JPH08224855A - 印刷装置 - Google Patents
印刷装置Info
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- JPH08224855A JPH08224855A JP7032289A JP3228995A JPH08224855A JP H08224855 A JPH08224855 A JP H08224855A JP 7032289 A JP7032289 A JP 7032289A JP 3228995 A JP3228995 A JP 3228995A JP H08224855 A JPH08224855 A JP H08224855A
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- Japan
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- ink
- roll
- fountain
- level
- printing
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- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 インク壺内のインク濃度の変化を極力なく
し、長時間にわたって長尺物への鮮明な印刷を施すこと
ができる印刷装置を提供することを目的とする。 【構成】 インク壺２内の底面が上記インクロール３の
周面に対応する曲面とされ、この曲面部分の底面とイン
クロールとの間隙はインクロールの回転に支障がない程
度に極力小さくされ、インク壺２内のインクロール３か
ら隔てられた位置にインクのレベルを関知するレベルセ
ンサー７が設置され、インク壺２内のインクの液面が設
定レベル以上に上昇したことを関知するとインクの供給
を停止するインク供給手段が設けられている。
し、長時間にわたって長尺物への鮮明な印刷を施すこと
ができる印刷装置を提供することを目的とする。 【構成】 インク壺２内の底面が上記インクロール３の
周面に対応する曲面とされ、この曲面部分の底面とイン
クロールとの間隙はインクロールの回転に支障がない程
度に極力小さくされ、インク壺２内のインクロール３か
ら隔てられた位置にインクのレベルを関知するレベルセ
ンサー７が設置され、インク壺２内のインクの液面が設
定レベル以上に上昇したことを関知するとインクの供給
を停止するインク供給手段が設けられている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、特に長尺のプラスチッ
ク押出成形品等、移送されている物体の表面に連続的に
印刷を施すのに好適な印刷装置に関する。
ク押出成形品等、移送されている物体の表面に連続的に
印刷を施すのに好適な印刷装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】合成樹脂製の管、雨樋、床材等の長尺の
合成樹脂押出成形品の表面には、規格、サイズ、商品
名、製造者名、ロット番号等の重要な事項が印刷により
表示されている。そして、長尺の合成樹脂押出成形品
は、その押出成形時に長手方向に移送される途上に印刷
が施されることが多い。
合成樹脂押出成形品の表面には、規格、サイズ、商品
名、製造者名、ロット番号等の重要な事項が印刷により
表示されている。そして、長尺の合成樹脂押出成形品
は、その押出成形時に長手方向に移送される途上に印刷
が施されることが多い。
【０００３】このような印刷は、通常、図３に示すよう
に、インク壺ａからインクロールｂで掬ったインクをド
クターナイフｃで均一に掻き取って、タイプホイールｄ
に固定された金属製の版に塗着し、次いで版に塗着した
インクをゴム等の弾性材よりなる転写ロールｅの表面に
転写し、更に転写ロールｅをその周速と同じ線速度で移
動する長尺物Ｔの表面に圧接してインクを転写して印刷
するという印刷装置によって行われている。
に、インク壺ａからインクロールｂで掬ったインクをド
クターナイフｃで均一に掻き取って、タイプホイールｄ
に固定された金属製の版に塗着し、次いで版に塗着した
インクをゴム等の弾性材よりなる転写ロールｅの表面に
転写し、更に転写ロールｅをその周速と同じ線速度で移
動する長尺物Ｔの表面に圧接してインクを転写して印刷
するという印刷装置によって行われている。
【０００４】このような印刷装置において、インク壺ａ
へのインクの供給は、人手によって行われる他、図示の
とおり、インク壺ａ内のインクの液面の位置をレベルセ
ンサーｆで検出し、インクの液面が一定以下に下降した
時に信号を発し、その信号によってインクを自動的に供
給するという方法で行われている。
へのインクの供給は、人手によって行われる他、図示の
とおり、インク壺ａ内のインクの液面の位置をレベルセ
ンサーｆで検出し、インクの液面が一定以下に下降した
時に信号を発し、その信号によってインクを自動的に供
給するという方法で行われている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来はイン
ク壺ａの角隅部等ではインクが停滞し易く、この停滞し
たインクは揮発成分が揮発拡散してインク濃度がばらつ
き、インクロールｂ、タイプホイールｄや転写ロールｅ
へのインクの塗着や転写が十分に行われず、長尺物Ｔの
表面への鮮明な印刷ができなくなるという問題があっ
た。
ク壺ａの角隅部等ではインクが停滞し易く、この停滞し
たインクは揮発成分が揮発拡散してインク濃度がばらつ
き、インクロールｂ、タイプホイールｄや転写ロールｅ
へのインクの塗着や転写が十分に行われず、長尺物Ｔの
表面への鮮明な印刷ができなくなるという問題があっ
た。
【０００６】本発明は、上記の点に鑑み、インク壺内の
インク濃度の変化を極力なくし、長時間にわたって長尺
物への鮮明な印刷を施すことができる印刷装置を提供す
ることを目的としてなされたものである。
インク濃度の変化を極力なくし、長時間にわたって長尺
物への鮮明な印刷を施すことができる印刷装置を提供す
ることを目的としてなされたものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の印刷装置は、イ
ンク壺からインクロールで掬ったインクをタイプホイー
ルの版面に塗着し、版面に塗着されたインクを転写ロー
ルの表面に転写し、転写ロールをその周速と同じ周速度
で移動する被印刷物の表面に圧設してインクを転写する
ことによって被印刷物の表面に印刷を施す印刷装置であ
って、インク壺内の底面が上記インクロールの周面に対
応する曲面とされ、この曲面部分とインクロールとの間
隙はインクロールの回転に支障がない程度に極力小さく
され、インク壺内のインクロールから隔てられた位置に
インクのレベルを感知するレベルセンサーが設置され、
インク壺内のインクの液面が設定レベル以上に上昇した
ことを感知するとインクの供給を停止するインク供給手
段が設けられていることを特徴とするもであり、このこ
とにより上記目的が達成される。
ンク壺からインクロールで掬ったインクをタイプホイー
ルの版面に塗着し、版面に塗着されたインクを転写ロー
ルの表面に転写し、転写ロールをその周速と同じ周速度
で移動する被印刷物の表面に圧設してインクを転写する
ことによって被印刷物の表面に印刷を施す印刷装置であ
って、インク壺内の底面が上記インクロールの周面に対
応する曲面とされ、この曲面部分とインクロールとの間
隙はインクロールの回転に支障がない程度に極力小さく
され、インク壺内のインクロールから隔てられた位置に
インクのレベルを感知するレベルセンサーが設置され、
インク壺内のインクの液面が設定レベル以上に上昇した
ことを感知するとインクの供給を停止するインク供給手
段が設けられていることを特徴とするもであり、このこ
とにより上記目的が達成される。
【０００８】本発明において、レベルセンサーは、電気
抵抗の変化によって測定する方式のもの、電気容量の変
化によって測定する方式のもの、光学的測定方式のも
の、駆動トルクの変化によって測定する方式のもの等が
あげられる。
抵抗の変化によって測定する方式のもの、電気容量の変
化によって測定する方式のもの、光学的測定方式のも
の、駆動トルクの変化によって測定する方式のもの等が
あげられる。
【０００９】インク供給手段としては、ポンプで圧送す
るもの、圧縮空気によってインクの液面を押し上げるも
の、高置タンクに貯溜し、落差を利用して自然落下せさ
るもの等があげられる。なお、インク供給手段には、必
要に応じ起動・停止させるための制御機器、弁等の開閉
手段、操作回路等が備えられる。
るもの、圧縮空気によってインクの液面を押し上げるも
の、高置タンクに貯溜し、落差を利用して自然落下せさ
るもの等があげられる。なお、インク供給手段には、必
要に応じ起動・停止させるための制御機器、弁等の開閉
手段、操作回路等が備えられる。
【００１０】
【作用】本発明の印刷装置においては、インク壺内の底
面が上記インクロールの周面に対応する曲面とされ、こ
の曲面部分の底面とインクロールとの間隙はインクロー
ルの回転に支障がない程度に極力小さくされているの
で、回転するインクロールによってインクは攪拌され、
インクの停滞はなくなり、インク濃度が変化せず、イン
ク濃度が均一に保たれる。従って、インクロール、タイ
プホイールや転写ロールへのインクの塗着や転写が長時
間にわたって均一且つ確実に行われる。
面が上記インクロールの周面に対応する曲面とされ、こ
の曲面部分の底面とインクロールとの間隙はインクロー
ルの回転に支障がない程度に極力小さくされているの
で、回転するインクロールによってインクは攪拌され、
インクの停滞はなくなり、インク濃度が変化せず、イン
ク濃度が均一に保たれる。従って、インクロール、タイ
プホイールや転写ロールへのインクの塗着や転写が長時
間にわたって均一且つ確実に行われる。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の印刷装置の実施例について、
図面を参照して説明する。
図面を参照して説明する。
【００１２】図１は本発明実施例の構成及び合成樹脂管
押出ラインにおける使用態様を示す模式図、図２は図１
の主要部の拡大説明図である。
押出ラインにおける使用態様を示す模式図、図２は図１
の主要部の拡大説明図である。
【００１３】図１に示すように、印刷装置１は、インク
壺２、インク壺２内に回転可能に設置されたインクロー
ル３、インクロール３で掬ったインクを均一に掻き取る
ドクターナイフ４、表面に金属製等の版が固定されて版
面がインクロール３に接触して回転するタイプロール
５、タイプホイール上の版面に接触して回転するゴム等
の弾性材よりなる転写ロール６を備えている。
壺２、インク壺２内に回転可能に設置されたインクロー
ル３、インクロール３で掬ったインクを均一に掻き取る
ドクターナイフ４、表面に金属製等の版が固定されて版
面がインクロール３に接触して回転するタイプロール
５、タイプホイール上の版面に接触して回転するゴム等
の弾性材よりなる転写ロール６を備えている。
【００１４】インク壺２は、その内底面が、図１及び図
２から明らかなとおり、インクロール３の周面に対応す
る曲面とされ、この曲面部分の底面とインクロールとの
間隙はインクロール３の回転に支障がない程度に極力小
さくされている。
２から明らかなとおり、インクロール３の周面に対応す
る曲面とされ、この曲面部分の底面とインクロールとの
間隙はインクロール３の回転に支障がない程度に極力小
さくされている。
【００１５】また、印刷装置１は、インク壺２内にイン
クの液面を検出するレベルセンサー７と、インク壺２の
下方にインクを貯留するためのインク溜め８を有し、イ
ンク壺２とインク溜め８とを連結して、インクの供給路
と排出路を兼ねた連結管９を備えている。そして、この
インク溜め８と連結管９とがインク供給手段を構成する
ことになる。
クの液面を検出するレベルセンサー７と、インク壺２の
下方にインクを貯留するためのインク溜め８を有し、イ
ンク壺２とインク溜め８とを連結して、インクの供給路
と排出路を兼ねた連結管９を備えている。そして、この
インク溜め８と連結管９とがインク供給手段を構成する
ことになる。
【００１６】レベルセンサー７は、インク壺２のインク
ロール３から離れた位置に設けられた張出し部２１に設
置されている。このレベルセンサーは２本の感知部７１
を有し、感知部７１が導電性を有する液体に触れると、
両感知部７１間に電流が流れ、液体の存在が検知される
ものとなっている。また、張出し部２１の底部には、レ
ベルセンサー７の感知部７１の下端位置（Ｌ1 面))より
低い位置（Ｌ2 面）に、前記連結管９の上端開口部９１
が開口している。
ロール３から離れた位置に設けられた張出し部２１に設
置されている。このレベルセンサーは２本の感知部７１
を有し、感知部７１が導電性を有する液体に触れると、
両感知部７１間に電流が流れ、液体の存在が検知される
ものとなっている。また、張出し部２１の底部には、レ
ベルセンサー７の感知部７１の下端位置（Ｌ1 面))より
低い位置（Ｌ2 面）に、前記連結管９の上端開口部９１
が開口している。
【００１７】インク溜め８は、インク溜め本体８１と密
閉式の蓋８２よりなり、前記連結管９は蓋８２を貫通
し、その下端がインクの液面下に達している。また、蓋
８２を貫通して圧縮空気送気管１０がインクの液面上の
空間に導かれ、圧縮空気送気管１０の途中に電磁弁１１
が設けられている。更に、蓋８２には圧縮空気送気管１
０より断面積の小さい排気孔１２が穿設されている。
閉式の蓋８２よりなり、前記連結管９は蓋８２を貫通
し、その下端がインクの液面下に達している。また、蓋
８２を貫通して圧縮空気送気管１０がインクの液面上の
空間に導かれ、圧縮空気送気管１０の途中に電磁弁１１
が設けられている。更に、蓋８２には圧縮空気送気管１
０より断面積の小さい排気孔１２が穿設されている。
【００１８】また、インク溜め８には、電磁弁式攪拌機
（マグネチックスターラー）１５が設けられ、インクが
固まるのを防いでいる。即ち、インク溜め本体８１内の
底部に磁石付きの攪拌羽１５１が封入され、インク溜め
本体８１の底部下方に回転磁場発生装置１５２が設置さ
れていて、通電により回転磁場発生装置１５２から回転
磁場が発生し、それによって攪拌羽根１５１が回転して
インクが攪拌されるのである。
（マグネチックスターラー）１５が設けられ、インクが
固まるのを防いでいる。即ち、インク溜め本体８１内の
底部に磁石付きの攪拌羽１５１が封入され、インク溜め
本体８１の底部下方に回転磁場発生装置１５２が設置さ
れていて、通電により回転磁場発生装置１５２から回転
磁場が発生し、それによって攪拌羽根１５１が回転して
インクが攪拌されるのである。
【００１９】次に、上記印刷装置１の作動について説明
する。図１において、図示しない押出機で押出され、図
示しない引取機によって左から右方へ移送される合成樹
脂管Ｐの外面に、引取機の後方（但し前方でもよい）に
設置された印刷装置１によって必要な印刷が施される。
即ち、転写ロール６を合成樹脂管Ｐの上面に接触させる
と、転写ロール６は移送される合成樹脂管Ｐによって駆
動され、転写ロール６と接触しているタイプホイール
５、タイプホイール５と接触しているインクロール３が
同時に回転する。その結果、インク壺２内のインクはイ
ンクロール３に付着して掬い上げられ、ドクターナイフ
４によって適正塗布量に掻き取られ、タイプホイール５
に固定されている版面に塗着され、更に転写ロール６に
転写され、この転写ロール６が合成樹脂管Ｐの外面に圧
接して印刷が施される。
する。図１において、図示しない押出機で押出され、図
示しない引取機によって左から右方へ移送される合成樹
脂管Ｐの外面に、引取機の後方（但し前方でもよい）に
設置された印刷装置１によって必要な印刷が施される。
即ち、転写ロール６を合成樹脂管Ｐの上面に接触させる
と、転写ロール６は移送される合成樹脂管Ｐによって駆
動され、転写ロール６と接触しているタイプホイール
５、タイプホイール５と接触しているインクロール３が
同時に回転する。その結果、インク壺２内のインクはイ
ンクロール３に付着して掬い上げられ、ドクターナイフ
４によって適正塗布量に掻き取られ、タイプホイール５
に固定されている版面に塗着され、更に転写ロール６に
転写され、この転写ロール６が合成樹脂管Ｐの外面に圧
接して印刷が施される。
【００２０】前記したとおり、インク壺内の底面がイン
クロールの周面に対応する曲面とされ、その底面とイン
クロールとの間隙はインクロールの回転に支障がない程
度に極力小さくされているので、インクは回転するイン
クロールによって攪拌されてインクの停滞はなくなり、
インク濃度が変化せず、インク濃度は均一に保たれる。
従って、インクロール、タイプホイールや転写ロールへ
のインクの塗着や転写が長時間にわたって均一且つ確実
に行われ、合成樹脂管Ｐの外面に鮮明な印刷が施され
る。
クロールの周面に対応する曲面とされ、その底面とイン
クロールとの間隙はインクロールの回転に支障がない程
度に極力小さくされているので、インクは回転するイン
クロールによって攪拌されてインクの停滞はなくなり、
インク濃度が変化せず、インク濃度は均一に保たれる。
従って、インクロール、タイプホイールや転写ロールへ
のインクの塗着や転写が長時間にわたって均一且つ確実
に行われ、合成樹脂管Ｐの外面に鮮明な印刷が施され
る。
【００２１】印刷によるインクの消費と、連結管９の上
端開口部９１が感知部７１の下端位置（Ｌ1 面）より低
い位置（Ｌ2 面）にあることにより、インクの供給が止
まっている間は、インクは連結管９を通ってインク溜め
８に排出されることになり、そのことによりインク壺２
内のインクが減少する。
端開口部９１が感知部７１の下端位置（Ｌ1 面）より低
い位置（Ｌ2 面）にあることにより、インクの供給が止
まっている間は、インクは連結管９を通ってインク溜め
８に排出されることになり、そのことによりインク壺２
内のインクが減少する。
【００２２】このようにインクが減少し、インク液面が
設定レベルＬ1 以下に低下すると、レベルセンサー７の
感知部７１に電流が流れなくなり、それによって供給制
御回路の判断部１３が信号を発してタイマーを起動し、
予め設定された時間経過後に調整部１４からの信号によ
り電磁弁１１を開く。すると、図示していない圧縮空気
源から圧縮空気送気管１０を通って圧縮空気がインク溜
め８内に送られ、インク液面に圧力がかかるので、イン
ク溜め８内のインクは連結管９を通って押し上げられ、
上端開口部９１からインク壺２に流入して供給される。
なお、圧縮空気の一部は排気孔１２からインク溜め８外
へ排出されるが、排気孔１２の断面積は圧縮空気管１０
の断面積より小さいので、電磁弁１１が開弁している間
は、インク溜め８内は加圧状態が保たれる。
設定レベルＬ1 以下に低下すると、レベルセンサー７の
感知部７１に電流が流れなくなり、それによって供給制
御回路の判断部１３が信号を発してタイマーを起動し、
予め設定された時間経過後に調整部１４からの信号によ
り電磁弁１１を開く。すると、図示していない圧縮空気
源から圧縮空気送気管１０を通って圧縮空気がインク溜
め８内に送られ、インク液面に圧力がかかるので、イン
ク溜め８内のインクは連結管９を通って押し上げられ、
上端開口部９１からインク壺２に流入して供給される。
なお、圧縮空気の一部は排気孔１２からインク溜め８外
へ排出されるが、排気孔１２の断面積は圧縮空気管１０
の断面積より小さいので、電磁弁１１が開弁している間
は、インク溜め８内は加圧状態が保たれる。
【００２３】インクが供給されると、インク壺２内のイ
ンク液面が上昇し、設定レベルＬ1に達するとレベルセ
ンサー7 の感知部７１に電流が流れると、供給制御回路
の判断部１３が設定レベルに達したことを判断し、それ
によって調整部１４は電磁弁１１の操作電流を切って電
磁弁１１を閉じる。その結果、インクの供給が止まる。
インクの供給と止まると、前記したとおり、インクは連
結管９を通ってインク溜め８に排出されるようになる。
ンク液面が上昇し、設定レベルＬ1に達するとレベルセ
ンサー7 の感知部７１に電流が流れると、供給制御回路
の判断部１３が設定レベルに達したことを判断し、それ
によって調整部１４は電磁弁１１の操作電流を切って電
磁弁１１を閉じる。その結果、インクの供給が止まる。
インクの供給と止まると、前記したとおり、インクは連
結管９を通ってインク溜め８に排出されるようになる。
【００２４】以後のこれらの動作が繰り返され、移行さ
れる合成樹脂管Ｐの外面への印刷が続けられる。このよ
うに、連結管９のインクの流れを、供給による上昇と排
出による下降とに絶えず切り替わるようにすれば、イン
クの滞留が起こらず、このことによってもインク濃度の
バラツキが少なくなり、インクが固まらず、レベルセン
サー７によるレベル検出誤差が起こり難く、レベルセン
サー７の誤検出によるインク切れが防止される。
れる合成樹脂管Ｐの外面への印刷が続けられる。このよ
うに、連結管９のインクの流れを、供給による上昇と排
出による下降とに絶えず切り替わるようにすれば、イン
クの滞留が起こらず、このことによってもインク濃度の
バラツキが少なくなり、インクが固まらず、レベルセン
サー７によるレベル検出誤差が起こり難く、レベルセン
サー７の誤検出によるインク切れが防止される。
【００２５】また、インク溜め２内のインク液面が設定
レベル（Ｌ1 面）以下に低下しても、電磁弁１１を開け
るまでの時間をタイマー等によって遅らせるようにすれ
ば、インク液面がＬ1 面から少しでも低下する度毎に電
磁弁１１の開閉を繰り返すようなことがなく、開閉頻度
は時間遅れがない場合に比べて著しく少なくなり、その
結果電磁弁１１の寿命は著しく延長される。
レベル（Ｌ1 面）以下に低下しても、電磁弁１１を開け
るまでの時間をタイマー等によって遅らせるようにすれ
ば、インク液面がＬ1 面から少しでも低下する度毎に電
磁弁１１の開閉を繰り返すようなことがなく、開閉頻度
は時間遅れがない場合に比べて著しく少なくなり、その
結果電磁弁１１の寿命は著しく延長される。
【００２６】なお、上記の時間の遅れは、その間にイン
クがインク溜め８へ排出されて、インク壺２内のインク
液面が連結管９の上端開口部９１の位置（Ｌ2 面）より
低くなっても、インク壺２内の残留インクによってなお
支障なく印刷できるように設定する必要がある。即ち、
インク壺の最低底面（Ｌ3 面）に達する直前までであ
る。
クがインク溜め８へ排出されて、インク壺２内のインク
液面が連結管９の上端開口部９１の位置（Ｌ2 面）より
低くなっても、インク壺２内の残留インクによってなお
支障なく印刷できるように設定する必要がある。即ち、
インク壺の最低底面（Ｌ3 面）に達する直前までであ
る。
【００２７】
【発明の効果】本発明の印刷装置は、上記のように構成
されているので、インク壺内のインクは、インクの停滞
はなく、インク濃度は均一に保たれる。従って、インク
ロール、タイプホイールや転写ロールへのインクの塗着
や転写が長時間にわたって均一且つ確実に行われ、長尺
物の表面への鮮明な印刷を長時間にわたって施すことが
できる。
されているので、インク壺内のインクは、インクの停滞
はなく、インク濃度は均一に保たれる。従って、インク
ロール、タイプホイールや転写ロールへのインクの塗着
や転写が長時間にわたって均一且つ確実に行われ、長尺
物の表面への鮮明な印刷を長時間にわたって施すことが
できる。
【図１】本発明の実施例及びその使用態様を示す模式図
である。
である。
【図２】図１の主要部の拡大説明図である。
【図３】従来技術及びその使用態様を示す模式図であ
る。
る。
１ 印刷装置 ２ インク壺 ３ インクロール ５ タイプホイール ６ 転写ロール ７ レベルセンサー ８ インク溜め ９ 連結管
Claims (1)
- 【請求項１】 インク壺からインクロールで掬ったイン
クをタイプホイールの版面に塗着し、版面に塗着された
インクを転写ロールの表面に転写し、転写ロールをその
周速と同じ周速度で移動する被印刷物の表面に圧設して
インクを転写することによって被印刷物の表面に印刷を
施す印刷装置であって、インク壺内の底面が上記インク
ロールの周面に対応する曲面とされ、この曲面部分とイ
ンクロールとの間隙はインクロールの回転に支障がない
程度に極力小さくされ、インク壺内のインクロールから
隔てられた位置にインクのレベルを感知するレベルセン
サーが設置され、インク壺内のインクの液面が設定レベ
ル以上に上昇したことを感知するとインクの供給を停止
するインク供給手段が設けられていることを特徴とする
印刷装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7032289A JPH08224855A (ja) | 1995-02-21 | 1995-02-21 | 印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7032289A JPH08224855A (ja) | 1995-02-21 | 1995-02-21 | 印刷装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08224855A true JPH08224855A (ja) | 1996-09-03 |
Family
ID=12354810
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7032289A Pending JPH08224855A (ja) | 1995-02-21 | 1995-02-21 | 印刷装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08224855A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018535857A (ja) * | 2016-02-03 | 2018-12-06 | 杭州科雷機電工業有限公司Ｈａｎｇｚｈｏｕ ＣＲＯＮ Ｍａｃｈｉｎｅｒｙ ＆ Ｅｌｅｃｔｒｏｎｉｃｓ Ｃｏ．， Ｌｔｄ． | 印刷機デジタルインキつぼおよびデジタル化インク供給システム並びにその使用方法 |
-
1995
- 1995-02-21 JP JP7032289A patent/JPH08224855A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018535857A (ja) * | 2016-02-03 | 2018-12-06 | 杭州科雷機電工業有限公司Ｈａｎｇｚｈｏｕ ＣＲＯＮ Ｍａｃｈｉｎｅｒｙ ＆ Ｅｌｅｃｔｒｏｎｉｃｓ Ｃｏ．， Ｌｔｄ． | 印刷機デジタルインキつぼおよびデジタル化インク供給システム並びにその使用方法 |
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