JP2973975B2 - 離散イベントシミュレーション装置及びイベント列の記録方法ならびに制御プログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

離散イベントシミュレーション装置及びイベント列の記録方法ならびに制御プログラムを格納した記憶媒体

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークシス
テムのイベントシミュレーションを離散的に行うと共に
発生したイベント列を記録する離散イベントシミュレー
ション装置及びイベント列の記録方法ならびにシミュレ
ーション実行プログラムを格納した記憶媒体に関し、特
にシミュレーションの結果解析処理における利便性及び
効率の向上を図った離散イベントシミュレーション装置
及びイベント列の記録方法ならびにシミュレーション実
行プログラムを格納した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】種々のシステムに対してコンピュータを
用いたシミュレーションを実行する場合、シミュレーシ
ョンの実行前に、予めシミュレーション結果を採取する
項目を決めておく必要がある。しかし、シミュレーショ
ン結果に基づいて当該システムを評価する際に、シミュ
レーション結果を採取しなかった他の項目について調べ
る必要が出てくる場合がある。このような場合、通常の
シミュレーション装置では、シミュレーション結果を必
要とする項目を改めて設定し直し、再度シミュレーショ
ンを実行して所望の項目に関するシミュレーション結果
データを採取していた。
【0003】このように、新たな項目に関するシミュレ
ーション結果を得るために、負荷の高いシミュレーショ
ンを何度も実行しなければならないとすれば、きわめて
効率が悪い。そこで、従来、シミュレーションの再実行
を避け、かつ複数の評価指標の解析に要する時間を短縮
するため、シミュレーションの実行中に発生するイベン
ト列をファイルに記録しておき、シミュレーションの終
了後、ファイルに記録されたイベント列を解析して結果
データを採取するシミュレーション装置が提案されてい
る。
【0004】また、シミュレーションの終了後に結果解
析を行うシミュレーション装置ではないが、シミュレー
ションの結果解析に要する時間を短縮するシミュレーシ
ョン装置の例として、特開平6−68192号公報に開
示されている。同公報に記載されたシミュレーション装
置は、論理モデルのシミュレータであって、シミュレー
ション実行中にエラーが発生した場合に、1つ前の時刻
の状態まで短時間で状態を戻すことができる。そして、
戻った時刻から何度もシミュレーション実行を再開し、
エラー解析作業を行うことを可能としている。
【0005】さらにまた、シミュレーション結果の解析
に要する時間の短縮を実現するシミュレーション装置
が、特開平6−83897号公報に開示されており、シ
ミュレーションモデルを分割して並列にシミュレーショ
ンを実行することによりシミュレーション処理自体に要
する時間の短縮を実現するシミュレーション装置が、特
開平6−44209号公報に開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のシミュ
レーション装置において、シミュレーションの実行中に
発生するイベント列をファイルに記録する場合、シミュ
レーションモデルの規模が大きくなったり、シミュレー
ション期間が長くなると、イベント列を記録したファイ
ルのサイズが非常に大きくなる。そして、ファイルには
イベントが発生時刻順に記録されるため、シミュレーシ
ョン期間における後の方の時刻で発生したイベントに関
して解析を行う場合には、目的時刻に到達するまで無駄
なファイル捜査をしなければならないという欠点があっ
た。
【0007】また、分散システムその他のネットワーク
システムのシミュレーションでは、端末やサーバといっ
た構成要素が集まってシミュレーション対象のシステム
全体が構成され、評価の対象となるのはサーバなど特定
の構成要素である場合が多い。そのため、モデル規模が
大きくなると、全ての構成要素のイベントデータが1つ
のファイルに記録されることとなる。したがって、所望
の構成要素に関する解析結果を得るために、必要のない
構成要素のイベントデータを大量に読み飛ばさなければ
ならず、解析に長時間を要するという欠点があった。
【0008】さらに、ネットワークシステムのシミュレ
ーションでは、論理モデルのエラー解析作業とは異な
り、任意の時刻から解析を開始できることが必要である
のに対し、上述した特開平6−68192号公報に記載
されたシミュレーション装置は、エラーが発生した時刻
の1つ前の時刻における状態に戻ってシミュレーション
を再実行するに過ぎない。したがって、シミュレーショ
ンの結果解析において時刻を特定するという要請に十分
に答えることができなかった。
【0009】また、特開平6−83897号公報に記載
されたシミュレーション装置や特開平6−44209号
公報に記載されたシミュレーション装置においても、任
意の時刻から解析を開始できるという要請を満足するこ
とができなかった。
【0010】本発明は上記従来の欠点を解決し、シミュ
レーションの実行中に発生するイベント列をファイルに
記録し、かつ任意の解析対象に対して任意の時刻からシ
ミュレーション結果の解析を開始できる離散イベントシ
ミュレーション装置及びイベント列の記録方法ならびに
シミュレーション実行プログラムを格納した記憶媒体を
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明の離散イベントシミュレーション装置は、シミュレ
ーション対象である、複数の構成要素からなるシミュレ
ーションモデルに対する離散イベントシミュレーション
を行うシミュレーション実行手段と、前記シミュレーシ
ョン実行手段によるシミュレーションの実行期間中、イ
ベントの発生を監視し、少なくとも、イベントが発生し
たシミュレーションモデルの構成要素、イベントの発生
時刻及びイベントタイプを検出するイベント監視手段
と、前記イベント監視手段が検出したイベント情報を、
前記シミュレーションモデルの構成要素毎に用意された
イベント記録ファイルに振り分けて記録するイベント記
録手段と、前記シミュレーション実行手段によるシミュ
レーションの実行結果の解析を、解析対象となる構成要
素に対応する前記イベント記録ファイルのみを捜査して
行う結果解析手段とを備えることを特徴とする。
【0012】請求項2の本発明の離散イベントシミュレ
ーション装置は、前記イベント記録手段が、さらに、予
め設定された時刻とイベントの記録位置との対応関係を
テーブルとして、前記シミュレーションモデルの構成要
素毎に用意された位置テーブル記録ファイルに振り分け
て記録し、前記結果解析手段が、解析対象となる構成要
素に対応する前記イベント記録ファイル及び前記位置テ
ーブル記録ファイルのみを捜査して、前記シミュレーシ
ョン実行手段によるシミュレーションの実行結果の解析
を行うことを特徴とする。
【0013】請求項3の本発明の離散イベントシミュレ
ーション装置は、前記イベント記録手段が、前記設定さ
れた時刻を保持すると共にシミュレーション時間の経過
にしたがって該設定時刻を更新し、前記イベント記録フ
ァイルに前記イベント情報を書き込んだ場合に、該イベ
ントの発生時刻と該時刻における前記設定時刻とを比較
し、前記イベント情報に対応する前記イベントが前記設
定時刻の後に初めて発生したイベントであるならば、前
記設定時刻と前記イベントの記録位置との対応関係をテ
ーブルとして、前記イベントの発生した前記構成要素に
対応する前記位置テーブル記録ファイルに記録すること
を特徴とする。
【0014】また、上記の目的を達成する本発明の離散
イベントシミュレーション装置におけるイベント列の記
録方法は、シミュレーション対象である、複数の構成要
素からなるシミュレーションモデルに対する離散イベン
トシミュレーションの実行期間中、イベントの発生を監
視し、少なくとも、イベントが発生したシミュレーショ
ンモデルの構成要素、イベントの発生時刻及びイベント
タイプを検出する工程と、前記イベント監視工程にて検
出したイベント情報を、前記シミュレーションモデルの
構成要素毎に用意されたイベント記録ファイルに振り分
けて記録する工程と、前記シミュレーションの実行結果
の解析を、解析対象となる構成要素に対応する前記イベ
ント記録ファイルのみを捜査して行う工程とを含むこと
を特徴とする。
【0015】さらにまた、上記の目的を達成する本発明
の離散イベントシミュレーション装置を制御する制御プ
ログラムを格納した記憶媒体は、前記制御プログラム
が、シミュレーション対象である、複数の構成要素から
なるシミュレーションモデルに対する離散イベントシミ
ュレーションの実行期間中、イベントの発生を監視し、
少なくとも、イベントが発生したシミュレーションモデ
ルの構成要素、イベントの発生時刻及びイベントタイプ
を検出する工程と、前記イベント監視工程にて検出した
イベント情報を、前記シミュレーションモデルの構成要
素毎に用意されたイベント記録ファイルに振り分けて記
録する工程と、前記シミュレーションの実行結果の解析
を、解析対象となる構成要素に対応する前記イベント記
録ファイルのみを捜査して行う工程とを含むことを特徴
とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0017】図1は、本発明の一実施形態による離散イ
ベントシミュレーション装置の構成を示すブロック図で
ある。
【0018】図1を参照すると、本実施形態の離散イベ
ントシミュレーション装置80は、シミュレーション対
象であるシミュレーションモデル40と、シミュレーシ
ョンを実行するシミュレーション実行手段10と、シミ
ュレーションにおいて発生するイベントを監視するイベ
ント監視手段20と、イベント関し手段により検出され
たイベントを記録するイベント記録手段30、イベント
記録ファイル50及び位置テーブル記録ファイル60
と、シミュレーション結果の解析を行う結果解析手段7
0とを備える。なお、図1には本実施形態の特徴的な構
成のみを記載し、他の一般的な構成については記載を省
略してある。
【0019】上記の構成において、シミュレーション実
行手段10は、コンピュータプログラムにて制御された
CPU及びRAMその他の内部メモリで実現され、設定
されたシミュレーション終了時刻に到達するまで、複数
の構成要素からなるシミュレーションモデル40のシミ
ュレーションを実行する。シミュレーションの実行過程
でイベントが発生すると、シミュレーション実行手段1
0は、イベント監視手段20にイベント発生を通知す
る。イベント発生通知は、イベントタイプ、イベントが
発生した構成要素名、イベント発生時刻及びイベント付
加情報を書き込む変数を内部に持っており、シミュレー
ション実行手段10は、発生したイベントに関するこれ
らの情報を変数に書き込んでイベント監視手段20に送
る。
【0020】ここで、シミュレーション対象である、複
数の構成要素からなるシミュレーションモデル40の構
成例を図3に示す。このシミュレーションモデル40
は、3台の端末装置41、42、43と、サーバ45
と、これらの機器を接続するネットワーク接続装置44
の5つの構成要素からなる。これらの構成要素には予め
構成要素名が決められている。
【0021】イベント監視手段20は、コンピュータプ
ログラムにて制御されたCPU及びRAMその他の内部
メモリで実現され、シミュレーション実行手段10によ
るシミュレーションの実行期間中、イベントの発生を監
視する。シミュレーション実行手段10からイベント発
生通知を受け取ると、当該イベント発生通知から、当該
イベントのイベントタイプ、当該イベントが発生した構
成要素名、当該イベントの発生時刻及び当該イベントに
関する付加情報を読み出して、イベント記録手段30に
渡す。
【0022】イベント記録手段30は、コンピュータプ
ログラムにて制御されたCPU及びRAMその他の内部
メモリで実現され、イベント監視手段20から渡された
イベント情報に基づいて当該イベントが発生した構成要
素名を調べ、当該構成要素に対応するイベント記録ファ
イル50にイベント発生時刻、イベント名、イベント付
加情報を書き込む。また、イベント記録ファイル50毎
に、既にイベント記録ファイル50に書き込まれたデー
タの総バイト数と、書き込んだイベント情報のファイル
開始位置、すなわちファイル先頭からのバイト数を記憶
しておき、イベント発生が起るたびに更新する。さら
に、各構成要素ごとに用意された位置テーブル記録ファ
イル60に、シミュレーション期間中の時刻を指定して
当該指定時刻以降のイベントを特定するための位置情報
を書き込む。イベント記録ファイル50のフォーマット
の例を図4に、位置テーブル記録ファイル60のフォー
マットを図5に示す。位置テーブル記録ファイル60へ
の情報の書込みは、以下のようにして行う。
【0023】まず、シミュレーション実行手段10によ
るシミュレーションの実行開始前に、予めシミュレーシ
ョン期間中の所望の時刻(位置)を特定するための位置
テーブルを記録する時刻(テーブル記録時刻)を設定し
ておく。設定する時刻としては、例えばシミュレーショ
ン期間の開始時刻から一定時間ごとの時刻とする。イベ
ント記録手段30は、テーブル記録時刻を保持する変数
を持っており、シミュレーション時間の経過にしたがっ
てテーブル記録時刻を更新する。そして、イベント記録
ファイル50にイベント情報を書き込んだ際に、当該イ
ベントの発生時刻とその時刻におけるテーブル記録時刻
とを比較し、当該イベントが当該テーブル記録時刻の後
に初めて発生したイベントであるならば、当該テーブル
記録時刻と、当該イベント記録ファイル50における当
該イベントに関する情報の記述位置(すなわち当該イベ
ント記録ファイル50の先頭からのバイト数)とを、当
該イベントの発生した構成要素に対応した位置テーブル
記録ファイル60に書き込む。
【0024】以上のように、位置テーブル記録ファイル
60にテーブル記録時刻とイベントの記述位置とを保持
しておくことにより、シミュレーション結果の解析を行
う際、任意のテーブル記録時刻を指定することによっ
て、当該テーブル記録時刻以降のイベントを特定して解
析を行うことが可能となる。
【0025】結果解析手段70は、コンピュータプログ
ラムにて制御されたCPU及びRAMその他の内部メモ
リで実現され、シミュレーション実行手段10によるシ
ミュレーション実行後に、所望の構成要素に対応するイ
ベント記録ファイル50を読み込んで、当該シミュレー
ション結果に対する解析を行う。また、任意のテーブル
記録時刻を指定して位置テーブル記録ファイル60を参
照することにより、当該指定時刻の後、最初に発生する
イベントが当該イベント記録ファイル50のどこから始
まるかを検出することができるため、当該検出位置から
イベント情報を読み込むことにより、シミュレーション
期間の途中の時刻から結果解析を行うことができる。
【0026】上記の構成において、シミュレーション実
行手段10、イベント監視手段20、イベント記録手段
30及び結果解析手段70の実現手段であるCPUを制
御するコンピュータプログラムは、図1に示すように、
記憶媒体90に格納して提供される。記憶媒体90は、
磁気ディスクや半導体メモリその他の一般的な記憶媒体
である。記憶媒体90に格納されたコンピュータプログ
ラムが離散イベントシミュレーション装置80の内部メ
モリにロードされてCPUを制御することにより、上記
各機能実行手段が実現される。また、シミュレーション
モデル40、イベント記録ファイル50及び位置テーブ
ル記録ファイル60は、RAMその他の内部メモリや、
磁気ディスク装置その他の外部記憶装置に格納される。
【0027】次に、本実施形態の動作について説明す
る。図2は、シミュレーション実行時に発生するイベン
ト列の記録処理の流れを示すフローチャートである。
【0028】シミュレーション実行手段10によるシミ
ュレーションの実行中にイベントが発生し、シミュレー
ション実行手段10からイベント監視手段20にイベン
ト発生の通知が送られると、イベント監視手段20は、
当該通知からイベントタイプ、イベントが発生した構成
要素名、イベント発生時刻、イベント付加情報を読み出
して、イベント記録手段30に渡す(ステップ202、
203)。
【0029】イベント記録手段30は、イベント監視手
段20から渡されたイベント情報に基づいて当該イベン
トが発生した構成要素名を調べ、当該構成要素に対応す
るイベント記録ファイル50に、当該イベントに関する
情報を書き込む(ステップ204)。また、当該イベン
トの発生時刻とその時点におけるテーブル記録時刻とを
比較し、当該イベントが当該テーブル記録時刻の後、初
めて発生したイベントであるならば、テーブル記録時刻
と、当該イベント情報の記述位置を、当該構成要素に対
応した位置テーブル記録ファイル60に書き込む(ステ
ップ205、206)。
【0030】これに対し、当該イベントが当該テーブル
記録時刻の後、初めて発生したイベントでない場合は、
位置テーブル記録ファイル60への書込みは行わず、次
のイベントが発生するのを待つ(ステップ205)。
【0031】以上の処理を、シミュレーション実行中に
おけるイベントの発生毎に、シミュレーションが終了す
るまで行う(ステップ201)。シミュレーション終了
後、結果解析手段70は、ユーザからの指示によりシミ
ュレーションモデル40の任意の構成要素が指定されて
結果解析を行う指示を受け取ると、指定された構成要素
に対応するイベント記録ファイル50に記録されたイベ
ント情報を読み込んで結果解析を行う。さらに、テーブ
ル記録時刻が指定された場合は、当該テーブル記録時刻
の後、最初に発生するイベント以降のイベント情報を読
み込んで結果解析を行う。
【0032】以上好ましい実施形態をあげて本発明を説
明したが、本発明は必ずしも上記実施形態に限定される
ものではない。
【0033】
【発明の効果】以上で説明したように、本発明の離散イ
ベントシミュレーション装置及びイベント列の記録方法
ならびにシミュレーション実行プログラムを格納した記
憶媒体は、シミュレーション実行中に発生するイベント
列を、シミュレーションモデルの構成要素毎に独立した
イベント記録ファイルに分割して記録し、必要なファイ
ルのみを参照してシミュレーション結果の解析を行うこ
ととしたため、不必要なファイル捜査を省略することが
でき、結果解析に要する時間を短縮することができると
いう効果を有する。
【0034】また、イベント記録ファイルに加えて、指
定した時刻のイベントがイベント記録ファイルのどの位
置に記述されているかを記録した位置テーブル記録ファ
イルを作成し、シミュレーション結果の解析時に指定さ
れた時刻のイベントを即座に読み出せるようにしたた
め、目的時刻のイベントまでの無駄なファイル捜査を省
略することができ、結果解析に要する時間を短縮するこ
とができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による離散イベントシミ
ュレーション装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 本実施形態によるシミュレーション実行時に
発生するイベント列の記録処理の流れを示すフローチャ
ートである。
【図3】 本実施形態のシミュレーション対象であるシ
ミュレーションモデルの構成例を示す図である。
【図4】 本実施形態で用いられるイベント記録ファイ
ルのフォーマットの例を示す図である。
【図5】 本実施形態で用いられる位置テーブル記録フ
ァイルのフォーマットの例を示す図である。
【符号の説明】
10 シミュレーション実行手段 20 イベント監視手段 30 イベント記録手段 40 シミュレーションモデル 50 イベント記録ファイル 60 位置テーブル記録ファイル 70 結果解析手段 80 離散イベントシミュレーション装置 90 記憶媒体

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シミュレーション対象である、複数の構
    成要素からなるシミュレーションモデルに対する離散イ
    ベントシミュレーションを行うシミュレーション実行手
    段と、 前記シミュレーション実行手段によるシミュレーション
    の実行期間中、イベントの発生を監視し、少なくとも、
    イベントが発生したシミュレーションモデルの構成要
    素、イベントの発生時刻及びイベントタイプを検出する
    イベント監視手段と、 前記イベント監視手段が検出したイベント情報を、前記
    シミュレーションモデルの構成要素毎に用意されたイベ
    ント記録ファイルに振り分けて記録するイベント記録手
    段と、 前記シミュレーション実行手段によるシミュレーション
    の実行結果の解析を、解析対象となる構成要素に対応す
    る前記イベント記録ファイルのみを捜査して行う結果解
    析手段とを備えることを特徴とする離散イベントシミュ
    レーション装置。
  2. 【請求項2】 前記イベント記録手段が、さらに、予め
    設定された時刻とイベントの記録位置との対応関係をテ
    ーブルとして、前記シミュレーションモデルの構成要素
    毎に用意された位置テーブル記録ファイルに振り分けて
    記録し、 前記結果解析手段が、解析対象となる構成要素に対応す
    る前記イベント記録ファイル及び前記位置テーブル記録
    ファイルのみを捜査して、前記シミュレーション実行手
    段によるシミュレーションの実行結果の解析を行うこと
    を特徴とする請求項1に記載の離散イベントシミュレー
    ション装置。
  3. 【請求項3】 前記イベント記録手段が、 前記設定された時刻を保持すると共にシミュレーション
    時間の経過にしたがって該設定時刻を更新し、 前記イベント記録ファイルに前記イベント情報を書き込
    んだ場合に、該イベントの発生時刻と該時刻における前
    記設定時刻とを比較し、 前記イベント情報に対応する前記イベントが前記設定時
    刻の後に初めて発生したイベントであるならば、前記設
    定時刻と前記イベントの記録位置との対応関係をテーブ
    ルとして、前記イベントの発生した前記構成要素に対応
    する前記位置テーブル記録ファイルに記録することを特
    徴とする請求項2に記載の離散イベントシミュレーショ
    ン装置。
  4. 【請求項4】 シミュレーション対象である、複数の構
    成要素からなるシミュレーションモデルに対する離散イ
    ベントシミュレーションの実行期間中、イベントの発生
    を監視し、少なくとも、イベントが発生したシミュレー
    ションモデルの構成要素、イベントの発生時刻及びイベ
    ントタイプを検出する工程と、 前記イベント監視工程にて検出したイベント情報を、前
    記シミュレーションモデルの構成要素毎に用意されたイ
    ベント記録ファイルに振り分けて記録する工程と、 前記シミュレーションの実行結果の解析を、解析対象と
    なる構成要素に対応する前記イベント記録ファイルのみ
    を捜査して行う工程とを含むことを特徴とする離散イベ
    ントシミュレーション装置におけるイベント列の記録方
    法。
  5. 【請求項5】 前記イベント記録工程が、さらに、予め
    設定された時刻とイベントの記録位置との対応関係をテ
    ーブルとして、前記シミュレーションモデルの構成要素
    毎に用意された位置テーブル記録ファイルに振り分けて
    記録し、 前記結果解析工程が、解析対象となる構成要素に対応す
    る前記イベント記録ファイル及び前記位置テーブル記録
    ファイルのみを捜査して、前記シミュレーションの実行
    結果の解析を行うことを特徴とする請求項4に記載の離
    散イベントシミュレーション装置におけるイベント列の
    記録方法。
  6. 【請求項6】 シミュレーション対象である、複数の構
    成要素からなるシミュレーションモデルに対する離散イ
    ベントシミュレーションを行う離散イベントシミュレー
    ション装置を制御するシミュレーション制御プログラム
    を格納した記憶媒体であって、 前記制御プログラムが、 シミュレーション対象である、複数の構成要素からなる
    シミュレーションモデルに対する離散イベントシミュレ
    ーションの実行期間中、イベントの発生を監視し、少な
    くとも、イベントが発生したシミュレーションモデルの
    構成要素、イベントの発生時刻及びイベントタイプを検
    出する工程と、 前記イベント監視工程にて検出したイベント情報を、前
    記シミュレーションモデルの構成要素毎に用意されたイ
    ベント記録ファイルに振り分けて記録する工程と、 前記シミュレーションの実行結果の解析を、解析対象と
    なる構成要素に対応する前記イベント記録ファイルのみ
    を捜査して行う工程とを含むことを特徴とする離散イベ
    ントシミュレーション装置の制御プログラムを格納した
    記憶媒体。
  7. 【請求項7】 前記制御プログラムにおいて、 前記イベント記録工程が、さらに、予め設定された時刻
    とイベントの記録位置との対応関係をテーブルとして、
    前記シミュレーションモデルの構成要素毎に用意された
    位置テーブル記録ファイルに振り分けて記録し、 前記結果解析工程が、解析対象となる構成要素に対応す
    る前記イベント記録ファイル及び前記位置テーブル記録
    ファイルのみを捜査して、前記シミュレーションの実行
    結果の解析を行うことを特徴とする請求項6に記載の離
    散イベントシミュレーション装置の制御プログラムを格
    納した記憶媒体。
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