JPH0822705A - 自動車用ヘッドランプにおけるエーミングスクリューの支持構造 - Google Patents

自動車用ヘッドランプにおけるエーミングスクリューの支持構造

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JPH0822705A
JPH0822705A JP17774294A JP17774294A JPH0822705A JP H0822705 A JPH0822705 A JP H0822705A JP 17774294 A JP17774294 A JP 17774294A JP 17774294 A JP17774294 A JP 17774294A JP H0822705 A JPH0822705 A JP H0822705A
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Masahiro Kusaya
雅弘 草谷
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弘志 上西
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 自動車用ヘッドランプのエーミングスクリュ
ーの支持構造において、部品点数を削減して組付工数及
びコストの削減を実現すると共に操作性を向上させる。 【構成】 螺軸33を有するエーミングスクリュー32
と、エイミングスクリューが螺合され後端にギヤ部22
を有するギヤシャフト19とを備え、ギヤシャフトをシ
ャフト挿通孔8に後方から挿通し、また円筒状のギヤシ
ャフト支持壁10を突設し、ランプハウジングの背面壁
2のギヤシャフト支持壁を囲む位置から後方へ向けて防
護壁13を突設し、防護壁の下部に異物排出用切欠14
を、上部にドライバー挿入用切欠を夫々形成し、ドライ
バー挿入用切欠の両側縁から上方へドライバー支持壁1
6を突設し、ドライバー支持壁の上端から上方行くに従
って互いに離間する方向に傾斜したドライバー案内壁1
7を延設し、ドライバー案内壁の後端間を連結するよう
にドライバー倒れ防止壁18を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な自動車用ヘッドラ
ンプにおけるエーミングスクリューの支持構造に関す
る。詳しくは、部品点数を削減して組付工数及びコスト
の削減を実現すると共に操作性を向上させた新規な自動
車用ヘッドランプにおけるエーミングスクリューの支持
構造を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】ランプハウジング内にヘッドランプユニ
ットが傾動可能に支持された自動車用ヘッドランプにお
けるエーミングスクリューの支持構造に図6に示すよう
なものがある。
【0003】図において、aはランプハウジングであ
り、該ランプハウジングa内に図示しないヘッドランプ
ユニットが傾動可能に設けられている。そして、該ラン
プハウジングaの背面壁bには挿通孔cが形成されてい
る。
【0004】dはネジ止め等の固定手段によりランプハ
ウジングaの背面壁bの後面に固定されたギヤケースで
あり、上端に開口した空間を有し、該空間の下半部がギ
ヤ収納部eとされ、上半部がドライバー案内部fとされ
ている。
【0005】ギヤケースdのギヤ収納部eの前側には大
きな開口gが形成され、後側には支持孔hが形成されて
いる。
【0006】iは螺孔jを有する管状をした主部kと該
主部kのほぼ中間に一体に形成されたクラウンギヤ部l
とからなるギヤシャフトである。
【0007】そして、該ギヤシャフトiはその主部kの
前端部がランプハウジングaの挿通孔cに挿通され、主
部kの後端部がギヤケースdの支持孔hに回転可能に支
持され、これによって、そのクラウンギヤ部lがギヤケ
ースdのギヤ収納部e内に位置される。
【0008】mは螺軸部nと該螺軸nの先端に一体に形
成された継手部oとから成るエーミングスクリューであ
り、上記継手部oが図示しないヘッドランプユニットに
回転不能な状態で連結され、螺軸部nが上記ギヤシャフ
トiの螺孔jに螺合されている。
【0009】しかして、エーミング調整を行う場合は、
プラスドライバーpの先端部qをギヤケースdのドライ
バー案内部fからギヤ収納部e内に挿入する。これによ
って、プラスドライバーpの先端部qがギヤシャフトi
のクラウンギヤ部lと噛合する。
【0010】そこで、該プラスドライバーpを回転させ
ると、クラウンギヤ部lが回転され、これと共に主部k
も回転される。このようにギヤシャフトiが回転される
と、その螺孔jと螺軸部nが螺合しているエーミングス
クリューmは回転不納にされているので、ギヤシャフト
iの回転の方向に応じてエーミングスクリューが前方へ
又は後方へ送られることになり、これによって、ヘッド
ランプユニットの該エーミングスクリューmが連結され
ている部分のランプハウジングaの背面壁bとの間の間
隔が変化し、該ヘッドランプユニットが所定の方向に傾
動されることになる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の自動車用ヘッドランプにおけるエーミングスクリュ
ーの支持構造にあっては、プラスドライバーpはランプ
ハウジングaとは別体のギヤケースdの一部であるドラ
イバー案内部fによってその案内と支持が為されるた
め、強度的に不十分であり、力を入れてプラスドライバ
ーpを操作するとギヤケースdのドライバー案内部fや
他の部分が破損してしまう惧があるという問題がある。
【0012】また、クラウンギヤ部lを覆う部材がラン
プハウジングaとは別体のギヤケースdであるため、部
品点数及び組付工数が多くなり、また、その組付けも面
倒であるという問題がある。
【0013】更に、ギヤケースdはクラウンギヤ部lの
全体を覆う形状であるため、一旦その中に異物が侵入し
てしまうと、その異物を排出することができず、ギヤシ
ャフトiを回転させることができなくなってしまうとい
う問題がある。
【0014】更にまた、ギヤシャフトiの支持はランプ
ハウジングaとは別体のギヤケースdに依存しているた
め、その支持強度が弱いという問題もある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明自動車用ヘッドラ
ンプにおけるエーミングスクリューの支持構造は、上記
した課題を解決するために、ランプハウジング内にヘッ
ドランプユニットが傾動可能に支持された自動車用ヘッ
ドランプにおけるエーミングスクリューの支持構造であ
り、螺軸部を有しその先端部がヘッドランプユニットに
回転不能な状態で連結されたエーミングスクリューと、
ランプハウジングの背面に対向した面にギヤ歯を有する
ギヤ部を後端寄りの部分に有しエーミングスクリューの
螺軸部と螺合すると共に前端寄りの部分の周面に凹条を
有するギヤシャフトと、ランプハウジングの背面壁の上
記ギヤシャフトが挿通されるシャフト挿通孔の開口縁か
ら後方へ向けて突設された円筒状の支持壁と、ランプハ
ウジングの背面壁の上記ギヤシャフト支持壁を囲む位置
から後方へ向けて突設されると共にその下部に異物排出
用切欠を有する防護壁と、上記防護壁の上部に形成され
たドライバー挿入用切欠と、該ドライバー挿入用切欠の
両側縁から上方へ突設されたドライバー支持壁と、該ド
ライバー支持壁の上端から延設され上方へ行くに従って
互いに離間する方向に傾斜したドライバー案内壁と、上
記ドライバー案内壁の後端間を連結するように形成され
たドライバー倒れ防止壁と、上記シャフト挿通孔の開口
縁から前方へ向けて突設されたシャフト保持壁とを備
え、上記ギヤシャフトをランプハウジングの背面壁の背
面側から上記ギヤシャフト支持壁、シャフト挿通孔、シ
ャフト保持壁の順に挿通しシャフト保持壁の直ぐ前側に
位置した凹条にファスナーを係合させてギヤシャフトを
ランプハウジングに回転可能に支持させ、上方からドラ
イバー案内壁及びドライバー支持壁を経てドライバー挿
入用切欠から挿入したプラスドライバーの先端部を上記
ギヤ部のギヤ歯に係合させかつ該プラスドライバーを回
転させることによってギヤシャフトを回転させて上記ヘ
ッドランプユニットを傾動させるようにしたものである
【0016】
【作用】従って、本発明自動車用ヘッドランプにおける
エーミングスクリューの支持構造にあっては、エーミン
グ操作をするためのプラスドライバーはランプハウジン
グと一体のドライバー支持壁によって支持されるため
に、その支持が安定し、また、強度的にも優れていて、
プラスドライバーを力を入れて操作しても、ドライバー
支持壁等が破損する惧はない。
【0017】また、ギヤシャフトの支持、プラスドライ
バーの案内と支持、ギヤ部の保護等のために必要な部分
が全てランプハウジングと一体に形成されているため、
部品点数が少なく、かつ、組付工数も低減する。
【0018】更に、ギヤシャフトの支持はランプハウジ
ングと一体の部分によって為されるため、その支持強度
が強いという利点を有する。
【0019】更にまた、ギヤシャフトを保護するための
防護壁にはその下部に異物排出用切欠が形成されている
ので、防護壁の内側に異物が侵入しても、該異物は上記
異物排出用切欠から排出されるので異物によってギヤシ
ャフトの回転が阻害されることはない。
【0020】
【実施例】以下に、本発明自動車用ヘッドランプにおけ
るエーミングスクリューの支持構造の詳細を図示した実
施例に従って説明する。
【0021】図中1は自動車の図示しない車体に固定さ
れるランプハウジングであり、2はその背面壁である。
【0022】3はヘッドランプユニットであり、ランプ
ボデイ4と該ランプボデイ4の前面開口を覆うレンズ5
とによって形成された空間6内に図示しない光源バルブ
が配置されて成り、該ヘッドランプユニット3は上記ラ
ンプハウジング1内に1の図示しない回動支点部と2つ
の間隔調整部とによって傾動可能に支持されている。
【0023】しかして、間隔調整部の一方におけるラン
プハウジング1とヘッドランプユニット3との間の間隔
を変化させることによって、ヘッドランプユニット3は
残りの間隔調整部と回動支点部とを結ぶ線を回動軸とし
て回動することになる。
【0024】そして、上記間隔調整部に本発明自動車用
ヘッドランプにおけるエーミングスクリューの支持構造
が適用されている。
【0025】7が一の間隔調整部である。尚、もう一つ
の間隔調整部もこの間隔調整部7と殆ど同じ構造を有し
ているので、その図示及び説明を省略する。
【0026】8はランプハウジング1の背面壁2に形成
されたシャフト挿通孔であり、後述するギヤシャフトが
挿通されるものである。
【0027】そして、シャフト挿通孔8の開口縁から前
方へ向けてシャフト保持壁9が、また、後方へ向けて円
筒状のギヤシャフト支持壁10がそれぞれ突設されてい
る。
【0028】ギヤシャフト支持壁10の後端面には放射
方向に延びる浅い凹条11、11、・・・が形成されて
いる。また、該ギヤシャフト支持壁10の外周面の上端
部には後方から見てほぼ底が平らなV字状をした凹部1
2が形成されている。
【0029】13はランプハウジング1の背面壁2の後
面のうち上記ギヤシャフト支持壁10をこれとやや離間
して囲む位置から後方へ向けて突設された防護壁であ
り、該防護壁13の下端部には異物排出用切欠14が形
成され、また、上端部にはドライバー挿入用切欠15が
形成されている。
【0030】上記防護壁13のドライバー挿入用切欠1
5の両側縁からは上方へ向けてドライバー支持壁16、
16がほぼ平行に突設され、そして、該ドライバー支持
壁16、16の上端からはドライバー案内壁17、17
が上方へ行くに従って互いに離間して行くように傾斜し
て突設されている。更に、ドライバー案内壁17、17
の後端間を連結するようにドライバー倒れ防止壁18が
形成されている。
【0031】19はギヤシャフトであり、ほぼ円筒状を
為し螺孔20を有する主部21と該主部21の後端から
外方へ一体に突出したクラウンギヤ部22が一体に形成
されて成る。
【0032】クラウンギヤ部22はランプハウジング1
の背面壁2に対向した面の周縁から前方へ突出したギヤ
形成縁23を有し、該ギヤ形成縁23の前面にギヤ歯2
4、24、・・・が形成されている。そして、クラウン
ギヤ部22の前面のうちギヤ形成縁23より内側の部分
には放射方向に延びる突条25、25、・・・が形成さ
れている。
【0033】また、ギヤシャフト19の主部21の外周
面の前端部には周方向に環状に延びる係合凹溝26が形
成されている。
【0034】27はファスナーであり、合成樹脂、例え
ば、ナイロン66で形成されほぼ環状を為している。フ
ァスナー27の中心部には嵌挿孔28が形成されてお
り、該嵌挿孔28は径が一様な前半部28aと後端に行
くに従い拡径した後半部28bとから成り、前半部28
aの内径は上記ギヤシャフト19の係合凹溝26の外径
とほぼ同じに形成され、後半部28bの最も径が大きい
部分の内径はギヤシャフト19の主部21の外径とほぼ
同じか僅かに大きく形成されている。
【0035】ファスナー27の外周の等間隔に離間した
4つの箇所には突片29、29、・・・が外方へ向かっ
て突設されている。そして、ファスナー27の内周面の
うち上記突片39、39、・・・の周方向における中央
に対応した箇所には半径方向に延びるスリット30、3
0、・・・が形成されており、そして、これらスリット
30、30、・・・の奥端は軸方向から見て半円形を為
すように形成されている。
【0036】更に、ファスナー27の外周の突片39、
39、・・・の各間の位置から外方へ向かって突出しか
つ先端に行くに従ってやや後方へ向かって傾斜した弾接
片31、31、・・・が形成されている。
【0037】しかして、上記ギヤシャフト19はランプ
ハウジング1の背面壁2の背面側からその主部21がギ
ヤシャフト支持壁10、シャフト挿通孔8、シャフト保
持壁9の順に挿通され、その係合凹溝26がシャフト保
持壁9の前端の直ぐ前側に位置される。
【0038】そこで、ファスナー27をギヤシャフト1
9にその前端から外嵌して係合凹溝26に係合させる。
この時、ファスナー27の内縁には4本のスリット3
0、30、・・・が形成されているので、その内径より
太い箇所を通過する時は外側が後方へ変位するように撓
んで実質的に内径が拡大して係合凹溝26に係合させる
ことができる。
【0039】そして、このようにファスナー27がギヤ
シャフト19の係合凹溝26に係合すると、ファスナー
27の弾接片31、31、・・・がランプハウジング1
のシャフト保持壁9の前面に弾接することになる。
【0040】このようにして、ギヤシャフト19はラン
プハウジング1の背面壁2に回転可能に支持される。そ
して、その支持は単にシャフト挿通孔8だけでなく、シ
ャフト保持壁9及びギヤシャフト支持壁10によっても
為され、極めて安定した状態となる。
【0041】また、ファスナー27の弾接片31、3
1、・・・がシャフト保持壁9の前面に弾接することに
よってギヤシャフト19が前方への移動力を受け、クラ
ウンギヤ部22の前面に形成された突条25、25、・
・・がギヤシャフト支持壁10の後端面に形成された凹
条11、11、・・・と噛み合ってギヤシャフト19を
その回転方向において所定の位置にクリックストップさ
せることになる。
【0042】32はエーミングスクリューであり、その
大部分を成す螺軸部33と該螺軸部33の前端に形成さ
れた球状部34と該球状部34の前端から突設された板
状をしたストッパ片35と上記螺軸部33の後端に形成
された横断面で六角形をした頭部36とが一体に形成さ
れて成る。
【0043】そして、このようなエーミングスクリュー
32はその螺軸部33が上記ギヤシャフト19の主部2
1の螺孔20に螺合される。
【0044】37は上記ヘッドランプユニット3のラン
プボデイ4に支持された合成樹脂製のナットであり、後
面に開口した球状の凹部38と該球状凹部38の前端に
連続して形成された平板状の係止凹部39を有してい
る。
【0045】しかして、上記したエーミングスクリュー
32の球状部34はナット37の球状凹部38に嵌合さ
れ、かつ、エーミングスクリュー32のストッパ片35
がナット37の係止凹部39に係合される。そして、ナ
ット37の係止凹部39はエーミングスクリュー32の
ストッパ片35よりやや大き目に形成されており、その
ため、エーミングスクリュー32はストッパ片35が係
止凹部39内で移動できる範囲で球状部34を回動中心
として僅かに回動することができるが、ヘッドランプユ
ニット3に対して基本的に回転不能とされている。
【0046】しかして、ヘッドランプユニット3のエー
ミング調整は、以下のようにして為される。
【0047】40はプラスドライバーであり、該プラス
ドライバー40の先端部41を上方から防護壁13に囲
まれた範囲に挿入して該先端部41をギヤシャフト19
のクラウンギヤ部22のギヤ歯24と噛合させる。
【0048】この時、プラスドライバー40の先端部4
1はランプハウジング1の背面壁2に一体に形成された
ドライバー案内壁17、17に案内されてドライバー支
持壁16、16間に導かれ、更に、ドライバー挿入用切
欠15を通って防護壁13の内側に達する。そして、プ
ラスドライバー40の先端はギヤシャフト支持壁10の
上面に形成された凹部12内に位置し、かつ、先端部4
1のやや上の部分がドライバー支持壁16、16によっ
て、更にその上の部分がドライバー倒れ防止壁18によ
って、それぞれその位置を規制されるため、その姿勢が
安定に保たれる。
【0049】そこで、プラスドライバー40を回転させ
ると、先ず、ギヤシャフト19のクラウンギヤ部22に
これを後方へ移動させようとする力が加わるので、ファ
スナー27の弾接片31、31、・・・が撓んでギヤシ
ャフト19が僅かに後方へ移動して、その突条25、2
5、・・・とギヤシャフト支持壁10の凹条11、1
1、・・・との噛み合いが解かれる。
【0050】そして、更にプラスドライバー40を回転
させると、その先端部41によってクラウンギヤ部22
のギヤ歯24、24、・・・が送られてギヤシャフト1
9が回転される。そして、ギヤシャフト19が回転され
ても、エーミングスクリュー32は回転不能にされてい
るので、ギヤシャフト19の螺孔20と噛合している螺
軸部33が送られて、従って、エーミングスクリュー3
2がギヤシャフト19の回転方向に応じて前方へ又は後
方へ移動される。これによって、当該間隔調整部7にお
けるヘッドランプユニット3とランプハウジング1の背
面壁2との間の間隔が変化され、図示しない回動支点部
ともう一つの間隔調整部とを結ぶ線を回動軸としてヘッ
ドランプユニット3が回動されることになる。これによ
って、エーミング調整、即ち、自動車用ヘッドランプの
照射軸の調整が為される。
【0051】上記自動車用ヘッドランプにおけるエーミ
ングスクリューの支持構造にあっては、ギヤ部22を保
護する防護壁13及びプラスドライバー40を案内する
ドライバー案内壁17、17及びその姿勢を保つための
ドライバー支持壁16、16やドライバー倒れ防止壁1
8がランプハウジング1と一体に形成されているため、
従来のものに比して部品点数が少なく、従ってその組付
工数も少なくなる。
【0052】また、エーミング調整時に大きな力がかか
るドライバー支持壁16、16及びドライバー倒れ防止
壁18がランプハウジング1と一体に形成されているた
め、強度が大きく、これら部分が破損したり、あるい
は、プラスドライバー40の姿勢が狂ったりすることが
ない。
【0053】更に、ギヤシャフト19の支持もランプハ
ウジング1に一体に形成されたシャフト保持壁9及びギ
ヤシャフト支持壁10によって為されるので、その支持
が強固であり、ギヤシャフト19の動作が安定する。
【0054】更にまた、防護壁13にはその下端部に異
物排出用切欠14が形成されているので、防護壁13で
囲まれた部分に異物が侵入しても、該異物は異物排出用
切欠14から排出され、ギヤシャフト19の回転の妨げ
となることがない。
【0055】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明自動車用ヘッドランプにおけるエーミングス
クリューの支持構造は、ランプハウジング内にヘッドラ
ンプユニットが傾動可能に支持された自動車用ヘッドラ
ンプにおけるエーミングスクリューの支持構造であり、
螺軸部を有しその先端部がヘッドランプユニットに回転
不能な状態で連結されたエーミングスクリューと、ラン
プハウジングの背面に対向した面にギヤ歯を有するギヤ
部を後端寄りの部分に有しエーミングスクリューの螺軸
部と螺合すると共に前端寄りの部分の外周面に凹条を有
するギヤシャフトと、ランプハウジングの背面壁の上記
ギヤシャフトが挿通されるシャフト挿通孔の開口縁から
後方へ向けて突設された円筒状のギヤシャフト支持壁
と、ランプハウジングの背面壁の上記ギヤシャフト支持
壁を囲む位置から後方へ向けて突設されると共にその下
部に異物排出用切欠を有する防護壁と、上記防護壁の上
部に形成されたドライバー挿入用切欠と、該ドライバー
挿入用切欠の両側縁から上方へ突設されたドライバー支
持壁と、該ドライバー支持壁の上端から延設され上方へ
行くに従って互いに離間する方向に傾斜したドライバー
案内壁と、上記ドライバー案内壁の後端間を連結するよ
うに形成されたドライバー倒れ防止壁と、上記シャフト
挿通孔の開口縁から前方へ向けて突設されたシャフト保
持壁とを備え、上記ギヤシャフトをランプハウジングの
背面壁の背面側から上記ギヤシャフト支持壁、シャフト
挿通孔、シャフト保持壁の順に挿通し、シャフト保持壁
の直ぐ前側に位置した凹条にファスナーを係合させてギ
ヤシャフトをランプハウジングに回転可能に支持させ、
上方からドライバー案内壁及びドライバー支持壁を経て
ドライバー挿入用切欠から挿入したプラスドライバーの
先端部を上記ギヤ部のギヤ歯に係合させかつ該プラスド
ライバーを回転させることによってギヤシャフトを回転
させて上記ヘッドランプユニットを傾動させるようにし
たことを特徴とする。
【0056】従って、本発明自動車用ヘッドランプにお
けるエーミングスクリューの支持構造にあっては、エー
ミング操作をするためのプラスドライバーはランプハウ
ジングと一体のドライバー支持壁によって支持されるた
めに、その支持が安定し、また、強度的にも優れてい
て、プラスドライバーを力を入れて操作しても、ドライ
バー支持壁が破損する惧はない。
【0057】また、ギヤシャフトの支持、プラスドライ
バーの案内と支持、ギヤ部の保護等のために必要な部分
が全てランプハウジングと一体に形成されているため、
部品点数が少なく、かつ、組付工数も低減する。
【0058】更に、ギヤシャフトの支持はランプハウジ
ングと一体の部分によって為されるため、その支持強度
が強いという利点を有する。
【0059】更にまた、ギヤシャフトを保護するための
防護壁にはその下部に異物排出用切欠が形成されている
ので、防護壁の内側に異物が侵入しても、該異物は上記
異物排出用切欠から排出されるので異物によってギヤシ
ャフトの回転が阻害されることはない。
【0060】尚、上記した実施例に示した各部の形状及
び構造は、何れも本発明を実施するに際しての具体化の
ほんの一例を示したものにすぎず、これらによって、本
発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあっては
ならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図5と共に本発明自動車用ヘッドラン
プにおけるエーミングスクリューの支持構造の実施の一
例を示すものであり、本図は自動車用ヘッドランプ装置
を示す概略断面図である。
【図2】要部の拡大断面図である。
【図3】要部の拡大分解斜視図である。
【図4】要部を一部切り欠いて示す拡大分解斜視図であ
る。
【図5】エーミング調整をしている状態を示す要部の拡
大断面図である。
【図6】従来の自動車用ヘッドランプにおけるエーミン
グスクリューの支持構造の一例を示す要部の拡大断面図
である。
【符号の説明】
1 ランプハウジング 2 背面壁 3 ヘッドランプユニット 8 シャフト挿通孔 9 シャフト保持壁 10 ギヤシャフト支持壁 13 防護壁 14 異物排出用切欠 15 ドライバー挿入用切欠 16 ドライバー支持壁 17 ドライバー案内壁 18 ドライバー倒れ防止壁 19 ギヤシャフト 22 クラウンギヤ部(ギヤ部) 24 ギヤ歯 26 係合凹溝(凹条) 27 ファスナー 32 エーミングスクリュー 33 螺軸部 40 プラスドライバー 41 先端部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランプハウジング内にヘッドランプユニ
    ットが傾動可能に支持された自動車用ヘッドランプにお
    けるエーミングスクリューの支持構造であり、螺軸部を
    有しその先端部がヘッドランプユニットに回転不能な状
    態で連結されたエーミングスクリューと、ランプハウジ
    ングの背面に対向した面にギヤ歯を有するギヤ部を後端
    寄りの部分に有しエーミングスクリューの螺軸部と螺合
    すると共に前端寄りの部分の外周面に凹条を有するギヤ
    シャフトと、ランプハウジングの背面壁の上記ギヤシャ
    フトが挿通されるシャフト挿通孔の開口縁から後方へ向
    けて突設された円筒状のギヤシャフト支持壁と、ランプ
    ハウジングの背面壁の上記ギヤシャフト支持壁を囲む位
    置から後方へ向けて突設されると共にその下部に異物排
    出用切欠を有する防護壁と、上記防護壁の上部に形成さ
    れたドライバー挿入用切欠と、該ドライバー挿入用切欠
    の両側縁から上方へ突設されたドライバー支持壁と、該
    ドライバー支持壁の上端から延設され上方へ行くに従っ
    て互いに離間する方向に傾斜したドライバー案内壁と、
    上記ドライバー案内壁の後端間を連結するように形成さ
    れたドライバー倒れ防止壁と、上記シャフト挿通孔の開
    口縁から前方へ向けて突設されたシャフト保持壁とを備
    え、上記ギヤシャフトをランプハウジングの背面壁の背
    面側から上記ギヤシャフト支持壁、シャフト挿通孔、シ
    ャフト保持壁の順に挿通し、シャフト保持壁の直ぐ前側
    に位置した凹条にファスナーを係合させてギヤシャフト
    をランプハウジングに回転可能に支持させ、上方からド
    ライバー案内壁及びドライバー支持壁を経てドライバー
    挿入用切欠から挿入したプラスドライバーの先端部を上
    記ギヤ部のギヤ歯に係合させかつ該プラスドライバーを
    回転させることによってギヤシャフトを回転させて上記
    ヘッドランプユニットを傾動させるようにしたことを特
    徴とする自動車用ヘッドランプにおけるエーミングスク
    リューの支持構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016168885A (ja) * 2015-03-11 2016-09-23 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明装置、移動体及び支持体

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