JP3189804B2 - データバックアップ方法および装置 - Google Patents

データバックアップ方法および装置

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JP3189804B2
JP3189804B2 JP28795998A JP28795998A JP3189804B2 JP 3189804 B2 JP3189804 B2 JP 3189804B2 JP 28795998 A JP28795998 A JP 28795998A JP 28795998 A JP28795998 A JP 28795998A JP 3189804 B2 JP3189804 B2 JP 3189804B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータシス
テムの記憶装置が保持するデータを自動的にバックアッ
プ装置へ複写する方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えばファイルサーバ装置な
どのコンピュータシステムでは、コンピュータシステム
のハードディスク装置に格納されたデータを定期的に磁
気テープ装置などに複写することで、コンピュータやハ
ードディスク装置に障害が発生した場合でも貴重なデー
タが消滅してしまうことがないように図られている。こ
のようなデータのバックアップは、例えばコンピュータ
に組み込まれたオペレーティングシステムが提供するバ
ックアップコマンドを実行することで行われ、バックア
ップコマンドの実行は、あらかじめ実行スケジュールを
立て、決められたタイミングで自動的に行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のバック
アップ方法には、次のような問題があった。第1の問題
は、効果的でかつ効率的なバックアップスケジュールを
立てるためには手間と時間がかかり、多くの作業工数を
要するという問題である。すなわち、バックアップを効
果的かつ効率的に行うには、対象ハードディスク装置の
使用頻度が高い場合にはバックアップの頻度を高くし、
一方、使用頻度が低い場合にはバックアップの頻度を低
くするようにバックアップスケジュールを立てる必要が
ある。しかし、そのためには、まずハードディスク装置
の使用頻度を調査しなければならなず、特に上述のよう
なファイルサーバ装置などでは使用するハードディスク
装置の数が多く、調査を行うだけでも工数は膨大とな
る。また、使用頻度が時間の経過とともに変化するよう
な場合には、使用頻度を一度だけ調査してスケジュール
を立てるという従来の方法では役に立たない。
【0004】第2の問題は、バックアップが一定の時間
間隔で行われるため、時に多量のデータが失われてしま
う可能性があるという問題である。すなわち、ある期間
でハードディスク装置の使用頻度が高かったとすると、
その期間では、一般に使用頻度の高さに応じて多くの新
しいデータがハードディスク装置に格納されることにな
る。したがって、使用頻度の高い期間で例えばハードデ
ィスク装置の障害が発生した場合には、前回のバックア
ップから障害発生までの間に格納されたデータが多量に
消失する結果となる。
【0005】本発明はこのような問題を解決するために
なされたもので、その目的は、記憶装置の使用頻度を調
査する必要がなく、使用頻度が大きく変化する場合にも
効果的かつ効率的にバックアップを行えるデータバック
アップ方法および装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、コンピュータシステムの記憶装置が保持す
るデータを自動的にバックアップ装置へ複写する方法で
あって、前記記憶装置がアクセスされるごとに前記記憶
装置のアクセスに関する障害の有無を検出し障害が有っ
た場合にはそのことを表すエラー情報を記憶手段に記憶
させるアクセスエラー検出ステップと、周期的に実行す
変更量感知ステップと、周期的に実行するバックアップ
実行ステップとを含み、前記変更量感知ステップは、前
記記憶手段の記憶内容を調べ前記記憶手段が前記エラー
情報を記憶している場合には、バックアップの実行が必
要であることを表すバックアップ実行情報を前記記憶手
段に記憶させるアクセスエラー検索ステップと、前記記
憶装置の容量使用率を取得する容量使用率取得ステップ
と、前記記憶手段が記憶している容量使用率および容量
使用率の変更量を前記記憶手段から読み出し、読み出し
た前記容量使用率と前記容量使用率取得ステップで取得
した前記容量使用率との差の絶対値を求め、この絶対値
と前記記憶手段から読み出した前記容量使用率の変更量
とを加算して新たな前記容量使用率の変更量を取得する
容量使用率の変更量算出ステップと、前記容量使用率の
変更量算出ステップで取得した前記容量使用率の変更量
と上限値とを比較して前記容量使用率の変更量が上限値
を超えているとき前記バックアップ実行情報を前記記憶
手段に記憶させる容量使用率の変更量比較ステップと、
前記記憶手段が記憶している前記容量使用率および前記
容量使用率の変更量を前記容量使用率取得ステップおよ
び前記容量使用率の変更量算出ステップでそれぞれ取得
した前記容量使用率および前記容量使用率の変更量によ
り更新する容量使用率更新ステップと、を含み、前記バ
ックアップ実行ステップでは、前記記憶手段が前記バッ
クアップ実行情報を記憶しているとき、前記記憶装置が
保持しているデータを前記バックアップ装置へ複写する
ことを特徴とする。
【0007】また、本発明は、コンピュータシステムの
記憶装置が保持するデータを自動的にバックアップ装置
へ複写する装置であって、前記記憶装置がアクセスされ
るごとに前記記憶装置のアクセスに関する障害の有無を
検出し障害が有った場合にはそのことを表すエラー情報
を記憶手段に記憶させるアクセスエラー検出手段と、周
期的に起動する変更量感知手段と、周期的に起動するバ
ックアップ実行手段とを含み、前記変更量感知手段は、
前記記憶手段の記憶内容を調べ前記記憶手段が前記エラ
ー情報を記憶している場合には、バックアップの実行が
必要であることを表すバックアップ実行情報を前記記憶
手段に記憶させるアクセスエラー検索手段と、前記記憶
装置の容量使用率を取得する容量使用率取得手段と、前
記記憶手段が記憶している容量使用率および容量使用率
の変更量を前記記憶手段から読み出し、読み出した前記
容量使用率と前記容量使用率取得手段が取得した前記容
量使用率との差の絶対値を求め、この絶対値と前記記憶
手段から読み出した前記容量使用率の変更量とを加算し
て新たな前記容量使用率の変更量を取得する容量使用率
の変更量算出手段と、前記容量使用率の変更量算出手段
が取得した前記容量使用率の変更量と上限値とを比較し
て前記容量使用率の変更量が上限値を超えているとき前
記バックアップ実行情報を前記記憶手段に記憶させる容
量使用率の変更量比較手段と、前記記憶手段が記憶して
いる前記容量使用率および前記容量使用率の変更量を前
記容量使用率取得手段および前記容量使用率の変更量算
出手段がそれぞれ取得した前記容量使用率および前記容
量使用率の変更量により更新する容量使用率更新手段
と、を含み、前記バックアップ実行手段は、前記記憶手
段が前記バックアップ実行情報を記憶しているとき、前
記記憶装置が保持しているデータを前記バックアップ装
置へ複写することを特徴とする。
【0008】本発明では、記憶装置のアクセスに関する
障害を検出した場合にはそのことを表すエラー情報を記
憶手段に記憶させ、一方、記憶手段の記憶内容を調べて
記憶手段にエラー情報が記憶されている場合にはバック
アップ実行情報を記憶手段に記憶させる。また、記憶装
置の容量使用率の変更量を算出し、その値が上限値を越
えた場合にはバックアップ実行情報を記憶手段に記憶さ
せる。そして、記憶手段の記憶内容を調べて記憶手段が
バックアップ実行情報を記憶している場合には、記憶装
置のデータをバックアップ装置へ複写する。
【0009】また、本発明は、コンピュータシステムの
記憶装置が保持するデータを自動的にバックアップ装置
へ複写する方法であって、前記記憶装置がアクセスされ
るごとに前記記憶装置のアクセスに関する障害の有無を
検出し障害が有った場合にはそのことを表すエラー情報
を記憶手段に記憶させるアクセスエラー検出ステップ
と、周期的に実行する変更量感知ステップと、周期的に
実行するバックアップ実行ステップとを含み、前記変更
量感知ステップは、前記記憶手段の記憶内容を調べ前記
記憶手段が前記エラー情報を記憶している場合には、バ
ックアップの実行が必要であることを表すバックアップ
実行情報を前記記憶手段に記憶させるアクセスエラー検
索ステップと、前記記憶装置におけるファイル使用率を
取得するファイル使用率取得ステップと、前記記憶手段
が記憶しているファイル使用率およびファイル使用率の
変更量を前記記憶手段から読み出し、読み出した前記フ
ァイル使用率と前記ファイル使用率取得ステップで取得
した前記ファイル使用率との差の絶対値を求め、この絶
対値と前記記憶手段から読み出した前記ファイル使用率
の変更量とを加算して新たな前記ファイル使用率の変更
量を取得するファイル使用率の変更量算出ステップと、
前記ファイル使用率の変更量算出ステップで取得した前
記ファイル使用率の変更量と上限値とを比較して前記フ
ァイル使用率の変更量が上限値を超えているとき前記バ
ックアップ実行情報を前記記憶手段に記憶させるファイ
ル使用率の変更量比較ステップと、前記記憶手段が記憶
している前記ファイル使用率および前記ファイル使用率
の変更量を前記ファイル使用率取得ステップおよび前記
ファイル使用率の変更量算出ステップでそれぞれ取得し
た前記ファイル使用率および前記ファイル使用率の変更
量により更新するファイル使用率更新ステップと、を含
み、前記バックアップ実行ステップでは、前記記憶手段
が前記バックアップ実行情報を記憶しているとき、前記
記憶装置が保持しているデータを前記バックアップ装置
へ複写することを特徴とする。
【0010】また、本発明は、コンピュータシステムの
記憶装置が保持するデータを自動的にバックアップ装置
へ複写する装置であって、前記記憶装置がアクセスされ
るごとに前記記憶装置のアクセスに関する障害の有無を
検出し障害が有った場合にはそのことを表すエラー情報
を記憶手段に記憶させるアクセスエラー検出手段と、周
期的に起動する変更量感知手段と、周期的に起動するバ
ックアップ実行手段とを含み、前記変更量感知手段は、
前記記憶手段の記憶内容を調べ前記記憶手段が前記エラ
ー情報を記憶している場合には、バックアップの実行が
必要であることを表すバックアップ実行情報を前記記憶
手段に記憶させるアクセスエラー検索手段と、前記記憶
装置におけるファイル使用率を取得するファイル使用率
取得手段と、前記記憶手段が記憶しているファイル使用
率およびファイル使用率の変更量を前記記憶手段から読
み出し、読み出した前記ファイル使用率と前記ファイル
使用率取得手段が取得した前記ファイル使用率との差の
絶対値を求め、この絶対値と前記記憶手段から読み出し
た前記ファイル使用率の変更量とを加算して新たな前記
ファイル使用率の変更量を取得するファイル使用率の変
更量算出手段と、前記ファイル使用率の変更量算出手段
が取得した前記ファイル使用率の変更量と上限値とを比
較して前記ファイル使用率の変更量が上限値を超えてい
るとき前記バックアップ実行情報を前記記憶手段に記憶
させるファイル使用率の変更量比較手段と、前記記憶手
段が記憶している前記ファイル使用率および前記ファイ
ル使用率の変更量を前記ファイル使用率取得手段および
前記ファイル使用率の変更量算出手段がそれぞれ取得し
た前記ファイル使用率および前記ファイル使用率の変更
量により更新するファイル使用率更新手段と、を含み、
前記バックアップ実行手段は、前記記憶手段が前記バッ
クアップ実行情報を記憶しているとき、前記記憶装置が
保持しているデータを前記バックアップ装置へ複写する
ことを特徴とする。
【0011】本発明では、記憶装置のアクセスに関する
障害を検出した場合にはそのことを表すエラー情報を記
憶手段に記憶させ、一方、記憶手段の記憶内容を調べて
記憶手段にエラー情報が記憶されている場合にはバック
アップ実行情報を記憶手段に記憶させる。また、記憶装
置のファイル使用率の変更量を算出し、その値が上限値
を越えた場合にはバックアップ実行情報を記憶手段に記
憶させる。そして、記憶手段の記憶内容を調べて記憶手
段がバックアップ実行情報を記憶している場合には、記
憶装置のデータをバックアップ装置へ複写する。
【0012】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態例につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明によるデータ
バックアップ装置の一例を示すブロック図、図2は図1
のデータバックアップ装置を実現するコンピュータを示
すブロック図、図3、図4は図1のデータバックアップ
装置の動作を示すフローチャートである。以下では、こ
れらの図面を参照して本発明のデータバックアップ装置
の一例について説明すると同時に、本発明のデータバッ
クアップ方法の一実施の形態例について説明する。
【0013】実施の形態例のデータバックアップ装置は
具体的には図2に示したコンピュータ2により構成され
ている。コンピュータ2は、CPU4、主記憶装置6、
ハードディスク装置8、10、入力装置12、出力装置
14などにより構成され、オペレーティングシステムと
しては一例としてUNIXが組み込まれている。ハード
ディスク装置8には本発明に係わるプログラムデータが
格納されており、上記オペレーティングシステムのもと
で、そのプログラムデータを主記憶装置6にロードして
CPU4を上記プログラムデータにもとづき動作させる
ことで、以下に詳しく説明する実施の形態例のデータバ
ックアップ装置の各機能が実現されている。
【0014】図1に示したデータバックアップ装置16
は、ハードディスク装置8、10に格納されたデータ
を、ハードディスク装置8、10のエラー状態および使
用頻度にもとづく頻度で、バックアップ装置である磁気
テープ装置18(図2)に自動的に複写するものであ
り、アクセスエラー検出手段20、変更量感知手段2
2、バックアップ実行手段24、ならびに初期化手段2
6によって構成されている。
【0015】以下、これら各部の機能について順次、説
明する。アクセスエラー検出手段20は、ハードディス
ク装置8、10がアクセスされるごとにハードディスク
装置8、10のアクセスに関する障害の有無を検出し障
害が有った場合にはそのことを表すエラー情報をハード
ディスク装置8(本発明に係わる記憶手段)に記憶させ
る。
【0016】なお、本実施の形態例では上述のようにハ
ードディスク装置8を本発明に係わる記憶手段として用
いるが、ハードディスク装置10や、あるいは他の何ら
かの記憶装置を本発明の記憶手段として用いることも無
論可能である。アクセスエラー検出手段20は、例え
ば、コンピュータ2に組み込まれたUNIXのSYSL
OGの機能を利用して実現できる。この機能を利用した
場合、ハードディスク装置8、10に障害があったとき
は、その旨を通知するエラーメッセージが例えばハード
ディスク装置8に格納された特定のログファイル28に
所定の形式で保存される。したがって、このエラーメッ
セージを上記エラー情報として用いればよい。
【0017】変更量感知手段22は、アクセスエラー検
索手段30ならびに第1および第2の使用率の変更量監
視手段32、34を含み、適切な周期で周期的に起動し
て動作する。変更量感知手段22を構成するアクセスエ
ラー検索手段30は、ハードディスク装置8に格納され
ている上記ログファイル28の内容を調べ、ログファイ
ル28にエラー情報が含まれている場合には、バックア
ップの実行が必要であることを表すバックアップ実行情
報、すなわちオンに設定した実行フラグを、ハードディ
スク装置8に保持されているデータベースファイル36
に格納する。なお、本実施の形態例では、一例としてデ
ータベースファイル36はハードディスク装置8に格納
するとするが、データベースファイル36をハードディ
スク装置10や、ハードディスク装置8、10以外の記
憶装置に格納することも無論可能である。
【0018】また、データベースファイル36には、バ
ックアップを行うべきハードディスク装置ごとに領域が
確保されており、各ハードディスク装置ごとにハードデ
ィスク装置のデバイス名、上記エラー情報、ならびに後
に説明する容量使用率、容量使用率の変更量、ファイル
使用率、ファイル使用率の変更量が記録される。
【0019】第1の使用率の変更量監視手段32は、容
量使用率取得手段38と、容量使用率の変更量算出手段
40と、容量使用率の変更量比較手段42と、容量使用
率更新手段44とにより構成されている。容量使用率取
得手段38は、ハードディスク装置8、10の容量使用
率を取得する。具体的には、容量使用率取得手段38
は、例えばUNIXで提供されているdfコマンドを利
用してハードディスク装置8、10の現時点での容量使
用率を取得することができる。
【0020】容量使用率の変更量算出手段40は、ハー
ドディスク装置8からデータベースファイル36を読み
出して、データベースファイル36に保持されている容
量使用率および容量使用率の変更量を取得し、これら容
量使用率と容量使用率取得手段38が取得した容量使用
率との差の絶対値を求め、この絶対値とデータベースフ
ァイル36に保持されていた容量使用率の変更量とを加
算して新たな容量使用率の変更量を取得する。
【0021】容量使用率の変更量比較手段42は、容量
使用率の変更量算出手段40が取得した容量使用率の変
更量と上限値とを比較して容量使用率の変更量が上限値
を超えているときはバックアップ実行情報、すなわちオ
ン状態の実行フラグをデータベースファイル36に書き
込む。容量使用率更新手段44は、データベースファイ
ル36が保持している容量使用率および容量使用率の変
更量を容量使用率取得手段38および容量使用率の変更
量算出手段40がそれぞれ取得した容量使用率および容
量使用率の変更量により更新する。
【0022】第2の使用率の変更量監視手段34は、フ
ァイル使用率取得手段48と、ファイル使用率の変更量
算出手段50と、ファイル使用率の変更量比較手段52
と、ファイル使用率更新手段54とにより構成されてい
る。ファイル使用率取得手段48は、ハードディスク装
置8、10におけるファイル使用率を取得する。本実施
の形態例では、ファイル使用率取得手段48は、UNI
Xで提供されているdfコマンドを利用してハードディ
スク装置8、10の現時点でのI−NODE使用率を取
得し、ファイル使用率とする。なお、本実施の形態例で
は各ハードディスク装置8、10ごとに1つのファイル
システムが構築されているものとし、ファイル使用率取
得手段48は、ハードディスク装置8、10の各ファイ
ルシステムにおけるI−NODE使用率を、ファイル使
用率として取得する。
【0023】ファイル使用率の変更量算出手段50は、
ハードディスク装置8からデータベースファイル36を
読み出して、データベースファイル36に保持されてい
るファイル使用率およびファイル使用率の変更量を取得
し、これらファイル使用率とファイル使用率取得手段4
8が取得したファイル使用率との差の絶対値を求め、こ
の絶対値とデータベースファイル36から読み出したフ
ァイル使用率の変更量とを加算して新たなファイル使用
率の変更量を取得する。
【0024】ファイル使用率の変更量比較手段52は、
ファイル使用率の変更量算出手段50が取得したファイ
ル使用率の変更量と上限値とを比較してファイル使用率
の変更量が上限値を超えているときバックアップ実行情
報、すなわちオンに設定した実行フラグをデータベース
ファイル36に書き込む。ファイル使用率更新手段は、
データベースファイル36が保持しているファイル使用
率およびファイル使用率の変更量をファイル使用率取得
手段48およびファイル使用率の変更量算出手段がそれ
ぞれ取得したファイル使用率およびファイル使用率の変
更量により更新する。
【0025】バックアップ実行手段24は、データベー
スファイル36がバックアップ実行情報、すなわちオン
状態の実行フラグを保持しているとき、ハードディスク
装置8、10が保持しているデータをバックアップ装置
へ複写し、バックアップを行う。また、初期化手段26
は、後に詳しく説明するように、変更量感知手段22の
動作に先立って設定ファイルの読み込みや、バックアッ
プ対象のハードディスク装置の登録などを行う。
【0026】次に、このように構成されたデータバック
アップ装置16の動作について、図3、図4をも参照し
つつ説明する。まず、変更量感知手段22の動作につい
て、図3を参照して説明する。なお、本実施の形態例で
は、上記データベースファイル36には最初はハードデ
ィスク装置10に関する上記各種の情報のみが記録さ
れ、ハードディスク装置8に関する情報は記録されてい
ないものとする。初期化手段26は、変更量感知手段2
2の動作に先だって、ハードディスク装置8からハード
ディスク装置8に格納されている設定ファイル27を読
み込む(ステップS1)。この設定ファイル27には、
バックアップを行うべきハードディスク装置のデバイス
名、容量使用率の変更量の上限値、ならびにファイル使
用率の変更量の上限値があらかじめ格納されており、本
実施の形態例ではバックアップを行うべきハードディス
ク装置としてハードディスク装置8、10のデバイス名
がこの順番で格納されているものとする。なお、設定フ
ァイル27はハードディスク装置10や、あるいは他の
何らかの記憶装置に格納しておくことも可能である。
【0027】初期化手段26は設定ファイル27にバッ
クアップを行うべきハードディスク装置のデバイス名が
含まれているか否かを調べ(ステップS2)、この場合
にはハードディスク装置8、10のデバイス名が含まれ
ているので(ステップS2で有)、初期化手段26はバ
ックアップを行うべきハードディスク装置はハードディ
スク装置8、10であると認識してステップS3に進
む。
【0028】ステップS3において初期化手段26は、
データベースファイル36(DB)をハードディスク装
置8から読み込み、バックアップを行うべきハードディ
スク装置8、10のデバイス名が共に含まれているか否
かを調べる。そして、この場合には上述のようにハード
ディスク装置10に関する情報は含まれているが、ハー
ドディスク装置8に関する情報は含まれていないため
(ステップS3で未登録)、ステップS4に進んでハー
ドディスク装置8のデバイス名を新たに登録する。
【0029】なお、ステップS2でバックアップ対象の
デバイス名が設定ファイル27に含まれていなかった場
合には(ステップS2で無)、変更量感知手段22はい
っさいの処理を行わず、したがってバックアップに関す
る処理も行われない。初期化手段26がステップS4に
おいてハードディスク装置8を対象デバイスとして登録
した後、変更量感知手段22が起動し、以降、所定の周
期で起動して以下の動作を繰り返す。変更量感知手段2
2が起動する周期は、バックアップが行われる頻度に関
連し、以下の説明から分かるように、この周期が短いほ
ど、ハードディスク装置の使用頻度が高い場合に、高頻
度でバックアップが行われることになる。
【0030】なお、設定ファイル27にハードディスク
装置8、10のデバイス名がこの順番で記載されている
ので、変更量感知手段22はまずハードディスク装置8
に関してバックアップに関連する処理を行い、その後、
ハードディスク装置10に関する処理を行う。
【0031】まず、変更量感知手段22を構成するアク
セスエラー検索手段30は、ハードディスク装置8に格
納されている上記ログファイル28の内容を調べ(ステ
ップS5)、ログファイル28にハードディスク装置8
に関するエラー情報が含まれている場合には(ステップ
S6で有)、オンに設定した実行フラグを、ハードディ
スク装置8に保持されているデータベースファイル36
に格納する(ステップS11)。その後、処理はステッ
プS2に戻る。
【0032】一方、ログファイル28にエラー情報が含
まれていなかった場合には(ステップS6で無)、アク
セスエラー検索手段30は容量使用率取得手段38を起
動する。起動された、容量使用率取得手段38は、ハー
ドディスク装置8の現時点での容量使用率を、UNIX
で提供されているdfコマンドを利用して取得する。つ
づいて、容量使用率の変更量算出手段40は、新たな容
量使用率の変更量を取得し、容量使用率の変更量比較手
段42は、容量使用率の変更量と上限値とを比較するこ
とになるが、ハードディスク装置8に関してはこの段階
では、データベースファイル36に、前回の容量使用率
および容量使用率の変更量は記録されていないので、容
量使用率の変更量が上限値を越えるという条件は成立し
ない(ステップS8でno)。したがって、容量使用率
更新手段44は、データベースファイル36に、ハード
ディスク装置8の容量使用率として容量使用率取得手段
38が取得した容量使用率を、また、容量使用率の変更
量として0をそれぞれ登録し、その後、ファイル使用率
取得手段48を起動する(ステップS9)。
【0033】起動されたファイル使用率取得手段48
は、ステップS9において、ハードディスク装置8にお
けるファイル使用率を、UNIXで提供されているdf
コマンドを利用して現時点でのI−NODE使用率を求
めることで取得する。つづいて、ファイル使用率の変更
量算出手段50は、新たなファイル使用率の変更量を取
得し、ファイル使用率の変更量比較手段52は、ファイ
ル使用率の変更量と上限値とを比較することになるが、
ハードディスク装置8に関してはこの段階では、データ
ベースファイル36に、前回のファイル使用率およびフ
ァイル使用率の変更量は記録されていないので、ファイ
ル使用率の変更量が上限値を越えるという条件は成立し
ない(ステップS10でno)。したがって、ファイル
使用率更新手段54は、データベースファイル36に、
ハードディスク装置8のファイル使用率としてファイル
使用率取得手段48が取得したファイル使用率を、ま
た、ファイル使用率の変更量として0をそれぞれ登録す
る。
【0034】以上により、ハードディスク装置8のバッ
クアップに関する1回目の処理が終了し、次に、変更量
感知手段22は、ハードディスク装置10のバックアッ
プに関する処理を行う。詳しくは、上記ステップS10
の後、処理はステップS2に戻り、ここで初期化手段2
6が再度、データベースファイル36の内容をチェック
することになる。この場合には、ハードディスク装置
8、10のデバイス名が共に登録されているので(ステ
ップS3で登録済)、デバイスの新たな登録は行われ
ず、変更量感知手段22が起動されて、ステップS5以
降の処理がハードディスク装置10に関して行われる。
【0035】まず、変更量感知手段22を構成するアク
セスエラー検索手段30は、ハードディスク装置8に格
納されている上記ログファイル28の内容を調べ(ステ
ップS5)、ログファイル28にハードディスク装置1
0に関するエラー情報が含まれている場合には(ステッ
プS6で有)、オンに設定した実行フラグを、ハードデ
ィスク装置8に保持されているデータベースファイル3
6に格納する(ステップS11)。その後、処理はステ
ップS2に戻る。
【0036】一方、ログファイル28にハードディスク
装置10に関するエラー情報が含まれていなかった場合
には(ステップS6で無)、アクセスエラー検索手段3
0は容量使用率取得手段38を起動する。起動された、
容量使用率取得手段38は、ハードディスク装置10の
現時点での容量使用率を、UNIXで提供されているd
fコマンドを利用して取得する。つづいて、容量使用率
の変更量算出手段40は、ハードディスク装置8からデ
ータベースファイル36を読み出して、データベースフ
ァイル36に保持されている容量使用率および容量使用
率の変更量を取得し、これら容量使用率と容量使用率取
得手段38が取得した容量使用率との差の絶対値を求
め、この絶対値とデータベースファイル36に保持され
ていた容量使用率の変更量とを加算して新たな容量使用
率の変更量を取得する(ステップS7)。
【0037】ここで得られた容量使用率の変更量は、ハ
ードディスク装置10の使用頻度が高い場合には一般に
大きい値となる。すなわち、ハードディスク装置10の
使用頻度が高いということは、ハードディスク装置10
に多くのファイルやサイズの大きいファイルが格納され
たり、あるいは逆にハードディスク装置10から多くの
ファイルやサイズの大きいファイルが削除されるという
ことである。したがって、そのような場合には前回の容
量使用率と今回の容量使用率との差が大きくなり、その
結果、上述のように算出する容量使用率の変更量は大き
い値となる。
【0038】そして、容量使用率更新手段44は、デー
タベースファイル36が保持している容量使用率および
容量使用率の変更量を容量使用率取得手段38および容
量使用率の変更量算出手段40がそれぞれ取得した容量
使用率および容量使用率の変更量により更新する。
【0039】そして、容量使用率の変更量比較手段42
は、容量使用率の変更量算出手段40が取得した容量使
用率の変更量と上限値とを比較して容量使用率の変更量
が上限値を超えているときは(ステップS8でyes)
オン状態の実行フラグをデータベースファイル36に書
き込む(ステップS11)。一方、容量使用率の変更量
が上限値を超えていないときは(ステップS8でn
o)、第2の使用率の変更量監視手段34のファイル使
用率取得手段48を起動する(ステップS9)。
【0040】起動されたファイル使用率取得手段48
は、ステップS9において、UNIXで提供されている
dfコマンドを利用してハードディスク装置10の現時
点でのI−NODE使用率を取得し、それをハードディ
スク装置10におけるファイル使用率とする。つづい
て、ファイル使用率の変更量算出手段50は、ハードデ
ィスク装置8からデータベースファイル36を読み出し
て、データベースファイル36に保持されているファイ
ル使用率およびファイル使用率の変更量を取得し、これ
らファイル使用率とファイル使用率取得手段が取得した
ファイル使用率との差の絶対値を求め、この絶対値とデ
ータベースファイル36から読み出したファイル使用率
の変更量とを加算して新たなファイル使用率の変更量を
取得する。
【0041】ここで得られたファイル使用率の変更量
は、ハードディスク装置10の使用頻度が高い場合には
一般に大きい値となる。すなわち、ハードディスク装置
10の使用頻度が高い場合には、ハードディスク装置1
0に多くのファイルが格納されたり、あるいは逆にハー
ドディスク装置10から多くのファイルが削除されるこ
とになる。したがって、そのような場合には前回のファ
イル使用率と今回のファイル使用率との差が大きくな
り、その結果、上述のように算出するファイル使用率の
変更量は大きい値となる。
【0042】そして、ファイル使用率更新手段54は、
データベースファイル36が保持しているファイル使用
率およびファイル使用率の変更量をファイル使用率取得
手段48およびファイル使用率の変更量算出手段50が
それぞれ取得したファイル使用率およびファイル使用率
の変更量により更新する。つづいて、ファイル使用率の
変更量比較手段52は、ファイル使用率の変更量算出手
段50が取得したファイル使用率の変更量と上限値とを
比較して(ステップS10)、ファイル使用率の変更量
が上限値を超えているときは(ステップS10でye
s)、実行フラグをオンに設定してデータベースファイ
ル36に書き込む(ステップS11)。一方、ファイル
使用率の変更量が上限値を超えていないときは(ステッ
プS10でno)実行フラグの設定は行わない。
【0043】以上により、ハードディスク装置10に関
する1回目の処理が終了し、処理はステップS2に戻
り、同様の処理が繰り返される。そして、2回目以降
は、ハードディスク装置8に関しても、データベースフ
ァイル36に容量使用率、容量使用率の変更量、ファイ
ル使用率、ならびにファイ使用率の変更量が記録されて
いるので、上述したハードディスク装置10の場合と同
様に処理が行われ、容量使用率およびファイル使用率の
変更量が上限値を越えた場合には実行フラグがオンに設
定されることになる。
【0044】次に、図4を参照してバックアップ実行手
段24の動作について説明する。バックアップ実行手段
24は、一度起動されると以降、周期的に起動して動作
し、ハードディスク装置8、10が保持しているデータ
をバックアップ装置へ複写してバックアップを行う。詳
しくは、バックアップ実行手段24は、最初に起動され
たときはまず、ハードディスク装置8に格納されている
設定ファイル27を読み込み(ステップS21)、設定
ファイル27にバックアップ対象のハードディスク装置
のデバイス名が含まれているか否かを調べる(ステップ
S22)。この場合には、ハードディスク装置8、10
のデバイス名が共に含まれているので(ステップS22
で有)、バックアップ実行手段24はハードディスク装
置8、10をバックアップ対象のハードディスク装置と
して認識する。
【0045】次に、バックアップ実行手段24は、デー
タベースファイル36をハードディスク装置8から読み
込み、ハードディスク装置8、10のバックアップの実
行フラグを参照する(ステップS23)。そして、それ
らがオンかオフかを判定し(ステップS24)、オンの
場合はバックアップを行い、かつ実行フラグをオフに設
定する(ステップS25)。例えばハードディスク装置
8に関して実行フラグがオンであった場合は、バックア
ップ実行手段24はハードディスク装置8に保持されて
いるすべてのデータを、例えばオペレーティングシステ
ムにより提供されるバックアップコマンドを実行するこ
とで磁気テープ装置18に複写する。そして、データベ
ースファイル36において、ハードディスク装置8に関
する実行フラグをオフに設定する。ハードディスク装置
10に関する実行フラグがオンの場合も同様である。ス
テップS24でオフの場合、およびステップ25の後、
バックアップ実行手段24は1回のバックアップ動作を
終了し、その後、ステップS22に戻って再起動し、同
様の処理を周期的にに繰り返す。
【0046】このように、本実施の形態例では、容量使
用率およびファイル使用率の変更量が上限値を越えるか
否かにより、すなわちハードディスク装置8、10の使
用頻度が高いかどうかにより、実行フラグがオンに設定
されてバックアップが実行されるので、ハードディスク
装置8、10の使用頻度に応じてバックアップを実行す
る周期が的確に設定される。すなわち、ハードディスク
装置の使用頻度が高い場合にはそれに応じてバックアッ
プを実行する周期が短くなるので、障害発生時に失われ
るデータの量は最小限となり、効果的にバックアップを
行える。そして、ハードディスク装置の使用頻度が低い
場合にはバックアップを実行する周期は長くなるので、
必要以上の高頻度でバックアップが行われることはな
く、効率的である。
【0047】したがって、本実施の形態例では、従来の
ようにハードディスク装置の使用頻度を調査することな
く、使用頻度が大きく変化する場合にも効果的かつ効率
的にバックアップを行うことができる。また、本実施の
形態例では、ハードディスク装置8、10のアクセスエ
ラーが検出され、ハードディスク装置8、10における
障害発生の危険性が高まった場合には、実行フラグがオ
ンに設定されて、バックアップが実行されるので、ハー
ドディスク装置8、10で障害が発生した場合でもデー
タの遺失を最小限に抑えることができ、いっそう効果的
なバックアップを行うことができる。
【0048】なお、本実施の形態例では、第1および第
2の使用率の変更量監視手段32、34を共に備えてい
る構成としたが、第1および第2の使用率の変更量監視
手段32、34のうちのいずれか一方のみを備えた構成
とすることも可能である。その場合にも、第1および第
2の使用率の変更量監視手段32、34のいずれかによ
り、ハードディスク装置8、10の使用頻度にもとづく
バックアップの実行フラグの設定が可能であるから、ハ
ードディスク装置の使用頻度に応じてバックアップを行
う周期を変え、効果的かつ効率的にバックアップを行う
ことができる。
【0049】また、本実施の形態例では、バックアップ
を行うハードディスク装置の数は一例として2台とした
が、本発明はさらに多数のハードディスク装置のバック
アップを行う場合にも、あるいは逆に1台のハードディ
スク装置のバックアップを行う場合にも有効である。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、記憶装
置のアクセスに関する障害を検出した場合にはそのこと
を表すエラー情報を記憶手段に記憶させ、一方、記憶手
段の記憶内容を調べて記憶手段にエラー情報が記憶され
ている場合にはバックアップ実行情報を記憶手段に記憶
させる。また、記憶装置の容量使用率の変更量を算出
し、その値が上限値を越えた場合にはバックアップ実行
情報を記憶手段に記憶させる。そして、記憶手段の記憶
内容を調べて記憶手段がバックアップ実行情報を記憶し
ている場合には、記憶装置のデータをバックアップ装置
へ複写する。
【0051】また、本発明では、記憶装置のアクセスに
関する障害を検出した場合にはそのことを表すエラー情
報を記憶手段に記憶させ、一方、記憶手段の記憶内容を
調べて記憶手段にエラー情報が記憶されている場合には
バックアップ実行情報を記憶手段に記憶させる。また、
記憶装置のファイル使用率の変更量を算出し、その値が
上限値を越えた場合にはバックアップ実行情報を記憶手
段に記憶させる。そして、記憶手段の記憶内容を調べて
記憶手段がバックアップ実行情報を記憶している場合に
は、記憶装置のデータをバックアップ装置へ複写する。
【0052】すなわち、本発明では、容量使用率または
ファイル使用率の変更量が上限値を越えるか否かによ
り、すなわち記憶装置の使用頻度が高いかどうかによ
り、バックアップ実行情報が記憶手段に格納されてバッ
クアップが実行されるので、記憶装置の使用頻度に応じ
てバックアップを実行する周期が的確に設定される。す
なわち、記憶装置の使用頻度が高い場合にはそれに応じ
てバックアップを実行する周期が短くなるので、障害発
生時に失われるデータの量は最小限となり、効果的にバ
ックアップを行える。そして、記憶装置の使用頻度が低
い場合にはバックアップを実行する周期は長くなるの
で、必要以上の高頻度でバックアップが行われることは
なく、効率的である。
【0053】したがって、本発明は、従来のように記憶
装置の使用頻度を調査することなく、使用頻度が大きく
変化する場合にも効果的かつ効率的にバックアップを行
うことができる。また、本発明では、記憶装置のアクセ
スに関する障害が検出され、記憶装置における障害発生
の危険性が高まった場合には、バックアップ実行情報が
記憶装置に格納されてバックアップが実行されるので、
記憶装置で障害が発生した場合でもデータの遺失を最小
限に抑えることができ、いっそう効果的なバックアップ
を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるデータバックアップ装置の一例を
示すブロック図である。
【図2】図1のデータバックアップ装置を実現するコン
ピュータを示すブロック図である。
【図3】図1のデータバックアップ装置の動作を示すフ
ローチャートである。
【図4】図1のデータバックアップ装置の動作を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
2……コンピュータ、4……CPU、6……主記憶装
置、8……ハードディスク装置、10……ハードディス
ク装置、12……入力装置、14……出力装置、16…
…データバックアップ装置、18……磁気テープ装置、
20……アクセスエラー検出手段、22……変更量感知
手段、24……バックアップ実行手段、26……初期化
手段、27……設定ファイル、28……ログファイル、
30……アクセスエラー検索手段、32……第1の使用
率の変更量監視手段、34……第2の使用率の変更量監
視手段、36……データベースファイル、38……容量
使用率取得手段、40……容量使用率の変更量算出手
段、42……容量使用率の変更量比較手段、44……容
量使用率更新手段、48……ファイル使用率取得手段、
50……ファイル使用率の変更量算出手段、52……フ
ァイル使用率の変更量比較手段、54……ファイル使用
率更新手段。

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータシステムの記憶装置が保持
    するデータを自動的にバックアップ装置へ複写する方法
    であって、 前記記憶装置がアクセスされるごとに前記記憶装置のア
    クセスに関する障害の有無を検出し障害が有った場合に
    はそのことを表すエラー情報を記憶手段に記憶させるア
    クセスエラー検出ステップと、 周期的に実行す変更量感知ステップと、 周期的に実行するバックアップ実行ステップとを含み、 前記変更量感知ステップは、 前記記憶手段の記憶内容を調べ前記記憶手段が前記エラ
    ー情報を記憶している場合には、バックアップの実行が
    必要であることを表すバックアップ実行情報を前記記憶
    手段に記憶させるアクセスエラー検索ステップと、 前記記憶装置の容量使用率を取得する容量使用率取得ス
    テップと、 前記記憶手段が記憶している容量使用率および容量使用
    率の変更量を前記記憶手段から読み出し、読み出した前
    記容量使用率と前記容量使用率取得ステップで取得した
    前記容量使用率との差の絶対値を求め、この絶対値と前
    記記憶手段から読み出した前記容量使用率の変更量とを
    加算して新たな前記容量使用率の変更量を取得する容量
    使用率の変更量算出ステップと、 前記容量使用率の変更量算出ステップで取得した前記容
    量使用率の変更量と上限値とを比較して前記容量使用率
    の変更量が上限値を超えているとき前記バックアップ実
    行情報を前記記憶手段に記憶させる容量使用率の変更量
    比較ステップと、 前記記憶手段が記憶している前記容量使用率および前記
    容量使用率の変更量を前記容量使用率取得ステップおよ
    び前記容量使用率の変更量算出ステップでそれぞれ取得
    した前記容量使用率および前記容量使用率の変更量によ
    り更新する容量使用率更新ステップとを含み、 前記バックアップ実行ステップでは、前記記憶手段が前
    記バックアップ実行情報を記憶しているとき、前記記憶
    装置が保持しているデータを前記バックアップ装置へ複
    写する、 ことを特徴とするデータバックアップ方法。
  2. 【請求項2】 コンピュータシステムの記憶装置が保持
    するデータを自動的にバックアップ装置へ複写する方法
    であって、 前記記憶装置がアクセスされるごとに前記記憶装置のア
    クセスに関する障害の有無を検出し障害が有った場合に
    はそのことを表すエラー情報を記憶手段に記憶させるア
    クセスエラー検出ステップと、 周期的に実行する変更量感知ステップと、 周期的に実行するバックアップ実行ステップとを含み、 前記変更量感知ステップは、 前記記憶手段の記憶内容を調べ前記記憶手段が前記エラ
    ー情報を記憶している場合には、バックアップの実行が
    必要であることを表すバックアップ実行情報を前記記憶
    手段に記憶させるアクセスエラー検索ステップと、 前記記憶装置におけるファイル使用率を取得するファイ
    ル使用率取得ステップと、 前記記憶手段が記憶しているファイル使用率およびファ
    イル使用率の変更量を前記記憶手段から読み出し、読み
    出した前記ファイル使用率と前記ファイル使用率取得ス
    テップで取得した前記ファイル使用率との差の絶対値を
    求め、この絶対値と前記記憶手段から読み出した前記フ
    ァイル使用率の変更量とを加算して新たな前記ファイル
    使用率の変更量を取得するファイル使用率の変更量算出
    ステップと、 前記ファイル使用率の変更量算出ステップで取得した前
    記ファイル使用率の変更量と上限値とを比較して前記フ
    ァイル使用率の変更量が上限値を超えているとき前記バ
    ックアップ実行情報を前記記憶手段に記憶させるファイ
    ル使用率の変更量比較ステップと、 前記記憶手段が記憶している前記ファイル使用率および
    前記ファイル使用率の変更量を前記ファイル使用率取得
    ステップおよび前記ファイル使用率の変更量算出ステッ
    プでそれぞれ取得した前記ファイル使用率および前記フ
    ァイル使用率の変更量により更新するファイル使用率更
    新ステップとを含み、 前記バックアップ実行ステップでは、前記記憶手段が前
    記バックアップ実行情報を記憶しているとき、前記記憶
    装置が保持しているデータを前記バックアップ装置へ複
    写する、 ことを特徴とするデータバックアップ方法。
  3. 【請求項3】 前記変更量感知ステップはさらに、 前記記憶装置におけるファイル使用率を取得するファイ
    ル使用率取得ステップと、 前記記憶手段が記憶しているファイル使用率およびファ
    イル使用率の変更量を前記記憶手段から読み出し、読み
    出した前記ファイル使用率と前記ファイル使用率取得ス
    テップで取得した前記ファイル使用率との差の絶対値を
    求め、この絶対値と前記記憶手段から読み出した前記フ
    ァイル使用率の変更量とを加算して新たな前記ファイル
    使用率の変更量を取得するファイル使用率の変更量算出
    ステップと、 前記ファイル使用率の変更量算出ステップで取得した前
    記ファイル使用率の変更量と上限値とを比較して前記フ
    ァイル使用率の変更量が上限値を超えているとき前記バ
    ックアップ実行情報を前記記憶手段に記憶させるファイ
    ル使用率の変更量比較ステップと、 前記記憶手段が記憶している前記ファイル使用率および
    前記ファイル使用率の変更量を前記ファイル使用率取得
    ステップおよび前記ファイル使用率の変更量算出ステッ
    プでそれぞれ取得した前記ファイル使用率および前記フ
    ァイル使用率の変更量により更新するファイル使用率更
    新ステップと、 を含むことを特徴とする請求項1記載のデータバックア
    ップ方法。
  4. 【請求項4】 前記アクセスエラー検出ステップは、前
    記コンピュータシステムに組み込まれたオペレーティン
    グシステムにより実行されることを特徴とする請求項1
    または2に記載のデータバックアップ方法。
  5. 【請求項5】 前記記憶装置は複数であることを特徴と
    する請求項1または2に記載のデータバックアップ方
    法。
  6. 【請求項6】 前記記憶装置はハードディスク装置であ
    ることを特徴とする請求項1または2に記載のデータバ
    ックアップ方法。
  7. 【請求項7】 前記バックアップ装置は磁気テープ装置
    であることを特徴とする請求項1または2に記載のデー
    タバックアップ方法。
  8. 【請求項8】 コンピュータシステムの記憶装置が保持
    するデータを自動的にバックアップ装置へ複写する装置
    であって、 前記記憶装置がアクセスされるごとに前記記憶装置のア
    クセスに関する障害の有無を検出し障害が有った場合に
    はそのことを表すエラー情報を記憶手段に記憶させるア
    クセスエラー検出手段と、 周期的に起動する変更量感知手段と、 周期的に起動するバックアップ実行手段とを含み、 前記変更量感知手段は、 前記記憶手段の記憶内容を調べ前記記憶手段が前記エラ
    ー情報を記憶している場合には、バックアップの実行が
    必要であることを表すバックアップ実行情報を前記記憶
    手段に記憶させるアクセスエラー検索手段と、 前記記憶装置の容量使用率を取得する容量使用率取得手
    段と、 前記記憶手段が記憶している容量使用率および容量使用
    率の変更量を前記記憶手段から読み出し、読み出した前
    記容量使用率と前記容量使用率取得手段が取得した前記
    容量使用率との差の絶対値を求め、この絶対値と前記記
    憶手段から読み出した前記容量使用率の変更量とを加算
    して新たな前記容量使用率の変更量を取得する容量使用
    率の変更量算出手段と、 前記容量使用率の変更量算出手段が取得した前記容量使
    用率の変更量と上限値とを比較して前記容量使用率の変
    更量が上限値を超えているとき前記バックアップ実行情
    報を前記記憶手段に記憶させる容量使用率の変更量比較
    手段と、 前記記憶手段が記憶している前記容量使用率および前記
    容量使用率の変更量を前記容量使用率取得手段および前
    記容量使用率の変更量算出手段がそれぞれ取得した前記
    容量使用率および前記容量使用率の変更量により更新す
    る容量使用率更新手段とを含み、 前記バックアップ実行手段は、前記記憶手段が前記バッ
    クアップ実行情報を記憶しているとき、前記記憶装置が
    保持しているデータを前記バックアップ装置へ複写す
    る、 ことを特徴とするデータバックアップ装置。
  9. 【請求項9】 コンピュータシステムの記憶装置が保持
    するデータを自動的にバックアップ装置へ複写する装置
    であって、 前記記憶装置がアクセスされるごとに前記記憶装置のア
    クセスに関する障害の有無を検出し障害が有った場合に
    はそのことを表すエラー情報を記憶手段に記憶させるア
    クセスエラー検出手段と、 周期的に起動する変更量感知手段と、 周期的に起動するバックアップ実行手段とを含み、 前記変更量感知手段は、 前記記憶手段の記憶内容を調べ前記記憶手段が前記エラ
    ー情報を記憶している場合には、バックアップの実行が
    必要であることを表すバックアップ実行情報を前記記憶
    手段に記憶させるアクセスエラー検索手段と、 前記記憶装置におけるファイル使用率を取得するファイ
    ル使用率取得手段と、 前記記憶手段が記憶しているファイル使用率およびファ
    イル使用率の変更量を前記記憶手段から読み出し、読み
    出した前記ファイル使用率と前記ファイル使用率取得手
    段が取得した前記ファイル使用率との差の絶対値を求
    め、この絶対値と前記記憶手段から読み出した前記ファ
    イル使用率の変更量とを加算して新たな前記ファイル使
    用率の変更量を取得するファイル使用率の変更量算出手
    段と、 前記ファイル使用率の変更量算出手段が取得した前記フ
    ァイル使用率の変更量と上限値とを比較して前記ファイ
    ル使用率の変更量が上限値を超えているとき前記バック
    アップ実行情報を前記記憶手段に記憶させるファイル使
    用率の変更量比較手段と、 前記記憶手段が記憶している前記ファイル使用率および
    前記ファイル使用率の変更量を前記ファイル使用率取得
    手段および前記ファイル使用率の変更量算出手段がそれ
    ぞれ取得した前記ファイル使用率および前記ファイル使
    用率の変更量により更新するファイル使用率更新手段と
    を含み、 前記バックアップ実行手段は、前記記憶手段が前記バッ
    クアップ実行情報を記憶しているとき、前記記憶装置が
    保持しているデータを前記バックアップ装置へ複写す
    る、 ことを特徴とするデータバックアップ装置。
  10. 【請求項10】 前記変更量感知手段はさらに、 前記記憶装置におけるファイル使用率を取得するファイ
    ル使用率取得手段と、 前記記憶手段が記憶しているファイル使用率およびファ
    イル使用率の変更量を前記記憶手段から読み出し、読み
    出した前記ファイル使用率と前記ファイル使用率取得手
    段が取得した前記ファイル使用率との差の絶対値を求
    め、この絶対値と前記記憶手段から読み出した前記ファ
    イル使用率の変更量とを加算して新たな前記ファイル使
    用率の変更量を取得するファイル使用率の変更量算出手
    段と、 前記ファイル使用率の変更量算出手段が取得した前記フ
    ァイル使用率の変更量と上限値とを比較して前記ファイ
    ル使用率の変更量が上限値を超えているとき前記バック
    アップ実行情報を前記記憶手段に記憶させるファイル使
    用率の変更量比較手段と、 前記記憶手段が記憶している前記ファイル使用率および
    前記ファイル使用率の変更量を前記ファイル使用率取得
    手段および前記ファイル使用率の変更量算出手段がそれ
    ぞれ取得した前記ファイル使用率および前記ファイル使
    用率の変更量により更新するファイル使用率更新手段
    と、 を含むことを特徴とする請求項8記載のデータバックア
    ップ装置。
  11. 【請求項11】 前記アクセスエラー検出手段は、前記
    コンピュータシステムに組み込まれたオペレーティング
    システムにより構成されていることを特徴とする請求項
    8または9に記載のデータバックアップ装置。
  12. 【請求項12】 前記記憶装置は複数であることを特徴
    とする請求項8または9に記載のデータバックアップ装
    置。
  13. 【請求項13】 前記記憶装置はハードディスク装置で
    あることを特徴とする請求項8または9に記載のデータ
    バックアップ装置。
  14. 【請求項14】 前記バックアップ装置は磁気テープ装
    置であることを特徴とする請求項8または9に記載のデ
    ータバックアップ装置。
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