換えられているので、
この複写されたプログラム実行コード260は、パラメー
タブロック250に含まれているパラメータ251に従って動
作する。
【0047】図2では、パラメータブロックがあるもの
としたが、パラメータブロックは、無くてもよい。その
場合、上書き手段がパラメータを上書きせず、CPU201
は、元からプログラム内にあったパラメータに従って動
作する。パラメータを変更する必要が生じたら、ROM203
の空き領域210にパラメータブロックを書込む。このパ
ラメータがどのように元からプログラム内にあったパラ
メータを置き換えるかは、先述した通りである。上書き
用パラメータを更に変更したい場合には、新しいパラメ
ータブロックを、古いパラメータブロックの後ろの空き
領域210に書込めばよい。そうすれば、古いパラメータ
ブロックによって上書きされたパラメータが新しいパラ
メータブロックによって更に上書きされる。
【0048】図2においては、PROM203とRAM204の配置さ
れるメモリアドレスが示されていない。PROM203とRAM20
4は、異なるメモリアドレスに置かれてもよいし、同じ
メモリアドレスに置かれてもよい。同じメモリアドレス
に置かれた場合は、CPU201が適切な操作をしてPROM203
とRAM204のいずれを読み書きするかを選択しながら複写
手段290と上書き手段291を実行する。両手段実行後RAM2
04を読み出すように設定した場合、PROM203は、CPU201
のメモリアドレス上から見えなくなる。この手法は、Sh
adow-RAMと呼ばれ、一飯的に使われている。本発明は、
Shadow-RAMを使った場合にも適用できる。
【0049】本実施例のPROM203の代わりにROMを使った
場合、追記によるパラメータ変更ができなくなる。この
場合には、複数のパラメータブロックをROMに書込んで
おき、それぞれ違う条件の時に上書きされるように設定
しておく。DIP-SW5の設定によって複数のパラメータの
うちの一つを選ぶことができるので、全く同じROMを異
なる周辺装置を持つ情報処理装置で使うことができる。
一部のみが異なる情報処理装置が2種類以上ある場合に
は、それぞれの情報処理装置用のROMを用意せず、共通
のROMを用意すればよいので、部品管理上有利になる。
【0050】本実施例のPROM203を情報処理装置に搭載
したまま追記できるように設計すると、情報処理装置を
分解せずにパラメータ変更ができる。また、プログラム
実行コード221を利用してパラメータブロックを空き領
域210に追記できるようにしておくと、非常に容易にパ
ラメータを変更できる。例えば、プログラム実行コード
221が通信回線を使用して取得したパラメータブロック
をPROM203に追記できるようにしておけば、遠隔操作で
パラメータを変更することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のハードウェア構成を説明する図であ
る。
【図2】ROMの内容と、各手段の動作を説明する図であ
る。
【図3】ブートブロックのフローチャートである。
【符号の説明】
110 CPU 120 DIP-SW 130 PROM 140 RAM 150 そのほかの周辺装置 201 CPU 202 DIP-SW 203 PROM 204 RAM 205 そのほかの周辺装置 210 空き領域 220 データブロック 221 プログラム実行コード 222 プログラム実行コードのサイズ 223 プログラム実行コードのRAM204上での配置アドレ
ス 240 ブートブロック 241 複写ルーチン 242 上書きルーチン 243 条件判断ルーチン 250 パラメータブロック 251 上書き用パラメータ 252 パラメータテーブル名 253 パラメータテーブルサイズ 254 上書き条件 260 複写されたプログラム実行コード 262 パラメータ 263 パラメータテーブル名 280 RAM204の空き領域 290 複写手段 291 上書き手段 292 条件判断手段 300 フローチャートの複写手段の部分 310 フローチャートの上書き手段の部分

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】追記可能な読み出し専用メモリ(以下PROM
    と記す)と、読み書き可能なメモリ(以下RAMと記す)
    と、前記PROMや前記RAMに書込まれている命令を実行す
    るための中央処理装置(以下CPUと記す)と、前記PROM
    にあらかじめ書込まれており前記RAMに複写した上で前
    記CPUによって実行されるべきプログラムと、前記プロ
    グラムを前記RAMに複写する複写手段と、前記RAMに複写
    された前記プログラムの実行を開始する機能を持った情
    報処理装置において、前記プログラム内に位置を特定で
    きる形で書込まれている前記プログラムの動作を規定す
    るパラメータと、前記パラメータを置き換えるべき上書
    き用パラメータが前記PROM内に書込まれている場合に、
    前記上書き用パラメータを前記パラメータに上書きする
    上書き手段とを備え、前記CPUが前記複写手段実行後、
    前記プログラムを実行する前に前記上書き手段を実行
    し、前記CPUが前記プログラムを実行する時、前記上書
    き用パラメータが前記PCOM内に書込まれていない場合に
    は前記パラメータに、前記上書き用パラメータが前記PC
    OM内に書込まれている場合には前記上書き用パラメータ
    に従って動作することを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の情報処理装置において、前
    記パラメータ上書き手段が、特定の条件を判断する条件
    判断手段を含み、条件が満たされ、かつ、前記上書き用
    パラメータが前記ROMに書込まれている場合にのみパラ
    メータを上書きすることを特徴とする情報処理装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の情報処理装置において、前
    記条件判断手段を上書きパラメータ毎に変えられること
    を特徴とする情報処理装置。
  4. 【請求項4】請求項1〜3記載の情報処理装置におい
    て、前記PROMの代わりに読み出し可能なメモリ(以下RO
    Mと記す)を使うことを特徴とする情報処理装置。
  5. 【請求項5】情報処理装置に用いる情報記憶媒体であっ
    て、プログラムの動作を規定するパラメータをプログラ
    ム内に含むプログラムと、前記プログラムをRAMに複写
    するための情報と、前記パラメータに上書きされる上書
    き用パラメータと、前記上書き用パラメータを前記RAM
    に複写されたプログラム内のパラメータに上書きするた
    めの情報と、前記複写されたプログラムの実行を開始す
    るための情報を含むことを特徴とする情報記憶媒体。
  6. 【請求項6】請求項5記載の記憶媒体において、前記上
    書き用パラメータを含まないことを特徴とする情報記憶
    媒体。
  7. 【請求項7】請求項6記載の情報記憶媒体と、前記情報
    記憶媒体に記憶された情報に基づき処理を行う中央処理
    手段を含むことを特徴とする情報処理装置。
  8. 【請求項8】請求項7記載の、前記記憶媒体が追記可能
    な記憶媒体であり、前記上書き用パラメータを追記でき
    ることを特徴とする情報処理装置。
  9. 【請求項9】請求項8記載の、前記記憶媒体を前記情報
    処理装置から取り外さずに追記できることを特徴とする
    情報処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012022432A (ja) * 2010-07-13 2012-02-02 Hitachi Automotive Systems Ltd 組込制御装置、組込制御装置の開発方法、組込制御プログラム
JP2015191671A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 ディスペース デジタル シグナル プロセッシング アンド コントロール エンジニアリング ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングdspace digital signal processing and control engineering GmbH 制御プログラムに対するインタラクション方法

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