JPH08224757A - 射出成形金型 - Google Patents
射出成形金型Info
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- JPH08224757A JPH08224757A JP3373395A JP3373395A JPH08224757A JP H08224757 A JPH08224757 A JP H08224757A JP 3373395 A JP3373395 A JP 3373395A JP 3373395 A JP3373395 A JP 3373395A JP H08224757 A JPH08224757 A JP H08224757A
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Abstract
とのできる射出成形金型を提供する。 【構成】射出成形金型において、キャビティ部10の金
型面を構成する金型部材6,7,8の内、少なくとも1
面31Bは、他の金型部材7,8よりも熱伝導率が高い
金型部材6により形成されている。
Description
形法に用いる射出成形金型に係わり、詳しくは、射出成
形品の高精度を要求される面への転写性を向上させる射
出成形金型に関する。
どの光学素子を射出成形する場合、成形品の各部の肉厚
の違いにより冷却速度が異なり、これによる各部での収
縮率の違いは不均一な応力分布を引き起こし、その結果
として成形品の面精度を損なうという問題がある。これ
を解決する手段として、特開昭62−80015号公報
所載の技術が開示されている。この従来技術を図8〜図
10により説明する。図8はレンズ成形用金型の縦断面
図、図9は図8のA−A断面図、図10は図8の可動入
駒部をパーティング面からみた平面図である。図8にお
いて、101aは、互いに対向して配設される金型の一
方の金型架体に係る固定架体、101bは、他の一方の
金型架体に係る可動架体である。
2aが組合わされて金型の取付板103aにより、前記
スリーブのフランジ部104aを前記固定架体101a
と挟持するように固定される。固定スリーブ102aの
組合わせ固定後、固定スリーブ102aの外周と固定架
体101aとの境界に、第1の空隙(以下エアギャップ
という)105aと第2の空隙(以下エアギャップとい
う)106aが形成されるように、前記固定スリーブ1
02aの外周には段差部124を設けるか寸法的に形状
が配慮されている。107aは、キャビティ108の一
部を形成する固定入駒であり、前記固定スリーブ102
aに嵌着されている。固定入駒107aと固定スリーブ
102aと合わせて固定入駒部と称する。
と取付版103aとを貫通して、冷却穴109が穿設さ
れ、仕切板110がそれぞれの冷却穴109に挿入固定
されている。これら冷却穴109は、取付板103aの
冷媒導入部111に連通し、外部の冷却装置および制御
装置(図示せず)に連動して冷媒が固定入駒107a内
を循環できるようになっている。113は温度感知セン
サーであり、リード線113aにより金型外部に導か
れ、前記温度制御装置に結線されている。一方、前記固
定スリーブ102aにはヒータ112が、キャビティ中
心軸に対して軸対称に配置されている。図9は、前記冷
却穴109およびヒータ112の配置例を示したもので
ある。ヒータ112からのリード線112aは、固定架
体101aに形成されている環状の溝114にいったん
導かれ、前記温度制御装置に結線されている。上記ヒー
タ112および冷却穴109の配置(挿入深さや中心軸
からの距離)は、レンズの形状や大きさにより適宜選択
される。そして、その配置は好ましくは、キャビティ面
108a,108bに対して、軸対称で、かつ等距離に
配置されることが望ましい。
動架体101bには、前記固定入駒107a、固定スリ
ーブ102aに対向し、可動入駒107b、可動スリー
ブ102bが配置されている。すなわち、キャビティ1
08を形成するための可動入駒107bが型開き方向に
摺動可能に可動スリーブ102bに嵌め合わされ、その
可動スリーブ102bが可動架体101bに組み合わさ
れ固定されている。可動入駒107bと可動スリーブ1
02bとを合わせて可動入駒部と称する。可動入駒部に
もヒータ112および冷却穴109が同様に設けられて
いる。可動入駒部のヒータ112および冷却穴109
は、好ましくはキャビティ108の中心軸に対し、軸対
称に配置されるとともに、その配置距離は、固定入駒部
のヒータ112および冷却穴109と等しくなることが
望ましい。
との境界には、固定側と同様第1のエアギャップ105
bと第2のエアギャップ106bが形成されるように、
可動スリーブ102bの外周部に段差部124を設ける
か寸法的に形状が配慮されている。段差部124は、固
定,可動入駒部と金型架体との境界、図8では固定スリ
ーブ102aと固定架体101a,可動スリーブ102
bと可動架体101bとの境界接触部となるもので、こ
の段差部と金型架体とは円柱面で接触するように構成さ
れており、他の境界部に断熱部となる第1のエアギャッ
プ105a,105b、第2のエアギャップ106a,
106bが形成されているものである。115は、固
定,可動入駒107a,107b間に溶融樹脂を充填す
るキャビティ108を形成しうるように前記可動入駒1
07bを押圧する加圧手段である。116はスプル、1
17はランナ、118はゲートを示し、これらは溶融樹
脂の通路を形成するとともに、キャビティ108への樹
脂充填通路となっている。
のパーティング面で、固定入駒部,固定架体と可動入駒
部,可動架体との合わせ面であり分離面となるものであ
る。123は、金型結合のための受板である。120は
固定スリーブ102aおよび可動スリーブ102bのパ
ーティング面119に円状に形成した第3のエアギャッ
プともいうべき断熱溝である。この断熱溝120は、図
10に示すように、ランナ117、ゲート118など溶
融樹脂充填通路と交錯しないように部分的に不連続部1
22を形成している。121は固定架体101a,可動
架体101bに穿設された冷却穴であり、前記固定,可
動入駒107a,107bに穿設された冷却穴109と
は、金型内で連結しておらず、金型架体部のみで独立し
て温度調節できるようになっている。
入駒部だけの加熱、冷却を可能としたため、成形サイク
ルの大幅短縮が可能となり、さらに前記キャビティ面1
08a,108bの温度分布幅を極めて小さくすること
ができる。その効果を発揮する第1の特徴は、架体部と
スリーブとの間に第1のエアギャップ105a,105
bと第2のエアギャップ106a,106bを形設した
ことにある。これらのエアギャップの断熱効果により、
架体部と入駒部との大部分の熱移動が遮断可能となった
ためである。これらのエアギャップの寸法g1 ,g2 は
架体部とスリーブ間で伝導による熱移動が生じない寸法
であれば良く、好ましくは5μm以上が効果的である。
ィング面119での接触による熱移動を遮断する第3の
エアギャップを固定,可動スリープ102a,102b
の段差部124の近傍のパーティング面に形設したこと
にある。前記断熱溝120の寸法は、溝幅g3 は、段差
部124でのスリーブと架体部間の熱流すなわち熱移動
を防止できる寸法であれば良く、好ましくは5μm以上
が最適である。また、溝深さlは、ヒータ112の位置
やキャビティ108の大きさによって決まるが、基本的
には溝幅g3 と同様、段差部での熱移動を遮断できる寸
法であれば良く、好ましくは5mm以上が最適である。
との間に設けたエアギャップと、スリーブパーティング
面に設けた断熱溝20により、入駒部だけの加熱冷却を
キャビティ面の温度分布を小さくしたまま行うことがで
きるようになった。これによりレンズ成形サイクルの大
幅な短縮が可能となり、レンズのコスト低減に寄与する
ところが大きいというものである。
術による金型部材に空隙(エアギャップ)や断熱溝を設
けて成形品の冷却を均一化する手段は、徐冷効果が薄い
ため、厚肉成形品になると、内部応力分布が不均一とな
り、これを可動側入駒部により圧縮しても、レンズ・プ
リズムなどの光学素子の成形品では、良好な面精度は得
られないという問題点があった。
れたもので、請求項1、2または3に係る発明の目的
は、精度を必要とされる面の転写性を向上させることの
できる射出成形金型を提供することである。
に、請求項1、2または3に係る発明は、射出成形金型
において、キャビティ部の金型面を構成する金型部材の
内、少なくとも1面は、他の金型部材よりも熱伝導率が
高い金型部材により形成されていることを特徴とする。
射出成形金型内に溶融した樹脂を射出し、ヒケ限界圧以
下の保圧を掛けると、その冷却過程で他の金型部材より
も熱伝導率が高い材料で作製された部材に接している成
形品の面にのみヒケが発生し、これにより他の金型面の
転写性が向上する。請求項2に係る発明の作用では、上
記作用に加え、熱伝導率が高い金型部材の金型面を微細
な砂目面とすることにより、冷却過程における樹脂の剥
離を促進させる。請求項3に係る発明の作用では、上記
作用に加え、熱伝導率が高い金型部材を入子化すること
により、軟質金属を用いても、型締め力により変形する
恐れがなくなる。
品たるプリズムの斜視図、図2は射出成形金型の斜視
図、図3は射出成形金型のキャビティ部の拡大斜視図、
図4はキャビティ部の拡大断面図である。
であり、鏡面に仕上げられるべき光学機能面たるA面1
3、B面14およびC面15を有する。これらの光学機
能面を挟んで、側面35、36が形設され、側面36に
は、ゲート36a、ランナ36bが連設している。本実
施例では、このプリズム12を成形する射出成形金型に
ついて説明する。
可動金型とからなり、固定金型は、主に固定側取付板1
と固定側型板2と固定側型板2に埋設された固定側スリ
ーブ9とから構成されている。可動金型は、主に可動側
型板3とスペーサブロック4と可動側取付板5と可動型
板3に埋設された可動側スリーブ6とから構成されてい
る。可動スリーブ6は炭素鋼からなり、2ヵ所に可動金
型側のキャビティ部10が配設されている。キャビティ
部10は、図3に示すように、可動スリーブ6に穿設さ
たプリズム12の厚さに相当する幅の長方形の穴と、そ
の穴に挿設された鏡面入子7、8とによって形成されて
いる。前記長方形の穴の側面31A,31Bの表面は、
図4に示すように、微細な砂目面37に仕上げられてい
る。鏡面入子7、8は、プリズム12のA面13、C面
15を形成する金型部材であり、可動スリーブ6より熱
伝導率の低いジルコニアからなる。A面13、C面15
に相当する鏡面入子7、8の表面は鏡面に仕上げられて
いる。可動スリーブ6の長方形の穴の側面31Bの側に
は、溶融樹脂が流れ込むゲ−ト部11が刻設されてい
る。
部材は、固定側スリーブ9である。固定側スリーブ9の
表面は、プリズム12のB面14を形成する。固定スリ
ーブ9はジルコニアからなり、表面は鏡面に仕上げられ
ている。可動金型側のキャビティ部10と固定金型側の
固定スリーブ9の表面とでキャビティを構成するもので
ある。
に示す射出成形金型を閉じた状態で、図示を省略した射
出成形機のノズルより、射出成形金型のキャビティに溶
融した樹脂を射出する。その後、図3に示すゲート部1
1の樹脂が固化するまで、ヒケ限界圧以下の圧力を保圧
として掛ける。キャビティを形成する面の中で、側面3
1A,31Bを形成している可動スリーブ6は、図3の
鏡面入子7、8および図2の固定側スリーブ9よりも熱
伝導率が高いため、図4に示すように、樹脂が固化する
段階において、樹脂32の可動側スリーブ6に接触した
部分は、いち早くスキン層33を形成するが、保圧が低
いため樹脂32が砂目面37に十分に充填されず、側面
31A,31Bと樹脂32との間に空気層34が点在し
剥離しやすくなる。その後、収縮による内部応力によっ
て引っ張られ、結果としてプリズム12の側面35、3
6(図1参照)がヒケることになる。これにより、プリ
ズム12の光学機能面たる鏡面のA面13、B面14お
よびC面15は転写性が良好となる。
ティを形成する鏡面部より、側面部の金型面の熱伝導率
を高くし、加えて表面を砂目面にすることで、鏡面部以
外の面にヒケを誘発し、鏡面部の転写性が良好なプリズ
ムを得ることができる。また、熱伝導率の異なる材料
を、成形品の形状に合わせて使い分けることにより、高
精度の成形品を得る射出成形金型を簡単な構造にするこ
とができる。
用いたが、これに替えて、炭化ケイ素、銅またはアルミ
ニウムなどを用いてもよい。また、鏡面入子および固定
側スリーブに、ジルコニアを用いたが、これに替えて、
アンバー36Ni鋼または熱伝導率の低いセラミックス
などを用いてもよい。キャビティを構成する金型材料の
熱伝導率を表1に示す。これらの材料を選択する場合
は、各材料の熱伝導率の差に注意する必要がある。
ズム、すなわち光学素子を例として挙げたが、同様の形
状で高い面精度を要求される成形品ならば、光学素子以
外のものであっても適用することができる。
ャビティ部の拡大斜視図である。本実施例の成形品と射
出成形金型の基本的構造は実施例1と同様のため、異な
る部分のみ説明し、共通部分の図と説明を省略する。す
なわち、本実施例の成形品は実施例1の図1に示すプリ
ズム12と同一である。また、本実施例の射出成形金型
の構造もキャビティ部20を除いて図2に示す通りであ
る。
20は、可動側型板3に埋設されている可動スリーブ1
8内に配設されている。可動スリーブ18は炭素鋼から
なり、熱伝導率に関しては特に考慮されていない。可動
スリーブ18内の長方形の穴には、実施例1と同一の形
状寸法および仕上げ面を有する鏡面入子7、8と、これ
を挟持するように挿設されたプレート16、17とで囲
繞する空間にて、キャビティ部20が形成されている。
プレート16、17は、鏡面入子7、8よりも熱伝導率
が高い軟質の金属(銅、アルミニウムなど)からなり、
キャビティを構成する側面21A,21Bは、図4に示
す微細な砂目面37に仕上げられている。鏡面入子7、
8の材料には、ステンレス鋼を用いている。また、プレ
ート17の上面には、溶融樹脂が流れ込むゲート部19
が刻設されている。
部材は、固定側スリーブ9であり、実施例1と同一の形
状寸法および仕上げ面を有し、材料はステンレス鋼を用
いている。可動金型側のキャビティ部20と固定金型側
の固定スリーブ9の表面とでキャビティを構成するもの
である。
施例は、キャビティ部20の構造において、実施例1の
可動側スリーブ6の側面31A,31Bに替えて、プレ
ート16、17の側面21A,21Bとしたものであ
り、実施例1の作用と同一のため、詳細な説明を省略す
る。しかしながら、実施例1のように、可動側スリーブ
全体を熱伝導率の高い銅、アルミニウムなどの軟質金属
で形成した場合は、コストが高くなり、しかも成形機の
型締め力に耐えられず、変形する恐れがある。本実施例
のプレート16、17のように、キャビティ部20を構
成する金型部材の一部を入子化することにより、コスト
を抑え、かつ型締め力は周囲の可動側スリーブ18で受
けるように構成したので、変形の恐れがなくなる。
え、熱伝導率が高い軟質の金属を、キャビティを構成す
る金型部材として使用したので、コストを抑え、かつ型
締め力による変形を防止することができる。また、キャ
ビティ部の側面に微細な砂目面を設ける場合、可動スリ
ーブの穴の内面を加工するよりも、入子化した金型部材
の外表面を加工する方が、マスキングし易く、加工が容
易である。
ミニウムを用いたが、これに替えて、炭素鋼または炭化
ケイ素を用いてもよい。また、鏡面入子および固定側ス
リーブに、ステンレス鋼を用いたが、これに替えて、ジ
ルコニア、アンバー36Ni鋼または熱伝導率の低いセ
ラミックスを用いてもよい。これらの材料を選択する場
合は、実施例1と同様に、表1に示す各材料の熱伝導率
の差に注意する必要がある。
品たるプリズムの斜視図、図7は射出成形金型のキャビ
ティ部の拡大斜視図である。図6に示すように、本実施
例の成形品たるプリズム22は、基本的形状寸法は実施
例1のプリズム12と同一であるが、ゲート36aを有
する側面36とは反対側の側面23には、製品への取付
部24が突設されており、この部分は寸法精度が要求さ
れている。また、本実施例の射出成形金型の構造は、可
動金型側のキャビティ部30を除いて図2に示す通りで
あり、実施例1と同様のため、異なる部分のみ説明し、
共通部分の図と説明を省略する。
いて、実施例1の可動側スリーブ6の側面31Bに替え
て、実施例2のプレート17の側面21Bとしたもので
あり、かつ、可動側スリーブ26の側面31Aに寸法精
度の高い凹部27を凹設している。図7において、可動
金型側のキャビティ部30は、可動側型板3に埋設され
ている可動スリーブ26内に配設されている。可動スリ
ーブ26は炭素鋼からなり、その長方形の穴には、実施
例1と同一の形状寸法および仕上げ面を有する鏡面入子
7、8と、溶融樹脂を供給する側に挿設されたプレート
17と、可動スリーブ26の側面31Aと、プリズム2
2の取付部24に相当する凹部27とで囲繞する空間に
て、キャビティ部30が形成されている。プレート17
は、鏡面入子7、8よりも熱伝導率の高い材料(銅、ア
ルミニウムなど)からなり、キャビティを構成する側面
21Bは、図4に示す微細な砂目面37に仕上げられて
いる。鏡面入子7、8の材料には、ステンレス鋼を用い
ている。また、プレート17の上面には、溶融樹脂が流
れ込むゲート部19が刻設されている。
部材は、固定側スリーブ9であり、実施例1と同一の形
状寸法および仕上げ面を有し、材料のみステンレス鋼を
用いている。可動金型側のキャビティ部30と固定金型
側の固定スリーブ9の表面とでキャビティを構成するも
のである。
例1と同様に射出され、引け限界以下の保圧を掛けられ
た樹脂は、固化する段階でプレート17に接した部分、
すなわちプリズム22の側面36には、実施例1で説明
した作用と同一の作用によりヒケを生じ、他のA面1
3、B面14、C面15、および取付部24を突設した
側面23への転写性が良好となる。
ティを形成する金型面の内、ヒケを誘発させたい面にの
み、他の面を構成する材料に比べ、熱伝導率の高い材料
を使用することで、成形品の光学機能面たる鏡面部に加
え、寸法精度が必要な機械構造を形成する面にも良好な
転写性を得ることができる。
成する面とを有する成形品を例としているが、機械構造
を形成する面のみの成形品に適用してもよいことは、勿
論である。また、キャビティを構成する金型部材の材料
の選択は、熱伝導率の差に注意して、表1に示す材料の
中から行えばよい。
調機構は、省略して説明してあるが、従来技術と同様に
金型本体に配設されている。また、ヒケを誘発する熱伝
導率が高い金型部材には、冷却穴を設けて、金型本体と
は独立した冷却機構を設けて、さらに冷却を促進させる
こともできる。
ば、射出成形金型のキャビティを形成する金型部材に、
熱伝導率の異なる材料を用い、少なくとも一面に故意に
ヒケを誘発させることにより、成形品における精度の必
要な面への転写性を向上させることができる。請求項2
に係る発明によれば、上記効果に加え、冷却過程におけ
る樹脂と金型面の剥離が促進され、より高精度の成形品
を得ることができる。請求項3に係る発明によれば、上
記効果に加え、熱伝導率の差が大きい材料を金型部材間
に選択使用することができ、ヒケを促進させ、より高精
度の成形品を得ることができる。
る。
斜視図である。
斜視図である。
る。
斜視図である。
る。
面からみた平面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】キャビティ部の金型面を構成する金型部材
の内、少なくとも1面は、他の金型部材よりも熱伝導率
が高い金型部材により形成されていることを特徴とする
射出成形金型。 - 【請求項2】前記他の金型部材よりも熱伝導率が高い金
型部材の金型面は、微細な砂目面からなることを特徴と
する請求項1記載の射出成形金型。 - 【請求項3】前記他の金型部材よりも熱伝導率が高い金
型部材は、入子化されていることを特徴とする請求項1
記載の射出成形金型。
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